JP6401571B2 - パネル板の取り付け構造 - Google Patents
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Description
請求項2の発明は、前記固定金具は、L字形をし、一片が上下枠材に固定され、他片が縦枠材に固定されることを特徴とする請求項1記載のパネル板の取り付け構造である。
請求項3の発明は、固定金具の一片は、上下枠材のパネル板嵌合溝の溝底片部に固定され、他片は、縦枠材の第一嵌合溝部の溝底片部に固定されることを特徴とする請求項2記載のパネル板の取り付け構造である。
請求項4の発明は、パネル板の横方向一方の端縁が遊端となる部位に取り付けられる縦枠材は、第二嵌合溝部が塞ぎ部材で塞がれていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1記載のパネル板の取り付け構造である。
請求項5の発明は、塞ぎ部材は、縦枠材の第一嵌合溝部の溝底片部側から螺入したビスにより固定されることを特徴とする請求項4記載のパネル板の取り付け構造である。
請求項6の発明は、パネル体の端縁部は、該パネル体の端縁部から突出する取り付け部材を介して天井部、床部に支持されるものであり、パネル体端縁部と縦枠材とのあいだに間隙を存する状態で取り付け部材の突出部が縦枠材の第二嵌合溝部に嵌合固定されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1記載のパネル板の取り付け構造である。
請求項2の発明とすることにより、上下枠材と縦枠材との固定がL字形の固定金具を用いて簡単にできることになる。
請求項3の発明とすることにより、固定金具は、各片部がパネル板を嵌合するため上下枠材および縦枠材に形成の嵌合溝の溝底片部に固定されるため、パネル板に隠されたものとなって外部に露出してしまうことがなく、外観を損なうことがない。
請求項4の発明とすることにより、縦枠材を遊端として自立させた場合に外部に露出する第二嵌合溝部は塞ぎ部材によって塞がれることとなって外観性が向上する。
請求項5の発明とすることにより、塞ぎ部材を縦枠に固定するためのビスが外部に露出することがなく、外観性が損なわれることがない。
請求項6の発明とすることにより、肉厚のパネル体と肉薄のパネル板との取り付け固定が簡単になる。
また下枠材5についても上枠材4と同様であって、本体部5a、ビス5bを介して該本体部5aに固定される押し縁5cを備えて構成され、パネル板3を嵌合するための嵌合溝5dの床部F側に設けられる溝底片部5eからアンカーボルト5fを螺入することで下枠材5の床部Fへの固定取り付けができるようになっている。さらに嵌合溝5dの溝底部5gは、溝幅が溝開口側の溝幅よりも幅広になっていて後述する固定金具6の一片6aを抜止め状に嵌合係止するようになっている。
さらに縦枠材7は、第一嵌合溝部7aの開口端から前後方向に折曲する第一片部7f、該第一片部7fの前後方向外端から左右方向外方に向けて折曲する第二片部7g、該第二片部7gの左右方向外端が前後方向外方に向けて折曲する第三片部7h、該第三片部7hの前後方向外端から左右方向外方に向けて折曲する第四片部7i、該第四片部7iの左右方向外端から前後方向内方に向けて折曲され、左右方向内端が前記第二嵌合溝部7bの溝脚片部7jの左右方向外端に接続する第五片部7kを備えたフォロー形状(中空形状)に形成されている。
このように取り付け部材2に取り付け固定された縦枠材7の上下端部に当接するようにして上下枠材4、5が組み込まれることになるが、上下枠材4、5の溝底部4g、5gには、L字形をした前記固定金具6の一片6aが抜止め状に嵌入係止されているが、該一片6aは、ビス6cを介して上下枠材4、5の溝底片部4e、5eに固定されている。そしてこの固定金具6の他片6bを、縦枠材7の溝底部7eに左右方向内方から嵌入させた状態で、該他片6bをビス6dを介して縦枠材第一嵌合溝溝底片部7cに固定すると共に、上下枠材4、5の溝底片部4e、5eをビス4f、アンカーボルト5fを介して天井部H、床部Fに固定することで、押し縁4c、5cを取り外した状態での上下枠材(本体部4a、5a)4、5の取り付けができ、これにより縦枠材7の上下枠材4、5を介しての躯体側に対する取り付けができるようになっている。
因みに取り付け部材2の上下端縁部は、固定金具他片6bを縦枠材第一嵌合溝溝底片部7cに固定するためのビス6d螺入位置までは至らない(天井部H、床部Fから離間した)短いものとして設定され、そしてビス1g、1fを介して天井部H、床部Fにそれぞれ固定された上下支持金具1i、1jが取り付け部材2の上下端縁部に嵌入するようになっており、これによって取り付け部材2の上下端縁部と天井部H、床部Fとのあいだの隙間を塞いでいるが、該上下支持金具1i、1jはパネル板3側が開口した平面視でコ字形をしており、これによって前記固定金具他片6bを縦枠材第一嵌合溝溝底片部7cに固定するためのビス6dが上下支持金具1i、1jに螺入することがないように設定されている。
尚、パネル板3同士を一連状に連結する構成として、方立8を用いて連結する場合(図2(A)参照)、ジョイント材9を用いて連結する場合(図2(B)参照)、さらにはシール材10を用いて連結する場合(図2(C)参照)が例示され、これらの何れを用いてもよいことは勿論である。
一方、縦枠材7の第二嵌合溝部7bには、壁面部W側が開口した補助部材12の跨部12aが内嵌した状態で、該跨部12aがビス12cを介して第一嵌合溝溝底片部7cに固定されることで補助部材12は縦枠材7に取り付けられているが、補助部材12の脚片部12bと第二嵌合溝部溝脚片部7jとのあいだには前記支持部材脚片部11bが嵌入するだけの隙間が設けられている。
そして壁面部Wに固定された支持部材11の脚片部11bに、補助部材脚片部12bと第二嵌合溝部溝脚片部7jとのあいだの隙間が外嵌するよう縦枠材7を組付けることで壁面部Wに対する縦枠材7の取り付けがなされ、該取り付けられた縦枠材7を固定金具6を介して前述したように上下枠材4、5に取り付け固定することで縦枠材の躯体側への取り付けができるようになっている。尚、本実施の形態では、支持部材11と補助部材12とは固定しない構成になっているが、壁面部Wと第五片部7kとのあいだの隙間を利用して脚片部同士11b、12bをビス固定して一体化してもよいことは勿論である。
そのうえ固定金具6は、各片部6a、6bがパネル板3を嵌合取り付けするため上下枠材4、5および縦枠材7に形成のパネル板嵌合溝4d、5d、7aの溝底片部4e、5e、7cに固定されるため、パネル板3の組込み後においては、該パネル板3によって隠されたものとなって外部に露出してしまうことがなく、外観を損なうことがない。
しかもこと塞ぎ部材13は、第一嵌合溝溝底片部7cから螺入したビス13eにより縦枠材7に固定されるため、このビス13eもパネル板3に隠れて外部に露出することがなく、外観性を損なうことがない。
そのうえパネル体1の端縁部は、該パネル体1の端縁部から突出する取り付け部材2を介して天井部H、床部Fに支持されるものであるが、この場合に、パネル体1の端縁部と縦枠材7とのあいだに間隙を存する状態で取り付け部材2の突出部となる溝底片部2bおよび脚片部2aの突出端側部位が縦枠材7の第二嵌合溝部7bに嵌合固定されている結果、取り付け部材2と縦枠材7との取り付け固定が容易かつ確実になって組み込み作業の作業性が向上する。
2 取り付け部材
2a 脚片部
3 パネル板
4 上枠材
4a 本体部
4c 押し縁
4d 嵌合溝
4e 溝底片部
4f ビス
4g 溝底部
5 下枠材
5a 本体部
5c 押し縁
5d 嵌合溝
5e 溝底片部
5fアンカーボルト
5g 溝底部
6 固定金具
6a 一片
6b 他片
7 縦枠材
7a 第一嵌合溝部
7b 第二嵌合溝部
7c 第一嵌合溝溝底片部
7d 第二嵌合溝溝底片部
7e 溝底部
11 支持部材
11a 跨部
11b 脚片部
12補助部材
13塞ぎ部材
13a本体部
13e ビス
F 床部
H 天井部
W 壁面部
Claims (6)
- 一枚板状のパネル板を、該パネル板よりも肉厚のパネル体の端縁部に縦枠材を介して取り付けるにあたり、該縦枠材には、パネル板を嵌合するための第一嵌合溝部と、パネル体の端縁部を支持する取り付け部材が嵌合する第二嵌合溝部とが内外に形成される一方、該縦枠材は、パネル板の上下端縁部を天井部、床部に支持すべく天井部、床部に固定された上下枠材に固定金具を介して取り付け固定されるものであり、さらにパネル板の横方向一方の端縁部が遊端状態で取り付けられるものである場合に、該遊端部となる端縁に設けられる縦枠材は、前記横方向一方の端縁が遊端となるパネル板を天井部、床部に支持するための上下枠材に取り付け固定することで同じものが用いられるようにするとともに、前記パネル体の端縁部を支持する取り付け部材は上下端縁部が天井部、床部から離間し、該離間する取り付け部材の上下端縁部を天井部、床部に固定される上下支持金具により支持する一方、該取り付け部材の上下端縁部を支持する上下支持金具と前記縦枠材を上下枠材に取り付け固定する固定金具とが締結されない構成にしたことを特徴とするパネル板の取り付け構造。
- 前記固定金具は、L字形をし、一片が上下枠材に固定され、他片が縦枠材に固定されることを特徴とする請求項1記載のパネル板の取り付け構造。
- 固定金具の一片は、上下枠材のパネル板嵌合溝の溝底片部に固定され、他片は、縦枠材の第一嵌合溝部の溝底片部に固定されることを特徴とする請求項2記載のパネル板の取り付け構造。
- パネル板の横方向一方の端縁が遊端となる部位に取り付けられる縦枠材は、第二嵌合溝部が塞ぎ部材で塞がれていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1記載のパネル板の取り付け構造。
- 塞ぎ部材は、縦枠材の第一嵌合溝部の溝底片部側から螺入したビスにより固定されることを特徴とする請求項4記載のパネル板の取り付け構造。
- パネル体の端縁部は、該パネル体の端縁部から突出する取り付け部材を介して天井部、床部に支持されるものであり、パネル体端縁部と縦枠材とのあいだに間隙を存する状態で取り付け部材の突出部が縦枠材の第二嵌合溝部に嵌合固定されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1記載のパネル板の取り付け構造。
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