JP6645812B2 - 防煙垂れ幕及び該防煙垂れ幕の製造方法 - Google Patents

防煙垂れ幕及び該防煙垂れ幕の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、火災時等の煙の拡散を防ぐために天井等に設置される防煙垂れ幕及び該防煙垂れ幕の製造方法に関するものである。
従来、この種の発明には、例えば特許文献1に記載のもののように、略環状に構成された固定枠(10)と、前記固定枠(10)に対し枠外方向へ移動するように係合した可動枠(20)と、前記可動枠(20)の枠内側に両面テープ(31)によって止着された可撓性の垂れ幕本体(30)と、前記固定枠と前記可動枠の間に設けられて前記可動枠を枠外方向へ引っ張る可動枠引張手段(40)とを具備した防煙垂れ幕がある。
この従来技術によれば、軽量且つ可撓性の垂れ幕本体(30)を用いているため、震災等により万が一落下した場合でも、旧来のガラス板性の垂れ幕本体を用いた製品に比べ、その落下時の破損や衝撃を緩和することができる。
しかしながら、前記従来技術では、可撓性の垂れ幕本体(30)を可動枠(20)に対し両面テープ(31)により止着するようにしているため、可動枠引張手段(40)による引張力が強すぎた場合等に、垂れ幕本体(30)が可動枠(20)から外れてしまうおそれがある。また、可動枠(20)を可動枠引張手段(40)により引っ張った際に、垂れ幕本体(30)の端部側が固定枠(10)の内壁面に擦れてずれてしまうおそれもある。
そこで、前記垂れ幕本体と前記可動枠との新規な止着構造が求められるが、同時に、可動枠が厚肉になって外観上の体裁を損ねないことや、組立性が損なわれないこと等も求められる。
特開2013−240366号公報
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたものであり、その課題とする処は、簡素構造でもって垂れ幕本体の止着性能を向上することができる防煙垂れ幕及び該防煙垂れ幕の製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するための一手段は、以下の構成を具備する。
可撓性シート状の垂れ幕本体と、該垂れ幕本体の上下端部及び左右端部が止着される枠状部材とを備え、天井部に対し略垂下状に設けられる防煙垂れ幕において、前記垂れ幕本体の端部側には、該垂れ幕本体を厚み方向に貫通し該垂れ幕本体の両面から突出する係止部材が設けられ、前記枠状部材には、前記垂れ幕本体の端部側を凹状に覆う係合凹部が設けられ、前記係合凹部は、前記係止部材を内在し係止し、前記枠状部材は、上下の横枠と左右の縦枠とからなる矩形枠状の固定枠と、前記垂れ幕本体の左右方向の端部に止着されるとともに前記縦枠に対し枠外方向へ移動するように係合した可動枠とを備え、前記可動枠は、前記係合凹部を有する可動枠本体と、前記係合凹部の開口側に着脱可能に嵌り合う棒状部材とを具備し、前記係合凹部の奥側に前記係止部材を配置するとともに、前記係合凹部の開口側の内壁面と前記棒状部材との間に前記垂れ幕本体を挟むようにして、前記係止部材を係止していることを特徴とする防煙垂れ幕。

本発明は、以上説明したように構成されているので、簡素構造でもって垂れ幕本体の止着性能を向上することができる。
本発明に係る防煙垂れ幕の一例について、設置状態を示す正面図である。 図1における(II)-(II)線に沿う断面図である。 図1における(III)-(III)線に沿う断面図である。 同防煙垂れ幕の垂れ幕ユニットを示し、(a)は組み立て前の要部斜視図であり、(b)は組み立て後の要部斜視図である。 係止部材が止着された垂れ幕本体を示す要部拡大正面図である。 係止部材が止着された垂れ幕本体を示す要部拡大断面図である。 縦枠及び可動枠の切断面において、組み立て手順を(a)〜(d)に順次に示す図である。 横枠の切断面において、組み立て手順を(a)〜(b)に順次に示す図である。 防煙垂れ幕を上側支持枠に装着しようとしている状態を示す断面図である。
本実施の形態の第一の特徴は、可撓性シート状の垂れ幕本体と、該垂れ幕本体の上下端部及び左右端部が止着される枠状部材とを備え、天井部に対し略垂下状に設けられる防煙垂れ幕において、前記垂れ幕本体の端部側には、該垂れ幕本体を厚み方向に貫通し該垂れ幕本体の両面から突出する係止部材が設けられ、前記枠状部材には、前記垂れ幕本体の端部側を凹状に覆う係合凹部が設けられ、前記係合凹部は、前記係止部材を内在し係止している。
第二の特徴としては、前記係止部材は、ステープラ用の針であり、その両端側が前記垂れ幕本体に挿通されて折り曲げられている(図6参照)。
第三の特徴としては、前記枠状部材は、上下の横枠と左右の縦枠とからなる矩形枠状の固定枠と、前記垂れ幕本体の左右方向の端部に止着されるとともに前記縦枠に対し枠外方向へ移動するように係合した可動枠とを備え、前記可動枠は、前記係合凹部を有する可動枠本体と、前記係合凹部の開口側に着脱可能に嵌り合う棒状部材とを具備し、前記係合凹部の奥側に前記係止部材を配置するとともに、前記係合凹部の開口側の内壁面と前記棒状部材との間に前記垂れ幕本体を挟むようにして、前記係止部材を係止している(図7参照)。
第四の特徴としては、前記可動枠本体には、前記垂れ幕本体の面に沿って前記棒状部材を嵌め合せる凹溝が形成され、該凹溝の延設方向の端部は、前記棒状部材を長手方向へ挿入可能に開口している。
第五の特徴としては、前記枠状部材を天井部に止着するための上側支持枠が具備され、前記枠状部材の上端側には、両端部を前記枠状部材から垂れ幕厚み方向へ突出させるようにして平坦状部材が止着され、前記上側支持枠は、前記枠状部材の垂れ幕厚み方向の両面と上端面とを覆う断面凹状に形成されるとともに、前記両面に対向する内壁面に、前記平坦状部材の前記両端部を掛止する掛止凸部を有する(図9参照)。
第六の特徴としては、防煙垂れ幕の製造方法であって、前記垂れ幕本体の端部側に前記針を挿通し折り曲げる工程を含む。
第七の特徴としては、防煙垂れ幕の製造方法であって、前記係合凹部内の奥側に、前記係止部材を含む前記垂れ幕本体の端部側を配置した後、前記棒状部材を前記凹溝の端部開口から前記凹溝内に挿入する工程を含む。
なお、後述する具体的実施態様では、上記特徴の一部を含まずに、以下の構成要件のみを必須とした独立した発明も開示している。
すなわち、この独立した発明の一つは、可撓性シート状の垂れ幕本体と、該垂れ幕本体の上下端部及び左右端部が止着される枠状部材とを備え、天井部に対し略垂下状に設けられる防煙垂れ幕において、前記枠状部材を天井部に止着するための上側支持枠が具備され、前記枠状部材の上端側には、両端部を前記枠状部材から垂れ幕厚み方向へ突出させるようにして平坦状部材が止着され、前記上側支持枠は、前記枠状部材の垂れ幕厚み方向の両面と上端面とを覆う断面凹状に形成されるとともに、前記両面に対向する内壁面に、前記平坦状部材の前記両端部を掛止する掛止凸部を有する。
この発明によれば、簡易な構造により、枠状部材を上側支持枠に掛止することができる。
<具体的実施態様>
次に、上記特徴を有する好ましい実施例を、図面に基づいて詳細に説明する。
なお、本明細書中、「枠内方向」とは、垂れ幕本体の面に沿って環状の枠状部材の内側へ向かう方向を意味し、「枠外方向」とは、前記枠内方向に対する逆方向を意味する。また、「幕厚方向」とは、垂れ幕本体の厚み方向を意味する。
図1〜図3は、本発明に係る防煙垂れ幕の設置状態を示している。
この防煙垂れ幕は、横幅方向に並ぶ複数の垂れ幕ユニット1を、天井部aに対し略垂下状止着してなる。
この垂れ幕ユニット1は、天井部aと、該天井部aに対し略垂直な側方側の壁部bとで囲まれた部分に、横幅方向へ複数(図示例によれば左右に2つ)並んで略垂下状に設置される。なお、垂れ幕ユニット1の数は、単数又は3以上とすることも可能である。
各垂れ幕ユニット1は、可撓性シート状の垂れ幕本体10と、該垂れ幕本体10の上下端部及び左右端部が止着される枠状部材20とを備える。
垂れ幕本体10は、可撓性を有する難燃性もしくは不燃性(より好ましくは耐火性)のシート材であり、横幅方向へ長尺な平面視矩形状に形成されている。この垂れ幕本体10の材質は、例えば、ガラスクロスや、シリカクロス、フッ素加工を施した塩化ビニル樹脂シート材、ガラス繊維を含んだ合成樹脂シート材等とすることが可能である。この垂れ幕本体10は、視野を妨げないことや、室内灯の光を遮らないこと、意匠性が良好なこと等の観点から、特に好ましくは、透明又は半透明のシート材によって形成される。
また、他の好ましい態様としては、垂れ幕本体10の表部及び/又は裏部に、文字や絵図等による表示を設け、当該垂れ幕ユニット1に看板としての機能を兼ねるようにしてもよい。
垂れ幕本体10に上下端部側及び左右端部側には、該垂れ幕本体10を厚み方向に貫通し該垂れ幕本体10の一方の面から突出し垂れ幕本体10面に沿って曲げられた係止部材15が設けられる(図5参照)。
係止部材15は、コ字状のステープラ用の金属製針(ステープル)であり、その両端側が、垂れ幕本体10に挿通され、垂れ幕本体10面に沿うように折り曲げられている。
詳細に説明すれば、この係止部材15は、垂れ幕本体10を厚み方向へ貫通する両端側の貫通部15a,15aと、各貫通部15aの端部側に接続されるとともに垂れ幕本体10の表面と裏面に沿って露出した露出部15b,15cとを有し、露出部15b,15cを垂れ幕本体10面から突出させている(図6参照)。
この係止部材15(ステープル)は、例えば、文具用ステープラや、建築作業用ステープラ等、あるいは専用機械等を用いて、垂れ幕本体10の端部側に挿通され折り曲げられて止着される。
この係止部材15は、図5に示す好ましい一例によれば、垂れ幕本体10の左右の各側辺に沿う全域に、所定のピッチ置きに複数設けられ、さらに、垂れ幕本体10の上下の各辺の中央寄りの一部領域に、該辺に沿って所定ピッチ置きに複数設けられる。
なお、図示例以外の他例としては、左右各辺側において上下方向の一部の領域に係止部材15を設けた態様や、上下辺側において左右方向の全域に係止部材15を設けた態様、各辺の中央寄り以外の領域に係止部材15を部分的に設けた態様、不規則なピッチで係止部材15を設けた態様等とすることも可能である。
枠状部材20は、上下の横枠21,21と左右の縦枠22,22とからなる矩形枠状の固定枠20aと(図1及び図4参照)、垂れ幕本体10の左右方向の端部に止着されるとともに各縦枠22に対し枠外方向及び枠内方向へ移動するように係合した可動枠23とを備える。
横枠21,21、縦枠22及び可動枠23は、それぞれ、金属材料(例えば、アルミニウム合金等)や、その他の硬質材料から形成される。
横枠21は、垂れ幕本体10の横幅方向に沿う長尺状の部材であり、図4に示すように、幕厚方向に分割された片半部21aと、他半部21bとを有し、これらの間に垂れ幕本体10の上下端側を挟むようにして支持している。
なお、上下の横枠21,21は、上下対象であり、同構造である。
片半部21aは、他半部21b側を向く被嵌合部21a1と、垂れ幕本体10側を向く突片部21a2とを有し、図8(a)に示す一例によれば、断面F字状に形成される。
被嵌合部21a1は、開口を他半部21b側へ向けた凹状に突出し、その両突端側に内向き突起を有する。
突片部21a2は、垂れ幕本体10面に略平行な平板状に形成される。
他半部21bは、被嵌合部21a1の前記内向き突起に嵌合し係止される凸状の嵌合部21b1と、突片部21a2の内面に突端を近接させた横向き突片部21b2とを有し、図8(a)に示す一例によれば、左右が反転した断面略L字状に形成される。
これら片半部21aと他半部21bは、被嵌合部21a1と嵌合部21b1とを嵌合することで、垂れ幕本体10の上端部側又は下端部側を挿入するための係合凹部21cを構成する(図8(b)参照)。
係合凹部21cは、その奥側(図8によれば上側)に、係止部材15を含む垂れ幕本体10の端部側を内在するとともに、開口側の部分21c1を、係止部材15を挿通不能な幅に形成している。したがって、垂れ幕本体10の端部側は、枠内方向へ引き抜けないように、係合凹部21c内に保持される。
また、縦枠22は、垂れ幕本体10の縦幅方向に沿う長尺状の部材であり、図7(d)に示すように、垂れ幕本体10側(可動枠23側)を開口した断面凹状に形成される。
この縦枠22における枠外側(図7によれば左側)の壁面には、螺合部材24(例えば、ネジやボルト等)が挿通され係止されている。この螺合部材24の先端側のネジ部分は、可動枠23に螺合される。したがって、螺合部材24をねじ込み方向へ回転させれば、可動枠23が縦枠22側へ引き寄せられ、垂れ幕本体10が引っ張られることになる。
枠状部材20の左側と右側の縦枠22及び可動枠23は、左右対称であり、同構造である。
上記構成の上下の横枠21,21と左右の縦枠22,22は、矩形枠状に組まれ、その四角側が止着具25(例えば、ネジやボルト等)によって止着される。
四本の止着具25のうち、上側の二本の止着具25には、それぞれ、平坦状部材26が環状に装着される(図4参照)。そして、この止着具25は、横枠21に挿通され、その下側の縦枠22の上端部に螺合される。
平坦状部材26は、図示例によれば金属製の座金であり、止着具25と横枠21の上端に挟まれるとともに、両端部を横枠21から垂れ幕厚み方向へ突出させるようにして固定される。なお、平坦状部材26の他例としては、矩形板状の部材等、図示例以外の形状にすることが可能である。
可動枠23は、垂れ幕本体10の縦幅方向に沿って縦枠22内に嵌り合う長尺状の部材である(図1及び図4参照)。この可動枠23は、図7(c)(d)に示すように、係合凹部23a1を有する可動枠本体23aと、係合凹部23a1の開口側に着脱可能に嵌め合わせられた棒状部材23bとを具備している。
可動枠本体23aは、垂れ幕本体10側に係合凹部23a1を有するとともに、その逆側の凹状部分に、螺合部材24を螺合するための雌ネジ部23a2を有し、図示例によれば、断面H字状に形成される。
係合凹部23a1の開口側(図7によれば下側)には、垂れ幕本体10の面に沿って凹溝23a11が形成され、該凹溝23a11の延設方向の端部は、棒状部材23bを長手方向へ挿入可能に開口している。
凹溝23a11は、図示例によれば、断面半円状の溝であり、可動枠本体23aの長手方向の全長にわたって連続している。
棒状部材23bは、硬質金属材料から円柱軸状に形成され、可動枠本体23aと同等の長さに形成される。この棒状部材23bは、対向する係合凹部23a1の開口側の内壁面との間に、垂れ幕本体10を挟むようにして、凹溝23a11に嵌め合わせらる(図7参照)。
可動枠23に垂れ幕本体10の端部を接続する手順について詳細に説明すれば、先ず、可動枠本体23aの係合凹部23a1には、係止部材15を含む垂れ幕本体10の端部側が挿入される(図7(a)(b)参照)。この際、垂れ幕本体10の端部側は、図7(a)に示すように、枠内側から枠外側(図示の左方向)へ向かって移動され、可動枠本体23aの係合凹部23a1内へ挿入される。なお、他の製造方法としては、係止部材15を含む垂れ幕本体10の端部側を、可動枠本体23aの長手方向の端部開口から可動枠本体23a内へ挿入するようにしてもよい。
次に、棒状部材23bが、凹溝23a11の長手方向端部の開口から凹溝23a11内に挿入される。そして、この棒状部材23bによって、係止部材15が係合凹部23a1内から抜け出ないように係止される。
上記構成の左右の可動枠23,23は、それぞれ、垂れ幕本体10の左右端部に止着された状態で、対応する縦枠22内に挿入され螺合部材24に螺合され、螺合部材24が締め付けられることで(図4参照)、垂れ幕本体10を横幅方向へ引っ張る。
上記のようにして矩形板状に構成された垂れ幕ユニット1は、横幅方向へ並ぶように複数配設される。これら複数の垂れ幕ユニット1は、壁側支持枠71、連結支持枠72、下側支持枠73及び上側支持枠74等を介して、天井部a及び壁部bに固定される。
壁側支持枠71,連結支持枠72,下側支持枠73及び上側支持枠74は、それぞれ、金属材料(例えば、アルミニウム合金等)や、その他の硬質材料から形成される。
壁側支持枠71は、縦長な断面凹状の部材であり(図2参照)、その底部側に挿通される止着具(例えば、ネジやボルト等)によって、壁部bに止着固定される。
この壁側支持枠71内には、縦枠22が挿入される。
連結支持枠72は、縦長な断面H状の部材であり(図2参照)、左側の凹状部分に、左側の垂れ幕ユニット1における右側の縦枠22を挿入するとともに、右側の凹状部分に右側の垂れ幕ユニット1における左側の縦枠22を挿入している(図2参照)。
なお、縦枠22は、壁側支持枠71及び連結支持枠72に対し、横幅方向の遊びを有する状態で嵌り合う。前記遊びは、各垂れ幕ユニット1を壁側支持枠71及び連結支持枠72へ挿入する際の作業性や、現場毎の寸法バラツキが生じた場合の対応性を良好にする。
下側支持枠73は、上方を開口した凹状の部材であり、横幅方向へ並ぶ複数の垂れ幕ユニット1にまたがる長尺状に形成される(図1参照)。
この下側支持枠73は、壁側支持枠71の下端側、垂れ幕ユニット1の下端側、及び連結支持枠72の下端側に被せられ、止着具(例えば、ネジやボルト等)によって止着される。
上側支持枠74は、下方を開口して横枠21の幕厚方向の両面と上端面とを覆う断面凹状の部材である。この上側支持枠74は、横幅方向へ並ぶ複数の垂れ幕ユニット1にまたがる長尺状に形成され、その頂部が、止着具(例えば、ネジやボルト等)によって天井部aに止着固定される(図1参照)。
この上側支持枠74には、壁側支持枠71の上端側、垂れ幕ユニット1の上端側、及び連結支持枠72の上端側が挿入される。連結支持枠72は、その上端側が止着具(例えば、ネジやボルト等)によって上側支持枠74に止着される。
また、上側支持枠74の内壁面には、平坦状部材26の両端部を掛止するための掛止凸部74a,74a(図9参照)が設けられる。
垂れ幕ユニット1を上側支持枠74に掛止する手順について詳細に説明すれば、各垂れ幕ユニット1は、左右の壁側支持枠71と連結支持枠72の間に嵌め合わせられ持ち上げられ、その上端の平坦状部材26が、上側支持枠74内の掛止凸部74a,掛止凸部74aに掛止される。この際、平坦状部材26の両端部は、掛止凸部74a,74aに当接することで、上側支持枠74の両壁部74b,74b間を弾性的に拡げる。このため、平坦状部材26の各端部は、掛止凸部74aを乗り越えるようにして、掛止凸部74aの上側に掛止される。
なお、各掛止凸部74aの突端側の下側には、平坦状部材26を乗り越えさせ易いように、凸曲面(R面取り)が設けられている(図9参照)。
よって、上記構成の防煙垂れ幕及び該防煙垂れ幕の製造方法によれば、垂れ幕本体10を枠状部材20に止着する構造を、係止部材15(ステープル)を用いた簡素構造にすることができ、ひいては、各垂れ幕ユニット1の製造性を向上することができる。しかも、枠状部材20の厚みを比較的薄くできる上、十分な止着強度を得ることができる。
また、上述した平坦状部材26及び掛止凸部74a等の係合構造により、各垂れ幕ユニット1を天井部aに掛止する作業も容易である。
なお、上記実施態様によれば、係止部材15としてステープラを用いたが、係止部材15の他例としては、垂れ幕本体10の端部側に縫い通された金属製糸や、ワイヤー等とすることも可能である。
また、上記実施態様によれば、特に垂れ幕本体10の装着性を良好にするために、可動枠23を可動枠本体23aと棒状部材23bから構成したが、他例としては、可動枠を単一の部材とし、この可動枠に、係止部材15を掛止するため係合凹部等を形成した態様とすることも可能である。
また、本発明は上述した実施態様に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜変更可能である。
1:垂れ幕ユニット
10:垂れ幕本体
15:係止部材(ステープル)
20:枠状部材
20a:固定枠
21:横枠
22:縦枠
23:可動枠
23a:可動枠本体
23a1:係合凹部
23a11:凹溝
23b:棒状部材
26:平坦状部材
74:上側支持枠
74a:掛止凸部
a:天井部
b:壁部

Claims (6)

  1. 可撓性シート状の垂れ幕本体と、該垂れ幕本体の上下端部及び左右端部が止着される枠状部材とを備え、天井部に対し略垂下状に設けられる防煙垂れ幕において、
    前記垂れ幕本体の端部側には、該垂れ幕本体を厚み方向に貫通し該垂れ幕本体の両面から突出する係止部材が設けられ、
    前記枠状部材には、前記垂れ幕本体の端部側を凹状に覆う係合凹部が設けられ、前記係合凹部は、前記係止部材を内在し係止し
    前記枠状部材は、上下の横枠と左右の縦枠とからなる矩形枠状の固定枠と、前記垂れ幕本体の左右方向の端部に止着されるとともに前記縦枠に対し枠外方向へ移動するように係合した可動枠とを備え、
    前記可動枠は、前記係合凹部を有する可動枠本体と、前記係合凹部の開口側に着脱可能に嵌り合う棒状部材とを具備し、前記係合凹部の奥側に前記係止部材を配置するとともに、前記係合凹部の開口側の内壁面と前記棒状部材との間に前記垂れ幕本体を挟むようにして、前記係止部材を係止していることを特徴とする防煙垂れ幕。
  2. 前記可動枠本体には、前記垂れ幕本体の面に沿って前記棒状部材を嵌め合せる凹溝が形成され、該凹溝の延設方向の端部は、前記棒状部材を長手方向へ挿入可能に開口していることを特徴とする請求項1記載の防煙垂れ幕。
  3. 前記枠状部材を天井部に止着するための上側支持枠が具備され、
    前記枠状部材の上端側には、両端部を前記枠状部材から垂れ幕厚み方向へ突出させるようにして平坦状部材が止着され、
    前記上側支持枠は、前記枠状部材の垂れ幕厚み方向の両面と上端面とを覆う断面凹状に形成されるとともに、前記両面に対向する内壁面に、前記平坦状部材の前記両端部を掛止するための掛止凸部を有することを特徴とする請求項1又は2記載の防煙垂れ幕。
  4. 前記係止部材は、ステープラ用の針であり、その両端側が前記垂れ幕本体に挿通されて折り曲げられていることを特徴とする請求項1乃至3何れか1項記載の防煙垂れ幕。
  5. 前記垂れ幕本体の端部側に前記針を挿通し折り曲げる工程を含むことを特徴とする請求項4記載の防煙垂れ幕の製造方法
  6. 前記係合凹部内の奥側に、前記係止部材を含む前記垂れ幕本体の端部側を配置した後、前記棒状部材を前記凹溝の端部開口から前記凹溝内に挿入する工程を含むことを特徴とする請求項2記載の防煙垂れ幕の製造方法。
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