JP6788885B2 - 野縁取付装置 - Google Patents

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Description

本発明は、建物天井下地において、溝開口を横向きにして水平配設された溝形材からなる野縁受けに、その下位側で溝開口を上向きにして直交配置させるリップ付き溝形材からなる野縁を取り付けるための野縁取付装置に関する。
一般的に建物の天井下地構造では、例えば図10に示すように、複数の吊りボルトBが天井スラブSに埋設されたインサートナットNに上端部を螺着して垂設され、これら吊りボルトBの下端部に取り付けた略上向き開放コ字形のハンガー金具Hにより、溝開口30aを横向きにした溝形材からなる野縁受け30が水平に支持されると共に、その下位側で溝開口31aを上向きにして直交配置させるリップ付き溝形材からなる野縁31がクリップ40を介して該野縁受け30に吊支されている。この場合のクリップ40は、一枚の金属板体から打ち抜き及び曲げ加工したもので、垂直基板部40aの下端部の左右両側に設けた係合突起40b,40cを野縁31のリップ部31b,31bの裏面側に係合させると共に、該垂直基板部40aの上端部に設けた下向き開放コ字形のフック部40dを野縁受け30に掛止するようになっている。Pは野縁31の下面側にビス止めされる天井パネルである。なお、建物躯体側の下面がデッキプレートにて構成される場合、吊りボルトBは該デッキプレートの溝部に取り付けた吊元金具に上端部を螺着するのが普通である。
しかして、特に耐風圧や地震などのによる天井下地等としてがたつき防止の目的で、野縁受けに野縁を密接状態で吊支させるために、例えば特許文献1に示すように、クリップの野縁受け側を折り込み部で野縁受けの全体を覆うように折り込んで係合し、クリップの野縁側で野縁のリップ部に係合突起で係合するようにしてクリップを野縁に係合するようにした係合構造を補充して、クリップの野縁受け側に設けた部材とクリップの野縁側に設けた部材とをビスによってクリップを野縁受け及び野縁にビス止めすることによって、両者の連結構造を強化するクリップが提案されている。
特開2013−100704号公報
しかし、この特許文献1所載の発明では、クリップを一対のクリップ金具片を用いて、この両クリップ金具片を、野縁受け30の横向きの溝開口30aを覆って、その溝開口30aの上フランジ部30bを経由して、且つ溝開口30aの溝底部である縦ウェッブ部30cを覆うようにして野縁受け30の全体を挟んで重ね合わせ、両者をビス止めすると共に、野縁も一対のクリップ金具片をビス止めするようにしているため、その構造が複雑で製作費が非常に高くつくという致命的な難点があると共に、両クリップ金具片を野縁受けの全体を挟んでビス止めする作業や両クリップ金具片の夫々の係合突起を野縁に係合する作業が非常に面倒であるという難点があった。
しかのみならず、本発明は、大型店舗、体育館や大型工場等の大面積を占める大型の天井部を構成する大型天井下地構造を対象とする。
これがために、図1に示すように、野縁2を受ける野縁受け1の高さhは一例を挙げれば約100mmで、幅wは約50mmで、厚みdは約2mmで、図7や特許文献1に示す従来の野縁受けのほぼ3倍の高さと幅と厚みを備えている。これがために、図7や特許文献1に示すようなクリップでは径大な野縁受けの全体を覆うようにして取り付けることが困難であった。
本発明は、これらの難点を解消して、容易にクリップを野縁受けと野縁とのビス止めが可能で、且つ構造が簡単で安価に製作することができ、しかもクリップを大型の天井下地構造である径大な野縁受けに取り付け可能な野縁取付装置を提案するものである。
上記目的を達成するための手段を図面の参照符号を付して示せば、請求項1の発明に係る野縁取付装置は、建物天井下地において、溝開口1aを横向きにして、その溝底部である縦ウェッブ部1bと、上下フランジ部1c,1dと、上下フランジ部1c,1dから上下に対向して設けられた上下リップ部1e,1fとからなるリップ付き溝形材製の野縁受け1に対し、その下位側で溝開口2aを上向きにしてその溝底部である横ウェッブ部2bと、その左右側面部から立ち上がる左右フランジ部2c,2dと、両フランジ部2c,2dから左右に対向して設けられた左右リップ部2e,2fからなるリップ付き溝形材製の野縁2を直交配置して両者の交叉部でクリップ3を介して取り付ける野縁取付装置であって、クリップ3は、下端部の左右両側に各々野縁2の左右リップ部2e,2fの裏面側に係合する係合突起4,5を設けた垂直基板部6と、垂直基板部6の左右両側に形成され、野縁2の左右リップ部2e,2fを跨ぐよう形成された跨嵌部7a,8aを介して左右フランジ部2c,2dにビス止めされるためのビス止め用脇板部7,8と、垂直基板部6の上部側に野縁受け1の下リップ部1fの厚みに相当する折り込み厚み部9を介して野縁受け1の下リップ部1fの内側にに沿うよう垂直基板部6の裏側に折り込まれる折り込み板部10とからなり、クリップ3は、垂直基板部6の下端部両側一対の係合突起4,5が野縁2の左右リップ部2e,2fの裏面側に係合し、垂直基板部6が野縁受け1の下リップ部1fの外側に当て付けられ、垂直基板部6の左右ビス止め用脇板部7,8が野縁2の左右のフランジ部2c,2dに当て付けられ、垂直基板部6の上端部の折り込み厚み部9が野縁受け1の下リップ部1fの上縁部に当て付けられて、該折り込み厚み部9を介して折り込み板部10が下リップ部1fの上縁部から下リップ部1fの内側に沿うよう折り込まれ、垂直基板部6がそれに設けたビス挿通孔11からビス12が野縁受け1の下リップ部1fにねじ込まれ、垂直基板部6の両側の両脇板部7,8が夫々に設けたビス挿通孔13,14からビス15,16が野縁2の左右フランジ部2c,2dにねじ込まれてなる構成からなるものである。
請求項2に係る発明は、クリップ3の垂直基板部6の左右両側部両側に形成された一対のビス止め用脇板部7,8のうちの一方のビス止め用脇板部7は予め工場生産によっ垂直基板部6に対して直角に折曲形成されてなる請求項1に記載の構成からなるものである。
請求項3に係る発明は、クリップ3の垂直基板部6の下端部左右両側に設けた係合突起4,5には突起補強リブ4a,5aが設けられてなる請求項1又は2に記載の構成からなるものである。
請求項4に係る発明は、クリップ3の前記折り込み厚み部9には折り込み肉落用開口部17が形成されてなる請求項1〜3の何れかに記載の構成からなるものである。
請求項5に係る発明は、クリップ3の垂直基板部6の上部側の前記折り込み板部10は予め工場生産によって垂直基板部6に対して直角に折曲形成されてなる請求項1〜4の何れかに記載の構成からなるものである。
請求項6に係る発明は、垂直基板部6から野縁受け1の下リップ部1fにねじ込まれ、下リップ部1fの内側に抜け出るビス12の先端部が折り込み板部10に衝接しないよう折り込み板部10にビス避け開口部17aが形成されてなる請求項1〜5の何れかに記載の構成からなるものである。
請求項7に係る発明は、前記垂直基板部6とその両側部に形成されたビス止め用脇板部7,8との境界部分に両ビス止め用脇板部7,8を折曲するための折曲用肉落孔部18が形成されてなる請求項1〜6の何れかに記載の構成からなるものである。
請求項8に係る発明は、クリップ3を野縁2に取り付けるにあたって、クリップ3の垂直基板部6の下部左右両側の一対の係合突起4,5が野縁2の溝開口2aに検鈍式に長手方向に傾斜して嵌合し、且つ両係合突起4,5が野縁2の左右リップ部2e,2fの裏面側に係合する際に、垂直基板部6の左右両側に形成され、野縁2の左右リップ部2e,2fを跨ぐよう形成された跨嵌部7a,8aを介して左右フランジ部2c,2dにビス止めされるための左右のビス止め用脇板部7,8のうち、一方側のビス止め用脇板部7は野縁2の一方のフランジ部2cに沿う方向に直角に折曲されてなる請求項1〜7の何れかに記載の構成よりなるものである。
請求項9に係る発明は、クリップ3の垂直基板部6の下端部左右両側に設けた係合突起4,5には突起補強リブ4a,5aが設けられると共に、垂直基板部6に対して直角に折曲形成してなる前記一方側のビス止め用脇板部7に面する係合突起4の突起補強リブ4aは前記一方側のビス止め用脇板部7の直角折曲方向とは反対方向に突出形成され、他方の垂直基板部6と同じ平面状に形成されたビス止め用脇板部8に面する係合突起5の突起補強リブ5aは、前記一方側のビス止め用脇板部7の直角折曲方向と同じ方向に突出形成されてなる請求項8に記載の構成からなるものである。
請求項10に係る発明は、クリップ3を野縁2に取り付けるにあたって、クリップ3の垂直基板部6の下部左右両側の一対の係合突起4,5が野縁2の溝開口2aに検鈍式に長手方向に傾斜して嵌合し、且つ両係合突起4,5が野縁2の左右リップ部2e,2fの裏面側に係合する際に、垂直基板部6の左右両側に形成され、野縁2の左右リップ部2e,2fを跨ぐよう形成された跨嵌部7a,8aを介して左右フランジ部2c,2dにビス止めされるための左右のビス止め用脇板部7,8のうち、一方側のビス止め用脇板部7は野縁2の一方のフランジ部2cに沿う方向に直角に折曲され、且つ垂直基板部6の上部側の折り込み板部10は垂直基板部7に対して直角に折曲されてなる請求項1〜7の何れかに記載の構成よりなるものである。
次に、本発明の効果について図面の参照符号を付して示すと、請求項1の発明に係る野縁取付装置では、野縁受け1に対して野縁2を取り付けるクリップ3が、下端部の左右両側に各々野縁2の左右リップ部2e,2fの裏面側に係合する係合突起4,5を設けた垂直基板部6と、垂直基板部6の両側に形成され、野縁2の左右フランジ部2c,2dにビス止めされるための一対のビス止め用脇板部7,8と、垂直基板部6の上部側から野縁受け1の下リップ部1fの内側に沿うよう垂直基板部6の裏側に折り込まれる折り込み板部10とを設け、垂直基板部6がそれに設けたビス挿通孔11からビス12が野縁受け1の下リップ部1fにねじ込まれ、垂直基板部6の左右両側部のビス止め用脇板部7,8に夫々に設けたビス挿通孔13,14からビス15,16が野縁2の左右フランジ部2c,2dにねじ込まれてビス止め用脇板部7,8が野縁受け2にビス止めされるから、取付け施工後に地震等による大きな揺れが加わっても、野縁受け1と野縁2との強固な固定状態が維持され、もって天井部の破壊及び落下事故を確実に防止できる。
特に、本発明によれば、垂直基板部6の上部側から垂直基板部6の裏側に折り込まれる折り込み板部10は、野縁受け1の下リップ部1fの厚みに相当する折り込み厚み部9を介して野縁受け1の下リップ部1fの内側にに沿うようにして、クリップ3を野縁受け1に固定するようになっているから、野縁受け1の高さ、即ち、その縦ウェッブ部1bの高さh(図1参照)が高くとも、その高さhに影響されることなく、クリップ3を野縁受け1に固定することができる。
請求項2に係る発明によれば、クリップ3の垂直基板部6の両側に形成された一対のビス止め用脇板部7,8のうちの一方のビス止め用脇板部7は予め工場生産によって直角に折曲形成されてなるため、それだけ現場での一方側のビス脇板部7の折曲作業を簡略化して現場での迅速な施工性に貢献することができる。
請求項3に係る発明は、クリップ3の垂直基板部6の下端部左右両側に設けた係合突起4,5には突起補強リブ4a,5aが設けられてなるため、これらの両突起補強リブ4a,5aによって前記係合突起4,5を各々野縁2の左右リップ部2e,2fの裏面側に強力に係合することができる。
請求項4に係る発明によれば、クリップ3の前記折り込み厚み部9には折り込み肉落用開口部17が形成されてなるため、垂直基板部6の上端部の折り込み厚み部9が野縁受け1の下リップ部1fの上縁部に当て付けて、該折り込み厚み部9を介して折り込み板部10が下リップ部1fの上縁部から下リップ部1fの内側に沿うよう折り込まれる際に、折り込み肉落用開口部17の存在によって折り込み板部10の折り込み作業を容易に行うことができる。
請求項5に係る発明によれば、クリップ3の垂直基板部6の上部側の前記折り込み板部10は予め工場生産によって垂直基板部6に対して直角に折曲形成されてなるため、取付現場では、垂直基板部6に対して直角に折曲形成され垂直基板部6に対してL状に水平となっている前記折り込み板部10を下リップ部1fの内側に沿って下向きに折り込むだけでよいから、それだけ現場での折り込み板部10の折り込み作業を簡略化して現場での迅速な施工性に貢献することができる。
請求項6に係る発明よれば、垂直基板部6から野縁受け1の下リップ部1fにねじ込まれ、下リップ部1fの内側に抜け出るビス12の先端部が折り込み板部10に衝接しないよう折り込み板部10にビス避け開口部17aが形成されてなるため、下リップ部1fの内側に沿って折り込まれている折り込み板部10に下リップ部1fの内側に抜け出るビス12の先端部が衝接して折り込み板部10が下リップ部1fの内側から離反して、その折り込み状態を悪くする虞れが全くなく、その折り込み状態を良好に維持することができる。
請求項7に係る発明によれば、垂直基板部6とその左右両側部に形成された両ビス止め用脇板部7,8との境界部分に両ビス止め用脇板部8を折曲するための折曲用肉落孔部18が形成されてなるため、取付現場において両ビス止め用脇板部7,8を野縁2のフランジ部2dに沿うよう折曲する際に、折曲用肉落孔部18の存在によって両ビス止め用脇板部7,8の折曲作業を容易に行うことができる。
請求項8に係る発明によれば、クリップ3を野縁2に取り付けるにあたって、クリップ3の垂直基板部6の下部左右両側の一対の係合突起4,5が野縁2の溝開口2aに検鈍式に長手方向に傾斜して嵌合し、且つ両係合突起4,5が野縁2の左右リップ部2e,2fの裏面側に係合する際に、垂直基板部6の左右両側に形成され、野縁2の左右リップ部2e,2fを跨ぐよう形成された跨嵌部7a,8aを介して左右フランジ部2c,2dにビス止めされるための左右のビス止め用脇板部7,8のうち、一方側のビス止め用脇板部7は野縁2の一方のフランジ部2cに沿う方向に直角に折曲された状態で、一方側のビス止め用脇板部7は野縁2の一方のフランジ部2cに沿うよう直角に折曲されているから、該脇板部7の折曲作業を簡略化して現場での迅速な施工性に貢献することができる。一方、他方側のビス止め用脇板部8は垂直基板部6と同一平面状又は若干折曲されて略平面状の状態であるので、該ビス止め用脇板部8と垂直基板部6との間の跨嵌部8aは、これに対応する野縁2のリップ部2fとの間に、クリップ3を野縁2の溝開口2aに検鈍式に嵌合するのに充分な余裕があるので、例え一方側のビス止め用脇板部7を直角に折曲形成してもクリップ3を野縁2に取り付けるのに支障を来すことはない。
請求項9に係る発明によれば、クリップ3の垂直基板部6の下端部左右両側に設けた係合突起4,5には突起補強リブ4a,5aが設けられると共に、垂直基板部6に対して直角に折曲形成してなる前記一方側のビス止め用脇板部7に面する係合突起4の突起補強リブ4aは前記一方側のビス止め用脇板部7の直角折曲方向とは反対方向に突出形成され、他方の垂直基板部6と同じ平面状に形成されたビス止め用脇板部8に面する係合突起5の突起補強リブ5aは、前記一方側のビス止め用脇板部7の直角折曲方向と同じ方向に突出形成されてなるため、クリップ3の垂直基板部6の下部左右両側の一対の係合突起4,5が野縁2の溝開口2aに検鈍式に嵌合し、且つ両係合突起4,5が回転して野縁2の左右リップ部2e,2fの裏面側に係合する際に、前記両係合突起4,5に突出形成してなる両突起補強リブ4a,5aは、野縁2の左右リップ部2e,2fに衝突することなく、その裏面側に円滑に係合することができる。
請求項10に係る発明によれば、クリップ3を野縁2に取り付けるにあたって、クリップ3の垂直基板部6の下部左右両側の一対の係合突起4,5が野縁2の溝開口2aに検鈍式に長手方向に傾斜して嵌合し、且つ両係合突起4,5が野縁2の左右リップ部2e,2fの裏面側に係合する際に、垂直基板部6の左右両側に形成され、野縁2の左右リップ部2e,2fを跨ぐよう形成された跨嵌部7a,8aを介して左右フランジ部2c,2dにビス止めされるための左右のビス止め用脇板部7,8のうち、一方側のビス止め用脇板部7は野縁2の一方のフランジ部2cに沿う方向に直角に折曲され、且つ垂直基板部6の上部側の折り込み板部10は垂直基板部7に対して直角に折曲された状態で検鈍式に嵌合されるようになっているから、現場での一方側のビス止め用の脇板部7のみならず、折り込み板部10の折り込み作業をも簡略化して現場での迅速な施工性に貢献することができる。一方、他方側のビス止め用脇板部8は垂直基板部6と同一平面状又は若干折曲されて略平面状の状態であるので、該ビス止め用脇板部8と垂直基板部6との間の跨嵌部8aは、これに対応する野縁2のリップ部2fとの間に、クリップ3を野縁2の溝開口2aに検鈍式に嵌合するのに充分な余裕があるので、例え一方側のビス止め用脇板部7を直角に折曲形成してもクリップ3を野縁2に取り付けるのに支障を来すことはない。
本発明の一実施形態に係る野縁取付装置を示す斜視図である。 本発明の要部であるクリップの曲げ加工前の展開状態を示す正面図である。 同クリップの一方側のビス止め用脇板部を曲げ加工した状態を示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は平面図である。 クリップの一方側のビス止め用脇板部と共に折り込み板部を曲げ加工した状態を示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は平面図である。 図3の一方側のビス止め用脇板部を曲げ加工した状態のクリップの野縁への係嵌操作を示し、(a)はクリップを野縁の溝開口に対してその斜め方向から検鈍式に嵌め込む状態を示す斜視図、(b)はクリップを野縁の溝開口に嵌め込み、且つその一対の係合突起を野縁の一対の左右リップ部の裏面側に係合した状態を示す斜視図、(c)は、折り込み板部を野縁受けの下リップ部の裏面側に折り込み、且つビスを野縁受け及び野縁にねじ込む過程を示す斜視図である。 (a)は図5のR1に示す部分の拡大図、(b)は図5のR2に示す部分の拡大図である。 図4の一方側のビス止め用脇板部及び折り込み板を曲げ加工した状態のクリップの野縁への係嵌操作を示し、(a)はクリップを野縁の溝開口に対してその斜め方向から検鈍式に嵌め込む状態を示す斜視図、(b)はクリップを野縁の溝開口に嵌め込み、且つその一対の係合突起を野縁の一対の左右リップ部の裏面側に係合した状態を示す斜視図、(c)は、水平状態の折り込み板部を野縁受けの下リップ部の裏面側に折り込み、且つビスを野縁受け及び野縁にねじ込む過程を示す斜視図である。 クリップを野縁受けと野縁との間にビス止めした状態の縦断側面図である。 同斜視図である。 従来のクリップを使用した天井下地構造の一例を示す斜視図である。
以下に、本発明に係る野縁取付構造の一実施形態について、図面を参照して具体的に説明すると、複数の吊りボルトBが天井スラブSに埋設されたインサートナットNに上端部を螺着して垂設され、これら吊りボルトBの下端部に取り付けた略上向き開放コ字形のハンガーHにより、溝開口1aを横向きにした溝形材からなる例えば野縁受け1の縦ウェッブ1bの高さ(幅)hが約100mmで、上下フランジ部1c,1dの幅wは約50mmで、上下リップ部1e,1fの幅gが20mmで、これらの各部片の厚みdが約2mmのライトゲージからなる野縁受け1が抜け止めボルトVで補強されてハンガーHに水平に取り付けられる。
そして、野縁受け1の下位側で溝開口2aを上向きにして直交配置させるリップ付き溝形材からなる野縁2が本発明に係るクリップ3を介して該野縁受け1に吊支されている。Pは野縁2の下面側にビス止めされる天井パネルである。なお、建物躯体側の下面がデッキプレートにて構成される場合、吊りボルトBは該デッキプレートの溝部に取り付けた吊元金具に上端部を螺着するのが普通である。
このように、溝開口1aを横向きにして水平配設された溝形材からなる野縁受け1に対し、その下位側で溝開口2aを上向きにして直交配置させるリップ付き溝形材からなる野縁2を、両者1,2の交叉部でクリップ3を介して取り付けるが、該クリップ3を後述のように曲げ加工する前の展開状態は、図2に示すとおりである。即ち、クリップ3は、下端部の左右両側に各々野縁2の左右リップ部2e,2fの裏面側に係合する係合突起4,5を設けた垂直基板部6と、垂直基板部6の左右両側に形成され、野縁2の左右リップ部2e,2fを跨ぐよう形成された跨嵌部7a,8aを介して左右フランジ部2c,2dにビス止めされるためのビス止め用脇板部7,8と、垂直基板部6の上部側に野縁受け1の下リップ部1fの厚みに相当する折り込み厚み部9を介して野縁受け1の下リップ部1fの内側に沿うよう垂直基板部6の裏側に折り込まれる折り込み板部10とからなり、更にクリップ3の前記折り込み厚み部9には折り込み肉落用開口部17が形成され、又、後述のように折り込み板部10にはビス避け開口部17aが形成され、垂直基板部6とその左右両側に形成されたビス止め用脇板部7,8との境界部分にはビス止め用脇板部7,8を折曲するための折曲用肉落孔部18が形成されている。又、垂直基板部6、両ビス止め用脇板部7,8にはビス挿通孔11,13,14が形成され、なお、垂直基板部6の下端部の左右両側に設けた一対の係合突起4,5には突起補強リブ4a,5aが適宜形成されている。
そして、図3の(a)、(b)及び(c)に示すように、その一実施形態においては、垂直基板部6の左右両側に形成され、野縁2の左右リップ部2e,2fを跨ぐよう形成された跨嵌部7a,8aを介して左右フランジ部2c,2dにビス止めされるための左右のビス止め用脇板部7,8のうち、一方側のビス止め用脇板部7は野縁2の一方のフランジ部2cに沿う方向に直角に折曲された直角脇板部となすのに対し、他方側のビス止め用脇板部8は垂直基板部6と同一平面状又は若干折曲されて略平面状に設けられた平面脇板部となして、該平面脇板部8の跨嵌部8aは該跨嵌部8aに跨がれる側の野縁2のリップ部2fに嵌合するのに充分に余裕のある幅に形成されている。この場合に、クリップ3を野縁2に現場で取り付けるにあたって、可能であれば垂直基板部6の左右両側のビス止め用脇板部7,8の何れもが野縁2の夫々の左右フランジ部2c,2dに沿うよう垂直基板部6に対して直角に折曲することが好ましいのであるが、そのようにすれば垂直基板部6と左右のビス止め用脇板部7,8との間の跨嵌部7a,8aが狭くなり、野縁2の左右リップ部2e,2fを跨いで検鈍式にクリップ3を野縁2の溝開口2aに嵌合することができないことになる。これがために、一方側のビス止め用脇板部7のみを予め直角状に折曲し最小限の現場取付の簡素化を図ったものである。
又、図4の(a)、(b)及び(c)に示すように、他の実施形態においては、図3に示す実施形態に追加して、更にクリップ3の垂直基板部6の上部側の前記折り込み板部10が垂直基板部6に対して直角に折曲形成されて垂直基板部6に対してL状に折曲され水平状態に形成されている。
そして、クリップ3を野縁2に取り付けるにあたって、図3に示す実施形態のクリップ3にあっては、図5の(a)及び(b)に示すように、クリップ3の垂直基板部6の下部左右両側に形成された一対の係合突起4,5が野縁2の溝開口2aに検鈍式に長手方向に傾斜して嵌合し、図中(a)方向に回転して両係合突起4,5が野縁2の左右リップ部2e,2fの裏面側に係合する際に、垂直基板部6の左右両側に形成され、野縁2の左右リップ部2e,2fを跨ぐよう形成された跨嵌部7a,8aを介して左右フランジ部2c,2dにビス止めされるための左右のビス止め用脇板部7,8のうち、一方側の脇板部7は野縁2の一方のフランジ部2cに沿う方向に直角に折曲された直角脇板部となすのに対し、他方側の脇板部8は垂直基板部6と同一平面状又は若干折曲されて略平面状に設けられた平面脇板部となしている。
そして、垂直基板部6の下端部の左右両側に設けた一対の係合突起4,5に形成される突起補強リブ4a,5aは、図2、図3又は図4に示すように、垂直基板部6に対して直角に折曲形成してなる前記一方側のビス止め用脇板部7に面する係合突起4の突起補強リブ4aは、垂直基板部6の左右両側部に突設した係合突起4,5の中心部6aを挟んで前記一方側のビス止め用脇板部7の直角折曲方向とは反対方向に突出形成され、他方の垂直基板部6と同じ平面状に形成されたビス止め用脇板部8に面する係合突起5の突起補強リブ5aは、前記一方側のビス止め用脇板部7の直角折曲方向と同じ方向に突出形成されてなることを特徴とする。これがために、クリップ3の垂直基板部6の下部左右両側の一対の係合突起4,5が野縁2の溝開口2aに検鈍式に嵌合して矢印aの方向に回転して嵌合して係合突起4,5が野縁2の左右リップ部2e,2fの裏面側に係合する際に、両突起補強リブ4a,5aはクリップ3の回転方向(矢印a方向)とは反対側に突出しているため、クリップ3の係合突起4,5が野縁2の溝開口2aに検鈍式に嵌合して矢印aの方向に回転する途上で、夫々の突起補強リブ4a,5aが野縁2の左右リップ部2e,2fに衝突することなく、左右リップ部2e,2fの裏面側に円滑に係合することができる。
そして、図5の(b)に示すように、クリップ3が矢印方向aに回転して、その垂直基板部6が野縁受け1の下リップ部1に当て付けた状態で、クリップ3の前記折り込み厚み部9には折り込み肉落用開口部17が形成されてなるため、垂直基板部6の上端部の折り込み厚み部9が野縁受け1の下リップ部1fの上縁部に当て付けて、該折り込み厚み部9を介して折り込み板部10が下リップ部1fの上縁部から下リップ部1fの内側に沿うよう容易に折り込むことができる。
その後、図5の(c)に示すように、垂直基板部6に形成してあるビス挿通孔11からビス12を野縁1の下リップ部1fにタッピングによって強制的にねじ込まれることになる。なお、図5の(b)に示すように、折り込み板部10の折り込み作業の前に、ビス12を下リップ部1fにねじ込むようにしてもよい。
そして、クリップ3の垂直基板部6の両側に形成された一対のビス止め用脇板部7,8のうちの一方のビス止め用脇板部7は予め工場生産によって直角に折曲形成されてなるため、それだけ現場での一方側のビス脇板部7の折曲作業を簡略化して現場での迅速な施工性に貢献することができる。又、他方のビス止め用脇板部8は野縁2の左フランジ部2dに沿うよう折曲する。なお、垂直基板部6とその左右両側部に形成された両ビス止め用脇板部7,8との境界部分に両ビス止め用脇板部8を折曲するための折曲用肉落孔部18が形成されてなるため、取付現場において両ビス止め用脇板部7,8、特に平面状ビス止め用脇板部8を野縁2のフランジ部2dに沿うよう折曲する際に、折曲用肉落孔部18の存在によって両ビス止め用脇板部7,8の折曲作業を容易に行うことができる。その後、図5の(c)に示すように、野縁2の左右フランジ部2c,2dに沿って当接しているビス止め用脇板部7,8をそのビス挿通孔13,14よりビス15,16を該左右フランジ部2c,2dに強制的にねじ込めばよい。
なお又、垂直基板部6から野縁受け1の下リップ部1fにねじ込まれ、下リップ部1fの内側に抜け出るビス12の先端部が折り込み板部10に衝接しないよう折り込み板部10にビス避け開口部17aが形成されてなるため、下リップ部1fの内側に沿って折り込まれている折り込み板部10に下リップ部1fの内側に抜け出るビス12の先端部が衝接して折り込み板部10が下リップ部1fの内側から離反して、その折り込み状態を悪くする虞れが全くなく、その折り込み状態を良好に維持することができる。
なお、クリップ3の垂直基板部6の上部側の前記折り込み板部10は予め工場生産によって垂直基板部6に対して直角に折曲形成されることによって、取付現場では、垂直基板部6に対して直角に折曲形成され垂直基板部6に対してL状に水平となっている前記折り込み板部10を下リップ部1fの内側に沿って下向きに折り込むだけでよいから、それだけ現場での折り込み板部10の折り込み作業を簡略化して現場での迅速な施工性に貢献することができる。
又、垂直基板部6から野縁受け1の下リップ部1fにねじ込まれ、下リップ部1fの内側に抜け出るビス12の先端部が折り込み板部10に衝接しないよう折り込み板部10にビス避け開口部17aが形成されてなるため、下リップ部1fの内側に沿って折り込まれている折り込み板部10に下リップ部1fの内側に抜け出るビス12の先端部が衝接して折り込み板部10が下リップ部1fの内側から離反して、その折り込み状態を悪くする虞れが全くなく、その折り込み状態を良好に維持することができる。
このように、垂直基板部6の上部側から野縁受け1の下リップ部1fの内側にに沿うよう垂直基板部6の裏側に折り込まれる折り込み板部10を設け、垂直基板部6がそれに設けたビス挿通孔11からビス12が野縁受け1の下リップ部1fにねじ込まれ、垂直基板部6の左右両側部のビス止め用脇板部7,8に夫々に設けたビス挿通孔13,14からビス15,16が野縁2の左右フランジ部2c,2dにねじ込まれてビス止め用脇板部7,8が野縁受け2にビス止めされるから、取付け施工後に地震等による大きな揺れが加わっても、野縁受け1と野縁2との強固な固定状態が維持され、もって天井部の破壊及び落下事故を確実に防止できる。
特に、本発明によれば、垂直基板部6の上部側から垂直基板部6の裏側に折り込まれる折り込み板部10は、野縁受け1の下リップ部1fの厚みに相当する折り込み厚み部9を介して野縁受け1の下リップ部1fの内側にに沿うようにして、クリップ3を野縁受け1に固定するようになっているから、野縁受け1の高さ、即ち、その縦ウェッブ部1bの高さh(図1参照)が高くとも、その高さhに影響されることなく、クリップ3を野縁受け1に固定することができる。
1 野縁受け
1a 溝開口
1b 縦フランジ部
1c 上フランジ部
1d 下フランジ
1e 上リップ部
1f 下リップ部
2 野縁
2a 溝開口
2b 横ウエッブ部
2c 右フランジ部
2d 左フランジ部
2e 右リップ部
2f 左リップ部
3 クリップ
4 係合突起
4a 突起補強リブ
5 係合突起
5a 突起補強リブ
6 垂直基板部
7 ビス止め脇板部
8 ビス止め脇板部
7a 跨嵌部
8a 跨嵌部
9 折り込み厚み部
10 折り込み板部
11 ビス挿通孔
12 ビス
13 ビス挿通孔
14 ビス挿通孔
15 ビス
16 ビス
17 肉落用開口部
17a ビス避け用開口部
18 折曲用肉落用孔部

Claims (10)

  1. 建物天井下地において、溝開口を横向きにして、その溝底部である縦ウェッブ部と、上下フランジ部と、上下フランジ部から上下に対向して設けられた上下リップ部とからなるリップ付き溝形材製の野縁受けに対し、その下位側で溝開口を上向きにしてその溝底部である横ウェッブ部と、その左右側面部から立ち上がる左右フランジ部と、両フランジ部から左右に対向して設けられた左右リップ部からなるリップ付き溝形材製の野縁を直交配置して両者の交叉部でクリップを介して取り付ける野縁取付装置であって、
    クリップは、下端部の左右両側に各々野縁の左右リップ部の裏面側に係合する係合突起を設けた垂直基板部と、垂直基板部の左右両側に形成され、野縁の左右リップ部を跨ぐよう形成された跨嵌部を介して左右フランジ部にビス止めされるためのビス止め用脇板部と、垂直基板部の上部側に野縁受けの下リップ部の厚みに相当する折り込み厚み部を介して野縁受けの下リップ部の内側に沿うよう垂直基板部の裏側に折り込まれる折り込み板部とからなり、
    クリップは、垂直基板部の下端部両側一対の係合突起が野縁の左右リップ部の裏面側に係合し、垂直基板部が野縁受けの下リップ部の外側に当て付けられ、垂直基板部の左右のビス止め用脇板部が野縁の左右のフランジ部に当て付けられ、垂直基板部の上端部の折り込み厚み部が野縁受けの下リップ部の上縁部に当て付けられて、該折り込み厚み部を介して折り込み板部が下リップ部の上縁部から下リップ部の内側に沿うよう折り込まれ、
    垂直基板部がそれに設けたビス挿通孔からビスが野縁受けの下リップ部にねじ込まれ、垂直基板部の両側の両ビス止め用脇板部が夫々に設けたビス挿通孔からビスが野縁の左右フランジ部にねじ込まれてなる野縁取付装置。
  2. クリップの垂直基板部の両側に形成された一対のビス止め用脇板部のうちの一方のビス止め用脇板部は予め工場生産によって垂直基板部に対して直角に折曲形成されてなる請求項1に記載の野縁取付装置。
  3. クリップの垂直基板部の下端部左右両側に設けた係合突起には突起補強リブが設けられてなる請求項1又は2に記載の野縁取付装置。
  4. クリップの前記折り込み厚み部には折り込み肉落用開口部が形成されてなる請求項1〜3の何れかに記載の野縁取付装置。
  5. クリップの垂直基板部の上部側の前記折り込み板部は予め工場生産によって垂直基板部に対して直角に折曲形成されてなる請求項1〜4の何れかに記載の野縁取付装置。
  6. 垂直基板部から野縁受けの下リップ部にねじ込まれ、下リップ部の内側に抜け出るビスの先端部が折り込み板部に衝接しないよう折り込み板部にビス避け開口部が形成されてなる請求項1〜5の何れかに記載の野縁取付装置。
  7. 前記垂直基板部とその左右両側部に形成されたビス止め用脇板部との境界部分に両ビス止め用脇板部を折曲するための折曲用肉落孔部が形成されてなる請求項1〜6の何れかに記載の野縁取付装置。
  8. クリップを野縁に取り付けるにあたって、クリップの垂直基板部の下部左右両側の一対の係合突起が野縁の溝開口に検鈍式に長手方向に傾斜して嵌合し、且つ両係合突起が野縁の左右リップ部の裏面側に係合する際に、垂直基板部の左右両側に形成され、野縁の左右リップ部を跨ぐよう形成された跨嵌部を介して左右フランジ部にビス止めされるための左右のビス止め用脇板部のうち、一方側のビス止め用脇板部は予め野縁の一方のフランジ部に沿う方向に直角に折曲されてなる請求項1〜7の何れかに記載の野縁取付装置。
  9. クリップの垂直基板部の下端部左右両側に設けた係合突起には突起補強リブが設けられると共に、垂直基板部に対して直角に折曲形成してなる前記一方側のビス止め用脇板部に面する係合突起の突起補強リブは前記一方側のビス止め用脇板部の直角折曲方向とは反対方向に突出形成され、他方の垂直基板部と同じ平面状に形成されたビス止め用脇板部に面する係合突起の突起補強リブは、前記一方側のビス止め用脇板部の直角折曲方向と同じ方向に突出形成されてなる請求項8に記載の野縁取付装置。
  10. クリップを野縁に取り付けるにあたって、クリップの垂直基板部の下部左右両側の一対の係合突起が野縁の溝開口に検鈍式に長手方向に傾斜して嵌合し、且つ両係合突起が野縁の左右リップ部の裏面側に係合する際に、垂直基板部の左右両側に形成され、野縁の左右リップ部を跨ぐよう形成された跨嵌部を介して左右フランジ部にビス止めされるための左右のビス止め用脇板部のうち、一方側のビス止め用脇板部は野縁の一方のフランジ部に沿う方向に直角に折曲され、且つ垂直基板部の上部側の前記折り込み板部が垂直基板部に対して直角に折曲されてなる請求項1〜7の何れかに記載の野縁取付装置。
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