JP3135552U - 吊下げ具 - Google Patents

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Abstract

【課題】絵画用額縁等を室内の壁面に吊下げるようにした吊下げ具であって、レールを室内の天井に容易に取付けることができ、しかも室内の見栄えを損なうことがなく、さらにはレールを固定した状態でスライダを手軽に取付け、又は取り外しができるようにした吊下げ具を提供する。
【解決手段】天井10に固定する長尺の天板2と該天板の長手方向に沿って垂下状に形成された背板3とからなるレール4の背板3の下辺に沿って上方へ折り返された形状を有する係止片5が形成され、該レール4の係止片5に引掛けることが可能なフック8a、8bがスライダ6の両端にて互い違いの方向に形成され、該スライダ6の夫々のフックには各フックの自由端側から内側へ切込まれてなる係止溝が形成され、該スライダ6の一方のフック8aの係止溝に線材12の結び目13を引掛けた状態で他方のフック8bをレール4の係止片5に引掛けるようにしたものである。
【選択図】図2

Description

本考案は、絵画用額縁等を室内の壁面に吊下げるようにした吊下げ具に関する。
従来から、絵画用額縁等を室内の壁面又は天井等に吊下げるために、例えば、図14(a)、(b)に示すレールとスライダが用いられている。このレール32は、図14(a)に示すように壁面側に取り付ける場合と、図14(b)に示すように天井側に取り付ける場合とがある。そのレール32の構造は、長尺の枠本体33の内側に形成された溝34に沿って表側に長尺の開口部35が形成され、該開口部35は両側に挟持片36、36を有し、枠本体33の背部には一方に短尺の延長片37aと、他方に長尺の延長片37bとが形成されている。
このレール32の収まりは、図14(a)のように壁付けの場合は両側の延長片37a、37bを壁側のボード下地材39aにネジ38で固定し、図14(b)のように天井付けの場合は両側の延長片37a、37bを天井側のボード下地材39bにネジ38で固定することによって取付けられ、さらに両側の延長片37a、37bの上に壁又は天井のボード44a、44bを被せるため、レール32は壁又は天井のボード44a、44bに埋め込まれた状態となる。
一方、図14(a)又は(b)に示すように、このレール32に沿って摺動可能なスライダ40は、レール32の溝34内に収容される摺動部41とレール32の開口部35から突出する突出片42とを有し、この突出片42の先部に形成された穴42aに不図示の額縁等を吊下げる紐又はワイヤ等を結合することが可能とされている。従って、このスライダ40を上記のレール32に取付けるには、スライダ40をレール32の端部から挿入する以外に方法がなく、上記のように壁側又は天井側のボード下地材39a、39bに固定したレール32にスライダ40を追加したり、交換するには、少なくともレール32の端部を露出させる面倒な作業が必要となる。
また、上記のレール32は、壁又は天井のボード44a、44bの施工時に取付けられるもので、後付けで取付けられる構造を有するものではない。従って、予め上記のレール32が取付けられていない室内にレール32を取付けるには、室内の壁や天井のボード44a、44bの一部を取り外すという面倒な作業が必要となる。
さらに、他の従来技術として、特許文献1に開示された「ピクチャーレール構造」は、室内の壁面の上縁部に回り縁が設けられ、この回り縁の一部に形成された切欠部にピクチャーレールを収容して固定するという構造を有する。
また、特許文献2に開示された「天井と壁面との境界部分の構造及び回り縁」は、天井と壁面との境界部分に回り縁が設けられ、この回り縁と壁面との間に下方に開口した溝が設けられ、この溝にピクチャーレールを固定した構成とされている。
従って、上記の特許文献1及び2は、いずれも回り縁に形成した切欠き又は溝にピクチャーレールを取付けたものであり、回り縁が不可欠の構成要素となっている。また、そのピクチャーレールの構造は、図14(a)、(b)に示した構造と同様に、レールの表側に設けられた長尺の開口部の両側に挟持片を有するものであり、レールの溝内に収容されたスライダを交換したり、その溝内にスライダを追加したりするには、レールの端部を露出するか、その端部を露出できないときは、レールの取り外しが必要になるという不都合があった。
特開2003−52504号公報 特開2005−240435号公報
本考案は、上記の事情に鑑みてなされたもので、絵画用額縁等を室内の壁面に吊下げるようにした吊下げ具であって、レールを室内の天井に容易に取付けることができ、しかも室内の見栄えを損なうことがなく、さらにはレールを固定した状態でスライダを手軽に取付け、又は取り外しができるようにした吊下げ具を提供することを目的とする。
さらに、本考案は、地震等の振動が起きてレールに取付けたスライダが飛び跳ねるようなことがあっても、該スライダが係止片から外れることがなく、安全な状態で絵画等を吊下げておくことができ、また係止片に引掛けたスライダを簡単に取り外すことができる吊下げ具を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本考案における請求項1の吊下げ具は、天井に固定する長尺の天板であって間隔をあけて複数のネジ穴が形成された天板と該天板の長手方向に沿って垂下状に形成された背板とからなる硬質合成樹脂から形成されたレールの前記背板の下辺に沿って上方へ折り返された形状を有する係止片が形成されると共に、レールの係止片に引掛けることが可能なフックがスライダの両端にて互い違いの方向に形成され、該スライダの夫々のフックには各フックの自由端側から内側へ切込まれてなる係止溝が形成され、該スライダの一方のフックの係止溝に線材の結び目を引掛けた状態で他方のフックを前記レールの係止片に引掛けるようにした吊下げ具において、前記レールの背板の端部を所定幅だけ切欠き、該切欠いた部位に前記レールの天板の端部を切欠き側に折曲することによって、該折曲した部分を前記レールの端部におけるストッパとする一方、前記レールの途中における前記天板の自由端側にV字形の切欠きを形成し、該切欠きで前記レールを切欠き側に折り曲げることによって天井の角部に前記レールを固定可能とし、且つ前記レールにおける天板の下面に突出形成された規制片が前記係止片に沿って前記レールの全長にわたり設けられ、前記規制片と前記係止片との間の隙間は前記係止片に引掛けた前記スライダを該隙間から取り外すことができない幅とし、さらに前記係止片の片側端部に前記スライダの片側のフックを挿脱可能とする切欠部が形成され、該切欠部から前記スライダの片側フックを挿入して前記係止片に引掛けると共に、該スライダを前記切欠部にて取り外すことができるようにしたことを特徴とする。
以上説明した本考案の吊下げ具において、レールは、天井面に後付けでネジ固定することができる構造であるため、施工業者でない素人であっても、簡単に取付けることが可能である。
また、本考案によるスライダの一方のフックの係止溝に線材の結び目を引掛けた状態で他方のフックをレールの係止片に引掛けるという簡単な作業によって、スライダをレールに取付けることができるため、従来のようにレールの端部からスライダを取付ける必要がなく、スライダをレールの任意位置に後付けで取付けたり、取り外すことが非常に簡単な手作業によって可能となる。
また、本考案によるスライダは、フックがスライダの両端にて互い違いの方向に形成され、スライダの夫々のフックには各フックの自由端側から内側へ切込まれてなる係止溝が形成されているため、スライダに額縁等を吊下げるための線材を取付けるには、例えば線材に結び目を作り、この結び目をいずれかのフックの係止溝に引掛けるという簡単な方法によって取付けることが可能となる。また、線材を取付けていない側のフックをレールの係止片の任意位置に、自由に引掛けたり、取り外すことが可能であり、スライダの後付けがきわめて容易である。
また、本考案のレールを硬質合成樹脂により形成すると、安価に製造することが可能であるほか、着色が容易となり、金属で形成した場合とは異なる意匠性を呈することができ、例えば白色系の天井の隅等にレールを取付けた場合、このレールを白色とすることによって、レールがほとんど目立たない状況で取付け可能となる。
また、本考案のレールの構造において、レールの背板の端部を所定幅だけ切欠き、該切欠いた部位にレールの天板の端部を切欠き側に折曲することによって、該折曲した部分をレールの端部におけるストッパとすることが可能であり、このような加工はレールを上記の硬質合成樹脂により形成することで、より簡単に行うことが可能となる。
さらに、本考案のレールの構造において、レールの途中における天板の自由端側にV字形の切欠きを形成し、該切欠きでレールを切欠き側に折り曲げることによって、天井の角部等にレールを固定することが可能となる。このような加工もまた、上記のようにレールを硬質合成樹脂によって作成することで、容易に行うことが可能となる。
さらに、本考案によるスライダの各フックに該フックの自由端側から内側に切込まれてなる係止溝が並列して複数設けられた構成とし、スライダの幅を広げることによってスライダの強度を増強することができ、また線材を引掛ける方法如何によって、複数の係止溝のいずれかを使用して自由に線材を取付けることが可能となる。
また、本考案において、前記レールの両端に前記係止片の端部を塞ぐストッパが設けられると共に、該レールにおける天板の下面に突出形成された規制片が前記係止片に沿って前記レールの全長にわたり設けられ、前記規制片と前記係止片との間の隙間は前記係止片に引掛けた前記スライダを該隙間から取り外すことができない幅とし、さらに前記係止片の一部に前記スライダの片側のフックを挿脱可能とする切欠部が形成された構成としたことにより、係止片の切欠部からスライダの片側のフックを挿入し、このフックを係止片に引掛けた状態で切欠部以外の任意の位置まで移動すると、スライダは規制片と係止片との隙間から取り外すことができない状態となる。
これによって、地震等の振動が起きてレールに取付けたスライダが飛び跳ねることがあっても、スライダは係止片から外れることがなく、安全な状態で絵画等を吊下げておくことが可能となる。また、係止片に引掛けたスライダを切欠部まで移動することによって、該スライダを切欠部から簡単に取り外すことが可能となる。
また、上記の切欠部を係止片の片側端部に設けることによって、スライダを取りはずすときは、スライダを片側のストッパに当接するまで移動して切欠部から引き出すことにより、簡単に取り外すことが可能となる。
以下、本考案の実施例について図面を参照しながら説明する。
本考案による吊下げ具1は、図1又は図2(a)、(b)に示すように、天井10に固定する長尺の天板2と該天板2の長手方向に沿って垂下状に形成された背板3とからなるレール4の背板3の下辺に沿って上方へ折り返された形状を有する係止片5が形成され、該レール4の係止片5に引掛けることが可能なフック8a、8bがスライダ6の両端にて互い違いの方向に形成され、該スライダ6の夫々のフック8a、8bには各フック8a、8bの自由端側から内側へ切込まれてなる係止溝11a、11bが形成され、該スライダ6の一方のフック8aの係止溝11aに線材12の結び目13を引掛けた状態で他方のフック8bをレール4の係止片5に引掛けるようにしたものである。
このような吊下げ具1についてより詳細に述べると、本実施例は、図1に示すように、絵画等を収納した額縁14を吊下げるために用いる吊下げ具1を構成したものである。この吊下げ具1は、天井10に後付けで取付けるレール4と該レール4に任意位置で着脱自在に取付けるスライダ6とから構成され、スライダ6に取付けられた紐又はワイヤ等の線材12を額縁14の上部に設けられた取付金具20、20等に固定することによって、額縁14を天井10の下方に吊下げることを可能としたものである。なお、スライダ6の使用数は、額縁14の大きさ等によって1個又は2個以上でもよいし、スライダ6の使用数に応じて線材12の使用数も変化するものである。
上記の構成において、レール4は、図2(a)に示すように、天井10に固定する長尺の天板2と該天板2の長手方向に沿って垂下状に形成された背板3とからなり、この背板3の下辺に沿って上方へ折り返された形状を有する係止片5が形成され、該レール4の長尺の天板2に複数のネジ穴15、15…が間隔をあけて形成されたことにより、夫々のネジ穴15に挿通したネジ17でレール4を天井10に固定することを可能としている。
また、このレール4は硬質合成樹脂から形成するのが好ましい。ただし、他のアルミニウム等の金属材料から構成してもよいが、上記のように硬質合成樹脂から形成することにより、図3(b)に示すように、レール4の端部にストッパ16を形成することが容易となる。
即ち、レール4の端部にストッパ16を形成するには、図4(a)に示すように、レール4の背板3の端部2aを所定幅だけ切欠き(切欠き部18)、図4(b)に示すように、この切欠いた部位にレール4の天板2の端部2aを切欠き側に折曲することによって、図4(c)に示すように、この折曲した部分をレール4の端部におけるストッパ16として機能させることができる。また、図1に示すようにレール4の係止片5に引掛けたスライダ6を横方向にスライドした際、該スライダ6が係止片5の端部から外れないようにすることができる。また、このストッパ16をレール4の両端部に形成することにより、レール4の意匠性を向上することができる。
さらに、上記のようにレール4を硬質合成樹脂から形成することによって、図5(a)に示すように直状に形成されたレール4の途中における天板2の自由端側に、図5(b)に示すV字形の切欠き24を形成し、該切欠き24でレール4を該切欠き側に折り曲げることによって、図5(c)に示すように、天井の角部の壁面25に沿ってレール4を固定することが可能となる。この切欠き24は、レール4を天井の直角の角部をなす壁面25に沿って取り付ける場合、切欠き24の角度αを90度としてレール4を直角に折曲すればよいが、他に天井の角部が直角ではない場合、その角度に応じて切欠き24の角度αを調整して折曲すればよい。
一方、スライダ6は、図6(a)、(b)に示すように、硬質合成樹脂等による小片7の両端に、上記のレール4(図2(b)参照)の係止片5に引掛けることが可能な形状のフック8a、8bを互い違いの方向に形成してなるものである。このスライダ6はレール4と同様に硬質合成樹脂から形成してもよいし、他の合成樹脂、又はアルミニウム等の金属から形成してもよい。また、スライダ6の各フック8a、8bには該フック8a、8bの自由端側から内側の折曲部位9の途中まで切込まれてなる係止溝11a、11bが形成され、該スライダ6の一方のフック8aの係止溝11aに線材12の結び目13を引掛けた状態(図7(b)、(c)参照)で、図8(図8において2Aは天板2の切欠き部である)に示すように、他方のフック8bをレール4の係止片5の任意位置に引掛けることが可能となる。
なお、図1に示すように、本考案による吊下げ具1で額縁14を吊下げた場合、額縁14の荷重が線材12を下方へ引き下げることにより、スライダ6の係止溝11aに引掛けられた線材12の結び目13が係止溝11aに食い込んで外れ難い状況となる。従って、上記のように線材12の結び目13をスライダ6の係止溝11aに簡易に引掛けただけの取付け状況であっても、額縁14を安全に吊下げた状況で展示することが可能となる。
また、他の実施例として、スライダ6のフック8a、8bは、図9(a)、(b)に示すように、フック8a、8bの自由端側から内側の折曲部位9の途中まで切込まれてなる係止溝11aを並列して複数(図9(a)、(b)は2個)設けた構成とすることができる。この場合、スライダ6の幅を広くすることによってスライダ6の強度を増すことができ、重量のある額縁を吊下げる場合でも安全な吊下げが可能となる。また、スライダ6のフック8a、8bに複数の係止溝11a、11bを形成した場合、線材12をどのように係止するかは自由であるが、上記のように線材12に結び目13を作らずに、少なくとも2個の係止溝(例えば11a、11a)に線材12を引掛けるようにしてもよい。
さらに、上記のように幅を広く形成したスライダ6を用いて額縁14を吊下げる場合、図9(b)に示すようにスライダ6の係止溝11aに線材12を引掛けるのではなく、図10(a)、(b)に示すように、スライダ6のフック8aの隙間9a(図10(b)参照)に線材12を掛けるようにしてもよく、このような線材12の簡単な引掛け作業によって、幅の狭い額縁14の場合、左右のバランスを均等に取った状態で吊下げることが可能となる。
なお、本考案の吊下げ具は、上記の実施例に記載してあるように天井の下方に絵画用額縁を吊下げる場合に使用するほか、絵画等を収納したパネルや装飾品等を吊下げて展示する場合にも使用することが可能である。
また、本実施例の吊下げ具1のレール4は、図11又は図12(この図はレール4の天板2に破断部2Aを形成してある)に示すように、天井10にネジ17等で固定する長尺の天板2と該天板2の長手方向に沿って垂下状に形成された背板3とを有し、該レール4の背板3の下辺に沿って上方へ折り返された形状を有する係止片5が形成されている。
このような構成において、レール4の両端に係止片5の端部を塞ぐストッパ16、16が設けられると共に、該レール4における天板2の下面に突出形成された規制片21が係止片5に沿ってレール4の全長にわたり設けられている。このような構成において、規制片21の下端と係止片5の上端との間の隙間5aは係止片5に引掛けたスライダ6を該隙間5aから取り外すことができない幅(L1)とされている。この隙間5aの幅L1は、図13(c)に示すように、スライダ6の片側フック8bの長さL2よりも短い長さである。
さらに、レール4の構成において、係止片5の一部には切欠部19が形成されている。この切欠部19は、図11又は図12に示すように、係止片5の片側端部に設けられた構成とするのが好ましい。こうすることによって、スライダ6を取り外すときは、スライダ6を片側のストッパ16に当接するまで移動して切欠部19から引き出すことにより、簡単に取り外すことが可能となる。
さらに、本実施例において、スライダ6は、レール4の係止片5に引掛けることが可能なフック8a、8bがスライダ6の両端にて互い違いの方向に形成され、夫々のフック8a、8bには各フック8a、8bの自由端側から内側へ切込まれてなる係止溝11a、11bが形成され、該スライダ6の一方のフック8aの係止溝11aに線材12の結び目13を引掛けた状態で他方のフック8bをレール4の係止片5に引掛けることが可能とされている。
上記の構成において、図13(a)、(b)に示すように、レール4の係止片5の切欠部19からスライダ6の片側フック8bを挿入して、図13(c)に示すように係止片5に引掛けた状態で切欠部19以外の任意の位置まで移動すると、スライダ6は規制片21と係止片5との隙間5aから取り外すことができない状態となり、地震等の振動が起きてスライダ6が飛び跳ねたりすることがあっても、スライダ6は係止片5から外れることがなく、安全な状態で、スライダ6に取付けた線材12に絵画等を吊るしておくことが可能となる。また、図11に示すように、係止片5に引掛けたスライダ6を切欠部19まで移動することによって、該スライダ6を切欠部19から簡単に取り外すことができる。
本考案の吊下げ具は、絵画用額縁等を室内の壁面に吊下げるようにした吊下げ具であって、レールを室内の天井に容易に取付けることができ、しかも室内の見栄えを損なうことがなく、さらにはレールを固定した状態でスライダを手軽に取付け、又は取り外しができるようにした吊下げ具として利用可能である。
本考案による実施例1の吊下げ具によって額縁を吊下げた状況を示す正面図である。 本考案による吊下げ具のレールを天井の隅に取付けた状況を示す断面図であり、(a)はスライダを取付ける前の状況を示し、(b)はスライダを取付けた後の状況を示す。 (a)は本考案による吊下げ具のレールの端部を示す斜視図であり、(b)はその端部にストッパを設けた状況を示す斜視図である。 (a)〜(c)は、本考案による吊下げ具のレールの端部にストッパを形成するための加工方法を示す正面図である。 (a)〜(c)は、本考案による吊下げ具のレールを直角に折曲する加工方法を示す上面図である。 (a)は本考案による吊下げ具のスライダの側面図であり、(b)はその正面図である。 (a)、(b)は、本考案による吊下げ具のスライダに線材を取付ける方法を示す斜視図であり、(c)はスライダの断面図である。 本考案による吊下げ具のレールの任意位置にスライダを引掛けた状況を示す一部切欠き斜視図である。 本考案による吊下げ具の他の実施例に係るスライダの斜視図であり、(a)は線材をフックに引掛ける前の状況を示し、(b)は線材をフックに引掛けた状況を示す。 (a)は図9(a)、(b)に示す吊下げ具におけるスライダの他の使用方法を示す正面図であり、(b)はスライダの拡大斜視図である。 本考案の実施例2による吊下げ具のレールを正面から見た図である。 本考案の実施例2におけるレールにスライダを取り付けた状況を示す部分斜視図である。 (a)は図11のA−A線断面におけるスライダの離脱状況を示し、(b)は図11のA−A線断面においてスライダを挿入した状況を示し、(c)は図11のB−B線断面においてスライダを係止片の途中まで移動した状況を示す。 (a)、(b)は、従来の吊下げ具の取付け状況を示す断面図である。
符号の説明
1 吊下げ具
2 天板
2a 端部
3 背板
4 レール
5 係止片
5a 隙間
6 スライダ
7 小片
8a、8b フック
9 折曲部
9a フックの隙間
10 天井
11a、11b 係止溝
12 線材
13 結び目
14 額縁
15 ネジ穴
16 ストッパ
17 ネジ
18 切欠いた部位
19 切欠部
20 取付金具
21 規制片
22a、22b ボード
23a、23b ボード受材
24 切欠き
25 天井の角部の壁面

Claims (1)

  1. 天井に固定する長尺の天板であって間隔をあけて複数のネジ穴が形成された天板と該天板の長手方向に沿って垂下状に形成された背板とからなる硬質合成樹脂から形成されたレールの前記背板の下辺に沿って上方へ折り返された形状を有する係止片が形成されると共に、レールの係止片に引掛けることが可能なフックがスライダの両端にて互い違いの方向に形成され、該スライダの夫々のフックには各フックの自由端側から内側へ切込まれてなる係止溝が形成され、該スライダの一方のフックの係止溝に線材の結び目を引掛けた状態で他方のフックを前記レールの係止片に引掛けるようにした吊下げ具において、前記レールの背板の端部を所定幅だけ切欠き、該切欠いた部位に前記レールの天板の端部を切欠き側に折曲することによって、該折曲した部分を前記レールの端部におけるストッパとする一方、前記レールの途中における前記天板の自由端側にV字形の切欠きを形成し、該切欠きで前記レールを切欠き側に折り曲げることによって天井の角部に前記レールを固定可能とし、且つ前記レールにおける天板の下面に突出形成された規制片が前記係止片に沿って前記レールの全長にわたり設けられ、前記規制片と前記係止片との間の隙間は前記係止片に引掛けた前記スライダを該隙間から取り外すことができない幅とし、さらに前記係止片の片側端部に前記スライダの片側のフックを挿脱可能とする切欠部が形成され、該切欠部から前記スライダの片側フックを挿入して前記係止片に引掛けると共に、該スライダを前記切欠部にて取り外すことができるようにしたことを特徴とする吊下げ具。
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