JP6418899B2 - 建具 - Google Patents

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Description

本発明は、屋内外を仕切るサッシや屋内空間の間仕切りとして使用されるものであって、互いに隣り合うパネル体同士の連結角度を自在に調整して施工可能な連窓などの建具に関する。
建具として、例えば、二つの窓の縦枠と、この二つの縦枠を連結する方立とによって構成される連結装置を備えたものが知られている(特許文献1参照)。方立は、断面円弧状であって両端縁部を有する周壁と、この周壁の内壁面間を連続する仕切壁とを一体に有して構成され、周壁の両端縁部間には開口部が形成されている。方立の開口部には、一方の縦枠が差し込まれて嵌合し、仕切壁には、当該一方の縦枠がねじによって固定されている。
また、方立の周壁には、他方の縦枠が連結具を介して連結されている。連結具は、縦枠の見込み幅と同幅を有するウエブと、ウエブの幅方向両端部から鋭角をもって延びてそれぞれ形成された接触片と、他方の縦枠に嵌合する突片とを一体に有して構成されている。
連結具の突片には、他方の縦枠が嵌合している。連結具は、接触片が方立の周壁に接触した状態で、ねじによって当該周壁に固定されている。
この連結装置では、連結具の方立への固定の際に、連結具の方立の周壁に対する周方向位置を調整することで、両縦枠同士の連結角度を自在に調整可能である。
特公昭53−25191号公報
しかし、特許文献1に記載の建具では、一方の縦枠と、方立と、他方の縦枠とが別部材であるため、これらを連結する施工においては、先ず方立を設置し、次に一方の縦枠を方立の開口部に差し込んで固定し、さらに他方の縦枠を、連結具を介して方立の周壁に固定するといった3工程が必要となる。このように、一方の縦枠と、方立と、他方の縦枠とが別部材である以上、前述した工程を削減して施工の簡略化を図ることが困難である。
また、本発明の技術分野に属する建具を、スーパーマーケットやホームセンター等の店舗において屋内外を仕切るショップフロントやストアフロントなどのサッシとして使用する場合や、屋内空間の間仕切りとして使用する場合、第三者に目視される建具の内観、外観形状をどのように構成するかは設計上の主題の一つである。
特許文献1に記載の建具では、一方の縦枠は、方立の開口部に差し込まれて嵌合するので、方立の周壁に覆われて露呈せずに位置することとなる。これに対し、他方の縦枠は、方立の周壁に固定された連結具に嵌合するので、連結具とともに露呈して位置することとなる。このため、両縦枠同士の連結部分の左右形状は異なったものとなってしまうので、建具の内観、外観形状の設計幅を拡げることが困難である。
本発明の目的は、施工を簡略化でき、内観、外観形状の設計幅を拡げることができる建具を提供することにある。
本発明の建具は、互いに隣り合って配置される第一パネル体および第二パネル体を備え、前記第一パネル体は、第一パネルと、第一縦枠備え前記第一縦枠は、前記第一パネルを保持する第一縦枠本体および前記第一縦枠本体を保持する第一保持枠体を有する縦枠部と、断面円弧状に形成された方立部とを有し、前記第一保持枠体は、その見込み方向で対向すると共に前記方立部に一体に連続した一対の側面部と、前記一対の側面部を連結した連結片とを有し、前記第二パネル体は、第二パネルと、第二縦枠を備え、
前記第二縦枠は、前記第二パネルを保持する第二縦枠本体および前記第二縦枠本体を保持する第二保持枠体を有し、前記第二保持枠体は、その見込み方向で対向する一対の側面部と、前記一対の側面部を連結した連結片とを有し、前記第二保持枠体の一対の側面部間には気密材が設けられ、前記第二保持枠体の連結片には、前記方立部の周面に当接可能な突起が設けられ、前記第一縦枠本体および前記第二縦枠本体は、見込み片と、前記見込み片の見込み方向における中間部に形成された凹溝形成部とを有し、前記第一縦枠本体の見込み片は前記第一保持枠体の一対の側面部に係合し、前記第一縦枠本体における前記凹溝形成部の底片は前記第一保持枠体の連結片に当接し、前記第二縦枠本体の見込み片は前記第二保持枠体の一対の側面部に係合し、前記第二縦枠本体における前記凹溝形成部の底片は前記第二保持枠体の連結片に当接し、前記第二縦枠本体における前記凹溝形成部の底片、前記第二保持枠体の連結片および前記方立部に固定ビスがねじ込まれることによって前記第二縦枠が前記方立部に固定され、前記固定ビスがねじ込まれた状態では、前記第二保持枠体の連結片の突起と前記第二保持枠体の一対の側面部および前記気密材とは、前記方立部の周面に当接することを特徴とする。
本発明の建具によれば、第一保持枠体の一対の側面部が、方立部に一体に連続しているため、縦枠部と方立部とが一体に形成された一つの部材を構成できる。これにより、縦枠部および方立部を備える第一縦枠と第二縦枠とを連結する施工を簡単に行うことができる。すなわち、先ず縦枠部および方立部を備える第一縦枠を設置し、次に第二縦枠の連結片を方立部の周面に固定する2工程によって簡単に施工できる。この本発明の建具は、3工程が必要とされる特許文献1に記載の建具と比べ、施工性の向上を図れる。
また、縦枠部および方立部を備える第一縦枠と第二縦枠との互いの形状は異なるが、第一保持枠体の一対の側面部が方立部の両端部に一体に連続するとともに、第二保持枠体の一対の側面部が方立部の周面に沿って配置されるため、方立部の形状や寸法に制限されることなく、第一保持枠体および第二保持枠体の側面部同士の外形の設計幅を拡げることができる。例えば、第一保持枠体および第二保持枠体の左右の側面部同士の外形を、同形状、同寸法としたり、また、方立部の円弧中心を通る対称軸を基準に線対称な形状としたりすることで、シンプルな印象の内観、外観を構成できる。
さらに、第一保持枠体の一対の側面部が、方立部の両端部に一体に連続しているため、部品点数を削減できる。さらに、部材同士を連結する補強材などを増設せずに強度の向上を図れ、見込み寸法を維持したまま大開口とした大型の建具を構成できる。
加えて、第二縦枠に設けられた気密材を方立部の周面に当接することで、方立部および第二縦枠間の水密性能を向上できる。また、第一縦枠の縦枠部と方立部とは一体に連続して形成されているため、これらの間に気密材などを設ける必要はなく、気密材の使用量を削減できる。さらに、気密材は、一対の側面部間に設けられるため、内観、外観上、気密材が露呈することがない。
なお、本発明の建具では、第二縦枠は、方立部の周面に沿って位置決め可能であるので、第一パネル体に対する第二パネル体の連結角度を自在に調整して施工可能である。
本発明の建具では、前記第一縦枠の縦枠部および前記第二縦枠の見込み寸法は互いに同じ寸法とされ、前記方立部の径寸法は、前記縦枠部および前記第二縦枠の見込み寸法以下とされることが好ましい。
このような構成によれば、方立部の径寸法が縦枠部および第二縦枠の見込み寸法以下とされるため、方立部が縦枠部および第二縦枠の見付け面から突出して位置することをなくせる。これにより、例えば、縦枠部や第二縦枠の見付け面にアングルや額縁などの内外装材を取り付ける場合に、方立部を避けるための切欠きや別の造作を設ける必要をなくすことができ、簡単に内外装材を取り付けることができる。
この本発明の建具に対し、特許文献1に記載の建具では、方立の開口部に一方の縦枠が差し込まれる構成であるため、方立の径寸法を一方の縦枠の見込み寸法以下とすることはできず、例えば、内外装材を取り付ける場合には方立を避けるための切欠きや別の造作を設ける必要があり、内外装材の取り付けに手間を要する。
本発明の建具では、前記第一保持枠体および前記第二保持枠体の一対の側面部には係合部がそれぞれ形成され、前記第一縦枠本体および前記第二縦枠本体の見込み片の両端部には、前記第一保持枠体および前記第二保持枠体のいずれの前記一対の係合部にも係合可能な係合爪がそれぞれ形成されることが好ましい。
このような構成によれば、例えば、単板ガラスや複層ガラスを保持可能な第一、第二縦枠本体のうちのいずれか一方の係合爪を、第一保持枠体および第二保持枠体のうちのいずれか一方の係合部に係合できるので、上記単板ガラス、複層ガラスなどの各種のパネルに対応して、これらを保持した第一パネル体第二パネル体を構成できる。これにより、各種のパネルを保持する第一、第二縦枠本体のいずれであっても第一保持枠体や第二保持枠体に装着できるので第一、第二縦枠本体を保持するための専用の保持枠体などを設計等する必要をなくして製造コストを削減できる。
本発明の建具では、前記第一保持枠体および前記第二保持枠体の一対の側面部は、縦片と、前記縦片に連続する斜片とをそれぞれ有して構成され、前記第一保持枠体の一対の斜片は、前記方立部の端部に連続して形成され、前記第二保持枠体の一対の斜片は、前記方立部の周面に当接可能に形成され、前記第一保持枠体および前記第二保持枠体のそれぞれの一対の斜片のうちの少なくとも一方は、前記第一パネル体に対する前記第二パネル体の連結角度が最小出隅角度または最小入隅角度となった状態で、互いに面接触可能に構成されることが好ましい。
このような構成によれば、第一保持枠体および第二保持枠体のそれぞれの一対の斜片のうちの少なくとも一方は、第一パネル体に対する第二パネル体の連結角度が最小出隅角度または最小入隅角度となった状態で、互いに面接触可能に構成されるため、最小出隅角度となった際に斜片同士が面接触する場合には、第一保持枠体および第二保持枠体間に隙間が形成されることのないシンプルな内観を構成でき、また、最小入隅角度となった際に斜片同士が面接触する場合には、第一保持枠体および第二保持枠体間に隙間が形成されることのないシンプルな外観を構成できる。
本発明によれば、施工を簡略化でき、内観、外観形状の設計幅を拡げることができる建具を提供できる。
本発明の第1実施形態に係る建具を示す外観姿図。 第1実施形態に係る建具を示す縦断面図。 第1実施形態に係る建具を示す横断面図 第1実施形態に係る建具の要部を示す斜視図。 第1実施形態に係る建具を拡大して示す横断面図。 第1実施計形態に係る建具の施工を説明するための説明図。 第1実施形態に係る建具を出隅120°とした状態を示す横断面図。 第1実施形態に係る建具を出隅90°とした状態を示す横断面図。 第2実施形態に係る建具を示す横断面図。 第3実施形態に係る建具を示す横断面図。 第4実施形態に係る建具を示す横断面図。 本発明の変形例に係る建具を示す横断面図。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜3において、本実施形態に係る建具である連窓1は、スーパーマーケットやホームセンター等の店舗において屋内外を仕切るショップフロントやストアフロントなどに用いられるものとして使用されるものであり、互いに隣り合って配置される第一パネル体2、第二パネル体3を備えて構成されている。
パネル体2,3は、枠体4と、枠体4内に設けられたパネル(第一パネル、第二パネル)である単板ガラス5とをそれぞれ備えて構成されている。
パネル体2の枠体4は、アルミ押出形材によって形成された上枠6、下枠7、左方の縦枠8、右方の第一縦枠20を枠組みし、縦枠8、第一縦枠20間に無目9を設けて構成されている。パネル体2では、図3に示すように、縦枠8は左側に位置し、第一縦枠20は右側に位置している。
パネル体3の枠体4は、前述同様の上枠6、下枠7、縦枠8、無目9と、縦枠8の反対側に位置する第二縦枠40とを備えて構成されている。パネル体3では、図3に示すように、縦枠8は右側に位置し、第二縦枠40は左側に位置している。
パネル体2において、単板ガラス5は無目9の上下に二枚設けられている。また、パネル体3において、単板ガラス5は無目9の上下に二枚設けられている。
第一縦枠20は、図4,5に示すように、縦枠部21と、方立部31とを有して構成されている。縦枠部21および方立部31は一体に連続して形成されている。
縦枠部21は、単板ガラス5の側縁部を保持する縦枠本体10(第一縦枠本体)と、縦枠本体10を保持する保持枠体21A(第一保持枠体)とを備えて構成されている。
縦枠本体10は、見込み片11と、凹溝形成部12とを有して構成されている。見込み片11の両端部には、係合爪111がそれぞれ形成されている。凹溝形成部12は、見込み片11の中間部に形成されており、見込み片11から縦枠部21の見付け方向外側に延びた一対の側片121,122と、側片121,122の見付け方向外側の端部に連続している底片123とを有して構成されている。側片121,122および底片123によって凹溝(a)が形成されている。第一縦枠20の見込み方向における凹溝(b)の幅寸法は、単板ガラス5や複層ガラス5A(図9参照)などの各パネルの見込み寸法(厚さ寸法)に対応した寸法とされている。本実施形態では、前述した凹溝(a)の幅寸法は、単板ガラス5の見込み寸法に対応した寸法とされている。この縦枠本体10は、凹溝(a)に差し込まれた単板ガラス5の側縁部をバックアップ材13、シール材14を介して保持している。
保持枠体21Aは、一対の縦片22A,22Bと、一対の斜片23A,23Bと、連結片24とを有して構成されている。屋外側の縦片22Aおよび斜片23Aによって屋外側の側面部28Aが構成されており、屋内側の縦片22Bおよび斜片23Bによって屋内側の側面部28Bが構成されている。屋外側の縦片22Aは、その見付け方向外側の端部が屋外側の斜片23Aに連続しているとともに、その見付け方向内側の端部に係合部221が形成されている。屋内側の縦片22Bは、その見付け方向外側の端部が屋内側の斜片23Bに連続しているとともに、その見付け方向内側の端部に係合部221が形成されている。係合部221には係合爪111が係合する。
斜片23A,23Bは、縦片22A,22Bから縦枠部21の見込み方向内側に傾斜して形成されており、斜片23A,23Bの方立部31側の側縁は互いに接近して位置している。本実施形態では、縦片22Aに対する斜片23Aの傾斜角度および縦片22Bに対する斜片23Bの傾斜角度は45°である。連結片24は、斜片23A,23B間に連続して形成されて当該斜片23A,23B同士を連結している。見込み方向で対向する一対の側面部28A,28Bの外形は、方立部31の後述する円弧中心35を通って縦枠部21の見付け方向に沿って延びる対称軸を基準に線対称な形状となっている。
この保持枠体21Aには、係合部221に係合爪111が係合され、連結片24に底片123が皿ビス18によってビス止めされることで、縦枠本体10が装着されている。
方立部31は、開口部32を形成する両端部33,34を有して断面円弧状に形成されている。両端部33,34は、斜片23A,23Bにそれぞれ連続している。方立部31の円弧中心35は、斜片23A,23Bの延長線上に位置している。方立部31の径寸法A(周面36の直径寸法)は、縦枠部21の見込み寸法B(縦片22Aの外面から縦片22Bの外面までの見込寸法)以下の寸法とされている。例えば、見込み寸法Bが70mmのとき、径寸法Aは60mmとされてもよく、また、見込み寸法Bが100mmのとき、径寸法Aは90mmとされてもよい。これらの場合、方立部31は、縦片22A,22Bの見付け面から見込み方向内側に5mmずつ離れて位置する。
第二縦枠40は、図4,5に示すように、単板ガラス5の側縁部を保持する縦枠本体10(第二縦枠本体)と、縦枠本体10を保持する保持枠体41A(第二保持枠体)とを備えて構成されている。
第二縦枠40の縦枠本体10は、縦枠部21の縦枠本体10と左右反転されて構成されているので、図に同符号を適宜付して詳細な説明を省略する。
保持枠体41Aは、一対の縦片42A,42Bと、一対の斜片43A,43Bと、連結片44と、二つの気密材45とを有して構成されている。屋外側の縦片42Aおよび斜片43Aによって屋外側の側面部48Aが構成されており、屋内側の縦片42Bおよび斜片43Bによって屋内側の側面部48Bが構成されている。屋外側の縦片42Aは、その見付け方向外側の端部が屋外側の斜片43Aに連続しているとともに、その見付け方向内側の端部に係合部421が形成されている。屋内側の縦片42Bは、その見付け方向外側の端部が屋内側の斜片43Bに連続しているとともに、その見付け方向内側の端部に係合部421が形成されている。係合部421には係合爪111が係合する。
斜片43A,43Bは、縦片42A,42Bから第二縦枠40の見込み方向内側に傾斜して形成されており、斜片43A,43Bの方立部31側の側縁は互いに接近して位置している。本実施形態では、縦片42Aに対する斜片43Aの傾斜角度および縦片42Bに対する斜片43Bの傾斜角度は45°である。連結片44は、斜片43A,43B間に連続して形成されて当該斜片43A,43B同士を連結しており、その両端部440が斜片43A,43Bに向かって折曲されて係合部441が形成されている。両端部440が斜片43A,43Bに交わる角度は90°に設定されている。連結片44の中間部には、方立部31の周面36(外周面)に当接可能な二つの突起442が設けられている。二つの気密材45は、連結片44の係合部441にそれぞれ係合されており、縦片42A,42B間に位置している。見込み方向で対向する一対の側面部48A,48Bの外形は、方立部31の円弧中心35を通って第二縦枠40の見付け方向に沿って延びる対称軸を基準に線対称な形状となっている。
この保持枠体41Aには、係合部421に係合爪111が係合され、連結片44に底片123が皿ビス18によってビス止めされることで、縦枠本体10が装着されている。
側面部28A,48Aの外形は、方立部31の円弧中心35を通って縦枠部21および第二縦枠40の見付け方向に交差する方向に延びる対称軸を基準に線対称な形状となっている。側面部28B,48Bの外形は、方立部31の円弧中心35を通って縦枠部21および第二縦枠40の見付け方向に交差する方向に延びる対称軸を基準に線対称な形状となっている。また、側面部28A,48Aの見付け寸法および見込み寸法は同じとされ、側面部28B,48Bの見付け寸法および見込み寸法は同じとされる。従って、縦片42A,42Bの見付け面および斜片43A,43Bの外面によって構成される第二縦枠40の各露呈面46は、縦片22A,22Bの見付け面および斜片23A,23Bの外面によって構成される縦枠部21の各露呈面26と左右反対向きの形状とされている。
また、第二縦枠40の見込み寸法C(縦片42Aの外面から縦片42Bの外面までの見込み寸法)は、縦枠部21の見込み寸法Bと同じ寸法とされている。さらに、縦片42A,42Bの各先端によって形成される開口部から連結片44までの見付け方向における距離は、縦片22A,22Bの各先端によって形成される開口部から連結片24までの見付け方向における距離と等しい。
第二縦枠40は、タッピングビス等からなる固定ビス47によって方立部31の円弧状の周面36に固定されている。固定ビス47は、第二縦枠40の縦枠本体10の底片123と連結片44と方立部31の周面36の周方向における任意位置とにねじ込まれる。固定ビス47がねじ込まれた状態では、二つの突起442が方立部31の周面36に当接する。
第二縦枠40が方立部31に固定された状態では、斜片43A,43Bの先端および気密材45は、方立部31の周面36にそれぞれ当接している。また、第二縦枠40は、斜片43A,43Bの延長線上に方立部31の円弧中心35が位置するように配置されている。
なお、第二縦枠40の縦枠本体10の凹溝には、単板ガラス5の吊り込み時における固定ビス47の頭部との接触を防止するために軟質ブロック15(図3参照)が設けられている。
また、屋外側の斜片43Aの下部が切り欠かれ、かつ樹脂製のシールブロック491が連結片44に沿って設置されることによって屋外側に排水口を有した排水構造49(図4参照)が第二縦枠40の下部に形成されている。
[連窓の施工]
以下、本実施形態に係る連窓1の施工について説明する。
先ず、図6に示すように、上枠6、下枠7、無目9、縦枠8および第一縦枠20の縦枠本体10を枠組みし、当該縦枠本体10に保持枠体21Aを装着してパネル体2の枠体4を構成する。他方、上枠6、下枠7、無目9、縦枠8および第二縦枠40の縦枠本体10を枠組みし、当該縦枠本体10に保持枠体41Aを装着してパネル体3の枠体4を構成する。
次に、パネル体2の枠体4を所定位置に設置する。これにより、縦枠部21および方立部31の双方が同時に設置される。パネル体2の枠体4の設置後、パネル体3の枠体4を設置する。
ここで、方立部31の周面36に沿って第二縦枠40を位置決めする。この第二縦枠40の位置決めにより、例えば、図3〜5に示すように、円弧中心35を中心とするパネル体2に対するパネル体3の連結角度を180°とすることで、パネル体2,3同士を平行に配置できる。図7に示すように、パネル体2に対するパネル体3の連結角度を120°とすることで、出隅120°にでき、図8に示すように、パネル体2に対するパネル体3の連結角度を90°とすることで、最小出隅角度である出隅90°にできる。
また、第二縦枠40の位置決めにより、例えば、パネル体2に対するパネル体3の連結角度を210°とすることで、入隅120°にでき、パネル体2に対するパネル体3の連結角度を270°とすることで、最小入隅角度である入隅90°にできる。
出隅90°とした場合、屋内側の斜片23B,43B同士は互いに面接触する。また、入隅90°とした場合、屋外側の斜片23A,43A同士は互いに面接触する。
第二縦枠40を方立部31の周面36に沿って位置決めした後、固定ビス47を縦枠本体10の底片123、連結片44、方立部31にねじ込むことにより、第二縦枠40を方立部31に固定し、斜片43A,43Bの先端および各気密材45を方立部31の周面36に密に当接させる。
次に、軟質ブロック15を縦枠本体10の凹溝に適宜配置し、単板ガラス5をパネル体2,3の枠体4にそれぞれ吊り込む。そして、バックアップ材13、シール材14によって単板ガラス5の両側縁部を縦枠8や第一縦枠20、または縦枠8や第二縦枠40に装着された縦枠本体10にそれぞれ取り付ける。
なお、例えば図5に示すように、屋内側に内装材16を装着する場合や、屋外側に外装材17を装着する場合、パネル体2に対するパネル体3の連結角度が90°〜270°のいずれの角度であっても、縦枠部21および第二縦枠40の見込み寸法B,Cよりも小さい径寸法Aの方立部31に対して内装材16や外装材17が干渉することがない。これにより、内装材16や外装材17に方立部31との干渉を回避するための切欠きや別の造作を設ける必要がない。
このようにして、パネル体2に対するパネル体3の連結角度を自在に調整した連窓1を施工する。
[第1実施形態の効果]
(1)パネル体2の一対の側面部28A,28Bが、方立部31の両端部33,34に一体に連続しているため、縦枠部21と方立部31とが一体に形成された一つの部材である第一縦枠20を構成できる。これにより、第一縦枠20と第二縦枠40とを連結する施工を簡単に行うことができる。すなわち、先ず第一縦枠20を設置し、次に第二縦枠40の連結片44を方立部31の周面36に固定する2工程によって第一縦枠20と第二縦枠40とを簡単に連結でき、施工性の向上を図れる。
また、第一縦枠20、第二縦枠40の互いの形状は異なるが、縦枠部21の側面部28A,28Bが方立部31の両端部33,34に一体に連続するとともに、第二縦枠40の側面部48A,48Bが方立部31の周面36に当接するため、方立部31の形状や寸法に制限されることなく、側面部28A,28Bおよび側面部48A,48B同士の外形の設計幅を拡げることができ、本実施形態のように、左右の側面部28A,28Bおよび側面部48A,48B同士の外形を、同形状、同寸法であって、方立部31の円弧中心35を通って第一縦枠20および第二縦枠40のそれぞれの見付け方向に交差する方向に延びる対称軸を基準に線対称な形状として、シンプルな印象の内観、外観を構成できる。
さらに、パネル体2の側面部28A,28Bが、方立部31の両端部33,34に一体に連続しているため、部品点数を削減できる。さらに、前述したように一体に連続して形成された縦枠部21と方立部31との連続部分を補強材などによって補強しなくても十分な強度を確保でき、見込み寸法を維持したまま大開口とした大型の建具を構成できる。
(2)方立部31の径寸法Aが縦枠部21および第二縦枠40の見込み寸法B,C以下とされるため、方立部31が縦枠部21および第二縦枠40の見付け面から突出して位置することがない。このため、縦枠部21や第二縦枠40の見付け面にアングルや額縁などの内装材16、外装材17を取り付ける場合に、方立部31を避けるための切欠きや別の造作を設ける必要をなくすことができ、内装材16や外装材17の取り付けを簡単に行うことができる。
(3)パネル体2に対するパネル体3の連結角度が出隅90°(最小出隅角度)となった状態では、屋内側の斜片23B,43B同士が面接触するため、屋内側の側面部28B,48B間に隙間が形成されることのない、より一層シンプルな内観を構成できる。
また、パネル体2に対するパネル体3の連結角度が入隅90°(最小入隅角度)となった状態では、屋外側の斜片23A,43A同士が面接触するため、屋外側の側面部28A,48A間に隙間が形成されることのない、より一層シンプルな外観を構成できる。
(4)第二縦枠40に設けられた気密材45を方立部31の周面36に当接することで、方立部31および第二縦枠40間の水密性能を向上できる。また、縦枠部21と方立部31とは一体に連続して形成されているため、これらの間に気密材45などを設ける必要はなく、気密材45の使用量を削減できる。さらに、縦枠部21と方立部31とが一体に形成されることで、これらが別体として形成される場合と比べて気密性能を高めることができる。
加えて、気密材45は、側面部48A,48B間に設けられるため、内観、外観上、気密材45が露呈することがない。
[第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態を主に図9に基づいて説明する。
第2実施形態に係る連窓1は、単板ガラス5を保持可能な幅寸法の凹溝を有した縦枠本体10に代えて、単板ガラス5と厚さ寸法が異なる複層ガラス5Aを保持可能な幅寸法の凹溝(a)を有した縦枠本体10Aが保持枠体21A,41Aに装着されて構成されている。第2実施形態に係る連窓1は、前述した複層ガラス5Aおよび縦枠本体10Aの構成を除き、第1実施形態に係る連窓1と同様に構成されているので、詳細な説明を省略する。
第2実施形態に係る連窓1によれば、第1実施形態に係る連窓1と同様の作用効果を発揮できる。
[第3実施形態]
以下、本発明の第3実施形態を主に図10に基づいて説明する。
第3実施形態に係る連窓1Aは、パネル体51,52,53によって構成されている。
連窓1Aにおいて、パネル体51は前述したパネル体2と同様に形成され、パネル体53は前述したパネル体3と同様に形成されている。そして、パネル体51,53間にはパネル体52が配置されている。
パネル体52は、第一縦枠20と同様に形成された右側の第一縦枠20Aと、第二縦枠40と同様に形成された第二縦枠40Aとを備えており、残余の構成はパネル体51,53と同様である。
パネル体51の方立部31には、パネル体52の第二縦枠40Aが固定ビス47によって固定されている。また、パネル体52の方立部31には、パネル体53の第二縦枠40が固定ビス47によって固定されている。
この連窓1Aでは、パネル体51に対するパネル体52の連結角度を自在に調整可能であるとともに、パネル体52に対するパネル体53の連結角度をも自在に調整可能に構成されている。
なお、パネル体51,52の関係では、パネル体51が第一パネル体であり、パネル体52が第二パネル体である。また、パネル体52,53の関係では、パネル体52が第一パネル体であり、パネル体53が第二パネル体である。
第3実施形態に係る連窓1によれば、第1実施形態に係る連窓1と同様の作用効果を発揮できる。
[第4実施形態]
以下、本発明の第4実施形態を主に図11に基づいて説明する。
第4実施形態に係る連窓1Bは、第3実施形態に係る連窓1Aと基本構成は同じであるが、連窓1Aの第一縦枠20,20A、第二縦枠40,40Aに代えて、第一縦枠20B,20C、第二縦枠40B,40Cを備える点で相違する。
第一縦枠20Bは、縦枠部61と、方立部71とを有して構成されている。縦枠部61および方立部71は一体に連続して形成されている。
縦枠部61は、前述した縦枠本体10と、縦枠本体10を保持する保持枠体61Aとを備えて構成されている。
保持枠体61Aは、前述した縦片22A,22Bと、縦片22Aに連続している見込み片63Aと、縦片22Bに連続している斜片63Bとを有して構成されている。屋外側の縦片22Aおよび見込み片63Aによって側面部68Aが構成されており、屋内側の縦片22Bおよび斜片63Bによって側面部68Bが構成されている。
縦片22Aの見付け方向外側の端部は、見込み片63Aの屋外側の端部に連続しており、縦片22Bの見付け方向外側の端部は、斜片63Bに連続している。見込み片63Aには縦枠本体10がビス止めされる固定片部64が形成されている。斜片63Bは、縦片22Bから縦枠部61の見込み方向内側に傾斜して形成されている。
方立部71は、円柱状に形成されており、その周面76には見込み片63Aの屋内側の端部および斜片63Bの端部が一体に連続して設けられている。この方立部71は、前述した方立部31よりも小径であり、縦片22Aよりも縦片22B側寄りの屋内側の位置に配置されている。
第二縦枠40Bは、前述した縦枠本体10と、縦枠本体10を保持する保持枠体81とを備えて構成されている。
保持枠体81は、前述した縦片42A,42Bと、縦片42Aに連続している見込み片83Aと、縦片42Bに連続している斜片83Bとを有して構成されている。屋外側の縦片42Aおよび見込み片83Aによって側面部88Aが構成されており、屋内側の縦片42Bおよび斜片83Bによって側面部88Bが構成されている。
縦片42Aの見付け方向外側の端部は、見込み片83Aの屋外側の端部に連続しており、縦片42Bの見付け方向外側の端部は、斜片83Bに連続している。斜片83Bは、縦片42Bから第二縦枠40Bの見込み方向内側に傾斜して形成されているとともに、見込み片83Aの屋内側の端部に連続している。
見込み片83Aは、縦枠本体10がビス止めされる固定片部84と、方立部71の周面76に沿って当接配置される円弧状部85と、円弧状部85に取り付けられて周面76に当接する気密材86とを有して構成されている。円弧状部85には、固定ビス47が差し込まれており、この固定ビス47が方立部71にねじ込まれることによって当該方立部71に連結されている。
この第一縦枠20B、第二縦枠40Bは、方立部71が屋内側に位置するため、出隅を形成可能な構成とされている。
第一縦枠20Cは、図11において第一縦枠20Bを上下反転した構成(固定片部64を除く)とされており、第二縦枠40Cは、第二縦枠40Bを上下反転した構成(固定片部84を除く)とされている。従って、第一縦枠20C、第二縦枠40Cは入隅を形成可能な連結部を構成している。なお、固定片部64,84は縦枠本体10のビス止め部分に対応した位置に設けられている。
この第一縦枠20C、第二縦枠40Cは、方立部71が屋内側に位置するため、入隅を形成可能な構成とされている。
なお、見込み片63A,83Aには、ビス、アングルを介して化粧材19が装着される。
第4実施形態に係る連窓1Bによれば、第1実施形態に係る連窓1と同様の作用効果を発揮できる。
[変形例]
本発明は、以上の実施形態で説明した構成のものに限定されず、本発明の目的を達成できる範囲での変形例は、本発明に含まれる。
例えば、前記第1、第2実施形態では、単板ガラス5を保持可能な縦枠本体10、複層ガラス5Aを保持可能な縦枠本体10Aを保持枠体21A,41Aに装着可能であるが、他の厚さ寸法を有したパネルを保持可能な縦枠本体を装着可能であってもよい。これにより、各種のパネルに対して保持枠体21A,41Aを共用でき、また、枠体4の見込み寸法が大きくなることがない。
前記第1実施形態では、方立部31の径寸法Aは、縦枠部21および第二縦枠40の見込み寸法B,Cよりも小さい寸法とされているが、これに限定されず、例えば、見込み寸法B,Cと同じ寸法とされていてもよく、また、見込み寸法B,Cよりも大きい寸法とされていてもよい。なお、前記第2〜第4実施形態でも前述同様に寸法が設定されてもよい。
前記第1実施形態では、縦枠部21、第二縦枠40の見込み寸法B,Cは互いに同じ寸法とされているが、これに限定されず、見込み寸法B,Cのいずれか一方が他方よりも小さい寸法とされていてもよい。この場合、方立部31の径寸法Aは、見込み寸法B,Cのいずれか一方の寸法以下とされてもよく、また、見込み寸法B,Cのいずれか一方の寸法よりも大きく、見込み寸法B,Cのいずれか他方の寸法よりも小さい寸法とされてもよく、さらに、見込み寸法の双方よりも大きい寸法とされてもよい。なお、前記第2〜第4実施形態でも前述同様に寸法が設定されてもよい。
前記第1実施形態では、第一縦枠20に縦枠本体10が取外し可能に装着されているが、これに限定されず、例えば縦枠本体10が第一縦枠20、第二縦枠40と一体に形成されていてもよい。なお、前記第2〜第4実施形態でも前述同様に一体形成されてもよい。
前記第1、第2実施形態では、縦枠部21および第二縦枠40は、斜片23A,23Bおよび43A,43Bをそれぞれ有して構成されているが、これらの構成を省略してもよい。この場合、縦枠部21の連結片24は、縦片22A,22B間に連続して形成され、方立部31の両端部33,34は、連結片24に連続して設けられる。また、第二縦枠40の連結片44は、縦片42A,42B間に連続して形成される。
前記実施形態では、第二縦枠40に気密材45,86が設けられているが、水密性能などが要求されない場合には、この気密材45の構成を省略してもよい。
前記第1実施形態では、固定ビス47によって第一縦枠20と第二縦枠40とが連結されているが、これに限定されず、例えば図12に示すように、連結片44を方立部31に固定する固定ビス47を用いることなく、建物の躯体に固定されたアンカー90に対し第一縦枠20の連結片24の上下端にビス止めし、かつ第二縦枠40の連結片44の上下端にビス止めし、これにより、側面部48A,48Bを方立部31の周面36に沿って配置してもよい。
前記実施形態では、連窓1,1Aは、スーパーマーケットやホームセンター等の店舗において屋内外を仕切るショップフロントやストアフロントなどとして使用されるものとして説明したが、これに限定されない。例えば、屋内空間の間仕切りとして使用されるものとしてもよい。
前記実施形態では、建具として説明した連窓1、1Aは、単板ガラス5や複層ガラス5Aをパネルとして備えているが、例えば、金属製、樹脂製、木製などの各種のパネルを備えていてもよい。
1,1A…連窓(建具)、2,3,51〜53…パネル体、4…枠体、5…単板ガラス(パネル)、5A…複層ガラス(パネル)、6…上枠、7…下枠、8…縦枠、9…無目、10,10A…保持部材、11…見込み片、12…凹溝形成部、13…バックアップ材、14…シール材、15…軟質ブロック、16…内装材、17…外装材、20,20A…第一縦枠、40,40A…第二縦枠、21…縦枠部、22A,22B,42A,42B…縦片、23A,23B,43A,43B…斜片、24,44…連結片、26,46…露呈面、28A,28B,48A,48B…側面部、31…方立部、32…開口部、33,34…端部、35…円弧中心、36…周面、45…気密材、47…固定ビス、111…係合爪、121,122…側片、123…底片、221,421,441…係合部、A…方立部の径寸法、B…縦枠部の見込み寸法、C…縦枠の見込み寸法。

Claims (4)

  1. 互いに隣り合って配置される第一パネル体および第二パネル体を備え、
    前記第一パネル体は、第一パネルと、第一縦枠備え
    前記第一縦枠は、前記第一パネルを保持する第一縦枠本体および前記第一縦枠本体を保持する第一保持枠体を有する縦枠部と、断面円弧状に形成された方立部とを有し、
    前記第一保持枠体は、その見込み方向で対向すると共に前記方立部に一体に連続した一対の側面部と、前記一対の側面部を連結した連結片とを有し、
    前記第二パネル体は、第二パネルと、第二縦枠を備え、
    前記第二縦枠は、前記第二パネルを保持する第二縦枠本体および前記第二縦枠本体を保持する第二保持枠体を有し、
    前記第二保持枠体は、その見込み方向で対向する一対の側面部と、前記一対の側面部を連結した連結片とを有し、
    前記第二保持枠体の一対の側面部間には気密材が設けられ、
    前記第二保持枠体の連結片には、前記方立部の周面に当接可能な突起が設けられ、
    前記第一縦枠本体および前記第二縦枠本体は、見込み片と、前記見込み片の見込み方向における中間部に形成された凹溝形成部とを有し、
    前記第一縦枠本体の見込み片は前記第一保持枠体の一対の側面部に係合し、前記第一縦枠本体における前記凹溝形成部の底片は前記第一保持枠体の連結片に当接し、
    前記第二縦枠本体の見込み片は前記第二保持枠体の一対の側面部に係合し、前記第二縦枠本体における前記凹溝形成部の底片は前記第二保持枠体の連結片に当接し、
    前記第二縦枠本体における前記凹溝形成部の底片、前記第二保持枠体の連結片および前記方立部に固定ビスがねじ込まれることによって前記第二縦枠が前記方立部に固定され、
    前記固定ビスがねじ込まれた状態では、前記第二保持枠体の連結片の突起と前記第二保持枠体の一対の側面部および前記気密材とは、前記方立部の周面に当接する
    ことを特徴とする建具。
  2. 請求項1に記載の建具において、
    前記第一縦枠の縦枠部および前記第二縦枠の見込み寸法は互いに同じ寸法とされ、
    前記方立部の径寸法は、前記縦枠部および前記第二縦枠の見込み寸法以下とされる
    ことを特徴とする建具。
  3. 請求項1または請求項2に記載の建具において、
    前記第一保持枠体および前記第二保持枠体の一対の側面部には係合部がそれぞれ形成され、
    前記第一縦枠本体および前記第二縦枠本体の見込み片の両端部には、前記第一保持枠体および前記第二保持枠体のいずれの前記一対の係合部にも係合可能な係合爪がそれぞれ形成される
    ことを特徴とする建具。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の建具において、
    前記第一保持枠体および前記第二保持枠体の一対の側面部は、縦片と、前記縦片に連続する斜片とをそれぞれ有して構成され、
    前記第一保持枠体の一対の斜片は、前記方立部の端部に連続して形成され、
    前記第二保持枠体の一対の斜片は、前記方立部の周面に当接可能に形成され、
    前記第一保持枠体および前記第二保持枠体のそれぞれの一対の斜片のうちの少なくとも一方は、前記第一パネル体に対する前記第二パネル体の連結角度が最小出隅角度または最小入隅角度となった状態で、互いに面接触可能に構成される
    ことを特徴とする建具。
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