JP2018123601A - 間仕切り用パネル - Google Patents

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JP2018123601A
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Koichiro Hirata
恒一郎 平田
勝規 後閑
Katsunori Gokan
勝規 後閑
洋 酒井
Hiroshi Sakai
洋 酒井
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Abstract

【課題】組立て(施工)ないし固定及び解体を容易に行うことができる間仕切り用のパネルを提供する。
【解決手段】この間仕切り用の格子状パネル1は、パネル主体4と、パネル主体4を室内に設けるための天井側装着部材2と床面側装着部材3とからなるもので、パネル主体4は、下方開口の係合溝を有する下枠と左右の枠4b,4cとを方形状に枠組みして形成した枠体と、この枠体内に設けられる複数の縦桟4dと横桟4eで形成した格子状パネルで構成され、天井側装着部材2を、間仕切りたい部位の天井面に、床面側装着部材3を、天井面に相対する床面にそれぞれ固定し、固定された装着部材2,3の間に、パネル主体4を嵌入させることによって間仕切りを形成するよう構成されている。
【選択図】図1

Description

この発明は、室内を所定の空間に仕切るための間仕切り用のパネル及びその施工方法に関するものである。
より詳しくは、室内における間仕切りの施工(組立て)ないし固定及び解体を容易に行うことを可能にする、間仕切り用のパネル及びその施工方法に関するものである。
従来、室内空間を間仕切るための間仕切り壁構造として、間仕切り用の格子状のパネル構造が知られている。
このような格子状のパネル構造の構成の一例が、特許文献1に開示されている。
実用新案登録第2523968号公報(特許文献1)においては、家屋の外壁などに用いられる壁パネルが提案されている。
この壁パネルは、切断可能な桟材を縦横格子状に組み付けて各単位格子の縦×横の寸法を300mm×300mmに設定した補強桟を形成し、この補強桟の表面にその全面に亘って切断可能な壁面材を接着して成るものである。
実用新案登録第2523968号公報(実用新案登録請求の範囲,図1)
前記特許文献1に開示されている壁パネルは、施工現場において、切断などの複雑な加工を必要とするものであるため、汎用性に欠けるという問題があった。
さらに、施工現場で、釘や接着剤を使用して組立て・固定される従来の壁構造では、釘や接着剤による固定という作業工程を経る分手間がかかり、施工現場における施工性が悪いという問題もあった。
この発明はかかる現状に鑑み、組立て(施工)ないし固定及び解体を容易に行うことができる間仕切り用のパネルを提供せんとするものである。
前記目的を達成するため、この発明にかかる請求項1に記載の発明は、
所要の大きさと厚みを有するパネル主体と、前記パネル主体を室内に設けるための天井側装着部材と床面側装着部材とからなるものであって、
前記パネル主体は、下方開口の所要の深さの係合溝を有する下枠と左右の枠とを方形状に枠組みして形成した枠体と、この枠体内に設けられる複数の縦桟と横桟で形成した格子状パネルで構成され、
前記天井側および床面側装着部材は、いずれも断面コ字状であり、
前記床面側装着部材は、その底面の中央部に長手方向に沿って、前記係合溝と係合する、上方に突出した突出部を有し、
前記天井側装着部材を、間仕切りたい部位の天井面に、前記床面側装着部材を、前記天井面に相対する床面にそれぞれ固定し、
前記固定された装着部材の間に、前記パネル主体を嵌入させることによって間仕切りを形成するよう構成されていること
を特徴とする間仕切り用の格子状パネル構造である。
この発明の請求項2に記載の発明は、
請求項1に記載の間仕切り用の格子状パネル構造において、
前記天井側および床面側装着部材のうち少なくとも一方は、
断面L状の装着主体と支持板で構成されていること
を特徴とするものである。
この発明の請求項3に記載の発明は、
請求項1又は2に記載の間仕切り用の格子状パネル構造において、
前記右枠は、
その縦の長さが前記左枠の縦の長さよりも長いこと
を特徴とするものである。
この発明の請求項4に記載の発明は、
下方開口の所要の深さの係合溝を有する下枠と左枠とを方形状に枠組みして形成した枠体の内部に、複数の縦桟と横桟で形成した格子状パネルを配して、パネル主体を形成し、
天井面に、断面L状の長尺の装着主体を固定し、
前記天井面に相対する床面に、底面の中央部に長手方向に沿って、前記係合溝と係合する、上方に突出した突出部を有する断面L状の長尺の装着主体を固定し、
前記装着主体の間に、前記パネル主体を嵌入させた後、各装着主体に、前記パネル主体を挟持するよう長尺の支持板を取り付け、
前記装着主体に右枠を当接・固定すること
を特徴とする間仕切り用の格子状パネルの施工方法である。
この発明の請求項5に記載の発明は、
請求項4に記載の間仕切り用の格子状パネルの施工方法において、
前記右枠は、
その縦の長さが前記左枠の縦の長さよりも長いこと
を特徴とするものである。
この発明の間仕切り用の格子状パネル構造は、所要の大きさと厚みを有するパネル主体と、このパネル主体を室内に設けて間仕切るため天井面と床面のそれぞれに固着される一対の長尺の装着部材と、からなるもので、室内空間をきわめて容易に所望の大きさに間仕切ることができる。
前記間仕切り用の格子状パネル構造及びその施工方法においては、前記パネル主体は、下方開口の所要の深さの係合溝を有する下枠と左右の枠とを方形状に枠組みして形成した枠体と、この枠体内に設けられる複数の縦桟と横桟で形成した格子状パネルで構成され、前記装着部材は、いずれも断面コ字状であり、前記装着部材のうち、床面に固定される装着部材(床面側装着部材)は、その底面の中央部に長手方向に沿って、前記係合溝と係合する、上方に突出した突出部を有する。
したがって、前記装着部材の一方(天井側装着部材)を、間仕切りたい部位の天井面に、他方(床面側装着部材)を前記天井面に相対する床面にそれぞれ固定し、前記固定された装着部材の間に、前記パネル主体を嵌入させることによって、間仕切りを簡単に施工することが可能となる。
よって、室内空間の間仕切りを、熟練技術者を必要とせずに、低コストで簡単に施工することができる。
前記間仕切り用の格子状パネル構造においては、前記固定部材として、ボルトやビスなどの着脱可能な部材を使用するので、間仕切りの施工・解体は、容易である。
特に、前記間仕切り用の格子状パネル構造及びその施工方法においては、前記右枠の縦の長さを、前記左枠の縦の長さよりも長くすることによって、間仕切りの施工・解体がきわめて容易となる。
この発明にかかる間仕切り用の格子状パネルの一例を示す斜視図である。 図1に示す間仕切り用の格子状パネルの分解斜視図である。 図1に示す間仕切り用の格子状パネルの使用状態を示す説明図である。 図3に示す間仕切り用の格子状パネルのA−A’断面図である。 この発明にかかる間仕切り用の格子状パネルを構成する装着部材を示す説明図である。 図5に示す装着主体に格子状パネルを取付ける一例を示す説明図である。 図6に示す、格子状パネルを取付けた状態の装着主体に支持板を取り付ける一例を示す説明図である。 図7に示す、支持板を取り付けた状態の装着主体に右枠を取り付ける一例を示す説明図である。
以下、この発明の間仕切り用のパネル(以下、単に「パネル」ともいう。)の一実施の形態の構成を、図面を参照して説明する。
なお、この発明は、図面に示す形態にのみ限定されるものではなく、要旨を変更しない範囲内において種々改良を加えることができるものである。
この発明にかかる間仕切り用のパネル1は、構築物の内部空間を所要の大きさの空間に間仕切るものであって、図3に示すように、当該構築物の間仕切りたい部位の天井面7と床面8に相対させて配置する上下の装着部材2,3と、パネル主体4からなるものである。
なお、この実施例において、前記装着部材2,3及びパネル主体4は、いずれも木材で構成されているが、それらの材質については、特に制限はなく、金属材料や樹脂材料などで構成してもよい。
前記装着部材2,3は、図1〜4に示すように、その一方の装着部材2を天井面7に、他方の装着部材3を床面8に、それぞれ適宜の固定部材によって固定して使用するものである。
図2において、天井面に固定される装着部材(天井側装着部材)2は、所要の厚みと長さとを有する断面L状の装着部材2aと支持板2bから構成されるもので、これらを組み合わせることによって、所要の深さの凹部を有する断面コ字状体を形成するものである。
なお、前記凹部は、前記パネル主体4と嵌合する。
床面に固定される装着部材(床面側装着部材)3は、前記装着部材2と同様、所要の厚みと長さとを有する断面L状の装着部材3aと支持板3bから構成されるもので、これらを組み合わせることによって、所要の深さの凹部を有する断面コ字状体を形成するものであるが、その底面の中央部に長手方向に沿って上方に突出した突出部3cが形成されている点で、前記装着部材2の構成と異なる。
なお、前記凹部が、前記パネル主体4と嵌合する。
なお、前記装着部材2,3の縦方向の幅は、縦桟4d及び下枠4aとの接合部よりも高くなるように設定することによって、前記接合部が隠蔽され、外観がよい。
前記パネル主体4は、図1及び2に示すように、下枠4aと左枠4bと右枠4cとを方形状に枠組みして形成した枠状体と、この枠状体内に設けられる複数の縦桟4d,4d・・・と横桟4e,4e・・・で形成した格子状パネルで構成されている。
図1〜3において、前記右枠4cは、その縦の長さが前記左枠4bの縦の長さよりも長くなるように構成され、前記パネル主体4の形成に際しては、前記形成した格子状パネルの取付け後に、前記右枠4cの上端部を前記装着部材2に、下端部を前記装着部材3に、それぞれ係合固定するように構成されている。
このような構成によって、前記装着部材2,3又は装着主体2a,3aを取付けた後に、横方向から格子状パネルを前記装着部材2,3又は装着主体2a,3aにスライド嵌入させることが可能となるので、間仕切りパネル1の施工が容易となる。
図2において、前記縦桟4d,4d・・・の上端面と前記左枠4bの上端面は、側面視において面一になるように構成されている。
さらに、図2において、前記下枠4aの下面には、所要の開口幅と深さを有する係合溝4fが長手方向に沿って、一端から他端まで形成されている。
以下、この発明にかかる間仕切り用パネルを、室内空間に設ける方法を具体的に説明する。
この間仕切り用パネル1は、図4に示すように、パネル主体4を、前記装着部材2,3を利用して取付けることによって形成されるものである。
間仕切り用パネル1の施工前においては、図2に示すように、あらかじめ下枠4aと左枠4bとをL字状に形成した枠組み内に、複数の縦桟4d,4d・・・と横桟4e,4e・・・を配して、格子状パネルを形成しておく。
前記格子状パネルについては、前記左枠4bと前記縦桟4d,4d・・・の上端面を、側面視において面一になるように構成することによって、前記装着部材2と嵌合可能に構成する。
さらに、前記下枠4aの下面に、長手方向に沿って内側に切り欠くことによって、所要の開口幅と深さを有する係合溝4fを形成し、前記装着部材3と嵌合可能、かつ、その突出部3cと係脱自在に構成する。
間仕切りパネル1の施工に際しては、まず、図5に示すように、前記間仕切り構造1を設けたい部位の天井面7に沿って前記装着部材2を構成する装着主体2aを、この天井面7に相対する床面8に沿って前記装着部材3を構成する装着主体3aを、各底面同士が相対する状態で、適当な固定手段を用いて固定する。
その際、前記固定手段としては、ボルトやビス、木ネジなどの着脱可能な固定部材を用いて固定することが好ましい。
その結果、間仕切りパネル1の施工及び解体が容易となるので、間仕切り位置を家庭環境に応じて容易に変更することが可能となる。
あらかじめユニットとして準備した前記格子状パネルを、図6に示すように、前記装着主体2aと前記装着主体3aとの間に、いずれか一方の側面から嵌入させて、起立した状態に維持する。
この状態で、図7に示すように、支持板2b,3bを、ボルトやビス、木ネジなどの着脱可能な固定部材で固定する。
ついで、図8に示すように、前記右枠4cを、その上端と前記装着部材2を当接させ、下端と前記装着部材3を当接させる。
前記右枠4cには、ボルトやビス、木ネジなどの着脱可能な固定部材6を挿通させるための貫通孔5,5・・・が形成されているので、固定部材6を利用して固定する。
この発明においては、あらかじめ準備された格子状パネルユニットを、装着部材2と装着部材3との間に挟んで組立てる構成としたので、現地での施工が容易であるだけでなく、現地における製作において、管理しなければならない主要部材や部品の点数を少なくして管理を簡素化することができる。
なお、この実施例においては、下枠4aと左枠4bとを方形状に枠組みして形成した枠体内に、複数の縦桟4d,4d・・・と横桟4e,4e・・・を配して、格子状パネルを形成した後、右枠4cを取り付ける例について説明したが、下枠と右枠とを方形状に枠組みして形成した枠体内に、複数の縦桟と横桟を配して、格子状パネルを形成した後、左枠を取り付けるようにしてもよい。
このように前記間仕切りパネル1は、天井面7と床面8の間に簡単に装着することができ、ボルトやビス、木ネジなどの着脱可能な固定部材で簡単に固定できるので、熟練技術者を必要とせずに、低コストで施工することができる。
なお、前記間仕切りパネル1の解体は、上記と逆の手順で行えばよい。
さらに、前記仕切りパネル1の左右の幅方向に、複数の間仕切りパネルを接合して並設する場合には、前記同様に施工すればよい。
この発明にかかる間仕切り用の格子状パネル構造は、その施工及び解体を容易に行うことを可能にするので、建築業界において幅広く利用されるものである。
1 間仕切りパネル
2 天井側の装着部材
2a 装着主体
2b 支持板
3 床面側の装着部材
3a 装着主体
3b 支持板
3c 突出部
4 パネル主体
4a 下枠
4b 左枠
4c 右枠
4d 縦桟
4e 横桟
4f 係合溝
5 貫通孔
6 固定部材
7 天井面
8 床面

Claims (5)

  1. 所要の大きさと厚みを有するパネル主体と、前記パネル主体を室内に設けるための天井側装着部材と床面側装着部材とからなるものであって、
    前記パネル主体は、下方開口の所要の深さの係合溝を有する下枠と左右の枠とを方形状に枠組みして形成した枠体と、この枠体内に設けられる複数の縦桟と横桟で形成した格子状パネルで構成され、
    前記天井側および床面側装着部材は、いずれも断面コ字状であり、
    前記床面側装着部材は、その底面の中央部に長手方向に沿って、前記係合溝と係合する、上方に突出した突出部を有し、
    前記天井側装着部材を、間仕切りたい部位の天井面に、前記床面側装着部材を、前記天井面に相対する床面にそれぞれ固定し、
    前記固定された装着部材の間に、前記パネル主体を嵌入させることによって間仕切りを形成するよう構成されていること
    を特徴とする間仕切り用の格子状パネル構造。
  2. 前記天井側および床面側装着部材のうち少なくとも一方は、
    断面L状の装着主体と支持板で構成されていること
    を特徴とする請求項1に記載の間仕切り用の格子状パネル構造。
  3. 前記右枠は、
    その縦の長さが前記左枠の縦の長さよりも長いこと
    を特徴とする請求項1又は2に記載の間仕切り用の格子状パネル構造。
  4. 下方開口の所要の深さの係合溝を有する下枠と左枠とを方形状に枠組みして形成した枠体の内部に、複数の縦桟と横桟で形成した格子状パネルを配して、パネル主体を形成し、
    天井面に、断面L状の長尺の装着主体を固定し、
    前記天井面に相対する床面に、底面の中央部に長手方向に沿って、前記係合溝と係合する、上方に突出した突出部を有する断面L状の長尺の装着主体を固定し、
    前記装着主体の間に、前記パネル主体を嵌入させた後、各装着主体に、前記パネル主体を挟持するよう長尺の支持板を取り付け、
    前記装着主体に右枠を当接・固定すること
    を特徴とする間仕切り用の格子状パネルの施工方法。
  5. 前記右枠は、
    その縦の長さが前記左枠の縦の長さよりも長いこと
    を特徴とする請求項4に記載の間仕切り用の格子状パネルの施工方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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