JP4046594B2 - 鋼製間仕切りの取り付け構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、壁同士が交差する交差部を有する鋼製間仕切りの取り付け構造に関する。
【0002】
【背景の技術】
従来から、住宅等の建物には内部空間を区画する間仕切り壁が設けられている。木製の間仕切り壁は、予め工場等で各芯材を枠状に組んでパネル化し、作業現場に輸送した後、間仕切りパネルを部屋内に組み付ける方法などがあある。鋼製の間仕切り壁においては、天井及び床側に、開口部が互いに向き合う配置とした溝型状の一対のランナーと、そのランナー間を支持する鋼製間柱をビス等により接合させ、それらの表面に石膏ボード等の面材を貼り付けて間仕切り壁とする方法などがある。いずれの場合においても、作業現場での施工工程を簡便にするという利点があった。
【0003】
この鋼製間仕切り壁を施工する際は、居室内の区画に応じて組み立てるため、ランナー同士を接合することになる。例えば、居室のコーナーに当たる部分などは、各ランナーが接合されて形成されている。図16〜18に各ランナーの接合部の構造を示す。図16は平面L字状の接合部を示しており、天井側に固定された天井ランナー(図示しない)と床側に固定された床ランナー50,60の間には、4本のスタッド(角柱)59が立設されている。床ランナー50,60が交差する部分、すなわち接合部は、鋼製間仕切り壁を支持する部分である。さらに、この鋼製間仕切り壁の表面に石膏ボード51〜54を釘80で固定している。
【0004】
また、図17は平面T字状の接合部を示しており、図18は平面十字状の接合部を示している。これらの図において、天井側に固定された天井ランナー(図示しない)と床側に固定された床ランナー50,60の間には、5本(図17)または6本(図18)のスタッド59が立設され、鋼製間仕切り壁の表面に石膏ボード51〜55(図17)または51〜58(図18)を釘80で固定している。このような形態にすることで、鋼製間仕切り壁の構造強度を保つことが可能になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来例では2つの問題点があった。第1の問題点はコスト高になることである。つまり、強度を保った上で各ランナーとスタッド、および石膏ボードをそれぞれ接合するには、スタッドを隣接して配置しなければならなかった。そのため強度が保たれている場合でも、便宜上、必要以上のスタッドを配置することになっていた。
【0006】
第2の問題点としては、現場での作業手間が頓雑になることである。これは第1の問題点と関連するが、スタッドの配置数が多いほど作業工程が増えていくので、施工効率の低下を招くことになる。また、それに伴い必要な人員も増加される場合もある。従って、ランナーの接合部に必要強度を保つことができるスタッドを配置しても、施工性の向上およびコスト低減を図ることが可能であることが望ましい。
【0007】
本発明は、鋼製間仕切り壁の交差部の取り付けを行う上で、部材コストの低減および施工性の向上を図り、さらに鋼製間仕切り壁の構造強度も維持することが可能な、鋼製間仕切り壁の取り付け構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、第1の壁と第2の壁が平面L字状に交差する交差部を有する鋼製間仕切り壁の構造であって、天井側に固定される上部ランナーと、床側に固定される下部ランナーと、それら上部ランナー及び下部ランナー間に立設される複数の角筒状の鋼製間柱と、各鋼製間柱の両側面およびランナーの両側面を覆う複数の面材と、各面材を鋼製間柱にそれぞれ固定する固定部材とを備え、第1の壁はその端部に配置された第1鋼製間柱3と、その第1鋼製間柱の外側に位置する第1面材5と、第1鋼製間柱の内側に位置する第2面材6とを備え、第2の壁はその端部に配置された第2鋼製間柱4と、その第2鋼製間柱の外側に位置する第3面材7と、第2鋼製間柱の内側に位置する第4面材8とを備え、第1面材5は第3面材7に対して出隅の関係で接合され、第2面材6は第3面材7に突き当たる形態で接合され、第4面材8は第2面材6に突き当たる形態で接合されており、
前記上部ランナーおよび下部ランナーはウェブおよびフランジを有する溝型鋼により形成され、前記フランジ間に前記鋼製間柱の端部が入り込む切り欠き部が形成されている構造とした。
【0009】
このような本発明によれば、平面L字状の交差部を有する間仕切り壁の強度を維持した上で、鋼製間柱の配置数を減らし、部材コスト減を図ることが可能になる。さらに、鋼製間柱の配置数を減らすことにより施工工程も簡略化され、施工性の向上および工期の短縮も図ることができる。具体的には、第1の壁と第2の壁が平面L字状に交差する、交差部に配置された第1鋼製間柱と第2鋼製間柱の間に、第2面材を第3面材に突き当たるように差し込む。第2面材は鋼製間柱の代わりとなり、鋼製間仕切り壁を支持する形態とすることができる。
【0010】
また、本発明は、第1の壁と第2の壁と第3の壁が平面T字状に交差する交差部を有する鋼製間仕切り壁の構造であって、天井側に固定される上部ランナーと、床側に固定される下部ランナーと、それら上部ランナー及び下部ランナー間に立設される複数の角筒状の鋼製間柱と、各鋼製間柱の両側面およびランナーの両側面を覆う複数の面材と、各面材を鋼製間柱にそれぞれ固定する固定部材とを備え、第1の壁はその端部に配置された第1鋼製間柱14と、その第1鋼製間柱の両側に位置する第1面材17および第2面材18とを備え、第2の壁はその端部に配置された第2鋼製間柱15と、その第2鋼製間柱の外側に位置する第3面材19と、第2鋼製間柱の内側に位置する第4面材20とを備え、第3の壁はその端部に配置された第3鋼製間柱16と、その第3鋼製間柱の外側に位置する第5面材21と、第3鋼製間柱の内側に位置する第6面材22とを備え、第1面材17は第5面材21に突き当たる形態で接合され、第2面材18は第3面材19に突き当たる形態で接合され、第4面材20は第2面材18に突き当たる形態で接合され、第6面材22は第1面材17に突き当たる形態で接合され、第3面材19と第5面材21は結合されており、
前記上部ランナーおよび下部ランナーはウェブおよびフランジを有する溝型鋼により形成され、前記フランジ間に前記鋼製間柱の端部が入り込む切り欠き部が形成されている構造とした。
【0011】
このように構成した場合、平面T字状の交差部を有する間仕切り壁の強度を維持した上で、鋼製間柱の配置数を減らし、部材コスト減を図ることが可能になる。さらに、鋼製間柱の配置数を減らすことにより施工工程も簡略化され、施工性の向上および工期の短縮も図ることができる。
【0012】
具体的には、第1〜3の壁が平面T字状に交差する交差部に配置された第1〜3鋼製間柱のうち、第1鋼製間柱と第2鋼製間柱の間に第2面材を、第3面材に突き当たるように差し込み、第1鋼製間柱と第3鋼製間柱の間に第1面材を、第5面材に突き当たるように差し込む形態とする。
【0013】
すなわち、第1面材と第2面材が支持材としての機能をもつとともに、横一直線状に配置された各鋼製間柱と、それらを互いに固定する第1,2面材によって一体化され、一定の強度を保った鋼製間仕切り壁構造とすることができる。
【0014】
更に、本発明は、第1の壁と第2の壁と第3の壁が平面十字状に交差する交差部を有する鋼製間仕切り壁の構造であって、天井側に固定される上部ランナーと、床側に固定される下部ランナーと、それら上部ランナー及び下部ランナー間に立設される複数の角筒状の鋼製間柱と、各鋼製間柱の両側面およびランナーの両側面を覆う複数の面材と、各面材を鋼製間柱にそれぞれ固定する固定部材とを備え、第1の壁は交差部に配置された第1鋼製間柱34と、その第1鋼製間柱の両側に位置する第1面材37および第2面材38とを備え、第2の壁はその端部に配置された第2鋼製間柱35と、その第2鋼製間柱の両側に位置する第3面材39および第4面材40とを備え、第3の壁はその端部に配置された第3鋼製間柱36と、その第3鋼製間柱の両側に位置する第5面材41および第6面材42とを備え、第3面材39、第4面材40は第2面材38に突き当たる形態で接合され、第5面材41および第6面材42は第1面材37に突き当たる形態で接合されており、
前記上部ランナーおよび下部ランナーはウェブおよびフランジを有する溝型鋼により形成され、前記フランジ間に前記鋼製間柱の端部が入り込む切り欠き部が形成されている構造とした。
【0015】
このように構成した場合、平面十字状の交差部を有する間仕切り壁の強度を維持した上で、鋼製間柱の配置数を減らし、部材コスト減を図ることが可能になる。さらに、鋼製間柱の配置数を減らすことにより施工工程も簡略化され、施工性の向上および工期の短縮も図ることができる。
【0016】
具体的には、第1の壁と第2に壁が平面十字状に交差する交差部に配置された第1〜3鋼製間柱のうち、第1鋼製間柱と第2鋼製間柱の間に第2面材を設け、第1鋼製間柱と第3鋼製間柱の間に第1面材を設ける。すなわち、横一直線状に配置された各鋼製間柱と、それらを互いに固定する第1,2面材によって、一定の強度を保つ鋼製間仕切り壁構造とすることができる。
【0017】
前記上部ランナーおよび下部ランナーはウェブおよびフランジを有する溝型鋼により形成され、フランジ間に鋼製間柱の端部が入り込む切り欠き部が形成されているので、各ランナーに鋼製間柱を立設する際の施工性が向上する。すなわち、各ランナーは溝型状であるため、それらの間に鋼製間柱を立設する際は、上部ランナーまたは下部ランナーのどちらかを先に立設してから固定することになるが、側面を切り欠き状にすることで、鋼製間柱を横からスライドさせ立設させることが可能となり、作業を容易にすることができる。
【0018】
前記鋼製間柱間に挟まれて配置される面材は、何れか一方の鋼製間柱に予め固定された状態で配置されることが望ましい。このようにした場合、交差部の内側に面材を配置する場合でも容易に固定できるため施工性が向上する。すなわち、面材と鋼製間柱はビス等で固定されるが、交差部の内側に位置する各鋼製間柱間に面材を差し込む際は、後からビス等で固定することが困難であったが、それらを予め固定してから配置することで面材と鋼製間柱を容易かつ確実に固定することが可能になる。
【0019】
本発明では、第1の壁と第2の壁が平面L字状に交差する交差部を有する鋼製間仕切り壁の構造であって、天井側に固定される上部ランナーと、床側に固定される下部ランナーと、それら上部ランナー及び下部ランナー間に立設される複数の角筒状の鋼製間柱と、前記各鋼製間柱の側面および前記ランナーの側面を覆う複数の面材と、各面材を前記鋼製間柱にそれぞれ固定する固定部材とを備え、前記第1の壁はその端部に配置された第1鋼製間柱3と、その第1鋼製間柱の外側に位置する第1面材5と、第1鋼製間柱の内側に位置する第2面材6とを備え、前記第2の壁はその端部に配置された第2鋼製間柱4と、その第2鋼製間柱の外側に位置する第3面材7と、第2鋼製間柱の内側に位置する第4面材8とを備え、前記交差部には、前記第1鋼製間柱3と前記第2鋼製間柱4とが前記交差部において側面同士を接合する形態で配置され、前記第1面材5は前記第3面材7に対して入り隅又は出隅の関係で接合され、前記第2面材6は前記第4面材8に対して入り隅又は出隅の関係で接合されている構成とすることもできる。
【0020】
また、第1の壁と第2の壁が平面L字状に交差する交差部を有する鋼製間仕切り壁の構造であって、天井側に固定される上部ランナーと、床側に固定される下部ランナーと、それら上部ランナー及び下部ランナー間に立設される複数の角形間柱と、前記各間柱の側面および前記ランナーの側面を覆う複数の面材と、各面材を前記間柱にそれぞれ固定する固定部材とを備え、前記交差部には木製間柱90が配置され、前記第1の壁は前記木製間柱90の外側に位置する第1面材5と、木製間柱の内側に位置する第2面材6とを備え、前記第2の壁は前記木製間柱の外側に位置する第3面材7と、木製間柱の内側に位置する第4面材8とを備え、前記第2面材6及び第4面材8は木製間柱90に添わせた当て木91に固定されている構成とすることもできる。
【0021】
本発明では、第1の壁と第2の壁と第3の壁が平面T字状に交差する交差部を有する鋼製間仕切り壁の構造であって、天井側に固定される上部ランナーと、床側に固定される下部ランナーと、それら上部ランナー及び下部ランナー間に立設される複数の角筒状の鋼製間柱と、前記各鋼製間柱の側面および前記ランナーの側面を覆う複数の面材と、各面材を前記鋼製間柱にそれぞれ固定する固定部材とを備え、前記第1の壁はその端部に配置された当て木91と、その当て木の両側に位置する第1面材17および第2面材18とを備え、前記第2の壁はその端部に配置された第1鋼製間柱14と、その第1鋼製間柱14の外側に位置する第3面材19と、第1鋼製間柱の内側に位置する第4面材20とを備え、前記第3の壁はその端部に配置された第2鋼製間柱15と、その第2鋼製間柱の外側に位置する第5面材21と、第2鋼製間柱の内側に位置する第6面材22とを備え、前記第4面材20は第1鋼製間柱14に添わせた当て木91に固定され、前記第6面材22は第2鋼製間柱15に添わせた当て木に固定されている構成とすることもできる。
【0022】
また、第1の壁と第2の壁と第3の壁が平面T字状に交差する交差部を有する鋼製間仕切り壁の構造であって、天井側に固定される上部ランナーと、床側に固定される下部ランナーと、それら上部ランナー及び下部ランナー間に立設される複数の角形間柱と、前記各間柱の側面および前記ランナーの側面を覆う複数の面材と、各面材を前記間柱にそれぞれ固定する固定部材とを備え、前記交差部には木製間柱90が配置され、前記第1の壁はその端部に配置された当て木91と、その当て木の両側に位置する第1面材17および第2面材18とを備え、前記第2の壁は前記木製間柱90の外側に位置する第3面材19と、木製間柱の内側に位置する第4面材20とを備え、前記第3の壁は前記木製間柱の外側に位置する第5面材21と、木製間柱の内側に位置する第6面材22とを備え、前記第4面材20及び第6面材22はそれぞれ木製間柱90に添わせた当て木91に固定されている構成とすることもできる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1実施形態について、図面を参照して説明する。
図1〜3は本発明に係る鋼製間仕切り壁のL字状接合部の接合工程を示す平面図である。
この実施の形態では、本発明を住宅に適用した例を示す。
【0024】
図1〜3に示す鋼製間仕切り壁Mは、住宅の居室空間を区画する間仕切りとして適用される。この鋼製間仕切り壁Mは、工場等にて所定の寸法に加工された上下のランナーと鋼製間柱、および石膏ボード等の各部材を作業現場へ輸送した後、所定の箇所に配置して施工される。第1実施形態では、居室のコーナー部に位置する箇所に鋼製間仕切り壁Mを配置する際、鋼製間仕切り壁Mが平面L字状に交差する部分の接合形態の実施例を示す。
【0025】
図1〜3に示すように、平面L字状に交差された鋼製間仕切り壁Mは、ウェブWおよびフランジFからなる溝型状の鋼製ランナー1,2と、鋼製ランナー1,2間に立設される角筒状の鋼製間柱3,4と、各鋼製間柱3,4の両側面および鋼製ランナー1,2の両側のフランジFを覆う複数の石膏ボード5〜8と、各石膏ボード5〜8を鋼製間柱3,4にそれぞれ固定するビスや釘等70(以下、固定部材70)とによって構成されている。
【0026】
施工手順としては、天井側(図示しない)および床側に鋼製ランナー1,2をそれぞれ固定し、鋼製ランナー2の端部に鋼製間柱4を立設する。鋼製ランナー1,2間には石膏ボード6を挟み込み、鋼製間柱4と固定部材70で接合する。さらに、鋼製ランナー2の内側に石膏ボード8を石膏ボード6に突き当てて配置し、鋼製間柱4と固定部材70で接合する。
【0027】
次に、鋼製ランナー1の端部に鋼製間柱3を立設する。鋼製間柱3は、鋼製ランナー1の外側に配置した石膏ボード5と固定部材70で接合する。この石膏ボード5は石膏ボード7と出隅の関係になっている。最後に鋼製ランナー1,2を差し渡して配置した石膏ボード7を、各鋼製間柱3,4と固定部材70で接合する。以上のような施工手順により、平面L字状の交差部を有する第1の壁Aと第2の壁B(図3)が形成される。
【0028】
従って、鋼製間柱3と鋼製間柱4の間に、石膏ボード6が差し込まれていることで、石膏ボード6が支持材として機能する。このため、従来例(図16)と比較すると、交差部に4本のスタッド59を配置していたのに対し、2本の鋼製間柱で形成することができる。つまり、鋼製間仕切り壁Mの強度を維持した上で、鋼製間柱の配置数を減らし、部材コスト減を図ることが可能になる。さらに、鋼製間柱の配置数を減らすことにより施工工程も簡略化され、施工性の向上および工期の短縮も図ることができる。
【0029】
また、図11に示すように、鋼製ランナー2は上述したように溝型状であり、鋼製ランナー2の片側の端部が切り欠き状に形成されている。このように形成することで、フランジF間に鋼製間柱4の端部を切り欠き部Dからスライドさせて立設することが可能となり、施工工程の簡略化を図ることができる。この実施形態では鋼製ランナー2および鋼製間柱4を例として用いたが、鋼製ランナー1や鋼製間柱3においても同様の形態とすることが可能である。
【0030】
次に、本発明の第2実施形態を示す。図4〜7は本発明に係る鋼製間仕切り壁のT字状接合部の接合工程を示す平面図である。第2実施形態では、居室間を区画する箇所に鋼製間仕切り壁Mを配置する際、鋼製間仕切り壁Mが平面T字状に交差する部分の接合形態の実施例を示す。
【0031】
図4〜7に示す平面T字状に交差された鋼製間仕切り壁Mは、ウェブWおよびフランジFからなる溝型状の鋼製ランナー11〜13と、鋼製ランナー11〜13間に立設される角筒状の鋼製間柱14〜16と、各鋼製間柱14〜16の両側面および鋼製ランナー11〜13の両側のフランジFを覆う複数の石膏ボード17〜22と、各石膏ボード17〜22を鋼製間柱14〜16にそれぞれ固定する固定部材70とによって構成されている。
【0032】
施工手順としては、天井側(図示しない)および床側に鋼製ランナー11〜13をそれぞれ固定し、鋼製間柱14を鋼製ランナー11の端部に立設する。鋼製間柱14の片側に石膏ボード17を固定部材70で接合する。次に、鋼製ランナー13の端部に設けた鋼製間柱16を石膏ボード17と固定部材70にて接合する。さらに、鋼製間柱15と石膏ボード18を固定部材70で接合してから、図6のように鋼製ランナー12の端部と鋼製間柱14との間に配置する。
【0033】
最後に、石膏ボード19,20を鋼製間柱15に、石膏ボード21,22を鋼製間柱16にそれぞれ固定部材70で接合する。また、石膏ボード17は石膏ボード21と、石膏ボード18は石膏ボード19と、石膏ボード20は石膏ボード18と、石膏ボード22は石膏ボード17と、それぞれ突き当たる形態となっている。石膏ボード19と石膏ボード21は1枚で形成され、鋼製ランナー12,13と鋼製間柱14〜16とを一体的に結合している。以上のような施工手順により、平面T字状の交差部に第1の壁Aと第2の壁Bと第2の壁C(図7)が形成される。
【0034】
従って、石膏ボード17と石膏ボード18が支持材としての機能をもつとともに、横一直線状に配置された各鋼製間柱14〜16と、それらを互いに固定する石膏ボード17,18によって一体化され、一定の強度を保つことができる。このため、従来例(図17)と比較すると、交差部に5本のスタッド59を配置していたのに対し、3本の鋼製間柱で形成することができる。つまり、鋼製間仕切り壁Mの強度を維持した上で、鋼製間柱の配置数を減らし、部材コスト減を図ることが可能になる。さらに、鋼製間柱の配置数を減らすことにより施工工程も簡略化され、施工性の向上および工期の短縮も図ることができる。
【0035】
また、第1実施形態と同様に、鋼製ランナー12,13は溝型状であり、鋼製ランナー12,13の片側の端部が切り欠き状に形成されている。このように形成することで、フランジF間に鋼製間柱15および鋼製間柱16の端部を切り欠き部Dからスライドさせて立設することが可能となり、施工工程の簡略化を図ることができる。
【0036】
また、石膏ボード17は鋼製間柱16と、石膏ボード18は鋼製間柱15と予め固定してから配置されている。このような施工手順とすることで、T字状交差部に石膏ボード17および石膏ボード18を容易に差し込む形態とすることができ上、各鋼製間柱15,16と確実に固定できるため効率よく施工することができる。
【0037】
次に、本発明の第3実施形態を示す。図8〜10は本発明に係る鋼製間仕切り壁の十字状接合部の接合工程を示す平面図である。第3実施形態では、居室間を区画する箇所に鋼製間仕切り壁Mを配置する際、鋼製間仕切り壁Mが平面十字状に交差する部分の接合形態の実施例を示す。
【0038】
図8〜10に示す平面十字状に交差された鋼製間仕切り壁Mは、ウェブWおよびフランジFからなる溝型状の鋼製ランナー31〜33と、鋼製ランナー31〜33間に立設される角筒状の鋼製間柱34〜36と、各鋼製間柱34〜36の両側面および鋼製ランナー31〜33の両側のフランジFを覆う複数の石膏ボード37〜42と、各石膏ボード37〜42を鋼製間柱34〜36にそれぞれ固定する固定部材70とによって構成されている。
【0039】
施工手順としては、天井側(図示しない)および床側に固定された鋼製ランナー31〜33をそれぞれ固定し、鋼製ランナー33の端部に鋼製間柱36を立設して、その鋼製間柱36に石膏ボード37を固定部材70で接合する。次に、鋼製ランナー31と鋼製ランナー32,33が十字状に交差する部分に鋼製間柱34を立設する。さらに、鋼製間柱35と石膏ボード38を固定部材70で接合してから、図9のように鋼製ランナー32の端部と鋼製間柱34の間に配置する。
【0040】
最後に、鋼製ランナー32の両側に石膏ボード39,40を鋼製間柱35に対して固定部材70で接合し、鋼製ランナー33の両側に石膏ボード41,42を鋼製間柱36に対して固定部材70で接合する。また、石膏ボード39,40は石膏ボード38に突き当たる形態で接合され、石膏ボード41,42は石膏ボード37と突き当たる形態で接合されている。以上のような施工手順により、平面十字状の交差部に第1の壁Aと第2の壁Bと第3の壁C(図10)が形成される。
【0041】
従って、十字状に交差する部分に横一直線状に配置された各鋼製間柱34〜36と、石膏ボード37,38が支持材としての機能をもつことになり、一定の強度を保つことが可能となる。このため、従来例(図18)と比較すると、交差部に5本のスタッド59を配置していたのに対し、3本の鋼製間柱で形成することができる。つまり、鋼製間仕切り壁Mの強度を維持した上で、鋼製間柱の配置数を減らし、部材コスト減を図ることが可能になる。さらに、鋼製間柱の配置数を減らすことにより施工工程も簡略化され、施工性の向上および工期の短縮も図ることができる。
【0042】
また、第1実施形態と同様に、鋼製ランナー32,33は溝型状であり、鋼製ランナー32,33の片側の端部が切り欠き状に形成されている。このように形成することで、フランジF間に鋼製間柱35および鋼製間柱36の端部を切り欠き部Dからスライドさせて立設することが可能となり、施工工程の簡略化を図ることができる。
【0043】
また、石膏ボード37は鋼製間柱36と、石膏ボード38は鋼製間柱35と予め固定してから配置されている。このような施工手順とすることで、十字状交差部に石膏ボード37および石膏ボード38を容易に差し込む形態とすることができ上、各鋼製間柱35,36と確実に固定できるため効率よく施工することができる。
【0044】
図12は本発明の第4実施形態を示す平面図である。この実施形態では、第1の実施形態と同様に第1の壁と第2の壁が平面L字状に交差する壁に適用したものである。
【0045】
即ち、図12に示すように、平面L字状に交差された鋼製間仕切り壁は、ウェブおよびフランジからなる溝型状の鋼製ランナー1,2と、鋼製ランナー1,2間に立設される角筒状の鋼製間柱3,4と、各鋼製間柱3,4の両側面および鋼製ランナー1,2の両側のフランジを覆う複数の石膏ボード5〜8と、各石膏ボード5〜8を鋼製間柱3,4にそれぞれ固定するビスや釘等(以下、固定部材)とによって構成されている。
【0046】
具体的には、第1の壁Aは、その端部に配置された第1鋼製間柱3と、その第1鋼製間柱3の外側に位置する第1面材5と、第1鋼製間柱の内側に位置する第2面材6とを備えている。第2の壁Bは、その端部に配置された第2鋼製間柱4と、その第2鋼製間柱4の外側に位置する第3面材7と、第2鋼製間柱4の内側に位置する第4面材8とを備えている。そして、交差部には、第1鋼製間柱3と第2鋼製間柱4とが交差部において側面同士を接合する形態で配置されている。第1面材5は第3面材7に対して入り隅の関係(出隅でもよい)で接合されている。第2面材6は第4面材8に対して入り隅(出隅でも良い)の関係で接合されている。第2面材6及び第4面材8は、第1構成間柱3に添わせた野縁状の当て木91、91に対して釘やビス等でそれぞれ固定されている。なお、この実施の形態においても、第1の実施形態とほぼ同様の効果が得られる。
【0047】
図13は、本発明の第5実施の形態を示す平面図である。この実施の形態においても、第1の壁Aと第2の壁Bが平面L字状に交差する交差部を有する鋼製間仕切り壁の構造に適用した例である。
【0048】
即ち、図13に示すように、平面L字状に交差された鋼製間仕切り壁は、ウェブおよびフランジからなる溝型状の鋼製ランナー1,2と、鋼製ランナー1,2間に立設される四角形の木製間柱90と、各間柱90の側面およびランナーの側面を覆う複数の面材と、各面材を間柱にそれぞれ固定する固定部材とを備える。具体的には、交差部には木製間柱90が配置され、第1の壁Aは木製間柱90の外側に位置する第1面材5と、木製間柱90の内側に位置する第2面材6とを備える。第2の壁Bは木製間柱90の外側に位置する第3面材7と、木製間柱90の内側に位置する第4面材8とを備える。第2面材6及び第4面材8は木製間柱90に添わせた当て木91に固定されている。このように、鋼製間柱に替えて、木製間柱90を用いることで、さらに、低コスト化、施工性の向上等を図ることができる。
【0049】
図14は本発明の第6実施形態を示す平面図である。この実施の形態においては、第1の壁Aと第2の壁Bと第3の壁Cが平面T字状に交差する交差部を有する鋼製間仕切り壁に適用した例である。即ち、鋼製ランナー11、12、13間に立設される二つの角筒状の鋼製間柱と、各鋼製間柱の側面およびランナーの側面を覆う複数の面材と、各面材を鋼製間柱にそれぞれ固定する固定部材とを備える。
【0050】
具体的には、第1の壁Aはその端部に配置された当て木91と、その当て木91の両側に位置する第1面材17および第2面材18とを備える。第2の壁Bはその端部に配置された第1鋼製間柱14と、その第1鋼製間柱14の外側に位置する第3面材19と、第1鋼製間柱14の内側に位置する第4面材20とを備える。第3の壁Cはその端部に配置された第2鋼製間柱15と、その第2鋼製間柱15の外側に位置する第5面材21と、第2鋼製間柱15の内側に位置する第6面材22とを備える。第4面材20は第1鋼製間柱14に添わせた当て木91に固定され、第6面材22は第2鋼製間柱15に添わせた当て木に固定されている。なお、この実施形態においても、第2実施形態とほぼ同様の効果が得られる。
【0051】
図15は本発明の第7実施形態を示す平面図である。この実施形態では、第6実施形態と同様に、第1の壁と第2の壁と第3の壁が平面T字状に交差する交差部を有する鋼製間仕切り壁に適用した例を示している。即ち、鋼製ランナー11.12.13上に立設される複数の角形間柱と、各間柱の側面およびランナーの側面を覆う複数の面材と、各面材を前記間柱にそれぞれ固定する固定部材とを備える。
【0052】
具体的には、交差部には木製間柱90が配置され、第1の壁Aはその端部に配置された当て木91と、その当て木91の両側に位置する第1面材17および第2面材18とを備え、第2の壁Bは木製間柱90の外側に位置する第3面材19と、木製間柱90の内側に位置する第4面材20とを備え、前記第3の壁は前記木製間柱の外側に位置する第5面材21と、木製間柱90の内側に位置する第6面材22とを備え、第4面材20及び第6面材22はそれぞれ木製間柱90に添わせた当て木91に固定されている。なお、この実施形態においても、第2実施形態及び第5実施形態とほぼ同様の効果が得られる。
【0053】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る鋼製間仕切りの取り付け構造によれば、鋼製間仕切り壁の交差部の取り付けを行う上で、部材コストの低減および施工性の向上を図り、さらに鋼製間仕切り壁の構造強度も維持することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る鋼製間仕切り壁の接合部(L字状)の接合工程を示す平面図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る鋼製間仕切り壁の接合部(L字状)の接合工程を示す平面図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る鋼製間仕切り壁の接合部(L字状)の接合工程を示す平面図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る鋼製間仕切り壁の接合部(T字状)の接合工程を示す平面図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る鋼製間仕切り壁の接合部(T字状)の接合工程を示す平面図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係る鋼製間仕切り壁の接合部(T字状)の接合工程を示す平面図である。
【図7】本発明の第2実施形態に係る鋼製間仕切り壁の接合部(T字状)の接合工程を示す平面図である。
【図8】本発明の第3実施形態に係る鋼製間仕切り壁の接合部(十字状)の接合工程を示す平面図である。
【図9】本発明の第3実施形態に係る鋼製間仕切り壁の接合部(十字状)の接合工程を示す平面図である。
【図10】本発明の第3実施形態に係る鋼製間仕切り壁の接合部(十字状)の接合工程を示す平面図である。
【図11】本発明の第1〜3実施形態に係る鋼製ランナーの形状を示す斜視図である。
【図12】本発明の第4実施形態を示す平面図である。
【図13】本発明の第5実施形態を示す平面図である。
【図14】本発明の第6の実施形態を示す平面図である。
【図15】本発明の第7の実施形態を示す平面図である。
【図16】本発明の従来の技術を示す平面図である。
【図17】本発明の従来の技術を示す平面図である。
【図18】本発明の従来の技術を示す平面図である。
【符号の説明】
1,2,11〜13,31〜33 鋼製ランナー
3,4,14〜16,34〜36 鋼製間柱
5〜8,18〜22,39〜42 石膏ボード
50,60 床ランナー
51〜58 面材
59 スタッド
70 固定部材
80 釘
A 第1の壁
B 第2の壁
C 第3の壁
D 切り欠き部
F フランジ
M 鋼製間仕切り壁
W ウェブ

Claims (6)

  1. 第1の壁と第2の壁が平面L字状に交差する交差部を有する鋼製間仕切り壁の構造であって、天井側に固定される上部ランナーと、床側に固定される下部ランナーと、それら上部ランナー及び下部ランナー間に立設される複数の角筒状の鋼製間柱と、前記各鋼製間柱の両側面および前記ランナーの両側面を覆う複数の面材と、各面材を前記鋼製間柱にそれぞれ固定する固定部材とを備え、
    前記第1の壁はその端部に配置された第1鋼製間柱と、その第1鋼製間柱の外側に位置する第1面材と、第1鋼製間柱の内側に位置する第2面材とを備え、
    前記第2の壁はその端部に配置された第2鋼製間柱と、その第2鋼製間柱の外側に位置する第3面材と、第2鋼製間柱の内側に位置する第4面材とを備え、
    前記第1面材は前記第3面材に対して出隅の関係で接合され、前記第2面材は前記第3面材に突き当たる形態で接合され、前記第4面材は前記第2面材に突き当たる形態で接合されており、
    前記上部ランナーおよび下部ランナーはウェブおよびフランジを有する溝型鋼により形成され、前記フランジ間に前記鋼製間柱の端部が入り込む切り欠き部が形成されていることを特徴とする鋼製間仕切りの取り付け構造。
  2. 第1の壁と第2の壁と第3の壁が平面T字状に交差する交差部を有する鋼製間仕切り壁の構造であって、天井側に固定される上部ランナーと、床側に固定される下部ランナーと、それら上部ランナー及び下部ランナー間に立設される複数の角筒状の鋼製間柱と、前記各鋼製間柱の両側面および前記ランナーの両側面を覆う複数の面材と、各面材を前記鋼製間柱にそれぞれ固定する固定部材とを備え、
    前記第1の壁はその端部に配置された第1鋼製間柱と、その第1鋼製間柱の両側に位置する第1面材および第2面材とを備え、
    前記第2の壁はその端部に配置された第2鋼製間柱と、その第2鋼製間柱の外側に位置する第3面材と、第2鋼製間柱の内側に位置する第4面材とを備え、
    前記第3の壁はその端部に配置された第3鋼製間柱と、その第3鋼製間柱の外側に位置する第5面材と、第3鋼製間柱の内側に位置する第6面材とを備え、
    前記第1面材は前記第5面材に突き当たる形態で接合され、前記第2面材は前記第3面材に突き当たる形態で接合され、前記第4面材は前記第2面材に突き当たる形態で接合され、前記第6面材は前記第1面材に突き当たる形態で接合され、前記第3面材と前記第5面材は結合されており、
    前記上部ランナーおよび下部ランナーはウェブおよびフランジを有する溝型鋼により形成され、前記フランジ間に前記鋼製間柱の端部が入り込む切り欠き部が形成されていることを特徴とする鋼製間仕切りの取り付け構造。
  3. 第1の壁と第2の壁と第3の壁が平面十字状に交差する交差部を有する鋼製間仕切り壁の構造であって、天井側に固定される上部ランナーと、床側に固定される下部ランナーと、それら上部ランナー及び下部ランナー間に立設される複数の角筒状の鋼製間柱と、前記各鋼製間柱の両側面および前記ランナーの両側面を覆う複数の面材と、各面材を前記鋼製間柱にそれぞれ固定する固定部材とを備え、
    前記第1の壁は前記交差部に配置された第1鋼製間柱と、その第1鋼製間柱の両側に位置する第1面材および第2面材とを備え、
    前記第2の壁はその端部に配置された第2鋼製間柱と、その第2鋼製間柱の両側に位置する第3面材および第4面材とを備え、
    前記第3の壁はその端部に配置された第3鋼製間柱と、その第3鋼製間柱の両側に位置する第5面材および第6面材とを備え、
    前記第3面材および第4面材は前記第2面材に突き当たる形態で接合され、前記第5面材および第6面材は前記第1面材に突き当たる形態で接合されており、
    前記上部ランナーおよび下部ランナーはウェブおよびフランジを有する溝型鋼により形成され、前記フランジ間に前記鋼製間柱の端部が入り込む切り欠き部が形成されていることを特徴とする鋼製間仕切りの取り付け構造。
  4. 第1の壁と第2の壁が平面L字状に交差する交差部を有する鋼製間仕切り壁の構造であって、天井側に固定される上部ランナーと、床側に固定される下部ランナーと、それら上部ランナー及び下部ランナー間に立設される複数の角筒状の鋼製間柱と、前記各鋼製間柱の側面および前記ランナーの側面を覆う複数の面材と、各面材を前記鋼製間柱にそれぞれ固定する固定部材とを備え、前記第1の壁はその端部に配置された第1鋼製間柱と、その第1鋼製間柱の外側に位置する第1面材と、第1鋼製間柱の内側に位置する第2面材とを備え、前記第2の壁はその端部に配置された第2鋼製間柱と、その第2鋼製間柱の外側に位置する第3面材と、第2鋼製間柱の内側に位置する第4面材とを備え、前記交差部には、前記第1鋼製間柱と前記第2鋼製間柱とが前記交差部において側面同士を接合する形態で配置され、前記第1面材は前記第3面材に対して入り隅又は出隅の関係で接合され、前記第2面材は前記第4面材に対して入り隅又は出隅の関係で接合されていることを特徴とする鋼製間仕切りの取り付け構造。
  5. 第1の壁と第2の壁と第3の壁が平面T字状に交差する交差部を有する鋼製間仕切り壁の構造であって、天井側に固定される上部ランナーと、床側に固定される下部ランナーと、それら上部ランナー及び下部ランナー間に立設される複数の角筒状の鋼製間柱と、前記各鋼製間柱の側面および前記ランナーの側面を覆う複数の面材と、各面材を前記鋼製間柱にそれぞれ固定する固定部材とを備え、前記第1の壁はその端部に配置された当て木と、その当て木の両側に位置する第1面材および第2面材とを備え、前記第2の壁はその端部に配置された第1鋼製間柱と、その第1鋼製間柱の外側に位置する第3面材と、第1鋼製間柱の内側に位置する第4面材とを備え、前記第3の壁はその端部に配置された第2鋼製間柱と、その第2鋼製間柱の外側に位置する第5面材と、第2鋼製間柱の内側に位置する第6面材とを備え、前記第4面材は前記第1鋼製間柱に添わせた当て木に固定され、前記第6面材は前記第2鋼製間柱に添わせた当て木に固定されていることを特徴とする鋼製間仕切りの取り付け構造。
  6. 第1の壁と第2の壁と第3の壁が平面T字状に交差する交差部を有する鋼製間仕切り壁の構造であって、天井側に固定される上部ランナーと、床側に固定される下部ランナーと、それら上部ランナー及び下部ランナー間に立設される複数の角形間柱と、前記各間柱の側面および前記ランナーの側面を覆う複数の面材と、各面材を前記間柱にそれぞれ固定する固定部材とを備え、前記交差部には木製間柱が配置され、前記第1の壁はその端部に配置された当て木と、その当て木の両側に位置する第1面材および第2面材とを備え、前記第2の壁は前記木製間柱の外側に位置する第3面材と、木製間柱の内側に位置する第4面材とを備え、前記第3の壁は前記木製間柱の外側に位置する第5面材と、木製間柱の内側に位置する第6面材とを備え、前記第4面材及び第6面材はそれぞれ木製間柱に添わせた当て木に固定されていることを特徴とする鋼製間仕切りの取り付け構造。
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