JPH0726621A - 床と壁の接合構造および壁と壁の接合構造 - Google Patents

床と壁の接合構造および壁と壁の接合構造

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JPH0726621A
JPH0726621A JP17570393A JP17570393A JPH0726621A JP H0726621 A JPH0726621 A JP H0726621A JP 17570393 A JP17570393 A JP 17570393A JP 17570393 A JP17570393 A JP 17570393A JP H0726621 A JPH0726621 A JP H0726621A
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JP
Japan
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wall
floor
wall panel
panel
joint structure
Prior art date
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Pending
Application number
JP17570393A
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English (en)
Inventor
Takashi Aikawa
隆 相川
Makoto Ukai
誠 鵜飼
Shunei Iki
俊英 壱岐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Publication date
Application filed by Misawa Homes Co Ltd filed Critical Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 石膏ボードの固定(釘打ち)が簡単かつ正確
に行え、また火災発生時には火の回りを遅らせることの
できる床と壁の接合構造および壁と壁の接合構造を提供
する。 【構成】 床と壁の接合構造は、床パネル20の上に調
整材23が配設され、この調整材23の上に壁パネル2
4が接合されてなることを特徴とする。壁と壁の接合構
造は、壁パネル同士が直交して接合されるコーナー部に
おいて、該コーナー部に正角材36が配設され、この正
角材36の側面に壁パネル34、34、36の端面が突
き合わされて接合されてなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、木造プレハブ化住宅等
において採用される床と壁の接合構造、特に遮音床と壁
の接続構造、および壁と壁の接合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、床と壁の接合には、図3に示すよ
うな構造が多く採用されている。すなわち、下階壁パネ
ル1の上に、床パネル2と胴差3が配設され、その上に
上階壁パネル4が配設され、下階壁パネル芯材1aから
上階壁パネル芯材4aまで胴差ボルト5が挿通されるこ
とによって、これら壁パネル1、4と床パネル2が接合
されている。
【0003】また、壁と壁の接合には、図4に示すよう
な構造が多く採用されている。すなわち、壁パネルがT
字型に接合されるコーナー部においては、2つの界壁パ
ネル6、6が端面を突き合わせて接合され、これら界壁
パネル6、6と直交方向に配設された間仕切壁パネル7
がこの接合部に端面を突き当てて配設されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、遮音機能を
付加した遮音床の場合、一般には図3に示したように、
床パネル2の上に、石膏ボード8、遮音マット9および
合板10等が敷設される。そのために、床の仕上がり面
が高くなるので、上壁パネル4表面に石膏ボード11を
貼設した際、該石膏ボード11を固定するために、必然
と該石膏ボード11表面から上壁パネル芯材4aへ向け
て斜めに釘12を打ち込まなければならなくなる。とこ
ろが、このように釘12を斜めに打ち込む作業は、やり
づらくまた正確さを欠くなど、作業効率および作業精度
を低下させる原因であった。
【0005】また、床面と石膏ボード11との間にわず
かな隙間が形成されるため、室内で火災が発生した場合
には、この隙間から、壁パネル1、4内部あるいは床パ
ネル2内部に、火炎が侵入し易く、隣室あるいは上下階
への火の燃え広がりが早くなるという防火上の問題があ
った。
【0006】また、図4に示した壁と壁の接合構造にあ
っても、同様の問題があった。すなわち第1に、界壁パ
ネル6の表面に石膏ボード13を貼設した際、該石膏ボ
ード13表面から該界壁パネル芯材6aへ斜めに釘14
を打たなくてはならず、作業がやりづらい点、第2に、
火災発生時には、界壁パネル6表面の石膏ボード13と
間仕切壁パネル7表面の石膏ボード15との取り合い部
分に形成されるわずかな隙間から壁パネル6、7内に火
炎が侵入して火の回りが早まる点である。
【0007】本発明は、これらの事情に鑑みてなされた
もので、石膏ボードの固定(釘打ち)が簡単かつ正確に
行え、また火災発生時には火の回りを遅らせることので
きる床と壁の接合構造および壁と壁の接合構造を提供す
ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の床と壁の接合構
造は、床パネルの上に調整材が配設され、この調整材の
上に壁パネルが接合されてなることを特徴としている。
【0009】また本発明の壁と壁の接合構造は、壁パネ
ル同士が直交して接合されるコーナー部において、該コ
ーナー部に正角材が配設され、この正角材の側面に壁パ
ネルの端面が突き合わされて接合されてなることを特徴
としている。
【0010】
【作用】本発明の床と壁の接合構造によれば、床パネル
と壁パネルとの間に調整材が設けられているので、壁パ
ネルは、調整材の厚み分だけ高い位置に配設されること
となる。よって、遮音床のように床仕上がり面が高い場
合でも、壁パネル表面に貼設した石膏ボードから壁パネ
ル芯材への釘の打ち込みを水平方向に行うことができ、
作業が簡単かつ正確になる。また、調整材が設けられた
ことによって、室内で火災が発生し、床仕上がり面と石
膏ボードとの間に形成されるわずかな隙間に火が侵入し
た場合でも、この調整材がファイヤーストッパとなっ
て、火が壁パネルあるいは床パネル内へ回り込むのを遅
らせることができる。
【0011】本発明の壁と壁の接合構造にあっては、壁
パネルの接合部に正角材が設けられているので、界壁パ
ネル表面に貼設した石膏ボードから該壁パネル芯材への
釘の打ち込みを水平方向に行うことができ、作業が簡単
かつ正確になる。また、正角材が設けられたことによっ
て、室内で火災が発生し、石膏ボードの取り合い部分に
形成されるわずかな隙間に火が侵入した場合でも、この
正角材がファイヤーストッパとなって、火がこれらの壁
パネル内へ回り込むのを遅らせることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を詳しく説明する。まず、本発
明の床と壁の接合構造の一実施例について図1を参照し
て説明する。図中符号20が床パネルである。床パネル
20は、芯材20aを四角枠状に組み立てるとともに、
その内部に補強用芯材20bを配設して枠体を形成し、
該枠体の上面に床用面材20cを貼設して、概略構成さ
れる。この床パネル20は、下階壁パネル21の上に、
胴差22とともに載せられている。
【0013】床パネル20および胴差22の上には、調
整材23が配設されている。調整材23には主に木材が
用いられる。調整材23は、壁パネル24の厚みにほぼ
等しい幅と、壁パネル芯材24aの厚みとの総和が、後
述する石膏ボード25、遮音マット26および合板27
の総厚より大きくなるような厚さを有している。
【0014】調整材23の上には、上階壁パネル24が
配設されている。この上階壁パネル24は、芯材24a
を四角枠状に組み、その両面に合板24b等を貼り合わ
せたものである。
【0015】床パネル20の上には、遮音機能を付加し
た遮音床とするために、石膏ボード25、遮音マット2
6および合板27が順に敷設されている。
【0016】また、上階壁パネル24の表面には石膏ボ
ード28が貼設され、その下端部においてこの上階壁パ
ネルの芯材24aへ水平に釘29を打ち付けることで固
定されている。この釘打ち部分は、該上階壁パネル24
の下端部に沿って配設された幅木30によって覆い隠さ
れている。
【0017】さらに、前記床パネル20上の合板27の
上には、上階壁パネル24表面に貼設された石膏ボード
28や幅木30に抵触しないように、フェルト31、グ
リッパー32およびカーペット33が敷き込まれてい
る。
【0018】このように、本実施例の床と壁の接合構造
によれば、床パネル20と上階壁パネル24との間に調
整材23が設けられているので、上階壁パネル24は、
調整材23の厚み分だけ高い位置に配設されることとな
る。よって、石膏ボード25、遮音マット26および合
板27を敷設して床仕上がり面が高くなった遮音床の場
合でも、上階壁パネル24表面に貼設した石膏ボード2
8から該上階壁パネル芯材24aへの釘29の打ち込み
を水平方向に行うことができるので、作業が簡単かつ正
確になる。よって、現場施工の作業効率および作業精度
の向上を図ることができる。
【0019】また、調整材23が設けられたことによっ
て、室内で火災が発生し、床仕上がり面と石膏ボード2
8との間に形成されるわずかな隙間に火が侵入した場合
でも、この調整材23がファイヤーストッパとなって、
火が壁パネル21、24あるいは床パネル20内へ回り
込むのを遅らせて、防火性能の向上を図ることができ
る。
【0020】次に、本発明の壁と壁の接合構造の一実施
例について、図2を参照して説明する。図中符号34、
34が界壁パネルである。界壁パネル34は、芯材34
aを四角枠状に組み、その両面に合板34bを貼設し、
内部に断熱材34cを充填してなるものである。
【0021】また、符号35は間仕切壁パネルである。
間仕切壁パネル35も、同様に、芯材35aを四角枠状
に組み、その両面に合板35bを貼設してなるものであ
る。
【0022】これら界壁パネル34、34と間仕切壁パ
ネル35は、正角材36を挟んで、T字型に配設されて
いる。すなわち、正角材36の対向する2つの側面にそ
れぞれ界壁パネル34、34が端面を突き合わせて接合
され、他の側面に、間仕切壁パネル35が端面を突き合
わせて接合されている。
【0023】界壁パネル34の室内側表面には、防火被
覆材としての石膏ボード37、37が2枚貼設され、石
膏ボード37表面からこの界壁パネル芯材34aへ向け
て水平方向に釘38が打ち付けられている。また界壁パ
ネル34および正角材36の戸外に臨む面には、同様
に、石膏ボード39、39が2枚貼設されている。
【0024】間仕切壁パネル35の表面には、前記界壁
パネル34の石膏ボード37に抵触しないように、石膏
ボード40が貼設されている。
【0025】このように、本実施例の壁と壁の接合構造
にあっては、壁パネル34、34、35の接合部に正角
材36が設けられているので、界壁パネル34表面に貼
設した石膏ボード37から該壁パネル芯材34aへの釘
39の打ち込みを水平方向に行うことができ、作業が簡
単かつ正確になる。よって、現場施工の効率向上と高精
度化を図ることができる。
【0026】また、正角材36が設けられたことによっ
て、室内で火災が発生し、界壁パネル34表面の石膏ボ
ード37と間仕切壁パネル35表面の石膏ボードとの取
り合い部分に形成されるわずかな隙間に火が侵入した場
合でも、この正角材36がファイヤーストッパとなっ
て、火がこれらの壁パネル34、34、35内へ回り込
むのを遅らせることができる。よって、防火性能の向上
を図ることができる。
【0027】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ことなく、床と壁の接合構造は、例えば1階床パネルと
1階壁パネルとの接合に適応してもよく、その場合には
下階壁パネルを基礎に代え、胴差を半土台に代えるよう
にすればよいし、また壁と壁の接合構造は、前記実施例
のようなT字型コーナー部でなく、例えば十字型コーナ
ー部やL字型コーナー部にも適用してよい。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の床と壁の
接合構造および壁と壁の接合構造によれば、いずれも、
壁パネル表面に貼設する石膏ボードの固定(釘打ち)が
容易となり、現場施工の効率向上および高精度化を図る
ことができる。また、室内での火災発生時には、接合部
における石膏ボードの取り合い部分にできるわずかな隙
間からの火がパネル内に侵入するのを、調整材あるいは
正角材によって遅らせることができるので、防火性能の
向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の床と壁の接合構造の一実施例を示す側
断面図である。
【図2】本発明の壁と壁の接合構造の一実施例を示す平
断面図である。
【図3】従来の床と壁の接合構造の一例を示す側断面図
である。
【図4】従来の壁と壁の接合構造の一例を示す平断面図
である。
【符号の説明】 20 床パネル 21 下階壁パネル(壁パネル) 23 調整材 24 上階壁パネル(壁パネル) 34 界壁パネル(壁パネル) 35 間仕切壁パネル(壁パネル) 36 正角材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床パネルの上に調整材が配設され、この
    調整材の上に壁パネルが接合されてなることを特徴とす
    る床と壁の接合構造。
  2. 【請求項2】 壁パネル同士が直交して接合されるコー
    ナー部において、該コーナー部に正角材が配設され、こ
    の正角材の側面に壁パネルの端面が突き合わされて接合
    されてなることを特徴とする壁と壁の接合構造。
JP17570393A 1993-07-15 1993-07-15 床と壁の接合構造および壁と壁の接合構造 Pending JPH0726621A (ja)

Priority Applications (1)

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JP17570393A JPH0726621A (ja) 1993-07-15 1993-07-15 床と壁の接合構造および壁と壁の接合構造

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JP17570393A JPH0726621A (ja) 1993-07-15 1993-07-15 床と壁の接合構造および壁と壁の接合構造

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JPH0726621A true JPH0726621A (ja) 1995-01-27

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ID=16000774

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JP17570393A Pending JPH0726621A (ja) 1993-07-15 1993-07-15 床と壁の接合構造および壁と壁の接合構造

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JP (1) JPH0726621A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004156404A (ja) * 2002-09-10 2004-06-03 Misawa Homes Co Ltd 鋼製間仕切りの取り付け構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004156404A (ja) * 2002-09-10 2004-06-03 Misawa Homes Co Ltd 鋼製間仕切りの取り付け構造

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020326