JPH1136490A - 建築用パネル及びそれを用いた間仕切壁構造並びに壁部構築方法 - Google Patents

建築用パネル及びそれを用いた間仕切壁構造並びに壁部構築方法

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JPH1136490A
JPH1136490A JP9192123A JP19212397A JPH1136490A JP H1136490 A JPH1136490 A JP H1136490A JP 9192123 A JP9192123 A JP 9192123A JP 19212397 A JP19212397 A JP 19212397A JP H1136490 A JPH1136490 A JP H1136490A
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JP9192123A
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Masaya Nishikawa
真哉 西川
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 壁構造の仕上材の上より取付部材を装着する
際に、仕上材と取付部材とを良好に固定することができ
る建築用パネル及びそれを用いた間仕切壁構造並びに壁
部構築方法を提供すること。 【解決手段】 少なくとも縦芯材12・12と横芯材1
4・14とを方形状に枠組みしてなる枠体本体11を有
する建築用パネル10である。この建築用パネル10
は、相対向する2つの横芯材14・14に案内され、枠
体本体11内にて横芯材14・14と平行にスライド移
動可能な少なくとも一つの可動縦芯材16を有すること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築用パネル及び
それを用いた間仕切壁構造並びに壁部構築方法に関す
る。
【0002】
【関連技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、家屋は、基礎の上に床、外壁、および内壁等が構築
されてなり、特に、内壁には、上階の床や屋根等の荷重
を支持する耐力壁としての内壁の他に、荷重を支持せず
に単に部屋を仕切るための間仕切壁としての内壁があっ
た。この種の間仕切壁構造として、例えば図7、図8に
示すものが挙げられる。これら図を参照しながら関連技
術を説明する。図7に示す間仕切壁200は、複数の支
柱202を、天井面と床面との間に配設された上下レー
ル206、208により上下端を支持させて揺動可能に
立設し、これら各支柱202間に壁仕上材204を固定
するものである。各支柱202には、壁仕上材204を
連結固定する為の連結手段が形成されている。
【0003】しかしながら、この技術では、一側面にお
いて一つ壁仕上材を固定するために支柱が2つ設けら
れ、この各支柱に壁仕上材の両端が固定される構成であ
るため、パネル幅内での支柱間距離の調整等ができな
い。このため、壁仕上材の表面に何らかの取付部材を釘
等により固定しようとすると、支柱間に形成される空洞
の為、外から打ち込れる釘等の受け材がないため、取付
部材を良好に固定できない。また、ランナー材が長くな
り、搬送及び取付固定がし難いという問題点がある。
【0004】図8に示す間仕切壁300は、取付ボルト
を介して強固に固着されたチャンネル状鋼材よりなる上
下ランナー302に亘って、予めブラスターボード板を
裁断して作った2枚の帯状板304、304の間に、同
じくブラスターボード板をこの帯状板304、304と
等幅の矩形状に裁断したスペーサ306を一定間隔毎に
配列して接着剤で重合接着した厚さが上記ランナー30
2の開口面に嵌合する大きさである間柱303多数を、
一定間隔で立設した後、これら間柱308の両面、つま
り帯状板304の外面に、それぞれ接着剤を充分に塗着
して接着剤層308を介して広幅のブラスターボード板
よりなる外板309を、ランナー302の外側面を覆っ
て貼着し、外板309の上下縁に沿う部分に木ネジをそ
れぞれランナーに貫通して、外板309を帯状板304
に締付固定して一体となるものである。
【0005】しかしながら、この技術では、現場でブラ
スターボードを裁断した上で、帯状板、スペーサ等を作
成し、その後、帯状板、スペーサ等を重合して間柱を形
成する為、作業に手間がかかるという問題点があった。
また、間柱形成のためのスペーサ、帯状板等に木材を大
量に用いなければならず、コストが高くなるという問題
点がある。さらに、間柱は、現場にて上下ランナー間に
狭入される為、このはめ込み作業に時間を要するという
問題点がある。また、予め長尺の上ランナー、下ランナ
ーを天井及び床に固定しなければならず、搬送及び取付
固定がし難いという問題点がある。しかも、組立が大変
であり、外板の外より部材を取り付けようとしても、外
板同士の継ぎ目では、固定できない。
【0006】さらに、工場にてできるだけ部品完成度を
高め、建築現場での作業項目を減少させる観点から、間
仕切壁をも、建築用パネルを工場にて生産し、これを建
築現場にて接合して建築物を構築するいわゆるパネル工
法にて構築することが望まれていた。
【0007】本発明は、上記した技術の問題点を解決す
ることを課題としてなされたものであって、その目的と
するところは、壁構造の仕上材の上より取付部材を装着
する際に、仕上材と取付部材とを良好に固定することが
でき、しかも木材等を多く用いることなく、運搬を容易
として現場での作業をも簡略化できる建築用パネル及び
それを用いた間仕切壁構造並びに壁部構築方法を提供す
ることにある。
【0008】また、本発明の他の目的は、予め長いサイ
ズのランナー材等を天井及び床面に各々固定を行わなく
とも、良好に間仕切り壁を構築することのできる建築用
パネル及びそれを用いた間仕切壁構造並びに壁部構築方
法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の手段を、本願の各請求項の各構成要件に対して、本願
の実施の形態の符号に対応させて説明すると、請求項1
に記載の発明に係る建築用パネルは、少なくとも芯材
(12・14)を方形状に枠組みしてなる枠体本体(1
1)を有する建築用パネル(10)であって、少なくと
も相対向する2つの各芯材に案内され、前記枠体本体内
にて該各芯材に沿って移動可能な少なくとも一つの可動
芯材(16)を設けたことを特徴とする。
【0010】請求項1記載の発明によれば、相対向する
各芯材の間には可動芯材が配設される。このため、枠体
本体内を可動芯材は、芯材に沿って自由にスライドでき
る。このように建築用パネルを形成することで、芯材の
配設位置を自由に設定変更ができる。
【0011】請求項2に記載の発明に係る建築用パネル
は、少なくとも縦芯材(12)と横芯材(14)とを方
形状に枠組みしてなる枠体本体(11)と、相対向する
2つの前記横芯材に案内され、前記枠体本体内にて前記
横芯材と平行にスライド移動可能な少なくとも一つの可
動縦芯材(16)と、を有することを特徴とする。
【0012】請求項2に記載の発明によれば、相対向す
る各横芯材の間には可動縦芯材が配設される。このた
め、枠体本体内を可動縦芯材は、横芯材に沿って自由に
スライドできる。このように建築用パネルを形成するこ
とで、可動縦芯材の配設位置を自由に設定変更ができ
る。
【0013】請求項3に記載の発明に係る建築用パネル
は、請求項2において、各前記横芯材は、対向するそれ
ぞれの対向面より窪んで、前記可動縦芯材の端部がはめ
込まれる凹部(15)を有することを特徴とする。
【0014】請求項3に記載の発明によれば、横芯材及
び縦芯材とで枠体本体を構成し、この枠体本体内を可動
縦芯材が横芯材に沿って自由にスライド可能に形成され
ている。この際、横芯材には、凹部が形成され、この凹
部に可動縦芯材の端部がはめ込まれている。このため、
特に、可動縦芯材のスライド時に横芯材に対して傾斜す
る等に起因する、可動縦芯材が横芯材より抜け落ちるこ
と等を防止して、確実に可動縦芯材を所望位置にスライ
ド移動できる。さらには、建築用パネル運搬時等におけ
る振動、衝撃等による可動縦芯材の抜け落ちも防止でき
ることは言うまでもない。
【0015】請求項4に記載の発明に係る建築用パネル
は、請求項2又は請求項3において、前記枠体本体の少
なくとも一面に貼付された面材(18)をさらに有する
ことを特徴とする。
【0016】請求項4に記載の発明によれば、建築用パ
ネルを取付固定する際には、面材を枠体本体に貼付する
と同時に、枠体本体を構成する芯材と面材とが固着され
ると共に、可動芯材と面材との固着もなされる為、面材
と枠体本体とが一体化した段階で、従来のようなすべて
が固定された芯材にて形成されていた建築用パネルに対
しても劣らない強度を確保できる。
【0017】請求項5に記載の発明に係る建築用パネル
は、請求項3において、前記凹部は、鋼製部材にて形成
されることを特徴とする。
【0018】請求項5に記載の発明によれば、凹部を鋼
製部材で構成することで剛性が高まる。
【0019】請求項6に記載の発明に係る建築用パネル
は、請求項3において、前記凹部の少なくとも一方の側
壁は、壁仕上部材にて形成されることを特徴とする。
【0020】請求項6に記載の発明によれば、凹部を壁
仕上部材例えば巾木、腰壁等にて形成することで、コス
トダウンが図れる。
【0021】請求項7に記載の発明に係る建築用パネル
は、請求項4において、前記面材は、仕上材であること
を特徴とする。
【0022】請求項7に記載の発明によれば、可動縦芯
材がスライド可能な状態で、仕上材を予め枠体本体の一
面に貼付した構成とすることで、建築用パネル全体の強
度、すなわち、枠体本体に対する強度の確保を仕上材が
サポートできる。しかも、両面に仕上材を貼付するよう
な環境で、上記建築用パネルを使用するような場合は、
予め一面に仕上材が既に固着されていることから、現場
施工作業を簡略化して、作業能率が向上し、施工時間の
短縮化をも達成できる。
【0023】請求項8に記載の発明に係る建築用パネル
は、請求項7において、前記可動縦芯材の配置位置は、
前記仕上材の表面に取付固定される被取付部材(50)
の取付位置であることを特徴とする。
【0024】請求項8に記載の発明によれば、仕上材の
表面上に取り付けられる被取付部材として、例えば手摺
等を挙げることができる。このような被取付部材を取り
付ける場合にあっては、先ず、枠体本体内の可動縦芯材
を、被取付部材が取り付けられると予想される配置位置
にまでスライド移動させる。そして、未だ仕上材が貼付
されていない枠体本体の他方の一面に仕上材を貼付す
る。この時、仕上材と枠体本体及び可動縦芯材とは、釘
等により固定されるから、可動縦芯材の可動は阻止され
る。その後、前記所望位置に被取付部材を仕上材の上か
ら釘等により取付固定すれば、釘等は仕上材を介して前
記所望位置の可動縦芯材に食い込むこととなり、被取付
部材を仕上材に対して強固にかつ良好に固定することが
できる。
【0025】請求項9に記載の発明に係る間仕切壁構造
は、請求項1〜請求項8のいずれかに記載の建築用パネ
ル(10)同士が複数連接されることを特徴とする。そ
して、請求項9では、請求項1〜請求項8のいずれかに
記載の建築用パネルを複数連設し、隣接するパネル同士
を連結することができ、特に構造上のいかなる位置で
も、仕上材貼付前に、可動(縦)芯材のスライド移動に
より、被取付部材を強固に仕上材上より取付固定でき、
建築用パネルの芯材位置を意識した、被取付部材の配置
位置に係るレイアウトを考慮する必要がなく、内装設計
者の設計自由度を増やすと共に、現場作業者の木材の裁
断、継ぎ矧ぎ等の細かく面倒な作業を一切なくすことが
できる。
【0026】請求項10に記載の発明に係る壁部構築方
法は、少なくとも縦芯材と横芯材とを方形状に枠組みし
てなる枠体本体に、前記枠体本体内にて前記横芯材と平
行にスライド移動可能な可動縦芯材を配設した建築用パ
ネルを用いた壁部構築方法であって、前記枠体本体を床
上に立設する立設工程と、前記可動縦芯材を所望の位置
にスライド移動させる移動工程と、前記仕上材を前記枠
体本体の少なくとも一面に貼付する貼付工程と、前記仕
上材の表面に取付られる被取付部材を、前記仕上材を介
して前記可動縦芯材へ向けて固定する固定工程と、を有
することを特徴とする。
【0027】請求項10に記載の発明によれば、仕上材
の上より所望の位置に被取付部材を強固に取付固定する
ことができる。仕上材の表面上に取り付けられる被取付
部材として、例えば手摺等を挙げることができる。この
ような取付部材を取り付ける場合にあっては、先ず、枠
体本体内の可動縦芯材を、被取付部材が取り付けられる
と予想される配置位置にまでスライド移動させる。そし
て、未だ仕上材が貼付されていない枠体本体の他方の一
面に仕上材を貼付する。この時、仕上材と枠体本体及び
可動縦芯材とは、釘等により固定されるから、可動縦芯
材の可動は阻止される。その後、前記所望位置に被取付
部材を仕上材の上から釘等により取付固定すれば、釘等
は仕上材を介して前記所望位置の可動縦芯材に食い込む
こととなり、被取付部材を仕上材に対して強固にかつ良
好に固定することができる。
【0028】請求項11に記載の発明に係る壁部構築方
法は、請求項10において、前記立設工程は、前記枠体
本体の一方の面に予め仕上材が貼付された建築用パネル
を立設する工程を含み、前記貼付工程は、前記建築用パ
ネルの枠体本体の他方の面に仕上材を貼付する工程を含
むことを特徴とする。
【0029】請求項11に記載の発明によれば、予め枠
体本体の一方の面に仕上材を可動縦芯材がスライド可能
な状態で貼付されているので、施工作業の簡略化が図れ
る。
【0030】請求項12に記載の発明に係る壁部構築方
法は、請求項10又は請求項11において、前記立設工
程は、複数の前記枠体本体を立設して互いに連接する連
接工程を含むことを特徴とする。
【0031】請求項12に記載の発明によれば、このよ
うに、予め枠体本体を立設して連接した後に、仕上材を
貼付することもできる。このようにすれば、枠体本体同
士の連結を容易に行うことができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
の一例について図面を参照して具体的に説明する。
【0033】先ず、本例の間仕切り構造の全体について
図1を用いて説明する。図1は、本例の間仕切り構造の
全体を示す分解斜視図である。
【0034】間仕切面部4は、図1に示すように、好ま
しくは部屋構造の床2から天井1に至る隣接する壁部と
ほぼ同じ高さで、かつ部屋構造の側面3間に形成される
もので、複数例えばn枚連接された間仕切パネル10に
より構成される。尚、間仕切りパネル10の厚さiは、
通常の壁パネルの厚さjに対して、i=jとしても、k
i=jとしても良い。例えばk=2であれば半分、k=
4/3であれば、3/4である。
【0035】間仕切パネル10は、図1及び図2に示す
ように、略四角枠状に組まれた固定縦芯材12、可動縦
芯材16及び横芯材としてのランナー材14にて枠体本
体11を構成し、その一面には予め工場段階で面材又は
仕上材(化粧材)としての石膏ボード18aが固着さ
れ、その表面は仕上処理されている。尚、この一方の仕
上材を現場で貼付するように間仕切りパネルを構成して
も良く、さらには、一方の面のみ仕上材である石膏ボー
ドと枠体本体との間に面材を固着して(可動縦芯材がス
ライド可能に)、面材及び仕上材を枠体本体に貼付して
おく構成としても良い。
【0036】ここで、間仕切りパネル10のより詳細な
構造について、図2を用いて説明する。即ち、一対の固
定縦芯材12・12が両側枠を形成しており、両側の固
定縦芯材12・12の間に複数例えば5本の可動縦芯材
16が所定間隔で平行に組み付けられた構造になってい
る。そして、この固定縦芯材12は、平行に一対が配置
され、それぞれの固定縦芯材12の上下端にはランナー
材14が直角に取り付けられて、固定縦芯材12・12
とランナー材14・14とで矩形をなしている。尚、固
定縦芯材12は、樹脂の押出し成形により縦長の板状に
形成されたものである。
【0037】ランナー材14は、図1に示すように、床
2及び天井1に取付固定される。また、図3(A)に示
すように、横断面略コ字状の鋼性のもので、可動縦芯材
16の後述する雄型凸部17が嵌合可能に形成される雌
型凹部15を形成している。この雌型凹部15は、溝部
または案内部としての取付部14a及び突出部14b
(14c)を有する。また、突出部14b(14c)
は、互いに対称的な形状になっており、一種類の部材を
上下いずれの側にも用いることができる。尚、ランナー
材14を、磨砕処理が施されかつ無機顔料が表面に担持
されたセルロース系微粉粒を樹脂素材に混合してなる混
合物を押し出しもしくは射出成形により所望の形状に成
形した成形材の表面に、塗料を塗布して製造する構成と
しても良い。ここで、成形材を形成する樹脂素材とし
て、例えば塩化ビニル樹脂、フェノール樹脂、ABS樹
脂等が用いられる。
【0038】取付部14aには所定間隔で釘穴が設けら
れており、釘等により床2及び天井1とランナー材14
とが取付固定できるようになっている。また、取付部1
4aの横幅は、枠体本体の幅と略等く設定される。
【0039】突出部14b(14c)は、可動縦芯材1
6の雄型凸部17を挿入することができるよう、取付部
14aに対して直角に突出形成されている。これによ
り、ランナー材14の突出部14a(14b)に、雄型
凸部17を嵌めて可動縦芯材16を形成すると、可動縦
芯材16をランナー材14の長さ方向にスライドするこ
とができ、可動縦芯材16を所望の位置に移動させた上
で、石膏ボード18bを貼付できる。これにより、石膏
ボード18の上より例えば手摺等の取付部材をさらに間
仕切りパネル10に向けて固定する場合には、可動縦芯
材16に確実に釘が挿入されることになる。さらに、強
度的にも充分強化される。
【0040】可動縦芯材16の両端は、凸断面形の雄型
凸部17が突設され、ランナー14の双方の突出部14
b・14cにて形成される雌型凹部15に嵌合して挿通
可能となっている。尚、可動縦芯材16を、凹断面状に
形成して雌型凹部とし、ランナー材に雌型凹部が嵌合可
能な雄型凸部を形成しても良い。さらに、可動縦芯材の
一端を雄型凸部、他端を雌型凹部として、ランナー材に
雌型凹部、雄型凸部の双方の種類を有する部材を用意す
る構成としても良い。また、可動縦芯材の高さは、上下
のランナー材14・14間の間隔より若干低いものとな
っており、上に僅かな隙間があくので、上下のランナー
材14・14間での可動縦芯材がスライド可能となる。
【0041】石膏ボード18a・18bは、周囲の天井
に貼り付けられた仕上げ材の材質及び模様に対して選択
されており、化粧材としての機能を有する。また、材質
は、準不燃性でかつ硬性のある半水石膏(CaSO4・1
/2H2O)等が好ましく、例えば、セミフネンテン(商
品名)等が挙げられる。さらに、石膏に、ガラス繊維、
ロックウール、パルプ、パーライト、ひる石等の混和材
料を用いてもよい。さらにまた、表面は、耐変退色性・
耐汚染性・耐引っかき性の優れた石膏ボード用原紙に印
刷・すきこみなどで加工したもの、又は表面にオーバレ
イ・型押し・塗装等で加工したもので化粧仕上処理が施
されている。
【0042】このような構造の間仕切パネル10が、相
隣接して並列当接され、かつ、耐力壁としての部屋構造
側面3間に横並びに接合され、間仕切面部4が形成され
る。
【0043】具体的には、図1に示すように、間仕切パ
ネル10の石膏ボードが裏側にされ、間仕切パネル10
の枠体本体が表側にされた状態で、固定縦芯材12同士
が相対向して配置される。これにより、図1に示すよう
に、間仕切面部4の左右両側において、間仕切パネル1
0をそれぞれ固定することができる。
【0044】一方の固定縦芯材12は、図1に示すよう
に、部屋構造内において間仕切面部4を画成したい場所
の側面3に、釘等により接合固定される。そして、相対
向して間仕切パネル群を形成でき、間仕切面部4を画成
することができる。
【0045】また、固定縦芯材12には図示しないボル
ト挿通穴が形成され、ボルトを挿通するようになってい
る。即ち、間仕切を形成するためには、間仕切パネル1
0が複数連設され、それぞれの間仕切パネル10を連結
するために、ボルトが使用される。そして、複数の間仕
切パネル10を連結するために、この間仕切パネル10
を固定縦芯材12、12同士を隣接させて立設し、一方
の固定縦芯材12のボルト挿通穴から他方の固定縦芯材
12のボルト挿通孔にボルトを挿通し、このボルトにナ
ットを締め付けることが行われる。また、固定縦芯材1
2には窪みを形成しておいて、ボルトやナットの端部を
はめ込むようにすることが好ましい。尚、可動縦芯材1
6に、内部が中空で両面の両端部に縦溝を形成しても良
い。
【0046】次に、上記間仕切パネル10は、各種の部
屋に対応できるように、床から天井までの高さよりも若
干低いものとなっている。そうすると、間仕切パネル1
0の上に隙間があくので、この隙間をジャッキプレート
で埋める。そして、間仕切パネル10の上端部に幕板プ
レートを取り付け、下端部に巾木プレートを取り付けて
隙間を隠す処理を行う。なお、これら幕板プレート及び
巾木プレートは、図示しないマジックテープ等により脱
着可能に取り付けることが好ましい。
【0047】次に本例に係る間仕切面部4の施工方法を
図1を用いて説明する。
【0048】予め工場段階では、固定縦芯材12、ラン
ナー材14、可動縦芯材16を枠組みして、枠体本体の
一方の面に石膏ボード18が貼付された状態で間仕切り
パネル10が用意される。この状態において、下ランナ
ー材14に下嵌合部である雌型凹部に可動縦芯材16の
雄型凸部を嵌め、かつ、上嵌合部である可動縦芯材16
の雄型凸部をを上ランナー材14の雌型凹部に嵌め込む
ことによって、上下ランナー材14、14間に可動縦芯
材16をスライド可能に遊嵌合させる。そして、この間
仕切パネル10が予め工場で製造されて建設現場まで輸
送される。
【0049】建設現場では、住宅が建設され各部屋が画
成される。さらに細分化したい部屋構造内において、図
1に示すように間仕切面部4が部屋構造内の側面3間に
画成される。
【0050】一の間仕切パネル10を室内の所定位置に
立設し、部屋構造内の天井1にランナー14が、床2に
はランナー14が、釘等により取り付けられる。この
時、固定縦芯材12は一方の部屋構造側面3に接合され
る。
【0051】そして、可動縦芯材16を、上下ランナー
14・14間で、所望の位置に向けてスライドさせる。
【0052】次に、部屋構造側面3の一方の側に立設固
定した最初の間仕切パネル10に2番目の間仕切パネル
10を接合する。具体的には、この一の間仕切りパネル
10の固定縦芯材12に隣接させて他の間仕切りパネル
10を立設する。そして、一の間仕切りパネル10の固
定縦芯材12のボルト挿通穴から、他の間仕切りパネル
10の隣接する固定縦芯材12のボルト挿通穴へ、ボル
トを挿通してナットで締め付ける。さらに、間仕切りパ
ネル10の上の隙間にジャッキプレートを挿入して隙間
を塞ぎ、カバープレート、幕板プレート、および巾木プ
レートにより見栄えの良い外観を得られるようにする。
こうして、簡単な作業により間仕切りを形成することが
できる。
【0053】同様にして、3枚目以降の間仕切パネル1
0を、隣の間仕切パネル10に接合させていく。そし
て、N−1枚目の間仕切パネル10の取付作業が終了し
た時点で、順次横並びに接合された間仕切面部4の終端
部、乃ち最終の(N枚目の)間仕切パネルは部屋構造側
面3に連結固定される。最後に、N枚の間仕切パネルの
各々について、石膏ボード18bを枠体本体の残りの一
面に釘等により貼付する。これで、複数の間仕切パネル
10の取付作業が完了し、部屋構造内における間仕切面
部4の施工作業が終了する。
【0054】尚、石膏ボード18bを枠体本体の残りの
一面に貼付する作業を各間仕切パネル10を立設する毎
に行っても良い。
【0055】以上のように本実施の形態によれば、以下
の効果を有する。
【0056】(1)枠体本体内を可動縦芯材は、横芯材
に沿って自由にスライドでき、縦芯材の配設位置を自由
に設定変更ができる。このため、パネル取付固定時に
は、仕上材を枠体本体に貼付すると同時に、枠体本体を
構成する横芯材及び固定縦芯材と面材とが固着されると
共に、可動縦芯材と面材との固着もなされる為、面材と
枠体本体とが一体化した段階で、従来のようなすべてが
固定縦芯材にて形成されていたパネルに対しても劣らな
い強度を確保できる。
【0057】(2)間仕切パネルに固定される取付部材
の配設位置に応じて、可動縦芯材を所望の位置に移動さ
せて、可動縦芯材の位置を任意に指定でき、取付部材
は、仕上材を介して可動縦芯材に固定されるため、取付
部材を間仕切パネルに良好に取付固定できる。
【0058】(3)可動縦芯材がスライド可能な状態
で、仕上材を予め枠体本体の一面に貼付した構成とする
ことで、建築用パネル全体の強度、すなわち、枠体本体
に対する強度の確保を仕上材がサポートできる。しか
も、両面に仕上材を貼付するような環境で、上記建築用
パネルを使用するような場合は、予め一面に仕上材が既
に固着されていることから、現場施工作業を簡略化し
て、作業能率が向上し、施工時間の短縮化をも達成でき
る。また、間仕切パネルは、面材としての化粧石膏ボー
ドが工場で貼り付けられた状態となっているおり、ビニ
ールクロス等の貼り付け仕上処理を建設現場でする必要
がないので、現場仕上げ及び内装の省略化が図れ、かつ
見栄えが向上する。
【0059】(4)ランナー材には、突出部が形成さ
れ、この突出部に可動縦芯材の係合部が係合している。
このため、特に、可動縦芯材のスライド時にランナー材
に対して傾斜する等に起因する、可動縦芯材がランナー
材より抜け落ちること等を防止して、確実に可動縦芯材
を所望位置にスライド移動できる。さらには、建築用パ
ネル運搬時等における振動、衝撃等による可動縦芯材の
抜け落ちも防止できることは言うまでもない。加えて、
仕上材の貼付による現場作業の簡略化、可動縦芯材のス
ライド移動による取付部材の確実な固定を促す。
【0060】(5)建築用パネルを複数連設し、隣接す
るパネル同士を連結することができ、間仕切壁構造上の
いかなる位置でも、仕上材貼付前に、可動縦芯材のスラ
イド移動により、取付部材を強固に仕上材上より取付固
定でき、建築用パネルの芯材位置を意識した、取付部材
の配置位置に係るレイアウトを考慮する必要がなく、内
装設計者の設計自由度を増やすと共に、現場作業者の木
材の裁断、継ぎ矧ぎ等の細かく面倒な作業を一切なくす
ことができる。
【0061】尚、本発明に係る装置と方法はそのいくつ
かの特定の実施の形態に従って説明してきたが、当業者
は本発明の主旨及び範囲から逸脱することなく本発明の
本文に記述した実施の形態に対して種々の変形が可能で
ある。例えば、間仕切壁の仕上材の表面上に取り付けら
れる被取付部材として、例えば手摺等を挙げることがで
きる。例えば図5に示すような手摺を取り付ける場合に
あっては、先ず、枠体本体内の可動縦芯材16を、手摺
50が取り付けられると予想される配置位置にまでスラ
イド移動させる。そして、未だ仕上材18bが貼付され
ていない枠体本体の他方の一面に仕上材18bを貼付す
る。この時、仕上材18bと枠体本体及び可動縦芯材1
6とは、釘等により固定されるから、可動縦芯材16の
可動は阻止される。その後、前記所望位置に手摺50を
仕上材18bの上から釘等により取付固定すれば、釘等
は仕上材18bを介して前記所望位置の可動縦芯材16
に食い込むこととなり、手摺50を仕上材18bに対し
て強固にかつ良好に固定することができる。
【0062】また、図4(A)に示すようなランナー材
の凹部の一方又は双方の側壁のみ、あるいは凹部全体を
壁仕上部材としての巾木22にて形成した間仕切りパネ
ル20であっても良い。尚、巾木に変えて、腰壁等にて
形成しても良い。この場合には、高価な鋼製の部材を使
用せずに済み、コストダウンが図れる。さらに、図4
(B)に示すように可動縦芯材40のスライド時の特に
斜めになった場合の抜け落ち防止用として、可動縦芯材
40に凸部42、摺動部44、を形成し、ランナー材3
0に凸部42を許容する凹部32、摺動部を許容する溝
部34を形成する構成としても良い。
【0063】さらに、図4(C)に示すように、ランナ
ー材30の想定される縦芯材40固定位置に、突起部3
6を設ける構成としても良い。
【0064】加えて、図6(A)〜(D)に示すような
各種間仕切パネルを使用することもできる。図6(A)
の間仕切パネル60は、枠体本体内の上下で各々可動縦
芯材62、64が独立してスライドできる。図6(B)
の間仕切パネル80では、枠体本体内を上段、中段、下
段に分け、上段及び下段に可動縦芯材82、84が各々
設けられて独立移動可能であると共に、補強用の固定縦
芯材86が中段に設けられている。
【0065】図6(C)の間仕切パネル100では、固
定縦芯材間架設されてスライド移動可能な可動横芯材1
02が配設されている。このように、可動横芯材を縦芯
材に沿って移動可能としても良い。図6(D)の間仕切
パネル120では、左右の側面で各々独立してスライド
移動可能な第1、第2の可動縦芯材122、124を設
け、この第1、第2の可動縦芯材122、124間にお
いて縦方向にスライド移動可能な可動横芯材126を設
けている。この場合には、第1、第2の可動縦芯材12
2、124、及び可動横芯材126が各々独立してそれ
ぞれの方向に移動できる。尚、枠体本体を構成する固定
横芯材には、溝部が2列平行に設けられ、固定縦芯材に
も一つの溝部が設けられている。
【0066】また、本例の構造を通常の外壁パネルや内
壁パネル等の耐力壁に適用しても良い。その場合に、固
定縦芯材間に補強用固定縦芯材を設け、該補強用固定縦
芯材と固定縦芯材との各間に可動縦芯材を設けた構成と
しても良い。
【0067】さらに、上記実施例では、ボルトにより隣
接する間仕切りパネル同士を連結したが、このボルトを
省略してカバープレートのみによって間仕切りパネルを
連結しても良く、この場合、固定縦芯材にボルト挿通穴
を形成することが必要ではなくなる。
【0068】さらにまた、部屋構造内の側面間をすべて
間仕切面部で満たす必要はなく、間仕切面部の横幅を変
えてもよい。また、ランナーの幅を調節することによっ
て、単位間仕切面部の対向間距離を縮少して部屋構造の
占有空間を増やしてもよい。
【0069】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、枠体本体内を
可動芯材が自由にスライドでき、可動芯材の配設位置を
自由に設定変更ができる。
【0070】請求項2の発明によれば、枠体本体内を可
動縦芯材は、横芯材に沿って自由にスライドでき、可動
縦芯材の配設位置を自由に設定変更ができる。
【0071】請求項3の発明によれば、横芯材の凹部に
可動縦芯材の端部がはめ込まれているので、可動縦芯材
の抜け落ちを防止できる。
【0072】請求項4の発明によれば、枠体本体を構成
する芯材と面材とが固着されると共に、可動芯材と面材
との固着もなされる為、面材と枠体本体とが一体化した
段階で、従来のようなすべてが固定された芯材にて形成
されていた建築用パネルに対しても劣らない強度を確保
できる。
【0073】請求項5の発明によれば、凹部を鋼製部材
で構成することで剛性が高まる。請求項6の発明によれ
ば、巾木にすることで、コストダウンが図れる。
【0074】請求項7の発明によれば、仕上材を予め枠
体本体の一面に貼付した構成とすることで、建築用パネ
ル全体の強度、すなわち、枠体本体に対する強度の確保
を仕上材がサポートできる。しかも、両面に仕上材を貼
付するような環境で、上記建築用パネルを使用するよう
な場合は、予め一面に仕上材が既に固着されていること
から、現場施工作業を簡略化できる。
【0075】請求項8の発明によれば、所望位置に被取
付部材を仕上材の上から釘等により取付固定すれば、釘
等は仕上材を介して前記所望位置の可動縦芯材に食い込
むこととなり、被取付部材を仕上材に対して強固にかつ
良好に固定することができる。
【0076】請求項9では、仕上材貼付前に、可動
(縦)芯材のスライド移動により、被取付部材を強固に
仕上材上より取付固定でき、建築用パネルの芯材位置を
意識した、被取付部材の配置位置に係る、現場作業者の
木材の裁断、継ぎ矧ぎ等の細かく面倒な作業を一切なく
すことができる。
【0077】請求項10の発明によれば、仕上材の上よ
り所望の位置に被取付部材を強固に取付固定することが
できる。また、被取付部材を仕上材に対して強固にかつ
良好に固定することができる。
【0078】請求項11の発明によれば、予め枠体本体
の一方の面に仕上材を可動縦芯材がスライド可能な状態
で貼付されているので、施工作業の簡略化が図れる。
【0079】請求項12の発明によれば、枠体本体同士
の連結を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る間仕切パネルを用いた間仕切壁構
造の実施の形態の一例を示す斜視図である。
【図2】図1に示す間仕切パネルを示す正面図である。
【図3】図1の間仕切パネルを示す図であり、同図
(A)は、断面図、(B)は正面図、(C)は平面図で
ある。
【図4】本発明に係る間仕切パネルの他の実施の形態の
一例を示す断面図であり、(A)(B)(C)の各種パ
ターンをそれぞれ示す。
【図5】本発明に係る間仕切壁構造の他の実施の形態の
一例を示す断面図である。
【図6】本発明に係る間仕切パネルの他の実施の形態の
一例を示す正面図であり、(A)〜(D)の各種パター
ンをそれぞれ示す。
【図7】関連技術の間仕切壁構造を示す斜視図である。
【図8】関連技術の間仕切壁構造を示す断面図である。
【符号の説明】
10 間仕切パネル 11 枠体本体 12 固定縦芯材 14 横芯材 15 凹部 16 可動縦芯材 18a、18b 仕上材(石膏ボード) 20 間仕切パネル 22 巾木 50 被取付部材(手摺)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも芯材を方形状に枠組みしてな
    る枠体本体を有する建築用パネルであって、 少なくとも相対向する2つの各芯材に案内され、前記枠
    体本体内にて該各芯材に沿って移動可能な少なくとも一
    つの可動芯材を設けたことを特徴とする建築用パネル。
  2. 【請求項2】 少なくとも縦芯材と横芯材とを方形状に
    枠組みしてなる枠体本体と、 相対向する2つの前記横芯材に案内され、前記枠体本体
    内にて前記横芯材と平行にスライド移動可能な少なくと
    も一つの可動縦芯材と、 を有することを特徴とする建築用パネル。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 各前記横芯材は、対向するそれぞれの対向面より窪ん
    で、前記可動縦芯材の端部がはめ込まれる凹部を有する
    ことを特徴とする建築用パネル。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3において、前記枠
    体本体の少なくとも一面に貼付された面材をさらに有す
    ることを特徴とする建築用パネル。
  5. 【請求項5】 請求項3において、 前記凹部は、鋼製部材にて形成されることを特徴とする
    建築用パネル。
  6. 【請求項6】 請求項3において、 前記凹部の少なくとも一方の側壁は、壁仕上部材にて形
    成されることを特徴とする建築用パネル。
  7. 【請求項7】 請求項4において、 前記面材は、仕上材であることを特徴とする建築用パネ
    ル。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記可動縦芯材の配置位置は、前記仕上材の表面に取付
    固定される被取付部材の取付位置であることを特徴とす
    る建築用パネル。
  9. 【請求項9】 請求項1〜請求項8のいずれかに記載の
    建築用パネル同士が複数連接されることを特徴とする間
    仕切壁構造。
  10. 【請求項10】 少なくとも縦芯材と横芯材とを方形状
    に枠組みしてなる枠体本体に、前記枠体本体内にて前記
    横芯材と平行にスライド移動可能な可動縦芯材を配設し
    た建築用パネルを用いた壁部構築方法であって、 前記枠体本体を床上に立設する立設工程と、 前記可動縦芯材を所望の位置にスライド移動させる移動
    工程と、 前記仕上材を前記枠体本体の少なくとも一面に貼付する
    貼付工程と、 前記仕上材の表面に取付られる被取付部材を、前記仕上
    材を介して前記可動縦芯材へ向けて固定する固定工程
    と、 を有することを特徴とする壁部構築方法。
  11. 【請求項11】 請求項10において、 前記立設工程は、前記枠体本体の一方の面に予め仕上材
    が貼付された建築用パネルを立設する工程を含み、 前記貼付工程は、前記建築用パネルの枠体本体の他方の
    面に仕上材を貼付する工程を含むことを特徴とする壁部
    構築方法。
  12. 【請求項12】 請求項10又は請求項11において、 前記立設工程は、複数の前記枠体本体を立設して互いに
    連接する連接工程を含むことを特徴とする壁部構築方
    法。
JP9192123A 1997-07-17 1997-07-17 建築用パネル及びそれを用いた間仕切壁構造並びに壁部構築方法 Withdrawn JPH1136490A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011247057A (ja) * 2010-05-31 2011-12-08 Nihon Kagaku Sangyo Co Ltd 壁下地材及びこれを備えた壁構造
CN111519787A (zh) * 2020-05-08 2020-08-11 如皋市规划建筑设计院有限公司 一种仿木铝方通隔墙施工工艺
CN112663864A (zh) * 2021-01-16 2021-04-16 山东信诺新型节能材料有限公司 一种装配式墙板

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