JPH07216980A - 竹製ユニットハウスの組立工法 - Google Patents

竹製ユニットハウスの組立工法

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JPH07216980A
JPH07216980A JP2896394A JP2896394A JPH07216980A JP H07216980 A JPH07216980 A JP H07216980A JP 2896394 A JP2896394 A JP 2896394A JP 2896394 A JP2896394 A JP 2896394A JP H07216980 A JPH07216980 A JP H07216980A
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bamboo
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bamboo panel
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unit
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Shigetomi Kumon
重富 久門
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KUMON KOMUTEN KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 組立部材数が少なく、強度的にも優れてお
り、壁塗りが不要で、電気配線工事、水道管工事等を同
時に行うことができ、工期の大幅な短縮、工事費の大幅
な軽減を図ることができる竹製ユニットハウスの組立工
法を提供する。 【構成】 床面用竹製パネルユニット6、側壁用竹製パ
ネルユニット7,8、仕切用竹製パネルユニット9、天
井用竹製パネルユニット10、屋根用竹製パネルユニット
26を作製し、床面用竹製パネルユニット6を基礎コンク
リート上に取付け、側壁用竹製パネルユニット7,8と
仕切用竹製パネルユニット9を床面用竹製パネルユニッ
ト6上に配置結合し、天井用竹製パネルユニット10を側
壁用竹製パネルユニット7,8と仕切用竹製パネルユニ
ット9の上部に配置結合し、屋根用竹製パネルユニット
26を天井用竹製パネルユニット10の上部に配置結合す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は竹製ユニットハウスの組
立工法に関する。さらに詳しくは、竹製ユニットハウス
の組立結合だけで家屋、事務所、倉庫等を建造すること
ができる竹製ユニットハウスの組立工法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の木造建築においては、図11に示す
ように、基礎コンクリート 101の上に、アンカーボルト
で土台 102を緊結し、柱 103、筋かい 104、軒げた 10
5、はり106、火打ばり 107および間柱 108等の数多くの
木製部材を組合せ、ほぞ組み、釘打ちにより建物の骨組
みを造っていた。そして、その後、壁塗り、内装工事等
を経て建物が完成するのが一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の木造
家屋等の建築方法では、つぎのような問題点があった。 建物の骨組みには、十分な強度を必要とするため、
柱 103、筋かい 104、軒げた 105、はり 106、火打ばり
107および間柱 108等の膨大な数の部材を加工し、組立
てなければならないので、木造家屋建築の完成には長期
間を要する。 骨組み作製後、壁塗り作業を行い、壁が十分に乾燥
するまで待たなければならないことも木造家屋建築の工
期の長期化の一因となっている。 骨組みの作製、壁塗りは誰でもできるものではな
く、大工、左官等の職人が必要となるが、高齢化により
大工、左官等の数が減少するとともに後継者が育ってい
ないため、従来の建築方法による木造家屋建築は困難と
なっているのが実情である。 木造建築の場合は、一階床組で床束を立てるために
束石またはコンクリートブロック等を据えなければなら
ず、束石等の据付け作業が必要となる。 木造建築の場合、2階建てが一般的であり、3階建
ては大きな木材を必要とするので、材料費が大幅に嵩
む。 木造建築の場合、電気配線工事、断熱材充填工事、
水道管工事等を同時に行うことは困難であり、それぞれ
別々に行っているので、内装作業等の能率低下の一因と
なっている。 木造建築は、部材数が多く、加工に手間がかかるの
で、材料費および工費の軽減を図ることは困難である。 国内の森林資源の価格が高くなっている現在では、
外国からの輸入木材に頼らざるを得ないが、環境保護意
識の高まりおよび地球の生態系のバランス等の観点から
木材の輸入は年々困難となってきており、それに伴い輸
入木材の価格も急騰している。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑み、組立部材数
が少なく、かつ強度的にも優れており、しかも壁塗りが
不要で、配線工事や水道管工事等を同時に行うことがで
き、工期の大幅な短縮、工事費の大幅な軽減を図ること
ができる竹製ユニットハウスの組立工法を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の竹製ユニットハ
ウスの組立工法は、2以上の竹製パネルを結合して床面
用竹製パネルユニット、側壁用竹製パネルユニット、仕
切用竹製パネルユニット、天井用竹製パネルユニットお
よび屋根用竹製パネルユニットを作製する第1工程と、
前記床面用竹製パネルユニットを、基礎コンクリート内
に埋込まれたアンカーボルトによって基礎コンクリート
上に取付ける第2工程と、前記側壁用竹製パネルユニッ
トを、前記床面用竹製パネルユニット上の周囲に垂直に
配置し、床面用竹製パネルユニットに結合するととも
に、前記仕切用竹製パネルユニットを、前記床面用竹製
パネルユニット上の仕切部に垂直に配置し、床面用竹製
パネルユニットに結合する第3工程と、前記天井用竹製
パネルユニットを、前記側壁用竹製パネルユニットおよ
び仕切用竹製パネルユニットの上部に配置し、側壁用竹
製パネルユニットおよび仕切用竹製パネルユニットに結
合する第4工程と、前記屋根用竹製パネルユニットを、
前記天井用竹製パネルユニットの上部に配置し、天井用
竹製パネルユニットに結合する第5工程とからなること
を特徴とする。
【0006】
【作用】本発明の竹製ユニットハウスの組立工法によれ
ば、2以上の竹製パネルを結合して床面用竹製パネルユ
ニット、側壁用竹製パネルユニット、仕切用竹製パネル
ユニット、天井用竹製パネルユニットおよび屋根用竹製
パネルユニットを容易に作製することができるので、そ
れらを使用して簡単に、かつ短期間で家屋を組立てるこ
とができる。また、側壁用竹製パネルユニットが壁に相
当するため、壁塗り作業およびこれに関連する作業が不
要となるので、建築作業の大幅な能率向上を図ることが
できる。
【0007】
【実施例】つぎに、本発明を竹製ユニットハウスに適用
した実施例を図面に基づいて説明する。 (第1実施例)本発明の一実施例であって、図1には竹
製ユニットハウスBの横断面図、図2には縦断面図が示
されている。竹製ユニットハウスBは、床面用竹製パネ
ルユニット6、横側壁用竹製パネルユニット7、縦側壁
用竹製パネルユニット8、仕切用竹製パネルユニット
9、天井用竹製パネルユニット10、屋根用竹製パネルユ
ニット26から構成されている。床面用竹製パネルユニッ
ト6は、床面を構成するものであり、図1に示すよう
に、複数の床面用竹製パネル11がボルト12とナット13に
より結合されている。床面用竹製パネル11は、図3に示
すように、せき板14、枠体15およびさん材16からなって
いる。床面用竹製パネル11を構成するせき板14、枠体15
およびさん材16は、竹材のチップに接着剤を混合した混
合材を高温高圧でプレス成型により一体成型したもので
ある。竹材のチップは、竹材をチップ状に粉砕等して加
工されたものである。竹材の粉砕には公知のチッパー等
を適宜使用する。接着剤は、竹材のチップ相互間を接着
することができれば、どのような接着剤、樹脂等であっ
てもよく、たとえばウレタン接着剤、ユリア樹脂、フェ
ノール樹脂等を採用することができる。そして、竹材の
チップに接着剤を混入した混合材を所定形状の金型に充
填し、高温高圧でプレス成型により一体成型して床面用
竹製パネル11を作製する。このとき使用する金型の大き
さによって床面用竹製パネル11の大きさを自在に設定す
ることができる。なお、後述する各種竹製パネルについ
ても同様である。枠体15の側面には複数の枠体連結用小
孔17が形成され、せき板14には複数のせき板連結用小孔
18がそれぞれ形成されている。枠体連結用小孔17の数、
形成位置は、枠体15の大きさ等に応じて自在に設定する
ことができる。また、せき板連結用小孔18の数、形成位
置は、床面用竹製パネル11の使用箇所に応じて設定する
ことができる。すなわち、後述する側壁用竹製パネルの
下部に使用する場合には、側壁用竹製パネルの設置箇所
の対応位置に、また、後述する仕切用竹製パネルの下部
に使用する場合には、仕切用竹製パネルの設置箇所の対
応位置にそれぞれ複数のせき板連結用小孔18を形成すれ
ばよく、上記以外の箇所で使用する場合には、せき板連
結用小孔を形成する必要はない。なお、床面用竹製パネ
ル11のせき板14内には、暖房用の温湯を循環させるため
の暖房用パイプ19が複数本埋設されている。
そして、図1お
よび図4に示すように、せき板14の表面が床面となるよ
うに複数の床面用竹製パネル11をボルト12とナット13で
結合すると、家屋の床面となる床面用竹製パネルユニッ
ト6が構成される。図4の符号20は、床面用竹製パネル
ユニット6を、図1〜2に示す基礎コンクリート21に取
付固定するためのアンカーボルト22の貫通孔である。

お、床面用竹製パネル11は、大きな床加重を受けるた
め、せき板14の裏面、枠体15およびさん材16によって形
成される凹部の深さが、後述する各種パネルに形成され
る凹部の深さより大きく設定されている。
なお、本実施例では、複数の床面用竹
製パネル11を結合する締結材としてボルト12とナット13
を使用したが、床面用竹製パネル11相互間を強固かつ確
実に結合することができれば、特に制限なくどのような
ものも採用できる。また、本実施例では、ボルト12とナ
ット13で結合された床面用竹製パネル11相互間の隙間に
グリスポンプでエポキシ樹脂等を注入して硬化させ、隣
接する床面用竹製パネル11同士を完全一体化させてい
る。後述する各種竹製パネル間の結合および各種竹製パ
ネルユニット間の結合においても同様である。
【0008】横側壁用竹製パネルユニット7は、横側壁
を構成するものであり、図1に示すように、複数の横側
壁用竹製パネル31,32がボルト12とナット13により結合
されている。隅部に使用する横側壁用竹製パネル31は、
図5に示すように、せき板34、枠体35およびさん材36か
らなっている。そして、枠体35の側面には複数の枠体連
結用小孔37が形成されている。また、さん材36の構成方
向片側の枠体の外側面下端部にはさん材36の構成方向に
沿って板状部材38が一体成型され、枠体の外側面35aと
板状部材38の上面38aとで断面L字形状に構成されてい
る。中間部に使用する横側壁用竹製パネル32は、隅部に
使用する横側壁用竹製パネル31から板状部材38を取り除
いたものである。縦側壁用竹製パネルユニット8は、縦
側壁を構成するものであり、図2に示すように、複数の
縦側壁用竹製パネル41,42,43がボルト12とナット13に
より結合されている。隅部に使用する縦側壁用竹製パネ
ル41は、図6に示すように、せき板44、枠体45およびさ
ん材46からなっている。そして、さん材46の構成方向片
側の枠体を除く枠体45の側面には複数の枠体連結用小孔
47が形成されている。また、枠体連結用小孔47が形成さ
れていない枠体の外側面下端部にはさん材46の構成方向
に沿って板状部材48が一体成型され、枠体45の外側面45
aと板状部材48の上面48aとで断面L字形状に構成され
ている。さらに、板状部材48の、横側壁用竹製パネル31
の板状部材38側枠体に形成された枠体連結用小孔37との
対応位置には、複数の板状部材連結用小孔49が形成され
ており、板状部材連結用小孔49の裏側には、図7に示す
ように、切欠き50が形成されている。なお、板状部材48
の上面48aの幅は、隅部に使用する横側壁用竹製パネル
31の枠体の外側面35aの高さと略同一となるように、ま
た、板状部材48の側面48bの高さは、隅部に使用する横
側壁用竹製パネル31の板状部材38の上面38aの幅と略同
一となるように構成されている。したがって、図7に示
すように、隅部に使用する横側壁用竹製パネル31の枠体
の外側面35aおよび板状部材38の上面38aを、隅部に使
用する縦側壁用竹製パネル41の板状部材48の上面48aお
よび側面48bをそれぞれ当接させると、隅部が構成され
るとともに、横側壁用竹製パネル31の板状部材38側枠体
に形成された枠体連結用小孔37と縦側壁用竹製パネル41
の板状部材48に形成された板状部材連結用小孔49が連通
状態となり連通孔が形成されるので、連通孔にボルト12
を貫通させ、ナット13で締付ければ側壁の隅部が構成さ
れる。中間部に使用する縦側壁用竹製パネル42は、図2
に示すように、右端部に窓わく50が構成されておりその
余の構成は隅部に使用する縦側壁用竹製パネルユニット
41の板状部材48を除いたものと略同一である。また、縦
側壁用竹製パネルユニット43は、左端部には前記窓わく
50とともに窓部を構成する窓わく51が構成され右端部に
は縦側壁用竹製パネルユニット41と同様な板状部材が構
成されている。なお、本実施例では、縦側壁用竹製パネ
ル42,43で窓部を構成したが、同様にして玄関部を構成
することができる。また、横側壁用竹製パネルで窓部や
玄関部等を構成してもよい。さらに、横側壁用竹製パネ
ルおよび縦側壁用竹製パネルの枚数は自在に設定するこ
とができる。
【0009】仕切用竹製パネルユニット9は、建物内を
仕切るものであり、図2に示すように、仕切用竹製パネ
ル55がボルト12とナット13により結合されているのは、
他の竹製パネルと同様であるので説明を省略する。な
お、仕切用竹製パネルユニット9によって、部屋の大き
さを自在に設定することができる。天井用竹製パネルユ
ニット10は、天井を構成するものであり、図1に示すよ
うに、複数の天井用竹製パネル57がボルト12とナット13
により結合されている。天井用竹製パネル57は、図3に
示す床面用竹製パネル11と実質的に同一であるので説明
を省略する。なお、天井用竹製パネルユニット10は、そ
の表面(天井用竹製パネル57のせき板表面)が天井裏に
なるように配置されるとともに、天井用竹製パネルユニ
ット10は、横側壁用竹製パネルユニット7、縦側壁用竹
製パネルユニット8および仕切用竹製パネルユニット9
の上部に結合される。そして、天井用竹製パネル57の枠
体およびさん材に天井板を釘打ち等すれば天井張りが完
成する。
【0010】屋根用竹製パネルユニット26は、屋根を構
成するものであり、図1に示すように、支持用竹製パネ
ル61と屋根用竹製パネル62がボルト12とナット13によっ
て結合されている。支持用竹製パネル61は、図8に示す
ように、せき板64、枠体65およびさん材66からなってい
る。枠体65は、直角三角形のトラス形状で、斜辺が延長
されて突起部69を構成している。そして、枠体65の側面
には複数の枠体連結用小孔67が形成されている。また、
突起部69にも枠体連結用小孔67が形成されている。支持
用竹製パネル61は、図1〜2に示すように、適宜間隔で
天井用竹製パネルユニット10上に配置されるとともに、
ボルト12とナット13で天井用竹製パネルユニット10に結
合されている。なお、家屋の横側壁部では、図1に示す
ように、横側壁用竹製パネルユニット7、天井用竹製パ
ネルユニット10および屋根用竹製パネルユニット26の支
持用竹製パネル61が一体化された状態となっている。屋
根用竹製パネル62は、図9に示すように、竹製の板状部
材であり、支持用竹製パネル61が配置される間隔でその
対応位置に複数の板状部材連結用小孔68が形成されてい
る。なお、屋根用竹製パネル62は、瓦を配置固定するた
め平面状でなければならないので、板状部材連結用小孔
68の表面周囲には切欠きが形成されている。屋根用竹製
パネル62は、図1に示すように、支持用竹製パネル61間
にかけ渡され、ボルト12とナット13で支持用竹製パネル
61に結合されている。
【0011】つぎに、各種パネルユニットを結合して竹
製ユニットハウスBを組立てる方法について説明する。 まず、2以上の竹製パネルをボルト12とナット13で
結合して、床面用竹製パネルユニット6、横側壁用竹製
パネルユニット7、縦側壁用竹製パネルユニット8、仕
切用竹製パネルユニット9、天井用竹製パネルユニット
10および屋根用竹製パネルユニット26をそれぞれ作製す
る。 つぎに、床面用竹製パネルユニット6を、図1〜2
に示すように、基礎コンクリート21内に埋込まれたアー
カーボルト22によって基礎コンクリート21上に取付け固
定する。 横側壁用竹製パネルユニット7および縦側壁用竹製
パネルユニット8を、床面用竹製パネルユニット6上の
周囲に垂直に配置し、ボルト12とナット13で床面用竹製
パネルユニット6に結合するとともに、仕切用竹製パネ
ルユニット9を、床面用竹製パネルユニット6上で部屋
を構成すべき位置に垂直に配置し、ボルト12とナット13
で床面用竹製パネルユニット6に結合する。 天井用竹製パネルユニット10を、横側壁用竹製パネ
ルユニット7、縦側壁用竹製パネルユニット8および仕
切用竹製パネルユニット9の上部に配置し、ボルト12と
ナット13で横側壁用竹製パネルユニット7、縦側壁用竹
製パネルユニット8および仕切用竹製パネルユニット9
にそれぞれ結合する。 屋根用竹製パネルユニット26を、天井用竹製パネル
ユニット10の上部に配置し、ボルト12とナット13で天井
用竹製パネルユニット10に結合する。
【0012】つぎに、上記〜の工程によって組立て
られた竹製ユニットハウスBの内装工事の手順について
説明する。 横側壁用竹製パネルユニット7および縦側壁用竹製
パネルユニット8をそれぞれ構成する横側壁用竹製パネ
ル31,32および縦側壁用竹製パネル41,42,43のせき板
の裏面、枠体およびさん材によって形成される凹部のう
ち、電線や水道管等を配設すべき凹部内に電線や水道管
等を配備固定する。 つぎに、図7に示すように、内装用化粧板59を、枠
体およびさん材に釘打ち、接着剤等により取付け固定す
る。なお、断熱材工事を行う場合は、凹部内に断熱材を
充填して枠体およびさん材に内装用化粧板59を取付け固
定すればよい。なお、仕切用竹製パネルユニット9につ
いても同様である。また、外装工事は、横側壁用竹製パ
ネルユニット7および縦側壁用竹製パネルユニット8の
外面(表面)に塗装すれば、側壁に相当する部分が完成
する。なお、防火地域では防火サイリングを釘打ち等す
ればよい。さらに、屋根用竹製パネルユニット26につい
ては、屋根用竹製パネル62の表面に瓦を配備固定し、必
要に応じて瓦に吹付け塗装をすればよい。
【0013】なお、本実施例では、本発明を1階建ての
竹製ユニットハウスBに適用した場合について説明した
が、同様にして2階建て、3階建ての竹製ユニットハウ
スを建造することができる。すなわち、図10に示すよう
に、1階建て竹製ユニットハウスBの天井用竹製パネル
ユニット10の上部に、前記1階建ての場合と同様に、横
側壁用竹製パネルユニット7、縦側壁用竹製パネルユニ
ット8および仕切用竹製パネルユニット9(図2参照)
を配置し、天井用竹製パネルユニット10に結合した後、
横側壁用竹製パネルユニット7、縦側壁用竹製パネルユ
ニット8および仕切用竹製パネルユニット9の上部に、
天井用竹製パネルユニット10を配置結合し、さらに、天
井用竹製パネルユニット10の上部に屋根用竹製パネルユ
ニット26を配置結合すれば2階建て竹製ユニットハウス
Cを建造することができる。また、同様にして3階建て
竹製ユニットハウスを建造することができる。
【0014】以上の竹製ユニットハウスの組立工法を使
用すれば下記の効果が得られる。 床面用竹製パネルユニット6、横側壁用竹製パネル
ユニット7、縦側壁用竹製パネルユニット8、仕切用竹
製パネルユニット9、天井用竹製パネルユニット10およ
び屋根用竹製パネルユニット26の6種類の竹製パネルユ
ニットを組合せ結合し、内装および外装工事をするだけ
で竹製ユニットハウスBを完成させることができるの
で、大幅な工期の短縮および工費の軽減を図ることがで
きる。また、配線工事や水道管工事等も容易に実施しう
るので、内装作業の大幅な能率向上を図ることができ
る。 各種パネルユニットには竹製パネルが使用されてい
るため、強度的に優れ、強風や地震等に強い構造物を得
ることができるとともに、竹製パネルは軽量かつ安価で
あるため、作業能率の向上および工費の軽減を図ること
ができる。 隣接する竹製パネル同士は完全に一体化させること
ができるため、束石等が不要となるので、作業能率の向
上を図ることができる。 必要とする竹製パネルの形状は限られているため、
大量生産が可能となるので、材料費の大幅な軽減を図る
ことができる。 運搬可能な範囲で、大形の竹製パネルを作製するこ
とができるため、必要部材数を減らすことができるの
で、作業能率の大幅な向上を図ることができる。 竹製パネルはねじれに強く、狂いもほとんど無いの
で、長期間経過しても窓やドアの開閉に支障をきたすこ
とはない。 建物の中間部には柱を必要としないため、空間の有
効利用が図れるとともに、仕切用竹製パネルユニット9
によって任意に仕切ることができるので、多様な需要に
対応可能となる。 床面用竹製パネル11には暖房用パイプが埋込まれて
いるので、暖房用パイプを接続するだけで暖房工事を容
易に行うことができるとともに、効果的な暖房を得るこ
とができる。 2階建ての場合は、1階部分と2階部分を同時に組
立施工することができ、また、3階建ての場合は、1階
部分、2階部分および3階部分を同時に組立施工するこ
とができるので、2階建て、3階建て竹製ユニットハウ
スの工期を大幅に短縮することができる。また、竹製パ
ネルを使用するため、3階建ての場合でも複雑な強度設
計の必要がなく、かつ2階建ての場合と同一部材を使用
できるため部材の加工が不要で、工費の軽減を図ること
ができる。
【0015】(他の実施例)上記第1実施例には本発明
を一般家屋に適用した場合の例を示したが、本発明は種
々の建造物、たとえば事務所、店舗、工場、倉庫等に幅
広く適用できるものである。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、組立部材数が少なく、
かつ強度的にも優れており、しかも壁塗りが不要で、配
線工事や水道管工事等を同時に行うことができ、工期の
大幅な短縮、工事費の大幅な軽減を図ることができる竹
製ユニットハウスの組立工法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかわる竹製ユニットハウ
スBの横断面図である。
【図2】図1におけるII−II線断面図である。
【図3】床面用竹製パネル11の斜視図である。
【図4】床面用竹製パネルユニット6の平面図である。
【図5】横側壁用竹製パネル31の斜視図である。
【図6】縦側壁用竹製パネル41の斜視図である。
【図7】横側壁用竹製パネル31と縦側壁用竹製パネル41
を組合せて隅部を構成した場合の断面図である。
【図8】支持用竹製パネル61の斜視図である。
【図9】屋根用竹製パネル62の斜視図である。
【図10】2階建ての竹製ユニットハウスCの横断面図で
ある。
【図11】従来の木造建築の骨組みの斜視図である。
【符号の説明】
B 竹製ユニットハウス C 竹製ユニット
ハウス 6 床面用竹製パネルユニット 7 横側壁用竹製
パネルユニット 8 縦側壁用竹製パネルユニット 9 仕切用竹製パ
ネルユニット 10 天井用竹製パネルユニット 26 屋根用竹製パ
ネルユニット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】家屋、事務所、倉庫等を組立てる方法であ
    って、(a) 2以上の竹製パネルを結合して床面用竹製パ
    ネルユニット、側壁用竹製パネルユニット、仕切用竹製
    パネルユニット、天井用竹製パネルユニットおよび屋根
    用竹製パネルユニットを作製する第1工程と、(b) 前記
    床面用竹製パネルユニットを、基礎コンクリート内に埋
    込まれたアンカーボルトによって基礎コンクリート上に
    取付ける第2工程と、(c) 前記側壁用竹製パネルユニッ
    トを、前記床面用竹製パネルユニット上の周囲に垂直に
    配置し、床面用竹製パネルユニットに結合するととも
    に、前記仕切用竹製パネルユニットを、前記床面用竹製
    パネルユニット上の仕切部に垂直に配置し、床面用竹製
    パネルユニットに結合する第3工程と、(d) 前記天井用
    竹製パネルユニットを、前記側壁用竹製パネルユニット
    および仕切用竹製パネルユニットの上部に配置し、側壁
    用竹製パネルユニットおよび仕切用竹製パネルユニット
    に結合する第4工程と、(e) 前記屋根用竹製パネルユニ
    ットを、前記天井用竹製パネルユニットの上部に配置
    し、天井用竹製パネルユニットに結合する第5工程とか
    らなることを特徴とする竹製ユニットハウスの組立工
    法。
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