JP2688877B2 - 木造建築物の建築工法 - Google Patents

木造建築物の建築工法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、木造建築物における二
重梁継手構造によるパネル工法とも言うべき木造建築物
の建築工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のものにあっては、下記の
ようなものになっている。 1.日本古来の伝統的木造建築は、大きな断面を有する
柱、梁で構成され、仕口、継手構造も剛接合となってい
た。 2.現在の一般的在来工法は、近代化、合理化され、小
断面で金物による補強を行いピン接合となり、筋カイ、
火打梁で水平荷重を負担している。 3.木材の乾燥も自然乾燥で時間をかけて充分乾燥した
ものを用いて建築されていたが、近年乾燥機により人工
的に早く行っている。 4.熟練大工の技術に支えられて建築している。 5.木材資源不足により原木丸太が少ない。 6.木、梁の段面が小さくなったことで、柱間(スパ
ン)が小さくなり、柱を多く用いることになり、墨付、
切込、加工、組立が複雑化している。 7.梁継手構造も多種多様の方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたも
のにあっては、下記のような問題点を有していた。 1.日本古来の伝統的な技術を有する熟練大工による墨
付、切込、加工、組立を必要としている。 2.梁などの横架材の仕口加工が多種多様で柱より横架
材を持ち出して継いでいるため、規格長さを短縮して加
工している。 3.ピン接合となるため、筋カイ、火打梁を必要とす
る。 4.人工乾燥を行っているが、梁の大きな断面なので乾
燥が難しく表面しか乾燥されていないため、建築後のク
レームとなることが多い。 5.木材資源不足により木材価格の高騰、太い材料が取
れないなどの問題を有する。本願は、従来の技術の有す
るこのような問題点に鑑みなされたものであり、その目
的とするところは、上述の問題を解決できるものを提供
しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は下記のようになるものである。すなわち、
本願のものは、下記の各工程から構成されていることを
特徴とする木造建築物の建築工法である。 第1工程〜布基礎を形成すること。 第2工程〜土台3を布基礎に止め付けると共に、土台
は、積層接着状態の上下の材3A,3Bが継手構造3
Cを利用して組立てられ、この継手構造3Cは、上下の
材3A,3Bの端部における対向面には上の材3A
には下向きL字状の段状切欠き3C1が、また、下の
材3Bには上向きL字状の段状切欠き3C2が対面する
よう刻設され、これら切欠き内には当て板3C3が接着
嵌着され、さらに、上下の材3A,3Bと当て板3C
3とは当該当て板の左右部分に位置するラグスクリュ3
C4で連結されていること。 第3工程〜土台の内側に1階床パネルの敷き込みを行う
こと。
【0005】第4工程〜1階柱4と胴差5の施工と1階
外壁パネル,内壁パネルの組込みを行うと共に、胴差
は、積層接着状態の上下の材5A,5Bが継手構造5
Cを利用して組立てられ、この継手構造5Cは、上下の
材5A,5Bの端部における対面には上の材5A
には下向きL字状の段状切欠き5C1が、また、下の
材5Bには上向きL字状の段状切欠き5C2が対面する
よう刻設され、これら切欠き内には当て板5C3が接着
嵌着され、さらに、上下の材5A,5Bと当て板5C
3とは当該当て板の左右部分に位置するラグスクリュ5
C4で連結されていること。 第5工程〜胴差の内側に2階床パネルの敷き込みを行う
こと。 第6工程〜2階柱6と7の施工と2階外壁パネル,内
壁パネルの組込みを行うと共に、7は、積層接着状態
の上下の材7A,7Bが継手構造7Cを利用して組立
てられ、この継手構造7Cは、上下の材7A,7Bの
端部における対向面には上の材7Aには下向きL字状
の段状切欠き7C1が、また、下の材7Bには上向き
L字状の段状切欠き7C2が対面するよう刻設され、こ
れら切欠き内には当て板7C3が接着嵌着され、さら
に、上下の材7A,7Bと当て板7C3とは当該当て
板の左右部分に位置するラグスクリュ7C4で連結され
ている。 第7工程〜屋根パネルを桁、母屋に止め付けを行うこ
と。
【0006】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。 1は本発明の木造建築物である。 2は公知の布基礎である。 3はこの布基礎2上に配設された土台である。 4はこの土台3上に植設された1階柱である。 5はこの1階柱4の上端に連設された胴差である。 6はこの胴差5上に植設された2階柱である。 7はこの2階柱6に連設されたである。 8は7の上面に公知の小屋梁9、束10、母屋11な
どを利用して取付けられた屋根パネルである。
【0007】以下順に説明する。土台3は、図7,図2
3を参照して積層接着状態の上下の材3A,3Bが継
手構造3Cを利用して組立てられている。そこで、この
継手構造3Cは、上下の材3A,3Bの端部における
対向面には上の材3Aには下向きL字状の段状切欠き
3C1が、また、下の材3Bには上向きL字状の段状
切欠き3C2が対面するよう刻設され、これら切欠き内
には当て板3C3が接着嵌着され、さらに、上下の
3A,3Bと当て板3C3とは当該当て板の左右部分に
位置するラグスクリュ3C4で連結されている。3Dは
接着剤を示す。
【0008】胴差5は、図9,図23を参照して積層接
着状態の上下の材5A,5Bが継手構造5Cを利用し
て組立てられている。そこで、この継手構造5Cは、上
下の材5A,5Bの端部における対向面には上の
5Aには下向きL字状の段状切欠き5C1が、また、下
材5Bには上向きL字状の段状切欠き5C2が対面
するよう刻設され、これら切欠き内には当て板5C3が
接着嵌着され、さらに、上下の材5A,5Bと当て板
5C3とは当該当て板の左右部分に位置するラグスクリ
ュ5C4で連結されている。5Dは接着剤を示す。
【0009】7は、積層接着状態の上下の材7A,
7Bが継手構造7Cを利用して組立てられている。そこ
で、この継手構造7Cは、上下の材7A,7Bの端部
における対向面には上の材7Aには下向きL字状の段
状切欠き7C1が、また、下の材7Bには上向きL字
状の段状切欠き7C2が対面するよう刻設され、これら
切欠き内には当て板7C3が接着嵌着され、さらに、上
下の材7A,7Bと当て板7C3とは当該当て板の左
右部分に位置するラグスクリュ7C4で連結されてい
る。7Dは接着剤を示す。
【0010】1階柱4の上下端面にはホゾ4Aが突設さ
れ、これら両ホゾ4Aは土台3に刻設したホゾ穴3F、
あるいは胴差5に刻設したホゾ穴5Fに嵌着されてい
る。2階柱6の上下の連結も同様にホゾ構造が採用され
ている。屋根パネル8は、棟から軒先方向をもって適数
本の縦桟8Aと、これら縦桟の上下端部分を連結する横
桟8Bとから構成されている。8Cは屋根パネル受であ
る。12は土台3内に所定間隔をもって張設された大引
梁で、13はこれら土台3と大引梁12で囲まれた開口
部に張設された1階床パネルで、平行な横桟13Aと、
これら横桟の両端を連結する縦桟13Bと上面に張設さ
れた下地合板13Cとから構成されている。12Aはパ
ネル受である。
【0011】14は胴差5内に所定間隔をもって張設さ
れた2階床梁で、15はこれら胴差と2階床梁で囲まれ
た開口部に張設された2階床パネルで、平行な横桟15
Aと、これら横桟の両端を連結する縦桟15Bと、上面
に張設された下地合板15Cとから構成されている。1
4Aはパネル受である。
【0012】16は土台3、1階柱4、胴差5で囲まれ
た開口部、あるいは胴差5、2階柱6、7で囲まれた
開口部に張設された壁用パネルで、平行な横桟16A
と、これら横桟の両端を連結する縦桟16Bと、上面に
張設された下地合板16Cとから構成されている。な
お、図21のような水平力に対する柱の引抜き現象に対
応して、図21,22で示すような当板17と金物18
を使用することができる。
【0013】1.工場加工製作について、 A.二重梁加工製作 a.土台胴差と継手構造のプレカットを行い当て
板を製作する。 b.支柱部分の柄穴加工および梁受けのための大入れ加
工を行う。 c.継手部分の当て板との止め付け用ラグスクリュ用穴
加工も同時に行う。 B.支柱加工製作 1階柱,2階柱のプレカット、柄加工を行う。 C.床パネルの加工製作 a.床パネル部材のプレカットを行い、枠材,根太材を
得る。 b.床パネルの組立てを行う。
【0014】D.壁用パネルの加工製作 a.壁用パネル部材のプレカットを行い、枠材,間柱
材,組込柱材,マグサ材などを得る。 b.壁用パネルの組み立てを行う。 c.断熱材,構造用合板貼りを行う。 E.屋根パネルの加工製作 a.屋根パネル部材のプレカットし、枠材,野地タル木
を得る。 b.屋根パネルの組立てを行う。
【0015】2.現場工程について、 第1工程〜布基礎工事 従来の施工方法で行う。 第2工程〜土台敷工事 a.土台を基礎にアンカーボルト(L=500以上)に
て止め付けする。 b.大引梁を土台に止め付けする。 c.パネル受を土台および大引梁に止め付けする。 第3工程〜1階床パネルの施工 a.床パネルを敷き込み、土台、大引梁およびパネル受
に止め付けする。 b.下地合板を敷き込み、仮足場とする。(下地合板を
あらかじめ工場で床 パネルに貼り、断熱材を組込むことも可能である。)
【0016】第4工程〜建物外周の足場組を同時に行
う。 第5工程〜1階柱と胴差の施工と、1階外壁パネル,内
壁パネルの組込み。 a.土台柄穴に支柱を立て、次に胴差を支柱上で当て板
を組込んでラグスクリュで止め付け、支柱に取付ける。 b.外壁パネル、内壁パネルを組込む。 c.梁の取付けを行う。 d.胴差、床梁にパネル受を取付ける。 第6工程〜2階床パネルの施工 a.2階床パネルを敷込み、胴差、床梁およびパネル受
に止め付けする。 b.下地合板を敷き込み仮足場とし、作業の安全を確保
する。下地合板をあ らかじめ工場で床パネルに貼ることも可能である。)
【0017】第7工程〜2階柱と桁の施工と2階外壁パ
ネル、内壁パネルの組込み。 a.胴差、梁、土台柄穴に支柱を立て、次に桁を支柱上
で当て板を組込んでラグスクリュで止め付け、支柱に取
付ける。 b.外壁パネル、内壁パネルを組込む。 c.小屋梁の取付けを行う。 第8工程〜垂直、水平を確認し、仮筋カイを取付ける。 第9工程〜小屋組束と母屋組を行う。 必要箇所にパネル受を取付ける。 第10工程〜屋根パネルの施工 屋根パネルを桁、母屋、屋根パネル受に止め付ける。以
上で建方工事が完了し、床組、壁組も完了となる。次い
で外部造作、内部造作を行い本工法建物は完成する。
【0018】上記工程における床組のパネルについて 1.在来工法の床組を基本としたパネル化のため下記の
効果を有する。 A.1階、2階とも同様の構成のパネル化が図られる。 B.パネル寸法が3尺×6尺となり、運搬、取付が容易
となる。 C.パネルの受け材を用いるので落とし込むだけで仮設
置できる。 2.床組のパネル化により仮設置し、コンパネ等を敷く
ことにより仮足場として使用することができるので、建
方作業の安全を図ることができる。
【0019】3.床組材の仕口加工(根太掘り)が不要
となるので、加工・組立手間が少な くなり工期短縮とな
る。 4.根太材の乾燥、そり、ねじれ等のくるい、厚さの違
い等による床仕上面の不陸を防止できる。 5.床組に熟練大工を必要としない。
【0020】上記工程における壁パネルについて 1.支柱間の大型のパネル化となり、パネル製作、建方
作業が短縮される。 2.柱組込みパネル化により下記の効果を有する。 A.柱の必要な部分(開口部、間仕切り壁の接合部な
ど)に柱を入れることができる。 B.開口部の上に柱又は梁が取り付く場合、マグサを入
れることができる。 C.増改築が一般在来工法と同様に容易にできる。
【0021】3.構造用合板を用いて耐力壁とするため
筋カイが必要なくなり、パネルの製作手間が少なくてす
む。 4.間柱をア30m/mとし、地下P.Bア12m/m
を用いることにより、建材地下胴縁を省くことができる
のでパネル加工、組立費が安くなる。 5.壁組材の乾燥、そり、ねじれ等のくるい、厚さの違
い等による壁仕上面の不陸クロスのよじれ、切れを防止
できる。 6.壁組に熟練大工を必要としない。
【0022】上記工程における屋根パネルについて 1.在来工法の屋根組を基本としたパネル化のため下記
の効果を有する。 A.野地タルキ部分でのパネル化で、軽量で取付が打平
打ちとなるため止め付けがしやすい。 B.下地合板をあらかじめパネルに組込むことも可能で
ある。 C.小屋組は一般在来工法と同じなので、従来通り組立
てることができる。すなわち、特にクレーン等を用いな
くても現場組立が可能である。 2.屋根パネル化により雨天時の養生がすぐでき、建物
全体を保護できる。 3.屋根パネル化により高い場所での作業が少なくて済
むため、安全で工期短縮となる。 4.小屋組(梁、束、母屋、小屋筋カイ等)を終えた
ら、パネルを止め付けるだけで屋根組が完了し、屋根仕
上げ材葺きができるため、外部造作に要する作業が早く
終わるため、建方外部作業時の安全性が良く、建物自体
の雨等からの保護が早くできる。
【0023】作用について効果と共に説明する。
【0024】
【発明の効果】本発明は、上述の通り構成されているの
で次に記載する効果を奏する。 1.日本古来の伝統的な技術を有する熟練大工による墨
付け、切込、加工を必要とせず、比較的経験の浅い者で
も容易に切込、加工できる。 2.二重梁(胴差)の継手構造部分が支柱上で芯継ぎと
なるので下記の効果を有する。 A.従来のように柱より横架材を持ち出して継ぐ(繋
ぐ)必要がない。すなわち、規格長さの横架材を無駄に
短縮しないのでそのままの長さで使えるので、材料のロ
スが少なくなる。 B.横架材寸法を規格長さに定めることができるので、
二重梁の大量生産可能である。 C.支柱の間隔を2間(3,640mm)〜2.5間
(4,550mm)にすることができる。すなわち、柱
の柄加工が少なくなり、更に全体の仕口加工も無くな
る。この結果、壁部、床部、屋根部のパネル化を促進で
きる。
【0025】3.二重梁(胴差)の継手部分は当て板を
架設するだけで連結できる。 A.現場での熟練大工を必要としないので、熟練大工不
足の解消、及び施工性が良く工期短縮を図ることができ
る。 B.当て板を挟んで三重構造となるので強度が増す。す
なわち、当て板に強度の高い木材、強化プラスチック、
セラミック、鉄などの素材を用いることにより 、接合強
度を増すことができる。 C.当て板の穴をずらすことにより、ラグスクリュで止
め付ける時、梁と梁を引き寄せることができる。この結
果、継手部分が密着し、接合部での寸法の狂いが無くな
る。
【0026】4.土台、胴差、桁が3.5角材で二重梁
として構成するので下記の効果を有する。 すなわち、3階建など高い構造強度を要求される場合
(断面の大きな梁材が必要)でも3.5角材の二重梁で
構成できるので、材料の仕入管理が容易となり価格の高
い梁材が少なくてすむ。 5.プラン的に制約を受けない。 すなわち、支柱の位置を決定するだけで軸組の構成を決
めることができると共に、増築・改築も容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】1階、2階部分の要部の縦断面図である。
【図2】1階床パネルの縦断面図である。
【図3】1階床パネルを中心に見た1部を切り欠いた斜
視図である。
【図4】2階床パネルを中心に見た1部を切り欠いた斜
視図である。
【図5】屋根パネルを中心に見た斜視図である。
【図6】土台、1階柱、胴差、壁用パネルなどの関係を
示す要部の正面図である。
【図7】土台に対する1階柱の連結状態を示す要部の正
面図である。
【図8】同上の平面図である。
【図9】胴差に対する1階柱、2階柱の連結状態を示す
要部の正面図である。
【図10】同上の平面図である。
【図11】図9の右側面図である。
【図12】胴差に対する1階柱の連結状態を示す分解斜
視図である。
【図13】胴差に対する1階柱や床梁などの連結状態を
示す要部の正面図である。
【図14】同上の平面図である。
【図15】図13の右側面図である。
【図16】図13における当て板部分の平面図である。
【図17】胴差に対する直交する部分などの連結状
態を示す要部の正面図である。
【図18】同上の平面図である。
【図19】図17の右側面図である。
【図20】図17における当て板部分の平面図である。
【図21】金物で対応した場合の略図的正面図である。
【図22】同上の他の実施例の要部拡大図である。
【図23】土台胴差の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 木造建築物 2 布基礎 3 土台 4 1階柱 5 胴差 6 2階柱 7 8 屋根パネル

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の各工程から構成されていることを
    特徴とする木造建築物の建築工法。 第1工程〜布基礎を形成すること。 第2工程〜土台(3)を布基礎に止め付けると共に、
    (3)は、積層接着状態の上下の材(3A,3B)
    が継手構造(3C)を利用して組立てられ、この継手構
    造(3C)は、上下の材(3A,3B)の端部におけ
    る対向面には上の材(3A)には下向きL字状の段状
    切欠き(3C1)が、また、下の材(3B)には上向
    きL字状の段状切欠き(3C2)が対面するよう刻設さ
    れ、これら切欠き内には当て板(3C3)が接着嵌着さ
    れ、さらに、上下の材(3A,3B)と当て板(3C
    3)とは当該当て板の左右部分に位置するラグスクリュ
    (3C4)で連結されていること。 第3工程〜土台の内側に1階床パネルの敷き込みを行う
    こと。 第4工程〜1階柱(4)と胴差(5)の施工と1階外壁
    パネル,内壁パネルの組込みを行うと共に、胴差(5)
    は、積層接着状態の上下の材(5A,5B)が継手構
    造(5C)を利用して組立てられ、この継手構造(5
    C)は、上下の材(5A,5B)の端部における対向
    面には上の材(5A)には下向きL字状の段状切欠き
    (5C1)が、また、下の材(5B)には上向きL字
    状の段状切欠き(5C2)が対面するよう刻設され、こ
    れら切欠き内には当て板(5C3)が接着嵌着され、さ
    らに、上下の材(5A,5B)と当て板(5C3)と
    は当該当て板の左右部分に位置するラグスクリュ(5C
    4)で連結されていること。 第5工程〜胴差の内側に2階床パネルの敷き込みを行う
    こと。 第6工程〜2階柱(6)と(7)の施工と2階外壁パ
    ネル,内壁パネルの組込みを行うと共に、(7)は、
    積層接着状態の上下の材(7A,7B)が継手構造
    (7C)を利用して組立てられ、この継手構造(7C)
    は、上下の材(7A,7B)の端部における対向面に
    は上の材(7A)には下向きL字状の段状切欠き(7
    C1)が、また、下の材(7B)には上向きL字状の
    段状切欠き(7C2)が対面するよう刻設され、これら
    切欠き内には当て板(7C3)が接着嵌着され、さら
    に、上下の材(7A,7B)と当て板(7C3)とは
    当該当て板の左右部分に位置するラグスクリュ(7C
    4)で連結されている。 第7工程〜屋根パネルを桁、母屋に止め付けを行うこ
    と。
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