JP5425819B2 - カーテンウォール及びカーテンウォールを使用した建造物 - Google Patents

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Description

本発明は、カーテンウォール及びこれを使用した建造物に関するもので、より詳細にはパネルユニットを方立に支持させることによって構築されるカーテンウォール及びこれを使用した建造物に関するものである。
予め開口枠にガラス等の面材を取り付けてパネルユニットを構成し、このパネルユニットを方立の相互間に支持させることによって建造物の外周にカーテンウォールを構築するものが種々提供されている。例えば、特許文献1では、パネルユニットの上横枠及び下横枠をそれぞれブラケットによって方立に固定させることによってカーテンウォールを構築するようにしている。この特許文献1に記載のものでは、下方に配置したパネルユニットの上横枠と上方に配置したパネルユニットの下横枠とを同一のブラケットに固着し、部品点数の削減を図っている。
特開2009−203662号公報
ところで、方立とパネルユニットの横枠とを連結するブラケットは、それぞれに対して取付ネジによって取り付けられるものである。従って、上述した特許文献1にあっては、方立、パネルユニット及びブラケットの高さ方向の位置合わせ及び水平方向の位置合わせを正確に行い、多数のネジ孔すべてが合致した状態に配置する必要があるため、位置決め作業に多大な時間を要する。しかも、この位置決め状態を維持したまま多数の取付ネジを構築現場において締結しなければならず、パネルユニットを支持するための支持作業を煩雑化する恐れがある。
本発明は、上記実情に鑑みて、パネルユニットを方立に支持する支持作業を容易化することのできるカーテンウォール及びこれを使用した建造物を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るカーテンウォールは、互いの間に間隔を確保して躯体に支持させた一対の方立の見込み面にそれぞれ支持部材を固定し、一方、予め開口枠に面材を取り付けて構成したパネルユニットの縦枠において前記方立の支持部材に対向する見込み面に上下方向に沿って収容溝を形成するとともに、前記収容溝の上端開口を覆う部位にストッパ部材を配設し、前記支持部材に対して前記パネルユニットの収容溝を挿入し、各支持部材において上方に向く端面に前記ストッパ部材を当接させたことを特徴とする。
この発明によれば、支持部材に対してパネルユニットに形成した収容溝の下端開口を位置合わせし、そのままパネルユニットを下方にスライドさせれば、やがて支持部材において上方に向く端面がストッパ部材に当接し、ストッパ部材及び支持部材を介してパネルユニットを方立に支持させることができる。
また、本発明は、上述したカーテンウォールにおいて、前記パネルユニットの縦枠において前記収容溝よりも屋内側に位置する部位に通気を遮断するシール部材を保持させ、方立よりも屋内側に位置する部位において隣接するパネルユニットのシール部材を互いに圧接させたことを特徴とする。
この発明によれば、互いに圧接するシール部材によって屋内側に外気が進入するのを防止することが可能である。
また、本発明は、上述したカーテンウォールにおいて、前記パネルユニットの縦枠において前記収容溝よりも屋内側に位置する部位に通気を遮断するシール部材を保持させるとともに、方立において屋内側に位置する部位に目地部材を配設し、それぞれのシール部材を前記目地部材に圧接させたことを特徴とする。
この発明によれば、目地部材に圧接するシール部材によって屋内側に外気が進入するのを防止することが可能である。
また、本発明は、上述したカーテンウォールにおいて、前記パネルユニットの縦枠において前記収容溝よりも屋内側において方立の見込み面に対向する部位に通気を遮断するシール部材を保持させ、それぞれのシール部材を方立の見込み面に圧接させたことを特徴とする。
この発明によれば、方立の見込み面に圧接するシール部材よって屋内側に外気が進入するのを防止することが可能である。
また、本発明に係る建造物は、上述したカーテンウォールのいずれかを備えたことを特徴とする。
この発明によれば、パネルユニットに形成した収容溝の下端開口に対して支持部材を位置合わせし、そのままパネルユニットを下方にスライドさせれば、やがて支持部材において上方に向く端面がストッパ部材に当接し、ストッパ部材及び支持部材を介してパネルユニットを方立に支持させることができる。
本発明によれば、支持部材に対してパネルユニットに形成した収容溝の下端開口を位置合わせし、そのままパネルユニットを下方にスライドさせれば、やがて支持部材において上方に向く端面がストッパ部材に当接することになり、方立に対するパネルユニットの位置決めに多大な時間を要することなく、ストッパ部材及び支持部材を介してパネルユニットを方立に支持させることが可能となる。
図1は、本発明の実施の形態1であるカーテンウォールを適用した建造物の要部横断面図である。 図2は、図1に示した建造物の要部を示す縦断面図である。 図3は、図1における3−3線断面図である。 図4は、図1に示した建造物のカーテンウォールに適用する支持部材の要部概念図である。 図5は、本発明の実施の形態2であるカーテンウォールを適用した建造物の要部横断面図である。 図6は、本発明の実施の形態3であるカーテンウォールを適用した建造物の要部横断面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明に係るカーテンウォール及びカーテンウォールを使用した建造物の好適な実施の形態について詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1〜図3は、本発明の実施の形態1であるカーテンウォールを適用した建造物の要部を示したものである。図2に示すように、ここで例示する建造物は、複数のフロアを有したビルである。各フロアを構成するスラブ(躯体)Sには、屋外側に位置する端部の下面にそれぞれファスナーFが取り付けてあり、上層となるスラブSのファスナーFと、下層となるスラブSのファスナーFとの間にスチールマリオンと称される鋼製の方立10が互いに間隔を確保した状態で左右方向に複数支持させてある。個々の方立10は、それぞれ板厚が一様で上下方向に長尺となる板状を成しており、隣接するものの板面(方立10の見込み面)11が互いに対向する姿勢でスラブSのファスナーFに固定してある。これらの方立10は、隣接するものの相互間にそれぞれパネルユニット20を支持することにより、建造物の外周にカーテンウォールを構築するものである。本実施の形態1では、特に、方立10において屋内側に位置する端面12がスラブS等の躯体から離隔するとともに、屋外側に位置する端部がパネルユニット20よりも屋外に露出するように配置されるカーテンウォールについて説明する。
パネルユニット20は、図には明示していないが、上横枠21、下横枠22及び一対の縦枠23を四周枠組みして成る開口枠にガラス等の面材24を取り付けて構成したものである。本実施の形態1では、図2に示すように、ワンフロアを構成する上層のスラブSと下層のスラブSとの間にそれぞれ上下2枚のパネルユニット20を配設してカーテンウォールを構築している。パネルユニット20の左右方向に沿った寸法は、隣接する方立10において板面11の相互間距離よりもわずかに短い長さに形成してある。尚、上下2枚のパネルユニット20は、上方の面材24が透光性を有し、下方の面材24が透光性を有しない点で異なるものの、同一形状、同一寸法の開口枠を適用するものであるため、以下においては一方についてのみ説明していく。
図1〜図3に示すように、パネルユニット20の開口枠を構成する左右の縦枠23には、それぞれ収容溝230が形成してあるとともに、各収容溝230の上端となる部位にストッパ部材25が取り付けてある。
収容溝230は、パネルユニット20の縦枠23において方立10に対向する見込み面に形成した凹所であり、パネルユニット20の上下に開口するように、縦枠23の延在方向に沿ってその全長に形成してある。本実施の形態1では、図1に示すように、方立10に対向する内方見込み面231と、内方見込み面231の両端からそれぞれ直角方向に延在する一対の内方見付け面232,233とによって囲まれる領域に横断面が矩形状となる収容溝230が構成してある。また、本実施の形態1では、パネルユニット20の縦枠23としてアルミニウムやアルミニウム合金の押出形材を適用しており、収容溝230を含む縦枠23の横断面形状が全長で一様となっている。
ストッパ部材25は、縦枠23の見込み面において収容溝230の上端に配設したブロック状部材であり、収容溝230の上端開口に対してその一部を覆う位置に固定してある。より具体的に説明すると、ストッパ部材25は、図1及び図3に示すように、内方見込み面231の延長上に位置する取付部251と、屋内側に位置する内方見付け面(以下、内方見付け面を区別する場合に「屋内側内方見付け面232」という)の延長上に位置する当接部252とを有し、上面視が略L字状を成すもので、取付部251を介して縦枠23の内方見込み面231に取り付けてある。ストッパ部材25の当接部252は、屋内側内方見付け面232よりも収容溝230の内方側に突出しており、収容溝230の上端開口に対してその一部を覆った状態にある。
また、パネルユニット20の縦枠23には、図1に示すように、方立10に対向する見込み面において収容溝230よりも屋外側に位置する部位に雨水浸入防止用のシール部材(以下、「レインバリア30」という)が設けてあるとともに、収容溝230よりも屋内側に位置する部位に通気防止用のシール部材(以下、「ウィンドバリア40」という)が装着してある。レインバリア30は、耐水性を有した弾性材によって薄い膜状に成形したもので、縦枠23の延在方向に沿ってその全長に取り付けてある。レインバリア30の寸法は、パネルユニット20の両側に設けたものの最も外方に位置する部位の相互間距離が、隣接する方立10の板面11相互間距離d1よりも大きくなるように設定してある。ウィンドバリア40は、シリコンスポンジ等のように、通気性のない弾性材によって中空の管状に成形したもので、縦枠23の延在方向に沿ってその全長に取り付けてある。ウィンドバリア40の寸法は、パネルユニット20の両側に設けたものの最も外方に位置する部位の相互間距離が、方立10の中心線相互間距離d2よりも大きくなるように設定してある。
一方、方立10には、図1〜図4に示すように、個々の板面11において屋内側に位置する縁部に上下方向に沿って長尺状の支持部材50が設けてある。支持部材50は、横断面が矩形の筒状を成す基部51と、基部51の一方の外側面から突出した複数条のリブ52と、基部51の他方の外側面から突出した一対の規制用突条片53とを一体に成形したものである。基部51は、パネルユニット20の縦枠23に形成した収容溝230に収容することができ、かつ収容溝230に収容した場合にはその端面の一部がストッパ部材25の当接部252に対向する大きさに形成してある。複数条のリブ52は、基部51の延在方向に沿って直線状に連続した細幅の突出部であり、基部51の一方の外側面にその全長に渡って互いに平行となるように形成してある。一対の規制用突条片53は、基部51の他方の外側面においてその両側となる部位から互いに平行となるように外方に向けて突出した後、互いに離反する方向に屈曲した細幅の突出部であり、屈曲した先端の相互間距離が、収容溝230において互いに対向する一対の内方見付け面232,233の相互間に隙間無く挿入できる寸法に形成してある。本実施の形態1では、パネルユニット20の縦枠23と同様、アルミニウムやアルミニウム合金の押出型材によって支持部材50が構成してある。支持部材50の長さは、パネルユニット20の縦枠23においてストッパ部材25の下面から縦枠23の下端までの長さよりもわずかに短く設定してある。
上述の構成を有する支持部材50は、複数条のリブ52をそれぞれ方立10の板面11に当接させ、長手方向が鉛直となった状態でボルトB及びナットNにより方立10の下方部に強固に固定する。本実施の形態1では、方立10の2つの板面11にそれぞれ支持部材50を配置し、一方の支持部材50から方立10を介して他方の支持部材50にボルトBを貫通させ、この状態からボルトBのネジ部にナットNを締結することによって2つの支持部材50を一時に方立10に共締めするようにしている。隣接する一対の方立10においては、支持部材50が互いに対向するように、それぞれの位置が設定してある。隣接する方立10に固定した支持部材50の相互間距離は、パネルユニット20の左右方向に沿った寸法よりも短く、かつパネルユニット20の両側に形成した収容溝230における内方見込み面231の相互間距離よりもわずかに大きく形成してある。尚、図3中の符号60は、方立10に設けられた鋼製の荷重支持ピンであり、支持部材50の基部51に形成した嵌合孔51aに嵌合している。また、図3及び図4中の符号61は、荷重支持ピン60が嵌合孔51aに嵌合した状態を目視するために支持部材50の基部に形成した長孔である。さらに、図1中の符号62は、支持部材50の基部51の内部においてボルトBの頭部と基部51との間、並びに基部51とナットNとの間のそれぞれに介在するスペーサ部材である。
尚、支持部材50には、必ずしもリブ52を設ける必要はなく、基部51の外側面を方立10の板面11に当接させるようにしても良い。また、方立10の荷重支持ピン60を支持部材50の嵌合孔51aに嵌合させるようにしているため、支持部材50に加わる荷重がボルトBに加わる事態を防止することが可能となるが、この荷重支持ピン60は必ずしも設けなくとも良い。
上記のように板面11においてワンフロアの下方となる部位に支持部材50を固定した方立10に対してパネルユニット20を支持させるには、それぞれの支持部材50の上端部に対してパネルユニット20の両側に形成した収容溝230の下端開口を位置合わせし、そのままパネルユニット20を下方にスライドさせれば良い。すなわち、パネルユニット20の収容溝230に対して支持部材50が進入されると、やがて支持部材50の上端面がストッパ部材25に当接し、支持部材50に対するパネルユニット20の下方への移動が阻止されることになる。しかも、この状態においては、支持部材50に設けた一対の規制用突条片53の先端が収容溝230のほぼ全長において内方見付け面232,233にそれぞれ当接し、方立10に対するパネルユニット20の屋内外方向に沿った移動が阻止されることになる。従って、方立10に対するパネルユニット20の位置決めに多大な時間を要することなく、ストッパ部材25及び支持部材50を介してパネルユニット20を方立10に支持させることが可能となる。加えて、パネルユニット20を方立10に支持させるための構成がパネルユニット20の縦枠23との間に内蔵されることになるため、屋内側から屋外側に向けて良好な視界を確保することが可能となる。
さらに、パネルユニット20の縦枠23に装着したレインバリア30は、その先端部がパネルユニット20の屋外側に位置する部位において方立10の板面11に圧接された状態となるため、パネルユニット20と方立10との隙間から屋内側に雨水や外気が進入する恐れがない。また、方立10よりも屋内側に位置する部位においては、ウィンドバリア40が互いに圧接した状態となるため、隣接するパネルユニット20の隙間から外気が屋内側に進入する恐れがない。
上述したように、本実施の形態1では、ワンフロアを構成する上層のスラブSから下層のスラブSまでの間に上下2枚のパネルユニット20を配設してカーテンウォールを構築するようにしている。従って、方立10の下方部にパネルユニット20を支持させた後、方立10の上方部に支持部材50を固定し、これら上方部に支持させた支持部材50の間に、上記と同様の手順によりパネルユニット20を支持させる。上下2つの支持部材50は、上下2枚のパネルユニット20が同一の鉛直面上に位置するように、共通の鉛直軸に沿って配置する。ここで、方立10の下端部は、下層のスラブSの下面に取り付けたファスナーFに支持させてある。従って、ワンフロアにおいて上方に配置される支持部材50は、その上端部が上方に配置された方立10の下端部に固定され、その下端部が当該フロアの方立10に固定されることになる。図には明示していないが、上下2つのパネルユニット20の相互間は、連結具によって上横枠21と下横枠22との間が連結されるとともに、上述したレインバリア30及びウィンドバリア40と同様のシール部材によって雨水や外気の進入が阻止された状態となる。
以降、上述の作業を繰り返し行うことにより、建造物の外周にカーテンウォールが構築される。尚、図1中の符号70は、左右隣接して互いに対向する縦枠23及び互いに圧接されたウィンドバリア40の間に充填したシーリング剤である。
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2であるカーテンウォールを適用した建造物の要部を示したものである。ここで例示する建造物は、実施の形態1と同様、複数のフロアを有したビルの外周にカーテンウォールを構築したもので、実施の形態1とは、方立10が目地部材80を備えている点、並びにパネルユニット20の縦枠23に装着したウィンドバリア40が目地部材80に圧接される点のみが異なっている。
すなわち、実施の形態2において説明する方立10には、屋内側に位置する端面12に目地部材80が装着してある。目地部材80は、エチレン・プロピレン・ジエンゴム等のように、比較的硬度の大きな弾性材によって成形したもので、方立10とほぼ同じ板厚を有している。尚、方立10のその他の構成に関しては、屋内側に位置する端面12がスラブS等の躯体から離隔するとともに、屋外側に位置する端部がパネルユニット20よりも屋外に露出するように配置される点や板面11において屋内側に位置する縁部に上下方向に沿って長尺状の支持部材50が設けてある点を含めて実施の形態1と同様である。従って、以下においては、同一の符号を付してそれぞれの詳細説明を省略する。
パネルユニット20の縦枠23に装着した通気防止用のシール部材であるウィンドバリア40は、最も外方に位置する部位の相互間距離が実施の形態1よりも小さく、かつ隣接する方立10の板面11相互間距離d1よりも大きくなるように設定してある。尚、パネルユニット20のその他の構成に関しては、縦枠23において方立10に対向する見込み面に収容溝230を有する点や縦枠23の見込み面において収容溝230の上端となる位置にストッパ部材25を備える点、収容溝230よりも屋外側に位置する部位にレインバリア30が装着してある点を含めて実施の形態1と同様である。従って、以下においては、同一の符号を付してそれぞれの詳細説明を省略する。
実施の形態2においても支持部材50は、複数条のリブ52をそれぞれ方立10の板面11に当接させ、長手方向が鉛直となった状態でボルトB及びナットNにより方立10の下方部に強固に固定する。支持部材50を固定した方立10に対してパネルユニット20を支持させるには、それぞれの支持部材50の上端部に対してパネルユニット20の両側に形成した収容溝230の下端開口を位置合わせし、そのままパネルユニット20を下方にスライドさせる。すなわち、パネルユニット20の収容溝230に対して支持部材50が進入されると、支持部材50の上端面がストッパ部材25に当接し、支持部材50に対するパネルユニット20の下方への移動が阻止されることになる。この状態においては、支持部材50に設けた一対の規制用突条片53の先端が収容溝230のほぼ全長において内方見付け面232,233にそれぞれ当接し、方立10に対するパネルユニット20の屋内外方向に沿った移動が阻止されることになる。従って、方立10に対するパネルユニット20の位置決めに多大な時間を要することなく、ストッパ部材25及び支持部材50を介してパネルユニット20を方立10に支持させることが可能となる。加えて、パネルユニット20を方立10に支持させるための構成がパネルユニット20の縦枠23との間に内蔵されることになるため、屋内側から屋外側に向けて良好な視界を確保することが可能となる。
さらに、パネルユニット20の縦枠23に装着したレインバリア30は、その先端部がパネルユニット20の屋外側に位置する部位において方立10の板面11に圧接された状態となるため、パネルユニット20と方立10との隙間から屋内側に雨水や外気が進入する恐れがない。また、方立10よりも屋内側に位置する部位においては、ウィンドバリア40が目地部材80に圧接した状態となるため、隣接するパネルユニット20の隙間から外気が屋内側に進入する恐れがない。尚、図5中の符号70′は、方立10にパネルユニット20を支持させた後に、左右隣接して互いに対向する縦枠23、ウィンドバリア40及び目地部材80の間に充填したシーリング剤である。
(実施の形態3)
図6は、本発明の実施の形態3であるカーテンウォールを適用した建造物の要部を示したものである。ここで例示する建造物は、実施の形態1と同様、複数のフロアを有したビルの外周にカーテンウォールを構築したもので、実施の形態1とは、方立10′において屋内側に位置する端部が躯体に連結されている点、並びにパネルユニット20の縦枠23に装着したウィンドバリア40が方立10′の板面11に圧接される点のみが異なっている。
すなわち、実施の形態3において説明する方立10′は、屋内側に位置する端部が屋内側に延長して直接スラブS等の躯体に連結された構成である。尚、方立10′のその他の構成に関しては、屋外側に位置する端部がパネルユニット20よりも屋外に露出するように配置される点や板面11において屋内側に位置する縁部に上下方向に沿って長尺状の支持部材50が設けてある点を含めて実施の形態1と同様である。従って、以下においては、同一の符号を付してそれぞれの詳細説明を省略する。
パネルユニット20の縦枠23に装着した通気防止用のシール部材であるウィンドバリア40は、最も外方に位置する部位の相互間距離が実施の形態1よりも小さく、かつ隣接する方立10′の板面11相互間距離d1よりも大きくなるように設定してある。尚、パネルユニット20のその他の構成に関しては、縦枠23において方立10′に対向する見込み面に収容溝230を有する点や縦枠23の見込み面において収容溝230の上端となる位置にストッパ部材25を備える点、収容溝230よりも屋外側に位置する部位にレインバリア30が装着してある点を含めて実施の形態1と同様である。従って、以下においては、同一の符号を付してそれぞれの詳細説明を省略する。
実施の形態3においても支持部材50は、複数条のリブ52をそれぞれ方立10′の板面11に当接させ、長手方向が鉛直となった状態でボルトB及びナットNにより方立10′の下方部に強固に固定する。支持部材50を固定した方立10′に対してパネルユニット20を支持させるには、それぞれの支持部材50の上端部に対してパネルユニット20の両側に形成した収容溝230の下端開口を位置合わせし、そのままパネルユニット20を下方にスライドさせる。すなわち、パネルユニット20の収容溝230に対して支持部材50が進入されると、支持部材50の上端面がストッパ部材25に当接し、支持部材50に対するパネルユニット20の下方への移動が阻止されることになる。この状態においては、支持部材50に設けた一対の規制用突条片53の先端が収容溝230のほぼ全長において内方見付け面232,233にそれぞれ当接し、方立10′に対するパネルユニット20の屋内外方向に沿った移動が阻止されることになる。従って、方立10′に対するパネルユニット20の位置決めに多大な時間を要することなく、ストッパ部材25及び支持部材50を介してパネルユニット20を方立10′に支持させることが可能となる。加えて、パネルユニット20を方立10′に支持させるための構成がパネルユニット20の縦枠23との間に内蔵されることになるため、屋内側から屋外側に向けて良好な視界を確保することが可能となる。
さらに、パネルユニット20の縦枠23に装着したレインバリア30は、その先端部がパネルユニット20の屋外側に位置する部位において方立10′の板面11に圧接された状態となるため、パネルユニット20と方立10′との隙間から屋内側に雨水や外気が進入する恐れがない。また、方立10′において屋内側に位置する板面11には、ウィンドバリア40が圧接した状態となるため、隣接するパネルユニット20の隙間から外気が屋内側に進入する恐れがない。尚、図6中の符号70″は、方立10′にパネルユニット20を支持させた後に、方立10′と縦枠23とウィンドバリア40とによって囲まれる領域に充填したシーリング剤である。
また、上述した実施の形態1〜実施の形態3では、いずれもワンフロアに上下2つのパネルユニット20を配置させるようにしているが、ワンフロアに対して1つのパネルユニット20を配置したり、上下に3以上のパネルユニット20を配置するようにしても良い。
10 方立
11 板面
20 パネルユニット
23 縦枠
24 面材
25 ストッパ部材
40 ウィンドバリア
50 支持部材
80 目地部材
230 収容溝
S スラブ

Claims (5)

  1. 互いの間に間隔を確保して躯体に支持させた一対の方立の見込み面にそれぞれ支持部材を固定し、
    一方、予め開口枠に面材を取り付けて構成したパネルユニットの縦枠において前記方立の支持部材に対向する見込み面に上下方向に沿って収容溝を形成するとともに、前記収容溝の上端開口を覆う部位にストッパ部材を配設し、
    前記支持部材に対して前記パネルユニットの収容溝を挿入し、各支持部材において上方に向く端面に前記ストッパ部材を当接させたことを特徴とするカーテンウォール。
  2. 前記パネルユニットの縦枠において前記収容溝よりも屋内側に位置する部位に通気を遮断するシール部材を保持させ、方立よりも屋内側に位置する部位において隣接するパネルユニットのシール部材を互いに圧接させたことをする請求項1に記載のカーテンウォール。
  3. 前記パネルユニットの縦枠において前記収容溝よりも屋内側に位置する部位に通気を遮断するシール部材を保持させるとともに、方立において屋内側に位置する部位に目地部材を配設し、それぞれのシール部材を前記目地部材に圧接させたことをする請求項1に記載のカーテンウォール。
  4. 前記パネルユニットの縦枠において前記収容溝よりも屋内側において方立の見込み面に対向する部位に通気を遮断するシール部材を保持させ、それぞれのシール部材を方立の見込み面に圧接させたことをする請求項1に記載のカーテンウォール。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかひとつに記載のカーテンウォールを備えたことを特徴とする建造物。
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