JP2023160236A - 開口部装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2023160236000001
【課題】開口部に配置される開口部装置の防火性、施工性を向上させる。
【解決手段】開口部の内周に固定される取付補助材と、取付補助材の内周側に支持される枠材と、枠材に取付けられる防火ガラスを備え、取付補助材は、開口部の内周に沿って見付け方向に並べて配置される複数の分割補助材からなり、複数の分割補助材は、それぞれ開口部の内周に固定される見込壁と、見込壁の室内側から内周に延びる室内側の見付壁と、見込壁の室外側から内周に延びる室外側の見付壁を有し、室内側の見付壁同士の隙間と室外側の見付壁同士の隙間が見付方向でずれた状態で開口部の内周に固定されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、建物等の開口部に配置される開口部装置に関する。
従来、開口部に枠体を固定してなる建具等の開口部装置が知られている。
特開2012-202118号公報
建物等の開口部に配置される開口部装置において、防火性、施工性を向上させることが求められている。
本発明は、建物等の開口部に配置される開口部装置に対して、防火性、施工性を向上させることを目的とする。
実施形態の開口部装置は、開口部の内周に固定される取付補助材と、取付補助材の内周側に支持される枠材と、枠材に取付けられる防火ガラスを備え、取付補助材は、開口部の内周に沿って見付け方向に並べて配置される複数の分割補助材からなり、複数の分割補助材は、それぞれ開口部の内周に固定される見込壁と、見込壁の室内側から内周に延びる室内側の見付壁と、見込壁の室外側から内周に延びる室外側の見付壁を有し、室内側の見付壁同士の隙間と室外側の見付壁同士の隙間が見付方向でずれた状態で開口部の内周に固定されている開口部装置である。
実施形態によれば、建物等の開口部に配置される開口部装置に対して、防火性、施工性を向上させることことができる。
実施形態の開口部装置の縦断面図である。 実施形態の開口部装置の横断面図である。 実施形態の開口部装置の下枠部分の拡大縦断面図であり、(a)は施工後の図であり、(b)は分解図である。 実施形態の開口部装置の取付補助材の一例の図であり、(a)は取付補助材の縦断面図であり、(b)は取付補助材の全体平面図であり、(c)分割補助材の平面図であり、(d)は分割補助材の斜視図であり、(e)は中央にs1の間隔をあけて配置した状態の斜視図である。
実施形態の開口部装置として、建物外周に配置されたカーテンウォールPの室内側の開口部に設置されるFIX窓の例を用いて、図面を参考にして説明する。
(カーテンウォールの構成)
建物の外周面に配置されたカーテンウォールPは、建物の外周に配置された複数の方立A間に無目Bが配設されて構成されるカーテンウォール枠にガラス等のパネル体Cを装着して構成されている。
複数の方立Aは、左右方向に間隔をあけて配置されており、建物の躯体に連結されている。方立Aは、図2に示すように、室内側に上下方向に延びる中空部を有する方立本体部A1を有しており、方立本体部A1の室外側の左右両側にパネル体Cを装着する凹部A2,A2を有している。
方立Aは、凹部A2の室内側に補助縦枠A3が挿入され、方立Aの室外壁A4と補助縦枠A3とによってパネル間口溝が形成されており、バックアップ材b及びシール材s等を介して二重ガラス等のパネル体Cが保持されている。
方立Aは、所定高さ毎に凹部A2に図示しない無目取付部材がボルト等により取付けられており、隣接する方立A、Aの無目取付部材に無目Bが支持されて方立Aに固定されている。
無目Bは、図1に示すように、上下にパネル体Cを保持するパネル間口溝が形成されており、バックアップ材b及びシール材s等を介して二重ガラス等のパネル体Cが保持されている。
無目Bは、室内側面に室内側に延びる見込壁D1を有する鋼材Dが連結されており、見込壁D1の内周面に不燃材Eが配置されてカーテンウォールPの室内側の開口部の内周を形成している。
(FIX窓全体の構成)
本実施形態のFIX窓は、図1,2に示すように、開口部の内周に固定される取付補助材2と、取付補助材2の内周に取付けられる枠材1と、枠材1に取付けられる防火ガラス等の防火性を有するパネル体15を備えている。
取付補助材2は、アルミ合金等の金属材料からなり、開口部の内周各辺において同一の断面形状を有する長尺部材である。
取付補助材2は、開口部の内周の見付け寸法と同程度の長さ寸法を有することが望ましく、取付補助材2を開口部の四周に配置した際に取付補助材2の外周と開口部の内周面との間に隙間が生じないように配置されることが好ましい。
取付補助材2は、長手方向に分割された複数の分割補助材から構成されていてもよい。
開口部の上内周面および下内周面に固定される取付補助材21,22は、鋼材Dの見込壁D1に不燃材Eを挟んで配置され、ドリルネジ等の固定手段b1により固定されている。
開口部の左、右内周面に固定される取付補助材23,23は、方立Aの見込面に配置され、ドリルネジ等の固定手段b1により固定されている。
枠材1(上枠材11、下枠材12および縦枠材13)は、アルミ合金等の金属材料からなり、枠本体(上枠本体111、下枠本体121および縦枠本体113)と押縁112,122,132を有し、開口部の内周各辺において同一の断面形状を有する長尺部材である。
取付補助材2の内周側に取り付けられて開口部の四周に配置された上枠材11、下枠材12および左、右の縦枠材13,13は、内周にガラス保持溝を有しており、下枠材12のガラス保持溝にセッティングブロック125が設置され防火ガラス等の防火性を有するパネル体15が嵌め込まれて、カーテンウォールPの室内側にFIX窓が設けられている。
以下、FIX窓の枠を形成する取付補助材2および枠材1について、下枠部分の取付補助材22および下枠材12を例に用いて、図3、図4を参照しながら、さらに説明する。なお、上枠部分の取付補助材21および上枠材11と、縦枠部分の取付補助材23および縦枠材13は、同様の構成であるので、ここでは説明を省略する。
取付補助材22は、開口部の内周に固定される見込壁22aと、見込壁22aの室内側端から内周に延びる室内側の見付壁22bと、見込壁22aの室外側端から内周に延びる室外側の見付壁22bを有しており、見込壁22aの内周面に長手方向に沿って二条のリブ22c,22cが形成されている。
取付補助材22は、不燃材Eの内周面に配置され、長手方向適宜位置の二条のリブ22c,22c間において見込壁22aがドリルネジ等の固定手段b1によって開口部の内周面(鋼材D)に固定されている。
本実施形態の取付補助材22は、図2、図4に示すように、長手方向中央で分割された二つの分割補助材221,221から構成されており、見付け方向に隣接する分割補助材221,221間に火災時における取付補助材22の伸びを吸収できる程度の隙間s1をあけて、開口部の内周に固定されている。
なお、二つの分割補助材221は、同一の構成を有し、180度回転させることで、見付方向で左縦枠側に配置される分割補助材221と、見付方向で右縦枠側に配置される分割補助材221を兼用することができる。
二つの分割補助材221,221は、開口部の内周に隙間s1をあけて固定される際に、室内側の見付壁221b,221b同士の隙間と室外側の見付壁221b,221b同士の隙間が枠材の長手方向(見付方向)でずれた状態となるように固定されている。
具体的には、分割補助材221は、図4(c)に示すように、一方側の見付壁221bの見付寸法L1が他方側の見付壁221bの見付け寸法L2よりも大きく形成されており、一方側の見付壁221bの端面位置と他方側の見付壁221bの端面位置が見付方向で異って形成されている。
そして、分割補助材221は、見込壁221aの対向する側の辺が、一方側の見付壁221bの端面位置で見込方向に切断された一方側の見込辺h1と、他方側の見付壁221bの端面位置で見込方向に切断された他方側の見込辺h2と、一方側の見込辺h1と他方側の見込辺h2とを連続する見付片h3を有するクランク状に形成されている。
分割補助材221,221は、一方側の見込辺h1の寸法が他方側の見込辺h2の寸法以下に形成されており、クランク状に形成された辺を対向させて配置した際に、一方側の見付壁221b、221b同士を見込方向に重複させた状態で、見付方向に一直線状に並べて配置することができる。
本実施形態においては、左縦枠側に配置される分割補助材221は、長い見付寸法L1を有する一方側の見付壁221bが室外側の見付壁21bとなるように配置され、右縦枠側に配置される分割補助材221は、長い見付寸法L1を有する一方側の見付壁221bが室内側の見付壁21bとなるように配置されており、左縦枠側に配置される分割補助材221の室外側の見付壁221bと右縦枠側に配置される分割補助材221の室内側の見付壁221bが重複している。
下枠材12は、取付補助材22の内周側に配置されて固定される下枠本体121と、下枠本体121に取付けられる押縁122を有している。
下枠本体121は、パネル体15を保持するガラス保持溝12aを構成する底壁部121aと、底壁部121aの室外側から内周方向に延びる室内側見付壁121bと、室内側見付壁121bの内周端から室外方向に延びる見込壁121cと、見込壁121cの室外側端から外周方向に延びる室外側見付壁121dを有しており、底壁部121aの上面に押縁122の室外側端に係合する第1押縁係合部121eが設けられ、底壁部121aの室内側端に押縁122の下面に係合する第2押縁係合部121fが設けられている。
下枠本体121は、室外側見付壁121dの下端が室内側に屈曲しており、室内側見付壁121bと見込壁121cと室外側見付壁121dによって、底壁部121aの室外側に下方(外周方向)に開口する断面略U字状の補助材取付部12bが形成されている。
下枠本体121は、室内側見付壁121bの上方(内周側)部位に室内方向に突出する気密材取付部121gが設けられている。なお、下枠本体121は、長手方向適宜位置において、補助材取付部12bの室内側見付壁121bにドリルネジ等の固定手段b3を固定する位置を示す目印等が形成されていてもよい。
下枠本体121は、室内側見付壁121bの室外側面と室外側見付壁121dの下端(室内側に屈曲する室内側端)との間の寸法が、取付補助材22の室内外の見付壁22b,22bの外側面間の寸法よりも大きく、取付補助材22の室内外の見付壁22b,22bを内周側から覆い内外周方向に摺動自在に嵌り合うことができる。
取付補助材22の内周に配置された下枠本体121の底壁部121aと開口部の内周面との間に、適宜厚さ寸法のスペーサ124を配置することで、下枠本体121の高さ位置(見付け方向位置)を設定することができると共に、パネル体15を嵌め込んだ際の荷重を負担させることができる。
押縁122は、ガラス保持溝12aの室内側壁を構成するガラス保持壁122aと、ガラス保持壁122aの室外側面で高さ(内外周)方向中央より下方(外周側)位置から室外側に延びる係合壁122bと、係合壁122bの室外側から下方(外周側)に傾斜して室外側に延びる傾斜壁122cと、傾斜壁122cの室外側端から室外側に延びる係合部122dを有している。
押縁122は、係合部122dを下枠本体121の第1押縁係合部121eに室内側から係合した状態で、係合壁122bの下面(外周面)で傾斜壁122cとの角部分を下枠本体121の第2押縁係合部121fに係止することで下枠本体121に取り付けられるが、さらに、第1押縁係合部121eに係合した係合部122dと下枠本体121の底壁部121aを内周側からビス等の固定手段b4によってスペーサ124に共締め固定してもよい。
なお、押縁122の係合壁122bは、室外側端を下方(外周側)に屈曲させた後に傾斜壁122cを延設することで、傾斜壁122cとの連続部分に直角に形成される角部分122eを設けてもよい。
下枠本体121に取り付けられた押縁122は、ガラス保持壁122aの下端(外周端)が開口部の内周面から離間した状態で、下枠本体121の底壁部121aの室内側を覆っている。
開口部の下内周面に固定された下枠材12のガラス保持溝12aには、セッティングブロック125が配置され、パネル体15が保持される。
以上、FIX窓の枠を形成する取付補助材2および枠材1の構成について、説明した。
(FIX窓の施工手順)
FIX窓の施工は、以下の手順例によって行うことができる。
手順1:下枠の取付補助材および上枠の取付補助材の取付
手順2:縦枠の取付補助材の取付
手順3:下枠材の下枠本体の取付
手順4:一方側の縦枠材の縦枠本体の取付
手順5:上枠材の上枠本体と他方側の縦枠材の縦枠本体の取付
手順6:ガラスパネルの装着および押縁の取付
以下、各手順について、説明する。
手順1:下枠の取付補助材および上枠の取付補助材の取付
開口部の下内周面に下方の取付補助材22をドリルネジb1により取り付け、開口部の上内周面に上方の取付補助材21をドリルネジb1により取り付ける。なお、取付補助材21,22が長手(左右)方向に分割された複数の分割補助材211,221からなる場合には、分割補助材211,221の外周側端部を開口部の左右内周面に合わせて、部材間に隙間が生じるように取り付ける。
この時、左右の分割補助材211,221が見込み方向にずれないように、すなわち左右の分割補助材211,221が一直線上となった状態で固定されるように注意する。
手順2:縦枠の取付補助材の取付
開口部の左右の内周面に左右の取付補助材23,23をドリルネジb1により取り付ける。なお、取付補助材23が長手(上下)方向に分割された複数の部材からなる場合には、取付補助材23の下方の部材の外周側端部を下枠の取付補助材22の上面に合わせ、取付補助材23の上方の部材の外周側端部を上枠の取付補助材21の上面に合わせて、取付補助材23の部材間に隙間が生じるように取り付ける。
手順3:下枠材の下枠本体の取付
下枠材12の下枠本体121を、取付補助材22が補助材取付部12bに挿入するように、開口部の下内周面に配置し、下枠本体121の室内側見付壁121bと取付補助材22の室内側の見付壁22bをドリルネジb3によって固定する。
なお、下枠本体121をドリルネジb3によって固定するに際して、下枠本体121の底壁部121aの下方にスペーサ124を配置しておき、下枠本体121の高さ位置を位置決めしておいてもよい。
手順4:一方側の縦枠材の縦枠本体の取付
一方側の縦枠材13の縦枠本体131を、取付補助材23が補助材取付部13bに挿入するように、開口部の縦内周面に配置し、縦枠本体131の室内側見付壁131bと取付補助材23の室内側の見付壁23bをドリルネジb3によって固定する。なお、縦枠本体131の取付に際しては、縦枠本体131の下端面を下枠材12の端部に配置した下枠コーナーピースに合わせて配置する。
手順5:上枠材の上枠本体と他方側の縦枠材の縦枠本体の取付
上枠材11の上枠本体111を、取付補助材21を補助材取付部11bに挿入させながら、上枠本体111の一方側の端部が一方側の縦枠本体131の上端と開口部の上内周面との間に入り込むように移動させ、最終的に上内周面に沿うように仮配置する。
次に、他方側の縦枠本体131を、取付補助材23を補助材取付部13bに挿入させながら、上枠本体111と下枠本体121との間に入り込ませるように縦内周面に向かって移動させ、最終的に縦内周面に沿うように仮設置する。
上枠本体111と他方側の縦枠本体131が仮設置された状態で、左右の縦枠本体131の上端および下端と上枠本体111および下枠本体121との間に隙間が無いように、左右の縦枠本体131の上端および下端を上枠本体111の両端に配置された上枠コーナーピースおよび下枠本体121の両端に配置された下枠コーナーピースに合わせて設置する。
4方枠となったところで、上枠本体111の室内側見付壁111bと取付補助材21の室内側の見付壁21bをドリルネジb3によって固定し、他方側の縦枠本体131の室内側見付壁131bと取付補助材23の室内側の見付壁23bをドリルネジb3によって固定する。
なお、下枠本体121(および上枠本体111、縦枠本体131)の気密材取付部121gには、予めビート材等の気密材を取り付けておく。
手順6:ガラスパネルの装着および押縁の取付
開口部の内周に固定された下枠本体121に押縁122を取り付けてビス等の固定手段b4によって固定し、その後、セッティングブロック125を介してパネル体15を枠の内周に設置する。
パネル体15を設置した後、上枠本体111および左右の縦枠本体131に押縁112,132を取り付けて、パネル体15と押縁112,122,132との間に後付けビートを嵌め込んで施工を完了する。
以上、FIX窓の施工手順について説明した。
(本実施形態の開口部装置の効果)
以上のように、本実施形態の開口部装置は、開口部の内周に取付補助材を配置し、取付補助材を覆うように枠本体を内外周方向に摺動自在に嵌り込ませて配置することによって、開口部の寸法誤差等にあわせて枠本体の位置調節を行うことができ、施工性を向上させることができる。
本実施形態の開口部装置は、取付補助材が長手方向に分割された複数の分割補助材からなり、複数の分割補助材が隙間をあけて見付け方向に並べられているので、火災時に取付補助材に熱伸びが生じた際に、分割補助材同士の隙間によって熱伸び分を吸収することができ、取付補助材の内周方向への変形を抑制することができる。
本実施形態の開口部装置は、複数の分割補助材を、室外側の見付壁同士の隙間と室内側の見付壁同士の隙間が長手方向でずれた位置となるように固定しているので、取付補助材の見付壁に見込み方向にまっすぐ貫通する隙間が形成されず、室内外の直接の連通を抑制することができる。
本実施形態の開口部装置は、取付補助材を見込壁と、室内側および室外側の見付壁によって形成し、取付補助材の見付壁を枠本体の補助材取付部に嵌め込ませて取り付けているので、枠本材を支持する取付補助材の開口部への固定部位を保護することができ、防火性能を向上させることができる。
また、押縁によって取付補助材の室内側見付壁を室内側から覆うことで、取付補助材を一層保護することができ、防火性能をさらに向上させることができる。
本実施形態の開口部装置は、取付補助材とガラス保持溝を見込み方向に並べることができるので、枠材の見付を小さくでき、枠本体の室内側に取付けられる押縁の室内側見付壁を開口部の内周面に対して隙間を有した状態で取り付けることで、枠材に奥行き感を持たせることができ、意匠性を向上させることができる。
本実施形態の開口部装置は、枠本体と押縁が、枠本体の底壁部に設けられた第1押縁係合部と押縁の室外側端に設けられた係合部が室内外方向に係合し、枠本体の室内側端に設けられた第2係合部と押縁の下面に形成された角部分が内外周方向に係合しているので、見付け方向および見込み方向の両方に対して強固に取り付けることができる。
また、押縁は、係合壁から傾斜部を介して係合部が設けられているので、押縁の係合部を枠本体に設けられた第1押縁係合部と第2押縁係合部との間の凹状部分に挿入しやすく、第1押縁係合部に対する室内側からの係合が容易である。
-他の実施形態-
取付補助材22は、3つ以上の分割補助材によって形成されていてもよいし、長手寸法が異なる二つの分割補助材221によって形成されていてもよい。また、分割補助材221は、見込壁221aの対向する側の辺が、斜めに切断されていてもよい。
なお、取付補助材22を3つ以上の分割補助材によって形成した場合には、中央に配置される分割補助材221は、両端部にクランク状の対向部分を形成してもよい。
取付補助材22と下枠本体121との固定は、ドリルネジに限定されるものではなく、例えば、取付補助材22の見付壁22bと下枠本体121の室内側見付壁121bにネジ孔を形成しておき、該ネジ孔を介してビス等の固定手段によって固定してもよい。
その場合、取付補助材22もしくは下枠本体121に形成するネジ孔を長孔に形成し、取付補助材22に対して下枠本体121が上下方向に位置調節自在に固定できるようにしてもよい。
開口部装置が取付けられる開口部は、カーテンウォールの室内側に形成される開口部に限定されるものではなく、開口部装置は、例えば室外側に配置された既設のFIX窓の室内側の開口部に施工される内窓であってもよい。
また、開口部装置の各枠材とパネル体15との間をシールするシール材は、ビート材等乾式の気密材に限定されるものではなく、バックアップ材を配置した後にシール材を充填することによる湿式のシールであってもよい。
さらに、開口部装置の上枠材、下枠材および縦枠材の材料は、ステンレスやアルミ製の金属材料、その他の難燃性の材料など、上枠材、下枠材および縦枠材の材質については、特に限定されるものではない。
以上の実施形態は,請求項に記載された発明を限定するものではなく,例示として取り扱われることはいうまでもない。
1 :枠材
12 :下枠材
12a :ガラス保持溝
12b :嵌合取付部
121 :下枠本体
122 :押縁
22 :取付補助材
221 :分割補助材
221a :見込壁
221b :見付壁
15 :パネル体(防火ガラス)

Claims (1)

  1. 開口部の内周に固定される取付補助材と、取付補助材の内周側に支持される枠材と、枠材に取付けられる防火ガラスを備え、
    取付補助材は、開口部の内周に沿って見付け方向に並べて配置される複数の分割補助材からなり、
    複数の分割補助材は、それぞれ開口部の内周に固定される見込壁と、見込壁の室内側から内周に延びる室内側の見付壁と、見込壁の室外側から内周に延びる室外側の見付壁を有し、室内側の見付壁同士の隙間と室外側の見付壁同士の隙間が見付方向でずれた状態で開口部の内周に固定されている
    開口部装置。

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