JP2023003925A - 建具におけるガラスの支持構造 - Google Patents

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和也 井上
Kazuya Inoue
勇司 若松
Yuji Wakamatsu
敏之 小谷
Toshiyuki Kotani
玲奈 小張
Rena Kobari
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Abstract

Figure 2023003925000001
【課題】防火性能が向上された建具におけるガラスの支持構造を提供する。
【解決手段】
ガラス板1の第1面部10の端部に対向する枠体の部分(上枠20の凸部204の第2見付面2041、下枠21の凸部214の第2見付面2141、縦枠22の凹部224の第1見付面2240、縦枠23の凹部234の第1見付面2340)と、ガラス板1の第2面部11の端部に対向する押縁の部分(押縁3の第1部材4の第1見付面40+第2部材5の見付辺50、押縁6の第1見付面60)とから、ガラス板1の端部が受け入れられて支持される溝部が形成されており、前記押縁の部分の厚さ(t1+t2、t4)は、前記枠体の部分の板厚t3よりも大きい。
【選択図】図6

Description

本発明は、建具におけるガラスの支持構造に係り、詳しくは、防火設備として使用可能な建具におけるガラスの支持構造に関するものである。
建物躯体(壁体等)に嵌め込まれて開閉できない窓は、FIX窓ないし嵌め殺し窓として知られている。このような嵌め殺し窓を防火設備として使用したい場合がある。この場合、窓を形成するガラス板の防火性能に加えて、ガラスの支持部における防火性能が重要となる。
特許文献1には、高温でもガラス板が抜け出さず固定でき、かつ、意匠性に優れており、取付ビスの取外しが簡単な窓枠構造が開示されている。本発明者等は、ガラス板の押え部材である押縁に着目することで、建具(嵌め殺し窓やドア)におけるガラスの支持構造の防火性能を向上させることを企図した。
特開2005-171539
本発明は、防火性能が向上された建具におけるガラスの支持構造を提供することを目的とするものである。
本発明が採用した技術手段は、
四周状の枠体に押縁を介してガラス板が支持された建具において、
ガラス板の第1面部の端部に対向する枠体の部分と、ガラス板の第2面部の端部に対向する押縁の部分とから、ガラス板の端部が受け入れられて支持される溝部が形成されており、
前記押縁の部分の厚さは、前記枠体の部分の板厚よりも大きい、
建具におけるガラス板の支持構造、である。
1つの態様では、前記建具は、嵌め殺し窓である。
1つの態様では、前記建具は、窓部を備えた扉体であり、前記四周状の枠体は、扉体の四周状の框の内側に形成されている。
1つの態様では、前記枠体及び前記押縁は鋼製(スチール製やステンレス製)である。
1つの態様では、押縁の部分の厚さ(板厚ないし見込方向の厚さ)は、枠体の部分の板厚の略2倍ないし2倍以上である。
1つの態様では、前記押縁の部分の厚さは、3mm以上である。
1つの態様では、前記枠体の部分の厚さは、1.5~1.6mmであるが、それ以上であってもよい。
1つの態様では、溝部の底面は、前記枠体の部分に対して垂直方向(見込方向)に延びる枠体の部分からなる。
押縁は、枠体の上枠、下枠、左右の縦枠に取り付けられる上側押縁、下側押縁、左右の押縁から枠体の全周に亘って取り付けられる。
1つの態様では、前記押縁の部分は、複数枚の鋼板を重ねて形成されている。
1つの態様では、前記押縁の部分は、第1の板厚を備えた第1部材と、第1の板厚よりも大きい第2の板厚を備えた第2部材と、からなる、
1つの態様では、前記第1の板厚は、前記枠体の部分の板厚と略同じである。
1つの態様では、前記第1の板厚は、1.5~1.6mmである。
1つの態様では、前記第2の板厚は、3mmであるが、それ以上であってもよい。
1つの態様では、前記第1部材は、第1見付面と、第2見付面と、見込面と、から断面視コ字形状に形成されている。
1つの態様では、前記第2部材は、見付辺と、見込辺と、から断面視L形状を有している。
押縁を、第1部材と第2部材の2つの部材を組み合わせて形成する場合に、押縁の全体の断面形状は、方形状ないしコ字形状であり、1つの見付面が、ガラス板の第2面部の端部に対向する押縁の部分となる。
肉薄の第1部材と肉厚の第2部材の組み合わせは、断面視コ字形状の第1部材と断面視L形状の第2部材の組み合わせに限定されるものではなく、第1部材は断面視L形状であってもよく、また、第2部材は板状体であってもよい。
1つの態様では、前記第2部材は、前記第1部材の裏面に位置しており、前記第1部材が、ガラス板の第2面部の端部に対向している。
押縁を断面視コ字形状で肉薄の第1部材と肉厚の第2部材を組み合わせて形成し、外側に断面視コ字形状の第1部材を位置させ、その内部に第2部材を収納するようにしたことで、押縁の外観は、従来の肉薄の板材を折り曲げ形成した押縁の外観(折り曲げ角部のRを小さくでき、スッキリとした外観となる)と同じでありながら、溝部を形成する押縁の部分の厚さを大きくすることができる。
なお、第2部材がガラス板の第2面部の端部に対向するようにしてもよい。
1つの態様では、前記第2部材は、見付辺と、見込辺と、から断面視L形状を有しており、前記見付辺が前記第1部材の裏面に位置しており、
前記見込辺が、前記溝部を形成する前記枠体の部分に対して垂直方向に延びる枠体の部分に当接した状態で、前記第1部材と独立して、前記枠体の部分に固定されている。
このような取付構成とすることで、押縁の第2部材は、予め(現場に搬入される前に)枠体に固定しておくことができる。
1つの態様では、前記押縁の部分は、単一の鋼製部材から形成されている。
1つの態様では、前記押縁は、第1見付面と、第2見付面と、見込面と、から断面視コ字形状に形成されている。
1つの態様では、前記押縁の板厚は、3mmであるが、それ以上であってもよい。
押縁は、所定の肉厚(例えば、3mm)の壁からなる角パイプないし角柱(無垢)であってもよく、一方の見付面が前記押縁の部分となる。
1つの態様では、前記枠体の見込部は、第1見込面と、第2見込面と、第1見込面と第2見込面の間に形成された凹部と、からなり、
前記凹部には、見付面と見込面を備えた押縁が設けてあり、
前記凹部の一方の見付面と、前記押縁の前記見付面と、から前記溝部が形成されており、
前記押縁の前記見込面と、前記枠体の前記第1見込面及び前記第2見込面は略面一である。
1つの態様では、後述する実施形態に例示するように、前記枠体の見込部は、縦枠の見込部である。
なお、前記枠体の見込部が、さらに、上枠の見込部(下面部)、下枠の見込部(上面部)のいずれか一方の見込部であってもよく、この場合には、四周状の枠体の三方の見込面と押縁の見込面が略面一となる。
本発明は、ガラス板の端部を受け入れて支持する溝部の一方の壁を押縁の部分から、他方の壁を枠体の部分から形成し、前記押縁の部分の厚さを、前記枠体の部分の板厚よりも大きくすることで、押縁の厚さを大きくするだけで(枠体は従来のものを使用することができる)、火災時の熱による溝部の変形を抑制し、建具(例えば嵌め殺し窓)におけるガラスの支持構造の防火性能を向上させることができる。
本実施形態に係る嵌め殺し窓の正面図(第1側から見た図)である。 第1実施形態に係る押縁を備えた嵌め殺し窓の縦断面図である。 第1実施形態に係る押縁を備えた嵌め殺し窓の横断面図である。 図2の下側部位の部分拡大図である。 第1実施形態に係る押縁を備えた嵌め殺し窓の下側部位を示し、ガラス板及び押縁の第1部材が取り外され、押縁の第2部材が取り付けられている状態を示す。 図3の左側部位の部分拡大図である。 第1実施形態に係る押縁を備えた嵌め殺し窓の左側部位を示し、ガラス板及び押縁の第1部材が取り外され、押縁の第2部材が取り付けられている状態を示す。 第1実施形態に係る押縁の第1部材及び第2部材を示す図である。 枠体に第1実施形態に係る押縁の第2部材が固定された状態を示す正面図(第2側から見た図)である。 第1実施形態に係る押縁の変形例を示す図である。 第2実施形態に係る押縁を備えた嵌め殺し窓の縦断面図である。 第2実施形態に係る押縁を備えた嵌め殺し窓の横断面図である。 図11の下側部位の部分拡大図である。 図12の左側部位の部分拡大図である。 第2実施形態に係る押縁の変形例を示す図である。 他の実施形態に係るガラス窓部を備えた扉体の正面図である。 図16の戸先側部位の横断面図であり、縦枠におけるガラス板の支持構造を示している。
本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。本実施形態は、建物躯体(例えば、壁体)に設けられる嵌め殺し窓ないしFIX窓に係る。図1に示すように、FIX窓は、窓ガラスを構成するガラス板1と、ガラス板1の四方の端部が支持される枠体2と、を備えており、壁体W等に形成された開口部を塞ぐように埋め込まれて、壁体Wに窓部が形成される。本実施形態に係るFIX窓は、防火設備として使用可能である。
FIX窓は、四周状の框ないし枠体2と、枠体2内に押縁3(図2、図3等参照)あるいは押縁6(図11、図12等参照)を用いて嵌め込まれたガラス板1とからなる。枠体2及び押縁3(第1部材4、第2部材5)、押縁6は、所定形状に折り曲げ形成された鋼板(例えば、スチールやステンレス)からなる。
FIX窓のガラス板1は、所定厚の方形状の板体であり、FIX窓の見付面となる第1面部10及び第2面部11と、上端縁12と、下端縁13と、左端縁14と、右端縁15と、を備えている。ガラス板1は、所定の防火性能を備えたガラス、例えば、網入りガラス、耐熱強化ガラス、耐熱結晶化ガラス等から形成されている。
FIX窓の枠体2について説明する。枠体2は、横方向に水平状に延びる上枠20と、横方向に水平状に延びる下枠21と、高さ方向に垂直状に延びる左右の縦枠22、23と、から四周枠状に形成されている。押縁3(第1部材4、第2部材5)、押縁6は、枠体2の上枠20、下枠21、左右の縦枠22、23に沿って延びる長尺部材である。
枠体2の上枠20について説明する。水平状に延びる長尺部材である上枠20は、図2、図10に示すように、第1側の第1見付面200と、第2側の第2見付面201と、第1見付面200と第2見付面201の下端間を接続する下面部と、からなり、下面部は、第1見付面200側の第1下面202と、第2見付面201側の第2下面203と、第1下面202と第2下面203との間に位置する凸部204と、からなる。
本実施形態において、第2下面203の前後方向(見込方向)の寸法は、第1下面202の前後方向(見込方向)の寸法よりも大きく、凸部204は、下面部の前後方向(見込方向)の中央部位に対して第1側に偏倚した位置にある。凸部204は、第1側の第1見付面2040と、第2側の第2見付面2041と、下面2042と、からなる。
上枠20の第2下面203には、凸部204の第2側に位置して、ガラス押え部材、すなわち、押縁3が固定されている。凸部204と押縁3の間に形成された溝部に、ガラス板1の上端部位を受け入れるようになっている。
枠体2の下枠21について説明する。水平状に延びる長尺部材である下枠21は、図2、図4、図11、図13に示すように、第1側の第1見付面210と、第2側の第2見付面211と、第1見付面210と第2見付面211の上端間を接続する上面部と、からなり、上面部は、第1見付面210側の第1上面212と、第2見付面211側の第2上面213と、第1上面212と第2上面213との間に位置する凸部214と、からなる。
本実施形態において、第2上面213の前後方向(見込方向)の寸法は、第1上面212の前後方向(見込方向)の寸法よりも大きく、凸部214は、上面部の前後方向(見込方向)の中央部位に対して第1側に偏倚した位置にある。凸部214は、第1側の第1見付面2140と、第2側の第2見付面2141と、上面2142と、からなる。
下枠21の第2上面213には、凸部204の第2側に位置して、ガラス押え部材、すなわち、押縁3が固定されている。凸部204と押縁3の間に形成された溝部に、ガラス板1の下端部位を受け入れるようになっている。
枠体2の左右の縦枠22、23について説明する。垂直状に延びる長尺部材である一方の縦枠22は、図3、図6、図12、図14に示すように、第1側の第1見付面220と、第2側の第2見付面221と、第1見付面220と第2見付面221の内側端間を接続する見込面部と、からなり、見込面部は、第1見付面220側の第1見込面222と、第2見付面221側の第2見込面223と、第1見込面222と第2見込面223との間に位置する凹部224と、からなる。
本実施形態において、第2見込面223の見込寸法は、第1見込面222の見込寸法よりも小さく、凹部224は、見込面部の見込方向において第2側に偏倚した位置にある。凹部224は、第1側の第1見付面2240と、第2側の第2見付面2241と、見込方向に延びる底面2242と、からなる。
縦枠22の凹部224には、凹部224の第2見付面2241に隣接して、ガラス押え部材、すなわち、押縁3が固定されている。凹部224内には、凹部224に設けた押縁3によって溝部が形成されており、当該溝部にガラス板1の側端部位を受け入れるようになっている。
垂直状に延びる長尺部材である他方の縦枠23は、図3、図12に示すように、第1側の第1見付面230と、第2側の第2見付面231と、第1見付面230と第2見付面231の内側端間を接続する見込面部と、からなり、見込面部は、第1見付面230側の第1見込面232と、第2見付面231側の第2見込面233と、第1見込面232と第2見込面233との間に位置する凹部234と、からなる。
本実施形態において、第2見込面233の見込寸法は、第1見込面232の見込寸法よりも小さく、凹部234は、見込面部の見込方向において第2側に偏倚した位置にある。凹部234は、第1側の第1見付面2340と、第2側の第2見付面2341と、見込方向に延びる底面2342と、からなる。
縦枠23の凹部234には、凹部234の第2見付面2341に隣接して、ガラス押え部材、すなわち、押縁3が固定されている。凹部234内には、凹部234に設けた押縁3によって溝部が形成されており、当該溝部にガラス板1の側端部位を受け入れるようになっている。
FIX窓のガラス板1の支持に用いられる押縁の第1実施形態について説明する。第1実施形態に係る押縁3は、枠体2の上枠20、下枠21、左右の縦枠22、23に沿って延びる長尺部材である第1部材4及び第2部材5から形成されている。本実施形態では、押縁3の第2部材5は、工場で枠体2の上枠20、下枠21、左右の縦枠22、23に固定された状態(図9参照)で現場に搬入され、第1部材4は、ガラス板1の取付時に、第2部材5を覆うように、枠体2の上枠20、下枠21、左右の縦枠22、23に固定される。
押縁3の第1部材4は、第1見付面40と、第2見付面41と、見込面42と、から断面視コ字形状を有し、第1見付面40の端縁及び第2見付面41の端縁を枠体2の上枠20、下枠21、左右の縦枠22、23に当接させた状態で、見込面42に形成された孔部420を通って延びる螺子16によって、枠体2の上枠20、下枠21、左右の縦枠22、23に固定され、螺子16の頭部は、孔部420に面一で納まるようになっている。
押縁3の第2部材5は、見付辺50と、見込辺51と、から断面視L形状を有し、見込辺51の面部が枠体2の上枠20、下枠21、左右の縦枠22、23に当接された状態で、見込辺51に形成された孔部510を通って延びる螺子17によって、枠体2の上枠20、下枠21、左右の縦枠22、23に固定されている。見込辺51には、第1部材4を固定する螺子16を挿通させるための孔部511が形成されている。押縁3の第1部材4と第2部材5は、第1部材4の第1見付面40と第2部材5の見付辺50を当接させた状態で、第1部材4及び第2部材5の長さ方向の複数箇所で溶接ないしビスで固定し、密着していてもよい。
第1部材4と第2部材5から構成された押縁3において、第2部材5の見付辺50は、第1部材4の第1見付面40の内面に当接している。押縁3の第1部材4を形成する鋼板の第1の板厚t1(図8)は、枠体2を形成する鋼板の板厚t3(図4、図6)と略同じであり、押縁3の第2部材5を形成する鋼板の第2の板厚t2(図8)は、t1よりも大きい。第1部材4の第1の板厚t1及び枠体2を形成する鋼板の板厚t3は、例えば、1.5~1.6mmであり、押縁3の第2部材5を形成する鋼板の第2の板厚t2は、例えば、3mmである。なお、1つの態様では、第2部材5の見付辺50は、第1部材4の第1見付面40の第1の板厚t1と第2部材5の見付辺50の第2の板厚t2の合計t1+t2は、少なくとも3mmであればよい。
図2に示すように、上枠20に設けた押縁3は、第1部材4の第1見付面40が、上枠20の凸部204の第2見付面2041と離間対向するように、第2下面203に固定されており、第1見付面40の裏面ないし内面には、見込辺51を介して第2下面203に固定された第2部材5の見付辺50が当接している。押縁3の第1部材4の第1見付面40と凸部204の第2見付面2041との間の溝部に、ガラス板1の上端部位を受け入れている。
ガラス板1の上端部位が溝部に受け入れられた状態で、ガラス板1の上端縁12と溝部の底面(第2下面203から形成されている)は離間しており、ガラス板1の第1面部10の上端部と凸部204の第2見付面2041との隙間、ガラス板1の第2面部11の上端部と押縁3の第1部材4の第1見付面40との隙間には、バックアップ材7、シーリング材8が充填されている。溝部の底面には、熱膨張耐火部材9が設けてあり、火災時の熱で熱膨張耐火部材9が発泡して、ガラス板1の上端部位と溝部との隙間を閉塞するようになっている。上枠20の凸部204の下面2042と、押縁3の第1部材4の見込面42は面一である。
図2、図4に示すように、下枠21に設けた押縁3は、第1部材4の第1見付面40が、下枠21の凸部214の第2見付面2141と離間対向するように、第2上面213に固定されており、第1見付面40の裏面ないし内面には、見込辺51を介して第2上面213に固定された第2部材5の見付辺50が当接している。押縁3の第1部材4の第1見付面40と凸部214の第2見付面2141との間の溝部に、ガラス板1の下端部位を受け入れている。
ガラス板1の下端部位が溝部に受け入れられた状態で、ガラス板1の下端縁13と溝部の底面(第2上面213から形成されている)はセッティングブロック13´(図4参照)に当接している部分を除いて離間しており、ガラス板1の第1面部10の下端部と凸部214の第2見付面2141との隙間、ガラス板1の第2面部11の下端部と押縁3の第1部材4の第1見付面40との隙間には、バックアップ材7、シーリング材8が充填されている。溝部の底面には、熱膨張耐火部材9が設けてあり、火災時の熱で熱膨張耐火部材9が発泡して、ガラス板1の下端部位と溝部との隙間を閉塞するようになっている。下枠21の凸部214の上面2142と、押縁3の第1部材4の見込面42は面一である。
図4、図5に示すように、下枠21の第2上面213において、溝部の底面を形成する部位に隣接する部位には、螺子16の挿通孔2130(図4)、螺子17の挿通孔2131(図5)が、それぞれ形成されている。第2上面213の裏面には、少なくとも、挿通孔2130、2131の下方に位置してバックアッププレート18(1つの態様では、下枠21の長さ方向に延びる長尺部材)が固定(溶接)されており、バックアッププレート18には、挿通孔2130、2131に対応して、螺子16が固定される雌螺子180(図4)、螺子17が固定される雌螺子181(図5)が形成されており、第1部材4を固定する螺子16、第2部材5を固定する螺子17は、それぞれ、バックアッププレート18に固定される。
バックアッププレート18は工場において、下枠21の第2上面213に固定(溶接)されており、第2上面213の所定箇所には挿通孔2130、2131が形成され、バックアッププレート18には、挿通孔2130、2131に対応して螺子孔すなわち雌螺子180、181が形成されている。本実施形態では、押縁3の第2部材5は、工場において、螺子17によって、下枠21の第2上面213及びバックアッププレート18に固定される。なお、第2上面213に固定されたバックアッププレート18に対して、第2上面213及びバックアッププレート18に同時に雌螺子を形成してもよく、この場合、第2上面213には挿通孔ではなく螺子孔が形成される。下枠21における押縁3の固定構造について説明したが、これらの記載は、第2上面213を第2上面203に置き換えることによって、上枠20における押縁3の固定構造に援用することができる。
図3、図6に示すように、縦枠22に設けた押縁3は、第1部材4の第1見付面40が、縦枠22の凹部224の第1見付面2240と離間対向するように、凹部224の底面2242に固定されており、第1見付面40の裏面ないし内面には、見込辺51を介して凹部224の底面2242に固定された第2部材5の見付辺50が当接している。押縁3の第1部材4の第1見付面40と凹部224の第1見付面2240との間の溝部に、ガラス板1の一方の側端部位を受け入れている。
ガラス板1の一方の側端部位が溝部に受け入れられた状態で、ガラス板1の側端縁14と溝部の底面(凹部224の底面2242から形成されている)は離間しており、ガラス板1の第1面部10の側端部と凹部224の第1見付面2240との隙間、ガラス板1の第2面部11の側端部と押縁3の第1部材4の第1見付面40との隙間には、バックアップ材7、シーリング材8が充填されている。溝部の底面には、熱膨張耐火部材9が設けてあり、火災時の熱で熱膨張耐火部材9が発泡して、ガラス板1の側端部位と溝部との隙間を閉塞するようになっている。縦枠22の第1見込面222及び第2見込面223と、押縁3の第1部材4の見込面42は略面一である。
図6、図7に示すように、縦枠22の凹部224の底面2242において、溝部の底面を形成する部位に隣接する部位には、螺子16の挿通孔2243、螺子17の挿通孔2244が形成されている。底面2242の裏面には、少なくとも、挿通孔2243、2244の外側に位置してバックアッププレート18(1つの態様では、縦枠22の長さ方向に延びる長尺部材)が固定(溶接)されており、バックアッププレート18には、挿通孔2243、2244に対応して、螺子16が固定される雌螺子180(図6)螺子17が固定される雌螺子181(図7)が形成されており、第1部材4を固定する螺子16、第2部材5を固定する螺子17は、それぞれ、バックアッププレート18に固定される。
バックアッププレート18は工場において、縦枠22の凹部224の底面2242に固定(溶接)されており、底面2242の所定箇所には挿通孔2243、2244が形成され、バックアッププレート18には、挿通孔2243、2244に対応して螺子孔すなわち雌螺子180、181が形成されている。本実施形態では、押縁3の第2部材5は、工場において、螺子17によって、縦枠22の底面2242及びバックアッププレート18に固定される。なお、底面2242に固定されたバックアッププレート18に対して、底面2242及びバックアッププレート18に同時に雌螺子を形成してもよく、この場合、底面2242には挿通孔ではなく螺子孔が形成される。縦枠22における押縁3の固定構造について説明したが、これらの記載は、底面2242を底面2342に置き換えることによって、縦枠23における押縁3の固定構造に援用することができる。
図3に示すように、縦枠23に設けた押縁3は、第1部材4の第1見付面40が、縦枠23の凹部234の第1見付面2340と離間対向するように、凹部234の底面2342に固定されており、第1見付面40の裏面ないし内面には、見込辺51を介して凹部234の底面2342に固定された第2部材5の見付辺50が当接している。押縁3の第1部材4の第1見付面40と凹部234の第1見付面2340との間の溝部に、ガラス板1の他方の側端部位を受け入れている。
ガラス板1の他方の側端部位が溝部に受け入れられた状態で、ガラス板1の側端縁15と溝部の底面(凹部234の底面2342から形成されている)は離間しており、ガラス板1の第1面部10の側端部と凹部234の第1見付面2340との隙間、ガラス板1の第2面部11の側端部と押縁3の第1部材4の第1見付面40との隙間には、バックアップ材7、シーリング材8が充填されている。溝部の底面には、熱膨張耐火部材9が設けてあり、火災時の熱で熱膨張耐火部材9が発泡して、ガラス板1の側端部位と溝部との隙間を閉塞するようになっている。縦枠23の第1見込面232及び第2見込面233と、押縁3の第1部材4の見込面42は略面一である。
第1実施形態に係る押縁3を採用したFIX窓において、ガラス板1の第1面部10の端部に対向する枠体の部分(上枠20の凸部204の第2見付面2041、下枠21の凸部214の第2見付面2141、縦枠22の凹部224の第1見付面2240、縦枠23の凹部234の第1見付面2340)と、ガラス板1の第2面部11の端部に対向する押縁の部分(第1部材4の第1見付面40+第2部材5の見付辺50)とから、ガラス板1の端部が受け入れられて支持される溝部が形成されており、前記押縁の部分の厚さ(例えば、3mm+1.5~1.6mm)は、前記枠体の部分の板厚(例えば、1.5~1.6mm)よりも大きい。なお、本実施形態では、左右の縦枠22、23において、押縁3の見込面(第1部材4の見込面42)を、縦枠22、33の見込面(第1見込面222、232、第2見込面223、233)と一致させるようにしたが、上枠20、下枠21と同様の納まりとしてもよい。
図10を参照しつつ、第1実施形態に係る押縁3の変形例について説明する。図10(A)に示す押縁3は、第1見付面40と、第2見付面41と、見込面42から断面視コ字形状を有する鋼製の第1部材4と、第1部材4の第1見付面40の内面に当接し固定(溶接、ビス止め等)された鋼製の板状の第2部材5´と、からなる。第1部材4の第1見付面40と第2部材5´がガラス板1を受け入れる溝部の一方の壁を形成するようになっている。第2部材5´の板厚(例えば、3mm)は、第1部材4の板厚や図示しない枠体の板厚(例えば、1.5~1.6mm)よりも大きい。
図10(B)に示す押縁3は、第1見付面40と、第2見付面41と、見込面42から断面視コ字形状を有する鋼製の第1部材4と、見付面50´と見込面51´とから断面視L形状を有する鋼製の第2部材5´´と、からなる。第2部材5´´の見付面50´は、第1部材4の第1見付面40の内面に当接し固定(溶接、ビス止め等)されており、第2部材5´´の見込面51´は、第1部材4の見込面42の内面に当接し固定(溶接、ビス止め等)されている(なお、見付面50´と見込面51´のいずれかの固定するものでもよい)。第1部材4の第1見付面40と第2部材5´´の見付面50´がガラス板1を受け入れる溝部の一方の壁を形成するようになっている。第2部材5´´の板厚(例えば、3mm)は、第1部材4の板厚や図示しない枠体の板厚(例えば、1.5~1.6mm)よりも大きい。
図10(C)に示す押縁3は、見付面41´と、見込面42´から断面視L形状を有する鋼製の第1部材4´と、見付面50´と見込面51´とから断面視L形状を有する鋼製の第2部材5´´と、からなる。第2部材5´´の見込面51´は、第1部材4´の見込面42´の内面に当接し固定(溶接、ビス止め等)されており、第2部材5´´の見付面50´が、ガラス板1を受け入れる溝部の一方の壁を形成するようになっている。第2部材5´´の板厚(例えば、3mm)は、第1部材4´の板厚や図示しない枠体の板厚(例えば、1.5~1.6mm)よりも大きい。
図10(D)に示す押縁3は、見付面41´と、見込面42´から断面視L形状を有する鋼製の第1部材4´と、見付面50´と見込面51´とから断面視L形状を有する鋼製の第2部材5´´と、からなる。第2部材5´´の見込面51´は、第1部材4´の見込面42´に対向して、その端縁が第1部材4´の見付面41´の内面に当接し固定(溶接等)されており、第2部材5´´の見付面50´が、ガラス板1を受け入れる溝部の一方の壁を形成するようになっている。第2部材5´´の板厚(例えば、3mm)は、第1部材4´の板厚や図示しない枠体の板厚(例えば、1.5~1.6mm)よりも大きい。
図10(E)に示す押縁3は、見付面41´と、見込面42´から断面視L形状を有する鋼製の第1部材4´と、ガラス板1を受け入れる溝部の一方の壁を形成する鋼製の板状の第2部材5´と、からなる。第2部材5´の端縁が、第1部材4´の見込面42´の内面に当接し固定(溶接等)されている。第2部材5´の板厚(例えば、3mm)は、第1部材4の板厚や図示しない枠体の板厚(例えば、1.5~1.6mm)よりも大きい。
図10(F)に示す押縁3は、見付面41´と、第1見込面42´と、第2見込面43´と、から断面視コ字形状を有する鋼製の第1部材4´´と、第1部材4´´の第1見込面42´と第2見込面43´の先端間に位置する鋼製の板状の第2部材5´と、からなる。第2部材5´の一方の端縁が、第1部材4´の第1見込面42´の内面に当接し固定(溶接等)されており、他方の端縁が、第1部材4´の第2見込面43´の内面に当接し固定(溶接等)されている。第2部材5´がガラス板1を受け入れる溝部の一方の壁を形成するようになっている。第2部材5´の板厚(例えば、3mm)は、第1部材4´´の板厚や図示しない枠体の板厚(例えば、1.5~1.6mm)よりも大きい。
図11~図14を参照しつつ、FIX窓のガラス板1の支持に用いられる押縁の第2実施形態について説明する。第2実施形態に係る押縁6は、上枠20、下枠21、左右の縦枠22、23に沿って延びる長尺部材であり、押縁6は、第1見付面60と、第2見付面61と、見込面62と、から断面視コ字形状を有する。押縁6を形成する鋼板の板厚t4(図13、図14)は、枠体2を形成する鋼板の板厚t3(図13、図14)よりも大きい。枠体2を形成する鋼板の板厚t3は、例えば、1.5~1.6mmであり、押縁6を形成する鋼板の板厚t4は、例えば、3mmである。押縁6は、第1見付面60の端縁及び第2見付面61の端縁を枠体2の上枠20、下枠21、左右の縦枠22、23に当接させた状態で、見込面62に形成された孔部を通って延びる螺子16によって、枠体2の上枠20、下枠21、左右の縦枠22、23に固定され、螺子16の頭部は、孔部に面一で納まるようになっている。
図11に示すように、上枠20に設けた押縁6は、第1見付面60が、上枠20の凸部204の第2見付面2041と離間対向するように、第2下面203に固定されており、押縁6の第1見付面60と凸部204の第2見付面2041との間の溝部に、ガラス板1の上端部位を受け入れている。
ガラス板1の上端部位が溝部に受け入れられた状態で、ガラス板1の上端縁12と溝部の底面(第2下面203から形成されている)は離間しており、ガラス板1の第1面部10の上端部と凸部204の第2見付面2041との隙間、ガラス板1の第2面部11の上端部と押縁6の第1見付面60との隙間には、バックアップ材7、シーリング材8が充填されている。溝部の底面には、熱膨張耐火部材9が設けてあり、火災時の熱で熱膨張耐火部材9が発泡して、ガラス板1の上端部位と溝部との隙間を閉塞するようになっている。上枠20の凸部204の下面2042と、押縁6の見込面62は面一である。
図11、図13に示すように、下枠21に設けた押縁6は、第1見付面60が、下枠21の凸部214の第2見付面2141と離間対向するように、第2上面213に固定されており、押縁6の第1見付面60と凸部214の第2見付面2141との間の溝部に、ガラス板1の下端部位を受け入れている。
ガラス板1の下端部位が溝部に受け入れられた状態で、ガラス板1の下端縁13と溝部の底面(第2上面213から形成されている)はセッティングブロック13´(図13参照)に当接している部分を除いて離間しており、ガラス板1の第1面部10の下端部と凸部214の第2見付面2141との隙間、ガラス板1の第2面部11の下端部と押縁6の第1見付面60との隙間には、バックアップ材7、シーリング材8が充填されている。溝部の底面には、熱膨張耐火部材9が設けてあり、火災時の熱で熱膨張耐火部材9が発泡して、ガラス板1の下端部位と溝部との隙間を閉塞するようになっている。下枠21の凸部214の上面2142と、押縁6の見込面62は面一である。
図13に示すように、下枠21の第2上面213において、溝部の底面を形成する部位に隣接する部位には、螺子16の挿通孔2130が形成されている。第2上面213の裏面には、少なくとも、挿通孔2130の下方に位置してバックアッププレート18(1つの態様では、下枠21の長さ方向に延びる長尺部材)が固定(溶接)されており、バックアッププレート18には、螺子16に対応して、雌螺子180が形成されており、押縁6を固定する螺子16は、バックアッププレート18に固定される。下枠21における押縁6の固定構造について説明したが、これらの記載は、第2上面213を第2上面203に置き換えることによって、上枠20における押縁6の固定構造に援用することができる。
図12、図14に示すように、縦枠22に設けた押縁6は、第1見付面60が、縦枠22の凹部224の第1見付面2240と離間対向するように、凹部224の底面2242に固定されており、押縁6の第1見付面60と凹部224の第1見付面2240との間の溝部に、ガラス板1の一方の側端部位を受け入れている。
ガラス板1の一方の側端部位が溝部に受け入れられた状態で、ガラス板1の側端縁14と溝部の底面(凹部224の底面2242から形成されている)は離間しており、ガラス板1の面部10の側端部と凹部224の第1見付面2240との隙間、ガラス板1の第2面部11の側端部と押縁6の第1見付面60との隙間には、バックアップ材7、シーリング材8が充填されている。溝部の底面には、熱膨張耐火部材9が設けてあり、火災時の熱で熱膨張耐火部材9が発泡して、ガラス板1の側端部位と溝部との隙間を閉塞するようになっている。縦枠22の第1見込面222及び第2見込面223と、押縁6の見込面62は略面一である。
図14に示すように、縦枠22の凹部224の底面2242において、溝部の底面を形成する部位に隣接する部位には、螺子16の挿通孔2243が形成されている。底面2242の裏面には、少なくとも、挿通孔2243の外側に位置してバックアッププレート18(1つの態様では、縦枠22の長さ方向に延びる長尺部材)が固定(溶接)されており、バックアッププレート18には、螺子16に対応して、雌螺子180が形成されてており、押縁6を固定する螺子16は、バックアッププレート18に固定される。縦枠22における押縁6の固定構造について説明したが、これらの記載は、底面2242を底面2342に置き換えることによって、縦枠23における押縁6の固定構造に援用することができる。
図12に示すように、縦枠23に設けた押縁3は、第1見付面60が、縦枠23の凹部234の第1見付面2340と離間対向するように、凹部234の底面2342に固定されており、押縁6の第1見付面60と凹部234の第1見付面2340との間の溝部に、ガラス板1の他方の側端部位を受け入れている。
ガラス板1の他方の側端部位が溝部に受け入れられた状態で、ガラス板1の側端縁15と溝部の底面(凹部234の底面2342から形成されている)は離間しており、ガラス板1の第1面部10の側端部と凹部234の第1見付面2340との隙間、ガラス板1の第2面部11の側端部と押縁6第1見付面60との隙間には、バックアップ材7、シーリング材8が充填されている。溝部の底面には、熱膨張耐火部材9が設けてあり、火災時の熱で熱膨張耐火部材9が発泡して、ガラス板1の側端部位と溝部との隙間を閉塞するようになっている。縦枠23の第1見込面232及び第2見込面233と、押縁6の見込面62は略面一である。
第2実施形態に係る押縁6を採用したFIX窓において、ガラス板1の第1面部10の端部に対向する枠体の部分(上枠20の凸部204の第2見付面2041、下枠21の凸部214の第2見付面2141、縦枠22の凹部224の第1見付面2240、縦枠23の凹部234の第1見付面2340)と、ガラス板1の第2面部11の端部に対向する押縁6の部分(第1見付面60)とから、ガラス板1の端部が受け入れられて支持される溝部が形成されており、前記押縁の部分の厚さ(例えば、3mm)は、前記枠体の部分の板厚(例えば、1.5~1.6mm)よりも大きい。なお、本実施形態では、左右の縦枠22、23において、押縁6の見込面62を、縦枠22、33の見込面(第1見込面222、232、第2見込面223、233)と一致させるようにしたが、上枠20、下枠21と同様の納まりとしてもよい。
図15を参照しつつ、第2実施形態に係る押縁6の変形例について説明する。図15(A)に示す押縁6´は、第1見付面60´と、第2見付面61´と、第1見込面62´と、第2見込面63´から断面視方形状を有する鋼製の角パイプ状の部材からなり、第1見付面60´がガラス板1を受け入れる溝部の一方の壁を形成するようになっている。押縁6´の板厚(例えば、3mm)は、図示しない枠体の板厚(例えば、1.5~1.6mm)よりも大きい。
図15(B)に示す押縁6´´は、第1見付面60´´と、第2見付面61´´と、第1見込面62´´と、第2見込面63´´から断面視方形状を有する鋼製の角柱状(無垢)の部材からなり、第1見付面60´´がガラス板1を受け入れる溝部の一方の壁を形成するようになっている。押縁6´´の見込方向の厚さ(第1見付面60´´と第2見付面61´´間の距離)は、図示しない枠体の板厚(例えば、1.5~1.6mm)よりも大きい。
図1~図9、図11~図14では、建具としての嵌め殺し窓におけるガラス板1の支持構造を示したが、図16、図17を参照しつつ、建具としてのドアにおけるガラス板1の支持構造について説明する。図16に示すように、扉体19は、上框190、下框191、戸先側縦框192、戸尻側縦框193から縦長方形状のドア框を備え、ドア框の内側に沿って設けられた四周状の枠体(上枠20´と、下枠21´と、左右の縦枠22´、23´からなる)が形成されており、枠部には押縁3(第1部材4、第2部材5)を介してガラス板1が支持されている。図16に示すガラス板1の支持構造について、図17を参照しつつ、縦枠22´におけるガラス板1の支持構造を代表として、説明する。
本実施形態では、扉体19の戸先側縦框192の内側部位にガラス板1を取り付ける縦枠22´が一体形成されている。扉体19の戸先側縦框192は、第1側の第1見付面1920と、第2側の第2見付面1921と、を備え、第1見付面1920と第2見付面1921の内側端間を接続する見込面部は、第1見付面1920側の第1見込面222´と、第2見付面1921側の第2見込面223´と、第1見込面222´と第2見込面223´との間に位置する凹部224´と、からなる。凹部224´は、第1側の第1見付面2240´と、第2側の第2見付面2241´と、見込方向に延びる底面2242´と、からなる。
縦枠22´の凹部224´には、凹部224´の第2見付面2241´に隣接して、ガラス押え部材、すなわち、押縁3が固定されている。凹部224´内には、凹部224´に設けた押縁3によって溝部が形成されており、当該溝部にガラス板1の側端部位を受け入れるようになっている。押縁3の第1部材4の第1見付面40と凹部224´の第1見付面2240´との間の溝部に、ガラス板1の一方の側端部位を受け入れている。押縁3の第1部材4の見込面42と、第1見込面222´及び第2見込面223´は略面一となっている。押縁3(第1部材4、第2部材5)の構成や取付構造の詳細については、既述の記載(嵌め殺し窓に関連する記載)を援用することができる。また、押縁3(第1部材4、第2部材5)に代えて押縁6を用いてガラス板1を支持してもよく、押縁6の構成や取付構造の詳細については、既述の記載(嵌め殺し窓に関連する記載)を援用することができる。縦枠22´におけるガラス板1の支持構造について説明したが、上枠20´、下枠21´、縦枠23´におけるガラス板1の支持構造については、縦枠22´におけるガラス板1の支持構造についての記載及び既述の記載(嵌め殺し窓に関連する記載)を援用することができる。
1 ガラス板
10 第1面部
11 第2面部
2 枠体
20 上枠
203 第2下面(枠体の部分、溝部の底面)
2041 凸部の第2見付面(溝部を形成する枠体の部分)
21 下枠
213 第2上面(枠体の部分、溝部の底面)
2141 凸部の第2見付面(溝部を形成する枠体の部分)
22 縦枠
222、222´ 第1見込面
223、223´ 第2見込面
224、224´ 凹部
2240、2240´ 凹部の第1見付面(溝部を形成する枠体の部分、一方の見付面)
2242、2242´ 凹部の底面(枠体の部分、溝部の底面)
23 縦枠
232 第1見込面
233 第2見込面
234 凹部
2340 凹部の第1見付面(溝部を形成する枠体の部分、一方の見付面)
2342 凹部の底面(枠体の部分、溝部の底面)
3 押縁
4 押縁の第1部材
40 第1見付面(押縁の部分)
41 第2見付面
42 見込面
5 押縁の第2部材
50 見付辺(押縁の部分)
51 見込辺
6 押縁
60 第1見付面(押縁の部分)
61 第2見付面
62 見込面
t1 第1の板厚
t2 第2の板厚
t1+t2 押縁の部分の厚さ
t3 枠体の板厚(枠体の部分の板厚)
t4 押縁の板厚(押縁の部分の厚さ)

Claims (7)

  1. 四周状の枠体に押縁を介してガラス板が支持された建具において、
    ガラス板の第1面部の端部に対向する枠体の部分と、ガラス板の第2面部の端部に対向する押縁の部分とから、ガラス板の端部が受け入れられて支持される溝部が形成されており、
    前記押縁の部分の厚さは、前記枠体の部分の板厚よりも大きい、
    建具におけるガラス板の支持構造。
  2. 前記押縁の部分は、複数枚の鋼板を重ねて形成されている、
    請求項1に記載の建具におけるガラスの支持構造。
  3. 前記押縁の部分は、第1の板厚を備えた第1部材と、第1の板厚よりも大きい第2の板厚を備えた第2部材と、からなる、
    請求項2に記載の建具におけるガラスの支持構造。
  4. 前記第2部材は、前記第1部材の裏面に位置しており、前記第1部材が、ガラス板の第2面部の端部に対向している、
    請求項3に記載の建具におけるガラスの支持構造。
  5. 前記第2部材は、見付辺と、見込辺と、から断面視L形状を有しており、
    前記見付辺が前記第1部材の裏面に位置しており、
    前記見込辺が、前記溝部を形成する前記枠体の部分に対して垂直方向に延びる枠体の部分に当接した状態で、前記第1部材と独立して、前記枠体の部分に固定されている、
    請求項4に記載の建具におけるガラスの支持構造。
  6. 前記押縁の部分は、単一の鋼製部材から形成されている、
    請求項1に記載の建具におけるガラスの支持構造。
  7. 前記枠体の見込部は、第1見込面と、第2見込面と、第1見込面と第2見込面の間に形成された凹部と、からなり、
    前記凹部には、見付面と見込面を備えた押縁が設けてあり、
    前記凹部の一方の見付面と、前記押縁の前記見付面と、から前記溝部が形成されており、
    前記押縁の前記見込面と、前記枠体の前記第1見込面及び前記第2見込面は略面一である、
    請求項1~6いずれか1項に記載の建具におけるガラスの支持構造。
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