JPH08148675A - 半導体装置 - Google Patents
半導体装置Info
- Publication number
- JPH08148675A JPH08148675A JP28010994A JP28010994A JPH08148675A JP H08148675 A JPH08148675 A JP H08148675A JP 28010994 A JP28010994 A JP 28010994A JP 28010994 A JP28010994 A JP 28010994A JP H08148675 A JPH08148675 A JP H08148675A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conductivity type
- region
- semiconductor substrate
- electrode
- insulating film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
- Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】IGBTの短絡耐量を向上させる過電流保護回
路で使用されるMOSFETとショットキーダイオード
をワンチップ化し、IGBTモジュールの小型化、低コ
スト化を図る。 【構成】縦形MOSFETで比抵抗が0.1ないし10
Ω−cmのn- 層1とAl膜9からなるドレイン電極7
とをショットキー接合18とする。
路で使用されるMOSFETとショットキーダイオード
をワンチップ化し、IGBTモジュールの小型化、低コ
スト化を図る。 【構成】縦形MOSFETで比抵抗が0.1ないし10
Ω−cmのn- 層1とAl膜9からなるドレイン電極7
とをショットキー接合18とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電流検出端子を有す
る絶縁ゲート形素子と接続する過電流保護回路におい
て、ゲート逆バイアス時にゲート駆動回路に電流が逆流
するのを防止するダイオードがMOSFETまたはバイ
ポーラトランジスタに順直列に接続された半導体装置に
関する。
る絶縁ゲート形素子と接続する過電流保護回路におい
て、ゲート逆バイアス時にゲート駆動回路に電流が逆流
するのを防止するダイオードがMOSFETまたはバイ
ポーラトランジスタに順直列に接続された半導体装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】半導体素子において、主回路が短絡した
とき、半導体素子自身で短絡時のエネルギーを吸収して
主回路動作を短時間に安全に停止させることが重要であ
る。この短絡時のエネルギーを半導体素子自身で絞り込
みこの短絡に耐えることが必要で、短絡耐量の大きい半
導体素子が必要となる。半導体素子としてIGBT(絶
縁ゲート形バイポーラトランジスタ)が多用されてお
り、このIGBTではこの短絡耐量を大きくするため
に、IGBTのゲート端子とエミッタ端子間に過電流保
護回路を設け、主回路が短絡したときにIGBTのゲー
ト電位を低下させて主電流を絞り込み、短絡時に素子で
吸収しなければ成らない短絡エネルギーを小さく抑制し
て素子を破壊することなしに、安全に回路動作を停止さ
せることが行われている。この過電流保護回路の構成は
‘93ISPSD(pp24−29)に筆者らにより発
表されており、その回路を図5に示す。主電流を通電す
る主回路素子であるIGBT19は電流検出端子20を
有している。主電流はコレクタ端子17から流入しエミ
ッタ端子16へ流出する。この主電流の極一部が電流検
出端子20から流出しこの電流を過電流保護回路25で
捕らえてコレクタ端子17から流入する主電流を抑制す
る。その動作を次に説明する。IGBT19の電流検出
端子20からの電流が過電流保護回路25を構成するM
OSFET22のゲート端子10とソース端子11間に
接続された抵抗(Rs)23を通ってIGBT19のエ
ミッタ端子16側に流れる。主電流が大きくなると、電
流検出端子20からの電流もそれに比例して増大し、抵
抗23が接続しているMOSFET22のゲート端子1
0の電位が上昇し、MOSFET22のゲートしきい値
電圧を越えるとMOSFET22がオン状態に入りMO
SFET22のドレイン−ソース間電圧が小さい値とな
る。そのため、ショットキーダイオード(SBD)24
を介して接続しているIGBT19のゲート部21の電
位は低下しIGBT19のコレクタ端子17に流入する
電流は抑えられる。コレクタ端子17からの流入する電
流が大きく成ろうとすると、MOSFET22のゲート
端子10の電位が増大し、MOSFET22のドレイン
−ソース間電圧はさらに低下の方向に動きIGBT19
のゲート部21の電位が低下しIGBT19のコレクタ
端子17から流入する電流を抑制する。このため、IG
BT19のコレクタ−エミッタ間電圧は電源電圧を維持
し、抑制された電流が流れるため20μs程度の期間は
IGBT19が破壊せずに耐える。この20μs程度の
期間内にIGBT19のゲート電位をしきい値電圧以下
(通常負電位とする)にしてIGBT19をオフ状態に
して主電流を安全に遮断する。また、IGBT19をオ
フするときにはゲート端子15をエミッタ端子16に対
し負電位にするため、ゲート端子15に負電圧が印加で
きるようにMOSFET22(ソース側アノード、ドレ
イン側カソードの寄生ダイオード形成されている)に逆
阻止用のダイオード24(図ではショットキーダイオー
ド)を直列に接続する必要がある。また回路動作上、I
GBT19のエミッタ端子16がコレクタ端子17より
高くなることがあり、その時、IGBT19のエミッタ
端子16−MOSFET22−IGBT19のゲート部
21の回路で、電流がIGBT19を駆動するゲート回
路に逆流し、ゲート駆動回路を誤動作させたり、破壊さ
せたりする恐れがある。これを防止するためにMOSF
ET22と直列にダイオード24を接続して、この逆流
する電流を遮断する。またこのダイオード24はMOS
FET22がオンするときには順方向に電流が流れ、そ
の時のダイオード24の順電圧降下が小さい程、IGB
T19のゲート電位の上昇が抑えられ、IGBT19に
流れる短絡電流を小さくでき好ましい。そのためダイオ
ード24としては図6に示すようにpnダイオードより
ショットキーダイオード(SBD)を使うと効果的であ
る。また図5でMOSFETの代わりにバイポーラトラ
ンジスタを使用し、抵抗Rsを削除する回路構成でも前
記と同様の効果が得られる。
とき、半導体素子自身で短絡時のエネルギーを吸収して
主回路動作を短時間に安全に停止させることが重要であ
る。この短絡時のエネルギーを半導体素子自身で絞り込
みこの短絡に耐えることが必要で、短絡耐量の大きい半
導体素子が必要となる。半導体素子としてIGBT(絶
縁ゲート形バイポーラトランジスタ)が多用されてお
り、このIGBTではこの短絡耐量を大きくするため
に、IGBTのゲート端子とエミッタ端子間に過電流保
護回路を設け、主回路が短絡したときにIGBTのゲー
ト電位を低下させて主電流を絞り込み、短絡時に素子で
吸収しなければ成らない短絡エネルギーを小さく抑制し
て素子を破壊することなしに、安全に回路動作を停止さ
せることが行われている。この過電流保護回路の構成は
‘93ISPSD(pp24−29)に筆者らにより発
表されており、その回路を図5に示す。主電流を通電す
る主回路素子であるIGBT19は電流検出端子20を
有している。主電流はコレクタ端子17から流入しエミ
ッタ端子16へ流出する。この主電流の極一部が電流検
出端子20から流出しこの電流を過電流保護回路25で
捕らえてコレクタ端子17から流入する主電流を抑制す
る。その動作を次に説明する。IGBT19の電流検出
端子20からの電流が過電流保護回路25を構成するM
OSFET22のゲート端子10とソース端子11間に
接続された抵抗(Rs)23を通ってIGBT19のエ
ミッタ端子16側に流れる。主電流が大きくなると、電
流検出端子20からの電流もそれに比例して増大し、抵
抗23が接続しているMOSFET22のゲート端子1
0の電位が上昇し、MOSFET22のゲートしきい値
電圧を越えるとMOSFET22がオン状態に入りMO
SFET22のドレイン−ソース間電圧が小さい値とな
る。そのため、ショットキーダイオード(SBD)24
を介して接続しているIGBT19のゲート部21の電
位は低下しIGBT19のコレクタ端子17に流入する
電流は抑えられる。コレクタ端子17からの流入する電
流が大きく成ろうとすると、MOSFET22のゲート
端子10の電位が増大し、MOSFET22のドレイン
−ソース間電圧はさらに低下の方向に動きIGBT19
のゲート部21の電位が低下しIGBT19のコレクタ
端子17から流入する電流を抑制する。このため、IG
BT19のコレクタ−エミッタ間電圧は電源電圧を維持
し、抑制された電流が流れるため20μs程度の期間は
IGBT19が破壊せずに耐える。この20μs程度の
期間内にIGBT19のゲート電位をしきい値電圧以下
(通常負電位とする)にしてIGBT19をオフ状態に
して主電流を安全に遮断する。また、IGBT19をオ
フするときにはゲート端子15をエミッタ端子16に対
し負電位にするため、ゲート端子15に負電圧が印加で
きるようにMOSFET22(ソース側アノード、ドレ
イン側カソードの寄生ダイオード形成されている)に逆
阻止用のダイオード24(図ではショットキーダイオー
ド)を直列に接続する必要がある。また回路動作上、I
GBT19のエミッタ端子16がコレクタ端子17より
高くなることがあり、その時、IGBT19のエミッタ
端子16−MOSFET22−IGBT19のゲート部
21の回路で、電流がIGBT19を駆動するゲート回
路に逆流し、ゲート駆動回路を誤動作させたり、破壊さ
せたりする恐れがある。これを防止するためにMOSF
ET22と直列にダイオード24を接続して、この逆流
する電流を遮断する。またこのダイオード24はMOS
FET22がオンするときには順方向に電流が流れ、そ
の時のダイオード24の順電圧降下が小さい程、IGB
T19のゲート電位の上昇が抑えられ、IGBT19に
流れる短絡電流を小さくでき好ましい。そのためダイオ
ード24としては図6に示すようにpnダイオードより
ショットキーダイオード(SBD)を使うと効果的であ
る。また図5でMOSFETの代わりにバイポーラトラ
ンジスタを使用し、抵抗Rsを削除する回路構成でも前
記と同様の効果が得られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この過電流保護回路は
IGBTと一緒にモジュール構造とするため、出来るだ
け小型が望ましい。従来の過電流保護回路では、MOS
FETとショットキーダイオードは個別素子を導線で接
続していたため、過電流保護回路の占めるスペースが大
きく、モジュール構造の小型化が困難である。また個別
素子を導線で接続するため配線インダクタンスが大き
く、IGBT19に流れる短絡電流の抑制にとって好ま
しくない。さらに個別素子を使用するためコスト高であ
る。
IGBTと一緒にモジュール構造とするため、出来るだ
け小型が望ましい。従来の過電流保護回路では、MOS
FETとショットキーダイオードは個別素子を導線で接
続していたため、過電流保護回路の占めるスペースが大
きく、モジュール構造の小型化が困難である。また個別
素子を導線で接続するため配線インダクタンスが大き
く、IGBT19に流れる短絡電流の抑制にとって好ま
しくない。さらに個別素子を使用するためコスト高であ
る。
【0004】この発明は、前記欠点を除去するために、
過電流保護回路のMOSFETとショットキーダイオー
ドとを、ワンチップに複合化した半導体装置を提供する
ことを目的としている。
過電流保護回路のMOSFETとショットキーダイオー
ドとを、ワンチップに複合化した半導体装置を提供する
ことを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は前記目的を達
成するために、第一導電形半導体基板の一主面に第二導
電形領域が選択的に形成され、第二導電形領域の表面層
に第一導電形高濃度領域が選択的に形成され、第一導電
形半導体基板と第一導電形高濃度領域とに挟まれた第二
導電形領域の表面にゲート絶縁膜を介してゲート電極が
形成され、さらにゲート電極上が絶縁膜で被覆され、ソ
ース電極が該絶縁膜上、第一導電形高濃度領域上および
第二導電形領域上に形成され、ドレイン電極が第一導電
形半導体基板の他主面に形成される縦形MOSFETに
おいて、ドレイン電極と第一導電形半導体基板とでショ
ットキー接合を形成する。
成するために、第一導電形半導体基板の一主面に第二導
電形領域が選択的に形成され、第二導電形領域の表面層
に第一導電形高濃度領域が選択的に形成され、第一導電
形半導体基板と第一導電形高濃度領域とに挟まれた第二
導電形領域の表面にゲート絶縁膜を介してゲート電極が
形成され、さらにゲート電極上が絶縁膜で被覆され、ソ
ース電極が該絶縁膜上、第一導電形高濃度領域上および
第二導電形領域上に形成され、ドレイン電極が第一導電
形半導体基板の他主面に形成される縦形MOSFETに
おいて、ドレイン電極と第一導電形半導体基板とでショ
ットキー接合を形成する。
【0006】第一導電形半導体基板の一主面に第二導電
形領域が選択的に形成され、第二導電形領域の表面層に
第一導電形高濃度領域が選択的に形成され、第一導電形
半導体基板と第一導電形高濃度領域とに挟まれた第二導
電形領域の表面にゲート絶縁膜を介してゲート電極が形
成され、さらにゲート電極上が絶縁膜で被覆され、該絶
縁膜上で分離された金属膜のうち、ソース電極となる金
属膜は該絶縁膜上、第一導電形高濃度領域上および第二
導電形領域上を被覆し、ドレイン電極となる金属膜は該
絶縁膜上および第一導電形半導体基板上を被覆してなる
横形MOSFETにおいて、ドレイン電極と第一導電形
半導体基板とでショットキー接合を形成する。
形領域が選択的に形成され、第二導電形領域の表面層に
第一導電形高濃度領域が選択的に形成され、第一導電形
半導体基板と第一導電形高濃度領域とに挟まれた第二導
電形領域の表面にゲート絶縁膜を介してゲート電極が形
成され、さらにゲート電極上が絶縁膜で被覆され、該絶
縁膜上で分離された金属膜のうち、ソース電極となる金
属膜は該絶縁膜上、第一導電形高濃度領域上および第二
導電形領域上を被覆し、ドレイン電極となる金属膜は該
絶縁膜上および第一導電形半導体基板上を被覆してなる
横形MOSFETにおいて、ドレイン電極と第一導電形
半導体基板とでショットキー接合を形成する。
【0007】第一導電形半導体基板の一主面に第二導電
形領域が選択的に形成され、該第二導電形領域の表面層
に第一導電形高濃度領域が選択的に形成され、第二導電
形領域上にゲート電極、第一導電形高濃度領域上にエミ
ッタ電極、第一導電形半導体基板の他主面上にコレクタ
電極がそれぞれ形成される縦形バイポーラトランジスタ
において、コレクタ電極と第一導電形半導体基板とでシ
ョットキー接合を形成する。
形領域が選択的に形成され、該第二導電形領域の表面層
に第一導電形高濃度領域が選択的に形成され、第二導電
形領域上にゲート電極、第一導電形高濃度領域上にエミ
ッタ電極、第一導電形半導体基板の他主面上にコレクタ
電極がそれぞれ形成される縦形バイポーラトランジスタ
において、コレクタ電極と第一導電形半導体基板とでシ
ョットキー接合を形成する。
【0008】第一導電形半導体基板の一主面に第二導電
形領域が選択的に形成され、該第二導電形領域の表面層
に第一導電形高濃度領域が選択的に形成され、第二導電
形領域上にゲート電極、第一導電形高濃度領域上にエミ
ッタ電極、第一導電形半導体基板の同一主面上にコレク
タ電極がそれぞれ形成される横形バイポーラトランジス
タにおいて、コレクタ電極と第一導電形半導体基板とで
ショットキー接合を形成する。
形領域が選択的に形成され、該第二導電形領域の表面層
に第一導電形高濃度領域が選択的に形成され、第二導電
形領域上にゲート電極、第一導電形高濃度領域上にエミ
ッタ電極、第一導電形半導体基板の同一主面上にコレク
タ電極がそれぞれ形成される横形バイポーラトランジス
タにおいて、コレクタ電極と第一導電形半導体基板とで
ショットキー接合を形成する。
【0009】第一導電形半導体基板の比抵抗が0.1な
いし10Ω−cmであるとよい。また第一導電形がn形
であり、ドレイン電極およびコレクタ電極の材質がアル
ミニウム(Al)、ニッケル(Ni)、白金(Pt)、
モリブデン(Mo)、クロム(Cr)およびチタン(T
i)の少なくとも一つであると効果的である。
いし10Ω−cmであるとよい。また第一導電形がn形
であり、ドレイン電極およびコレクタ電極の材質がアル
ミニウム(Al)、ニッケル(Ni)、白金(Pt)、
モリブデン(Mo)、クロム(Cr)およびチタン(T
i)の少なくとも一つであると効果的である。
【0010】
【作用】この手段によれば、縦形MOSFETおよび横
形MOSFETのドレイン領域に形成される金属電極、
または縦形バイポーラトランジスタおよび横形バイポー
ラトランジスタのコレクタ領域に形成される金属電極と
の接合をオーミック接合ではなくショットキー接合とす
ることで、外部配線無しでこれらのMOSFETまたは
バイポーラトランジスタとショットキーダイオードを接
続できる。
形MOSFETのドレイン領域に形成される金属電極、
または縦形バイポーラトランジスタおよび横形バイポー
ラトランジスタのコレクタ領域に形成される金属電極と
の接合をオーミック接合ではなくショットキー接合とす
ることで、外部配線無しでこれらのMOSFETまたは
バイポーラトランジスタとショットキーダイオードを接
続できる。
【0011】
【実施例】図1に第1実施例の縦形MOSFETにショ
ットキーダイオードを形成した要部断面図を示す。エピ
タキシャル成長法で形成したn- 層1の表面層にチャネ
ル拡散層となるp領域2を選択的に形成し、このp領域
2の表面層にソース領域となるn+ 領域3を形成する。
n+ 領域3とn- 層1に挟まれたp領域2の表面にゲー
ト酸化膜4を介してゲート電極5が形成されゲート端子
10に接続している。ゲート電極5上に層間絶縁用の絶
縁膜8が形成され、n+ 領域3表面とp領域2表面およ
び絶縁膜8表面にAl膜9でソース電極6が形成され、
ソース端子11に接続する。n- 層1の他方の表面にA
l膜9(裏面蒸着で形成)でドレイン電極7が形成さ
れ、ドレイン端子12に接続される。
ットキーダイオードを形成した要部断面図を示す。エピ
タキシャル成長法で形成したn- 層1の表面層にチャネ
ル拡散層となるp領域2を選択的に形成し、このp領域
2の表面層にソース領域となるn+ 領域3を形成する。
n+ 領域3とn- 層1に挟まれたp領域2の表面にゲー
ト酸化膜4を介してゲート電極5が形成されゲート端子
10に接続している。ゲート電極5上に層間絶縁用の絶
縁膜8が形成され、n+ 領域3表面とp領域2表面およ
び絶縁膜8表面にAl膜9でソース電極6が形成され、
ソース端子11に接続する。n- 層1の他方の表面にA
l膜9(裏面蒸着で形成)でドレイン電極7が形成さ
れ、ドレイン端子12に接続される。
【0012】図2に第2実施例の横形MOSFETにシ
ョットキーダイオードを形成した要部断面図を示す。図
1とほぼ同様の構造をしており、ここでは図1と異なる
のはp領域2が形成されないn- 層1の表面にAl膜9
でドレイン電極7が形成され、ドレイン端子12に接続
される点である。このようにしてn- 層1の一方の表面
にソース電極6、ゲート電極5およびドレイン電極7が
形成される横形MOSFETができる。
ョットキーダイオードを形成した要部断面図を示す。図
1とほぼ同様の構造をしており、ここでは図1と異なる
のはp領域2が形成されないn- 層1の表面にAl膜9
でドレイン電極7が形成され、ドレイン端子12に接続
される点である。このようにしてn- 層1の一方の表面
にソース電極6、ゲート電極5およびドレイン電極7が
形成される横形MOSFETができる。
【0013】図3に第3実施例の縦形バイポーラトラン
ジスタにショットキーダイオードを形成した要部断面図
を示す。n- 層1の表面層にベース拡散層となるp領域
2を選択的に形成し、このp領域2の表面層にエミッタ
領域となるn+ 領域3を形成する。n+ 領域3とn- 層
1に挟まれたp領域2の表面にゲート電極5が形成され
ゲート端子15に接続している。n+ 領域3表面にAl
膜9でエミッタ電極13が形成され、エミッタ端子16
と接続する。n- 層1の他方の表面にAl膜9(裏面蒸
着膜)でコレクタ電極14が形成され、コレクタ端子1
7に接続される。
ジスタにショットキーダイオードを形成した要部断面図
を示す。n- 層1の表面層にベース拡散層となるp領域
2を選択的に形成し、このp領域2の表面層にエミッタ
領域となるn+ 領域3を形成する。n+ 領域3とn- 層
1に挟まれたp領域2の表面にゲート電極5が形成され
ゲート端子15に接続している。n+ 領域3表面にAl
膜9でエミッタ電極13が形成され、エミッタ端子16
と接続する。n- 層1の他方の表面にAl膜9(裏面蒸
着膜)でコレクタ電極14が形成され、コレクタ端子1
7に接続される。
【0014】図4に第4実施例の横形バイポーラトラン
ジスタにショットキーダイオードを形成した要部断面図
を示す。図2とほぼ同様の構造をしており、ここでは図
2と異なるのはp領域2が形成されないn- 層1の表面
にAl膜9でコレクタ電極14が形成され、コレクタ端
子17に接続される点である。このようにしてn- 層1
の一方の表面にエミッタ電極13、ゲート電極5および
コレクタ電極14が形成される横形バイポーラトランジ
スタができる。
ジスタにショットキーダイオードを形成した要部断面図
を示す。図2とほぼ同様の構造をしており、ここでは図
2と異なるのはp領域2が形成されないn- 層1の表面
にAl膜9でコレクタ電極14が形成され、コレクタ端
子17に接続される点である。このようにしてn- 層1
の一方の表面にエミッタ電極13、ゲート電極5および
コレクタ電極14が形成される横形バイポーラトランジ
スタができる。
【0015】実施例1ないし実施例4において、n- 層
1の比抵抗を0.1ないし10Ω−cmに設定してn-
層1とAl膜9のドレイン電極7およびコレクタ電極1
4との接合をショトッキー接合18とする。ソース電極
11およびエミッタ電極13はn+ 領域3の不純物濃度
が高いためオーミック接合となる。この構造ではn-層
1の比抵抗をAl膜9とのショットキー接合18になる
ように設定することで、従来の製造方法で工程を増やさ
ず、しかもチップ面積も増やさずMOSFETのドレイ
ン電極7側またはバイポーラトランジスタのコレクタ電
極14側にショットキーダイオードを作り込む事が出来
る。
1の比抵抗を0.1ないし10Ω−cmに設定してn-
層1とAl膜9のドレイン電極7およびコレクタ電極1
4との接合をショトッキー接合18とする。ソース電極
11およびエミッタ電極13はn+ 領域3の不純物濃度
が高いためオーミック接合となる。この構造ではn-層
1の比抵抗をAl膜9とのショットキー接合18になる
ように設定することで、従来の製造方法で工程を増やさ
ず、しかもチップ面積も増やさずMOSFETのドレイ
ン電極7側またはバイポーラトランジスタのコレクタ電
極14側にショットキーダイオードを作り込む事が出来
る。
【0016】またショットキー接合18を形成する金属
材料としてAlを使うと、従来の製造工程と同様の工程
でできる利点がある。しかしAl以外のNi、Pt、M
o、CrおよびTiなども有効である。
材料としてAlを使うと、従来の製造工程と同様の工程
でできる利点がある。しかしAl以外のNi、Pt、M
o、CrおよびTiなども有効である。
【0017】
【発明の効果】IGBTとショットキーダイオードをワ
ンチップに複合化することで、モジュール構造を小型化
できる。また配線インダクタンスがなく、IGBTに流
れる短絡電流の抑制を有効に行える。またMOSFET
を製造する工程と同じ工程で、ショットキーダイオード
を作り込むことができ、ショットキーダイオードを作り
込むことによるコストアップは殆どないため、モジュー
ルのコスト低減が図れる。
ンチップに複合化することで、モジュール構造を小型化
できる。また配線インダクタンスがなく、IGBTに流
れる短絡電流の抑制を有効に行える。またMOSFET
を製造する工程と同じ工程で、ショットキーダイオード
を作り込むことができ、ショットキーダイオードを作り
込むことによるコストアップは殆どないため、モジュー
ルのコスト低減が図れる。
【図1】第1実施例を示し、縦形MOSFETにショッ
トキーダイオードを形成した要部断面図
トキーダイオードを形成した要部断面図
【図2】第2実施例を示し、横形MOSFETにショッ
トキーダイオードを形成した要部断面図
トキーダイオードを形成した要部断面図
【図3】第3実施例を示し、縦形バイポーラトランジス
タにショットキーダイオードを形成した要部断面図
タにショットキーダイオードを形成した要部断面図
【図4】第4実施例を示し、横形バイポーラトランジス
タにショットキーダイオードを形成した要部断面図
タにショットキーダイオードを形成した要部断面図
【図5】従来例を示し、IGBTと過電流保護回路を示
す回路図
す回路図
【図6】ショットキーダイオードとpnダイオードの順
方向特性比較図
方向特性比較図
1 n- 層 2 p 層 3 n+ 層 4 ゲート酸化膜 5 ゲート電極 6 ソース電極 7 ドレイン電極 8 絶縁膜 9 Al膜 10 ゲート端子 11 ソース端子 12 ドレイン端子 13 エミッタ電極 14 コレクタ電極 15 ゲート電極 16 エミッタ端子 17 コレクタ端子 18 ショットキー接合 19 IGBT 20 電流検出端子 21 ゲート部 22 MOSFET 23 抵抗(Rs) 24 ダイオード(ショットキーダイオード:SB
D) 25 過電流保護回路
D) 25 過電流保護回路
Claims (6)
- 【請求項1】第一導電形半導体基板の一主面に第二導電
形領域が選択的に形成され、第二導電形領域の表面層に
第一導電形高濃度領域が選択的に形成され、第一導電形
半導体基板と第一導電形高濃度領域とに挟まれた第二導
電形領域の表面にゲート絶縁膜を介してゲート電極が形
成され、さらにゲート電極上が絶縁膜で被覆され、ソー
ス電極が該絶縁膜上、第一導電形高濃度領域上および第
二導電形領域上に形成され、ドレイン電極が第一導電形
半導体基板の他主面に形成される縦形MOSFETにお
いて、ドレイン電極と第一導電形半導体基板とでショッ
トキー接合を形成することを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】第一導電形半導体基板の一主面に第二導電
形領域が選択的に形成され、第二導電形領域の表面層に
第一導電形高濃度領域が選択的に形成され、第一導電形
半導体基板と第一導電形高濃度領域とに挟まれた第二導
電形領域の表面にゲート絶縁膜を介してゲート電極が形
成され、さらにゲート電極上が絶縁膜で被覆され、該絶
縁膜上で分離された金属膜のうち、ソース電極となる金
属膜は該絶縁膜上、第一導電形高濃度領域上および第二
導電形領域上を被覆し、ドレイン電極となる金属膜は該
絶縁膜上および第一導電形半導体基板上を被覆してなる
横形MOSFETにおいて、ドレイン電極と第一導電形
半導体基板とでショットキー接合を形成することを特徴
とする半導体装置。 - 【請求項3】第一導電形半導体基板の一主面に第二導電
形領域が選択的に形成され、該第二導電形領域の表面層
に第一導電形高濃度領域が選択的に形成され、第二導電
形領域上にゲート電極、第一導電形高濃度領域上にエミ
ッタ電極、第一導電形半導体基板の他主面上にコレクタ
電極がそれぞれ形成される縦形バイポーラトランジスタ
において、コレクタ電極と第一導電形半導体基板とでシ
ョットキー接合を形成することを特徴とする半導体装
置。 - 【請求項4】第一導電形半導体基板の一主面に第二導電
形領域が選択的に形成され、該第二導電形領域の表面層
に第一導電形高濃度領域が選択的に形成され、第二導電
形領域上にゲート電極、第一導電形高濃度領域上にエミ
ッタ電極、第一導電形半導体基板の同一主面上にコレク
タ電極がそれぞれ形成される横形バイポーラトランジス
タにおいて、コレクタ電極と第一導電形半導体基板とで
ショットキー接合を形成することを特徴とする半導体装
置。 - 【請求項5】第一導電形半導体基板の比抵抗が0.1な
いし10Ω−cmであることを特徴とする請求項1、
2、3又は4記載の半導体装置。 - 【請求項6】第一導電形がn形であり、ショットキー接
合を形成する金属膜の材質がアルミニウム(Al)、ニ
ッケル(Ni)、白金(Pt)、モリブデン(Mo)、
クロム(Cr)およびチタン(Ti)の少なくとも一つ
であることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の
半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28010994A JPH08148675A (ja) | 1994-11-15 | 1994-11-15 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28010994A JPH08148675A (ja) | 1994-11-15 | 1994-11-15 | 半導体装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08148675A true JPH08148675A (ja) | 1996-06-07 |
Family
ID=17620453
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28010994A Pending JPH08148675A (ja) | 1994-11-15 | 1994-11-15 | 半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08148675A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000021140A1 (fr) * | 1998-10-08 | 2000-04-13 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Dispositif a semiconducteur, son procede de fabrication et circuit protecteur de dispositif a semiconducteur |
JP2001135814A (ja) * | 1999-11-02 | 2001-05-18 | Shindengen Electric Mfg Co Ltd | 縦型mos電界効果トランジスタ |
JP2003101021A (ja) * | 2001-09-20 | 2003-04-04 | Shindengen Electric Mfg Co Ltd | 電界効果トランジスタ及びその製造方法 |
JP2005129747A (ja) * | 2003-10-24 | 2005-05-19 | Shindengen Electric Mfg Co Ltd | 絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ |
KR100566048B1 (ko) * | 2002-12-13 | 2006-03-30 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 반도체장치 |
JP2006311594A (ja) * | 2001-11-07 | 2006-11-09 | Internatl Rectifier Corp | Mosゲートトランジスタ用ドライバおよび高電圧mosfet |
JP2009123914A (ja) * | 2007-11-15 | 2009-06-04 | Fuji Electric Device Technology Co Ltd | 逆耐圧を有するスイッチング用半導体装置 |
US8350549B2 (en) | 2010-10-29 | 2013-01-08 | Panasonic Corporation | Converter with switches having a diode region that is unipolar-conductive only in the reverse direction |
JP5460320B2 (ja) * | 2007-07-31 | 2014-04-02 | ローム株式会社 | 半導体装置およびその製造方法 |
US8693226B2 (en) | 2010-10-29 | 2014-04-08 | Panasonic Corporation | Synchronous rectification type inverter |
JP2016116358A (ja) * | 2014-12-16 | 2016-06-23 | 富士電機株式会社 | 半導体装置および半導体パッケージ |
WO2021210547A1 (ja) * | 2020-04-14 | 2021-10-21 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | 半導体装置 |
-
1994
- 1994-11-15 JP JP28010994A patent/JPH08148675A/ja active Pending
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1041643A1 (en) * | 1998-10-08 | 2000-10-04 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Semiconductor device, a method of manufacturing the same, and a semiconductor device protective circuit |
EP1041643A4 (en) * | 1998-10-08 | 2003-05-21 | Mitsubishi Electric Corp | SEMICONDUCTOR ARRANGEMENT AND METHOD FOR THE PRODUCTION AND PROTECTIVE CIRCUIT OF A SEMICONDUCTOR ARRANGEMENT |
WO2000021140A1 (fr) * | 1998-10-08 | 2000-04-13 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Dispositif a semiconducteur, son procede de fabrication et circuit protecteur de dispositif a semiconducteur |
JP2001135814A (ja) * | 1999-11-02 | 2001-05-18 | Shindengen Electric Mfg Co Ltd | 縦型mos電界効果トランジスタ |
JP2003101021A (ja) * | 2001-09-20 | 2003-04-04 | Shindengen Electric Mfg Co Ltd | 電界効果トランジスタ及びその製造方法 |
JP2006311594A (ja) * | 2001-11-07 | 2006-11-09 | Internatl Rectifier Corp | Mosゲートトランジスタ用ドライバおよび高電圧mosfet |
JP4485490B2 (ja) * | 2001-11-07 | 2010-06-23 | インターナショナル レクティフィアー コーポレイション | Mosゲートトランジスタ用ドライバおよび高電圧mosfet |
KR100566048B1 (ko) * | 2002-12-13 | 2006-03-30 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 반도체장치 |
JP2005129747A (ja) * | 2003-10-24 | 2005-05-19 | Shindengen Electric Mfg Co Ltd | 絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ |
JP5460320B2 (ja) * | 2007-07-31 | 2014-04-02 | ローム株式会社 | 半導体装置およびその製造方法 |
JP2009123914A (ja) * | 2007-11-15 | 2009-06-04 | Fuji Electric Device Technology Co Ltd | 逆耐圧を有するスイッチング用半導体装置 |
US8350549B2 (en) | 2010-10-29 | 2013-01-08 | Panasonic Corporation | Converter with switches having a diode region that is unipolar-conductive only in the reverse direction |
US8693226B2 (en) | 2010-10-29 | 2014-04-08 | Panasonic Corporation | Synchronous rectification type inverter |
JP2016116358A (ja) * | 2014-12-16 | 2016-06-23 | 富士電機株式会社 | 半導体装置および半導体パッケージ |
WO2021210547A1 (ja) * | 2020-04-14 | 2021-10-21 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | 半導体装置 |
JPWO2021210547A1 (ja) * | 2020-04-14 | 2021-10-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4823172A (en) | Vertical MOSFET having Schottky diode for latch-up prevention | |
JP3243902B2 (ja) | 半導体装置 | |
EP1331672B1 (en) | Double diffusion MOSFET | |
US5686750A (en) | Power semiconductor device having improved reverse recovery voltage | |
JPH11284175A (ja) | Mos型半導体装置 | |
JPH0465878A (ja) | 半導体装置 | |
JPH06104444A (ja) | アクティブクランプを備えたパワーmosfet回路 | |
JP3338185B2 (ja) | 半導体装置 | |
JPH02275675A (ja) | Mos型半導体装置 | |
JPH08148675A (ja) | 半導体装置 | |
US20200328274A1 (en) | Semiconductor device | |
JP4431761B2 (ja) | Mos型半導体装置 | |
JPH04261065A (ja) | 半導体装置 | |
JPH09181315A (ja) | 半導体デバイス | |
JPH0654796B2 (ja) | 複合半導体装置 | |
JPS61222260A (ja) | 導電変調型mosfet | |
JPH088422A (ja) | たて型mos半導体装置 | |
JPH09293856A (ja) | 電流検知部内蔵型絶縁ゲートバイポーラトランジスタ | |
KR100266388B1 (ko) | 반도체 장치 및 그 제조 방법 | |
JPH08130312A (ja) | 横型半導体装置およびその使用方法 | |
JP2526960B2 (ja) | 導電変調型mosfet | |
JP2581233B2 (ja) | 横型伝導度変調mosfet | |
JP2728453B2 (ja) | 出力回路 | |
JP2629437B2 (ja) | 横型絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ | |
JP2988047B2 (ja) | 半導体装置 |