JP2009123914A - 逆耐圧を有するスイッチング用半導体装置 - Google Patents

逆耐圧を有するスイッチング用半導体装置 Download PDF

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Abstract

【課題】GaN、SiCを半導体層に用いても、高い逆耐圧と低いオン電圧とをリーク電流を大きくせずに得られる逆耐圧を有するスイッチング用半導体装置を提供すること。
【解決手段】GaN半導体またはSiC半導体を主たる半導体結晶とする半導体基板からなるn-型ドリフト層104の一方の表面層にゲート電極110とエミッタ電極123を含むMOSゲート構造を備え、チップ化のための切断端面が、前記n-型ドリフト層104の表面と裏面とを連結するp型保護領域105を有し、前記n-型ドリフト層104の裏面に接触するコレクタ電極112がショットキー性金属膜111を有する逆耐圧を有するスイッチング用半導体装置とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、窒化ガリウム半導体または炭化珪素半導体を用いた半導体装置に関し、詳しくは、窒化ガリウム半導体(以下、GaNと略記する)または炭化珪素半導体(以下、SiCと略記する)を用いた、大電流、大電圧を制御するパワー半導体装置であって、コレクタ・エミッタ間に電圧が逆方向に印加された場合でも、所定の耐圧を維持できる逆耐圧を有するスイッチング用半導体装置に関する。
従来、交流から任意の電圧と周波数の交流を発生させて、モーターを駆動したり、電力変換する装置として、図8(a)にあるようなインバーターが用いられている。最近、これと異なるタイプのマトリクスコンバーターと呼ばれる図8(b)のような構成で、交流から直接交流へ変換する装置が開発されている。マトリクスコンバーターは、インバーターがいったん交流からダイオードで全波整流し、さらにコンデンサーで平滑化した直流の中間電圧をつくってから、さらに交流に変換するのに対して、直接交流から交流を作るために、その電力変換効率が高く、さらに直流を使わないことから中間に入るダイオード、コンデンサーを必要としないことが特徴である。また、通常のインバーターではこのコンデンサーに電解コンデンサーを使用しており、その寿命がインバーター装置の寿命を決めることが以前から問題となっている。さらに、マトリクスコンバーターは電力を双方向に送るのに最適な構成であり、基本的には昨今の省エネ世論に適う電力回生が容易にできる装置となっている。
また、マトリクスコンバーターは複雑な制御を必要とするが、最近ではマイコンによる制御が著しく発展して、複雑な制御も容易に瞬時に可能になったことから、マトリクスコンバーターへの期待が高まっている。
このような電力変換装置において必要とされるパワーデバイスは、図8の30で示すように双方向に電流を流すことの可能な双方向スイッチ機能を有する半導体装置である。このようなパワーデバイスは単体では構成することはできないが、図9(a)に示すように、ダイオード2個、トランジスタ2個によって構成可能である。このとき、ダイオード31はトランジスタ32に逆方向電圧が印加されたときにも耐圧を維持できるようにと付加されるものである。これは、図9において、トランジスタ32は絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(以下、IGBTと略記する)を想定しているが、通常のIGBTをはじめとするスイッチング用パワーデバイスは、一般に逆方向の耐圧を保障することを想定していないからである。
最近、この逆耐圧を改善する手段として、新しいタイプのパワーデバイスが開発されている。これは逆阻止型IGBTと呼ばれるもので、デバイス単体で逆方向の耐圧機能を有している。電気的特性としては図11の電流−電圧波形図に示す特性を持っている。すなわち、順方向(図の第一象限)では通常のIGBTと同じ動作をし、逆方向(図の第3象限)では、順方向と同じ程度の耐圧を維持することのできるデバイスである。これまでの報告では600V、1200Vに対応する逆阻止型IGBTが開発されている。また、それぞれの前記耐圧に対応するシリコン半導体基板(以下、シリコン基板と略記する)の厚さは100μm、200μm程度である。
逆阻止型IGBTを用いると、図9(b)のように、2個のスイッチング用半導体装置33で双方向スイッチが構成できるので、素子数が少なくなって、電力損失も小さくなる。かつ全体のサイズが小さくなるというメリットが生じる。このことから、低コストでコンパクトなマトリクスコンバーターを提供することが可能となる。
このような逆阻止型IGBTは図10の断面図に示されるデバイス構造が知られている。基本的には主電流を流す活性領域36の構造は従来の通常の逆阻止型でないIGBTと同じである。活性領域36の表面層には、pウエル領域7と、pウエル領域7の表面層に選択的に形成されるn+エミッタ領域8と、半導体基板からなるn-ドリフト層4の表面とn+エミッタ領域8の表面とに挟まれる前記pウエル領域7の表面にゲート酸化膜9を介して設けられる導電性ポリシリコンゲート電極10などからなるMOSゲート構造と、前記n+エミッタ領域8と前記pウエル領域7の表面とに共通に接触するエミッタ電極23などが形成される。前記半導体チップの切断面がある切断端面24に沿って、半導体基板の表面25と裏面側のコレクタ領域34とを繋ぐようにp型の保護領域5を表面25からの長時間の熱拡散により形成することにより、コレクタ領域34のpn接合面の端部が、切断端面24には露出せず、半導体基板の表面25側の耐圧構造領域35に露出させる構造とするものである。したがって、半導体基板の表面25側でデバイスの活性領域36を耐圧構造領域35で取り巻く形状を有し、デバイス全体的にもp型コレクタ領域34と半導体基板の切断端面24に沿って形成されるp型保護領域5が活性領域36内のMOSゲート構造を包み込むような構造となっている。このp型保護領域5は前述のように表面からの深い拡散によって形成されるため、半導体基板の主面方向にも深さと同程度に広がる結果、特に基板の表面25側で広い幅を必要とする。
この逆阻止型IGBTのコレクタ側のpn接合に逆バイアスが印加された場合、空乏層14の先端は主としてコレクタ領域34側のpn接合37から図10に示す点線38まで広がる。空乏層14が半導体基板表面25と交差するところは半導体基板の表面25側に設けられる耐圧構造領域35内の表面となる。この耐圧構造領域35の表面近傍には、図示しないガードリングなどの耐圧構造を維持するために電界を緩和する構造と酸化膜、絶縁膜などの表面不活性化処理を施すことで、全体として順逆耐圧を維持することができる。その他、符号12はコレクタ電極であり、符号1、2、3はそれぞれ、エミッタ、ゲート、コレクタの各端子である(非特許文献1、2)。
このような逆阻止型IGBTに関しては、他に、炭化珪素基板を用いた逆阻止型IGBTが文献の記載により知られている。逆方向阻止用のヘテロ接合ダイオードを形成することも記載されている(特許文献1、2、3)。半導体基板の裏面のコレクタ側にショットキー接合を備えた逆阻止型IGBTが知られている(特許文献4)。トレンチを形成し、このトレンチにp型のエピタキシャル成長をさせて逆阻止型IGBTの分離層を形成することが記載されている文献がある(特許文献5)。
H.Takahashi, et al., "1200V class Reverse Blocking IGBT (RB−IGBT) for AC Matrix Converter", Proceedings of 2004 International Symposium on Power Semiconductor Devices & ICs, Kitakyushu, p.121 T.Naito, et al., "1200V Reverse Blocking IGBT with low loss for Matrix Converter", Proceedings of 2004 International Symposium on Power Semiconductor Devices & ICs, Kitakyushu, p.125 特開2007−88383号公報 特開2006−186307号公報 特開平7−307469号公報 特開2003−218354号公報 特開2006−190730号公報
しかしながら、従来の逆阻止型IGBTには以下に述べるように4つの課題がある。
第一の課題は、従来の逆阻止型IGBTはシリコン基板を主要材料としていることである。すなわち、シリコン半導体装置は高耐圧になるほど、シリコン基板の抵抗を大きく、厚さを増加させる必要がある。その結果、導通時とオンオフ時のエネルギー損失が大きくなるなど、全体的に効率が低下し易い。また、デバイスサイズも非常に大きくなって、実用性が低下する傾向がある。これらの問題はシリコン半導体材料に起因する根本的な問題であり、シリコン半導体材料を使う限りこれらの問題から派生する制約から免れることはできない。
第二の課題は、炭化珪素半導体(以下SiCと略記する)や窒化ガリウム半導体(以下GaNと略記する)などのいわゆるワイドバンドギャップ材料を用いるパワーデバイスが開発されているが、これらの材料においては、pn接合のビルトイン電圧が大きいことから、これらの材料でIGBTを構成するとオン電圧が大きくなり易いという問題である。
第三の課題は、逆阻止型IGBTにおいては、フライホイーリングダイオードとしての動作も要求される。したがって、IGBTとしての最適なデバイス構造とダイオードとしての最適な構造をひとつの構造で実現する必要がある。この場合、IGBTの順方向に電圧が印加された場合、ドリフト層を薄くするために通常設けられる、空乏層の延びをコレクタ側で止めるn型高濃度層いわゆるフィールドストップ層を設けることができず、ドリフト層を厚く設定する必要がある。そのため、IGBTもダイオードもドリフト層が厚くなり、スイッチング特性やオン電圧が逆阻止型でない通常のIGBTよりも悪化し易いという問題である。
第四の課題は、逆阻止型IGBTでは、逆方向に電圧が印加された場合、表面側のp型領域(pウエル領域7)が高濃度であることに起因して、リーク電流が増幅され、大きなリーク電流が流れ易いという問題である。
本発明は、以上述べた点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、前述の4つの課題を解決すると共に、GaN、SiCを半導体層に用いても、高い逆耐圧と低いオン電圧とをリーク電流を大きくせずに得られる逆耐圧を有するスイッチング用半導体装置を提供することである。
前記課題を解決するために本発明では、GaN半導体またはSiC半導体を主たる半導体結晶とする半導体基板からなる一導電型ドリフト層の一方の表面層にゲート電極とエミッタ電極を含むMOSゲート構造を備え、チップ化のための切断端面が、前記一導電型ドリフト層の表面と裏面とを連結する他導電型保護領域を有し、前記一導電型ドリフト層の裏面に接触するコレクタ電極がショットキー性金属膜を有する逆耐圧を有するスイッチング用半導体装置を特徴とする。
前記スイッチング用半導体装置で、さらに、前記一導電型ドリフト層の裏面の表面層に選択的に形成される他導電型領域を備える逆耐圧を有するスイッチング用半導体装置を特徴とする。
前記スイッチング用半導体装置で、さらに、前記一導電型ドリフト層の裏面の表面層に選択的に形成される他導電型領域が島状または縞状の表面パターンを有する逆耐圧を有するスイッチング用半導体装置を特徴とする。
また、前記課題を解決するために本発明では、高濃度Si半導体基板の一方の主面上にGaN半導体またはSiC半導体を主たる半導体結晶とする一導電型ドリフト層を備え、該一導電型ドリフト層の表面層に、ゲート電極とエミッタ電極を含むMOSゲート構造と、前記高濃度Si半導体基板の裏面に接触するコレクタ電極とを備え、チップ化する際に形成される切断端面が、前記一導電型ドリフト層の表面から高濃度Si半導体基板にかけて連結される、GaN半導体またはSiC半導体からなる他導電型保護領域を有する逆耐圧を有するスイッチング用半導体装置を特徴とする。
前記半導体装置で、さらに前記高濃度Si半導体基板が一導電型である逆耐圧を有するスイッチング用半導体装置を特徴とする。
前記半導体装置で、さらに前記高濃度Si半導体基板が他導電型である逆耐圧を有するスイッチング用半導体装置を特徴とする。
前記半導体装置で、さらに前記切断端面が、前記一導電型ドリフト層の表面から高濃度Si半導体基板にかけて連結される、Si半導体からなる他導電型保護領域を有する逆耐圧を有するスイッチング用半導体装置を特徴とする。
以上のいずれかの半導体装置で、さらに前記切断端面が、前記一導電型ドリフト層の表面から高濃度Si半導体基板にかけて連結される、前記一導電型ドリフト層を取り巻く他導電型保護領域の外側に形成されている逆耐圧を有するスイッチング用半導体装置を特徴とする。
本発明によれば、前述の4つの課題を解決すると共に、GaN、SiCを半導体層に用いても、高い逆耐圧と低いオン電圧とをリーク電流を大きくせずに得られる逆耐圧を有するスイッチング用半導体装置を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明にかかる逆耐圧を有するスイッチング用半導体装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。本発明はその要旨を超えない限り、以下に説明する実施例の記載に限定されるものではない。
図1〜図4、図6は、それぞれ、本発明にかかる実施例1〜4、5の逆阻止型IGBTの断面図である。図5はSi基板上にGaN半導体層を形成した場合に形成されるヘテロ接合のエネルギーバンド構造図である。図7は本発明にかかる逆阻止型IGBTの製造方法を示す主要な製造工程ごとの断面図である。
図1は、本発明の実施例1にかかる逆阻止型IGBTの断面図である。主たる半導体基板104の材料はGaNもしくはSiCであり、半導体基板104の表面側には、前述の図10に示す従来の逆阻止型IGBTと同様にp型ウエル領域107と、その表面層にn+型エミッタ領域108が形成されている。このエミッタ領域108の表面と前記半導体基板104の表面とに挟まれるp型ウエル領域107の表面にゲート絶縁膜109を介してゲート電極110が積層される。半導体基板104の裏面側にはコレクタ電極112が形成される。エミッタ電極−コレクタ電極間にコレクタ電極112を正にバイアスした状態で、このゲート電極110に閾値以上のゲート電圧が印加されると、前記ゲート絶縁膜109直下のp型ウエル領域107の表面にnチャネル層(図示せず)が形成されて、エミッタ電極123から電子がn+型エミッタ領域108を経由して前記nチャネル層を通って半導体基板からなるドリフト層104に注入されると、このIGBTはオン状態になる。前記ゲート電圧印加が閾値以下になると前記nチャネル層が消えてオフ状態となる。このIGBTの切断端面124には半導体基板104の表面125と裏面のコレクタ電極112との間を繋げるように形成されるp型保護領域105によって保護され、さらに、このIGBTの半導体基板104の裏面にはショットキー性金属膜111とn型ドリフト層104とが接触してショットキー接合113が形成されている。前記p型保護領域105は、空乏層114がこのIGBTの切断端面124にまで広がって露出することを防止するためのものであるから、半導体基板からなるドリフト層104よりも少なくとも高濃度に形成される必要がある。前記p型保護領域105の形成はドリフト層104の表面125から形成されるトレンチへの前記ドリフト層とは反対導電型のp型結晶層の埋め込みによる。1000V耐圧クラスのSiCやGaNではドリフト層104の濃度は1×1016cm-3程度であるため、前記p型保護領域105の不純物濃度はその1桁以上高い濃度であることが好ましい。10kV程度になると、この濃度は一桁ほど低くなる。またドリフト層104の厚さは、ドリフト層の厚さに相当するので1000V耐圧クラスで約10μm程度で、10kVでは100μmほどになる。半導体基板104の裏面には外部との電気的接触をとるためにショットキー性金属膜111にオーミック電極112が積層される。ショットキー性金属膜111としては、たとえばTi、Ni、Au、Pt、Al、Moなどが使用可能であり、また、これらの合金でも良い。
逆阻止型IGBTのエミッタ端子101の電位に対して裏面側コレクタ端子103の電位を負とする逆電圧が印加された場合、コレクタ103側のショットキー接合113と、p型保護領域105とドリフト層104との間に形成されるpn接合139とに逆バイアスが加わり、図1に先端を点線138で示す空乏層114のように主として接合の低濃度側であるドリフト層104内に広がる。さらに、前記p型保護領域105の表面125側にp型領域106を活性領域に形成されるp型ウエル領域107と同時に形成しておくことが好ましい。p型領域106を形成することにより、切断端面から耐圧構造領域140を遠ざけることができ、切断端面近傍に生じ易いクラック、割れ、欠けなどによる耐圧劣化の影響を少なくすることができる。
また、図1に示すように、空乏層114の終端部が半導体基板表面125と交差する場所は、半導体基板表面125の耐圧構造領域140内である。この耐圧構造領域140の表面部分には、図示しないガードリングやフィールドプレートなどの電界緩和機構および同表面上に形成される酸化膜や絶縁膜などの表面不活性化膜により、所定の電圧を維持する構造を有している。このようにして形成された逆耐圧を有するパワー半導体装置である逆阻止型IGBTは、半導体基板の主要材料としてGaNやSiCを用いることで、オン抵抗を小さくすることができるとともに、これらの材料ではバンドギャップがSiより広いことから、図10に示すような従来の逆阻止型IGBT構造ではビルトイン電圧が約3V近く高まってしまう問題を、ショットキー接合113とすることで1V程度に抑えることができるようになり、いっそうオン抵抗を小さくできる。また、ショットキー接合113とすることによって、フライホイーリングダイオードとして使用するときでも、pn接合ダイオードではなく、ショットキーダイオードとしての動作が利用でき、そのため高速のスイッチングができるという利点も生み出される。
図2に示す実施例2にかかる逆阻止型IGBTは、図1に示す実施例1とは、コレクタ側ショットキー接合113におけるリーク特性を改善するために、コレクタ側のn-ドリフト層104の表面層に島状または縞状にp型領域115を有する点が異なる。実施例2の逆阻止型IGBTでは、逆バイアス時に、追加されたp型領域115からも空乏層が広がることで、隣接するp型領域115との間で空乏層がピンチオフし、ショットキー接合からのリーク電流を抑えることが可能となる。
図3に示す実施例3にかかる逆阻止型IGBTは、耐圧劣化の惧れを無くすために切断端面124に形成されるp型保護領域105の幅を十分に確保することが困難である場合に、図3に示すように、IGBTの切断端面124を前記p型保護領域105のさらに外側に設ける構造である。後述の図7で製造方法について説明するが、p型保護領域105の幅とウエハのダイシングで必要とする幅(すなわち、ダイシング後の壁開、クラック、割れ、欠けなどによる耐圧への影響が無くなる幅)とは必ずしも一致していない。たとえば保護領域の幅はトレンチ形成で必要な2〜4μm程度であるのに対して、ダイシングでは50μm程度の幅が耐圧を安全に確保するために必要なのが普通である。このため、ダイシング幅よりも保護領域幅が狭い場合にはドリフト層104の側面の一部が切断端面に露出する危険性がある。これを防止するため、ダイシングは保護領域105よりも外側に別にダイシング領域116を設けて切断することが好ましい。
図4に示す実施例4にかかる逆阻止型IGBTでは、ドリフト層を形成する主たる半導体はn型GaNであり、n+型シリコン基板117上にGaN層がエピタキシャル成長により形成される。コレクタの裏面側では、このn+型シリコン基板117とn型GaNドリフト層104との間のヘテロ接合によって、逆方向に電圧印加した場合に耐圧を維持するようにしている。図5にn+シリコン半導体層とn+GaN半導体層の間のヘテロ接合のエネルギーバンド構造図を示した。図5にあるように、n+GaN/n+Si間のヘテロ接合における電子に対するエネルギー障壁は約0.8eVあり、コレクタ側に負バイアスが印加された場合に耐圧を維持することができるようになっている。
図4に示す逆阻止IGBTの構造では、シリコン基板117内部は直列抵抗成分となるため、できるだけ低抵抗であるほうが好ましい。たとえば、1×1018cm-3以上の高濃度層であることが望ましい。導電型はn型でもp型であってもかまわないが、n型の場合、導通状態で少数キャリアの注入と蓄積が無いので、上記ショットキー接合と同様な効果が得られる。一方、p型の場合には少数キャリアの注入と蓄積が発生するため、伝導度変調によりトランジスタのオン電圧は低くすることができるが、オンオフ時に残留キャリアがドリフト層から排除されるかまたは再結合により消滅する時間を必要とするので、ダイオードのスイッチング特性が劣化する。そのため、適用装置に求められるスイッチング特性を考慮してp型かn型かを選択するのがよい。
図6に示す実施例5にかかる逆阻止型IGBTは、前記図4におけるp型保護領域105の半導体結晶をドリフト層と同じGaNまたはSiCではなく、シリコン半導体117で構成することにより、コレクタ側の逆阻止接合をすべてヘテロ接合として逆耐圧を維持するようにしたものである。コレクタ側pn接合はIGBT部を構成し、コレクタ側からの少数キャリアの注入が行なわれる。このため、ターンオフ時に電流集中などによる破壊が発生する可能性があることから、側壁もヘテロ接合とすることで、少数キャリアの注入を抑え、端部での電流集中による破壊を回避できる。
図7は、本発明にかかる逆阻止型IGBTの製造方法を説明するための、主要な製造工程ごとの半導体基板の断面図である。図7(1)では基板結晶118の上に同系列結晶のGaNやSiCのn-ドリフト層104をエピタキシャル成長により形成する。図7(2)ではn-ドリフト層104の表面からトレンチ119を形成する。この工程段階では、トレンチ119は基板118に到達してもしなくてもかまわないが、ウエハの最終工程段階では裏面側へ露出するプロセスにする必要がある。図7(3)ではn-ドリフト層104とは同じ半導体結晶で反対導電型のp型結晶層120を成長させてトレンチ119を埋める。ただし、前記実施例5の逆阻止型IGBTの作製では、p型結晶層120の結晶体をSiとする。このトレンチ119内を埋めるp型結晶層120の不純物濃度は少なくともドリフト層よりは高不純物濃度とする。図7(4)では、ドリフト層104の表面側に堆積したp型結晶層120を研磨やエッチングなどによりn-ドリフト層104の表面が露出するまで除去して平坦にする。トレンチ119内に残ったp型結晶層120をp型保護領域105とする。このようにして形成した基板を用い、図7(5)では、n-ドリフト層104の表面にいわゆるウエハプロセスによって、MOSゲート構造107を形成する。図7(6)で、基板118の裏面側を少なくともトレンチ119の底面が露出する厚さまで削り込み、前記p型保護領域105を露出させる。基板118の機能はn-ドリフト層104を支持することであるので、裏面の削り込み後に完全に無くしてもよい。ただし、前記実施例5の逆阻止型IGBTの作製では、基板118としてSi基板を用い、トレンチ119の深さをこのSi基板118に到達させると共に、Si基板118の裏面からの削り込みの際に、トレンチ119底面の下に、Si基板118の薄層を残すようにする。この裏面側に図7(7)では、ショットキー性金属の被着によるショットキー電極111を、続いてオーミック性金属による電極112を積層させる。最後に図7(8)において、矢印の位置(121、122)でダイシングを行う。このとき、p型保護領域105内の表面121でダイシングしても、あるいはその外側の領域の表面122でダイシングしてもよいが、耐圧劣化の惧れがある場合は、外側領域表面122でダイシングして、前記実施例3の逆阻止IGBTのようにする。
なお、これまで特に断らなかったが、SiCおよびGaNはヘキサゴナル結晶を用いるのが一般的だが、SiCにおいては3C−SiCでも良い。3C−SiCはシリコン上に成長できるという利点を有しており、コスト的に安価なデバイスを提供することが可能である。
以上説明した逆阻止型IGBTの製造方法によれば、GaNやSiCを主たる半導体材料ととする半導体基板のn-ドリフト層104の厚さ方向を、p型保護領域105で取り囲むように形成すると共に、コレクタ側の接合にショットキー接合もしくはGaN/Siのヘテロ接合を用いることにより、ビルトイン電圧を小さくすることが可能となる。この結果、IGBTのオン電圧を小さく保つことができ、スイッチング損失を小さく抑えることが可能である。また、コレクタ側接合がショットキー接合またはヘテロ接合であることから、少数キャリアの注入と蓄積が無く、したがってダイオードとして使用するときに高速で低損失の特性が得られるという効果も得られる。また、コレクタ側のショットキー接合においては、そのショットキー接合に接してn-ドリフト層104側表面に選択的にp型領域115を設けてショットキー接合のリーク電流を小さく抑えることが可能となる。また、GaNにおいては、p型保護領域105をもSiとすることにより、コレクタ接合をすべてGaN/Siのヘテロ接合として、逆方向耐圧を維持することも可能である。この場合においては、シリコンを基板として用いるので、より安価なデバイスが提供できるという効果もある。さらに、保護領域の外にダイシング領域を設けることで、狭いp型保護領域105の幅は狭くしても、耐圧特性に悪影響を及ぼすことなく、安全にダイシングができるようになる。
産業や自動車分野の電力変換装置、あるいはモーター駆動システムで使われる電力用半導体装置のうち、交流から直接任意の交流を発生させるマトリクスコンバーターに使用される。
本発明の実施例1にかかる逆阻止型IGBTの断面図である(その1)。 本発明の実施例2にかかる逆阻止型IGBTの断面図である(その2)。 本発明の実施例3にかかる逆阻止型IGBTの断面図である(その3)。 本発明の実施例4にかかる逆阻止型IGBTの断面図である(その4)。 GaN/Si間ヘテロ接合のエネルギーバンド構造図である。 本発明の実施例5にかかる逆阻止型IGBTの断面図である(その5)。 本発明の実施例3にかかる逆阻止型IGBTの製造方法を示す主要な製造工程ごとの断面図である。 従来の電力変換回路とマトリックスコンバーター回路図である。 双方向スイッチング半導体装置の等価回路図である。 従来の逆阻止型IGBTの断面図である。 逆阻止型IGBTの電流―電圧波形図である。
符号の説明
101: エミッタ端子
103: コレクタ端子
104: ドリフト層、n-ドリフト層
105: p型保護領域
106: p型領域
107: pウェル領域
108: n+エミッタ領域
109: ゲート絶縁膜
110:ゲート電極
111:ショットキー電極
112:オーミック用電極
113:ショットキー接合
114:空乏層
115:p型領域
116:ダイシング領域
117:シリコン半導体
118:基板結晶
119:トレンチ
120:p型結晶層
121:保護領域へのダイシング
122:外側の領域の表面
123:エミッタ電極
124:切断端面
125:表面。

Claims (8)

  1. GaN半導体またはSiC半導体を主たる半導体結晶とする半導体基板からなる一導電型ドリフト層の一方の主面の表面層に、選択的に形成される他導電型ウエル領域と、該ウエル領域の表面層に選択的に形成される一導電型エミッタ領域と、該一導電型エミッタ領域表面と前記一導電型ドリフト層表面とに挟まれる前記他導電型ウエル領域の表面に絶縁膜を介して設けられるゲート電極と、前記他導電型ウエル領域と前記一導電型エミッタ領域との両表面に共通に接触するエミッタ電極と、前記一導電型ドリフト層の他方の主面に接触するコレクタ電極とを備え、前記エミッタ電極とコレクタ電極の間に加わる前記エミッタ電極を正とする逆バイアスに対する逆耐圧を有するスイッチング用半導体装置において、チップ化する際に形成される切断端面が、前記一導電型ドリフト層の一方の主面から他方の主面にかけて、他導電型領域で連結される他導電型保護領域を有し、前記一導電型ドリフト層の他方の主面に接触するコレクタ電極がショットキー接合を形成する金属膜を有することを特徴とする逆耐圧を有するスイッチング用半導体装置。
  2. 前記一導電型ドリフト層の他方の主面の表面層に選択的に形成される他導電型領域を備えることを特徴とする請求項1記載の逆耐圧を有するスイッチング用半導体装置。
  3. 前記一導電型ドリフト層の他方の主面の表面層に選択的に形成される他導電型領域が島状または縞状の表面パターンを有することを特徴とする請求項2記載の逆耐圧を有するスイッチング用半導体装置。
  4. 高濃度Si半導体基板の一方の主面上にGaN半導体またはSiC半導体を主たる半導体結晶とする一導電型ドリフト層を備え、該一導電型ドリフト層の表面層に選択的に形成される他導電型ウエル領域と、該ウエル領域の表面層に選択的に形成される一導電型エミッタ領域と、該一導電型エミッタ領域表面と前記一導電型ドリフト層表面とに挟まれる前記他導電型ウエル領域の表面に絶縁膜を介して設けられるゲート電極と、前記他導電型ウエル領域と前記一導電型エミッタ領域との両表面に共通に接触するエミッタ電極と、前記高濃度Si半導体基板の他方の主面に接触するコレクタ電極とを備え、前記エミッタ電極とコレクタ電極の間に加わる、前記エミッタ電極を正とする逆バイアスに対する逆耐圧を有するスイッチング用半導体装置において、チップ化する際に形成される切断端面が、前記一導電型ドリフト層の表面から高濃度Si半導体基板にかけて連結される、GaN半導体またはSiC半導体からなる他導電型保護領域を有することを特徴とする逆耐圧を有するスイッチング用半導体装置。
  5. 前記高濃度Si半導体基板が一導電型であることを特徴とする請求項4記載の逆耐圧を有するスイッチング用半導体装置。
  6. 前記高濃度Si半導体基板が他導電型であることを特徴とする請求項4記載の逆耐圧を有するスイッチング用半導体装置。
  7. 前記切断端面が、前記一導電型ドリフト層の表面から高濃度Si半導体基板にかけて連結される、Si半導体からなる他導電型保護領域を有することを特徴とする請求項4乃至6のいずれか一項に記載の逆耐圧を有するスイッチング用半導体装置。
  8. 前記切断端面が、前記一導電型ドリフト層の表面から高濃度Si半導体基板にかけて連結される、前記一導電型ドリフト層を取り巻く他導電型保護領域の外側に形成されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の逆耐圧を有するスイッチング用半導体装置。

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