JP2016046288A - 金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ及び半導体デバイス - Google Patents

金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ及び半導体デバイス Download PDF

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Abstract

【課題】単結晶炭化ケイ素半導体材を用いた炭化ケイ素半導体デバイスであって、ボディダイオードに流れる電流を阻止する構造を有した金属酸化膜半導体電界効果トランジスタを提供する。
【解決手段】炭化ケイ素半導体基板1とドレイン電極9との間をショットキー接合として、逆方向電圧が印可されてもトランジスタ内のpnダイオードに電流が流れない構造とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、単結晶炭化ケイ素からなる導電性半導体基板を用いた炭化ケイ素半導体デバイスであって、金属酸化膜半導体電界効果トランジスタに関わるものである。
単結晶炭化ケイ素材料(以下SiC)はシリコンに比べて、バンドギャップは約3倍、絶縁破壊電界は10倍以上という優れた特徴を有することから、SiCを用いることにより、電気的抵抗値が低い高効率で高耐圧のパワーデバイスを製造することができる。
SiCの製造方法としては、アチソン法、レーリー法、昇華再結晶法(改良レーリー法)、溶液成長法等が知られているが、このうち半導体材料用の単結晶材料として広く用いられているのは昇華再結晶法である。昇華再結晶法は、一般に黒鉛坩堝の下部にSiCの粉末原料を充填し加熱昇華させて、坩堝内の上部に配置した種結晶基板上に再凝固させて単結晶を成長する製法である。SiC特有のポリタイプについては、プロセス制御条件等で、4Hや6H等の造り分けが可能であり、一般にパワーデバイス用の材料は電気的特性で優れる4Hポリタイプの単結晶が用いられている。
得られた結晶はシリコン基板と類似した加工工程を経て、所定サイズ、形状の基板とする。さらに基板上にSiCからなるエピタキシャル膜を形成したエピ基板がデバイス製造用基板として用いられるのが一般的である。
SiCを用いたパワーデバイスとしては、シリコン半導体デバイスと同様にショットキーバリアダイオード(Schottky-Barrier Diode、以下SBD)や金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor、以下MOSFET)が知られている。
このうち、SBDは、一般に半導体材料と金属を接合し、ショットキー障壁を設けることで、ダイオードとしての整流機能を得るものであり、SiCのショットキー金属としては、例えばチタンやニッケル等が一般に知られている。
一方のMOSFETは、一般に図3、図4に示すように、SiCからなる導電性半導体基板(SiC半導体基板)1上に形成されたSiCの導電性半導体層(ホモエピタキシャル層)2の表面上に絶縁体となる酸化膜5を形成し、その上に金属導体を有した第1電極(ゲート電極)6と、前記導電性半導体層と異なる極性を有した領域3上に金属導体を形成した第2電極(ソース電極)8と、前記導電性半導体基板1の裏面上に金属導体を形成した第3電極(ドレイン電極)10-1を有する縦型構造となっている。そして、ゲート電極6とソース電極8との間に電圧を印加するとゲート電極6の下にある導電性半導体層2の極性が反転して、対極にあるドレイン電極10-1と導電性半導体基板1との間でドリフト層の役割をする導電性半導体層2と同極性となることにより、ソース電極8とドレイン電極10-1との間に電流が流れる構造になっている。このようなMOSFETは、ゲート電極6への電圧入力によって電流の流れが容易に制御できる多数キャリアデバイスであるため、高周波動作に適しており、スイッチング電源などのスイッチ素子などに利用される。
ところで、MOSFETを電源回路などで用いる場合、モーター等の電源回路の負荷側に蓄積された磁気エネルギーによって生じる還流電流などにより、MOSFETの順方向(ドレイン−ソース間)とは反対の逆方向電圧が生じることがあり、この際にはMOSFET内に存在するpn接合のボディダイオード(寄生ダイオード)が導通して、ボディダイオードとしては順方向の極性、つまりMOSFETとしては逆方向となる電流がソース−ドレイン間に流れるようになる。このとき、電源回路方式よっては、本ボディダイオードを転流ダイオードとして積極的に用いる場合がある。
シリコンで形成したシリコン−MOSFETのボディダイオードは、ダイオードとして順方向に通電した際には1V程度の順電圧降下で済むため利用可能であるが、SiCで形成したSiC−MOSFETの場合はシリコンの約3倍のバンドギャップを有するため、ボディダイオードの順電圧降下が2.5V〜3.0Vと著しく大きくなり、電力損失が大きいことから、ボディダイオードは積極的には用いられない。
また、SiC−MOSFETのボディダイオードの通電については、重要な技術課題がある。ボディダイオード等のpn接合ダイオードに、順方向(ソース電極からドレイン電極方向)へ電流を流し続けるとSiCの結晶中に積層欠陥が発生して、SiC−MOSFETのデバイス特性が劣化するという問題が知られている(非特許文献1参照)。原因としては、pn接合ダイオードにおける少数キャリアの再結合エネルギーによって炭化珪素基板に存在する基底面転位等を起点として、積層欠陥が発生・拡張するため、ボディダイオオードに一定時間通電すると、SiC−MOSFETの順方向ON抵抗が増大すると考えられる。このため、SiC−MOSFET内のボディダイオードが通電しないように保護する意味で、ソース電極とドレイン電極間に外付けで転流ダイオード14をSiC−MOSFETの順方向とは逆向きの極性で併設し、この外付けの転流ダイオード14を用いて還流電流を転流させるのが一般的である。
この点について、別な例として特許文献1には、転流ダイオードを外付けのデバイスとはせず、SiC−MOSFETのデバイス内にSBD構造を形成して転流ダイオードとした一体型SiC−MOSFETデバイスが開示されている。
また、特許文献2には、転流ダイオードを併設しても、ボディダイオードに電流が流れる現象が生じることが開示されている。具体的には、転流ダイオードに電流が流れ始めると、転流ダイオードを通る電流経路の寄生インダクタンスによりソース電極とドレイン電極間に逆起電力が発生し、この逆起電力が、転流ダイオードに並列接続となっているSiC−MOSFETのボディダイオードの順方向立ち上がり電圧に達すると、ボディダイオードに電流が流れるとされており、その対策として、回路の寄生インダクタンスを制御する方法が開示されている。
さらに、特許文献3では、SiC−MOSFETのボディダイオードに通電しても劣化が生じないように、結晶欠陥が無い炭化珪素半導体ウェハを選別すべく、積層欠陥の検出によって炭化珪素半導体ウェハの良品及び不良品の選別を精度よく行うことができる炭化珪素半導体装置の検査方法を開示している。
特許第4900662号公報 特開2014−30359号公報 特開2014−22503号公報
Anant Agarwal, Husna Fatima, Sarah Haney, Sei-Hyung Ryu,「A New Degradation Mechanism in High-Voltage SiC Power MOSFETs」IEEE ELECTRON DEVICE LETTERS, VOL. 28, NO. 7, JULY 2007
上述した特許文献1には、SiC−MOSFETのデバイス内にSBD構造を形成することが開示されているが、詳しくは、その図4に示されるように、転流ダイオード14をMOSFET構造に内蔵したものであり、MOSFETのボディダイオードと同じ順方向で、並列回路を形成しているに過ぎない。そのため、電流は分流して、MOSFETのボディダイオードの通電を完全に阻止できない。
一方で、特許文献2に開示されている回路の寄生インダクタンスを減らして、SiC−MOSFETのボディダイオードへの通電を抑制しようとしても、転流ダイオードの内部抵抗と通電電流の瞬時値の積がSiC−MOSFETのボディダイオードの閾値電圧2.5V〜3.0Vを超えた場合にはボディダイオードへの通電が生じ、デバイスが劣化する問題がある。特に2kVを超えるような高電圧回路用の転流ダイオードを用いた場合は、高耐圧化のためにダイオードの構造上、内部抵抗が高くなることから、SiC−MOSFETのターンオフの際に生じるサージ状の瞬間的な逆方向の電流が転流ダイオードに通電されたときに、SiC−MOSFETのボディダイオードの閾値電圧を超えて通電することが問題となる。
更には、特許文献3に開示されているボディダイオードの通電劣化の原因となる積層欠陥や基底面転位等が皆無の炭化珪素半導体ウェハを一般に入手するのは難しく、また、選別するために新たな検査方法を必要とする等の課題がある。
そこで、本発明では、これらの状況を鑑みて、SiC−MOSFETに内蔵するボディダイオードに流れる電流を阻止する構造を有した金属酸化膜半導体電界効果トランジスタを提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、縦型のSiC−MOSFETにおいて、第3電極(ドレイン電極)の金属導体と導電性半導体基板との間をショットキー接合とすることで、ボディダイオードに流れる電流を確実に阻止することができるようになることを見出し、本発明を完成させた。すなわち、本発明では、以下の手段を用いるようにする。
(1)単結晶炭化ケイ素からなる導電性半導体基板の表面側にホモエピタキシャル層を有して、該ホモエピタキシャル層上に絶縁体となる酸化膜を介して金属導体を形成してなる第1電極(ゲート電極)と、前記ホモエピタキシャル層と異なる極性を有した領域上に金属導体を形成してなる第2電極(ソース電極)と、前記導電性半導体基板の裏面側に金属導体を形成してなる第3電極(ドレイン電極)とを備えた縦型の金属酸化膜半導体電界効果トランジスタにおいて、前記第3電極の金属導体と前記導電性半導体基板との間がショットキー接合を形成していることを特徴とする金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ。
(2)前記単結晶炭化ケイ素からなる導電性半導体基板が4H型結晶構造であって、かつ、窒素をドープしたn型極性を有することを特徴とする(1)に記載の金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ。
(3)(1)又は(2)に記載の金属酸化膜半導体電界効果トランジスタにおける第1電極と第2電極との間に転流ダイオードを外付けした半導体デバイス。
本発明によれば、縦型のSiC−MOSFETにおける第3電極(ドレイン電極)の金属導体と導電性半導体基板との間をショットキー接合としたことにより、SiC−MOSFETに内蔵されるボディダイオードに流れる電流を阻止でき、SiC−MOSFETのデバイス特性の劣化を防ぐことができる。
図1は、本発明の第1実施例に係るMOSFETを説明するための構成図である。 図2は、本発明の第1実施例に係るMOSFETの機能を説明するための簡易回路図である。 図3は、従来のMOSFETを説明するための構成図である。 図4は、従来のMOSFETの機能を説明するための簡易回路図である。 図5は、本発明のMOSFETの順方向電流−電圧特性図である。 図6は、従来のMOSFETの順方向電流−電圧特性図である。 図7−1は、本発明のMOSFETの製造手順を説明する模式図である。 図7−2は、本発明のMOSFETの製造手順を説明する模式図である。 図7−3は、本発明のMOSFETの製造手順を説明する模式図である。 図7−4は、本発明のMOSFETの製造手順を説明する模式図である。 図7−5は、本発明のMOSFETの製造手順を説明する模式図である。 図7−6は、本発明のMOSFETの製造手順を説明する模式図である。 図8は、本発明の第2実施例を説明するための構成図である。
本発明の単結晶炭化ケイ素を用いた金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ(SiC-MOSFET)の効果について、図1、図2に示すnチャネルSiC−MOSFET構造をベースとして説明する。
ここでは、単結晶炭化ケイ素からなるn型の導電性半導体基板1上にCVD法によりホモエピタキシャル成長させた同じくn型の導電性半導体層(ホモエピタキシャル層)2の表面に絶縁体となる酸化膜5を形成し、その上に金属導体を有した第1電極(ゲート電極という)6と、n型導電性半導体基板1及び導電性半導体層2と異なる極性を有したp型の半導体領域(pウェル)3上に金属導体を形成した第2電極(ソース電極という)8と、導電性半導体層2とは反対側のn型導電性半導体基板1上に金属導体を形成した第3電極(ドレイン電極という)9とを有し、そのドレイン電極9をn型導電性半導体基板1に対してショットキー障壁を生じる金属導体とした。
すなわち、本発明のSiC−MOSFETは、ソース電極8とドレイン電極9との間に逆方向電圧が印可された場合、ドレイン電極9の金属導体と半導体基板1との間にショットキー障壁が存在することから、通電電流は阻止され、ソース電極8とドレイン電極9間に設けた外付けの転流ダイオード14が導通し、電流は転流ダイオードへ流れるようになる。これによりSiC−MOSFET内部にあるボディダイオードには通電電流が阻止され、少数キャリアの注入も抑制され、結晶中に積層欠陥が発生して、デバイス特性が劣化するという問題を回避できる。
本発明のSiC−MOSFETのソース電極8とドレイン電極9間に順方向電圧が印可され、ゲート電圧がON状態となる順方向通電時においては、ドレイン電極9に形成したショットキー障壁についてもダイオードの整流作用として同じく順方向となるため、通電は可能である。また、ショットキー障壁を用いた整流作用は少数キャリアの注入がないため、MOSFETの劣化は生じない。これによりSiC−MOSFETのデバイス特性の劣化を防ぐと同時に、SiC−MOSFETの通電時の損失を最小限にできる。またデバイス設計の構造を大きく変更することも無く、生産性に優れたデバイス製造が可能となる。
SiC−MOSFETで用いる半導体の極性としては、正孔の移動度が電子移動度よりも約1/10程度低いため、n型半導体、すなわちSiC−MOSFETのドリフト層となる導電性半導体層(ホモエピタキシャル層)2及び導電性半導体基板1はn型とし、ゲート電極直下の異極半導体はp型として多数キャリアを電子とするnチャネル型のSiC−MOSFETとすることが好ましい。具体的には導電性半導体層(ホモエピタキシャル層)2、及び導電性半導体基板1としてはバンドギャップが大きく高耐圧デバイスに用いる上で有利な窒素をドープしたn型極性を有した4H型の単結晶炭化ケイ素が好ましい。
また、一般的には、SiC−MOSFETのドレイン電極9の金属導体に求められる要求特性としては、整流作用を持たないオーミック接合であるが、本発明では前記のようにボディダイオードの導通を阻止する目的で整流作用を持つショットキー接合とする。ショットキーモデルにおける、整流作用を有する金属と半導体の条件については次のとおりである。すなわち、金属の仕事関数をφm、半導体の電子親和力をχsとした場合にφm>χsの関係が成り立つとき、金属に比べて半導体のフェルミ準位が高く、半導体中の伝導電子が金属中の伝導電子よりも高いエネルギーを持つ。これを接触させると伝導電子が半導体表面から金属へと移動し、イオン化したドナーが残されて、空乏層が形成され、整流作用が現れる。
具体的には、n型炭化ケイ素の場合に選択されるショットキー金属として、金、アルミニウム、ニッケル、チタン等、多数あるが、これら金属を蒸着等により半導体に付着させた後に電極が整流作用を持たないオーミック接合とならないようなプロセス上の配慮は必要である。例えば、ニッケルを用いる場合、ニッケルを蒸着した後に1000℃を超えるような熱処理を実施すると、金属−半導体界面で反応層が生じて、オーミック接合となり、ダイオードとしての整流作用を失う。従って、ニッケルの場合では第3電極の蒸着後は1000℃以下の温度環境、望ましくはマージンを考えて500℃未満の環境に置く必要がある。
また、ショットキー接合となるドレイン電極9のショットキーダイオードとしての逆方向の耐電圧は、ボディダイオードのへの導通を阻止する機能を有すればよく、高い耐電圧特性を有するダイオードを形成する必要はない。反対にショットキーダイオードとしての高耐電圧化を図ると、相反して順方向の電圧降下が増えるため、SiC−MOSFETとしての機能が低下する。従って、下記の関係式を満たすようにするのがよい。
(転流ダイオードの内部抵抗×通電電流の瞬時値の最大値の積)≦(SiC−MOSFETのボディダイオードの閾値電圧+第3電極の逆方向耐電圧)
ちなみに、ショットキー障壁ではなく、電極の電気抵抗を増すことによっても、SiC−MOSFETのボディダイオードの通電を阻止することは可能ではあるが、通電の際に常時損失となるため、SiC−MOSFETの順方向では電気抵抗が低く、逆方向通電時に電気抵抗を高めることは単純な電気抵抗の増加では実現はできない。そのため、本発明で開示したようなショットキーダイオードとしての整流作用を持つ構造が必要となる。
以下、実施例に基づき、本発明について具体的に説明する。なお、本発明はこれらの内容に制限されるものではない。
(第1の実施例)
図1は、本発明の第1の実施例を説明するための模式図であって、縦型SiC−MOSFETの単位セル構造の断面図を示す。
図中の1は、4Hポリタイプで1×1019cm−3以上の窒素がドーピングされたn型−SiC半導体基板(導電性半導体基板)であって、厚さは350μmである。2はSiC半導体基板1の表面側に形成されたホモエピタキシャル層(導電性半導体層)であって、1×1016cm−3の窒素がドーピングされ、厚さは10μmである。3はホモエピタキシャル層2の表面側に4×1018cm−3のアルミニウムが深さ0.5μmまでドーピングされたp型層(pウェル)である。4は、同じくホモエピタキシャル層2の表面側に1×1020cm−3の窒素を深さ約0.3μmまでドーピングしたn型の層である。5は厚さ約30nmのシリコン酸化膜の金属絶縁層(絶縁体)であり、また、その上には厚さ1μmのアルミニウム金属(金属導体)を付与して電極6が形成されており、本発明に係る第1電極(ゲート電極)に相当する。8は、3のp型層の上に形成された厚さ1μmのアルミニウム金属の電極であり、第2電極(ソース電極)に相当し、隣接する6の電極とは厚さ0.5μmのシリコン酸化物7で層間絶縁されている。ゲート電極6を介して左右対称にあるソース電極8間のピッチは15μmとし、図1に示したセルの幅は30μmとした。
更に、9はSiC半導体基板1の裏面に設けられたニッケル金属からなるショットキー接合となる電極であって、本発明に係る第3電極(ドレイン電極)に相当する。すなわち、ドレイン電極9とSiC半導体基板1との間にショットキーダイオード12を形成している。このドレイン電極9の上には厚さが1μmであって、外部電極と接合するためのアルミニウム電極10が積層されている。この図1に示した第1の実施例に係る単位セルの奥行きは30μmであって、上面からとらえて正方形を成しており、これらのセルを連続させて同一のSiC半導体基板面内に多数構成し、個々の電極を並列接続して、全体としては3mm角のサイズでデバイス・1チップを構成した。以上の構成で耐電圧が約1kV、定格電流が18A程度のSiC−MOSFETとなった。
次に、本素子(3mm角のデバイス・1チップ)の動作を図2の簡易回路図を用いて説明する。破線11で囲まれた内部が図1で示した本発明のSiC−MOSFETである。図中のローマ字はそれぞれD(ドレイン電極)、G(ゲート電極)、S(ソース電極)に相当する。12はMOSFETと順方向を一致させ直列に挿入されたショットキーバリアダイオードを示し、先に述べた9のニッケル金属からなるドレイン電極で形成される部分を示す。14はシリコンのファストリカバリーダイオード(FRD)からなる転流ダイオードであり、図1のSiC−MOSFETの外付けとなる素子である。
一般に耐圧が1kV程度のFRDの順方向内部抵抗は数百mΩと小さく、(転流ダイオードの内部抵抗×通電電流の瞬時値の最大値の積)≦(SiC−MOSFETのボディダイオードの閾値電圧+第3電極の逆方向耐電圧)を満足する条件の実現のためには、大電流の通電が必要となるが、長時間の通電は素子や配線の温度上昇につながり実験上の困難が生じることから、ここでは、本発明の効果を知るために、1Ωの抵抗値を有する抵抗器13を転流ダイオード12と直列に付加して、転流ダイオードの疑似的な内部抵抗とした。
本SiC−MOSFETの順方向(ドレインーソース間)に電流を流す場合は、ドレイン電極Dをプラス、ソース電極Sをグランドとし、ゲートGにプラスの電圧を印可することで、順方向(ドレインーソース間)に電流が流れる。この場合、ショットキーバリアダイオード12も順方向の電圧印加となるため、通電可能である。順方向電流を遮断する場合はゲート電圧をOFF(閾値電圧以下)にする。
ゲート電圧をOFFにした状態で、逆方向(ソースSがプラス)の電圧を印加すると、ショットキーバリアダイオード12の逆方向となり、整流作用で電流は流れない。この作用により、MOSFET内部のボディダイオードを電流は通過することなく、転流ダイオード14に電流が流れる。SiC−MOSFETに逆電圧を印可する前と後で、MOSFETの特性の変化をみるため、SiC−MOSFETの順方向特性を観察した。具体的にはMOSFETに順方向電圧を印可し、ゲート電圧をONとして、ドレイン電流I、ドレイン−ソース間電圧VdSを測定した。その結果を図5に示す。SiC−MOSFETに逆電圧を印可する前の実線a、逆電圧を1時間程度印加した後の特性を破線a’で示したが、特段の変化は見られなかった。
次に、図3に示した従来のSiC−MOSFETについて、比較参照用に説明する。この図3に示したSiC−MOSFETは、図1とほぼ同様な構成であるが、異なる部分はショットキー金属となるニッケル金属9を有さずに、アルミウム金属10−1をSiC半導体基板1に直接蒸着させてドレイン電極としており、ゲート電極6及びソース電極8を含めて全ての電極がオーミック接合となるように熱処理が施されている点である。
この従来のSiC−MOSFETの動作について、図4の簡易回路図を用いて説明する。本発明のSiC−MOSFETとの違いは、図2の12に相当するダイオードが存在しないことである。順方向に電流を流す場合は、本発明の場合と同様にドレイン電極Dをプラス、ソース電極Sをグランドとし、ゲート電極Gにプラス電圧を印可すると、順方向に電流が流れる。順方向電流を遮断する場合はゲート電圧GをOFF(閾値電圧以下)にする。
ゲート電圧GをOFFにした状態で、逆方向(ソース電極がプラス、ドレイン電極がソース電圧以下)の電圧を段階的に印加すると、電圧が低い場合は、MOSFET内部のボディダイオードを電流は通過することなく、外付けの転流ダイオード14に電流が流れるが、電流値が約2Aあたりから徐々にボディダイオードにも転流していることが電流プローブ等による観察で観測された。転流ダイオード14の内部抵抗が2A通電時で0.5Ω、直列の抵抗器が1Ωであったため、ソース−ドレイン間には約3Vの電位差が生じていたことになるが、この電位差が炭化ケイ素のPN接合順電圧降下である3Vを上回ったため、電流がSiC−MOSFETのボディダイオードへも並行して流れたものと考えられる。更に10A通電させ、その際の電圧を一定にして、数時間の通電を行ったところ、流れる電流値は徐々に低下していった。これは、SiC−MOSFETのボディダイオードが通電と共に劣化し、回路全体の抵抗が増したことが原因と考えられる。
また、従来のSiC−MOSFETに逆電圧を印可する前と後で、SiC−MOSFETの特性の変化をみるため、図3に示したSiC−MOSFETの順方向特性を観察した。具体的にはSiC−MOSFETに順方向電圧を印可し、ゲート電圧をONとして、ドレイン電流I、ドレイン−ソース間電圧VdSを測定した。その結果を図6に示す。SiC−MOSFETに逆電圧を印可する前を実線b、逆電圧を1時間程度印加した後の特性を破線b’で示したが、ボディダイオード通電後はSiC−MOSFETの順方向I−V特性は抵抗値が上がり、明らかな劣化が観測された。
次に、図1で示した本発明のSiC−MOSFETの製造方法について、図7(7-1〜7-6)を用いて説明する。
4Hポリタイプで1×1019cm−3以上の窒素がドーピングされたn型−SiC半導体基板1の上に、CVD装置にて、1600℃以上の温度で1×1016cm−3の窒素がドーピングされた厚さ10μmのホモエピタキシャル成長を行い、エピタキシャル層2を形成した。
次に、p型層3を形成するためにCVD法により、マスク材となるSiO膜16をエピタキシャル層2の表面に厚さ1μmで蒸着した(図7-1)。次に、フォトリソグラフでパターンを形成し、エッチングを行うことでSiO膜16にp型層3部分に相当する開口部を設けた(図7-2)。そして、p型層となる部分3には不純物をアルミニウムとして、加速エネルギーを100keV〜200keVとしたイオンインプランテーション(イオン注入)にて500℃以上の温度で注入した(図7-3)。なお、18は、上記エッチングにより残されたSiO膜を示す。また、19は、イオンインプランテーションした個所を示す。
次いで、SiO膜18のマスクをいったん除去後、再度SiOでマスクを行い、n型層4を形成するため部分的にマスクを除去して開口部を設け、高濃度の窒素を不純物として、加速エネルギーを100keV〜200keVとしたイオンインプランテーションにて注入し、n型層4を形成した。マスクを除去後、アルゴンガス雰囲気の中で1600℃で20分間のアニールを実施し、p型層3、及びn型層4を活性化した後、1200℃で2時間の熱酸化を行い、ゲート酸化膜に相当するSiO酸化層5を付与した(図7-4)。
次に、通常のフォトリソ工程にて、ゲート電極に相当するアルミウム電極6を形成した。更に、ゲート電極6とソース電極8との層間の絶縁層(シリコン酸化物7)となるSiOをCVD法により堆積した後、フォトリソ工程にて、ゲート電極6の両端に当たる部分にソース電極8を設けるために余分な層間絶縁層を取り除いた。その後、アルミニウムを蒸着堆積し、ソース電極8を形成した。ここで、ソース電極のオーミック接続を確保するために、アルゴンガス雰囲気の中で500℃で5分間のアニールを実施した(図7-5)。最後にSiC半導体基板1の裏面にニッケル金属9を蒸着してドレイン電極を形成した後、アルミニウム電極10を蒸着にて積層させた。
以上の工程により、図1に示した本発明のSiC−MOSFETを製造した。ちなみに、図3で示した従来のSiC−MOSFETについてもほぼ同様なプロセスで製造したが、異なる点はニッケル金属9を用いずに、SiC半導体基板1の裏面にアルミニウム電極10を直接蒸着し、最終工程でソース電極、ドレイン電極のオーミック接続を形成するため、アルゴンガス雰囲気の中で500℃、5分間のアニールを実施した点である。なお、上記の製造法は、本発明を実現するための一例に過ぎず、製造にあたっては多数のプロセス手順、組み合わせが存在するが、本発明のSiC−MOSFETを実現するための製造上のポイントは、熱処理等でドレイン電極に設けたショットキー金属がSiC半導体基板1と完全なオーミック接合とならないように工程を組む点にある。
(第2の実施例)
図8は、本発明の第2の実施例を説明するための模式図であり、縦型SiC−MOSFETの単位セル構造の断面図を示す。図中、21は4Hポリタイプで5×1018cm−3以上の窒素がドーピングされたn型−SiC半導体基板(導電性半導体基板)であって、厚さは300μmである。22はSiC半導体基板21の表面に形成されたホモエピタキシャル層であって、5×1015cm−3の窒素がドーピングされ、厚さは30μmである。23はホモエピタキシャル層22の表面側に5×1018cm−3のアルミニウムが深さ0.7μmまでドーピングされたp型層(pウェル)であり、24は、同じくホモエピタキシャル層22の表面側に1×1020cm−3の窒素を深さ約0.3μmまでドーピングしたn型の層である。25は厚さ約50nmのSiOの絶縁層(絶縁体)であって、その上に厚さ1μmのアルミニウム金属26を付与して、第1電極(ゲート電極)が形成されている。28は23のp型層の上に形成された厚さ1μmのアルミニウム金属の電極であり、第2電極(ソース電極)に相当し、隣接する26のゲート電極とは厚さ1μmのシリコン酸化物27で層間絶縁されている。ゲート電極26を介したソース電極間ピッチは15μmとし、図8に示したセルの幅は30μmとした。
また、29は、SiC半導体基板1の裏面に設けられたアルミニウム金属からなるショットキー接合となる電極であって、本発明に係る第3電極(ドレイン電極)に相当する。そして、図8に示したセルの奥行きは30μmであって、上面からとらえて正方形を成しており、これらのセルをSiC基板面内に多数構成し、個々の電極を並列接続して、全体として5mm角でワンチップを構成した。以上の構成で耐電圧が2.5kV、定格電流が40A程度のSiC−MOSFETを構成した。
本実施例においても、先の実施例と同様、転流ダイオードを付与してSiC−MOSFETの逆方向電圧を加えて電流を流したが、ボディダイオードの抵抗、MOSFETの順方向I−V特性に特段の変化は見られなかった。製造方法については、図3で説明した従来のSiC−MOSFETとほぼ同様であるが、異なる点はソース電極28のアルミニウムは蒸着後、500℃で3分間、アルゴンガス雰囲気で熱処理を実施したが、ドレイン電極29のアルミニウム金属の蒸着後は、熱処理を実施しなかった点にある。本実施例のように同じ電極金属であっても熱処理の有無、あるいは熱処理温度や時間の加減によりオーミック接合とショットキー接合とを造り分けることが可能である。本質的なポイントは金属と導電性半導体基板との間にオーミック接合となる合金層を高温化で生成しないことである。
以上の実施例では、現状、良質なp型SiC半導体基板の入手が困難であったため、nチャネルMOSFETの実施例にて説明したが、p型SiC半導体基板をベースとしたpチャネルMOSFETであっても原理的には適用可能である。また、MOSFET構造は横型であっても適用は可能であるが、高耐圧大電力用としては縦型構造が好ましい。また、ショットキー接合となる金属であれば、第3電極(ドレイン電極)を形成する金属は単一の組成である必要はなく、例えば、チタンとアルミニウムとの合金組成などであってもよい。
1 導電性半導体基板
2 SiCホモエピタキシャル層
3 p型層
4 n型層
5 SiO
6 アルミニウム電極(ゲート電極)
7 層間絶縁層
8 アルミニウム電極(ソース電極)
9 ニッケル電極(ドレイン電極)
10 アルミニウム電極
11 本発明のMOSFET
12 ショットキー接合ダイオード
13 抵抗器
14 転流ダイオード
15 従来のMOSFET
a MOSFETのIV特性
a’ MOSFETのIV特性
b MOSFETのIV特性
b’ MOSFETのIV特性
16 SiO
21 導電性半導体基板
22 SiCホモエピタキシャル層
23 p型層
24 n型層
25 SiO
26 アルミニウム電極(ゲート電極)
27 層間絶縁層
28 アルミニウム電極(ソース電極)
29 アルミニウム電極(ドレイン電極)

Claims (3)

  1. 単結晶炭化ケイ素からなる導電性半導体基板の表面側にホモエピタキシャル層を有して、該ホモエピタキシャル層上に絶縁体となる酸化膜を介して金属導体を形成してなる第1電極と、前記ホモエピタキシャル層と異なる極性を有した領域上に金属導体を形成してなる第2電極と、前記導電性半導体基板の裏面側に金属導体を形成してなる第3電極とを備えた縦型の金属酸化膜半導体電界効果トランジスタにおいて、前記第3電極の金属導体と前記導電性半導体基板との間がショットキー接合を形成していることを特徴とする金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ。
  2. 前記単結晶炭化ケイ素からなる導電性半導体基板が4H型結晶構造であって、かつ、窒素をドープしたn型極性を有することを特徴とする請求項1に記載の金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ。
  3. 請求項1又は2に記載の金属酸化膜半導体電界効果トランジスタにおける第1電極と第2電極との間に転流ダイオードを外付けした半導体デバイス。
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