JPH08147617A - 磁気ヘッド - Google Patents
磁気ヘッドInfo
- Publication number
- JPH08147617A JPH08147617A JP6328373A JP32837394A JPH08147617A JP H08147617 A JPH08147617 A JP H08147617A JP 6328373 A JP6328373 A JP 6328373A JP 32837394 A JP32837394 A JP 32837394A JP H08147617 A JPH08147617 A JP H08147617A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- ferrite
- gap
- magnetic head
- magnetic core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/127—Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
- G11B5/187—Structure or manufacture of the surface of the head in physical contact with, or immediately adjacent to the recording medium; Pole pieces; Gap features
- G11B5/1875—"Composite" pole pieces, i.e. poles composed in some parts of magnetic particles and in some other parts of magnetic metal layers
- G11B5/1877—"Composite" pole pieces, i.e. poles composed in some parts of magnetic particles and in some other parts of magnetic metal layers including at least one magnetic thin film
- G11B5/1878—"Composite" pole pieces, i.e. poles composed in some parts of magnetic particles and in some other parts of magnetic metal layers including at least one magnetic thin film disposed immediately adjacent to the transducing gap, e.g. "Metal-In-Gap" structure
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/127—Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/127—Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
- G11B5/133—Structure or manufacture of heads, e.g. inductive with cores composed of particles, e.g. with dust cores, with ferrite cores with cores composed of isolated magnetic particles
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/127—Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
- G11B5/133—Structure or manufacture of heads, e.g. inductive with cores composed of particles, e.g. with dust cores, with ferrite cores with cores composed of isolated magnetic particles
- G11B5/1335—Assembling or shaping of elements
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/127—Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
- G11B5/187—Structure or manufacture of the surface of the head in physical contact with, or immediately adjacent to the recording medium; Pole pieces; Gap features
- G11B5/1871—Shaping or contouring of the transducing or guiding surface
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/127—Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
- G11B5/187—Structure or manufacture of the surface of the head in physical contact with, or immediately adjacent to the recording medium; Pole pieces; Gap features
- G11B5/193—Structure or manufacture of the surface of the head in physical contact with, or immediately adjacent to the recording medium; Pole pieces; Gap features the pole pieces being ferrite or other magnetic particles
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/127—Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
- G11B5/187—Structure or manufacture of the surface of the head in physical contact with, or immediately adjacent to the recording medium; Pole pieces; Gap features
- G11B5/255—Structure or manufacture of the surface of the head in physical contact with, or immediately adjacent to the recording medium; Pole pieces; Gap features comprising means for protection against wear
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Magnetic Heads (AREA)
Abstract
するとともに、磁気記録媒体摺動面の偏摩耗が防止され
摩耗特性に優れた磁気ヘッドを提供する。 【構成】 単結晶フェライト1m,1nと多結晶フェラ
イト2m,2nを接合した接合フェライトより成る一対
の磁気コア半体3m,3nが接合一体化され、これら磁
気コア半体3m,3nの突き合わせ面間に磁気ギャップ
g1が形成されて成る磁気ヘッドにおいて、単結晶フェ
ライト1m,1nを磁気コア半体3m,3nの突き合わ
せ面側に配し、熱間等方圧プレス処理を施した多結晶フ
ェライト2m,2nを磁気コア半体3m,3nの突き合
わせ面の反対側に配する。なお、単結晶フェライト3
m,3nは、媒体摺動面1aが(211)面、ギャップ
面が(111)面、磁気ヘッド側面1cが(110)面
で、且つ<100>結晶軸方向が磁気ギャップをはさん
で対称とされていることが好ましい。
Description
ー等に使用される磁気ヘッドに関し、特に耐摩耗性の向
上に関する。
イト31m,31nと多結晶フェライト32m,32n
を接合した接合フェライトより成る一対の磁気コア半体
33m,33nが接合一体化され、これら磁気コア半体
33m,33nの突き合わせ面間に磁気ギャップg3が
形成されて成る磁気ヘッドは、磁気ヘッドの上部である
磁気記録媒体摺動面側が単結晶フェライト31m,31
n、磁気ヘッドの下部である磁気ヘッド底面側が多結晶
フェライト32m,32nで構成される。
ギャップg3上で磁気ヘッドに接するように、一対の磁
気コア半体33m,33nの接合部に形成される磁気ギ
ャップg3の位置と、単結晶フェライト31m,31n
の磁気記録媒体摺動面の頂部(以下、R−TOPとい
う。)の位置が一致するように形成される。
ト31m,31nのボリュームが少なく、多結晶フェラ
イト32m,32nが磁気ヘッドの大部分を占めている
ために、摺動ノイズの低減に大きな効果がある。
晶フェライト31m,31nの面方位を、磁気記録媒体
と摺接する媒体摺動面31aが(211)面、磁気コア
半体の突き合わせ面であるギャップ面が(111)面、
磁気ヘッド側面31cが(110)面となるようにし、
一方の単結晶フェライト31mの<100>結晶軸方向
A3と、他方の単結晶フェライト31nの<100>結
晶軸方向A4とが、磁気ギャップg3をはさんで対称と
なるようにすることにより、優れた電磁変換特性を得る
ことができる。
又は図11に示すように、一方の単結晶フェライト31
mの<100>結晶軸方向A3と、他方の単結晶フェラ
イト31nの<100>結晶軸方向A4とが、磁気ギャ
ップg3をはさんで対称となるようにすると、磁気記録
媒体摺動方向Bに対する結晶軸の角度が左右の単結晶フ
ェライトコア31m,31nでそれぞれ異なるため、耐
摩耗性がそれぞれの磁気コア半体33m,33nで異な
り、これに起因して、左右の磁気コア半体33m,33
nが均等に摩耗しない、いわゆる偏摩耗が発生してしま
う。
11に示すように、R−TOPの位置Rと磁気ギャップ
g3の位置Gとの間に、いわゆるR−TOPずれ量Tが
生じて、磁気ギャップg3の位置GとR−TOPの位置
Rが一致しなくなり、磁気記録媒体と磁気ヘッドの当た
りが劣化してしまう。すなわち、磁気記録媒体と磁気ヘ
ッドの接する位置が、偏摩耗によってずれたR−TOP
の位置Rとなり、磁気記録媒体が磁気ギャップg3上で
磁気ヘッドに接しなくなってしまう。
解消すべく提案されたものであって、摺動ノイズが低
く、優れた電磁変換特性を有しているとともに、磁気記
録媒体摺動面の偏摩耗が防止され摩耗特性に優れた磁気
ヘッドを提供することを目的とする。
めに完成された本発明の磁気ヘッドは、単結晶フェライ
トと多結晶フェライトを接合した接合フェライトより成
る一対の磁気コア半体が接合一体化され、これら磁気コ
ア半体の突き合わせ面間に磁気ギャップが形成されて成
る磁気ヘッドにおいて、上記単結晶フェライトが磁気コ
ア半体の突き合わせ面側に配され、上記多結晶フェライ
トが磁気コア半体の突き合わせ面の反対側に配されてい
ることを特徴とする。
の面方位が、磁気記録媒体と摺接する媒体摺動面が(2
11)面、磁気コア半体の突き合わせ面であるギャップ
面が(111)面、磁気ヘッド側面が(110)面であ
り、且つ<100>結晶軸方向が磁気ギャップをはさん
で対称とされていることが好ましい。
多数の気孔が存在しているが、上記磁気ヘッドのよう
に、多結晶フェライトが媒体摺動面上に露出するとき
に、多結晶フェライトに気孔が存在していると、気孔に
よって媒体摺動特性が劣化してしまう。したがって、上
記磁気ヘッドでは、気孔を低減した多結晶フェライトを
用いたほうがよい。具体的には、例えば、多結晶フェラ
イトに、予め熱間等方圧プレス処理を施して気孔を低減
した多結晶フェライトを用いたほうがよい。
一対の磁気コア半体が接合一体化され、これら磁気コア
半体の突き合わせ面間に磁気ギャップが形成されてなる
磁気ヘッドであればどのような磁気ヘッドでもよく、例
えば、磁気コア半体の突き合わせ面に金属磁性薄膜が配
された、いわゆるメタル・イン・ギャップタイプの磁気
ヘッドや、磁気コア半体の突き合わせ面に金属磁性薄膜
が配されるとともに、磁気ギャップ面と、磁気コア半体
−金属磁性薄膜間の境界面に一定の角度を設けた、いわ
ゆるチルティッド・センダスト・スパッタタイプの磁気
ヘッド等であってもよい。
面の大部分が、磁気ギャップ近傍を除いて、均一に摩耗
する多結晶フェライトで形成されているため、左右の磁
気コア半体の耐摩耗性がほぼ同じとなる。したがって、
両磁気コア半体が均一に摩耗するため、偏摩耗が生じる
ことがない。
晶フェライトを用いた場合は、多結晶フェライトに気孔
がほとんど存在しないため、気孔部のエッジで磁気記録
媒体の表面に傷を付けたり、気孔部に詰まった磁性粉に
よりスペーシングが生じたりすることがなく、良好な媒
体摺動特性が得られる。
晶フェライトと多結晶フェライトを接合した接合フェラ
イトを用いているので、摺動ノイズを低く抑えることが
できる。そして、磁気記録媒体と摺接する媒体摺動面が
(211)面、磁気コア半体の突き合わせ面であるギャ
ップ面が(111)面、磁気ヘッド側面が(110)面
であり、<100>結晶軸方向が磁気ギャップをはさん
で対称とされている単結晶フェライトで磁気ギャップを
形成した場合、特に優れた電磁変換特性が得られる。
しながら詳細に説明する。
て、単結晶フェライト1m,1nと多結晶フェライト2
m,2nを接合した接合フェライトより成る一対の磁気
コア半体3m,3nが接合されて成る。そして、接合さ
れた一対の磁気コア半体3m,3nによって閉磁路が構
成され、これら磁気コア半体3m,3nの突き合わせ面
間に記録再生ギャップとして動作する、所定のアジマス
角を有する磁気ギャップg1が形成される。
気ギャップg1のトラック幅を規制するために、磁気ギ
ャップg1の両側面にトラック幅規制溝4m,4nが形
成され、これら磁気コア半体3m,3nの突き合わせ面
側の形状は略台形状とされる。すなわち、台形の上面に
相当する部分として、磁気ギャップg1を形成する平面
であるギャップ形成面が形成され、台形の両側面に相当
する部分として、ギャップ形成面の両端縁側に位置する
曲面であるトラック幅規制溝4m,4nが形成される。
そして、これら磁気コア半体3m,3nの突き合わせ面
には、コイルを巻装させるための巻線用溝5m,5nが
断面略コ字状をなす溝として、各磁気コア半体3m,3
nの相対向する位置にコア厚方向に貫通して設けられて
いる。そして、これら磁気コア半体3m,3nは、融着
ガラス8により接合されている。
る単結晶フェライト1m,1nと多結晶フェライト2
m,2nは、これらの接合面が、磁気コア半体3m,3
nの突き合わせ面であるギャップ面と平行とされ、単結
晶フェライト1m,1nが磁気コア半体3m,3nの突
き合わせ面側に配され、多結晶フェライト2m,2nが
磁気コア半体3m,3nの突き合わせ面の反対側に配さ
れる。したがって、磁気記録媒体摺動面は、磁気ギャッ
プg1近傍の部分が単結晶フェライト1m,1nで形成
され、他の部分が多結晶フェライト2m,2nで形成さ
れる。
結晶フェライト2m,2nの接合面とギャップ面との間
の距離、すなわち単結晶フェライト1m,1nの厚さt
1は、磁気記録媒体の磁気ヘッドに対する摺動方向の当
たり長よりも小さくなるように形成される。これは、磁
気記録媒体が摺動する際、磁気記録媒体が、単結晶フェ
ライト1m,1nで形成される磁気ギャップg1近傍を
摺動するだけでなく、偏摩耗を防止するために、摩耗特
性が左右の磁気コア半体3m,3nで同一である多結晶
フェライト2m,2n部分においても摺動するようにす
るためである。なお、本実施例では、単結晶フェライト
1m,1nの厚さt1は、約50μmとした。
は、良好な電磁変換特性が得られるようにするために、
媒体摺動面1aが(211)面、ギャップ面が(11
1)面、磁気ヘッド側面1cが(110)面となるよう
に配され、かつ、一方の磁気コア半体3mの単結晶フェ
ライト1mの<100>結晶軸方向と、他方の磁気コア
半体3nの単結晶フェライト1nの<100>結晶軸方
向とが磁気ギャップg1をはさんで対称となるように配
される。
には、例えば、図2に示すように、一方の磁気コア半体
の単結晶フェライト1mの<100>結晶軸方向A1と
媒体摺動方向B1の成す角度θ1を約125度とし、他
方の磁気コア半体の単結晶フェライト1nの<100>
結晶軸方向A2と媒体摺動方向B1の成す角度θ2を約
55度とする。あるいは、これとは逆に、図3に示すよ
うに、一方の磁気コア半体の単結晶フェライト1mの<
100>結晶軸方向A1と媒体摺動方向B1の成す角度
θ1を約55度とし、他方の磁気コア半体の単結晶フェ
ライト1nの<100>結晶軸方向A2と媒体摺動方向
B1の成す角度θ2を約125度とする。
4に示すように、平板状の単結晶フェライト基板1と平
板状の多結晶フェライト基板2とを接合して、平板状の
接合フェライト基板3を作製する。ここで、単結晶フェ
ライト基板1には、Mn−Zn単結晶フェライト等が好
適である。そして、単結晶フェライト基板1と多結晶フ
ェライト基板2を接合する際は、単結晶フェライト基板
1を、媒体摺動面1aが(211)面に、ギャップ面1
bが(111)面に、磁気ヘッド側面1cが(110)
面になるように配し、単結晶フェライト基板1と多結晶
フェライト基板2の接合面がギャップ面1bと平行とな
るように接合する。なお、本実施例では、単結晶フェラ
イト基板1の厚さは約50μmとした。
に、媒体摺動面1aに平行な方向に巻線用溝5及びガラ
ス充填用溝6を形成する。その後、更にギャップ面1b
に、巻線用溝5及びガラス充填用溝6に垂直な方向にト
ラック幅規制溝4を一定のピッチで複数形成する。そし
て、ギャップ面1bを鏡面研磨して、一対の磁気コア半
体ブロック7m,7nを作製する。
7nのギャップ面1b上に、SiO2 等の非磁性材料か
らなるギャップ膜(図示は省略)を成膜する。このギャ
ップ膜は、磁気ギャップとなるものであり、各磁気コア
半体ブロック7m,7nに成膜するギャップ膜の膜厚
は、作製する磁気ヘッドのギャップ長の半分となるよう
する。
製した一対の磁気コア半体ブロック7m,7nを、それ
ぞれのギャップ面1bが対向するように突き合わせて、
相対向する巻線用溝5及ガラス充填用溝6内にそれぞれ
ガラス棒を挿入した後、当該ガラス棒を溶融する。この
結果、図7に示すように、ガラス棒が溶けて、当該融着
ガラス8によって磁気コア半体ブロック7m,7nが接
合一体化され、磁気コアブロック9が形成される。
7nの接合は、上述のようなガラス融着による接合に限
られるものではなく、例えば、金属膜同士の熱拡散によ
る低温熱拡散接合を用いても構わない。ここで、低温熱
拡散接合による磁気コア半体ブロックの接合とは、磁気
コア半体ブロックの突き合わせ面にAu等の金属薄膜を
成膜し、これら金属薄膜同士を突き合わせ、所定の圧力
を加えるとともに低温で加熱することにより接合を行う
ものである。
円筒研磨を施すとともに、磁気記録媒体の磁気ヘッドに
対する当たり幅を規制するために、媒体摺動面の両端と
なる位置に当たり幅規制溝を、所定のアジマス角を有す
るように形成する。
断して磁気コアとし、この切り出された磁気コアを所定
の形状に整えて、上述した図1に示すような磁気ヘッド
とする。
の磁気ヘッドと比較して評価した。評価は、これらの磁
気ヘッドを、ソニー株式会社製のベータカムSP用デッ
キ(機種名:BVW−50)、及びソニー株式会社製の
ベータカムSP用テープ(商品名:BCT−90ML)
を用いて、25℃、80%RHの環境下で24時間、テ
ープを走行させた後、R−TOPずれ量、すなわち媒体
摺動面の頂部と磁気ギャップの間の距離を測長して行っ
た。なお、R−TOPずれ量の測長は干渉縞顕微鏡を用
いて行った。R−TOPずれ量を測長した結果を表1に
示す。
気ヘッドは、従来の磁気ヘッドに比べて、R−TOPず
れ量が非常に小さくなっている。すなわち、本実施例の
磁気ヘッドは、偏摩耗が生じにくく、摩耗特性に優れた
磁気ヘッドであると言える。
プの磁気ヘッドであり、図8に示すように、磁気コア半
体23m,23nの突き合わせ面に金属磁性薄膜24
m,24nが配される以外は、実施例1と同様に構成さ
れる。すなわち、本実施例の磁気ヘッドは、主として、
単結晶フェライト21m,21nと多結晶フェライト2
2m,22nを接合した接合フェライトより成る一対の
磁気コア半体23m,23nが、これら磁気コア半体2
3m,23nの突き合わせ面に金属磁性薄膜24m,2
4nが成膜された上で、接合されて成る。そして、磁気
コア半体23m,23n及び金属磁性薄膜24m,24
nによって閉磁路が構成され、これらの突き合わせ面間
に記録再生ギャップとして動作する、所定のアジマス角
を有する磁気ギャップg2が形成される。
コア半体23m,23nの突き合わせ面に、フロント側
よりバック側にわたって連続した膜として被着形成され
る。すなわち、金属磁性薄膜24m,24nは、磁気コ
ア半体23m,23n上に、磁気ギャップ形成面上及び
トラック幅規制溝25m,25nにわたって連続した膜
として形成されている。
料としては、高飽和磁束密度且つ軟磁気特性に優れた強
磁性金属材料であればよく、例えば、Fe系合金、Fe
−Ni系合金、Fe−C系合金、Fe−Al−Si系合
金、Fe−Ga−Si系合金、Fe−Al−Ge系合
金、Fe−Ga−Ge系合金、Fe−Si−Ge系合
金、Fe−Co−Si系合金、Fe−Ru−Ga−Si
系合金、Fe−Co−Si−Al系合金等の結晶質材料
や、Co−Zr−Nb、Co−Zr−Nb−Ta、Co
−Zr−Pd−Mo、Co−Zr−Pd−Ru等のアモ
ルファス合金が挙げられる。また、一般に使用されるア
モルファス合金(例えば、Fe,Ni,Coのうちの1
以上の元素とP,C,B,Siのうちの1以上の元素と
からなる合金、またはこれを主成分としてAl,Be,
Sn,In,Mo,W,Ti,Mn,Cr,Zr,H
f,Nb等を添加したメタル−メタロイド系アモルファ
ス合金。あるいは、Co−Zr,Co−Hf等の遷移元
素を主成分とする合金、またはこれを主成分として希土
類元素を添加したメタル−メタル系アモルファス合金)
等も、当然のことながら使用可能である。
層であってもよいが、高周波領域での渦電流損失を低減
させるために、薄膜の金属磁性層と非磁性絶縁層とを交
互に積層してなる積層膜構造としてもよい。この場合、
非磁性絶縁層には、SiO2,Ta2O5,Al2O3,Z
rO2 ,Si3N4等の如き材料よりなる層が使用でき
る。
と同様に一対の磁気コア半体ブロックを作製した後、磁
気コア半体ブロックのギャップ面上に金属磁性材料を所
定の厚みだけ成膜した上で、SiO2 等の非磁性材料か
らなるギャップ膜を成膜すればよい。このように金属磁
性薄膜を成膜する以外は、実施例1と同様に作製すれば
よい。
動面が、磁気ギャップ近傍を除いて、均一に摩耗する多
結晶フェライトで形成されているため、左右の磁気コア
半体の耐摩耗性がほぼ同じとなり、実施例1の磁気ヘッ
ドと同様に、偏摩耗が防止される。
下、HIP処理という。)を施した多結晶フェライトを
用いる以外は、実施例1又は実施例2の磁気ヘッドと同
様に構成される。
る際は、先ず、フェライト原料粉を湿式混合し、これを
乾燥させた後、所定のサイズのブロックにプレス成形す
る。次に、このブロックを1300℃程度の温度のもと
で約5時間かけて焼結して、多結晶フェライト基板を作
製する。このときの多結晶フェライト基板には、2〜5
μm程度の気孔が多数存在しており、この多結晶フェラ
イト基板の気孔率は4〜5%程度である。
処理を施す。ここで、HIP処理は、例えば、Arガス
を用いて、圧力を約100MPa、温度を約1200
℃、処理時間を2〜5時間として行う。このように多結
晶フェライト基板にHIP処理を施すことにより気孔が
大幅に減少し、この多結晶フェライト基板の気孔率は
0.1%以下となる。
イト基板と、単結晶フェライト基板とを、1MPaで加
圧しながら、約1100℃で3時間程度加熱接合して、
接合フェライト基板を作製する。
イト基板を用いて、実施例1又は実施例2と同様に、磁
気ヘッドを作製する。
ライトを用いた本実施例の磁気ヘッドでは、多結晶フェ
ライト部分に気孔がほとんど存在しないため、多結晶フ
ェライト部分を磁気記録媒体が摺動しても、気孔部のエ
ッジで磁気記録媒体の表面に傷を付けたり、気孔部に詰
まった磁性粉等によりスペーシングが生じたりすること
がなく、良好な媒体摺動特性が得られる。
ェライトを用いた磁気ヘッドでは、気孔部に磁性粉等が
詰まったりするので、一定時間(例えば50時間程度)
毎に、クリーニングテープを走行させて、クロッグ状態
にある磁気ヘッド摺動面をクリーニングする必要があっ
たが、このようにHIP処理を施した多結晶フェライト
を用いた磁気ヘッドでは、気孔部に磁性粉等が詰まった
りしないので、このようなクリーニングを行う必要がな
い。
に係る磁気ヘッドにおいては、左右の磁気コア半体の耐
摩耗性がほぼ同じとなって均一に摩耗するため、偏摩耗
が生じることがなく、摩耗特性に優れている。
トを用いた場合は、多結晶フェライト部分に気孔がほと
んど存在しないため、多結晶フェライトが媒体摺動面上
に露出していても、良好な媒体摺動特性が得られる。
フェライトを用いた磁気ヘッドであるので、摺動ノイズ
を低く抑えることができるとともに、優れた電磁変換特
性を得ることができる、
概略斜視図である。
す要部拡大断面図である。
示す要部拡大断面図である。
ある。
である。
斜視図である。
る。
す概略斜視図である。
る。
断面図である。
横断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 単結晶フェライトと多結晶フェライトを
接合した接合フェライトより成る一対の磁気コア半体が
接合一体化され、これら磁気コア半体の突き合わせ面間
に磁気ギャップが形成されて成る磁気ヘッドにおいて、 上記単結晶フェライトが磁気コア半体の突き合わせ面側
に配され、上記多結晶フェライトが磁気コア半体の突き
合わせ面の反対側に配されていることを特徴とする磁気
ヘッド。 - 【請求項2】 前記単結晶フェライトの面方位が、磁気
記録媒体と摺接する媒体摺動面が(211)面、磁気コ
ア半体の突き合わせ面であるギャップ面が(111)
面、磁気ヘッド側面が(110)面であり、且つ<10
0>結晶軸方向が磁気ギャップをはさんで対称とされて
いることを特徴とする請求項1記載の磁気ヘッド。 - 【請求項3】 前記多結晶フェライトが、熱間等方圧プ
レス処理を施された多結晶フェライトであることを特徴
とする請求項1又は2記載の磁気ヘッド。 - 【請求項4】 前記磁気コア半体の突き合わせ面に金属
磁性薄膜が配されていることを特徴とする請求項1、2
又は3記載の磁気ヘッド。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32837394A JP3538930B2 (ja) | 1994-09-21 | 1994-12-28 | 磁気ヘッド |
KR1019950030619A KR100402198B1 (ko) | 1994-09-21 | 1995-09-19 | 자기헤드 |
DE69534614T DE69534614T2 (de) | 1994-09-21 | 1995-09-19 | Magnetkopf |
EP95114758A EP0703571B1 (en) | 1994-09-21 | 1995-09-19 | Magnetic head |
US08/914,900 US5875081A (en) | 1994-09-21 | 1997-08-20 | Magnetic head |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22623394 | 1994-09-21 | ||
JP6-226233 | 1994-09-21 | ||
JP32837394A JP3538930B2 (ja) | 1994-09-21 | 1994-12-28 | 磁気ヘッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08147617A true JPH08147617A (ja) | 1996-06-07 |
JP3538930B2 JP3538930B2 (ja) | 2004-06-14 |
Family
ID=26527070
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32837394A Expired - Fee Related JP3538930B2 (ja) | 1994-09-21 | 1994-12-28 | 磁気ヘッド |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5875081A (ja) |
EP (1) | EP0703571B1 (ja) |
JP (1) | JP3538930B2 (ja) |
KR (1) | KR100402198B1 (ja) |
DE (1) | DE69534614T2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3612906B2 (ja) * | 1996-03-14 | 2005-01-26 | ソニー株式会社 | 磁気ヘッド |
JPH1091912A (ja) * | 1996-09-17 | 1998-04-10 | Sony Corp | 磁気ヘッド |
JP2001118212A (ja) | 1999-10-14 | 2001-04-27 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 磁気ヘッドおよび磁気記録再生装置 |
KR101001875B1 (ko) * | 2006-09-30 | 2010-12-17 | 엘지이노텍 주식회사 | 등방성 에칭을 이용한 미세 패턴 형성방법 및 이를 이용하여 제조된 미세패턴이 형성된 반도체 기판 면상 부재 |
Family Cites Families (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3810245A (en) * | 1971-06-28 | 1974-05-07 | Sony Corp | Single crystal ferrite magnetic head |
JPS5496012A (en) * | 1978-01-13 | 1979-07-30 | Victor Co Of Japan Ltd | Magnetic head |
JPS5753819A (ja) * | 1980-09-16 | 1982-03-31 | Hitachi Ltd | Fukugogatajikihetsudo |
JPS5868215A (ja) * | 1981-10-19 | 1983-04-23 | Alps Electric Co Ltd | 磁気ヘツド及びその製造方法 |
JPH0740335B2 (ja) * | 1983-12-27 | 1995-05-01 | 日本碍子株式会社 | 磁気ヘッド用コアの製造方法 |
JPS60138708A (ja) * | 1983-12-27 | 1985-07-23 | Ngk Insulators Ltd | 磁気ヘッド用コアの製造法 |
JPS63209014A (ja) * | 1987-02-25 | 1988-08-30 | Sony Corp | 接合磁気ヘツド |
JPH01253210A (ja) * | 1988-03-31 | 1989-10-09 | Ngk Insulators Ltd | 多結晶フェライト材料及びその製造法 |
JPH02201719A (ja) * | 1989-01-31 | 1990-08-09 | Mitsumi Electric Co Ltd | 複合磁気ヘッド |
US5001588A (en) * | 1989-06-30 | 1991-03-19 | Ampex Corporation | Composite core magnetic transducer having a wedge shaped core portion |
US5029380A (en) * | 1989-06-30 | 1991-07-09 | Ampex Corporation | Method of making a composite core transducer |
EP0541156B1 (en) * | 1991-11-04 | 1997-04-09 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Magnetic head having a core portion of polycrystalline MnZn ferroferrite |
JPH06111230A (ja) * | 1992-10-01 | 1994-04-22 | Sanyo Electric Co Ltd | 磁気ヘッド |
JPH06314408A (ja) * | 1993-04-30 | 1994-11-08 | Sony Corp | 磁気ヘッド |
-
1994
- 1994-12-28 JP JP32837394A patent/JP3538930B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1995
- 1995-09-19 DE DE69534614T patent/DE69534614T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1995-09-19 EP EP95114758A patent/EP0703571B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1995-09-19 KR KR1019950030619A patent/KR100402198B1/ko not_active IP Right Cessation
-
1997
- 1997-08-20 US US08/914,900 patent/US5875081A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0703571B1 (en) | 2005-11-16 |
EP0703571A2 (en) | 1996-03-27 |
US5875081A (en) | 1999-02-23 |
DE69534614T2 (de) | 2006-07-27 |
KR960011861A (ko) | 1996-04-20 |
KR100402198B1 (ko) | 2004-02-11 |
DE69534614D1 (de) | 2005-12-22 |
EP0703571A3 (en) | 1996-07-31 |
JP3538930B2 (ja) | 2004-06-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0477370B2 (ja) | ||
JP3538930B2 (ja) | 磁気ヘッド | |
JPS6214313A (ja) | 磁気ヘツド | |
JPS60231903A (ja) | 複合型磁気ヘツドおよびその製造方法 | |
KR0152601B1 (ko) | 복합형 자기헤드 코아 및 그 제조방법 | |
JP2723294B2 (ja) | 磁気ヘッド | |
JPH07262510A (ja) | 磁気ヘッド | |
JP2000268311A (ja) | 磁気ヘッド | |
JPS61280009A (ja) | 磁気ヘツド | |
JPS63288407A (ja) | 磁気ヘツドの製造方法 | |
JPH07210810A (ja) | 磁気ヘッド | |
JPH07129910A (ja) | 磁気ヘッド及びその製造方法 | |
JPH06203323A (ja) | 磁気ヘッド及びその製造方法 | |
JPH07220221A (ja) | 磁気ヘッド | |
JPH07220215A (ja) | 磁気ヘッド | |
JPH01185811A (ja) | 磁気ヘッド | |
JPS62162208A (ja) | 磁気ヘツド | |
JPS63209014A (ja) | 接合磁気ヘツド | |
JPS61250806A (ja) | 磁気ヘッドの製造方法 | |
JPH06251322A (ja) | 磁気ヘッド | |
JPH03152706A (ja) | 複合型磁気ヘッド | |
JPH05242422A (ja) | 磁気ヘッド | |
JPH11185212A (ja) | 磁気ヘッド及びその製造方法 | |
JPH11185213A (ja) | 磁気ヘッド及びその製造方法 | |
JPS63255801A (ja) | 複合磁気ヘツドの製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20031226 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040302 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040315 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080402 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090402 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100402 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |