JPH08145019A - 板状物品のケース内固定構造 - Google Patents
板状物品のケース内固定構造Info
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- JPH08145019A JPH08145019A JP30982494A JP30982494A JPH08145019A JP H08145019 A JPH08145019 A JP H08145019A JP 30982494 A JP30982494 A JP 30982494A JP 30982494 A JP30982494 A JP 30982494A JP H08145019 A JPH08145019 A JP H08145019A
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Abstract
がたつきなく固定する。 【構成】 ロアーケース7の台座20の上面には、頂角
が鋭角をなす二等辺三角形断面の突起23が形成されて
いる。組み付けに際しては、(A)のようにプリント基
板1の周縁を突起23の形成されたロアーケース7の台
座20上に載せる。次に、アッパーケース6をロアーケ
ース7の上面に被せると、挟圧部21がプリント基板1
を押さえ、さらにプリント基板1が突起23の先端を潰
しつつ台座20側に押し付けられる。そして(B)のよ
うに、係止鈎部11が復元変形により係止孔12に嵌ま
って上下のケース6、7が互いに嵌合されると、プリン
ト基板1の周縁がアッパーケース6の挟圧部21と、ロ
アーケース7の台座20上の潰された突起23との間で
挟まれて、ケース6、7内で移動不能に固定されて収納
される。
Description
物品をケース内に固定して収納するための構造に関す
る。
て、プリント基板を樹脂ケース内に収納したものが知ら
れている。樹脂ケースは互いに嵌合されるアッパーケー
スとロアーケースからなり、各ケースにはその内周面に
沿った所定位置ごとに、互いに対応する台座が形成され
ている。そして、プリント基板の周縁部を台座の間で挟
みつつ両ケースを嵌合することで、プリント基板をケー
ス内に固定収納する構造となっている。
時に歪が生じたり寸法誤差が出たりするため、上下のケ
ースを嵌合した場合にその嵌合位置にばらつきが出やす
く、プリント基板が対応する台座の間で完全に挟まれな
い場合がある。そうすると、ユニットを車体に取り付け
た場合にその振動を受けてプリント基板が内部でがたつ
き、不快な異音を発する不具合がある。
に、ロアーケースの台座a上に半円球の突起bを設け、
上下のケースを嵌合する場合に、その突起bを潰しつつ
両台座の間でプリント基板を挟み付けることでプリント
基板のがたつきを抑えることが行われていた。
法では、上記のように突起bが半円球であるために突起
b自体を潰すのにきわめて大きな力を要し、必然的に両
ケースの嵌合作業をする場合に大きな力が必要となって
作業がし辛く、作業能率の低下を余儀なくされる欠点が
あった。本発明は上記のような事情に基づいて完成され
たものであって、小さな嵌合力でもって板状物品をケー
ス内にがたつきなく固定できるようにすることを目的と
する。
めの手段として、請求項1の発明は、板状物品と、互い
に嵌合される一対のケースとを具備し、各ケースの内部
に対応して設けられた台座の間で板状物品を挟みつつ前
記両ケースを嵌合することで板状物品をケース内に固定
収納するようにした板状物品のケース内固定構造であっ
て、前記各台座の少なくともいずれか一方に、先端が尖
った突起を設けた構成としたところに特徴を有する。
て、前記突起は断面三角形状であって、その両斜面が傾
斜角度を異にしている構成としたところに特徴を有す
る。請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明
において、前記突起を設けた台座が、挟圧方向に弾性的
な撓み変形可能となっている構成としたところに特徴を
有する。請求項4の発明は、請求項1、請求項2または
請求項3の発明において、前記突起が先端縁が直線状と
なる幅広に形成されている構成としたところに特徴を有
する。
と、板状物品が突起の尖った先端を潰しつつ対応する両
台座の間で挟み付けられ、板状物品がケース内にがたつ
きなく固定収納される。
傾倒しつつ板状物品が両台座の間で挟持される。請求項
3の発明では、台座の復元弾力を受けつつ板状物品が両
台座の間で挟持される。請求項4の発明では、板状物品
が突起上で線状に支持される。
を先端が尖った形状としたことによって小さな力で潰す
ことが可能となり、これにより小さな嵌合力で板状物品
をケース内に収納固定することができて、作業能率を大
幅に向上させることができる効果がある。
いうよりも一側に傾倒するように変形し、その変形に要
する力はさらに小さくて済むことから、ケースの嵌合作
業がよりしやすくなる効果がある。
の復元弾力を受けてより強固に固定され、また、その弾
力により外部からの振動も吸収されるから、板状物品を
よりがたつきなく固定することができる効果がある。ま
た、請求項4の発明によれば、板状物品が線状に支持さ
れるから、がたつきなく固定するのにより有効となる。
説明する。 <第1実施例>図1乃至図3は本発明の第1実施例を示
し、車両に搭載される電子ユニットに適用した場合を例
示する。図1において、符号1はプリント基板であっ
て、その表面上に、IC、コンデンサ等の各種電子部品
2と、2個のコネクタ3、4とが載置されている。
したアッパーケース6と、上面を開口したロアーケース
7とからなっている。両ケース6、7は、アッパーケー
ス6の下縁の四隅に突設された脚片8をロアーケース7
の四隅の内側に挿入しつつ、アッパーケース6の下縁部
がロアーケース7の上縁部の外側に被さるようにして嵌
合される。そして、アッパーケース6の開口端面が、ロ
アーケース7の外周面に沿って形成された突当突部9に
突き当たったところで、ロアーケース7の上縁に形成さ
れた複数の係止鈎部11が、アッパーケース6の周面に
対応して開口された係止孔12にそれぞれ嵌まること
で、両ケース6、7が組み付けられるようになってい
る。
側)には、プリント基板1上のコネクタ3の前面を相手
のコネクタと接続可能に開口する開口部14が切り欠か
れているとともに、アッパーケース6の天井面には、も
う一方のコネクタ4の上面を接続可能に開口する開口部
15が形成されている。また、ロアーケース7の左右の
側面に形成されたロック片16は、図示しない分岐接続
箱に嵌合ロックするためのものである。
縁部に沿って、上記したプリント基板1の周縁部を受け
る複数の台座20が形成されている。また、アッパーケ
ース6の天井面には、その台座20の形成位置と対応す
る位置において挟圧部21が形成されている(図3参
照)。各挟圧部21と台座20とは、上記のようにアッ
パーケース6とロアーケース7とが嵌合された場合に、
その間に所定寸法の間隔を開けて対応するように設定さ
れている。
止用の突起23がそれぞれ形成されている。各突起23
は、図2、3に詳細に示すように、ロアーケース7の台
座20の全幅にわたって形成され、その断面形状が、頂
角が鋭角をなす二等辺三角形状に形成されている。
て、続いてその組み付け手順を説明する。まず図3
(A)に示すように、プリント基板1の周縁を突起23
の形成されたロアーケース7の台座20上に載せる。続
いて、アッパーケース6を係止鈎部11を撓み変形させ
つつロアーケース7の上面に被せると、アッパーケース
6の挟圧部21がプリント基板1を押さえ、さらにプリ
ント基板1が突起23の先端を潰しつつ台座20側に押
し付けられる。そして、同図(B)に示すように、係止
鈎部11が復元変形により係止孔12に嵌まって上下の
ケース6、7が互いに嵌合されると、プリント基板1の
周縁がアッパーケース6の挟圧部21と、ロアーケース
7の台座20上の潰された突起23との間で挟まれて、
ケース6、7内で移動不能に固定されて収納される。
板1をケース内にがたつきなく固定収納することができ
て、振動する車体に搭載した場合にも異音を発するのが
確実に防止できる。それに加えて、がたつき防止用の突
起23は先端が尖った形状に形成されているから、小さ
な力でも潰し変形させることができ、それにより小さな
嵌合力でプリント基板1をケース内に収納固定すること
ができて、作業能率を大幅に向上させることができる。
うなものが挙げられる。図4の変形例では、突起23a
の断面形状が、頂角が鋭角をなす二等辺三角形であるこ
とは同様であるが、幅狭に形成されており、その突起2
3aが台座20の幅方向の中央部に部分的に設けられて
いる。また、図5の変形例は、台座20a自体が幅狭に
形成され、その上面に二等辺三角形断面の突起23aが
同幅で形成されている。上記の各変形例では、突起23
aが幅狭となった分その先端を潰しやすくなり、より小
さな嵌合力で組み付けを行うことが可能となる。
2実施例を示す。この第2実施例では、がたつき防止用
の突起25の形状が、内面側では台座20の前面と連続
した鉛直面25aで、外面側が傾斜面25bとなった断
面三角形状に形成されている。
台座20上にプリント基板1を載せてから、両ケース
6、7を嵌合する場合に、同図(B)のように、突起2
5は潰れるというよりも先端が内側に倒れるように変形
しつつ、挟圧部21との間でプリント基板1を強固に挟
み込む。そのような突起25の変形に要する力は潰す場
合に比べてさらに小さくて済むから、ケース6、7の嵌
合作業がよりしやすくなる。
3実施例を示す。この第3実施例では、ロアーケース7
の台座20bの高さ方向の中央部に内面側に開口した溝
27を形成することにより、台座20bの上面側に、片
持ち梁状で弾性的な撓み変形可能な受部28が形成され
ている。この受部28の上面に、前記の第1実施例と同
様の突起23が形成されている。
合する際には台座20bの受部28を撓ませつつ嵌合す
ることになるので、嵌合力がより小さくて済み、組み付
けられたあとは、受部28の復元弾力を受けてプリント
基板1がより強固に固定され、また、その弾力により外
部からの振動も吸収されるから、プリント基板1のがた
つきが確実に阻止される。なお、このように台座にばね
性を持たせることは、第1実施例の各変形例、並びに第
2実施例にも同様に適用することが可能である。
によって説明した実施例に限定されるものではなく、例
えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含ま
れ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種
々変更して実施することができる。
の突起をロアーケース7の台座に設けたが、それとは逆
にアッパーケース6の挟圧部21(台座)に設けても良
く、また、両方に設けてもよい。
ようなプリント基板を樹脂ケース内収納するものに限ら
ず、要は板状物品を一対のケースの間に挟みつつその中
に収納する構造全般に広く適用することができる。
斜視図である。
る。
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 板状物品と、互いに嵌合される一対のケ
ースとを具備し、各ケースの内部に対応して設けられた
台座の間で板状物品を挟みつつ前記両ケースを嵌合する
ことで板状物品をケース内に固定収納するようにした板
状物品のケース内固定構造であって、 前記各台座の少なくともいずれか一方に、先端が尖った
突起を設けたことを特徴とする板状物品のケース内固定
構造。 - 【請求項2】 前記突起は断面三角形状であって、その
両斜面が傾斜角度を異にしていることを特徴とする請求
項1記載の板状物品のケース内固定構造。 - 【請求項3】 前記突起を設けた台座が、挟圧方向に弾
性的な撓み変形可能となっていることを特徴とする請求
項1または請求項2記載の板状物品のケース内固定構
造。 - 【請求項4】 前記突起が先端縁が直線状となる幅広に
形成されていることを特徴とする請求項1、請求項2ま
たは請求項3記載の板状物品のケース内固定構造。
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