JP2010062470A - 回路基板ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】 低級音の発生を抑制する回路基板ユニットを提供すること。
【解決手段】 アッパーケース2とロアケース3を結合するとともに、アッパーケース2とロアケース3で回路基板4を所定位置範囲に挟み込むように保持させる係合爪部22と係合部32による係合での結合と、係合爪部22と係合部32による結合状態から行われ、回路基板4をアッパーケース2及びロアケース3に固定し、且つアッパーケース2とロアケース3を結合する係合爪部22と係合部32による係合での結合より強固に結合するネジ5による締結での結合を備え、ネジ5による締結での結合は、結合の際に第1結合手段の結合を解除した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、主に車両に搭載され、長尺な基板を内蔵する回路基板ユニットの技術分野に属する。
従来では、アッパーケースとロアケースを接合した内部に回路基板を配設し、電線に比べて低い電流を導体パターンにより流している(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−44587号公報(第2−6頁、全図)
しかしながら、従来にあっては、導体パターンやアッパーケース、ロアケースによる構造の低級音の防止が充分ではなかった。
この点について、詳しく説明する。
例えば車両では、駆動源としてのエンジンやモータの振動、走行路面による振動により、搭載される機器は振動環境下におかれることになる。
この振動環境下において、当接や擦れを生じると、ドライバが不快に感じたり、違和感として捉える低級音が発生する。
本発明は、上記問題点に着目してなされたもので、その目的とするところは、低級音の発生を抑制する回路基板ユニットを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明では、長尺な回路基板をアッパーケースとロアケースによって形成される空間内に収容する回路基板ユニットにおいて、前記アッパーケースと前記ロアケースを結合するとともに、前記アッパーケースと前記ロアケースで前記回路基板を所定位置範囲に挟み込むように保持させる第1結合手段と、前記第1結合手段による結合状態から行われ、前記回路基板を前記アッパーケース又は前記ロアケースに固定し、且つ前記アッパーケースと前記ロアケースを結合する前記第1結合手段より強固に結合する第2結合手段と、を備え、前記第2結合手段は、結合の際に前記第1結合手段の結合を解除する、ことを特徴とする。
よって、本発明にあっては、低級音の発生を抑制することができる。
以下、本発明の回路基板ユニットを実現する実施の形態を、請求項1〜5に係る発明に対応する実施例1に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
図1は実施例1の回路基板ユニットの車両組付け状態を示す説明斜視図である。図2は実施例1の回路基板ユニットの車両組付け状態を示す説明図である。
実施例1の回路基板ユニット1は、インストパネルの内部に設けられるクロスカービーム50に取り付けられ、コックピットモジュールを構成する。コックピットモジュールは、予め組み立てられ、車両の車体に対して一度に搭載される。
そして、回路基板ユニット1は、車両の左右方向への電源配線、信号配線の一部を受け持つ。また、一部電子部品の実装を行ってもよい。
図3は実施例1の回路基板ユニットの斜視図である。図4は実施例1の回路基板ユニットの分解状態を示す斜視図である。
回路基板ユニット1は、樹脂製のアッパーケース2及びロアケース3の上下2体を組付けた構造であり、その内部に回路基板4を収容する構造である。
まず、アッパーケース2の構造について説明する。
アッパーケース2は、その長尺な側部に、締結によるロアケース3との取り付けのためのネジ受け部21を設ける。
また、アッパーケース2の周縁部の複数箇所には、ロアケース3との仮止めのための係合爪部22を設ける。
さらに、アッパーケース2の上面において、前後方向の中央で左右の長手方向の複数箇所に、ハーネスやダクトの、アッパーケース2への取り付けを可能にする取付部23を設ける。
次に、アッパーケース2の手前側の3箇所には、下方へ伸びた舌片形状で、奥側の2箇所には、奥側へ伸びた舌片形状で、取り付け用の穴を備えた取付部24を設ける。この取付部24は、回路基板ユニット1のクロスカービーム50への取り付けに用いられる。
また、アッパーケース2の左右端部には、左右へそれぞれ伸びた舌片形状で、取り付け用の穴を備えた取付部25を設ける。この取付部25は、回路基板ユニット1のクロスカービーム50への取り付けに用いられる。
次にロアケース3の構造について説明する。
ロアケース3は、その長尺な側部に、アッパーケースのネジ受け部21と重ねるように当接させ、ネジ5で締結する部分としたネジ止め部31を設ける。
また、ロアケース3の周縁部の複数箇所で、アッパーケース2の係合爪部22に対応する箇所には、アッパーケース2の係合爪部22を撓みで乗り越えるようにして、引っ掛けるように係合するコ字状(枠形状)の係合部32を設ける。
図5は実施例1の回路基板ユニットの一部のネジを省略した下面側斜視図である。
ロアケース3の底面の左右いずれか一方の辺縁側には、収容した回路基板4とコックピットモジュールの機器との電気接続を行うコネクタ4dが露出する部分が設けられている。コネクタ4dは、回路基板4に予め取り付けられ、外部と電気的に接続されている。なお、図4には、回路基板4a、4bにおけるコネクタの実装位置を符号4dで示す。
そして、ロアケース3には、コネクタ4dの周囲を側壁により囲むコネクタ保護部33を設ける。
次に回路基板4について説明する。
回路基板4は、ロアケース3に収容され、左右に分かれた回路基板4aと回路基板4bが中央で、フラットケーブル4cにより接続される構造である。
次に回路基板4の保持構造について説明する。
図6は実施例1の回路基板ユニットの断面図である。図7は実施例1の回路基板ユニットの断面斜視図である。図8は実施例1の回路基板ユニットのロアケースの平面図である。図9及び図10は実施例1の回路基板ユニットのロアケースの一部拡大斜視図である。図11は実施例1の回路基板ユニットの三角リブ部の説明斜視図である。
回路基板4の保持構造としては、回路基板4の短尺方向の両端部分に対応するロアケース3の位置に、ロアケース3の中央側よりも若干高い保持部34を複数箇所に設ける。
この保持部34は、図8〜図11に示すように、複数設けるうちの一部がネジ止め部31に対応する位置、つまりネジ止め部31の内側位置に配置する。
さらにそのうちの一部は、コネクタ4dに対応する位置に配置される。
また、ロアケース3の中央側には、回路基板4の下面を保持部34よりも若干低い支持部35を複数箇所に設ける。
そして、支持部35の一部は、ネジ5がネジ部を貫通するように、頭部が着座する構造にする(これを支持部35bとする。詳細は後述する)。
これにより、回路基板4をロアケース3に載せると、回路基板4は図6に示すように、短尺な幅方向の両端を保持部34で支持され、中央を支持部35で支持されることになる。
次に、アッパーケース2は、支持部35bに重なる位置にリブ部26を設ける。リブ部26は略円筒形状で、図示しないがネジ用の孔を下端に有し、ネジ5の締結で下面を回路基板4に当接させる構造である。
さらに、回路基板4の短尺方向の両端に対応する位置には、三角リブ部27を設ける。三角リブ部27は、リブ部26及び支持部35におけるネジの締結により、下端が回路基板4に強く押し付けられる構造である。
このように、回路基板4は、アッパー側のリブ部26、三角リブ部27、ロア側の保持部34、支持部35により、挟むようにして保持される構造である。
なお、三角リブ部27は、図11に示すように矩形部27a、三角部27b、下端部27cを備え、下端部27cは、下方に行くに従って回路基板ユニット1の短尺方向及び長尺方向が短くなるよう傾斜したテーパ面を四方に有し、回路基板4への当接面積を小さくする形状にする。
そして、三角リブ部27は、リブ部26及び支持部35におけるネジの締結により、必ず下端部27cが回路基板4に当接し、押し付けられる寸法関係にしておく。
次に、回路基板4のさらに詳細な保持構造について説明する。
図12は実施例1の回路基板ユニットのロアケースと回路基板の取り付け構造を示す説明図である。なお、図12には、一部に三角リブ部27を示すと共に、図12には、回路基板4bの取付構造を示すが、回路基板4aも同じ取付構造である。
ロアケース3の支持部35は、長尺方向に複数が配列し、この配列の両端に位置する支持部35は、支持部35aとし、支持部35aの上面から位置決めピン36が上方に突出するものとする。
そして、その間に位置する支持部35を支持部35bとし、ネジ5のネジ部が上方に突出するものとする。
回路基板4は、長尺方向の中央側となる1箇所の位置決めピン36を、貫通させるための位置決め孔41を設けるようにする。さらに、位置決め孔41以外の位置決めピン36及びネジ5のネジ部を貫通させるための長孔42を設ける。長孔42は、長尺方向に長い孔形状とする。
なお、図12には三角リブ部27を、1箇所のコネクタ4dに対応するように示しているが、図12に示す長尺方向両側のコネクタ4d(並列して2つが設けられているもの)にも対応して配設されるものとする。
次にアッパーケース2の係合爪部22とロアケース3の係合部32の詳細な係合構造について説明する。
図13は実施例1の回路基板ユニットのアッパーケースの係合爪部とロアケースの係合部の係合構造の説明図である。
アッパーケース2の係合爪部22は、上下に長い凸部28を左右に配置する。そして、係合爪部22は、図6に示すように、下部は係合部32が係合爪部22に乗り上げやすいように傾斜させた傾斜部22aを設ける。また、上部は上面が平面で角のある形状にして係合面部22bとし、係合部32を確実に引っ掛けるようにする。
ロアケース3の係合部32は、下端を基端とし上方へ伸びる片持ち形状の片持ち部分32aを左右に設け、左右の上端を接続して、コ字状にする。そして、左右の上端を接続する接続部分32bが係合爪部22に係合する形状である。
そして、係合爪部22の係合面部22bと係合部32の接続部分32bが当接する係合状態では、アッパーケース2のリブ部26と回路基板4、アッパーケース2のネジ受け部21とロアケース3のネジ止め部31は、所定の間隙を有する範囲となる位置関係にする。なお、この係合状態で三角リブ部27は、軽く回路基板4に当接させる位置関係にする。
作用を説明する。
[コックピットモジュールの配電、配線を行う作用]
実施例1の回路基板ユニット1は、コックピットモジュールのクロスカービーム50に取り付けられ、コックピットモジュールにおける左右方向の電力の伝達、信号の送受を行う。そのため、コックピットモジュールのインストパネルの内部は、配線が簡略化され、非常に省スペースな構成となる。
また、回路基板ユニット1の上面には、左右方向に複数の取付部23が設けられているため、回路基板ユニット1の上面を利用して左右方向へ束状に配線を行い、取付部23で電線や信号線を固定するようにしてもよい。
また、回路基板ユニット1の底面に設けられた複数のコネクタ4dから電源供給や信号線の接続を行うため、コックピットモジュールのインストパネルの内部は、非常に簡素な配線構造となる。
[低級音を抑制する作用]
図14は実施例1の回路基板ユニットの組付け前の状態を示す説明分解図である。図15はアッパーケースとロアケースの組付け前の状態を示す説明分解図である。
図14に示すように、回路基板ユニット1を組み付ける際には、まず、ロアケース3に回路基板4(4a,4b)を上方から載置する。その際には、図12に示すように、回路基板4の位置決め孔41及び長孔42をロアケース3の上面の位置決めピン36が貫通するようにする。
これによりロアケース3の周縁部に囲まれた内部に回路基板4が収容される。
この状態では、回路基板4は、ロアケース3の保持部34と支持部35による複数点支持によりロアケース3の底面より上方位置に維持される。保持部34で回路基板4の周縁を支持し、支持部35で回路基板4の幅方向中央部を支持する。また、この際、回路基板4に実装され、下方に突出するコネクタ4dは、ロアケース3のコネクタ保護部33で囲まれた部分の貫通孔部分で下方外部へ突出させる。
左右の回路基板4(4a,4b)の電気的接続を行うフラットケーブル4cの接続は、この状態で行ってもよいし、ロアケース3へ載置する前に行ってもよい。
次に、ロアケース3に対して上方からアッパーケース2を載せるようにする。その際には、まずアッパーケース2の係合爪部22の左右に設けた凸部28の間にロアケース3の係合部32を位置させるようにしておおまかな相対位置を決める(図15参照)。
そして、係合爪部22と係合部32の位置を合わせ、さらにアッパーケース2をロアケース3に接近させる。すると、係合部32の接続部分32bが、係合爪部22の傾斜部22aの傾斜に徐々に乗り上げるようになり、係合部32の片持ち部分32aは、下端を基端に撓むことになる。
さらに、アッパーケース2をロアケース3に接近させる方向に移動させると、係合部32の接続部分32bが、係合爪部22を乗り越える。すると、係合部32の片持ち部分32aは、その弾性により撓みのない状態に戻る。そのため、係合部32の接続部分32bは、係合爪部22の係合面部22bと当接する(図13参照)。
そのため、アッパーケース2とロアケース3とが所定範囲以上離間しない係合状態となる。
この係合状態では、係合爪部22は、左右方向においては係合部32の片持ち部分32aで所定の範囲に維持される。
また、この係合状態では、回路基板4は、下面を保持部34と支持部35で支持され、位置決めピン36により左右方向の位置を所定範囲に制限される。そして、上方は、リブ部26が所定の間隙位置に位置することにより、所定範囲に保持される。また、三角リブ部27は軽く当接した状態となり、回路基板4が保持される。このように係合爪部22と係合部32による係合状態では、回路基板4は左右、上下に所定範囲位置に保持される。
次に、このように第1の接合状態にある回路基板ユニット1をロアケース3の下面が上方になるよう天地反転させる。
回路基板4は上下左右に所定範囲に保持されていることにより、反転中、反転後も、同様に所定範囲に保持される。
反転したならば、上方からネジ5を差し込むようにし、アッパーケース2のネジ受け部21とロアケース3のネジ止め部31を締結する。又、同様に、ネジ5が回路基板4の長孔42を貫通するようにして、アッパーケース2のリブ部26とロアケース3の支持部35bで回路基板4を挟み込むように締結する。
このネジ5の締結は、係合爪部22と係合部32の係合により、締結を行う部分が所定範囲に位置合わせされているので、特段の締結用の位置合わせを行うことなく、ネジ5の締結作業を行えばよい。
このように実施例1の回路基板ユニット1では、締結方向をロアケース3からアッパーケース2への方向のみとすることにより、締結部分から水が内部へ浸入することがないようにしている。
図16は実施例1の回路基板ユニットのアッパーケースの係合爪部とロアケースの係合部の締結状態を示す説明図である。図17は実施例1の回路基板ユニットの下面側斜視図である。
第1の接合状態として、アッパーケース2とロアケース3を係合した状態では、ネジ受け部21とネジ止め部31が所定の間隙を有し、リブ部26と回路基板4は、回路基板4に対して所定の間隙を有している。従って、三角リブ部27と回路基板4は軽く当接する状態である。それが、第2の接合状態として、アッパーケース2とロアケース3を締結した状態では、締結により、ネジ受け部21とネジ止め部31、回路基板4とリブ部26は当接し、押し付けられた状態となる。そして、回路基板4と三角リブ部27は強く押し付けられた状態となる。三角リブ部27の下端部27cは弾性変形を許容する形状にしているので、強い押し付けが許容される。
そのため、図16に示すように、アッパーケース2の係合爪部22の係合面部22bと、ロアケース3の係合部32の接続部分32bは、間隙Dを有する状態になる。言い換えると係合が解除される。
そのため、振動により、係合爪部22と係合部32が当接を繰り返すようにして生じる低級音を発することがない。当接しない充分な間隙を有した状態が維持される。
また、回路基板4を保持するリブ部26や三角リブ部27は、締結状態で回路基板4に押し付けられた状態になるため、当接を繰り返すようにして生じる低級音を発することがない。押し付けられた状態が維持される。
このように実施例1の回路基板ユニット1では、まず係合により回路基板ユニット1を反転できるようにし、内部への水の浸入の防止と、作業の容易さから、ロアケース3の底面側からのネジ5の一方向組付けを行う。そして、ネジ5による締結で、係合を解除する。これにより、係合部が当接を繰り返し低級音が発生することがないようにする。また、回路基板4を内部で支持するリブ部26や三角リブ部27は、間隙なく押し付けられる状態にすることで、当接を繰り返し低級音が発生することがないようにする。
なお、締結後は回路基板ユニット1をさらに反転し、図3に示す状態となる。
また、ロアケース3に設けられ、回路基板4の下面を支持する保持部34は、ロアケース3のネジ止め部31の内側に一部を設けるようにしている。すると、締結部の近傍となることにより、締結力を充分に得られるようにして、リブ部26や三角リブ部27とより強く挟み込むように回路基板4に押し付けられるようになる。そのため、保持部34と回路基板4の間に間隙が生じ、当接を繰り返すことで低級音が発生することがさらに確実にないようになる。
また、保持部34は、回路基板4のコネクタ4dの近傍にも一部を配置している。これによりリブ部26、三角リブ部27との挟み込みによる基板保持力をコネクタ4dの近傍で高めるようにして、コネクタ4dに車両機器のコネクタを接続する際のコネクタ挿入、嵌合力に充分に耐え、回路基板4の半田部分に高い応力が生じないようにする。
次に、効果を説明する。
実施例1の回路基板ユニットにあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(1)長尺な回路基板4をアッパーケース2とロアケース3によって形成される空間内に収容する回路基板ユニット1において、アッパーケース2とロアケース3を結合するとともに、アッパーケース2とロアケース3で回路基板4を所定位置範囲に挟み込むように保持させる係合爪部22と係合部32による係合での結合と、係合爪部22と係合部32による結合状態から行われ、回路基板4をアッパーケース2及びロアケース3に固定し、且つアッパーケース2とロアケース3を結合する係合爪部22と係合部32による係合での結合より強固に結合するネジ5による締結での結合を備え、ネジ5による締結での結合は、結合の際に第1結合手段の結合を解除するため、振動により係合部分が当接を繰り返して音を生じることがないようにし、低級音の発生を抑制することができる。
(2)上記(1)において、第1の結合は、アッパーケース2の係合爪部22とロアケース3の係合部32の係合であり、第2の結合は、アッパーケース2とロアケース3の締結であり、アッパーケース2とロアケース3の締結によりアッパーケース2とロアケース3が密着し、係合爪部22と係合部32の係合が解除されるため、係合の解除により、振動で係合部分が当接を繰り返すことがあるような位置関係から開放され、振動により係合部分が当接を繰り返して音を生じることがないようにし、低級音の発生を抑制することができる。
(3)上記(1)又は(2)において、第1の結合の係合部は、係合爪部22と、段差により係合爪部22を受ける係合部32の接続部分32bが係合するものであり、第2の結合は、アッパーケース2とロアケース3の締結であり、アッパーケース2とロアケース3の締結によりアッパーケース2とロアケース3が密着し、係合爪部22の係合面部22bと係合部32の接続部分32bが離間することで係合爪部22と係合部32の係合が解除されるため、第1の結合では、係合爪部22に係合部32を引っ掛けるようにして、アッパーケース2とロアケース3が離れないようにし、第2の結合で締結を行うことにより、第1の結合状態よりアッパーケース2とロアケース3が密着して、係合爪部22と係合爪部32の引っ掛かり部分が離間し係合が解除され、振動により係合部分が当接を繰り返して音を生じることがないようにし、低級音の発生を抑制することができる。
(4)上記(2)又は(3)において、第1の結合は、第2の結合の締結のためのアッパーケース2とロアケース3の位置合わせを兼ねるため、第1の結合の後、第2の結合を行う際に特段の位置合わせ作業を必要としないため、よりすくない作業で回路基板ユニット1の組付けを行うことができる。このことは、作業効率やコストへ寄与する。
(5)上記(2)〜(4)において、ロアケース3の下面より高い位置に設けられ、回路基板4の周縁の下面を支持する保持部34と、ロアケース3の保持部34と同じ高さに設けられ、回路基板4の中央の締結用の長孔42の下面を支持する支持部35bと、アッパーケース2の下面から下方に突出して設けられ、回路基板4の保持部34と重ならない上面位置に当接又は近接する三角リブ部27と、アッパーケース2の下面から下方に突出して設けられ、回路基板4の支持部35bと重なる上面位置に当接又は近接するリブ部26を備え、第1の結合は、アッパーケース2の係合爪部22とロアケース3の係合部32の係合であり、第1の結合状態では、三角リブ部27が回路基板4に当接し、三角リブ部27と、保持部34及び支持部35bで回路基板4を挟み込むように保持し、第2の結合は、アッパーケース2とロアケース3の締結で、少なくとも支持部35bとリブ部26を締結するものであり、第2の結合状態では、支持部35bとリブ部26が回路基板4を締結により挟み込むように保持し、三角リブ部27は第1の結合状態よりも回路基板4に強く押し付けられた状態となるため、回路基板ユニット1の内部で、係合状態において全体を反転して締結を行えるよう回路基板4を保持する構造部分が、締結状態になった際に振動で当接を繰り返し、音を発生する位置関係でないよう充分に押し付けるようにして、振動により係合部分が当接を繰り返して音を生じることがないようにし、低級音の発生を抑制することができる。
以上、本発明の回路基板ユニットを実施例1に基づき説明してきたが、具体的な構成については、これらの実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1では、左右の2体からなる回路基板4を例として説明したが、さらに複数からなるものであっても、1体物であってもよい。
実施例1の回路基板4は、電源供給、信号伝達のために、ほとんど電子部品の実装のないものとしても、電子部品を充分に実装したものであっても、どちらであってもよい。
実施例1では、コ字形状の係合部32を示したが、例えば、片持ちの舌片をロアケース3に設け、その内側に爪部を設けたものをアッパーケース2の爪形状や穴形状、段差へ係合させるもののように、他の形状であってもよい。
実施例1の回路基板ユニットの車両組付け状態を示す説明斜視図である。 実施例1の回路基板ユニットの車両組付け状態を示す説明図である。 実施例1の回路基板ユニットの斜視図である。 実施例1の回路基板ユニットの分解状態を示す斜視図である。 実施例1の回路基板ユニットの一部のネジを省略した下面側斜視図である。 実施例1の回路基板ユニットの断面図である。 実施例1の回路基板ユニットの断面斜視図である。 実施例1の回路基板ユニットのロアケースの平面図である。 実施例1の回路基板ユニットのロアケースの一部拡大斜視図である。 実施例1の回路基板ユニットのロアケースの一部拡大斜視図である。 実施例1の回路基板ユニットの三角リブ部の説明斜視図である。 実施例1の回路基板ユニットのロアケースと回路基板の取り付け構造を示す説明図である。 実施例1の回路基板ユニットのアッパーケースの係合爪部とロアケースの係合部の係合構造の説明図である。 実施例1の回路基板ユニットの組付け前の状態を示す説明分解図である。 アッパーケースとロアケースの組付け前の状態を示す説明分解図である。 実施例1の回路基板ユニットのアッパーケースの係合爪部とロアケースの係合部の締結状態を示す説明図である。 実施例1の回路基板ユニットの下面側斜視図である。
符号の説明
1 回路基板ユニット
2 アッパーケース
21 ネジ受け部
22 係合爪部
22a 傾斜部
22b 係合面部
23 取付部
24 取付部
25 取付部
26 リブ部
27 三角リブ部
27a 矩形部
27b 三角部
27c 下端部
28 凸部
3 ロアケース
31 ネジ止め部
32 係合部
32a 片持ち部分
32b 接続部分
33 コネクタ保護部
34 保持部
35 支持部
35a 支持部
35b 支持部
36 位置決めピン
4 回路基板
4a 回路基板
4b 回路基板
4c フラットケーブル
4d コネクタ
41 位置決め孔
42 長孔
5 ネジ
50 クロスカービーム
101 リブ部

Claims (5)

  1. 長尺な回路基板をアッパーケースとロアケースによって形成される空間内に収容する回路基板ユニットにおいて、
    前記アッパーケースと前記ロアケースを結合するとともに、前記アッパーケースと前記ロアケースで前記回路基板を所定位置範囲に挟み込むように保持させる第1結合手段と、
    前記第1結合手段による結合状態から行われ、前記回路基板を前記アッパーケース又は前記ロアケースに固定し、且つ前記アッパーケースと前記ロアケースを結合する前記第1結合手段より強固に結合する第2結合手段と、
    を備え、
    前記第2結合手段は、結合の際に前記第1結合手段の結合を解除する、
    ことを特徴とする回路基板ユニット。
  2. 請求項1に記載の回路基板ユニットにおいて、
    前記第1結合手段は、前記アッパーケースの係合部と前記ロアケースの係合部の係合であり、
    前記第2結合手段は、前記アッパーケースと前記ロアケースの締結であり、
    前記アッパーケースと前記ロアケースの締結により前記アッパーケースと前記ロアケースが密着し、前記係合部の係合が解除される、
    ことを特徴とする回路基板ユニット。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の回路基板ユニットにおいて、
    前記第1結合手段の係合部は、爪部と、段差により爪部を受ける爪受部が係合するものであり、
    前記第2結合手段は、前記アッパーケースと前記ロアケースの締結であり、
    前記アッパーケースと前記ロアケースの締結により前記アッパーケースと前記ロアケースが密着し、前記爪部と前記爪受部が離間することで前記係合部の係合が解除される、
    ことを特徴とする回路基板ユニット。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の回路基板ユニットにおいて、
    前記第1結合手段は、前記第2結合手段の締結のための前記アッパーケースと前記ロアケースの位置合わせを兼ねる、
    ことを特徴とする回路基板ユニット。
  5. 請求項2〜請求項4のいずれか1項に記載の回路基板ユニットにおいて、
    前記ロアケースの下面より高い位置に設けられ、前記回路基板の周縁の下面を支持する第1保持部と、
    前記ロアケースの前記第1保持部と同じ高さに設けられ、前記回路基板の中央の締結用の貫通孔部分の下面を支持する第2保持部と、
    前記アッパーケースの下面から下方に突出して設けられ、前記回路基板の前記第1保持部と重ならない上面位置に当接又は近接する第1リブ部と、
    前記アッパーケースの下面から下方に突出して設けられ、前記回路基板の前記第2保持部と重なる上面位置に当接又は近接する第2リブ部と、
    を備え、
    前記第1結合手段は、前記アッパーケースの係合部と前記ロアケースの係合部の係合であり、
    前記第1結合手段による結合状態では、前記第1リブ部が前記回路基板に当接し、前記第1リブ部と、前記第1保持部及び前記第2保持部で前記回路基板を挟み込むように保持し、
    前記第2結合手段は、前記アッパーケースと前記ロアケースの締結で、少なくとも前記第2保持部と前記第2リブ部を締結するものであり、
    前記第2結合手段による結合状態では、前記第2保持部と前記第2リブ部が回路基板を締結により挟み込むように保持し、前記第1リブ部は前記第1結合手段による結合状態よりも前記回路基板に強く押し付けられた状態となる、
    ことを特徴とする回路基板ユニット。
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