JP2006344419A - コネクタ嵌合具及びコネクタ嵌合方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 車両側に設置される複数の設置側コネクタに対し、同車両に配索されるワイヤハーネス側のコネクタを効率良く嵌合できるようにする。
【解決手段】 複数の設置側コネクタ60を所定の配列で設置側コネクタ保持部材70に保持する一方、前記各設置側コネクタ60にそれぞれ対応するハーネス側コネクタ40を前記設置側コネクタ60の配列に対応する配列でハーネス側コネクタ保持部材50に保持する。このハーネス側コネクタ保持部材50と前記設置側コネクタ保持部材70とを係合した後、前記ハーネス側コネクタ保持部材50に操作力を付与して前記設置側コネクタ保持部材70に嵌合する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、自動車等の車両の特定箇所に設置される複数の設置側コネクタに対し、当該車両に配索されるワイヤハーネス側のコネクタを嵌合するための技術に関するものである。
従来、車両の特定箇所に設置される複数の設置側コネクタに対し、その車両に配索されるワイヤハーネス側のコネクタを嵌合する構造として、例えば特許文献1の図1に示されるものが知られている。この構造は、共通のユニットケースに収納されて特定箇所に保持された複数のECU(電子制御ユニット)のコネクタに対し、ワイヤハーネス側のコネクタをそれぞれ嵌合するものである。
その配線例を図5に示す。同図において、車両のインストゥルメントパネル100の裏側にユニットケース102が設置され、このユニットケース102内に複数のECU104が装填されている。前記ユニットケース102は車両後側(図の手前側)に開放されており、当該ユニットケース102に装填される各ECU104のECU側コネクタ106(設置側コネクタ)が車両後側に並ぶようになっている。
一方、前記インストゥルメントパネル100の裏側には図略のリンホース(車両の強度部材)に沿ってワイヤハーネス110が配索され、このワイヤハーネス110の端末につながっている各ハーネス側コネクタ112が対応するECU側コネクタ106に結合されるようになっている。
特開2003−304083号公報(図1)
前記図5に示した構造では、ユニットケース102に保持される各ECU104のECU側コネクタ106に対し、ワイヤハーネス110側にある複数のハーネス側コネクタ112の中から前記ECU側コネクタ106に対応するコネクタを1個ずつ選び出し、当該ECU側コネクタ106に差し込む作業が必要であり、手間がかかる。特に、前記ECU側コネクタ106の近傍は多数の配線が密集し、また、他の機器も近傍に配置されていて作業スペースがきわめて狭小であることから、このような車両内空間において前記ハーネス側コネクタ112の選出及びECU側コネクタ106への嵌合作業を行うことは容易でなく、高い作業効率は望めない。
本発明は、このような事情に鑑み、車両側に設置される複数の設置側コネクタに対し、同車両に配索されるワイヤハーネス側のコネクタを効率良く嵌合することができる技術の提供を目的とする。
前記課題を解決するための手段として、本発明は、車両の特定箇所に設置される複数の設置側コネクタに対し、前記車両に配索されるワイヤハーネスに含まれる複数のハーネス側コネクタを当該ハーネス側コネクタに対応する前記設置側コネクタに嵌合するためのコネクタ嵌合具であって、前記設置側コネクタを特定の配列で保持する設置側コネクタ保持部材と、当該配列に対応する配列で前記各ハーネス側コネクタを仮保持するコネクタ保持部を有するとともに前記設置側コネクタ保持部材と係合可能なハーネス側コネクタ保持部材とを備え、これら設置側コネクタ保持部材とハーネス側コネクタ保持部材とが係合されることにより前記各ハーネス側コネクタが当該ハーネス側コネクタに対応する設置側コネクタと嵌合可能な位置に保持されるとともに、その係合状態から前記各ハーネス側コネクタに操作力を与えることにより当該ハーネス側コネクタが前記設置側コネクタと結合されるように構成されているものである。
また本発明は、前記コネクタ嵌合具と、車両の特定箇所に設置され、前記コネクタ嵌合具の設置側コネクタ保持部材に特定の配列で保持される複数の設置側コネクタと、前記車両に配索されるワイヤハーネスに含まれ、前記コネクタ嵌合具のハーネス側コネクタ保持部材により前記配列に対応する配列で保持されるとともに、前記各設置側コネクタにそれぞれ嵌合される複数のハーネス側コネクタとを備えた車両用電気接続装置である。
以上の構成によれば、前記設置側コネクタを特定の配列で前記コネクタ嵌合具の設置側コネクタ保持部材に保持させる工程と、当該配列に対応する配列で前記ハーネス側コネクタを前記ハーネス側コネクタ保持部材に仮保持させる工程とを行っておけば、その後は、前記ハーネス側コネクタ保持部材を前記設置側コネクタ保持部材に係合する工程と、その係合状態で前記各ハーネス側コネクタ保持部材にそれぞれ操作力を加えて相手方の設置側コネクタに嵌合する工程とを行うだけの簡単な作業で、各コネクタの結合を完了することができる。従って、従来のように、車両内の狭いスペースで前記各設置側コネクタに対応するハーネス側コネクタを探し出したり当該ハーネス側コネクタを個別に設置側コネクタに嵌合させたりする作業は不要となり、その作業効率は飛躍的に高められる。
ここで、前記ハーネス側コネクタ保持部材のコネクタ保持部は、前記ハーネス側コネクタが前記設置側コネクタに結合する向きに変位するのを規制するように当該ハーネス側コネクタを係止する係止位置と当該係止を解除する解放位置とに切換可能な係止部を有し、前記設置側コネクタ保持部材にはこの設置側コネクタ保持部材と前記ハーネス側コネクタ保持部材との係合時に前記係止部を前記係止位置から解放位置に変位させる係止操作部を有するものが、好適である。
この構成によれば、前記設置側コネクタ保持部材と前記ハーネス側コネクタ保持部材との係合に伴って当該設置側コネクタ保持部材の係止操作部がハーネス側コネクタ保持部のコネクタ保持部によるハーネス側コネクタの係止を解除するため、その後に当該ハーネス側コネクタを前記設置側コネクタに嵌合する作業がより容易となる。
その具体的な態様としては、前記係止部が前記ハーネス側コネクタを係止する形状を有し、前記係止操作部が前記設置側コネクタ保持部材と前記ハーネス側コネクタ保持部材との係合時に前記係止操作部に当接して当該係止操作部の係止を解除する形状に当該係止操作部を弾性変形させるものが、好適である。
この構成によれば、前記係止操作部が前記係止部を弾性変形させるだけの簡単な構成で当該係止部によるハーネス側コネクタの係止を解除させることができる。
なお、前記設置側コネクタは、前記ハーネス側コネクタと同様にワイヤハーネスに接続されたものでもよいし、複数の電子ユニットにそれぞれ設けられたユニット側コネクタであってもよい。その場合、前記設置側コネクタ保持部材は前記各電子ユニットのユニット側コネクタが特定の配列で並ぶように当該各電子ユニットを収容するユニットケースとすればよい。
以上のように、本発明によれば、予め複数の設置側コネクタ及びこれに対応する複数のハーネス側コネクタをそれぞれ保持部材に保持させておくことにより、その後は両保持部材を係合してから各ハーネス側コネクタに嵌合操作力を付与するだけの簡単な作業で、各コネクタの結合を効率良く行うことができる効果がある。
本発明の第1の実施の形態を図1及び図2に基づいて説明する。
この実施の形態に係る車両用電気接続装置は、ユニットケース10内に複数の電子ユニット(例えばECU)20が収容され、その電子ユニット20に設けられるユニット側コネクタ30に対し、当該ユニット側コネクタ30にそれぞれ対応するハーネス側コネクタ40がハーネス側コネクタ保持部材50を利用して前記各ユニット側コネクタ30に結合することが可能な構成となっている。
前記ユニットケース10は、車両内の特定箇所(例えばインストゥルメントパネルの近傍箇所)に設置されるもので、その内側に複数(図例では3個)の電子ユニット20をこれらの電子ユニット20が上下に並ぶ配列で収容する容積を有するとともに、各電子ユニット20をケース内の特定位置に保持する図略のケース保持部を有している。また、このユニットケース10は、前後両側に開口する略角筒状をなしており、このユニットケース10内に格納された電子ユニット20が前後両側に開放されるようになっている。
各電子ユニット20は、図2に示すような回路基板22と、この回路基板22を水平状態で収容して保持するケース24とを備え、前記回路基板22の端部に前記ユニット側コネクタ30が実装されている。前記ケース24には、その前面側(図1では手前側、図2(a)〜(c)では左側)に開口する窓26が設けられ、この窓26から前記ユニット側コネクタ30が前側に開放されるように当該ユニット側コネクタ30が前記窓26内に嵌め込まれている。
従って、これらの電子ユニット20が前記ユニットケース10内の所定部位にそれぞれ格納、保持されることにより、当該ユニットケース10の前面側に各ユニット側コネクタ30が上下方向に配列された状態で露出するようになっている。
前記各ハーネス側コネクタ40は、図略のワイヤハーネスの幹線から分岐した端末42にそれぞれ接続されており、そのハウジング44の後端部(図2(a)〜(c)では左側部)には上側及び下側にそれぞれ突出する突出部45,46が形成されている。
前記ハーネス側コネクタ保持部材50は、前記各ハーネス側コネクタ40を前記ユニット側コネクタ30の配列(図例では上下方向一列に配列)に対応する配列で保持し、かつ、前記ユニットケース10の前面側に装着可能な構造を有するものとなっている。
具体的に、このハーネス側コネクタ保持部材50は、上下方向に延びる本体板52を有し、この本体板52に前記各ハーネス側コネクタ40が挿通可能な形状の貫通孔54が設けられるとともに、各貫通孔54の周囲に、当該貫通孔54に挿通されるハーネス側コネクタ40を仮保持する前側係止部55及び後側係止部56が形成されている。
前記前側係止部55は、各貫通孔54の上側中央位置から前記ユニットケース10側に膨出する平面視略コ字状の支持枠55aと、この支持枠55aの中央から当該支持枠55aとの間に左右方向の隙間55dをおきながら前記ユニットケース10と反対の側に延びる可撓係止片55bとを有している。この可撓係止片55bは、前記支持枠55aとつながる部分を支点としてその反対側の端部(自由端部)が上下方向に撓むように弾性変形することが可能となっており、その自由端部には下方に突出する係止突起55cが形成されている。そして、この係止突起55cが前記ハーネス側コネクタ40の上側突出部45に対して前側(ユニットケース10側;図2(a)〜(c)では右側)から当接することにより、当該ハーネス側コネクタ40がその当接位置よりも前記ユニットケース10側に変位するのを規制するように構成されている。
一方、前記後側係止部56は、前記貫通孔54の下側壁中央位置及び前記前側係止部55cの左右両脇の位置に上下方向に撓み変位可能な可撓片として形成され、その端部に係止突起56aを有している。この係止突起56aは、前記ハーネス側コネクタ40の上側突出部45が前記前側係止部55の係止突起55cに当接する位置で当該ハーネス側コネクタ40の下側突出部46に後側(前記ユニットケース10と反対の側;図2(a)〜(c)では左側)から当接することにより、前記前側係止部55と協働して前記ハーネス側コネクタ40を前後両側から挟持する(仮保持する)ように構成されている。
さらに、このハーネス側コネクタ保持部材50の本体板52の上下両端部からは前記ユニットケース10側に左右の舌片58が突出し、各舌片58の中央部に貫通孔58aが形成されている。
これに対して前記ユニットケース10においては、その天壁及び底壁の前端部に係合突起12が形成され、この係合突起12が前記ハーネス側コネクタ保持部材50における舌片58の貫通孔58aに嵌まり込むことにより、当該ハーネス側コネクタ保持部材50のユニットケース10への装着状態がロックされるようになっている。
さらに、前記ユニットケース10の前面には、各電子ユニット20の直上方の位置から前側(ハーネス側コネクタ保持部材50側)に突出する係止操作片14が形成されている。この係止操作片14は、前記ハーネス側コネクタ保持部材50の装着状態(前記舌片58の貫通孔58aに前記係合突起12が嵌まり込んだ状態)で当該ハーネス側コネクタ保持部材50の可撓係止片55bを図2(b)に示すように下からすくい上げて上側に撓ませ(すなわち弾性変形させ)、当該可撓係止片55bにおける係止突起55cとハーネス側コネクタ40の上側突出部45との係合を解除する(すなわち係止突起55cを当該係止突起55cが前記ハーネス側コネクタ40を係止する位置から解放する位置に弾性変位させる)ように構成されている。
次に、この装置を用いてユニット側コネクタ30とハーネス側コネクタ40とを結合する手順例を説明する。
1)ユニットケース10の所定箇所にそれぞれ電子ユニット20を装填し、そのユニット側コネクタ30を前記ユニットケース10の前面側に露出させる。これにより、前記各ユニット側コネクタ30は上下方向に並ぶ配列で前記ユニットケース10側に保持された状態となる。
2)前記各ハーネス側コネクタ40をハーネス側コネクタ保持部材50に保持させる。具体的には、各ハーネス側コネクタ40をこれに対応するハーネス側コネクタ保持部材50の貫通孔54に挿入し、当該ハーネス側コネクタ40の上下両突出部45,46とハーネス側コネクタ保持部材50の両係止部55,56とを係合させる。これにより、各ハーネス側コネクタ40は前記ユニットケース10内の各電子ユニット20のユニット側コネクタ30の配列と同等の配列でハーネス側コネクタ保持部材50に保持されることになる。
3)前記ハーネス側コネクタ保持部材50を前記ユニットケース10に装着する。具体的には、ハーネス側コネクタ保持部材50をユニットケース10に対してその前面側から押し込んで当該ハーネス側コネクタ保持部材50における各舌片58の貫通孔58aにユニットケース10側の係合突起12を嵌まり込ませる。
このとき、図2(b)に示すようにハーネス側コネクタ40がユニット側コネクタ30に仮嵌合するのに加え、前記ユニットケース10側に突設された係止操作片14が前記ハーネス側コネクタ保持部材50における前側係止部55の可撓係止片55bを下からすくい上げて上側に撓み変形(弾性変形)させることにより、当該可撓係止片55bの自由端部における係止突起55cが前記ハーネス側コネクタ40の上側突出部45から上側に離脱して当該上側突出部45を解放する。これにより、前記ハーネス側コネクタ40は前記ユニット側コネクタ30側(図2(b)では右側)に変位可能な状態となる。
4)図2(b)の状態から、前記ハーネス側コネクタ40を指等でユニット側コネクタ30側に押し込むことにより、同図(c)に示すように両コネクタ40,30同士を本嵌合(完全結合)させる。
このような方法によれば、複数の設置側コネクタであるユニット側コネクタ30とハーネス側コネクタ40との結合を、比較的狭小なスペース内においても容易にかつ効率良く行うことができる。すなわち、前記各ユニット側コネクタ30とこれに対応するハーネス側コネクタ40との嵌合作業を個別に行う従来方法では、前記ユニット側コネクタ30に対応するハーネス側コネクタ40の選び出し作業、及び、このハーネス側コネクタ40をユニット側コネクタ30に嵌合させる作業が非常に面倒であるのに対し、前記方法では、予め前記各ハーネス側コネクタ40を前記ユニットケース10から離れた場所でハーネス側コネクタ保持部材50に保持させておいてこのハーネス側コネクタ保持部材50を前記ユニットケースに装着するだけの簡単な作業で各ユニット側コネクタ30とこれに対応するハーネス側コネクタ40とを対峙させることが可能であり、その後は各ハーネス側コネクタ40をユニット側コネクタ30に向けて押圧操作するだけの単純な作業で全コネクタ40,30の結合を完了することができる。
しかも、この実施の形態では、前記ユニットケース10へのハーネス側コネクタ保持部材50の装着に伴って当該ハーネス側コネクタ保持部材50の前側係止部55によるハーネス側コネクタ40の係止が自動的に解除されるので、前記結合作業はより容易なものとなる。すなわち、本発明に係るコネクタ保持部は、必ずしも前記ユニットケース10等の設置側コネクタ保持部材とハーネス側コネクタ保持部材50との係合時にハーネス側コネクタ保持部材40を解放するものでなくてもよく、そのまま係止状態にあってもその係止力に抗してハーネス側コネクタ40に操作力を与えてコネクタ40,30同士を嵌合できるものであればよいが、前記前側係止部55のように前記ハーネス側コネクタ40を解放する構造のものであれば、その後は比較的小さい操作力でコネクタ40,30同士の嵌合を達成することができる利点がある。
なお、本発明に係る「設置側コネクタ」は前記のような電子ユニット20等の電子ユニットに設けられるコネクタ30に限らない。例えば、前記ハーネス側コネクタ40と同様に車両に配索されるワイヤハーネスの端末に設けられたものでもよい。
その例を第2の実施の形態として図3及び図4に示す。図において、ワイヤハーネスの端末にそれぞれ設けられた複数の設置側コネクタ60は、車両の特定箇所に設置される設置側コネクタ保持部材70に所定の配列(図例では、6個の設置側コネクタ60が縦2列、横3列)に並べられた状態で設置側コネクタ保持部材70に保持される。
具体的には、前記設置側コネクタ保持部材70に前記各設置側コネクタ60に対応する枠76が形成され、その枠76の内側に前記各設置側コネクタ60が挿通可能となっており、前記各枠76の内側にはその枠76に挿通された設置側コネクタ60を保持する係止部77,78が形成されている。
さらに、設置側コネクタ保持部材70においては、前記ハーネス側コネクタ保持部材50における前側係止部55の支持枠55aと可撓係止片55bとの隙間55dに嵌まり込み可能な係合突起72が形成され、この係合突起72の嵌まり込みにより前記設置側コネクタ保持部材70とハーネス側コネクタ保持部材50との係合状態がロックされるとともに、その係合状態において前記図1及び図2に示した係止操作片14と同様に前記可撓係止片55bを上側に撓み変形させてその係止突起55cとハーネス側コネクタ40の上側突出部45との係合を解除させる係止操作片74が、各枠76の天壁から前側に突設されている。
また、この装置では、単一の設置側コネクタ保持部材70に対して左右2個のハーネス側コネクタ保持部材50がそれぞれ係合されるようになっており、各ハーネス側コネクタ保持部材50は左右各列の設置側コネクタ60に対応するハーネス側コネクタ40を保持するように構成されている。
このような装置においても、前記図1及び図2に示した装置と同様に、設置側コネクタ保持部材70及びハーネス側コネクタ保持部材50にそれぞれ設置側コネクタ60及びハーネス側コネクタ40を保持させた状態で当該保持部材50,70同士を係合させることにより、前記設置側コネクタ60とこれに対応するハーネス側コネクタ40とを対峙させることができるとともに、前側係止部55によるハーネス側コネクタ40の係止を解除させることができる。従って、その後は当該ハーネス側コネクタ40を設置側コネクタ60に向けて押圧操作するだけの簡単な作業で両コネクタ40,60の結合を完了することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る車両用電気接続装置の全体構成を示す斜視図である。 (a)は図1に示す電気接続装置のユニットケースにハーネス側コネクタ保持部材を係合する前の状態を示す断面図、(b)は当該係合を完了した直後の状態を示す断面図、(c)は当該係合後にハーネス側コネクタとユニット側コネクタとを本嵌合させた状態を示す断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る車両用電気接続装置の全体構成を示す斜視図である。 (a)は図3に示す電気接続装置の設置側コネクタ保持部材にハーネス側コネクタ保持部材を係合する前の状態を示す断面図、(b)は当該係合を完了した直後の状態を示す断面図、(c)は当該係合後にハーネス側コネクタとユニット側コネクタとを本嵌合させた状態を示す断面図である。 従来の車両用電気接続装置の設置例を示す斜視図である。
符号の説明
10 ユニットケース
12 係合突起
14 係止操作片
20 電子ユニット
30 ユニット側コネクタ
40 ハーネス側コネクタ
50 ハーネス側コネクタ保持部材
55 前側係止部
55b 可撓係止片
56 後側係止部
58 舌片
60 設置側コネクタ
70 設置側コネクタ保持部材
72 係合突起
74 係止操作片

Claims (6)

  1. 車両の特定箇所に設置される複数の設置側コネクタに対し、前記車両に配索されるワイヤハーネスに含まれる複数のハーネス側コネクタを当該ハーネス側コネクタに対応する前記設置側コネクタに嵌合するためのコネクタ嵌合具であって、前記設置側コネクタを特定の配列で保持する設置側コネクタ保持部材と、当該配列に対応する配列で前記各ハーネス側コネクタを仮保持するコネクタ保持部を有するとともに前記設置側コネクタ保持部材と係合可能なハーネス側コネクタ保持部材とを備え、これら設置側コネクタ保持部材とハーネス側コネクタ保持部材とが係合されることにより前記各ハーネス側コネクタが当該ハーネス側コネクタに対応する設置側コネクタと嵌合可能な位置に保持されるとともに、その係合状態から前記各ハーネス側コネクタに操作力を与えることにより当該ハーネス側コネクタが前記設置側コネクタと結合されるように構成されていることを特徴とするコネクタ嵌合具。
  2. 請求項1記載のコネクタ嵌合具において、前記ハーネス側コネクタ保持部材のコネクタ保持部は、前記ハーネス側コネクタが前記設置側コネクタに結合する向きに変位するのを規制するように当該ハーネス側コネクタを係止する係止位置と当該係止を解除する解放位置とに切換可能な係止部を有し、前記設置側コネクタ保持部材にはこの設置側コネクタ保持部材と前記ハーネス側コネクタ保持部材との係合時に前記係止部を前記係止位置から解放位置に変位させる係止操作部を有することを特徴とするコネクタ嵌合具。
  3. 請求項2記載のコネクタ嵌合具において、前記係止部は、前記ハーネス側コネクタを係止する形状を有し、前記係止操作部は前記設置側コネクタ保持部材と前記ハーネス側コネクタ保持部材との係合時に前記係止操作部に当接して当該係止操作部の係止を解除する形状に当該係止操作部を弾性変形させるものであることを特徴とするコネクタ嵌合具。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のコネクタ嵌合具において、前記設置側コネクタは複数の電子ユニットにそれぞれ設けられたユニット側コネクタであって、前記設置側コネクタ保持部材は前記各電子ユニットのユニット側コネクタが特定の配列で並ぶように当該各電子ユニットを収容するユニットケースであることを特徴とするコネクタ嵌合具。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のコネクタ嵌合具と、車両の特定箇所に設置され、前記コネクタ嵌合具の設置側コネクタ保持部材に特定の配列で保持される複数の設置側コネクタと、前記車両に配索されるワイヤハーネスに含まれ、前記コネクタ嵌合具のハーネス側コネクタ保持部材により前記配列に対応する配列で保持されるとともに、前記各設置側コネクタにそれぞれ嵌合される複数のハーネス側コネクタとを備えたことを特徴とする車両用電気接続装置。
  6. 車両の特定箇所に設置される複数の設置側コネクタに対し、前記車両に配索されるワイヤハーネスに含まれる複数のハーネス側コネクタを請求項1〜4のいずれかに記載のコネクタ嵌合具を用いて前記各ハーネス側コネクタに対応する前記設置側コネクタに嵌合する方法であって、前記設置側コネクタを特定の配列で前記コネクタ嵌合具の設置側コネクタ保持部材に保持させる工程と、当該配列に対応する配列で前記ハーネス側コネクタを前記ハーネス側コネクタ保持部材に仮保持させる工程と、前記両工程の後に前記ハーネス側コネクタ保持部材を前記設置側コネクタ保持部材に係合する工程と、その係合状態で前記各ハーネス側コネクタ保持部材にそれぞれ操作力を加えて相手方の設置側コネクタに嵌合する工程とを含むことを特徴とするコネクタ嵌合方法。
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