JP2013510485A - 自動車用の遠隔制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 プリント回路板の、板ばねとの接触面に磨耗現象が発生しない、自動車の施解錠システムのための遠隔制御装置を提供する。
【解決手段】 この遠隔制御装置は、組み立てられた状態において、プリント回路板(5)、このプリント回路板(5)に電力を供給するための電池(6)、およびこの電池(6)とプリント回路板(5)とを接続している少なくとも1つの板ばね(8a)(8b)が内部に配置されているハウジングを形成している2つの剛性のハーフシェル(2a)(2b)を備えている。2つの剛性のハーフシェル(2a)(2b)のうちの一方のハーフシェルは、プリント回路板(5)が動くことを防止するために、プリント回路板(5)を他方のハーフシェル(2a)(2b)に押し付けている、可撓性材料から成る一連の突起(10a)〜(10h)を有している。
【選択図】図2b

Description

本発明は、自動車の施解錠システムの遠隔制御に用いることができる遠隔制御装置に関する。
このような遠隔制御装置は、通常、外見上、互いに閉じ合わされた相補的な2つのハーフシェルを有するケーシングの形態を呈しており、ケーシングの内部には、プリント回路板および電力供給のための電池が配置されている。ケーシングには、電池が劣化したときに、施解錠機能を機械的に遂行するために用いられる、非常用のインサートが収容されている場合がある。
電力供給のための電池とプリント回路板との接続は、通常、少なくとも1つの板ばねを介して行われる。
全体を組み立てる際に、プリント回路板を保持するためのゾーンへの注意よりも、下側ハーフシェルと上側ハーフシェルとを、外側リムにおいて、遊びなしに連結させることが優先される。そのため、剛性−剛性コンタクトのために、プリント回路板を、2つのハーフシェルの間に遊びなしに保持すると、プリント回路板が損傷を受け、さらには破損してしまう危険性がある。プリント回路板と、たとえば下側ハーフシェルとの間に遊びが存在する場合にも、この遊びは、下側ハーフシェルの内側面を押し、かつプリント回路板を上側ハーフシェルの内側面に押し付け、それによって、プリント回路板を静止位置に保っている板ばねによって相殺されている。
ユーザが、プリント回路板上に配置されているスイッチのうちの1つを作動させるために、遠隔制御装置の対応するボタンを押すと、遊びが存在するために、プリント回路板は、板ばねを押してわずかに移動し、板ばねから圧力を受けているゾーンの接触面に、磨耗現象が生じる。この磨耗現象によって、接触面に、回復不可能な損傷が生じる場合がある。それによって、もはや、プリント回路板に電力を供給することができなくなり、その結果、この遠隔制御装置は使用できなくなる。
本発明は、これらの欠点を軽減し、接触面に磨耗現象が生じない遠隔制御装置を提供することを目的としている。
この目的を達成するために、本発明は、組み立てられた状態において、プリント回路板と、このプリント回路板に電力を供給するための電池と、この電池とプリント回路板とを接続している少なくとも1つの板ばねが内部に配置されているハウジングを形成している2つの剛性のハーフシェルを備えている、自動車の施解錠システムのための遠隔制御装置を提供するものである。2つの剛性のハーフシェルのうちの一方のハーフシェルは、プリント回路板が動くことを防止するために、プリント回路板を他方のハーフシェルに押し付けている、可撓性材料から成る一連の突起を、その内側面上に有している。
この遠隔制御装置は、次の特徴を、単独で備えるか、または技術的に可能な範囲で任意に組み合わせて備えることによって、有利になる。
− 突起は、一方のハーフシェルの内側面に形成されている内側リムに沿って配置されている。
− 突起は、台形形状の輪郭を有している。
− 突起は、熱可塑性エラストマ材料で作られている。
− 突起は、オーバーモ−ルディングによって取り付けられている。
− 2つのハーフシェルのうちの一方は、一連のオーバーモ−ルドされた操作ボタンを有しており、突起のオーバーモ−ルディングと操作ボタンのオーバーモ−ルディングとは、同一のステップにおいて行われている。
− 2つのハーフシェルは、2つのハーフシェルのそれぞれの接着ゾーンにおける接着によって相互に取り付けられており、これら2つの接着ゾーンの間には、2つのハーフシェルが組み合わされている状態において、間隙Ecが形成されている。
− Esを、2つのハーフシェルの外側連結リムの製造上の寸法限界Lcの値の2倍であり、Eefを、接着に用いられる接着剤の有効硬化間隙であるとしたときに、間隙Ecの上限および下限は、式(Eef−Es≦Ec≦Eef)によって定められる。
自動車の施解錠システムのための遠隔制御装置の斜視図である。 従来技術による図1の遠隔制御装置のA−A’線における部分断面図である。 本発明の一実施形態による図1の遠隔制御装置のA−A’線における部分断面図である。 本発明の一実施形態による遠隔制御装置の一方のハーフシェルの内側面を示す斜視図である。 本発明の一実施形態による突起の斜視図および断面図である。 本発明の別の一実施形態による突起の斜視図および断面図である。 本発明のさらに別の一実施形態による突起の斜視図および断面図である。 従来技術による遠隔制御装置の接着ゾーンの部分断面図である。 本発明の一実施形態による遠隔制御装置の接着ゾーンの部分断面図である。
次の説明を読むことによって、本発明の他の特徴および利点が、さらに明らかになると思う。なお、この説明は、単に例示的なものにすぎず、本発明を限定するものではない。添付図面を参照して、この説明を読まれたい。
図1に示すように、自動車の施解錠システムのための遠隔制御装置は、通常、互いに閉じ合わされた剛性の上側ハーフシェル2aと、下側ハーフシェル2bとによって構成されている、平行六面体形のケーシング1の形態の外観を呈している。
上側ハーフシェル2aは、ケーシング1のカバー部を形成している。上側ハーフシェル2aは、通常、その外側面上に、遠隔制御装置を作動させるための一連の操作ボタン3a〜3dを備えている。一例として、これらの操作ボタンは、いずれも遠隔的に、ドアを開錠するための操作ボタン3a、ドアを施錠するための操作ボタン3b、トランクを開錠および/または解放するための操作ボタン3c、および燃料タンクの蓋を開錠および/または解放するための操作ボタン3dである。これらの操作ボタンは、上側ハーフシェル2aの内側面に取り付けられた可撓性膜から成っており、上側ハーフシェル2aに特別に形成された孔内に嵌め込まれている。接着、溶接、または金具留めによって、この可撓性膜を上側ハーフシェル2aの内側面に取り付けるよりも、オーバーモールディングによって、この可撓性膜を上側ハーフシェル2aの内側面に形成する方が、有利である。さらに上側ハーフシェル2aは、その外側面上に、非常用のインサート(図示せず)を展開させるための操作ボタン4を備えている場合がある。
図2aおよび図2bに部分的に示されているように、上側ハーフシェル2aの下方に、プリント回路板5と電池6とが重ねられている。
プリント回路板は、上側ハーフシェル2aの方向を向く面上に、操作ボタン3aに対向するように配置されたマイクロスイッチ7aを備えている。同様に、他の操作ボタン3b〜3dの各々に対向するように、マイクロスイッチが配置されている。
通常、プリント回路板5の下方に配置されている電池6は、プリント回路板5上に設けられている電気回路と、電池6の正端子および負端子とを電気的に接続している2つの薄板8a、8bによって補助されている。薄板8a、8bを、電気的接続をよりよく保つようにする板ばねで構成するのが有利である。
これらの素子は、下側ハーフシェル2bの取り付けによってケーシング1を閉じる際に、ケーシング1の内部に保持される。上側ハーフシェル2aと下側ハーフシェル2bとの相互取り付けは、恒久的である場合(接着、溶接など)もあるし、一時的である場合(金具留め、ねじ留めなど)もある。前者の場合には、電池がその寿命に達したときに電池の交換を可能にするための、または外部から再充電端子を差し込むためのアクセス口が設けられることがある。
上側ハーフシェル2aと下側ハーフシェル2bとを組み合わせることによって、ケーシング1を組み立てると、剛性のプリント回路板5は、上側ハーフシェル2aの内側面と下側ハーフシェル2bの内側面との間に挟まれる。通常、この保持は、上側ハーフシェル2aの内側面上および下側ハーフシェル2bの内側面上にそれぞれ配置されているリム9aおよび9bを介して行われる。リム9a、9bと、プリント回路板5との間に、このように確立される剛性のコンタクトには、衝撃を受けた際には、プリント回路板5の破損を引き起こす危険性が内在している。
プリント回路板5のこのような破損を防止するために、従来技術の遠隔制御装置においては、図2aに示すように、プリント回路板5の位置決めのために必要な横方向遊びLに加えて、上側ハーフシェル2aおよび下側ハーフシェル2bの主面に直角な軸に沿って、縦方向遊びVが設けられている。それでも、この縦方向遊びVは、下側ハーフシェル2bの内側面側に配置されており、プリント回路板5を、上側ハーフシェル2aの内側面のリム9aに押し付けている板ばねである薄板8a、8bによって相殺されている。
しかしながら、ユーザが、マイクロスイッチ7aを作動させるために操作ボタン3aを操作すると、縦方向遊びVの遊び方向に沿って、プリント回路板5を薄板8a、8bに押しつけるのに十分な力が印加される。したがって、プリント回路板5は、縦方向に動かされ、その縦方向の動きに、横方向遊びLの存在によって引き起こされる横方向の動きが加えられる。これらの動きの繰り返しによって、接触面に磨耗現象がもたらされる。この磨耗現象によって、やがて、接触面に回復不可能な損傷が生じ、その結果、遠隔制御装置は使用不可能になる。
本発明は、プリント回路板5の動きを阻止することによって、接触面における磨耗現象の発生を防止することを目的としている。
このことは、図2bおよび図3に示すように、リム9aから突き出るように、最小でも縦方向遊びVに等しい有効高を有する突起10a〜10hを配置することによって可能になる。「有効高」は、リム9aの頂から測った、突起の高さを意味している。したがって、プリント回路板5は、下側ハーフシェル3bのリム9bに押し付けられており、いかなる縦方向の動きも阻止されている。一方、突起10a〜10hが、プリント回路板に対して十分に大きい摩擦係数を有しているという事実、および突起10a〜10hの有効高が、縦方向遊びVより若干大きく、したがって、十分な圧縮力をもたらしているという事実によって、横方向の動きも阻止されている。
一例として、図3に示す本発明の非限定的な一実施形態においては、上側ハーフシェル2aは、矩形の輪郭を有しており、かつ四隅のうちの1つに、非常用のインサートの展開機構(図示せず)を収容するために必要な、内側に湾曲した凹部を有している加圧用のリム9aを、周縁に備えている。突起10a〜10hは、このリム9aに沿って配置されている。リム9aに沿った突起の分布、すなわち、突起の数、突起の寸法、より正確にはプリント回路板に対する、突起の接触面の面積S、および突起間の間隔は、リムの近傍に存在している、プリント回路板5の部品を考慮しながら、プリント回路板5に対するバランスのとれた加圧を可能にするように最適化されている。
図2cに示す例示的な別の一実施形態においては、突起は、下側ハーフシェル2bのリム9b上に配置されている。この構造においては、プリント回路板5は、上側ハーフシェル2aのリム9aに押し付けられている。
プリント回路板と突起との接触ゾーンに圧力がかかり過ぎないように、突起は可撓性材料で作られている。
突起は、接着や溶接のような他の手段によって形成することも可能であるが、オーバーモールディングを用いて、リムに取り付けるのが有利である。本発明の好適な一実施形態においては、突起10a〜10hのオーバーモールディングは、操作ボタン3a〜3dのオーバーモールディングのステップ中に行なわれる。
操作ボタンおよび突起は、可撓性材料で作られている。熱可塑性エラストマ(TPE)タイプの材料を用いるのが有利である。
図4a〜図4cは、突起10a〜10hの有効高さHefが、超過しなければならない縦方向遊びVよりわずかに大きい、本発明のいくつかの実施形態を非限定的に示している。
図4aに示す第1の例においては、直方体形状の突起10aが、リム9aの内側壁面に接してオーバーモールドされている。突起10aの有効高Hefは、縦方向遊びVより大きいから、突起10aは、縦方向に軸圧縮力を受ける。さらに、突起10aは、垂直壁上に強固に支えられていないから、突起10aの有効ゾーンは、上側ハーフシェル2aの中心軸に関して外側または内側に曲がる場合がある。さらに、最小の力でプリント回路板5をしっかりと保持することができるようにするためには、プリント回路板5に対する、突起10aの接触面の面積Sを減少させる必要がある。
したがって、図4bに示す第2の実施形態においては、突起10aは、リム9aに形成されているノッチ11の上にオーバーモールドされている。この突起10aは、ノッチ11の輪郭に一致する矩形の底部を有しており、さらに、その有効部分において、すなわち、リム9aより上方に、突起10aの有効高Hefの高さを有する台形の輪郭をもって突き出ている。この台形の輪郭の底部は、ノッチ11の幅と等しい幅の長辺を、またその頂部は、ノッチ11の幅より短い幅の短辺を有している。そのため、プリント回路板に対する接触面の面積Sは、前の例における接触面の面積Sより小さくなる。さらに、この構造によって、突起10aの垂直壁がノッチ11の垂直壁に接して強固に支えられるために、屈曲力に対する突起10aの耐性が改善されている。
図4cに示されている、さらに有利な一実施形態においては、オーバーモールドされている物体が、ノッチ11の面から引き離される可能性が小となる。これを実現するために、矩形形状のノッチが、半円形状のノッチ11に替えられており、このノッチ11の半円形状の壁の中央に、薄い凹みが掘られている。この構造は、屈曲力に対する耐性を、より良好にするためにも有益である。さらに、突起10aの有効ゾーンの台形の幅が狭まっているために、プリント回路板5に対する接触面の面積Sは、さらに減少している。有効ゾーンの底部、すなわち、有効ゾーンの台形の輪郭の長辺は、この場合には、ノッチの全幅のうちの中央の部分しか占めていない。
言うまでもないことであるが、本明細書に示されていない、突起の別の幾何学的輪郭を想定することができる。一例として、半球形状の輪郭を挙げることができる。
自動車の施解錠システムのための、本発明による遠隔制御装置は、図5aおよび図5bに示されている、別の重要な長所をも有している。
本発明は、特定的に、上側ハーフシェル2aと下側ハーフシェル2bとが、接着ステップによって恒久的に閉じ合わされる一実施形態において、上側ハーフシェル2aおよび下側ハーフシェル2bの、接着作業に用いられる、それぞれの接着ゾーン12a、12bの間に、遠隔制御装置が組み立てられた状態において発生し得る間隙の最大値を小とすることができる。
具体的には、接着剤は、通常、有効充填距離Eefと呼ばれる有効間隙に対して、十分に硬化するようになっている。接着される部分の面同士が、この有効充填距離Eefより離れている場合には、その間隙を埋めるのに十分な程度に、接着剤が塗られたとしても、その接着剤は、中心部分では十分に硬化しない。この不十分な硬化によって、時間の経過とともに、白っぽい気体が抜け出る(「ブルーミング」効果とも呼ばれる)。この効果は、自動車の施解錠システムのための遠隔制御装置において一般的な黒い外観を有する部品に対して特に有害である。
遠隔制御装置において、美的な理由から通常要求されることは、上側ハーフシェル2aと下側ハーフシェル2bとを、それぞれの外側リム13aと13bとで連結させることである。このような側面押し込みでは、他の連結ゾーンが偶発的に重なり合うことを避けるために、製造上の通常の公差として、補足間隙Esを加えることを、他の連結ゾーンにおいて可能にする必要がある。接着ゾーンとしては、外側リム13a、13bの最悪の連結構成においては、すなわち、各外側リム13a、13bが、それぞれ寸法上限Lcにある場合には、有効充填距離Eefに、寸法上限Lcの2倍に等しい補足間隙Esを加えた深さの間隙が、接着ゾーン間に存在する。したがって、この構成においては、「ブルーミング」現象を避けることはできない。外側リム13a、13bの連結の逆の極限においては、接着ゾーン間の間隙の深さは、有効充填距離Eefから、補足間隙Esを引いた値と等しい。この場合には、接着剤は、全体が同じように十分に硬化することができる。唯一の心配は、接着剤の漏れ出しである。接着剤の漏れ出しは、接着ゾーン間の間隙が有効充填距離と補足間隙との差(Eef−Es)になるまでは、事実上容認可能である。したがって、接着ゾーン間の間隙、すなわち接着間隙Ecの上限および下限は、次の式によって定められると考えることができる。
Eef−Es≦Ec≦Eef+Es
本発明の非限定的な一実施形態による、図5bに示されている遠隔制御装置において、特に、突起10aの有効高Hefを、縦方向遊びVに補足間隙Esを加えた値に等しくなるように選択することによって、上述のように可撓性材料から成る突起10aを用いて、この補足間隙Esを相殺することができる。特に、接着ゾーンの間隙は、有効充填距離Eefの値に等しくなるように設定されずに、有効充填距離と補足間隙との差(Eef−Es)に固定される。上述のような、外側リム13a、13bの最悪の連結構成の場合においても、接着ゾーンの間隙は、最適値である有効充填距離Eefになる。外側リム13a、13bの連結が、逆の連結極限において生じる場合には、突起10aが縮むことによって、補足間隙Esのさらなる減少が吸収されるから、接着ゾーンの間隙は、容認可能な極限である、有効充填距離と補足間隙との差(Eef−Es)までの最小間隙に留まることができる。したがって、上側ハーフシェル2a、下側ハーフシェル2bのそれぞれの、接着作業に用いられる接着ゾーン12a、12bの間の接着間隙Ecの上限および下限は、この実施形態においては、次の式によって定められる。
Eef−Es≦Ec≦Eef
これによって、接着剤の漏れ出しに関して、容認不可能な状態になることなしに、いかなる「ブルーミング」現象も避けることができる。
このように、本発明は、内部ゾーンにおける寸法の上限および下限を、よりよく制御することができる。したがって、この構成において、接着ゾーンの近傍の垂直壁に、上側ハーフシェル2a、下側ハーフシェル2bの本体から派生する環状の留め手段14a、14bを形成することが可能である。これは、本発明の非限定的で例示的な、図5bに示されている一実施形態において、上側ハーフシェル2a、下側ハーフシェル2bのそれぞれの垂直壁15a、15bに、留め手段14a、14bとなる相補的な形状の部分を形成するステップを含んでいる。留め手段14a、14bは、接着ステップ時に、上側ハーフシェル2aと下側ハーフシェル2bとが互いに相対的に動くことを防止するように組み合わせる。
1 ケーシング
2a 上側ハーフシェル
2b 下側ハーフシェル
3a〜3d、4 操作ボタン
5 プリント回路板
6 電池
7a マイクロスイッチ
8a、8b 薄板
9a、9b リム
10a〜10h 突起
11 ノッチ
12a、12b 接着ゾーン
13a、13b 外側リム
14a、14b 留め手段
15a、15b 垂直壁
Ec 接着間隙
Hef 有効高
S 接触面の面積
V 縦方向遊び

Claims (8)

  1. 組み立てられた状態において、プリント回路板(5)、該プリント回路板(5)に電力を供給するための電池(6)、およびこの電池(6)とこのプリント回路板(5)とを接続している少なくとも1つの板ばね(8a)(8b)が内部に配置されているハウジングを形成している2つの剛性のハーフシェル(2a)(2b)を備えている、自動車の施解錠システムのための遠隔制御装置であって、前記2つの剛性のハーフシェル(2a)(2b)のうちの一方のハーフシェルは、前記プリント回路板(5)が動くことを防止するために、前記プリント回路板(5)を他方のハーフシェル(2a)(2b)に押し付けている、可撓性材料から成る一連の突起(10a)〜(10h)を有していることを特徴とする遠隔制御装置。
  2. 前記突起(10a)〜(10h)は、前記一方のハーフシェル(2a)(2b)の内側面に形成されている内側リム(9a)(9b)に沿って配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の遠隔制御装置。
  3. 前記突起(10a)〜(10h)は、台形状の輪郭を有していることを特徴とする、請求項1または2に記載の遠隔制御装置。
  4. 前記突起(10a)〜(10h)は、熱可塑性エラストマ材料で作られていることを特徴とする、請求項1または2に記載の遠隔制御装置。
  5. 前記突起(10a)〜(10h)は、オーバーモ−ルディングによって取り付けられていることを特徴とする、請求項1または2に記載の遠隔制御装置。
  6. 前記2つのハーフシェル(2a)(2b)のうちの一方のハーフシェルは、一連のオーバーモ−ルドされた操作ボタン(3a)〜(3d)を有していること、および前記突起(10a)〜(10h)のオーバーモ−ルディングと前記操作ボタン(3a)〜(3d)のオーバーモ−ルディングとは、同一のステップにおいて行われていることを特徴とする、請求項5に記載の遠隔制御装置。
  7. 前記2つのハーフシェル(2a)(2b)は、前記2つのハーフシェル(2a)(2b)のそれぞれの接着ゾーン(12a)(12b)における接着によって相互に取り付けられており、該2つの接着ゾーン(12a)(12b)の間には、前記2つのハーフシェル(2a)(2b)が組み合わされている状態において、間隙Ecが形成されていることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1つに記載の遠隔制御装置。
  8. Esを、前記2つのハーフシェル(2a)(2b)の外側連結リム(13a)(13b)の製造上の寸法限界Lcの値の2倍であり、Eefを、前記接着に用いられる接着剤の有効硬化間隙であるとしたときに、前記間隙Ecの上限および下限は、式(Eef−Es≦Ec≦Eef)によって定められることを特徴とする、請求項7に記載の遠隔制御装置。
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