JPH08141946A - ならい機構付ペンホルダー - Google Patents

ならい機構付ペンホルダー

Info

Publication number
JPH08141946A
JPH08141946A JP28357194A JP28357194A JPH08141946A JP H08141946 A JPH08141946 A JP H08141946A JP 28357194 A JP28357194 A JP 28357194A JP 28357194 A JP28357194 A JP 28357194A JP H08141946 A JPH08141946 A JP H08141946A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pen
pen holder
marking
holder body
holding member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28357194A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuya Fukuda
拓也 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Heavy Industries Ltd filed Critical Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority to JP28357194A priority Critical patent/JPH08141946A/ja
Publication of JPH08141946A publication Critical patent/JPH08141946A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Machine Tool Copy Controls (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 曲面等を有する被マーキング物であっても容
易に正確なマーキング作業を行うことができるならい機
構付ペンホルダーを提供する。 【構成】 保持部材1の垂直軸方向に、支持部材3を上
下動可能にガイドするガイド部材4と案内軸5とを設
け、このガイド部材4と支持部材3との間に両部材1,
3を反発方向に付勢する圧縮バネ8を設け、前記支持部
材3にマーキングペン2を支持するペンホルダー本体1
1を揺動可能に設け、このペンホルダー本体11にマー
キング面に沿って摺動する一対のカムフォロア14をペ
ン2を挟んで設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この出願に係る発明は、形鋼等に
対する加工位置等のけがき作業やマーキング作業を行う
産業用ロボットのペンホルダーに関し、更に詳しくは、
曲面等を有するワークの面に沿ってペンホルダーが摺動
しながらけがき作業やマーキング作業を行うならい機構
付ペンホルダーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、人手によって形鋼等に対する
加工位置等のけがき作業やマーキング作業等(以下、総
称してマーキング作業という。)を行う場合、作業時間
の長期化や作業ミス等の発生が多く、また多品種のワー
ク(以下、被マーキング物という。)への対応が難しい
ため、産業用ロボットにマーキングペン(以下、単にペ
ンという。)を取付けて作業を行わせることにより、作
業時間の短縮や作業ミスの防止、あるいは多品種の被マ
ーキング物への対応を図ろうとしている。
【0003】このマーキング作業を行うペンホルダーh
は、図5(a) の縦断面図と(b) の側面図に示すように、
ロボットRに取着される保持部材51の先端にガイド部
材52が設けられ、このガイド部材52に形成された案
内孔52aに沿って上下動可能な案内軸53が設けられ
ており、この案内軸53の下端に支持部材54が設けら
れている。そして、この支持部材54と上記ガイド部材
52との間に介装された圧縮バネ55によって支持部材
54がガイド部材52の反対側に付勢されており、この
支持部材54の下面にはペン57が支持されたペンホル
ダー本体56が設けられている。すなわち、常にガイド
部材52に対してペン57が押し付け勝手になってい
る。
【0004】従って、保持部材51の垂直軸方向、つま
り、ペン57の軸方向にのみ圧縮バネ55による所定の
ストロークを有する逃げ機構が設けられた形式であり、
このペンホルダーhでマーキング作業を行う場合、ロボ
ットRによって所定の座標でガイド部材52を下方に押
し下げることにより、このガイド部材52が圧縮バネ5
5を介して支持部材54とともにペン57を被マーキン
グ物表面W(以下、マーキング面という。)に押し付
け、その状態でロボットRが所定の座標へ移動すること
により所定のマーキング作業を行っている。この時、ペ
ン57の押付力は圧縮バネ55のバネ定数と押し付け量
によって決まる。
【0005】なお、この種の従来技術として、実公平4-
47606 号公報記載の考案があるが、この考案は多機種の
被マーキング物に対応することができるマーキング装置
で振動ペン装置が設けられた考案に関するもので、この
装置に設けられた振動ペン装置も上記従来技術と同様に
ペンがその軸方向にのみ移動可能な構成である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ロボットR
に設けられたペンホルダーhによってマーキング作業を
行う被マーキング物は、平板状の表面以外に曲面を有す
る、例えばパイプ表面や湾曲した板状物表面等もある。
【0007】一方、上記ペン57は、その構造上、軸方
向に押し付けた状態でマーキング作業を行わなければ規
則正しくインクが出ず、ペン57が傾いた状態で使用し
た場合にはマーキングの仕上がり精度の悪化やインクの
かすれ等を生じてしまう。つまり、マーキング面Wとの
直角状態(以下、面直という。)を保ちながら作業を行
わなければ精度良くマーキング作業が行えない。
【0008】従って、上記ペンホルダーhによってマー
キング作業を行う場合には、ペン57とマーキング面W
との面直を保ちながら所定のマーキング作業が行えるよ
うにペン57の座標を制御する必要があるため、このた
めのロボットRのティーチングが難しく、特に曲面への
マーキング作業を行う場合には非常に困難を要する場合
がある。つまり、曲面のマーキング面Wとペン57との
面直を保つためには、ロボットRをX−Y座標において
回転も含めて連続的に制御(以下、座標制御という。)
しなければならず、その座標制御が非常に煩雑で困難を
要している。
【0009】このため、従来の曲面へのマーキング作業
は、ある程度の面直を保てるようにロボットRのティー
チングを簡易的に行う場合があるが、この場合、正確な
面直を保てない時にペン先に曲げ力が作用してペン先の
早期磨耗や損傷等を発生してペンの寿命を著しく減少さ
せてしまう。
【0010】また、ロボットRによる座標制御を厳密に
しなければペン先を必要以上に押し付けて押付力が高く
なる場合があり、これによってもペン先の損傷やペンの
早期交換やそのための作業中止もあり、このことからも
ロボットの正確な座標制御が必要とされる。
【0011】しかも、ロボットRを正確に座標制御する
ためには、予め被マーキング物の形状や寸法等を正確に
計測し、その値に合致するように正確に座標制御させる
必要があるとともに、被マーキング物の位置決めも正確
に行う必要があるため、マーキング作業を行うまでの準
備作業が非常に煩雑で時間を要する作業となり、非常に
作業効率の悪い作業となって、これらがロボットによる
マーキング作業を困難な作業としている。
【0012】この出願に係る発明は上記課題に鑑みて、
曲面等を有する被マーキング物であっても容易に正確な
マーキング作業を行うことができるならい機構付ペンホ
ルダーを提供することを一つの目的とし、簡易な座標制
御でもマーキング作業中にペン先に作用する押付力を所
定値に保つことができるならい機構付ペンホルダーを提
供することをもう一つの目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係るならい機構付ペンホルダーは、保持
部材によって産業用ロボットに取着して支持部材側に支
持したマーキングペンにより被マーキング物にマーキン
グ作業を行うペンホルダーにおいて、前記保持部材の垂
直軸方向に、前記支持部材を上下動可能にガイドする案
内手段を設け、該案内手段に前記保持部材と支持部材と
を反発方向に付勢する付勢部材を設け、前記支持部材に
前記マーキングペンを支持するペンホルダー本体を揺動
可能に設け、該ペンホルダー本体に前記被マーキング物
に沿って摺動する一対のカムフォロアを前記ペンを挟ん
で設けたことを特徴とするものである。
【0014】請求項2に係るならい機構付ペンホルダー
は、上記請求項1のならい機構付ペンホルダーにおい
て、ペンホルダー本体と保持部材との間に、該ペンホル
ダー本体の軸方向を保持部材の垂直軸方向に保持する姿
勢制御部材を設けたことを特徴とするものである。
【0015】請求項3に係るならい機構付ペンホルダー
は、上記請求項1又は請求項2のならい機構付ペンホル
ダーにおいて、ペンホルダー本体に、ペンの軸方向押付
力を所定力に保つ押付力調節部材を設けたことを特徴と
するものである。
【0016】
【作用】請求項1〜3に係るならい機構付ペンホルダー
によれば、保持部材の垂直軸方向に設けられた案内手段
により支持部材が上下動可能にガイドされ、この支持部
材は案内手段に設けられた付勢部材により保持部材と反
発する方向に付勢された状態で、この支持部材に揺動可
能に設けられたペンを支持するペンホルダー本体に被マ
ーキング物に沿って摺動する一対のカムフォロアがペン
を挟んで設けられているため、保持部材を産業用ロボッ
トに取着してマーキング面にペンを押し付けるとペンホ
ルダー本体に設けられたカムフォロアが被マーキング物
の表面に沿うようペンホルダー本体が揺動し、この状態
でマーキング作業を行うと、カムフォロアが被マーキン
グ物の表面に沿って摺動し、曲面であってもカムフォロ
アとともにペンホルダー本体が揺動して面直を保ってマ
ーキング作業を行うことができる。この時、ペンとペン
ホルダー本体と支持部材とが一体的に付勢部材に抗して
変位する。
【0017】特に、請求項2に係るならい機構付ペンホ
ルダーによれば、ペンホルダー本体と保持部材との間に
設けられた姿勢制御部材により、マーキング作業時以外
の時にペンホルダー本体の軸方向を保持部材の垂直軸方
向に保持することができる。
【0018】また、特に請求項3に係るならい機構付ペ
ンホルダーによれば、ペンホルダー本体に設けられた押
付力調節部材により、マーキング作業中にペンの軸方向
押付力を所定値に保つことができる。
【0019】
【実施例】以下、この出願に係る発明の一実施例を図面
に基づいて説明する。図1はならい機構付ペンホルダー
の一例を示す斜視図であり、図2は同ペンホルダーを一
部断面した正面図で、図3は同ペンホルダーを一部断面
した側面図である。
【0020】図示するように、ロボットRに取着する保
持部材1とペン2を支持する支持部材3との間には案内
手段aが設けられており、この案内手段aによって支持
部材3が保持部材1の垂直軸方向に上下動可能に支持さ
れている。
【0021】この案内手段aは、この実施例では、保持
部材1に平行に突設したガイド部材4と、このガイド部
材4を貫通する案内孔4a内を上下方向に滑動する2本
の案内軸5とから構成されており、この案内軸5はボル
ト6によって支持部材3の上部に結合されるとともに、
ガイド部材4の案内孔4aを貫通した上部で連結部材7
に結合され、これら支持部材3と両案内軸5と連結部材
7とによって両案内軸5が平行に結合された矩形の枠体
が形成されている。なお、この案内手段aは、支持部材
3を保持部材1の垂直軸方向に上下動可能にする構成
で、例えば約30mm程度のストロークを有する逃げ機構
であればよい。また、この実施例では案内孔4aにブッ
シュ4bを設けて案内軸5の上下滑動の円滑化を図って
いる。
【0022】そして、上記支持部材3とガイド部材4と
の間には付勢部材たる圧縮バネ8が設けられており、こ
の圧縮バネ8によって支持部材3とガイド部材4、つま
り保持部材1とが常に反発する方向に付勢されている。
この付勢部材は圧縮バネ8が好ましいが、ストロークが
短くてよい場合には他のゴム部材等でもよい。
【0023】なお、保持部材1の前面下方に位置する支
持部材3までの距離は、上記連結部材7の後方に設けら
れた調節部材9によって調節することが可能であり、こ
の調節部材9によって保持部材1側の突設部材10との
垂直方向距離が調節可能なように構成されている。この
調節によって上記圧縮バネ8の付勢力も多少は調節され
る。
【0024】一方、上記支持部材3の前面にはペン2を
支持するペンホルダー本体11が揺動可能に設けられて
おり、このペンホルダー本体11は、下部に設けられた
揺動孔11aを支持ボルト12によって支持部材3側に
連結したもので、揺動孔11aの内径と僅かに隙間を有
する径の支持ボルト12を揺動孔11aに挿通して支持
部材3の下部に設けられた支持孔3aに結合することに
より、ペンホルダー本体11は、この支持ボルト12の
中心を回動中心Oとして所定の揺動角度αの範囲内(図
では左右約30度、合計約60度)で揺動可能なように
構成されている。この揺動角度αは、ペンホルダー本体
11が所定角度揺動した位置で係止させるような構成で
あればよい。なお、この支持ボルト12は、揺動孔11
aに挿通して支持部材3側に結合した状態でもペンホル
ダー本体11が揺動できる寸法に形成されている。ま
た、この揺動角度αも、使用目的等に応じて適宜設定す
ればよい。
【0025】そして、このペンホルダー本体11の下部
には、被マーキング物の表面、つまり、マーキング面W
に沿って摺動する一対のカムフォロア14が設けられて
おり、ボルト15によってペンホルダー本体11に取着
されたカムフォロア14は外周部が回動自在に構成され
ている。この一対のカムフォロア14は上記ペン2を挟
んで対向するように設けられており、図2の左右方向に
回動自在なように設けられている。
【0026】また、このペンホルダー本体11には、こ
の実施例では、ペン2を保持するためのペンケース11
bが設けられており、このペンケース11bから所定量
が突出されたペン2は、上記両カムフォロア14から所
定量だけ突出するように設けられている。この突出量v
は、ペン2がマーキング面Wに押し付けられた時にペン
2が上昇(後退)するに適した寸法に設定されている。
【0027】更に、このペンケース11bにはペン2の
軸方向押付力を所定力に保つための押付力調節部材であ
る調節バネ13が設けられており、ペン2が上記マーキ
ング面Wに押し付けられて上記突出量vだけ後退した時
に最適な押付力となるように設定されている。この押付
力調節部材は、他にゴム筒のようなものであってもよ
い。
【0028】従って、このカムフォロア14をマーキン
グ面Wに当接させると、上記ペンホルダー本体11が支
持ボルト12を中心に揺動して両カムフォロア14がマ
ーキング面Wに当接するように傾く。このことはマーキ
ング面Wが曲面あるいは平面であっても、ロボットR
側、すなわち保持部材1側の垂直軸方向とは無関係に両
カムフォロア14が当接するようにペンホルダー本体1
1が傾き、このペンホルダー本体11が傾くことによっ
てペン2とマーキング面Wとの面直が常に保たれるよう
に作用する。
【0029】このようにマーキング面Wの表面形状に沿
ってペン2が揺動して面直を保つ機構がならい機構P
で、この出願に係る発明における最も特徴とする構成で
あり、このならい機構Pを設けたペンホルダーがこの出
願に係る発明のならい機構付ペンホルダーHである。
【0030】ところで、この実施例では、支持部材3に
対して揺動可能に設けられたペンホルダー本体11を、
常に保持部材1の垂直軸方向に保持するように制御する
ための姿勢制御部材が設けられており、この実施例では
この姿勢制御部材を引張バネ16によって構成してい
る。この引張バネ16は、ペンホルダー本体11の背面
に設けられた下部係止部材17と上述した連結部材7の
前面に設けられた上部係止部材18との間に配設された
ものであり、図2の2点鎖線で示すようにペンホルダー
本体11が揺動した時には下部係止部材17が円弧を描
いて変位することにより引張バネ16が伸長させられる
ので、常にペンホルダー本体11を保持部材1の垂直軸
方向に復帰させるように作用する。このようにペンホル
ダー本体11に姿勢制御部材を設けると、マーキング面
Wへのペンホルダー移動時やその他ペンホルダーHの未
作業移動時等でも常にペン2を保持部材1の垂直軸方向
を保つことができ、その上、ペンホルダー本体11の揺
動角度αを所定角度で規制する構成が不要となる。な
お、この引張バネ16は、図3の2点鎖線eで示すよう
に設けても同様の作用をなすことができ、ペンホルダー
本体11の軸方向を保持部材1の垂直軸方向に姿勢制御
できる配置であればよい。また、引張バネ16であれば
大きな揺動角度αにも対応できるが、小さな揺動角度α
の場合には板バネ等であってもよい。
【0031】以上のように構成されたならい機構付ペン
ホルダーHによれば、図4の(a) 〜(c) の作用図に示す
ように作用して曲面を有するマーキング面Wにマーキン
グ作業を行うことができる。
【0032】すなわち、ロボットによってマーキング面
WへペンホルダーHを移動させると(a) 、まず、ペン2
の先端がマーキング面Wに当接し、更に移動させると両
カムフォロア14がマーキング面Wに当接して圧縮バネ
8を所定量だけ押圧して所定の座標に達する。この時、
ペンホルダー本体11とともに支持部材3と案内軸5及
び連結部材7が一体的に上昇する(b) 。
【0033】この状態から、予めロボットの制御装置に
入力されているティーチングプログラムに従ってペンホ
ルダーHを移動させると、両カムフォロア14がマーキ
ング面Wに沿って移動し、マーキング面Wが曲面であっ
たとしてもその曲面に沿って両カムフォロア14が摺動
するようにペンホルダー本体11が揺動し(c) 、常にマ
ーキング面Wの表面とペン2との面直が保たれた状態で
マーキング作業を行うことができる。従って、ロボット
RをX−Y座標において直線的に座標制御すればペンホ
ルダーH自体が回転するため、ロボットRの座標制御が
極めて容易に行える。
【0034】また、このように両カムフォロア14がペ
ンホルダーHの自重も受けてマーキング面Wを摺動しな
がらマーキング作業を行うため、ペン2がマーキング面
Wに当接してから両カムフォロア14が当接するまでの
突出量v(図2)を、調節バネ13によるペン2の押付
力が小さな一定値となるように設定することにより、ペ
ン2とマーキング面Wとの面直とともに、ペン2に余分
な外力、例えば曲げ力や強い押付力等を作用させること
がないので、ペン2の寿命を最大限に延ばすことができ
る。
【0035】以上のように、ペン2を支持するペンホル
ダー本体11がマーキング面Wに沿って摺動しながらマ
ーキング作業を行うので、ロボットのティーチングを簡
易的にしてマーキング面Wとペン2との面直を粗く設定
したとしても正確な面直が保て、これによりロボットの
ティーチングが容易になる。このことは被マーキング物
の位置決め精度や寸法及び形状にばらつきがあったとし
ても容易に対応することが可能になる。
【0036】なお、上記実施例では、最も好ましい構成
の実施例を説明したが、上述した押付力調節部材や姿勢
制御部材は特になくてもこの出願に係る発明が目的とす
る曲面へのマーキング作業を容易に行うことができ、こ
の出願に係る発明は上記実施例に限定されるものではな
い。
【0037】
【発明の効果】この出願に係る発明は、以上説明したよ
うに構成しているので、以下に記載するような効果を奏
する。
【0038】請求項1〜3に係るならい機構付ペンホル
ダーによれば、マーキング作業時にペンホルダー本体に
設けられた一対のカムフォロアが、曲面のマーキング面
であっても沿うようにペンホルダー本体が揺動しながら
マーキング面に沿って摺動してマーキング作業を行うた
め、被マーキング物の表面に対するペンの面直を保ちな
がら正確なマーキング作業を行うことが可能となるの
で、ロボットのティーチングを簡略化して効率的で正確
なマーキング作業が容易に可能となる。また、常に面直
を正確に保ったマーキング作業が行えるためペンの寿命
も長くなる。
【0039】特に、請求項2に係るならい機構付ペンホ
ルダーによれば、ペンホルダー本体と保持部材との間に
設けられた姿勢制御部材により、マーキング作業時以外
の時にペンホルダー本体の軸方向を保持部材の垂直軸方
向に保持することができるので、ロボットのハンドリン
グ時等に常にペンを垂直軸方向に保持して正確なマーキ
ング作業の開始と終了が行えるマーキング作業が可能と
なる。
【0040】また、特に請求項3に係るならい機構付ペ
ンホルダーによれば、ペンホルダー本体に設けられた押
付力調節部材により、マーキング作業中にペンの軸方向
押し付け力を一定に保つことができるので、常に所定値
の押し付け力によって仕上がりの美しい正確なマーキン
グ作業が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願に係るならい機構付ペンホルダー全体
を示す斜視図である。
【図2】図1のペンホルダーを一部断面した状態を示す
正面図である。
【図3】図1のペンホルダーを一部断面した状態を示す
側面図である。
【図4】(a) 〜(c) は、図1のペンホルダーによるなら
い機構の作用を説明するための作用図である。
【図5】従来のペンホルダーを示す断面図であり、(a)
は一部断面した正面図、(b) は側面図である。
【符号の説明】
1…保持部材 2…ペン 3…支持部材 4…ガイド部材 5…案内軸 7…連結部材 8…圧縮バネ(付勢部材) 9…調節部材 10…突設部材 11…ペンホルダー本体 11a…揺動孔 12…支持ボルト 13…調節バネ(押付力調節部材) 14…カムフォロア 16…引張バネ(姿勢制御部材) 17…下部係止部材 18…上部係止部材 a…案内手段 v…突出量 α…揺動角度 W…マーキング面 R…ロボット O…回動中心 P…ならい機構 H…ならい機構付ペンホルダー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保持部材によって産業用ロボットに取着
    して支持部材側に支持したマーキングペンにより被マー
    キング物にマーキング作業を行うペンホルダーにおい
    て、 前記保持部材の垂直軸方向に、前記支持部材を上下動可
    能にガイドする案内手段を設け、該案内手段に前記保持
    部材と支持部材とを反発方向に付勢する付勢部材を設
    け、前記支持部材に前記マーキングペンを支持するペン
    ホルダー本体を揺動可能に設け、該ペンホルダー本体に
    前記被マーキング物に沿って摺動する一対のカムフォロ
    アを前記ペンを挟んで設けたことを特徴とするならい機
    構付ペンホルダー。
  2. 【請求項2】 ペンホルダー本体と保持部材との間に、
    該ペンホルダー本体の軸方向を保持部材の垂直軸方向に
    保持する姿勢制御部材を設けたことを特徴とする請求項
    1記載のならい機構付ペンホルダー。
  3. 【請求項3】 ペンホルダー本体に、ペンの軸方向押圧
    力を所定力に保つ押付力調節部材を設けたことを特徴と
    する請求項1又は請求項2記載のならい機構付ペンホル
    ダー。
JP28357194A 1994-11-17 1994-11-17 ならい機構付ペンホルダー Pending JPH08141946A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28357194A JPH08141946A (ja) 1994-11-17 1994-11-17 ならい機構付ペンホルダー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28357194A JPH08141946A (ja) 1994-11-17 1994-11-17 ならい機構付ペンホルダー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08141946A true JPH08141946A (ja) 1996-06-04

Family

ID=17667255

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28357194A Pending JPH08141946A (ja) 1994-11-17 1994-11-17 ならい機構付ペンホルダー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08141946A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004354383A (ja) * 2003-05-28 2004-12-16 General Electric Co <Ge> 構成部品を検査する方法及び装置
CN102825338A (zh) * 2011-06-17 2012-12-19 上海晋飞复合材料科技有限公司 产品表面线条、沟槽的简单成型工艺
CN109895060A (zh) * 2019-04-29 2019-06-18 沈阳建筑大学 一种凸轮式高频多色自动划线装置
CN111390861A (zh) * 2019-12-30 2020-07-10 龙铁纵横(北京)轨道交通科技股份有限公司 一种自适应高精度防松打标装置及方法
JP2020146743A (ja) * 2019-03-15 2020-09-17 株式会社淀川製鋼所 マーキング体
CN111702517A (zh) * 2020-06-04 2020-09-25 何鹏辉 一种刀把防滑纹快速加工设备
CN112848492A (zh) * 2020-12-31 2021-05-28 广东中科天工智能技术有限公司 内盒至外盒的改进生产工艺
CN113459060A (zh) * 2021-07-28 2021-10-01 全加机械设备(上海)有限公司 自动点标机构

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS508839A (ja) * 1973-05-26 1975-01-29
JPS5436400U (ja) * 1977-08-17 1979-03-09
JPS593831U (ja) * 1982-06-30 1984-01-11 株式会社丸山製作所 圧力容器

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS508839A (ja) * 1973-05-26 1975-01-29
JPS5436400U (ja) * 1977-08-17 1979-03-09
JPS593831U (ja) * 1982-06-30 1984-01-11 株式会社丸山製作所 圧力容器

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004354383A (ja) * 2003-05-28 2004-12-16 General Electric Co <Ge> 構成部品を検査する方法及び装置
CN102825338A (zh) * 2011-06-17 2012-12-19 上海晋飞复合材料科技有限公司 产品表面线条、沟槽的简单成型工艺
CN102825338B (zh) * 2011-06-17 2014-10-01 上海晋飞复合材料科技有限公司 产品表面线条、沟槽的简单成型工艺
JP2020146743A (ja) * 2019-03-15 2020-09-17 株式会社淀川製鋼所 マーキング体
CN109895060A (zh) * 2019-04-29 2019-06-18 沈阳建筑大学 一种凸轮式高频多色自动划线装置
CN111390861A (zh) * 2019-12-30 2020-07-10 龙铁纵横(北京)轨道交通科技股份有限公司 一种自适应高精度防松打标装置及方法
CN111390861B (zh) * 2019-12-30 2024-02-06 龙铁纵横(北京)轨道交通科技股份有限公司 一种自适应高精度防松打标装置及方法
CN111702517A (zh) * 2020-06-04 2020-09-25 何鹏辉 一种刀把防滑纹快速加工设备
CN111702517B (zh) * 2020-06-04 2022-05-06 阳江市金彪马实业有限公司 一种刀把防滑纹快速加工设备
CN112848492A (zh) * 2020-12-31 2021-05-28 广东中科天工智能技术有限公司 内盒至外盒的改进生产工艺
CN113459060A (zh) * 2021-07-28 2021-10-01 全加机械设备(上海)有限公司 自动点标机构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08141946A (ja) ならい機構付ペンホルダー
WO2018211868A1 (en) Workpiece gripping device
KR101407897B1 (ko) 유리 절단기용 커터 헤드 장치
JPH07328506A (ja) 刷毛式塗布装置
JP5021243B2 (ja) ワークバイスの口金構造
JPS60127992A (ja) 産業用ロボツトのハンド装置
KR0160966B1 (ko) 판재 형상 교정 장치와 그것을 갖춘 프레스 브레이크 장치 및 판재 형상 교정 방법
JPH06238338A (ja) ナイフの曲げ加工装置
JPH0611728Y2 (ja) ワーククランプ装置
JPH0746435Y2 (ja) 加工用クランプ装置
JP2548353Y2 (ja) ロボットハンド
JPH028675Y2 (ja)
JP2006088269A (ja) ワーククランプ装置
JP3030492U (ja) 嵌着用治具
JPH11285737A (ja) 筒状体の曲げ方法および曲げ装置
JPH0657606U (ja) 溝切りカッターにおける刃案内構造
JPS5917603Y2 (ja) チェ−ンのみ機の送り装置
JPH06238339A (ja) ナイフの曲げ加工装置
JPH0214807Y2 (ja)
JP3172761B2 (ja) 形鋼加工機における送材装置
JPH09207038A (ja) 板材加工装置のワーク位置決め装置
JPS63162130A (ja) ドツトプリンタ用中間ガイド挿入装置
JPS61249237A (ja) プリロード型工具ホルダーを備えたロボット
JPS632567A (ja) 可搬式ロボツト
JPH0751220Y2 (ja) ワークのクランプ装置