JPH0751220Y2 - ワークのクランプ装置 - Google Patents

ワークのクランプ装置

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JPH0751220Y2
JPH0751220Y2 JP10207090U JP10207090U JPH0751220Y2 JP H0751220 Y2 JPH0751220 Y2 JP H0751220Y2 JP 10207090 U JP10207090 U JP 10207090U JP 10207090 U JP10207090 U JP 10207090U JP H0751220 Y2 JPH0751220 Y2 JP H0751220Y2
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JP
Japan
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work
clamp
locking member
sliding
sliding members
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JP10207090U
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JPH0460629U (ja
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唯雄 石子
恒生 西川
勝二 鈴木
栄吉 大原
淳男 中西
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は加工するワークをクランプするためのクランプ
装置に関し、詳しくは、自動車の部品であるナックルア
ーム等のように加工基準面の不安定や加工時の揺動など
で、クランプ位置が変化しても容易に対応でき、しかも
確固としたクランプが行えるワークのクランプ装置に関
するものである。
〔従来の技術〕
従来、自動車の部品であるナックルアーム等のように曲
折した長尺形状で、しかも加工用基準面が不安定なワー
クに切削加工を施す場合、基準となる位置に設定した固
定座にワークを載置し、そのワークの両側から均等に近
接してワークを挟持する一対の爪を設けたクランプ装置
によりワークをクランプしていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、前記従来のクランプ装置によると、次の
ような問題点がある。
ワーク自体が曲折し、その形状や加工用基準面にばらつ
きがあるため、クランプされるワークの位置にズレが生
じ、片側の爪にワークが当接するだけとなり、確実にク
ランプすることができない。しかも、このような状態の
ままで、切削を行うとワーク自体にビビリ現象を生じ、
良好な切削加工が実施できない。
また、ワークをクランプする爪の位置を調整するにはク
ランプ装置を移動する移動装置が必要になり、クランプ
装置全体の機構が複雑なものとなる。
本考案は前記問題点に鑑みてなされたもので、ワークの
クランプ位置が変化しても確実にクランプすることがで
き、しかも機構が簡単なワークのクランプ装置を提供す
ることにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は前記課題を解決するため、加工するワークをク
ランプするためのクランプ装置において、駆動源のロッ
ド端部に取付けた進退自在な係止部材と、該係止部材の
両端に夫々挿通すると共に、端部に傾斜面を形成した一
対の摺動部材と、該摺動部材の端部と前記係止部材との
間に介在して該摺動部材を付勢するスプリングと、前記
摺動部材の傾斜面に押圧されて閉動すると共に、リンク
機構で該摺動部材に連設する一対のクランプ爪とからな
るワークのクランプ装置を構成したものである。
〔作用〕
本考案によれば、駆動源により係止部材が移動すると、
スプリングを介して一対の摺動部材が移動する。これに
よりその端部の傾斜面が一対のクランプ爪を押圧するこ
とになり、クランプ爪は閉動し、ワークをクランプする
ことになる。この時、各摺動部材はスプリングの付勢力
によりクランプ爪を押圧しているので、ワークの位置が
変化してもスプリングがその変化に対応し、ワークを確
実にクランプすることができる。
〔実施例〕
本考案に係る一実施例を図面に基づいて説明する。
図面の第1図はクランプ装置の一部破断平面図、第2図
はクランプ装置の側面図、第3図はクランプ装置の作動
状態を示す平面図である。
第1図および第2図に示すようにクランプ装置Aは、本
体1の中央に配設した駆動源であるシリンダ2と、その
シリンダ2のピストンロッド2a端部に取付けた進退自在
な係止部材3と、その係止部材3の両端に夫々挿通する
一対の摺動部材4,4と、その摺動部材4,4の端部5,5と係
止部材3との間に介在して摺動部材4,4を付勢するスプ
リング6,6と、摺動部材4,4の端部5,5に形成した傾斜面5
a,5aに押圧されて閉動すると共に、リンク機構7,7に摺
動部材4,4に連設する一対のクランプ爪8,8とからなる。
なお、ワークWは自動車の部品であるナックルアームで
ある。また、CはワークWを加工するカッターヘッドで
あり、クランプ装置Aは基台KにブラケットBを介して
取付けてある。
前記本体1の両側には摺動部材4,4のガイド部1a,1aが設
けられており、摺動部材4,4はこのガイド部1a,1a内を摺
動するようになっている。前記シリンダ2はピストン2b
を介してピストンロッド2aを前位置と後位置の二箇所に
移動するものであり、そのピストンロッド2aの先端部を
ボルト2cにより係止部材3の中央に取付けている。ま
た、シリンダ2は油圧シリンダやエアーシリンダであ
り、可変作動するものでもよい。前記係止部材3の両端
には摺動部材4,4を夫々押通する孔部3a,3aを形成してい
る。
前記摺動部材4,4はガイド部1a,1a内を摺動する端部5,5
と、その端部5,5の後端に延設したバー4a,4aとからな
り、このバー4a,4aを係止部材3の孔部3a,3aに挿通して
いる。また、バー4a,4aの端には抜け止め部材4b,4bを設
けている。前記端部5,5の内面側には先細りの傾斜面5a,
5aを形成してあり、中央に長孔5b,5bを形成している。
前記スプリング6,6はバー4a,4aに巻装するように設けて
あり、その一端を端部5,5に取付け、他端を係止部材3
の夫々の端に取付けている。このスプリング6,6は縮退
して設けているので、常時、摺動部材4,4を前位置へ付
勢するようになっている。
前記クランプ爪8,8は略ヘ字形状で、対称に配置してお
り、夫々長辺側の端部に設けた軸8a,8aを支点として回
動自在になっている。また、両方の短辺側の端でワーク
Wをクランプするようになっており、摺動部材4,4の傾
斜面5a,5aが折曲部に当接し押圧することで、クランプ
爪8,8を閉動するようになっている。そして、一定以上
の閉動を防止するためにストッパ9を設けている。
前記リンク機構7,7はリンク部材7a,7aと、その一端を摺
動部材4,4の長孔5b,5bに取付けるピン7b,7bと、他端を
クランプ爪8,8の折曲部に取付けるピン7c,7cとからな
る。
次に、クランプ装置Aの作動および作用を説明する。
ナックルアームなどのような比較的長尺なワークWが加
工位置に搬入されると、シリンダー2が作動してピスト
ン2bを前方(第1図において右方)の移動端まで作動す
る。ピストン2bが作動すると、そのピストン2bに一体的
に設けているピストンロッド2aの端部に取付けた係止部
材3が前位置に移動する。
係止部材3の移動によりスプリング6,6が圧縮され、ス
プリング6,6の付勢力で摺動部材4,4が前進移動(第1図
において右方)する。
摺動部材4,4が移動すると、その摺動部材4,4の傾斜面5
a,5aに当接しているクランプ爪8,8が押圧される。これ
によりクランプ爪8,8が閉動してワークWをクランプす
る。
この時、ワークWのクランプ位置が第3図に示すように
ズレた位置、つまりワークW1の位置にきた場合でも、左
右の各機構が独立して作動すると共に、スプリング6に
より摺動部材4の移動量が変化するので、ワークWのク
ランプ位置の変化に対応することができる。
また、シリンダー2の逆作動により、係止部材3が後位
置(第1図において左方)に移動し、摺動部材4,4を後
退させる。これによりリンク機構7,7を介してクランプ
爪8,8が開動することになる。
〔考案の効果〕
本考案は以上のように構成したので、次のような効果が
ある。
各摺動部材がスプリングの付勢力によりクランプ爪を押
圧しているので、ワークの位置が変化してもスプリング
がその変化に対応し、ワークを確実にクランプすること
ができる。よって、切削を行ってもワーク自体のビビリ
現象を防止でき、良好な切削加工を実施できる。
また、ワークの位置ズレに対応するための移動装置が不
要となり、さらに、摺動部材やクランプ爪およびリンク
機構をスプリングとシリンダの協動で作動させるだけの
構造としたので、簡単な機構のクランプ装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】 図面は本考案の一実施例に係り、第1図はクランプ装置
の一部破断平面図、第2図はクランプ装置の側面図、第
3図はクランプ装置の作動状態を示す平面図である。 A…クランプ装置、B…ブラケット C…カッターヘッド、K…基台 W,W1…ワーク 1…本体、1a…ガイド部 2…シリンダ(駆動源) 2a…ピストンロッド 2b…ピストン、2c…ボルト 3…係止部材、3a…孔部 4…摺動部材、4a…バー 4b…抜け止め部材、5…端部 5a…傾斜面、5b…長孔 6…スプリング、7…リンク機構 7a…リンク部材、7b,7c…ピン 8…クランプ爪、8a…軸 9…ストッパー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】加工するワークをクランプするためのクラ
    ンプ装置において、 駆動源のロッド端部に取付けた進退自在な係止部材と、 該係止部材の両端に夫々挿通すると共に、端部に傾斜面
    を形成した一対の摺動部材と、 該摺動部材の端部と前記係止部材との間に介在して該摺
    動部材を付勢するスプリングと、 前記摺動部材の傾斜面に押圧されて閉動すると共に、リ
    ンク機構で該摺動部材に連設する一対のクランプ爪とか
    らなることを特徴とするワークのクランプ装置。
JP10207090U 1990-09-28 1990-09-28 ワークのクランプ装置 Expired - Lifetime JPH0751220Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10207090U JPH0751220Y2 (ja) 1990-09-28 1990-09-28 ワークのクランプ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10207090U JPH0751220Y2 (ja) 1990-09-28 1990-09-28 ワークのクランプ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0460629U JPH0460629U (ja) 1992-05-25
JPH0751220Y2 true JPH0751220Y2 (ja) 1995-11-22

Family

ID=31846023

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10207090U Expired - Lifetime JPH0751220Y2 (ja) 1990-09-28 1990-09-28 ワークのクランプ装置

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JPH0460629U (ja) 1992-05-25

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