JPH09207038A - 板材加工装置のワーク位置決め装置 - Google Patents

板材加工装置のワーク位置決め装置

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JPH09207038A
JPH09207038A JP8015555A JP1555596A JPH09207038A JP H09207038 A JPH09207038 A JP H09207038A JP 8015555 A JP8015555 A JP 8015555A JP 1555596 A JP1555596 A JP 1555596A JP H09207038 A JPH09207038 A JP H09207038A
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abutting
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワーク位置決め装置側からワークの搬入搬出
が容易で、かつワークの端面を変形させず正確な位置決
めが可能な板材加工装置のワーク位置決め装置の提供。 【解決手段】 クランプレバー41の回動支点39を上
下に揺動させるリンク機構を備えた板材加工装置のワー
ククランプ装置において、突当て部材55を備えた位置
決め装置50をクランプベース31に設け、突当て部材
をパスラインよりも下方の位置またはワーク搬送面より
も上方の位置へ出没可能に設け、該突当て部材をワーク
搬送面よりも上方の位置にもたらすときは該突当て部材
のワークの突当て面がワーク位置決め基準線に一致する
と共に突当て部材の上部の高さ位置がワークの最大の板
厚とほぼ同等の高さ位置を有し、前記パスラインよりも
下方の位置にもたらすきは該突当て部材のワークの突当
て面がワーク位置決め基準線から離隔することを特徴と
する板材加工装置のワーク位置決め装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は板材加工装置のワー
ク位置決め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば実開平5−28582号公報に
は、レーザ加工機用のワーク位置決め装置(ワーククラ
ンプ装置)が開示されている。このワーク位置決め装置
においては、クランプベースに対してクランプ押えが上
下動自在に設けられ、レーザ加工機へのワークの搬入搬
出時にはワーク位置決め装置の上面がワーク搬送面の高
さ位置よりも低い位置に位置決めされた状態においてワ
ークの搬入搬出できる様になっている。
【0003】しかし上述の従来のワーク位置決め装置に
おいて、ワークの搬入搬出時にクランプ押えは、ワーク
搬送面の高さ位置よりも低い位置に位置決めされた状態
にはなるが、ワークのパスライン(テーブル上に載置さ
れたワークを移動させる高さ位置を意味する)よりも高
い位置にあるため、ワークの搬入搬出の高さによって
は、ワークとクランプ押えの上面とが干渉してしまうこ
ともあり作業性が低下してしまう問題があった。
【0004】上記の問題に対して、本願出願人の出願中
の発明(特願平7−250952号)のワーククランプ
装置は、先端に下部クランプジョーを備えたクランプベ
ースと、このクランプベースに対して先端に上部クラン
プジョーを備えたクランプ押えと、ワーククランプ時に
前記下部クランプジョーと上部クランプジョーとでワー
クをクランプさせると共にワークアンクランプ時に前記
クランプ押えの上面をパスラインとほぼ同じ高さ位置に
位置させるべく、前記クランプ押えを揺動かつ上下動さ
せる作動装置とで構成することにより、例えば、ワーク
テーブルの一側に設けられたワーククランプ装置でワー
クをクランプする際には、作動装置を作動させてクラン
プベースに対してクランプ押えを上昇させると共に揺動
させ、クランプベースの先端に設けられている下部クラ
ンプジョーとクランプ押えの先端に設けられている上部
クランプジョーとでワークをクランプし、ワークをアン
クランプする際には、前記作動装置を作動させてクラン
プ押えを逆方向へ揺動させると共に下降させ、クランプ
押えの上面をパスラインとほぼ同じ高さ位置に位置させ
ることによって、ワークと上部クランプジョーの上面と
が干渉しないようにして前述の作業性の低下問題を解決
している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記本願出願人の出願
中の発明(特願平7−250952号)のワーククラン
プ装置(ワーク位置決め装置)によって、前述の如く従
来のワーク位置決め装置(実開平5−28582号)の
ワークの搬入搬出時の作業性の低下問題は解決されては
いるが、クランプベースの側面に設られたY軸方向のワ
ークの基準位置を決めるための突当てブロックの上面の
高さと、ワークの搬送面との距離が数mm程度と近接し
ており、例えば板厚がこの距離の数倍から10倍もある
ような厚板を位置決めする場合には、前記突当てブロッ
クとワークとがごく一部分でしか当接しないので、位置
決めのときの押圧力でワークの端面が変形したり、また
その変形によりワークの正確な位置決めができないなど
の問題がある。
【0006】本発明は上述の如き問題に鑑みてなされた
ものであり、本発明の課題はワーク位置決め装置の装着
側からのワークの搬入搬出が容易であると共に、ワーク
の端面を変形させることなく正確な位置決めが可能な板
材加工装置のワーク位置決め装置を提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する手段
として、請求項1に記載の板材加工装置のワーク位置決
め装置は、下部クランプジョーを備えたクランプベース
と、該クランプベースに前記下部クランプジョーと共働
してワークをクランプするクランプレバーとを設け、該
クランプレバーの回動支点の位置を上下に揺動させるリ
ンク機構と前記クランプレバーとを作動させる作動装置
を前記クランプベースに設けてなるワーククランプ装置
を設け、ワークの突当て基準位置を決めるための突当て
部材を備えた位置決め装置を前記クランプベースに設
け、前記突当て部材をパスラインよりも下方の位置また
はワーク搬送面よりも上方の位置へ出没可能に設け、該
突当て部材をワーク搬送面よりも上方の位置にもたらす
ときは該突当て部材のワークの突当て面がワーク位置決
め基準線に一致すると共に突当て部材55の上部の高さ
位置がクランプ可能なワークの最大の板厚とほぼ同等の
高さ位置を有し、前記パスラインよりも下方の位置にも
たらすきは該突当て部材のワークの突当て面がワーク位
置決め基準線から離隔することを特徴とするものであ
る。
【0008】従って、ワークの位置決めを行わないとき
には、突当て部材をパスラインよりも下方の位置に回転
退避させれば、ワークの搬入搬出時に突当て部材とワー
クとがが干渉することがない。また、突当て部材をワー
ク搬送面よりも上方に引き起こしてワークの位置決めを
行うときには、突当て部材の上部の高さがクランプ可能
なワークの最大の板厚とほぼ同等の高さ位置を有するの
で、厚板を位置決めする場合にも広い突当て面でワーク
を受けることができる。そのため突当て時の衝撃的力で
ワークに変形を与えることがなく正確な位置決めが可能
となる。
【0009】請求項2に記載の板材加工装置のワーク位
置決め装置は、請求項1に記載の発明において、前記位
置決め装置の突当て部材をワーク位置決め基準線と傾斜
角度が90度−θ度の回転軸に回動可能に設けると共
に、該突当て部材をワーク搬送面よりも上方の位置にも
たらしたとき、前記突当て面が前記ワーク位置決め基準
線に一致すべく傾斜角θ度を設けてあることを特徴とす
るものである。
【0010】従って、突当て部材をパスラインよりも下
方の位置に回転退避させる場合、突当て部材はワークか
ら離れる方向に回動するのでワークと摩擦することなく
スムーズに退避させることができる。
【0011】請求項3に記載の板材加工装置のワーク位
置決め装置は、下部クランプジョーを備えたクランプベ
ースと、該クランプベースに前記下部クランプジョーと
共働してワークをクランプするクランプレバーとを設
け、該クランプレバーの回動支点の位置を上下に揺動さ
せるリンク機構と前記クランプレバーとを作動させる作
動装置を前記クランプベースに設けてなるワーククラン
プ装置を設け、ワークの突当て基準位置を決めるための
突当て部材を備えた位置決め装置を前記クランプベース
に設け、前記突当て部材をパスラインよりも下方の位置
またはワーク搬送面よりも上方の位置へ出没可能に設
け、該突当て部材をワーク搬送面よりも上方の位置にも
たらすときは該突当て部材のワークの突当て面がワーク
位置決め基準線に一致すると共に突当て部材の上部の高
さ位置がクランプ可能なワークの最大の板厚とほぼ同等
の高さ位置を有し、前記パスラインよりも下方の位置に
もたらすきは該突当て部材のワークの突当て面がワーク
位置決め基準線から離隔する構成となし、かつ前記位置
決め装置の突当て部材をワーク位置決め基準線と傾斜角
度が90度−θ度の回転軸に回動可能に設けると共に、
該突当て部材をワーク搬送面よりも上方の位置にもたら
したとき、前記突当て面が前記ワーク位置決め基準線に
一致すべく傾斜角θ度を設けてあり、前記ワークのサイ
ズの変化に対応してクランプ装置と一体的に設けた位置
決め装置が同時に移動する構成としたことを特徴とする
ものである。
【0012】従って、ワークのサイズの変化に対応して
板材加工装置のワーク位置決め装置とワーククランプ装
置とを同時に移動させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明に係わる板
材加工装置のワーク位置決め装置を光一軸、ワーク一軸
移動タイプのレーザ加工装置に装着した例である。
【0014】レーザ加工機1は前後方向(X軸方向)へ
延伸した例えば箱形状のベッド3を備えており、このベ
ッド3上にはX軸方向へ延伸した平行な複数のガイドレ
ール5が敷設してある。このガイドレール5上には図示
省略の駆動モータ、ボールねじ、ナット部材などにより
X軸方向へ移動自在なワークテーブル7が設てあり、こ
のワークテーブル7上には加工すべきワークWが載置さ
れる。このワークテーブル7の一側、図1において右側
のX軸方向には、適宜な間隔で複数のワーク位置決め装
置9が設けてある。
【0015】前記ベッド3に跨がって門型フレーム11
が立設してあり、この門型フレーム11は、上部フレー
ム11Uとサイドフレーム11R,11Lで構成されて
いる。この門型フレーム11における上部フレーム11
Uの前側には左右方向(Y軸方向)へ延伸した平行な複
数のガイドレール13が設けてあり、このガイドレール
13には図示省略の例えば駆動モータ,ボールねじ,ナ
ット部材によってY軸方向へ移動自在なY軸キャレッジ
15が設けある。
【0016】このY軸キャレッジ15にはY軸方向に出
力されているレーザビームを加工点へ導くためのベンド
ミラーが設けてあり、その直下には、図示省略の例えば
流体シリンダーなどによって上下方向(Z軸方向)へ移
動自在なレーザ加工ヘッド17が設けてある。このレー
ザ加工ヘッド17内にはベンドミラー,集光レンズが備
えられており、また前記レーザ加工ヘッド17の先端に
はレーザノズル19が設けてある。また、前記門型フレ
ーム11におけるサイドフレーム11Rの上部には、レ
ーザ加工機1を制御するNC制御装置21がブラケット
23を介して取付けてある。
【0017】上記構成により、ワークテーブル7をX軸
方向へ移動させるると共に、Y軸キャレッジ15をY軸
方向へ移動させることによって、図示省略のレーザ発振
器から発振されたレーザビームはベンドミラー,集光レ
ンズを経てレーザノズル19からワークWへ向けて照射
され、ワークWに必要な形状のレーザ切断を行うことが
できる。
【0018】前記ワークテーブル7は、図5に示されて
いるようにY軸方向へ適宜な間隔で複数の先端が鋭角形
状をしたワーク支持板25を備えた支持フレーム27が
設けてあり、この支持フレーム27がX軸方向へ適宜な
間隔で設けてある。また、支持フレーム27に設けられ
た前記ワーク支持板25の間には複数の流体シリンダー
(図示省略)が設けられており、この流体シリンダーの
ピストンロッド(図示省略)の先端にはワークWを支持
するフリーベア(図示省略)が設けてある。
【0019】上記構成により、レーザ加工時にはワーク
Wはパスライン(テーブル上に載置されたワークを移動
させる高さ位置)上で複数のワーク支持板25に支持さ
れてレーザ加工が行われると共に、ワークWの搬入搬出
時には、前記流体シリンダーを作動させてピストンロッ
ドを介してフリーベアを各ワーク支持板25の先端より
上方のワーク搬送面でワークWは搬入または搬出される
ようになっている。
【0020】さて、図2〜図5を適宜参照しながらワー
ク位置決め装置9の構成について説明する。なお、図2
は図3のII−II線に沿った断面図でありワーク位置
決め装置9の動作を説明するものである。図3は前記図
1のワーク位置決め装置9を詳細に示した平面図であ
る。図4は図2のIV−IV線に沿った断面図であり、
図5はワーク位置決め装置9の側面図であり前記ワーク
テーブル7に装着した状態を示したものである。
【0021】図1および図5を参照するに、ワークテー
ブル7の上方の一側には、ワーク位置決め装置9を装着
するためのX軸方向に延伸したワーククランプ取付けレ
ール29が設けてある。このワーククランプ取付けレー
ル29にワーク位置決め装置9の一部であるクランプベ
ース31に設けたT溝部30が摺動自在に係合させてあ
り、このクランプベース31をワーククランプ取付けレ
ール29に固定する場合にはワーク位置決め装置に設け
てあるクランプレバー33で任意な位置に固定すること
ができる。
【0022】図2〜図4を参照するに、クランプベース
31にはY軸方向(図2〜図4において上下方向)に間
隙をおいて2個のL字形状の第1リンク35の一端が該
クランプベース31に設けた第1軸37にX軸方向(図
2〜図4において左右方向)に揺動可能に軸支してあ
る。前記2個の第1リンク35の片方の他端には第2軸
39の両端部が回転可能に軸支されており、さらにこの
2個の第1リンク35の前記間隙にクランプレバー41
のほぼ中央部の回動支点が前記第2軸39に回転可能に
軸支してある。
【0023】前記第2軸39には第2リンク43の一端
が回転可能に軸支されており、該第2リンク43の他端
には第3リンク47の一端が第3軸45で回転可能に軸
支してある。そして、この第3リンク47の他端は前記
クランプベース31に設けた第4軸49に回転可能に軸
支してある。なお、この第4軸49はクランプベース3
1の下部に設けたヒンジブロック48に設けてある。
【0024】図3によく現れているように、第1軸37
には前記第1リンク35を常に反時計方向(図2におい
て左回転方向)に付勢するスプリング51の一端が取り
付けられていると共にスプリング51の他端は前記第2
軸39に巻回してある。
【0025】また、図3〜図5を参照するに、ワークW
のY軸方向の基準位置またはワークWの突当て基準位置
を決めるための位置決め装置50が前記クランプベース
31の一側(図3〜図5にいては上側)側面に設けてあ
る。この位置決め装置50は、突当て部材保持体53と
突当て部材55および該突当て部材55に設けた回転軸
54などからなり、前記突当て部材55を回動自在に軸
支する突当て部材保持体53が前記クランプベース31
の一側(図3〜図5にいては上部側)側面にボルト5
6、ノックピン58などの固定手段により設けてある。
【0026】前記突当て部材55は凹の字形状をしてお
り、この凹部を貫通する回転軸54が止めねじ57など
により固定してある。また、前記突当て部材保持体53
は前記突当て部材55の凹部に係合する凸部を備えてお
り、この凸部に前記回転軸54が嵌合する嵌合穴が設け
てある。そしてこの嵌合穴に係合する回転軸54はワー
ク位置決め基準線と該回転軸54との角度が90度−θ
度(実施例ではθ=10度)になるように設けてある。
また、突当て部材55のY軸方向の基準位置を決める突
当て面またはワークWの突当て基準位置を決める突当て
面は、この突当て部材55を図5に示すように回動させ
た状態においてワークWの端面に当接するように回転軸
54に対してθ度傾斜させて形成してある。
【0027】図4は前記突当て部材55の突当て面をパ
スラインよりも下方の位置にくるように回転させた状態
を示したものである。また、図3および図5は突当て部
材55をパスラインよりも上方の位置にくるように回転
させた状態を示したものであり、突当て部材55はワー
ク搬送面よりも上方に位置した状態となりワークWに当
接可能な位置にくる。なおこのときの突当て部材55の
上部の高さ位置がパスラインよりも上方の位置に在ると
共に、その高さは該突当て部材55に当接させられるク
ランプ可能なワークWの最大の板厚とほぼ同等の高さ位
置を有するように設けてある。
【0028】位置決め装置50を上記のごとく構成する
ことにより、ワークWの位置決めを行わないときには、
突当て部材55をパスラインよりも下方の位置に回転退
避させればワークWの搬入搬出時に突当て部材55とワ
ークWとがが干渉することがない。また、ワークWの位
置決めを行う場合には突当て部材55ワーク搬送面より
も上方に引き起こしてワークWの位置決めを行う。この
とき、突当て部材55の位置はワーク搬送面よりも十分
に上方に位置させることが可能であるので、図5に示す
ように厚板を位置決めする場合にも広い突当て面でワー
クを受けるので突当て時の衝撃的力でワークWに変形を
与えることがない。従って厚板においても正確な位置決
めが可能となる。
【0029】また、上記構成により突当て部材55をパ
スラインよりも下方の位置に回転退避させる場合、突当
て部材55はワークWの端面から離れる方向に回動する
のでワークWと摩擦することなくスムーズに退避させる
ことができる。なお、突当て部材55がちょっとした振
動で動かないように、突当て部材55にボールプランジ
ャー60を設け、このボールプランジャー60のボール
を突当て部材保持体53の適宜な位置設けた円錐形の溝
に係合させることにより、突当て部材55の位置を保持
させるようにしてある。
【0030】さて図2にを参照するに、前記クランプベ
ース31の左端上面には下部クランプジョー59が取り
付けられていると共に、前記クランプレバー41の左端
下面には上部クランプジョー61が取り付けられてい
る。また、クランプレバー41の側方のクランプベース
31上にはワークWを支持するフリーベア63が回転自
在に設けてある。
【0031】前記クランプレバー41の右方(図2にお
いて右方向)の前記クランプベース31の下部には、こ
のクランプレバー41の一端を押圧する作動装置とし
て、例えば空圧シリンダー67が取り付けられており、
この空圧シリンダー67に装着されたピストンロッド
(図示省略)の先端にはプルブロック71が取り付けら
れている。このプルブロック71には第3リンク47を
上から押える押えピン73が取り付けてある。前記空圧
シリンダー67の一側における上下には配管75,77
が接続されている。
【0032】上記構成のワーク位置決め装置9の動作を
図2を参照しながら説明する。ワークWをワーク位置決
め装置9でクランプする場合には、前記位置決め装置5
0を使用してワークWのY軸方向の位置決めを行ない、
次に空圧シリンダー67の下部シリンダー室(図示省
略)にエア供給口77からエアを供給して空圧シリンダ
ー67を作動させれば、ピストンロッド(図示省略)に
設けたプルブロック71が上昇する。このプルブロック
71が上昇すると、第1リンク35はスプリング51に
より反時計方向に付勢されているので、この第1リンク
35に第2リンク43を介して連結する第3リンク47
が第4軸49を支点にして時計方向に回転させられて実
線の位置に位置決めされる。
【0033】この第3リンク47の回動により第2リン
ク43が垂直状態にあった初期状態(2点鎖線で示す)
の位置から実線の位置へ移動し、第1リンク35が水平
状態からクランプベース31上に立上った位置に移動し
て、クランプレバー41がAの位置状態からBの位置状
態となる。さらにプルブロック73を上昇させると、ク
ランプレバー41の右端はプルブロック73に押圧され
て、第2軸39を支点にして反時計方向廻りに回動して
Cの状態を経てDの状態となり、クランプレバー41の
先端に設けられた上部クランプジョー61とクランプベ
ース31の先端に設けられた下部クランプジョー59と
の協働でワークWを確実にクランプすることができる。
なお、ワークWのクランプが終了したら前記位置決め装
置50の突当て部材55をパスラインよりも下方に退避
させる。
【0034】次に、ワーク位置決め装置9をアンクラン
プさせる場合には、クランプレバー41がDの状態にお
いて、空圧シリンダー67の上部シリンダー室(図示省
略)にエア供給口77からエアを供給して空圧シリンダ
ー67を作動させれば、ピストンロッド(図示省略)に
設けたプルブロック71が下降させる。このプルブロッ
ク71が下降するとクランプレバー41がCの状態を経
てBの状態となる。Bの状態からAの状態への移行は、
第3リンク47に係合する押えピン73が第3リンク4
7を押し下げるので、第3リンク47は第4軸49を支
点として反時計方向廻りに回動することになる。その結
果、第1リンク35は第3リンク47に連結する第2リ
ンク43により時計方向に回動させられてクランプレバ
ー41がAの状態に戻されることになる。なお、このA
の状態においてワークWはフリーベア63上に支持され
るのでワークWとクランプレバー41とが干渉すること
なくに搬入搬出を行うことができる。
【0035】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、ワーク位置決
め装置の突当て部材をパスラインよりも下方の位置に回
転退避させることができるので、ワーク位置決め装置側
からのワークの搬入搬出がワーク位置決め装置に干渉す
ることなく行える。さらに、突当て部材をワーク搬送面
よりも上方に引き起こしてワークの位置決めを行うとき
には、突当て部材の上部の高さがクランプ可能なワーク
の最大の板厚とほぼ同等の高さ位置を有するので、厚板
を位置決めする場合にも広い突当て面でワークを受ける
ことができる。そのため突当て時の衝撃的力でワークW
に変形を与えることがなく正確な位置決めが可能とな
る。
【0036】請求項2の発明によれば、突当て部材をパ
スラインよりも下方の位置に回転退避させる場合、突当
て部材はワークの端面から離れる方向に回動するのでワ
ークWと摩擦することなくスムーズに退避させることが
できる。従って、ワーク端面に傷付けることがないと共
に位置決めが狂わせることがない。
【0037】請求項3の発明によれば、ワークのサイズ
の変化に対応して板材加工装置のワーク位置決め装置と
ワーククランプ装置とを同時に移動させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる板材加工装置のワーク位置決め
装置のレーザ加工装置への装着例。
【図2】ワーク位置決め装置の動作説明図であり、図3
のII−II線に沿った断面図。
【図3】ワーク位置決め装置の詳細平面図。
【図4】図2のIV−IV線に沿った断面図。
【図5】図1のレーザ加工装置に装着した状態のワーク
位置決め装置の詳細側面図。
【符号の説明】
1 レーザ加工機 3 ベッド 5 ガイドレール 7 ワークテーブル 9 ワーク位置決め装置 11 門型フレーム 13 ガイドレール 15 Y軸キャレッジ 17 レーザ加工ヘッド 19 レーザノズル 21 NC制御装置 23 ブラケット 25 ワーク支持板 27 支持フレーム 29 ワーククランプ取付けレール 30 T溝部 31 クランプベース 35 第1リンク 37 第1軸 39 第2軸 41 クランプレバー 43 第2リンク 45 第3軸 47 第3リンク 48 ヒンジブロック 49 第4軸 50 位置決め装置 51 スプリング 53 突当て部材保持体 54 回転軸 55 突当て部材 56 ボルト 58 ノックピン 59 下部クランプジョー 60 ボールプランジャー 61 上部クランプジョー 63 フリーベア 67 空圧シリンダー 71 プルブロック 73 押えピン 75 配管 77 配管 W ワーク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部クランプジョーを備えたクランプベ
    ースと、該クランプベースに前記下部クランプジョーと
    共働してワークをクランプするクランプレバーとを設
    け、該クランプレバーの回動支点の位置を上下に揺動さ
    せるリンク機構と前記クランプレバーとを作動させる作
    動装置を前記クランプベースに設けてなるワーククラン
    プ装置を設け、ワークの突当て基準位置を決めるための
    突当て部材を備えた位置決め装置を前記クランプベース
    に設け、前記突当て部材をパスラインよりも下方の位置
    またはワーク搬送面よりも上方の位置へ出没可能に設
    け、該突当て部材をワーク搬送面よりも上方の位置にも
    たらすときは該突当て部材のワークの突当て面がワーク
    位置決め基準線に一致すると共に突当て部材の上部の高
    さ位置がクランプ可能なワークの最大の板厚とほぼ同等
    の高さ位置を有し、前記パスラインよりも下方の位置に
    もたらすきは該突当て部材のワークの突当て面がワーク
    位置決め基準線から離隔することを特徴とする板材加工
    装置のワーク位置決め装置。
  2. 【請求項2】 前記位置決め装置の突当て部材をワーク
    位置決め基準線と傾斜角度が90度−θ度の回転軸に回
    動可能に設けると共に、該突当て部材をワーク搬送面よ
    りも上方の位置にもたらしたとき、前記突当て面が前記
    ワーク位置決め基準線に一致すべく傾斜角θ度を設けて
    あることを特徴とする請求項1に記載の板材加工装置の
    ワーク位置決め装置。
  3. 【請求項3】 下部クランプジョーを備えたクランプベ
    ースと、該クランプベースに前記下部クランプジョーと
    共働してワークをクランプするクランプレバーとを設
    け、該クランプレバーの回動支点の位置を上下に揺動さ
    せるリンク機構と前記クランプレバーとを作動させる作
    動装置を前記クランプベースに設けてなるワーククラン
    プ装置を設け、ワークの突当て基準位置を決めるための
    突当て部材を備えた位置決め装置を前記クランプベース
    に設け、前記突当て部材をパスラインよりも下方の位置
    またはワーク搬送面よりも上方の位置へ出没可能に設
    け、該突当て部材をワーク搬送面よりも上方の位置にも
    たらすときは該突当て部材のワークの突当て面がワーク
    位置決め基準線に一致すると共に突当て部材の上部の高
    さ位置がクランプ可能なワークの最大の板厚とほぼ同等
    の高さ位置を有し、前記パスラインよりも下方の位置に
    もたらすきは該突当て部材のワークの突当て面がワーク
    位置決め基準線から離隔する構成となし、かつ前記位置
    決め装置の突当て部材をワーク位置決め基準線と傾斜角
    度が90度−θ度の回転軸に回動可能に設けると共に、
    該突当て部材をワーク搬送面よりも上方の位置にもたら
    したとき、前記突当て面が前記ワーク位置決め基準線に
    一致すべく傾斜角θ度を設けてあり、前記ワークのサイ
    ズの変化に対応して前記ワーククランプ装置と一体的に
    設けた位置決め装置が同時に移動する構成としたことを
    特徴とする板材加工装置のワーク位置決め装置。
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