JPH08137824A - セルフテスト機能内蔵シングルチップマイコン - Google Patents

セルフテスト機能内蔵シングルチップマイコン

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JPH08137824A
JPH08137824A JP6280545A JP28054594A JPH08137824A JP H08137824 A JPH08137824 A JP H08137824A JP 6280545 A JP6280545 A JP 6280545A JP 28054594 A JP28054594 A JP 28054594A JP H08137824 A JPH08137824 A JP H08137824A
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output
input
test
signal
test mode
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JP6280545A
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Hiroyuki Matsumoto
弘之 松本
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Renesas Design Corp
Mitsubishi Electric Corp
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Renesas Design Corp
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
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    • G06F11/27Built-in tests
    • GPHYSICS
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    • G01R31/31701Arrangements for setting the Unit Under Test [UUT] in a test mode

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シングルチップマイコンにおいて、接続され
た外部電子装置等に影響を与えることなく実装状態でセ
ルフテストを行い、実装された状態での破壊や故障を速
やかに検出する。 【構成】 内蔵回路のテストを行うセルフテスト機能を
内蔵したシングルチップマイコンにおいて、セルフテス
トを行うモードであるテストモード時にテストモード信
号を出力するテストモード信号出力手段と、外部出力端
子から信号を出力する外部出力手段に設けられ、上記テ
ストモード信号出力手段からのテストモード信号が入力
されている間、外部出力端子の出力信号状態を保持する
外部出力保持手段とを備え、外部出力端子の出力信号状
態を保持した状態で内蔵回路のテストを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シングルチップマイコ
ンにおける内蔵回路が正常である否かのテストを、シン
グルチップマイコン自体が行うセルフテスト機能を内蔵
したシングルチップマイコンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、セルフテスト機能を内蔵したシン
グルチップマイコンにおいて、正常であるか否かのテス
トは、セルフテスト機能を内蔵しているにもかかわら
ず、実装前のシングルチップマイコン単体をテスタによ
ってテストするのみであり、実装後のシングルチップマ
イコンにおける破壊や故障については、シングルチップ
マイコンを実装した実装ボードにおけるシステムの異常
動作を検出して、初めて認識されていた。また、図19
は従来のシングルチップマイコンにおける外部出力回路
の構成を示したものであり、図19に示すように、機能
モジュール110から出力された出力信号が、インバー
タ回路111を介して、pチャンネルMOS-FET2
4及びnチャンネルMOS-FET25からなる外部出
力バッファに直接入力され外部出力端子から信号が出力
される構成となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなシングルチップマイコンにおいては、ボード上に
実装された動作中のシングルチップマイコンにおける空
時間、すなわちボードに実装された状態における動作中
のシングルチップマイコンが外部とインターフェイスす
る必要がない時間を利用してシングルチップマイコンの
外部出力信号をテストしようとすると、該外部出力端子
に接続された外部電子装置等に対して信号変化を与えて
しまうことから、シングルチップマイコンの空時間にお
いてもセルフテストを行うことができず、実装されたシ
ングルチップマイコンで、時間的要素を加えた各種信号
の相互の関係を調べるといったようなより精密なテスト
を行うことができず、実装後のシングルチップマイコン
の破壊や故障の検出が困難であると共に、ひいてはシン
グルチップマイコンにおける破壊や故障した個所、及び
それらの原因を特定することが難しく、時間がかかると
いう問題があった。
【0004】本発明は、上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、接続された外部電子装置等に
影響を与えることなく実装状態でセルフテストを行うこ
とができ、実装された状態での破壊や故障を速やかに検
出することができるシングルチップマイコンを得るもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、テストモード
信号を出力するテストモード信号出力手段と、テストモ
ード時に外部出力端子の出力信号状態を保持する外部出
力保持手段とを備えた、内蔵回路のテストを行うセルフ
テスト機能を内蔵したシングルチップマイコンを提供す
るものである。
【0006】本願の特許請求の範囲の請求項2に記載の
発明は、テストモード信号を出力するテストモード信号
出力手段と、テストモード時に外部端子における信号の
入出力を遮断する外部端子遮断手段とを備えた、内蔵回
路のテストを行うセルフテスト機能を内蔵したシングル
チップマイコンを提供するものである。
【0007】本願の特許請求の範囲の請求項3に記載の
発明において、上記請求項1のシングルチップマイコン
に、更に、テストモード時に外部端子における信号の入
出力を遮断する外部端子遮断手段を備えたことを特徴と
する。
【0008】本願の特許請求の範囲の請求項4に記載の
発明において、上記請求項2及び請求項3のシングルチ
ップマイコンチップに、更に、複数の機能モジュールを
それぞれ形成する各内蔵回路を、上記テストモード信号
出力手段からのテストモード信号により、異なった内蔵
回路の入力端子と出力端子を互いに接続する接続手段を
備えたことを特徴とする。
【0009】本願の特許請求の範囲の請求項5に記載の
発明において、上記請求項1から請求項4のテストモー
ド信号出力手段はレジスタを有し、テストモード開始時
に受ける開始信号により該レジスタを第1状態に設定し
テストモード信号を出力すると共に、テストモード終了
時に受ける解除信号により上記レジスタを第2状態に設
定し、テストモード信号を解除することを特徴とする。
【0010】本願の特許請求の範囲の請求項6に記載の
発明において、上記請求項5のテストモード信号出力手
段は、上記テストモードの開始及び終了信号をCPUよ
り入力されることを特徴とする。
【0011】本願の特許請求の範囲の請求項7に記載の
発明において、上記請求項5のテストモード信号出力手
段は、上記テストモードの開始及び終了信号を外部端子
より入力されることを特徴とする。
【0012】本願の特許請求の範囲の請求項8に記載の
発明において、上記請求項1から請求項4のテストモー
ド信号出力手段は、通常の動作モード時における外部と
インターフェイスする必要がない空時間に、テストモー
ド信号を出力することを特徴とする。
【0013】本願の特許請求の範囲の請求項9に記載の
発明において、上記請求項1から請求項4のシングルチ
ップマイコンに、更に、テストモードにおけるプログラ
ムを記憶した記憶手段と、該記憶手段に記憶されたプロ
グラムに従って信号を生成する信号生成手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0014】本願の特許請求の範囲の請求項10に記載
の発明において、上記請求項1から請求項4のシングル
チップマイコンに、更に、テストモードにおけるプログ
ラムを記憶した記憶手段と、該記憶手段に記憶されたプ
ログラムに従ってテスト対象である内蔵回路のテストを
行うテスト手段とを備えたことを特徴とする。
【0015】本願の特許請求の範囲の請求項11に記載
の発明において、上記請求項9の信号生成手段は、テス
ト対象である入力系モジュールを形成する内蔵回路への
テスト用入力信号を生成することを特徴とする。
【0016】本願の特許請求の範囲の請求項12に記載
の発明において、上記請求項10のテスト手段は、テス
ト対象である出力系モジュールを形成する内蔵回路から
の出力信号を、上記記憶手段に記憶された設定値との比
較を行うことにより正常か否かの判定を行うことを特徴
とする。
【0017】本願の特許請求の範囲の請求項13に記載
の発明において、上記請求項1から請求項4のシングル
チップマイコンのCPUは、テストモード時において、
テスト対象である内蔵回路からの出力信号をデータバス
を介してCPUに入力させると共に、該入力信号から上
記テスト対象内蔵回路に対して正常か否かの判定を行う
ことを特徴とする。
【0018】本願の特許請求の範囲の請求項14に記載
の発明において、上記請求項4の接続手段は、上記テス
トモード信号出力手段からのテストモード信号により、
内部出力タイマの出力と内部入力タイマの入力を接続す
ると共に、両タイマ間で入出力される信号を検出してテ
ストを行うことを特徴とする。
【0019】本願の特許請求の範囲の請求項15に記載
の発明において、上記請求項4の接続手段は、上記テス
トモード信号出力手段からのテストモード信号により、
シリアルI/Oの出力と他のシリアルI/Oの入力を接
続すると共に、各シリアルI/O間で入出力される信号
を検出してテストを行うことを特徴とする。
【0020】
【作用】特許請求の範囲の請求項1に記載のシングルチ
ップマイコンは、上記外部出力保持手段がテストモード
時にテストモード信号出力手段から入力されたテストモ
ード信号により外部出力端子の出力信号状態を保持す
る。
【0021】特許請求の範囲の請求項2に記載のシング
ルチップマイコンは、上記外部端子遮断手段がテストモ
ード時にテストモード信号出力手段から入力されたテス
トモード信号により外部端子における信号の入出力を遮
断する。
【0022】特許請求の範囲の請求項3に記載のシング
ルチップマイコンにおいては、請求項1に記載のシング
ルチップマイコンに、更に、上記外部端子遮断手段がテ
ストモード時にテストモード信号出力手段から入力され
たテストモード信号により外部端子における信号の入出
力を遮断するようにしたものである。
【0023】特許請求の範囲の請求項4に記載のシング
ルチップマイコンにおいては、請求項2及び請求項3に
記載のシングルチップマイコンに、更に、テストモード
時に、外部端子からの信号の入出力が遮断された、上記
各機能モジュールを形成する内蔵回路の入力端子と他の
機能モジュールを形成する内蔵回路の出力端子を互いに
接続して、該各内蔵回路のテストを行うようにしたもの
である。
【0024】特許請求の範囲の請求項5に記載のシング
ルチップマイコンにおいては、請求項1から請求項4に
記載のテストモード信号出力手段は、テストモード開始
時に受ける開始信号により上記レジスタを第1状態に設
定し、テストモード信号を出力すると共に、テストモー
ド終了時に受ける解除信号により上記レジスタを第2状
態に設定し、テストモード信号を解除する。
【0025】特許請求の範囲の請求項6に記載のシング
ルチップマイコンにおいては、請求項5に記載のテスト
モード信号出力手段は、上記テストモードの開始及び終
了信号をCPUより入力される。
【0026】特許請求の範囲の請求項7に記載のシング
ルチップマイコンにおいては、請求項5に記載のテスト
モード信号出力手段は、上記テストモードの開始及び終
了信号を外部端子より入力される。
【0027】特許請求の範囲の請求項8に記載のシング
ルチップマイコンにおいては、請求項1から請求項4に
記載のテストモード信号出力手段は、通常の動作モード
時における外部とインターフェイスする必要がない空時
間に、テストモード信号を出力する。
【0028】特許請求の範囲の請求項9に記載のシング
ルチップマイコンにおいては、請求項1から請求項4に
記載のシングルチップマイコンに、更に、上記記憶手段
に記憶されたテストモードにおけるプログラムに従って
上記信号生成手段により生成されたテスト用の信号を各
機能モジュールを形成するそれぞれの内蔵回路に入力
し、それに伴って該各内蔵回路から出力される信号を調
べることによって各々の内蔵回路のテストを行うように
したものである。
【0029】特許請求の範囲の請求項10に記載のシン
グルチップマイコンにおいては、請求項1から請求項4
に記載のシングルチップマイコンに、更に、上記記憶手
段に記憶されたテストモードにおけるプログラムに従っ
て、上記テスト手段によりテスト対象内蔵回路からの出
力信号を調べてテストを行うようにしたものである。
【0030】特許請求の範囲の請求項11に記載のシン
グルチップマイコンにおいては、請求項9に記載の信号
生成手段は、テスト対象である入力系モジュールを形成
する内蔵回路へのテスト用入力信号を生成する。
【0031】特許請求の範囲の請求項12に記載のシン
グルチップマイコンにおいては、請求項10に記載のテ
スト手段は、テスト対象である出力系モジュールを形成
する内蔵回路からの出力信号を、上記記憶手段に記憶さ
れた設定値との比較を行うことにより正常か否かの判定
を行う。
【0032】特許請求の範囲の請求項13に記載のシン
グルチップマイコンは、請求項1から請求項4に記載の
シングルチップマイコンのCPUは、テストモード時に
おいて、テスト対象である内蔵回路からの出力信号をデ
ータバスを介してCPUに入力させると共に、該入力信
号から上記テスト対象内蔵回路に対して正常か否かの判
定を行う。
【0033】特許請求の範囲の請求項14に記載のシン
グルチップマイコンにおいては、請求項4に記載の接続
手段は、上記テストモード信号出力手段からのテストモ
ード信号により、内部出力タイマの出力と内部入力タイ
マの入力を接続すると共に、両タイマ間で入出力される
信号を検出してテストを行う。
【0034】特許請求の範囲の請求項15に記載のシン
グルチップマイコンにおいては、請求項4に記載の接続
手段は、上記テストモード信号出力手段からのテストモ
ード信号により、シリアルI/Oの出力と他のシリアル
I/Oの入力を接続すると共に、各シリアルI/O間で
入出力される信号を検出してテストを行う。
【0035】
【実施例】次に、図面に示す実施例に基づき、本発明に
ついて詳細に説明する。 実施例1.図1は、本発明のシングルチップマイコンの
第1実施例を示した概略ブロック図であり、最初に図1
を用いて本発明の第1実施例のシングルチップマイコン
の概略を説明する。
【0036】図1において、シングルチップマイコン1
は、通常モード、及びセルフテストを行うテストモード
における動作制御を行うCPU2と、通常モード及びテ
ストモードにおけるプログラムを記憶するROM3と、
通常モードにおけるメモリとして使用すると共に、通常
モードからテストモードに切り換わった時に、上記CP
U2とテスト対象モジュールのレジスタの値を記憶させ
て退避させ、更にテストモードから通常モードに切り換
わった時に、上記CPU2とテスト対象モジュールのレ
ジスタの値を復帰させるためのメモリとして使用される
RAM4を備える。
【0037】上記シングルチップマイコン1は、更に、
出力タイマなどの出力系モジュール5と、データバス6
と、出力ポート7と、通常モード又はテストモードを設
定するレジスタであり、テストモード信号出力手段をな
すテストモードエントリーレジスタ8と、該テストモー
ドエントリーレジスタ8の設定状態からテストモード時
には、出力ポート7を介して外部へ出力される出力信号
の状態を保持する外部出力保持手段をなす外部出力ホー
ルド回路9と、該外部出力ホールド回路9からの出力信
号を外部出力端子11から外部へ出力する外部出力バッ
ファ10とを備える。なお、上記外部出力ホールド回路
9と外部出力バッファ10で上記外部出力手段をなし、
上記出力ポート7、外部出力ホールド回路9及び外部出
力バッファ10は、上記外部出力端子11の数だけ独立
して存在するものである。
【0038】また、上記シングルチップマイコン1は、
更に、上記テストモードエントリーレジスタ8の設定状
態からテストモード時には、上記出力系モジュール5か
らの出力信号の状態を保持する外部出力ホールド回路1
2と、該外部出力ホールド回路12からの出力信号を外
部出力端子14から外部へ出力する外部出力バッファ1
3と、入力タイマなどの入力系モジュール15と、上記
テストモードエントリーレジスタ8の設定状態からテス
トモード時には、外部入力端子18から外部入力バッフ
ァ17を介して、上記入力系モジュール15に外部入力
信号が入力されないように該外部入力信号を遮断する、
上記外部端子遮断手段をなす外部入力遮断回路16とを
備える。
【0039】上記CPU2、ROM3、RAM4、出力
系モジュール5、出力ポート7、テストモードエントリ
ーレジスタ8及び入力系モジュール15は、データバス
6を介して互いに接続されており、出力ポート7は外部
出力ホールド回路9に接続され、該外部出力ホールド回
路9は更に外部出力バッファ10を介して外部出力端子
11に接続されており、上記出力系モジュール5は外部
出力ホールド回路12に接続され、該外部出力ホールド
回路12は更に外部出力バッファ13を介して外部出力
端子14に接続され、上記テストモードエントリーレジ
スタ8は外部出力ホールド回路9、12及び外部入力遮
断回路16に接続されている。上記入力系モジュール1
5は外部入力遮断回路16に接続され、該外部入力遮断
回路16は更に外部入力バッファ17を介して外部入力
端子18に接続されている。
【0040】上記のような構成において、上記CPU2
は、通常モード時においては、テストモードエントリー
レジスタ8をリセットし、それに伴って、外部出力ホー
ルド回路9及び12の出力信号ホールド機能、更に外部
入力遮断回路16の入力信号遮断機能は作動せず、出力
系モジュール5及び出力ポート7からの出力信号がそれ
ぞれ対応する外部出力ホールド回路9更に外部出力バッ
ファ10を介して各外部出力端子11及び14から出力
されると共に、外部入力端子18からの外部入力信号が
外部入力バッファ17更に外部入力遮断回路16を介し
て入力系モジュール15に入力される。
【0041】上記CPU2は、あらかじめROM3に記
憶された所定のプログラムに従ってテストモードエント
リーレジスタ8をセット、例えば通常の動作モードにお
いて外部とインターフェイスする必要がない空時間にテ
ストモードエントリーレジスタ8をセットしてテストモ
ードエントリーを行うと共に、ROM3に記憶されたテ
ストモードにおけるプログラムを実行して動作制御を行
うことにより、通常モードからテストモードに切り換わ
る。
【0042】通常モードからテストモードへ切り換わる
際に、CPU2は、CPU2及びセルフテストを行う対
象モジュールにおける各レジスタ値をRAM4に記憶さ
せて退避させると共に、テストモードエントリーレジス
タ8がセットされたことにより、外部出力ホールド回路
9及び12は、出力ポート7及び出力系モジュール5か
らの出力信号の状態を保持し、該保持された出力信号が
外部出力バッファ10、13を介して外部出力端子1
1、14の各々から出力される。更に、外部入力遮断回
路16は、外部入力バッファ17を介して外部入力端子
18から入力された入力信号を遮断して、入力系モジュ
ール15に入力されないようにする。
【0043】セルフテストが終了してテストモードエン
トリーレジスタ8がリセットされ、テストモードから通
常モードに切り換わる際に、CPU2は、RAM4に退
避させたCPU2及びセルフテストを行った対象モジュ
ールにおける各レジスタ値を所定のレジスタに復帰させ
ると共に、外部出力ホールド回路9及び12は、出力ポ
ート7及び出力系モジュール5からの出力信号の保持状
態を解除して、出力ポート7及び出力系モジュール5か
らの出力信号をそのまま外部出力バッファ10、13を
介して外部出力端子11、14の各々から出力する。更
に、外部入力遮断回路16は、外部入力バッファ17を
介して外部入力端子18から入力された外部入力信号の
遮断状態を解除して、入力系モジュール15に外部入力
信号が入力されるようにする。
【0044】次に、図1で示したシングルチップマイコ
ン1におけるテストモード時における動作例を図2のフ
ローチャートを用いて説明する。図2において、上記C
PU2は、最初にステップS1でテストモードエントリ
ーレジスタ8をセットし、ステップS2でROM3に記
憶されたテスト用プログラムの先頭番地へジャンプして
実行し、ステップS3以降テスト用プログラムの実行を
行う。
【0045】CPU2は、ステップS3においてCPU
2及びテスト対象モジュールの各レジスタ値をRAM4
に記憶させて退避させ、ステップS4で各テスト対象モ
ジュールごとに設けられたインデックスをカウントしす
べてのテスト対象モジュールにおいてテストが終了した
かどうかを判断するために使用されるインデックスカウ
ンタiを1に設定する。
【0046】次に、CPU2は、ステップS5でインデ
ックスカウンタiのカウンタ値に対応したテスト対象モ
ジュールi、ここではテスト対象モジュール1の動作チ
ェックを行い、異常がなければ(YES)、ステップS
6において、上記インデックスカウンタiをインクリメ
ントする。また、ステップS5で異常が発見された場合
(NO)、すなわち動作チェックに対してエラーが発生
した場合、ステップS7に進み、ステップS7で該エラ
ーに対する処理を行うエラー処理ルーチンを実行して所
定の処理を行った後、ステップS6に進む。なお、エラ
ー処理ルーチンは公知であるのでここではその説明を省
略する。
【0047】更に、CPU2は、ステップS8において
インデックスカウンタiのカウンタ値がすべてのテスト
対象モジュールのテストが終了したことを示す所定値A
であるか否かを調べ、所定値Aになっていれば(YE
S)、ステップS9において、CPU2及びテスト対象
モジュールの各レジスタ値をRAM4から読み出し、所
定のレジスタに記憶して復帰させ、ステップS10でテ
ストモードエントリーレジスタ8をリセットして本フロ
ーは終了する。また、ステップS8で所定値Aでなけれ
ば(NO)、すなわち所定値A未満であれば、ステップ
S5に戻る。
【0048】次に、以下、上記図1で示した各ブロック
における具体的な回路構成の説明を行う。図3は、上記
図1における外部出力ホールド回路9,12、外部出力
バッファ10,13の回路例を示した図であり、ここで
は外部出力ホールド回路9及び外部出力バッファ10を
例にして説明する。
【0049】図3において、外部出力ホールド回路9
は、トランスファゲート20の入力にインバータ回路2
1の出力が接続されて直列回路を形成し、インバータ回
路22の出力がインバータ回路21の入力に、インバー
タ回路22の入力がトランスファゲート20の出力に接
続されるように該直列回路に並列に接続され、更に上記
トランスファゲート20とインバータ回路22との接続
部にトランスファゲート23の出力が接続されてなる。
【0050】また、トランスファゲート20の一方の制
御信号入力である20aとトランスファゲート23の一
方の制御信号入力である23bには、テストモードエン
トリーレジスタ8からの信号のレベルを反転させた信号
が入力され、トランスファゲート20の他方の制御信号
入力である20bとトランスファゲート23の他方の制
御信号入力である23aには、テストモードエントリー
レジスタ8からの信号が入力される。
【0051】ここで、トランスファゲート23の入力は
外部出力ホールド回路9の入力をなし、出力ポート7に
接続されている。また、インバータ回路21の入力とイ
ンバータ回路22の出力との接続部は、外部出力ホール
ド回路9の出力をなし、外部出力バッファ10の入力に
接続されている。
【0052】外部出力バッファ10は、pチャンネルM
OS-FET24とnチャンネルMOS-FET25から
なり、pチャンネルMOS-FET24のゲートとnチ
ャンネルMOS-FET25のゲートが接続され、pチ
ャンネルMOS-FET24のソースとnチャンネルM
OS-FET25のドレインが接続されている。更に、
pチャンネルMOS-FET24のドレインは直流電源
の+側端子である+DCに接続され、nチャンネルMO
S-FET25のソースは接地されている。
【0053】ここで、pチャンネルMOS-FET24
のゲートとnチャンネルMOS-FET25のゲートと
の接続部は、外部出力バッファ10の入力をなし、pチ
ャンネルMOS-FET24のソースとnチャンネルM
OS-FET25のドレインとの接続部は、外部出力バ
ッファ10の出力をなし、外部出力端子11に接続され
ている。
【0054】上記のような構成において、通常モード時
においてはテストモードエントリーレジスタ8はリセッ
トされるため、トランスファゲート23の制御信号入力
23aとトランスファゲート20の制御信号入力20b
に「L」の信号が入力され、制御信号入力23bと制御
信号入力20aに「H」の信号が入力され、それに伴っ
て、トランスファゲート20がオフし、トランスファゲ
ート23がオンする。このことから、出力ポート7から
の信号は、トランスファゲート23を通り、インバータ
回路22を通って外部出力バッファ10に入力され、外
部出力バッファ10から外部出力端子11に出力され
る。
【0055】これに対して、テストモード時においては
テストモードエントリーレジスタ8はセットされるた
め、トランスファゲート23の制御信号入力23aとト
ランスファゲート20の制御信号入力20bに「H」の
信号が入力されると共に、制御信号入力23bと制御信
号入力20aに「L」の信号が入力され、それに伴っ
て、トランスファゲート23がオフして出力ポート7か
らの信号を遮断し、トランスファゲート20がオンする
ことにより、トランスファゲート20、インバータ回路
21及びインバータ回路22によるラッチ回路が形成さ
れる。その結果、トランスファゲート23がオフする直
前の出力ポート7からの信号の状態が保持され、それに
伴い、外部出力バッファ10の出力からはテストモード
になる直前の信号状態が保持され、外部出力端子11か
ら出力される。
【0056】次に、図4は、上記図1におけるテストモ
ードエントリーレジスタ8の回路例を示した図である。
図4において、インバータ回路30とインバータ回路3
1がループ状に並列に接続されてラッチ回路を形成し、
該インバータ回路30の出力と該インバータ回路31の
入力との接続部にインバータ回路32の入力が接続され
て、テストモードエントリーレジスタ8を形成してい
る。該インバータ回路32の出力は、テストモードエン
トリーレジスタ8がテストモード時にセットされて、通
常モード又はテストモードであることを示す信号である
TESTMODE信号が出力されるTESTMODE端
子を形成している。
【0057】上記インバータ回路30の入力と上記イン
バータ回路31の出力との接続部はトランスファゲート
33の出力に接続されており、該トランスファゲート3
3の入力はデータバス6に接続されている。更に、トラ
ンスファゲート33の一方の制御信号入力33aはイン
バータ回路34の入力に、トランスファゲート33の他
方の制御信号入力33bはインバータ回路34の出力に
接続され、該インバータ回路34の入力には更に3入力
のNAND回路35の出力が接続されている。
【0058】上記NAND回路35の3つの入力にはイ
ネーブル信号、ライト信号、デコード信号が対応して入
力されており、該イネーブル信号、ライト信号及びデコ
ード信号がそれぞれ「H」になるとNAND回路35の
出力が「L」になり、トランスファゲート33の一方の
制御信号入力33aは「L」に、他方の制御信号入力3
3bはインバータ回路34により「H」となり、トラン
スファゲート33はオープンしてデータバス6からの信
号がインバータ回路30及びインバータ回路32を介し
てTESTMODE端子から、テストモードエントリー
レジスタ8の設定信号として図3におけるトランスファ
ゲート20及び23のそれぞれの制御信号入力に出力さ
れる。
【0059】なお、トランスファゲート33がクローズ
しても、インバータ回路30及びインバータ回路31の
ラッチ回路によりテストモードエントリーレジスタ8に
入力された信号状態は保持され、それによりテストモー
ドエントリーレジスタ8の出力信号状態も保持される。
また、テストモード時においては、データバス6から
「H」の信号がテストモードエントリーレジスタ8に書
き込まれてテストモードエントリーレジスタ8がセット
され、通常モード時には「L」の信号がデータバス6か
らテストモードエントリーレジスタ8に書き込まれてテ
ストモードエントリーレジスタ8がリセットされる。
【0060】また、インバータ回路30の入力とインバ
ータ回路31の出力との接続部には更にnチャンネルM
OS-FET36のドレインが接続され、該nチャンネ
ルMOS-FET36のソースは接地され、nチャンネ
ルMOS-FET36のゲートを、リセット信号として
「H」にすることによっても、テストモードエントリー
レジスタ8をリセットすることができる。
【0061】次に、本第1実施例のシングルチップマイ
コン1において、出力系モジュールとして出力タイマを
例にして、テストモードにおける動作例を説明する。図
5は、シングルチップマイコン1における出力タイマの
テストを行う例を示した概略ブロック図である。
【0062】図5において、出力タイマ40,41,4
2は、データバス6を介してCPU2に接続されると共
に、更に外部出力ホールド回路12、外部出力バッファ
13を介して外部出力端子14にそれぞれ接続されてい
る。また、各出力タイマ40,41,42と外部出力ホ
ールド回路12とのそれぞれの接続部は出力タイマのテ
ストを行い、上記テスト手段をなすテスト制御回路43
に接続されている。該テスト制御回路43はテスト用の
パターンデータを記憶したテスト用ROM44に接続さ
れ、該テスト用ROM44はデータバス6を介してCP
U2に接続されている。
【0063】このように、テスト制御回路43とテスト
用ROM44で出力タイマテスト回路45を形成する。
なお、上記テスト用ROM44は、上記ROM3とは別
に設けられる。
【0064】テストモード時に、テストモードエントリ
ーレジスタ8がセットされると、外部出力ホールド回路
12は各出力タイマ40〜42の出力信号を保持し、外
部出力バッファ13を介して外部出力端子14に出力す
る。ここで、CPU2はテスト用ROM44に記憶され
たテスト用のパターンデータに従って各出力タイマ40
〜42にテスト用信号を出力し、これに伴って、各出力
タイマ40〜42より出力された信号はテスト制御回路
43にそれぞれ入力され、該入力信号はテスト制御回路
43によりテスト用ROM44の出力データと比較され
て正常であるか否かの判定が行われる。
【0065】次に、図5のテスト制御回路43の具体的
な構成例を示した図6のブロック図を用いて、テスト制
御回路43の動作例を説明する。図6において、テスト
制御回路43は、出力タイマ40〜42からの出力信号
をサンプリングするサンプリング回路50と、テスト用
ROM44からの出力データをサンプリングして出力す
るROM出力変換回路51と、上記サンプリング回路5
0とROM出力変換回路51でサンプリングされたそれ
ぞれの信号の比較を行う比較回路52と、該比較回路5
2の比較結果に基づいて異常が検出された場合、CPU
2に対して割込み信号を出力するNG割込信号発生回路
53とから構成されている。
【0066】上記テスト制御回路43は、更に、テスト
用ROMアドレスのアップカウントを行うテスト用アド
レスカウンタ54と、トランスファゲート55と、異常
が検出されたときのテスト用ROMアドレスカウンタ値
を記憶するNGアドレス記憶回路56とから構成されて
いる。
【0067】ここで、上記比較回路52は、3つのエク
スクルーシブノア回路52a,52b,52cとNAN
D回路52dからなり、エクスクルーシブノア回路52
a〜52cの一方の入力は上記サンプリング回路50に
それぞれ接続され、出力タイマ40からの信号がエクス
クルーシブノア回路52aに、出力タイマ41からの信
号がエクスクルーシブノア回路52bに、出力タイマ4
2からの信号がエクスクルーシブノア回路52cに、そ
れぞれサンプリング回路50を介して入力される。
【0068】また、上記エクスクルーシブノア回路52
a〜52cの他方の入力は上記ROM出力変換回路51
にそれぞれ接続され、出力タイマ40に対応したテスト
用ROM44からの出力データがエクスクルーシブノア
回路52aに、出力タイマ41に対応したテスト用RO
M44からの出力データがエクスクルーシブノア回路5
2bに、出力タイマ42に対応したテスト用ROM44
からの信号がエクスクルーシブノア回路52cに、それ
ぞれROM出力変換回路51を介して入力される。
【0069】上記エクスクルーシブノア回路52aの出
力は、3入力NAND回路52dの1つの入力に、エク
スクルーシブノア回路52bの出力は、3入力NAND
回路52dのもう1つの入力に、エクスクルーシブノア
回路52cの出力は、3入力NAND回路52dの残り
の入力にそれぞれ接続され、3入力NAND回路52d
の出力は上記NG割込発生回路53に接続されている。
該NG割込発生回路53の出力は、トランスファゲート
55の制御信号入力と、CPU2に割り込みをかけるた
めの割込制御回路(図示せず)とに接続されている。
【0070】また、上記テスト用ROMアドレスカウン
タ54はトランスファゲート55を介してNGアドレス
記憶回路56に接続されており、該NGアドレス記憶回
路56はトランスファゲート57を介してデータバス6
に接続され、テスト用ROMアドレスカウンタ54はテ
スト用ROM44に接続されている。なお、上記サンプ
リング回路50、ROM出力変換回路51、NG割込発
生回路53及びテスト用ROMアドレスカウンタ54に
は、基準クロックがそれぞれ入力され、該基準クロック
により同期をとっており、上記トランスファゲート57
の制御信号入力には3入力AND回路58の出力が接続
されており、該AND回路58の入力にはイネーブル信
号、リード信号及びアドレスデコード信号が入力され
る。
【0071】上記のような構成において、上記テスト用
ROM44には、テストモードにおける出力タイマ40
〜42の出力信号の期待値(設定値)が記憶されてお
り、テストモード時に、CPU2は、テスト用ROM4
4に記憶されたテスト用プログラムに従って各出力タイ
マ40〜42に所定の信号を出力し、それによって各出
力タイマ40〜42から出力された出力信号をサンプリ
ング回路50でサンプリングして、対応するエクスクル
ーシブノア回路52a〜52cの一方の入力に入力され
る。
【0072】更に、エクスクルーシブノア回路52aの
他方の入力には、出力タイマ40からの出力信号の期待
値であるROM出力データ1をテスト用ROM44から
ROM出力変換回路51によりサンプリングされて入力
され、該入力信号が上記サンプリング回路50から入力
された入力信号とレベルが同じであれば、エクスクルー
シブノア回路52aの出力は「H」となり、レベルが異
なっていればエクスクルーシブノア回路52aの出力は
「L」となる。
【0073】エクスクルーシブノア回路52bにおいて
も同様にして、エクスクルーシブノア回路52bの他方
の入力には、出力タイマ41からの出力信号の期待値で
あるROM出力データ2をテスト用ROM44からRO
M出力変換回路51によりサンプリングされて入力さ
れ、該入力信号が上記サンプリング回路50から入力さ
れた入力信号とレベルが同じであれば、エクスクルーシ
ブノア回路52bの出力は「H」となり、レベルが異な
っていればエクスクルーシブノア回路52bの出力は
「L」となる。
【0074】エクスクルーシブノア回路52cにおいて
も同様にして、エクスクルーシブノア回路52cの他方
の入力には、出力タイマ42からの出力信号の期待値で
あるROM出力データ3をテスト用ROM44からRO
M出力変換回路51によりサンプリングされて入力さ
れ、該入力信号が上記サンプリング回路50から入力さ
れた入力信号とレベルが同じであれば、エクスクルーシ
ブノア回路52cの出力は「H」となり、レベルが異な
っていればエクスクルーシブノア回路52cの出力は
「L」となる。
【0075】ここで、上記3入力NAND回路52dの
3つの入力がすべて「H」といったように同じレベルに
なると、すなわち出力タイマ40〜42のすべてに異常
がなかった場合、3入力NAND回路52dの出力は
「L」となり、一方、上記3入力NAND回路52dの
3つの入力のうち一つでも「L」の場合、すなわち出力
タイマ40〜42のいずれかに異常が発生している場
合、3入力NAND回路52dの出力は「H」となり、
NG割込発生回路53はトランスファゲート55をオー
プンさせるようにトランスファゲート55の制御信号入
力に対して制御信号を出力する。
【0076】上記トランスファゲート55がオープンす
ると、不一致があったテスト用アドレスカウンタ値が、
NGアドレス記憶回路56に転送されて記憶される。該
NGアドレス記憶回路56に記憶されたカウンタ値は、
AND回路58に入力されている各信号からNGアドレ
ス記憶回路56をリードアクセスした場合にトランスフ
ァゲート57がオープンして、データバス6に出力され
る。
【0077】また、基準クロックをテスト用ROMアド
レスカウンタ54だけでなく、サンプリング回路50、
ROM出力変換回路51及びNG割込発生回路53に対
しても入力し、サンプリング回路50とROM出力変換
回路51は、上記基準クロックにより同じタイミングで
変化し、上記比較回路52における両出力の比較が正確
に行われるようにする。更に、温度や電源電圧の違いに
より、サンプリング回路50とROM出力変換回路51
の両出力の微妙な変化タイミングのずれが発生し、微小
パルスがNG割込発生回路53に入力されることも考え
られることから、NG割込発生回路53に対しても基準
クロックを入力し、有効なタイミングにおける上記比較
回路52の出力においてのみ、NG割込発生回路53は
作動するようにしている。
【0078】次に、本第1実施例のシングルチップマイ
コン1において、入力系モジュールとして入力タイマを
例にして、テストモードにおける動作例を説明する。図
7は、シングルチップマイコン1における入力タイマの
テストを行う一例を示した概略ブロック図である。
【0079】図7において、入力タイマ60,61,6
2は、データバス6を介してCPU2に接続されると共
に、更に外部入力遮断回路16、外部入力バッファ17
を介して外部入力端子18にそれぞれ接続されている。
また、各入力タイマ60,61,62と外部入力遮断回
路16とのそれぞれの接続部は、入力タイマにテスト用
入力信号を出力し、上記信号生成手段をなす入力信号ジ
ェネレーター63に接続されている。該入力信号ジェネ
レーター63はテスト用のパターンデータを記憶したテ
スト用ROM44に接続され、該テスト用ROM44は
データバス6を介してCPU2に接続されている。この
ように、入力信号ジェネレーター63とテスト用ROM
44で入力タイマテスト回路64を形成する。
【0080】テストモード時に、テストモードエントリ
ーレジスタ8がセットされると、外部入力遮断回路16
は外部入力端子18からの各入力タイマ60〜62への
入力信号を遮断する。ここで、入力信号ジェネレーター
63はテスト用ROM44に記憶されたテスト用のパタ
ーンデータに従って入力タイマ60〜62にテスト用信
号を出力し、これに伴って、CPU2により各入力タイ
マ60〜62の計測カウンタをリードすることにより、
CPU2は、該入力信号とあらかじめテスト用ROMに
記憶された期待値とを比較して入力タイマ60〜62が
正常であるか否かの判定が行われる。
【0081】次に、図7の入力信号ジェネレーター63
の具体的な構成例を示した図8のブロック図を用いて、
入力信号ジェネレーター63の動作例を説明する。図8
において、入力信号ジェネレーター63は、テスト用R
OM44からの出力データをサンプリングして出力する
ROM出力変換回路66と、該ROM出力変換回路66
から出力された信号を、対応する入力タイマへ入力する
ことを制御するスリーステートバッファ67a,67
b,67cと、テスト用ROMアドレスのアップカウン
トを行うテスト用アドレスカウンタ68とから構成され
ている。
【0082】上記スリーステートバッファ67a〜67
cの入力は、上記ROM出力変換回路66にそれぞれ接
続され、入力タイマ60に対応したテスト用ROM44
からの出力データがスリーステートバッファ67aに、
入力タイマ61に対応したテスト用ROM44からの出
力データがスリーステートバッファ67bに、入力タイ
マ62に対応したテスト用ROM44からの信号がスリ
ーステートバッファ67cに、それぞれROM出力変換
回路66を介して入力される。
【0083】更に、上記スリーステートバッファ67a
の出力は入力タイマ60に接続され、上記スリーステー
トバッファ67bの出力は入力タイマ61に接続され、
上記スリーステートバッファ67cの出力は入力タイマ
62に接続され、スリーステートバッファ67a〜67
cのそれぞれの制御信号入力は接続されて、テストモー
ドエントリーレジスタ8に接続されている。また、基準
クロックがROM出力変換回路66とテスト用ROMア
ドレスカウンタ68とに入力されている。
【0084】上記のような構成において、テスト用RO
M出力データとROM出力変換回路66の出力における
タイミングチャートの例を示した図9のタイミングチャ
ート図で示すように、上記テスト用ROMアドレスカウ
ンタ68は、該基準クロックをソースとしてテスト用R
OMアドレスのアップカウントを行い、上記テスト用R
OMは、テスト用ROMアドレスに従い、ROM出力デ
ータを出力し、ROM出力変換回路66へ出力する。該
ROM出力変換回路66は、ROM出力データの確定タ
イミングでROM出力データのサンプリングを行い、上
記基準クロックの立下がりと同期して変化する信号波形
を出力する。
【0085】テストモード時に、上記テストモードエン
トリーレジスタ8がセットされ、上記スリーステートバ
ッファ67a〜67cの制御信号入力が「H」になった
ときに、該スリーステートバッファ67a〜67bはオ
ンしてアクティブとなり、ROM出力変換回路66から
入力された信号をそれぞれ対応する入力タイマ60〜6
2に入力する。
【0086】次に、上記図5で示した出力タイマを例に
した概略ブロック図を、図10で示す概略ブロック図に
置き換えてもよく、本発明の第1実施例を示した上記図
1から図8の内、図5及び図6を図10に置き換えて本
発明の第1実施例の変形例とし、本発明の第1実施例の
変形例を図10のブロック図を用いて説明する。なお、
図10において、上記図1から図8で示したものと同じ
ものは同じ符号で示しており、ここではその説明を省略
する。
【0087】図10において、出力タイマ40,41,
42は、データバス6を介してCPU2に接続されると
共に、更に外部出力ホールド回路12、外部出力バッフ
ァ13を介して外部出力端子14にそれぞれ接続されて
いる。また、各出力タイマ40,41,42と外部出力
ホールド回路12とのそれぞれの接続部は各出力タイマ
の出力をデータバスに出力するタイマ入力データバス出
力回路70に接続されている。
【0088】上記タイマ入力データバス出力回路70
は、各出力タイマの出力総数と同じ数のスリーステート
バッファから構成されており、図10においては、出力
タイマ40の出力はスリーステートバッファ71aの入
力に、出力タイマ41の出力はスリーステートバッファ
71bの入力に、出力タイマ42の出力はスリーステー
トバッファ71cの入力にそれぞれ接続されている。
【0089】また、スリーステートバッファ71aの出
力はデータバス6aに、スリーステートバッファ71b
の出力はデータバス6bに、スリーステートバッファ7
1cの出力はデータバス6cに接続されており、スリー
ステートバッファ71a〜71cの制御信号入力は3入
力AND回路58の出力に接続されており、該3入力A
ND回路58の入力にはイネーブル信号、リード信号及
びアドレスデコード信号が入力される。
【0090】上記のような構成において、テストモード
時に、CPU2は、ROM3に記憶されたテスト用プロ
グラムに従って各出力タイマ40〜42に所定の信号を
出力すると共に、イネーブル信号、リード信号及びアド
レスデコード信号を「H」にして各スリーステートバッ
ファ71a〜71cをそれぞれオンさせ、それによって
出力タイマ40から出力された出力信号をスリーステー
トバッファ71aを介してデータバス6aへ出力し、デ
ータバス6aからCPU2へ出力する。
【0091】同様に、出力タイマ41から出力された出
力信号をスリーステートバッファ71bを介してデータ
バス6bへ出力し、データバス6bからCPU2へ出力
し、出力タイマ42から出力された出力信号をスリース
テートバッファ71cを介してデータバス6cへ出力
し、データバス6cからCPU2へ出力する。
【0092】CPU2は、上記のようにして入力された
各出力タイマ40〜42の出力データをあらかじめRO
M3に記憶されたテストモードにおける出力タイマ40
〜42の出力信号の期待値と比較して、各出力タイマ4
0〜42に異常がないか否かの判断を行う。
【0093】実施例2.次に、図11は、本発明のシン
グルチップマイコンの第2実施例を示した概略ブロック
図であり、最初に図11を用いて本発明の第2実施例の
シングルチップマイコンの概略を説明する。なお、第1
実施例を示した図1と同じものは同じ符号を付けてお
り、ここではその説明を省略すると共に、図1との相違
点のみ説明する。
【0094】図11における図1との相違点は、図1の
出力ポート7を入出力ポート71に、図1の外部出力ホ
ールド回路9を外部入出力遮断回路72に、図1の外部
出力バッファ10を外部入出力バッファ73に、図1の
外部出力端子11を外部入出力端子74に、図1の外部
出力ホールド回路12及び外部入力遮断回路16を外部
入出力遮断回路75に、図1の外部出力バッファ13を
外部出力バッファ76に、図1の外部入力バッファ17
を外部入力バッファ77に置き換え、これらに伴ってシ
ングルチップマイコン1を1aにしたことにある。な
お、上記外部入出力遮断回路72及び75は、上記外部
端子遮断手段をなすものである。
【0095】図11において、上記CPU2は、通常モ
ード時においては、テストモードエントリーレジスタ8
をリセットし、それに伴って、外部入出力遮断回路72
及び75の入出力信号遮断機能は作動せず、入出力ポー
ト71の入出力信号がそれぞれ対応する外部入出力遮断
回路72更に外部入出力バッファ73を介して各入出力
端子74から入出力されると共に、出力系モジュール5
の出力信号が外部入出力遮断回路75更に外部出力バッ
ファ76を介して外部出力端子14から出力され、外部
入力端子18からの外部入力信号が外部入力バッファ7
7更に外部入出力遮断回路75を介して入力系モジュー
ル15に入力される。
【0096】通常モードからテストモードへ切り換わる
際に、テストモードエントリーレジスタ8がセットさ
れ、それに伴って、外部入出力遮断回路72及び75
は、入出力ポート71、出力系モジュール5及び入力系
モジュール15からの入出力信号を遮断し、外部入出力
端子74、外部出力端子14及び外部入力端子18から
各バッファを介して信号が入出力されないようにする。
【0097】セルフテストが終了してテストモードエン
トリーレジスタ8がリセットされ、テストモードから通
常モードに切り換わる際に、外部入出力遮断回路72及
び75は、外部入出力端子74、外部出力端子14及び
外部入力端子18から各バッファを介して信号が入出力
されないようにした遮断状態を解除して、入出力ポート
71の入出力信号を外部入出力端子74から外部入出力
バッファ73を介して入出力される。更に、出力系モジ
ュール5からの出力信号をそのまま外部出力バッファ7
6を介して外部出力端子14の各々から出力されると共
に、外部入力バッファ77を介して外部入力端子18か
ら入力された外部入力信号が入力系モジュール15に入
力されるようにする。
【0098】次に、図11で示したシングルチップマイ
コン1aのテストモード時における動作例を示したフロ
ーチャートは、上記第1実施例における図2のフローチ
ャートと同じであるのでここではその説明を省略し、上
記図11で示した各ブロックにおける具体的な回路構成
の説明を行う。
【0099】図12は、上記図11における外部入出力
遮断回路75、外部出力バッファ76及び外部入力バッ
ファ77の回路例を示した図である。図12において、
出力タイマ80及び入力タイマ81は、データバス6を
介してCPU2に接続されると共に、更に図11におけ
る外部入出力遮断回路75、外部出力バッファ76及び
外部入力バッファ77を兼ね備えたタイマテスト回路8
2に接続され、該タイマテスト回路82は外部出力端子
14及び外部入力端子18に接続されている。また、上
記タイマテスト回路82には、テストモードエントリー
レジスタ8がテストモード時にセットされて、通常モー
ド又はテストモードであることを示す信号であるTES
TMODE信号が入力されるTESTMODE端子を備
えている。
【0100】ここで、上記タイマテスト回路82は、3
つのスリーステートバッファ83a,83b,83cと
インバータ回路84からなり、スリーステートバッファ
83aの入力は出力タイマ80の出力に接続され、スリ
ーステートバッファ83aの出力は外部出力端子14に
接続されている。また、スリーステートバッファ83b
の入力は外部入力端子18に接続されており、スリース
テートバッファ83bの出力は入力タイマ81の入力に
接続されている。スリーステートバッファ83cの入力
は、上記出力タイマ80の出力と上記スリーステートバ
ッファ83aの入力との接続部に接続され、スリーステ
ートバッファ83cの出力は、上記入力タイマ81の入
力と上記スリーステートバッファ83bの出力との接続
部に接続されている。
【0101】更に、上記スリーステートバッファ83a
及び83bの制御信号入力はそれぞれインバータ回路8
4の出力に接続され、該インバータ回路84の入力は上
記TESTMODE端子に接続されている。更にまた、
上記スリーステートバッファ83cの制御信号入力はイ
ンバータ回路84の入力に接続されている。
【0102】上記のような構成において、通常モード時
にはテストモードエントリーレジスタ8はリセットさ
れ、上記TESTMODE端子には「L」の信号が入力
されており、そのため、スリーステートバッファ83c
の制御信号入力は「L」となってスリーステートバッフ
ァ83cはオフし、スリーステートバッファ83a及び
83bの制御信号入力は、インバータ回路84により
「H」となってスリーステートバッファ83a及び83
bはオンする。このことから、出力タイマ80の出力信
号はスリーステートバッファ83aを介して外部出力端
子14から出力され、外部入力端子18からの入力信号
はスリーステートバッファ83bを介して入力タイマ8
1に入力される。
【0103】次に、テストモード時に、テストモードエ
ントリーレジスタ8がセットされると、上記TESTM
ODE端子には「H」の信号が入力され、スリーステー
トバッファ83cの制御信号入力は「H」となってスリ
ーステートバッファ83cはオンし、スリーステートバ
ッファ83a及び83bの制御信号入力は、インバータ
回路84により「L」となってスリーステートバッファ
83a及び83bはオフする。
【0104】このことから、出力タイマ80と外部出力
端子14はスリーステートバッファ83aによって遮断
され、更に、入力タイマ81と外部入力端子18はスリ
ーステートバッファ83bによって遮断される。また、
スリーステートバッファ83cがオンすることにより、
出力タイマ80の出力はスリーステートバッファ83c
を介して入力タイマ81の入力に接続される。
【0105】ここで、CPU2は、ROM3に記憶され
たテスト用プログラムに従って出力タイマ80にテスト
用信号を出力し、出力タイマ80から出力された出力信
号が入力タイマ81に入力され、入力タイマ81からデ
ータバス6を介して入力された信号を、あらかじめRO
M3に記憶された期待値と比較して出力タイマ80、入
力タイマ81及びそれらに関係する接続回路の異常を検
出する。
【0106】次に、図12に示した回路におけるテスト
モード時の動作例を図13のフローチャートを用いて説
明する。図13において、CPU2は、最初にステップ
S20で、入力タイマ81の各レジスタに異常がないか
ライトリードチェックを行い、ステップS21において
同様に出力タイマ80の各レジスタに異常がないかライ
トリードチェックを行う。
【0107】次に、CPU2は、ステップS22で入力
タイマ81における、例えばタイマカウントを入力信号
の立ち上がりで行うか、立ち下がりで行うか、又は立ち
上がり及び立ち下がりの両エッジで行うかの選択や、分
周比の設定といったようなモードの設定を行い、ステッ
プS23で出力タイマ80のカウント値、すなわち分周
比の設定を行い、ステップS24で入力タイマ81を起
動させ、ステップS25で出力タイマ80を起動させ
て、ステップS26で出力タイマ80を所定の時間作動
させ、ステップS27で入力タイマ81が計測を行った
計測値をリードして異常がないかチェックを行って本フ
ローは終了する。
【0108】図14は、上記図11における入出力ポー
ト71、外部入出力遮断回路72、及び外部入出力バッ
ファ73の回路例を示した図である。図14において、
図11における入出力ポート71に相当するシリアルI
/O90及びシリアルI/O91における、CPU2へ
入力及び出力を行う内部入力及び内部出力はそれぞれデ
ータバス6を介してCPU2に接続されている。
【0109】更に、シリアルI/O90の、外部出力端
子へ出力を行う外部出力は、図11における外部入出力
遮断回路72及び外部入出力バッファ73を兼ね備えた
シリアルI/Oテスト回路92に接続され、該シリアル
I/Oテスト回路92は外部出力端子74a,74c及
び外部入力端子74b,74dに接続されている。ま
た、上記シリアルI/Oテスト回路92には、テストモ
ードエントリーレジスタ8がテストモード時にセットさ
れて、通常モード又はテストモードであることを示す信
号であるTESTMODE信号が入力されるTESTM
ODE端子を備えている。
【0110】ここで、上記シリアルI/Oテスト回路9
2は、6つのスリーステートバッファ93a,93b,
93c,93d,93e,93fとインバータ回路94
からなり、スリーステートバッファ93aの入力はシリ
アルI/O90の外部出力に接続され、スリーステート
バッファ93aの出力は外部出力端子74aに接続され
ている。また、スリーステートバッファ93bの入力は
外部入力端子74bに接続されており、スリーステート
バッファ93bの出力はシリアルI/O90の外部入力
に接続されている。
【0111】同様に、スリーステートバッファ93cの
入力はシリアルI/O91の外部出力に接続され、スリ
ーステートバッファ93cの出力は外部出力端子74c
に接続されており、また、スリーステートバッファ93
dの入力は外部入力端子74dに接続されており、スリ
ーステートバッファ93dの出力はシリアルI/O91
の外部入力に接続されている。
【0112】更に、スリーステートバッファ93eの入
力は、上記シリアルI/O90の外部出力と上記スリー
ステートバッファ93aの入力との接続部に接続され、
スリーステートバッファ93eの出力は、上記シリアル
I/O91の外部入力と上記スリーステートバッファ9
3dの出力との接続部に接続されている。また、スリー
ステートバッファ93fの出力は、上記シリアルI/O
90の外部入力と上記スリーステートバッファ93bの
出力との接続部に接続され、スリーステートバッファ9
3fの入力は、上記シリアルI/O91の外部出力と上
記スリーステートバッファ93cの入力との接続部に接
続されている。
【0113】更に、上記スリーステートバッファ93a
から93dの制御信号入力はそれぞれインバータ回路9
4の出力に接続され、該インバータ回路94の入力は上
記TESTMODE端子に接続されている。また、上記
スリーステートバッファ93e及び93fの制御信号入
力はインバータ回路94の入力に接続されている。
【0114】上記のような構成において、通常モード時
にはテストモードエントリーレジスタ8はリセットされ
ており、上記TESTMODE端子には「L」の信号が
入力されており、そのため、スリーステートバッファ9
3e及び93fの制御信号入力は「L」となってスリー
ステートバッファ93e及び93fはオフし、スリース
テートバッファ93aから93dの制御信号入力は、イ
ンバータ回路94により「H」となってスリーステート
バッファ93aから93dはオンする。
【0115】このことから、シリアルI/O90の外部
出力信号はスリーステートバッファ93aを介して外部
出力端子73aから出力され、外部入力端子74bから
の外部入力信号はスリーステートバッファ93bを介し
てシリアルI/O90の外部入力に入力される。更に、
シリアルI/O91の外部出力信号はスリーステートバ
ッファ93cを介して外部出力端子73cから出力さ
れ、外部入力端子74dからの外部入力信号はスリース
テートバッファ93dを介してシリアルI/O91の外
部入力に入力される。
【0116】次に、テストモード時に、テストモードエ
ントリーレジスタ8がセットされると、上記TESTM
ODE端子には「H」の信号が入力され、スリーステー
トバッファ93e及び93fの制御信号入力は「H」と
なってスリーステートバッファ93e及び93fはオン
し、スリーステートバッファ93aから93dの制御信
号入力は、インバータ回路94により「L」となってス
リーステートバッファ93aから93dはオフする。
【0117】このことから、シリアルI/O90の外部
出力と外部出力端子74aはスリーステートバッファ9
3aによって遮断され、更に、シリアルI/O90の外
部入力と外部入力端子74bはスリーステートバッファ
93bによって遮断される。同様に、シリアルI/O9
1の外部出力と外部出力端子74cはスリーステートバ
ッファ93cによって遮断され、更に、シリアルI/O
91の外部入力と外部入力端子74dはスリーステート
バッファ93dによって遮断される。
【0118】また、スリーステートバッファ93e及び
93fがオンすることにより、シリアルI/O90の外
部出力はスリーステートバッファ93eを介してシリア
ルI/O91の外部入力に接続され、シリアルI/O9
1の外部出力はスリーステートバッファ93fを介して
シリアルI/O90の外部入力に接続される。
【0119】ここで、CPU2は、ROM3に記憶され
たテスト用プログラムに従ってシリアルI/O90及び
91の内部入力にテスト用信号を出力し、シリアルI/
O90から出力された出力信号がシリアルI/O91に
入力され、シリアルI/O91からデータバス6を介し
て入力された信号を、あらかじめROM3に記憶された
期待値と比較し、更にシリアルI/O91から出力され
た出力信号がシリアルI/O90に入力され、シリアル
I/O90からデータバス6を介して入力された信号
を、あらかじめROM3に記憶された期待値と比較して
シリアルI/O90、91及びそれらに関係する接続回
路の異常を検出する。
【0120】次に、図14に示した回路におけるテスト
モード時の動作例を図15のフローチャートを用いて説
明する。図15において、CPU2は、最初にステップ
S40で、シリアルI/O90及び91の各レジスタに
異常がないかライトリードチェックを行い、ステップS
41において、シリアルI/O90及び91の、例えば
ボーレートの設定を行うといったモードの設定を行い、
ステップS42でシリアルI/O90に対して送信デー
タの設定を行い、ステップS43でシリアルI/O90
の外部出力からシリアルI/O91の外部入力へ上記送
信データを転送する。
【0121】次に、CPU2は、ステップS44でシリ
アルI/O91において、シリアルI/O90から受信
した受信データを送信データとして設定し、ステップS
45で該送信データをシリアルI/O91の外部出力か
らシリアルI/O90の外部入力に転送し、ステップS
46でシリアルI/O90で受信した受信データをリー
ドして異常がないかをチェックして本フローは終了す
る。
【0122】実施例3.次に、図16は、本発明のシン
グルチップマイコンの第3実施例を示した概略ブロック
図であり、最初に図16を用いて本発明の第3実施例の
シングルチップマイコンの概略を説明する。なお、第1
実施例を示した図1及び第2実施例を示した図11と同
じものは同じ符号を付けており、ここではその説明を省
略すると共に、図11との相違点のみ説明する。
【0123】図16における図11との相違点は、図1
1のテストモードエントリーレジスタ8をテストモード
エントリーレジスタ100に置き換え、該テストモード
エントリーレジスタ100の設定を行う外部からの設定
信号が入力される外部入力端子101を備え、上記テス
トモードエントリーレジスタ100は更に外部入力端子
101に接続され、これらに伴ってシングルチップマイ
コン1aを1bとしたことにある。上記テストモードエ
ントリーレジスタ100は、外部入力端子101から入
力された信号によりセット又はリセットされ、すなわち
外部入力端子101から入力された信号により通常モー
ド及びテストモードの切り換えが行われる。
【0124】次に、図16で示したシングルチップマイ
コン1bのテストモード時における動作例を示したフロ
ーチャートは、上記第1実施例における図2のフローチ
ャートにおいてテストモードエントリーレジスタ8をテ
ストモードエントリーレジスタ100に置き換えた以外
は同じであるのでここではその説明を省略する。
【0125】図17は、上記図16におけるテストモー
ドエントリーレジスタ100の回路例を示した図であ
る。図17において、NOR回路102a及び102b
でRSフリップフロップ回路を形成して、テストモード
エントリーレジスタ100をなし、NOR回路102a
の一方の入力端子が上記外部入力端子101に接続され
る。
【0126】インバータ回路104とインバータ回路1
05がループ状に並列に接続されてラッチ回路を形成
し、該インバータ回路104の出力と該インバータ回路
105の入力との接続部にインバータ回路103を介し
て上記NOR回路102bの一方の入力が接続され、更
にNOR回路102bの出力は、テストモードエントリ
ーレジスタ8がテストモード時にセットされて、通常モ
ード又はテストモードであることを示す信号であるTE
STMODE信号が出力されるTESTMODE端子に
接続されている。
【0127】上記インバータ回路104の入力と上記イ
ンバータ回路105の出力との接続部はトランスファゲ
ート106の出力に、該トランスファゲート106の入
力はデータバス6に接続されている。また、トランスフ
ァゲート106の一方の制御信号入力106aにはイン
バータ回路107の入力が、他方の制御信号入力106
bにはインバータ回路107の出力が接続され、更に上
記制御信号入力106aとインバータ回路107の入力
との接続部は、3入力NAND回路108の出力に接続
され、該3入力NAND回路108の3つの入力にはイ
ネーブル信号、ライト信号、デコード信号が対応して入
力される。
【0128】また、NOR回路102bの出力には更に
nチャンネルMOS-FET109aのドレインが接続
され、該nチャンネルMOS-FET109aのソース
は接地され、nチャンネルMOS-FET109aのゲ
ートには、nチャンネルMOS-FET109bのゲー
トが接続され、該nチャンネルMOS-FET109b
のドレインは、インバータ回路104の入力とインバー
タ回路105の出力との接続部に接続され、nチャンネ
ルMOS-FET109bのソースは接地されている。
上記nチャンネルMOS-FET109a及び109b
の両ゲートには、初期状態に設定するときなどにテスト
モードエントリーレジスタ100をリセットするための
リセット信号が入力される。
【0129】上記のような構成において、図18のタイ
ミングチャート図で示すように、テストモード時に、外
部入力端子101からは「H」のワンショットパルス信
号がNOR回路102aの一方の入力に入力される。ま
た、NOR回路102bの一方の入力にはインバータ回
路104及び105で形成されたラッチ回路によりイン
バータ回路103を介して「L」信号が入力されてお
り、これらのことから、テストモードエントリーレジス
タ100はセットされて、TESTMODE端子から
「H」のテストモード信号が出力されて、通常モードか
らテストモードに切り換わる。
【0130】次にテストモードが終了すると、上記イネ
ーブル信号、ライト信号及びデコード信号がそれぞれ
「H」となって、NAND回路108の出力が「L」に
なり、トランスファゲート106の制御信号入力106
aは「L」に、もう1つの制御信号入力106bはイン
バータ回路107により「H」となり、トランスファゲ
ート106はオープンしてデータバス6から「H」のワ
ンショットパルス信号からなるテストモード解除信号が
インバータ回路104及びインバータ回路103を介し
てNOR回路102bの一方の入力に入力される。この
とき外部入力端子101は「L」となっており、テスト
モードエントリーレジスタ100はリセットされて、T
ESTMODE端子からは「L」の信号が出力される。
【0131】また、テストモードエントリーレジスタ1
00をリセットする方法として、nチャンネルMOS-
FET109a及び109bの両ゲートが接続されたR
ESET端子にリセット信号を入力する方法があり、上
記nチャンネルMOS-FET109a及び109bの
両ゲートに「H」のリセット信号が入力されると、nチ
ャンネルMOS-FET109a及び109bはオンし
て、上記TESTMODE端子がnチャンネルMOS-
FET109aを介して接地されて「L」となってテス
トモードエントリーレジスタ100はリセットされ、更
にnチャンネルMOS-FET109bによってインバ
ータ回路104及び105からなるラッチ回路を初期状
態、すなわちインバータ103の出力が「L」となるよ
うに設定を行う。
【0132】上記第1実施例から第3実施例において、
テストモードにおけるプログラムをROMに記憶させて
いたが、該プログラムをRAMに記憶させてもよい。更
に、テストモード時にテストモードエントリーレジスタ
をセットしていたが、テストモード時にリセットしても
よく、この場合、通常モード時には、テストモードエン
トリーレジスタはセットされる。このように、本発明の
シングルチップマイコンは上記実施例に限定されるもの
ではなく、様々な変形例が考えられ、本発明の範囲は、
特許請求の範囲によって定められるべきものであること
は言うまでもない。
【0133】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、セルフテストを行うためのモードであるテストモー
ド時に、テスト対象モジュールから外部出力端子へ出力
する信号のレベルをテストモードに切り換わった時の状
態に保持して固定するため、外部接続装置へ不要な信号
を出力させることなく、外部接続装置を接続した実装状
態で、テスタを使用することなくテスト対象モジュール
から所望のテスト用の信号を出力させてセルフテストを
行うことができる。
【0134】また、本発明は、テストモード時に、テス
ト対象モジュールから外部出力端子へ出力する信号、及
び/又は外部入力端子からテスト対象モジュールに入力
される信号を該テスト対象モジュールから遮断するた
め、外部端子をオープンにしても支障がない場合に、外
部端子から不要な信号を入出力させることなく、外部接
続装置を接続した実装状態で、テスタを使用することな
くテスト対象モジュールに所望のテスト用の信号を入出
力させてセルフテストを行うことができる。
【0135】更にまた、本発明は、テストモード時に、
外部出力端子から出力する信号のレベルをテストモード
に切り換わった時の状態に保持して固定すると共に、外
部入力端子からテスト対象モジュールに入力される信号
を該テスト対象モジュールから遮断するため、外部端子
から不要な信号を入出力させることなく、外部接続装置
を接続した実装状態で、テスタを使用することなくテス
ト対象モジュールに所望のテスト用の信号を入出力させ
てセルフテストを行うことができる。
【0136】更に、テストモードエントリーレジスタを
設定することにより、テストモード制御信号であるTE
STMODE信号を生成することができる。
【0137】更に、シングルチップマイコンの動作中に
おける空時間にテストモードに切り換えるため、外部接
続装置へ影響させることなく、外部接続装置を接続した
実装状態で、テスタを使用することなくテスト対象モジ
ュールのセルフテストを行うことができる。
【0138】更に、テスト用ROMを備え、該テスト用
ROMに従ってテスト用入力信号を生成するため、テス
ト対象である入力系モジュールにおけるセルフテストを
行うための入力信号を発生させることができ、入力タイ
マ等のテスト対象の入力系モジュールのカウンタ値等を
リードすることによりセルフテストを行うことができ
る。
【0139】更に、テスト用ROMを備え、該テスト用
ROMに記憶されたテスト用プログラムに従ってテスト
対象である出力系モジュールからテスト信号を出力さ
せ、該出力信号とテスト用ROMに記憶された期待値と
の比較を行って異常を検出することから、出力タイマ等
の出力系モジュールの出力信号のパルス数や出力タイミ
ングのテストを行うことができると共に、異常箇所のア
ドレスを記憶させることができ容易にデバッグを行うこ
とができる。
【0140】更に、テストモード時に、CPUは、アク
セスすることによりテスト対象である出力系モジュール
からの出力信号をデータバスを介して読み取ることがで
き、テスタを使用することなく出力タイマ等の出力系モ
ジュールの出力信号のセルフテストを行うことができ
る。
【0141】また、テストモード時に、出力系モジュー
ルから外部出力端子へ出力する信号、及び/又は外部入
力端子から入力系モジュールに入力される信号を該テス
ト対象モジュールから遮断すると共に、上記出力系モジ
ュール及び入力系モジュールを接続し、出力系モジュー
ルからの出力信号を入力系モジュールに入力することに
より、テスタを使用することなく、出力タイマ及び入力
タイマの動作テストを一度で行えると共に、複数のシリ
アルI/O動作テストが、相互に送受信行うことで可能
となる。
【0142】また、テストモード信号が外部から入力さ
れて、通常モードからテストモードに切り換わることか
ら、外部からテストモードに切り換えることができると
共に、テスト完了時にはシングルチップマイコン内部で
テストモードの解除を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のシングルチップマイコンの第1実施
例を示した概略ブロック図である。
【図2】 本発明の第1実施例のシングルチップマイコ
ンにおけるテストモード時における動作例を示したフロ
ーチャートである。
【図3】 図1で示した外部出力ホールド回路及び外部
出力バッファの回路例を示した図である。
【図4】 図1で示したテストモードエントリーレジス
タの回路例を示した図である。
【図5】 本発明の第1実施例におけるシングルチップ
マイコンにおける出力タイマのテストを行う例を示した
概略ブロック図である。
【図6】 図5で示したテスト制御回路の構成例を示し
たブロック図である。
【図7】 本発明の第1実施例におけるシングルチップ
マイコンにおける入力タイマのテストを行う一例を示し
た概略ブロック図である。
【図8】 図7で示した入力信号ジェネレーターの構成
例を示したブロック図である。
【図9】 図8で示したテスト用ROMの出力データと
ROM出力変換回路の出力におけるタイミングチャート
の例を示したタイミングチャート図である。
【図10】 本発明の第1実施例の変形例におけるシン
グルチップマイコンにおける出力タイマのテストを行う
例を示した概略ブロック図である。
【図11】 本発明のシングルチップマイコンの第2実
施例を示した概略ブロック図である。
【図12】 図11における外部入出力遮断回路、外部
出力バッファ及び外部入力バッファの回路例を示した図
である。
【図13】 図12で示した回路におけるテストモード
時における動作例を示したフローチャートである。
【図14】 図11における入出力ポート71、外部入
出力遮断回路72及び外部入出力バッファ73の回路例
を示した図である。
【図15】 図14で示した回路におけるテストモード
時における動作を示したフローチャートである。
【図16】 本発明のシングルチップマイコンの第3実
施例を示した概略ブロック図である。
【図17】 図16におけるテストモードエントリーレ
ジスタ100の回路例を示した図である。
【図18】 図17で示した回路の各部における信号の
タイミングチャートの例を示したタイミングチャート図
である。
【図19】 従来のシングルチップマイコンにおける外
部出力回路を示した図である。
【符号の説明】
1,1a,1b シングルチップマイコン、2 CP
U、3 ROM、5 出力系モジュール、6,6a,6
b,6c データバス、7 出力ポート、8,100
テストモードエントリーレジスタ、9,12 外部出力
ホールド回路、10,13,76 外部出力バッファ、
11,14,74a,74c 外部出力端子、15 入
力系モジュール、16 外部入力遮断回路、17,77
外部入力バッファ、18,74b,74d,101
外部入力端子、40,41,42,80 出力タイマ、
43 テスト制御回路、44 テスト用ROM、45
出力タイマテスト回路、60,61,62,81 入力
タイマ、63 入力信号ジェネレーター、64 入力タ
イマテスト回路、70 タイマ出力データバス出力回
路、71 入出力ポート、72 外部入出力遮断回路、
73 外部入出力バッファ、74 外部入出力端子、7
5 外部入出力遮断回路、82 タイマテスト回路、9
0,91 シリアルI/O、92 シリアルI/Oテス
ト回路

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内蔵回路のテストを行うセルフテスト機
    能を内蔵したシングルチップマイコンにおいて、 セルフテストを行うモードであるテストモード時にテス
    トモード信号を出力するテストモード信号出力手段と、 外部出力端子から信号を出力する外部出力手段に設けら
    れ、上記テストモード信号出力手段からのテストモード
    信号が入力されている間、外部出力端子の出力信号状態
    を保持する外部出力保持手段とを備え、 外部出力端子の出力信号状態を保持した状態で内蔵回路
    のテストを行うことを特徴とするセルフテスト機能内蔵
    シングルチップマイコン。
  2. 【請求項2】 内蔵回路のテストを行うセルフテスト機
    能を内蔵したシングルチップマイコンにおいて、 セルフテストを行うモードであるテストモード時にテス
    トモード信号を出力するテストモード信号出力手段と、 上記テストモード信号出力手段からのテストモード信号
    により外部端子における信号の入出力を遮断する外部端
    子遮断手段とを備え、 外部端子からの信号の入出力を遮断した状態で内蔵回路
    のテストを行うことを特徴とするセルフテスト機能内蔵
    シングルチップマイコン。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のシングルチップマイコ
    ンにして、更に、上記テストモード信号出力手段からの
    テストモード信号により外部端子における信号の入出力
    を遮断する外部端子遮断手段を備えたことを特徴とする
    セルフテスト機能内蔵シングルチップマイコン。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3のいずれかに記載
    のシングルチップマイコンにして、更に、複数の機能モ
    ジュールをそれぞれ形成する各内蔵回路を、上記テスト
    モード信号出力手段からのテストモード信号により、異
    なった内蔵回路の入力端子と出力端子を互いに接続する
    接続手段を備え、 外部端子における信号の入出力が遮断された上記各機能
    モジュールを形成する内蔵回路の入力端子と他の機能モ
    ジュールを形成する内蔵回路の出力端子を互いに接続し
    て、該各内蔵回路のテストを行うことを特徴とするセル
    フテスト機能内蔵シングルチップマイコン。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれかに記載
    のシングルチップマイコンにして、上記テストモード信
    号出力手段はレジスタを有し、テストモード開始時に受
    ける開始信号により該レジスタを第1状態に設定し、テ
    ストモード信号を出力すると共に、テストモード終了時
    に受ける解除信号により上記レジスタを第2状態に設定
    し、テストモード信号を解除することを特徴とするセル
    フテスト機能内蔵シングルチップマイコン。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のシングルチップマイコ
    ンにして、上記テストモード信号出力手段は、上記テス
    トモードの開始及び終了信号をCPUより入力されるこ
    とを特徴とするセルフテスト機能内蔵シングルチップマ
    イコン。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載のシングルチップマイコ
    ンにして、上記テストモード信号出力手段は、上記テス
    トモードの開始及び終了信号を外部端子より入力される
    ことを特徴とするセルフテスト機能内蔵シングルチップ
    マイコン。
  8. 【請求項8】 請求項1から請求項4のいずれかに記載
    のシングルチップマイコンにして、上記テストモード信
    号出力手段は、通常の動作モード時における外部とイン
    ターフェイスする必要がない空時間に、テストモード信
    号を出力することを特徴とするセルフテスト機能内蔵シ
    ングルチップマイコン。
  9. 【請求項9】 請求項1から請求項4のいずれかに記載
    のシングルチップマイコンにして、更に、テストモード
    におけるプログラムを記憶した記憶手段と、該記憶手段
    に記憶されたプログラムに従って信号を生成する信号生
    成手段とを備えたことを特徴とするセルフテスト機能内
    蔵シングルチップマイコン。
  10. 【請求項10】 請求項1から請求項4のいずれかに記
    載のシングルチップマイコンにして、更に、テストモー
    ドにおけるプログラムを記憶した記憶手段と、該記憶手
    段に記憶されたプログラムに従ってテスト対象である内
    蔵回路のテストを行うテスト手段とを備えたことを特徴
    とするセルフテスト機能内蔵シングルチップマイコン。
  11. 【請求項11】 請求項9に記載のシングルチップマイ
    コンにして、上記信号生成手段は、テスト対象である入
    力系モジュールを形成する内蔵回路へのテスト用入力信
    号を生成することを特徴とするセルフテスト機能内蔵シ
    ングルチップマイコン。
  12. 【請求項12】 請求項10に記載のシングルチップマ
    イコンにして、上記テスト手段は、テスト対象である出
    力系モジュールを形成する内蔵回路からの出力信号を、
    上記記憶手段に記憶された設定値との比較を行うことに
    より正常か否かの判定を行うことを特徴とするセルフテ
    スト機能内蔵シングルチップマイコン。
  13. 【請求項13】 請求項1から請求項4のいずれかに記
    載のシングルチップマイコンにして、CPUは、テスト
    モード時において、テスト対象である内蔵回路からの出
    力信号をデータバスを介してCPUに入力させると共
    に、該入力信号から上記テスト対象内蔵回路に対して正
    常か否かの判定を行うことを特徴とするセルフテスト機
    能内蔵シングルチップマイコン。
  14. 【請求項14】 請求項4に記載のシングルチップマイ
    コンにして、上記接続手段は、上記テストモード信号出
    力手段からのテストモード信号により、内部出力タイマ
    の出力と内部入力タイマの入力を接続すると共に、両タ
    イマ間で入出力される信号を検出してテストを行うこと
    を特徴とするセルフテスト機能内蔵シングルチップマイ
    コン。
  15. 【請求項15】 請求項4に記載のシングルチップマイ
    コンにして、上記接続手段は、上記テストモード信号出
    力手段からのテストモード信号により、シリアルI/O
    の出力と他のシリアルI/Oの入力を接続すると共に、
    各シリアルI/O間で入出力される信号を検出してテス
    トを行うことを特徴とするセルフテスト機能内蔵シング
    ルチップマイコン。
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