JPH08136727A - 樹脂製光学材料およびその製造方法 - Google Patents

樹脂製光学材料およびその製造方法

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JPH08136727A
JPH08136727A JP7232378A JP23237895A JPH08136727A JP H08136727 A JPH08136727 A JP H08136727A JP 7232378 A JP7232378 A JP 7232378A JP 23237895 A JP23237895 A JP 23237895A JP H08136727 A JPH08136727 A JP H08136727A
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Hiroki Katono
浩樹 上遠野
Masuhiro Shoji
益宏 庄司
Takeo Ogiwara
武男 荻原
Teruo Sakagami
輝夫 阪上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可視光領域における特定の波長域の光を高い
効率で吸収する特性を有し、比重が小さく、成形・切削
・研磨等の加工が容易、かつ防眩性に優れた樹脂製光学
材料を提供すること。 【解決手段】 樹脂製光学材料は、式PO(OH)n
(nは1または2である。)で表されるリン酸基の含有
割合が0.5〜60質量%であるアクリル系重合体10
0質量部と、0.04〜10質量部となる割合のネオジ
ムイオンよりなる金属イオン成分とからなる。製造法
は、特定のリン酸基含有単量体とこれと共重合可能な単
量体とよりなる単量体混合物を、所要の割合のネオジム
イオンよりなる金属イオンを供給する金属化合物の存在
下に重合処理する工程を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は樹脂製光学材料およ
びその製造方法に関し、更に詳しくは、可視光領域にお
ける特定波長域の光を高い効率で吸収する特性を有し、
防眩性に富む合成樹脂製の光学材料およびその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、樹脂材料に金属イオンを導入して
当該金属イオンによる特定の光学的特性を当該樹脂材料
に付与する試みが多々なされており、この金属イオンの
媒体となる樹脂材料としては、透明性等の光学的性質や
強度等の機械的性質に優れたアクリル系重合体が広く利
用されている。光学特性を改善するために金属イオンが
含有された光学材料としては、例えばネオジムイオンが
無機ガラス中に分散状態で含有されてなる、ネオジムイ
オンの光吸収特性を利用する光学材料の開発が行われて
いる。そして、ネオジムイオンは波長580nm付近に
吸収特性を有していることが知られている。しかしなが
ら、これらの無機ガラス製の光学材料は、比重が大きく
て重く、かつ脆いという機械的性質上の欠点を有し、ま
た成形・切削・研磨等の製造または加工上の欠点も多く
有している。
【0003】一方、ネオジムイオンを樹脂材料中に添加
してなる樹脂製光学材料の検討も行われているが、樹脂
材料におけるネオジムイオンの均一分散性が不十分であ
り、またネオジムイオンの含有許容量に限度があって十
分に高い割合で含有させることができない。以上のよう
な事情から、ネオジムイオンを含有してなり、当該ネオ
ジムイオンによる固有の光学特性が好適に発揮される樹
脂製光学材料の開発が強く望まれていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような事
情に基づいてなされたものであって、その目的は、ネオ
ジムイオンを含有してなり、波長580nm付近の光線
を高い効率で吸収する特性を有し、比重が小さく、優れ
た防眩性を有し、しかも製造上または加工上、成形・切
削・研磨等が容易な樹脂製光学材料を提供することにあ
る。本発明の他の目的は、上記の樹脂製光学材料を有利
に製造することができる方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の樹脂製光学材料
は、式PO(OH)n −(nは1または2である。)で
表される特定のリン酸基の含有割合が0.5〜60質量
%であるアクリル系重合体100質量部と、ネオジムイ
オンよりなる金属イオン成分0.04〜10質量部とか
らなることを特徴とする。
【0006】上記のアクリル系重合体においては、特定
のリン酸基が当該アクリル系重合体の分子構造中に化学
的に結合していることが好ましく、具体的には下記式
(1)で表される特定のリン酸基含有単量体を重合処理
して得られる重合体、または当該特定のリン酸基含有単
量体と、これと共重合可能な単量体とからなる単量体混
合物を重合処理して得られる共重合体であることが好ま
しい。
【0007】
【化2】 そして式(1)においてnが1である特定のリン酸基含
有単量体と、式(1)においてnが2である特定のリン
酸基含有単量体の両方を併用することが一層好ましい。
【0008】上記の樹脂製光学材料には、金属イオン成
分を構成するものとして、ネオジムイオンに加え、他の
金属イオンを、ネオジムイオンが全金属イオンの50質
量%以上となる割合、すなわちネオジムイオンの含有割
合以下の割合で含有させることができる。
【0009】本発明の樹脂製光学材料の製造方法は、上
記特定のリン酸基の含有割合が0.5〜60質量%であ
る重合体を与える、上記式(1)で表される特定のリン
酸基含有単量体を、形成される共重合体100質量部に
おいてネオジムイオンの含有割合が0.04〜10質量
部となる量のネオジム化合物の存在下に重合処理する工
程を含むことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明の樹脂製光学材料は、特定のリン酸基を特
定の範囲の割合で含有するアクリル系重合体よりなる樹
脂成分中に、ネオジムイオンよりなる金属イオン成分が
特定の割合で含有されてなるものである。
【0011】この樹脂製光学材料において、特定のリン
酸基は、当該特定のリン酸基を含む化合物がアクリル系
重合体に分散されることにより含有されてもよいし、或
いはアクリル系重合体を与える単量体として、その分子
構造中に当該特定のリン酸基が化学的に結合したものを
用いることにより含有されていてもよい。しかし、後述
するネオジムイオンおよび他の金属イオンは、アクリル
系重合体中の特定のリン酸基に配位した状態で結合して
安定な状態となるため、当該特定のリン酸基がアクリル
系重合体の分子構造中に均一に分散した状態で化学的に
結合していることが望ましく、これにより、目的とする
光学的特性を得るに十分な量の金属イオンを含有させる
ことができ、例えば580nm近傍の波長の光を十分に
吸収する特性を得るために必要な量のネオジムイオンを
十分均一に含有させることができる。
【0012】アクリル系重合体を得るための単量体とし
ては、メチルアクリレート、メチルメタクリレート、エ
チルアクリレート、エチルメタクリレート等のアルキル
基の炭素数が1〜8である低級アルキルアクリレートま
たは低級アルキルメタクリレート、エトキシエチルアク
リレート、エトキシエチルメタクリレートのようにエチ
レンオキサイド基を介してアルキル基を有する低級アル
キルアクリレートや低級アルキルメタクリレート、グリ
シジルアクリレート、グリシジルメタクリレート等のグ
リシジル基等によってアルキル基が置換された変性アル
キルアクリレートまたは変性アルキルメタクリレート等
の単官能アクリレートまたは単官能メタクリレート類を
挙げることができる。
【0013】また、エチレングリコールジアクリレー
ト、エチレングリコールジメタクリレート、ジエチレン
グリコールジアクリレート、ジエチレングリコールジメ
タクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレー
ト、ポリエチレングリコールジメタクリレート、1,4
−ブタンジオールジアクリレート、1,4−ブタンジオ
ールジメタクリレート、2,2−ビス〔4−アクリロキ
シエトキシフェニル〕プロパン、2,2−ビス〔4−メ
タクリロキシエトキシフェニル〕プロパン、トリメチロ
ールプロパントリアクリレート、トリメチロールプロパ
ントリメタクリレート、ペンタエリスリトールトリメタ
クリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレー
ト、ペンタエリスリトールテトラメタクリレート等の多
官能アクリレートまたは多官能メタクリレート類、その
他を用いることもできる。
【0014】本発明において、アクリル系重合体として
は、前述したようにネオジムイオンよりなる金属イオン
を十分な量で均一に含有させることが容易であることか
ら、式(1)に示した特定のリン酸基が結合した特定の
リン酸基含有単量体を必須成分として用いて得られる重
合体または共重合体が好ましい。上記の特定のリン酸基
含有単量体の式(1)における基Rは、式(2)で示さ
れるように、エチレンオキサイド基が結合したアクリロ
イルオキシ基(Xが水素原子の場合)またはメタクリロ
イルオキシ基(Xがメチル基の場合)である。ここで、
エチレンオキサイド基の繰り返し数mは0〜5の整数で
ある。このmの値が5を超えると、得られる重合体は、
硬度が大幅に低下するので、光学材料としての実用性に
欠けたものとなる。
【0015】また、式(1)において水酸基の数nは1
または2であり、nの値が1である特定のリン酸基含有
単量体、すなわち、リン原子に結合したラジカル重合性
のエチレン性不飽和結合の数が2である単量体は架橋重
合性を有し、一方、nの値が2である特定のリン酸基含
有単量体は、前記エチレン性不飽和結合の数が1であ
り、ネオジムイオンなどの金属イオン成分との結合性が
大きいものとなる。またnの値が1である特定のリン酸
基含有単量体と、nの値が2である特定のリン酸基含有
単量体の両方を併用することができる。
【0016】従って、得られる光学材料の特性、成形法
および使用目的に応じてnの値およびその混合割合を選
択することができる。具体的には、ネオジムイオンより
なる金属イオンとの結合性が高く、かつ熱可塑性樹脂の
一般的な成形加工法である射出成形法或いは押出成形法
により成形加工することのできる樹脂製光学材料を得る
ためには、nの数が2である単量体の混合割合が多い特
定のリン酸基含有単量体を用いることが好ましい。一
方、ネオジムイオンよりなる金属イオンとの結合性を確
保しながら、表面硬度の大きい成形体が注型成形法によ
って製造することができるような樹脂材料を得るために
は、nの値が1の単量体の混合割合が多い特定のリン酸
基含有単量体を用いるのが好ましい。なお、本発明の樹
脂製光学材料の成形法が以上の方法に限定されるもので
はない。
【0017】また、nの値が1である特定のリン酸基含
有単量体と、nの値が2である特定のリン酸基含有単量
体を、それぞれがほぼ等モル量となる割合、例えばモル
比で45〜55:55〜45となる割合で用いる場合に
は、好適な機械的強度が得られると共に、当該単量体混
合物に対するネオジム化合物よりなる金属化合物の溶解
性が高いものとなって、得られる重合体においてネオジ
ムイオンを均一に含有させることができるので、一層好
ましい。
【0018】本発明の樹脂製光学材料の樹脂成分である
アクリル系重合体は、さらに必要に応じて、これらアク
リレート系単量体と共重合可能なその他の単量体、例え
ば、アクリル酸、メタクリル酸等の不飽和カルボン酸、
スチレン、α−メチルスチレン、ハロゲン化スチレン、
メトキシスチレン、ジビニルベンゼン等の芳香族ビニル
化合物等との共重合体であってもよい。
【0019】本発明の樹脂製光学材料を構成するアクリ
ル系重合体は、前記の式(1)で示される特定のリン酸
基含有単量体を必須成分とする重合体、または当該特定
のリン酸基含有単量体と共重合性単量体との共重合体が
好ましく用いられる。ここに共重合性単量体としては、
(1)特定のリン酸基含有単量体と均一に溶解混合する
こと、(2)該単量体とのラジカル共重合性が良好であ
ること、(3)光学的に透明な共重合体が得られること
等を満足するものであれば特に限定されるものではな
い。それら共重合性単量体の具体例としては、アクリル
系重合体を得るための単量体または共重合のための単量
体として既に掲げた単量体群から選ばれたものを挙げる
ことができる。これらの共重合性単量体は単独で、或い
は2種以上併用することができる。
【0020】特定のリン酸基含有単量体の使用割合は、
得られる共重合体中に特定のリン酸基が0.5〜60質
量%、好ましくは0.5〜40質量%の割合で含有され
ることとなる割合、具体的には、全単量体の少なくとも
約3質量%以上、好ましくは3〜80質量%またはそれ
以上である。これら特定のリン酸基が結合したアクリル
系単量体はラジカル重合性に富む単量体であるので、重
合処理に供された殆どすべてが重合し、共重合体に転換
していると考えられる。この特定のリン酸基含有単量体
の割合が過小であると、得られるアクリル系重合体は、
そのままでは、ネオジムイオンよりなる金属イオンを十
分な量で当該アクリル系重合体中に均一に含有させるこ
とが困難になり、得られる樹脂製光学材料は優れた防眩
性を有するものとはならない。
【0021】樹脂製光学材料を構成するアクリル系重合
体は、好ましくは、特定のリン酸基含有単量体を必須成
分として含有する単量体または単量体混合物をラジカル
重合することにより、得ることができる。ラジカル重合
法としては特に限定されるものではなく、通常のラジカ
ル重合開始剤を用いる、塊状(キャスト)重合法、懸濁
重合法、乳化重合法、溶液重合法等の公知の方法を利用
することができる。
【0022】本発明の樹脂製光学材料は、上記のアクリ
ル系重合体中に、他の必須の構成成分としてネオジムイ
オンよりなる金属イオン成分を含有するものである。本
発明の樹脂製光学材料において、ネオジムイオンの含有
割合は、アクリル系重合体100質量部に対して0.0
4〜10質量部とされる。このネオジムイオンの含有割
合が0.04質量部未満であると、得られる光学材料は
580nm近傍における光線吸収特性が不十分なものと
なる。一方、この含有割合が10質量部を超えて多くな
ると、ネオジムイオンがアクリル系重合体中に均一に含
有されにくくなる。このようなネオジムイオンよりなる
金属イオンは、適宜の3価のネオジムイオンによるネオ
ジム化合物を、上記のアクリル系重合体に添加すること
によって、或いはその単量体に添加して重合処理するこ
とによって、アクリル系重合体中に含有させることがで
きる。
【0023】上記のネオジム化合物としては種々の化合
物を用いることができ、その一例としては、酢酸ネオジ
ム、塩化ネオジム、硝酸ネオジム、酸化ネオジム、ネオ
ジム−2,4−ペンタンジオネート、ネオジムトリフル
オロペンタンジオネート、フッ化ネオジム、硫酸ネオジ
ム等の無水物や水和物を挙げることができる。なお、ネ
オジム化合物は、これらの化合物のみに限定されるもの
ではない。
【0024】本発明の樹脂製光学材料においては、金属
イオン成分の一部として、ネオジムイオン以外に他の金
属イオンが含有させることができる。このような他の金
属イオンを与える金属イオン供給源としては、ナトリウ
ム、カリウム、カルシウム、鉄、マンガン、コバルト、
マグネシウム、ニッケル等を金属イオン成分とする化合
物を目的に応じて用いることができる。
【0025】このように、ネオジムイオン以外の金属イ
オンが含有される場合には、すべての金属イオンにおけ
るネオジムイオンの占める割合が50質量%以上である
ことが好ましい。アクリル系重合体における金属イオン
の全量に対し、ネオジムイオンの割合が50質量%未満
である場合には、防眩性の優れた光学材料を得ることが
困難となる場合がある。
【0026】本発明においては、金属イオン成分は、ネ
オジム化合物と、他の金属イオンによる金属化合物と
が、いずれも前記割合が満足されることとなる条件に従
って使用されて供給される。本発明において、アクリル
系重合体100質量部に対する金属化合物の実際上の使
用割合は、他の金属イオンの供給源となる金属化合物を
含め、0.05〜25質量部であり、好ましくは0.1
〜20質量部であり、更に好ましくは0.3〜10質量
部である。この金属化合物の使用割合が過小であると、
目的とする光学特性を十分に実現することができず、一
方、この使用割合が25質量部を超えて多くなると、金
属イオンをアクリル系重合体中に均一に含有させること
が困難となる。
【0027】本発明における金属イオン成分が含有され
たアクリル系重合体を製造するための方法は、特に限定
されるものではないが、以下の2つの方法を好ましい方
法として挙げることができる。
【0028】(1)ラジカル重合を行う前の単量体また
は単量体混合物中に前記金属化合物を添加して溶解含有
させることにより、金属化合物が含有された単量体組成
物を調製し、この単量体組成物をラジカル重合処理する
方法。
【0029】(2)特定のリン酸基含有単量体を含有す
る単量体または単量体混合物をラジカル重合処理して得
られたアクリル系重合体中に、前記金属化合物を添加し
て混合する方法。この(2)の方法では、具体的には、
a)アクリル系重合体を加熱溶融させ、これに前記金属
化合物を添加混合する方法、b)アクリル系重合体を有
機溶剤などに溶解させ、この溶液に前記金属化合物を添
加混合する方法、その他を利用することができる。
【0030】上記(1)または(2)のような方法によ
り、ネオジムイオンを主体とする金属イオン成分が含有
されたアクリル系重合体よりなる光学材料が得られる。
このようにして得られる本発明の樹脂製光学材料は、5
80nm近傍の波長の光線を高い効率で吸収する特性を
有し、防眩性に優れている。また、当該樹脂製光学材料
は、板状、シート状、フィルム状、円板状、レンズ状等
の形状への成形加工も容易である。従って、本発明の樹
脂製光学材料は、サングラス、ゴーグル、眼鏡レンズ、
ディスプレイフィルター、光学フィルター等の光学製品
またはその材料として好適に用いることができる。ま
た、当該樹脂製光学材料をシート状或いはフィルム状に
成形し、これをガラスやプラスチック等の透明材料と積
層して複合材料を構成すること、或いは当該樹脂製光学
材料を有機溶剤等に溶解して得られる組成液を塗料とし
て利用することもできる。
【0031】
【実施例】以下、本発明を実施例で説明するが、本発明
がこれらによって限定されるものではない。尚、以下に
おいて「部」は「質量部」、「%」は光の透過率を除き
「質量%」を意味する。
【0032】実施例1 下記式(3)で表される特定のリン酸基が結合したアク
リル系単量体A31.5部と、下記式(4)で表される
特定のリン酸基が結合したアクリル系単量体B18.5
部と、メチルメタクリレート29部と、ジエチレングリ
コールジメタクリレート20部と、α−メチルスチレン
1部とを十分に混合して単量体混合物を調製した。ここ
に、アクリル系単量体Aとアクリル系単量体Bとのモル
比は52.7:47.3である。この単量体混合物に、
酢酸ネオジム一水和物2.5部(単量体混合物100部
に対するネオジムイオンの割合が1.1部となる量)を
添加し、70℃で攪拌混合することによって十分に溶解
させ、酢酸ネオジム一水和物が単量体混合物中に溶解さ
れてなる単量体組成物を得た。
【0033】
【化3】
【0034】以上のようにして調製された単量体組成物
にt−ブチルパーオキシオクタノエート2.0部を添加
したものをガラスモールド中に充填し、45℃で2時
間、次いで50℃で2時間加熱し、50℃から60℃ま
で6時間で、60℃から80℃まで5時間で、更に80
℃から100℃まで3時間で昇温し、100℃で2時間
加熱して注型重合を行うことにより、ネオジムイオンが
含有された架橋重合体からなる厚み3mmの板状のアク
リル系重合体よりなる樹脂製光学材料1を製造した。こ
の光学材料1中の特定のリン酸基の含有割合は17.2
%、ネオジムイオンの含有割合は1.04%であった。
この光学材料1の比重は1.322と小さく、屈折率は
1.5024であった。
【0035】更に、この厚み3mmの板状の光学材料1
について、分光光度計を用いて分光透過率曲線を測定し
たところ、視感度が最大となる近傍の波長、即ち580
nm近傍の光線透過率が約62%であり、ネオジムイオ
ンが含有されていない後述する比較例1の樹脂材料
(イ)に比べ、同波長域の光線を高い効率で吸収する特
性を有することが認められた。
【0036】比較例1 酢酸ネオジム一水和物を添加しなかったこと以外は実施
例1と同様にして板状のアクリル系重合体よりなる比較
用の樹脂材料(イ)を製造した。この樹脂材料(イ)に
ついて、実施例1と同様にして分光透過率を測定したと
ころ、波長580nm近傍の光の透過率は約92%であ
り、この波長域での光線吸収能は殆ど認められなかっ
た。
【0037】比較例2 メタクリル酸メチル99部とα−メチルスチレン1部と
を混合することにより特定のリン酸基を含有しない単量
体混合物を調製し、この単量体混合物を用いたこと以外
は実施例1と同様にして板状の比較用の樹脂材料(ロ)
を製造した。この樹脂材料(ロ)について、実施例1と
同様にして分光透過率を測定したところ、波長580n
m近傍における光線吸収は殆ど見られなかった。これ
は、当該樹脂材料(ロ)には特定のリン酸基が含有され
ていないためにネオジムイオンを当該樹脂材料(ロ)の
重合体の分子構造中に導入することができなかったから
であると考えられる。
【0038】実施例2 実施例1の単量体混合物におけるメチルメタクリレート
29部およびジエチレングリコールジメタクリレート2
0部の代わりに2−ヒドロキシエチルメタクリレート4
9部を用いたこと以外は実施例1と同様にして樹脂製光
学材料2を製造した。この光学材料2中の特定のリン酸
基の含有割合は17.2%、ネオジムイオンの含有割合
は1.04%であった。この光学材料2について実施例
1と同様にして分光透過率を測定したところ、波長58
0nm近傍における光線透過率は約63%であり、高い
効率で光吸収特性を有することが認められた。また、こ
の光学材料2の比重は1.366、屈折率は1.506
8であった。
【0039】実施例3 実施例1におけるメチルメタクリレート29部およびジ
エチレングリコールジメタクリレート20部の代わりに
メチルメタクリレート49部を用い、酢酸ネオジム一水
和物2.5部の代わりに酢酸ネオジム一水和物1.5部
(単量体混合物100部に対するネオジムイオンの割合
が0.64部となる量)および酢酸ニッケル四水和物
1.0部(単量体混合物100部に対するニッケルイオ
ンの割合が0.24部となる量)を用いたこと以外は実
施例1と同様にして板状の樹脂製光学材料3を製造し
た。この光学材料3中の特定のリン酸基の含有割合は1
7.2%、ネオジムイオンの含有割合は0.622%、
ニッケルイオンの含有割合は0.24%であった。この
光学材料3について実施例1と同様にして分光透過率を
測定したところ、波長580nm近傍では約71%であ
り、比較例1の樹脂材料(イ)および比較例2の樹脂材
料(ロ)に比して同波長域の光線吸収が大きいことが認
められた。また、波長420nm近傍にもニッケルイオ
ンに基づく光線吸収が認められた。更に、この光学材料
3は、比重が1.335、屈折率が1.4999であ
り、しかも黄緑色に着色したものであった。。
【0040】実施例4 実施例1におけるメチルメタクリレート29部およびジ
エチレングリコールジメタクリレート20部の代わりに
メチルメタクリレート49部を用いたこと以外は実施例
1と同様にして板状の樹脂製光学材料4を製造した。こ
の光学材料4中の特定のリン酸基の含有割合は17.2
%、ネオジムイオンの含有割合は1.04%であった。
この光学材料4について実施例1と同様にして分光透過
率を測定したところ、波長580nm近傍では約63%
であり、良好な防眩機能を示すに十分な光線吸収特性を
有することが認められた。この光学材料4の比重は1.
320、屈折率は1.5000であった。
【0041】実施例5 上記式(3)で表される特定のリン酸基が結合したアク
リル系単量体A20.8部と、上記式(4)で表される
特定のリン酸基が結合したアクリル系単量体B12.2
部と、メチルメタクリレート66部と、α−メチルスチ
レン1部を用いて単量体混合物を調製し、この単量体混
合物に、酢酸ネオジム一水和物4部(単量体混合物10
0部に対するネオジムイオンの割合が1.64部となる
量)を添加し、この単量体組成物を実施例1と同様に処
理して板状の樹脂製光学材料5を製造した。ここに、ア
クリル系単量体Aとアクリル系単量体Bとのモル比は5
2.6:47.4である。この光学材料5中の特定のリ
ン酸基の含有割合は11.2%、ネオジムイオンの含有
割合は1.64%であった。この光学材料5について実
施例1と同様にして分光透過率を測定したところ、波長
580nm近傍では約45%であり、十分な光線吸収特
性が認められた。この光学材料5の比重は1.309、
屈折率は1.4964であった。
【0042】実施例6 上記式(3)で表される特定のリン酸基が結合した単量
体の4.4部と、上記式(4)で表される特定のリン酸
基が結合した単量体の2.6部とを、これらと共重合可
能な単量体であるメチルメタクリレートの37部、ジエ
チレングリコールジメタクリレートの20部、および2
−ヒドロキシエチルメタクリレートの36部と混合し
た。得られた単量体混合物に、酢酸ネオジム一水和物
0.7部(単量体混合物100部に対するネオジムイオ
ンの割合が0.3部となる量)を添加し、この単量体組
成物を実施例1と同様に処理して板状の樹脂製光学材料
6を製造した。ここに、アクリル系単量体Aとアクリル
系単量体Bとのモル比は52.5:47.5である。こ
の光学材料6中の特定のリン酸基の含有割合は2.4
%、ネオジムイオンの含有割合は0.3%であった。こ
の光学材料6の分光透過率は波長580nm近傍で約8
3%であり、比較例1の樹脂材料(イ)に比して大きな
光線吸収能を有することが認められた。この光学材料6
の比重は1.260、屈折率は1.5053であった。
【0043】実施例7 上記式(3)で表される特定のリン酸基が結合した単量
体及び式(4)で表される特定のリン酸基が結合した単
量体を両者の比率がモル比で実施例6と同一となる割合
で合計60部用い、これに共重合性単量体ジエチレング
リコールジメタクリレート10部と2−ヒドロキシエチ
ルメタクリレート30部を混合して単量体混合物を調製
し、この単量体混合物に酢酸ネオジム一水和物12部
(単量体混合物100部に対するネオジムイオンの割合
が5.1部となる量)を添加し、得られた単量体組成物
を実施例1と同様にして重合を行い、板状の樹脂製光学
材料7を製造した。この光学材料7中の特定のリン酸基
の含有割合は21.2%、ネオジムイオン含有割合は
5.1%であった。この光学材料7の波長580nm近
傍における分光透過率は約24%であり、比重は1.4
15、屈折率は1.5079であった。
【0044】実施例8 上記式(3)で表される特定のリン酸基が結合した単量
体及び式(4)で表される特定のリン酸基が結合した単
量体を両者の比率がモル比で実施例6と同一となる割合
で合計80部用い、これに共重合性単量体2−ヒドロキ
シエチルメタクリレート20部を混合して単量体混合物
を調製し、この単量体混合物に酢酸ネオジム一水和物5
部(単量体混合物100部に対するネオジムイオンの割
合が2.1部となる量)を添加し、得られた単量体組成
物を実施例1と同様にして重合を行い、板状の樹脂製光
学材料8を製造した。この光学材料8中の特定のリン酸
基の含有割合は28.3%、ネオジムイオン含有割合は
2.1%であった。この光学材料8の波長580nm近
傍における分光透過率は約42%であり、また比重は
1.425、屈折率は1.5017であった。
【0045】実施例9 実施例1と同様に、上記式(3)で表される特定のリン
酸基が結合したアクリル系単量体31.5部と、上記式
(4)で表される特定のリン酸基が結合したアクリル系
単量体18.5部とを用い、他の単量体を用いずに単量
体混合物を調製し、この単量体混合物に、酢酸ネオジム
一水和物10部(単量体混合物100部に対するネオジ
ムイオンの割合が4.2部となる量)を添加混合した。
得られた単量体組成物を実施例1と同様に処理して板状
の樹脂製光学材料9を製造した。この光学材料9中の特
定のリン酸基の含有割合は35.3%、ネオジムイオン
の含有割合は4.2%であった。この光学材料9の波長
580nm近傍の分光透過率は約27%であり、顕著な
吸収特性が認められた。光学材料9の比重は1.47
3、屈折率は1.5033であった。
【0046】実施例10 実施例1と同様に、上記式(3)で表される特定のリン
酸基が結合したアクリル系単量体31.5部と、上記式
(4)で表される特定のリン酸基が結合したアクリル系
単量体18.5部とを用い、他の単量体を用いずに単量
体混合物を調製し、この単量体混合物に、酢酸ネオジム
一水和物20部(単量体混合物100部に対するネオジ
ムイオンの割合が8.5部となる量)を添加混合した。
得られた単量体組成物を実施例1と同様に処理して板状
の樹脂製光学材料10を製造した。この光学材料10中
の特定のリン酸基の含有割合は35.3%、ネオジムイ
オンの含有割合は8.5%であった。この光学材料10
の波長580nm近傍の分光透過率は約10%であり、
顕著な吸収特性が認められた。光学材料10の比重は
1.488、屈折率は1.5043であった。
【0047】比較例3 実施例10において、酢酸ネオジム一水和物の添加量を
30部(単量体混合物100部に対するネオジムイオン
の割合は12.8部)に変更したこと以外は同様にして
単量体組成物を調製しようとしたが、酢酸ネオジム一水
和物を単量体に完全に溶解させることができず、得られ
た樹脂材料も不透明で、光学材料としては適さないもの
であった。
【0048】
【発明の効果】以上のように、本発明の樹脂製光学材料
は、特定のリン酸基を特定の割合で含有するアクリル系
重合体を樹脂成分とし、この樹脂成分中に特定の割合で
ネオジムイオンよりなる金属イオン成分が含有されてい
ることにより、580nm近傍の波長域の光を高い効率
で吸収する特性を有し、防眩性に優れ、しかも比重が小
さく、成形、切削、研磨等の加工も容易で生産性に優れ
たものである。更に他の金属イオンが含有されている場
合には、当該金属イオンによる固有の光学特性を有する
ものとなる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08K 5/098 LHZ C08L 33/14 LHU G02B 1/04 // C08F 20/28 MML MMV

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式PO(OH)n −(nは1または2で
    ある。)で表される特定のリン酸基の含有割合が0.5
    〜60質量%であるアクリル系重合体100質量部と、
    ネオジムイオンよりなる金属イオン成分0.04〜10
    質量部とからなることを特徴とする樹脂製光学材料。
  2. 【請求項2】 特定のリン酸基がアクリル系重合体の分
    子構造中に化学的に結合している請求項1に記載の樹脂
    製光学材料。
  3. 【請求項3】 アクリル系重合体が、下記式(1)で表
    される特定のリン酸基含有単量体を含有する単量体組成
    物を重合処理して得られる重合体である請求項2に記載
    の樹脂製光学材料。 【化1】
  4. 【請求項4】 単量体組成物が、式(1)においてnが
    1である特定のリン酸基含有単量体と、式(1)におい
    てnが2である特定のリン酸基含有単量体との両者を含
    有するものである請求項3に記載の樹脂製光学材料。
  5. 【請求項5】 単量体組成物が、式(1)で表される特
    定のリン酸基含有単量体と共重合可能な単量体を含有す
    るものである請求項3または請求項4に記載の樹脂製光
    学材料。
  6. 【請求項6】 金属イオン成分がネオジムイオン以外の
    金属イオンを含有し、ネオジムイオンの割合が全金属イ
    オンの50質量%以上である請求項1に記載の樹脂製光
    学材料。
  7. 【請求項7】 式PO(OH)n −(nは1または2で
    ある。)で表される特定のリン酸基の含有割合が0.5
    〜60質量%である重合体を与える、請求項3に記載の
    式(1)で表される特定のリン酸基含有単量体を、形成
    される共重合体100質量部においてネオジムイオンの
    含有割合が0.04〜10質量部となる量のネオジム化
    合物の存在下に重合処理する工程を含むことを特徴とす
    る樹脂製光学材料の製造方法。
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