JPH08136614A - 回路試験装置 - Google Patents

回路試験装置

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JPH08136614A
JPH08136614A JP6274685A JP27468594A JPH08136614A JP H08136614 A JPH08136614 A JP H08136614A JP 6274685 A JP6274685 A JP 6274685A JP 27468594 A JP27468594 A JP 27468594A JP H08136614 A JPH08136614 A JP H08136614A
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JP6274685A
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Kiyoshi Egashira
清 江頭
Isamu Dobashi
勇 土橋
Minoru Takahashi
実 高橋
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プリント基板等の被試験回路を試験する回路
試験装置に関し、試験時間の短縮を図る。 【構成】 試験制御部1と複数の試験回路部21 〜2n
とを、アドレスバスAB,制御バスCB,データバスD
B及びエラー信号線ESを介して接続し、各試験回路部
1 〜2n の試験回路3に被試験回路101 〜10n
接続して試験を実行する。試験回路部21 〜2n の制御
回路4は、個別試験か並列試験かの指示を設定する共通
レジスタ5と、個別アドレス設定部8の個別アドレスと
試験制御部1からの個別アドレスと照合するアドレス照
合回路7と、試験結果のデータをオア接続部9を介して
データバスDBに送出し、そのデータバスDB上のデー
タと試験結果のデータとを照合し、照合不一致の時にエ
ラー信号を試験制御部1に送出するデータ照合回路6と
を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種の電子部品を搭載
したプリント基板等を被試験回路として試験を行う回路
試験装置に関する。製造工程の自動化により各種の電子
部品を搭載したプリント基板の量産が可能となり、この
ように量産されるプリント基板を効率良く試験すること
が必要となっている。
【0002】
【従来の技術】図6の(A),(B)は従来例の説明図
であり、(A)は、試験制御部51と試験回路部52と
セレクタ54とを備えた回路試験装置のセレクタ54
に、複数のプリント基板(PCB)を被試験PCB53
1 〜53n として接続し、セレクタ54によって順次被
試験PCB531 〜53n を選択して、試験回路部52
によって試験するものである。
【0003】又(B)は、試験制御部61と複数の試験
回路部621 〜62n とを備えた回路試験装置の各試験
回路部621 〜62n に被試験PCB631 〜63n
接続し、被試験PCB631 〜63n を並列的に試験す
るものである。
【0004】図7は図6の(A)に示す従来例のフロー
チャートを示し、セレクタ54に被試験PCB531
53n を接続し(A1)、セレクタ制御レジスタの内容
に従ってセレクタ54を制御することにより被試験PC
Bを選択する(A2)。試験回路部52は、試験回路部
制御レジスタの内容に従って被試験PCBの試験を実行
する(A3)。
【0005】そして、試験結果の良否を判定し(A
4)、OKの場合は試験未済PCBが存在するか否かを
判定し(A5)、存在すれば、ステップ(A2)に移行
し、存在しない時は、セレクタ54に接続した被試験P
CBに対する試験が終了しているから、被試験PCBを
セレクタ54から取り外す(A6)。又試験結果が不良
の場合は、異常処理として障害探索等を行う。
【0006】図8は図6の(B)に示す従来例のフロー
チャートを示し、試験回路部621〜62n にそれぞれ
被試験PCB631 〜63n を接続し(B1)、この被
試験PCB631 〜63n に対して各試験回路部621
〜62n は試験回路部制御レジスタの内容に従って順次
試験を実行する(B2)。そして、試験結果の良否を判
定し(B3)、不良の場合は異常処理として障害探索等
を行い、良の場合は試験未済PCBが存在するか否かを
判定し(B4)、存在する場合は、被試験PCBを変更
して試験を行う為にステップ(B2)へ移行する。又存
在しない場合は、被試験PCBに対する試験が終了して
いるから、被試験PCBを取り外す(B6)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述の図6の(A)に
示す従来例に於いては、セレクタ54を設けたことによ
り、試験回路部52は1個で済むが、セレクタ54はリ
レー等によって選択切替えを行う構成であり、多数の被
試験PCBを順次切替えて試験を行うものであるから、
試験時間が長くなる問題がある。
【0008】又前述の図6の(B)に示す従来例に於い
ては、試験回路部621 〜62n を順次動作させるか
ら、セレクタによる選択切替動作時間より短い時間で切
替えることができる。しかし、複数の試験回路部621
〜62n 対応の試験回路部制御レジスタを必要とし、制
御アドレス空間が大きくなる問題があると共に、セレク
タを用いた場合と同様に順次被試験PCBを試験するも
のであるから、試験時間が長い欠点がある。
【0009】そこで、図6の(B)に示す従来例の構成
により、同一種類の被試験PCBを同時的に試験を行う
ことが考えられる。しかし、各被試験PCB631 〜6
n対応の試験回路部621 〜62n の制御アドレスを
重複させることは不可能であるから、各試験回路部62
1 〜62n 対応に制御アドレスを割当てる必要がある。
その場合、試験制御部61から見ると、試験回路部62
1 〜62n の制御レジスタを順次制御するシリアルアク
セス制御となり、同時的に並列制御できないことにな
る。又試験結果のデータを試験制御部61が読取る場
合、試験回路部62 1 〜62n から同時的に送出する
と、試験制御部61は正確にデータを読取ることができ
ない問題がある。本発明は、複数の被試験回路に対する
並列試験を可能にし、試験時間の短縮を図ることを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の回路試験装置
は、図1を参照して説明すると、試験制御部1と複数の
試験回路部21 〜2n とをバスを介して接続し、複数の
試験回路部21 〜2n にそれぞれ被試験回路101 〜1
n を接続して、この被試験回路101 〜10nの試験
を行う回路試験装置に於いて、各試験回路部21 〜2n
は、各被試験回路101 〜10n に対応した試験データ
の送出及び試験結果のデータを受信して処理する試験回
路3と、この試験回路3を制御する制御回路4とを含
み、この制御回路4は、個別試験か並列試験かを指示す
る共通レジスタ5と、試験結果のデータをデータバスD
Bにオア接続部9を介して送出し、データバスDB上の
データと自試験回路部からの試験結果のデータとを照合
し、照合不一致の時にエラー信号を送出するデータ照合
回路6とを備えている。
【0011】又共通レジスタ5は、試験回路部を指定す
る個別アドレスレジスタと、並列アクセスを指示するマ
ルチ指示レジスタと、1回前の試験結果のデータを蓄積
・保持するラストルック・レジスタとを含む構成とする
ことができる。
【0012】又制御回路4は、個別アドレス設定部8に
設定された個別アドレスと、試験制御部1からのアドレ
スとを照合し、照合一致により共通レジスタ5への指示
情報の設定及び試験回路3の動作を可能とし、試験制御
部1からの特定アドレスの時に、試験回路3を並列動作
させるアドレス照合回路7を備えることができる。
【0013】又試験制御部1は、エラー信号によって共
通レジスタ5のラストルック・レジスタからのデータを
読取って、被試験回路を個別にチェックする機能を備え
ることができる。
【0014】
【作用】試験制御部1と複数の試験回路部21 〜2n
は、アドレスバスAB,制御バスCB,データバスD
B,エラー信号線ESを介して接続されている。試験制
御部1から共通レジスタ5に並列試験の指示情報がセッ
トされると、試験回路3は無条件に試験動作が可能とな
り、各試験回路部21 〜2n に接続された各被試験回路
101 〜10n を並列的に試験することができる。又試
験結果のデータをデータバスDBを介して試験制御部1
にオア接続部9を介して送出し、各被試験回路101
10n が良品で同一の試験結果のデータの場合、データ
照合回路6では照合一致となる。しかし、試験結果のデ
ータが異なる不良品が含まれていると、データ照合回路
6では照合不一致となる。その場合は、エラー信号線E
Sにエラー信号を送出し、試験制御部1は複数の被試験
回路101 〜10n の中に不良品が含まれていると判定
し、その不良被試験回路の抽出処理を開始する。一般的
には、不良品の発生確率は僅かであるから、不良被試験
回路の抽出処理を行うとしても、並列試験により試験時
間を短縮できる。
【0015】又共通レジスタ5は、個別アドレスレジス
タと、マルチ指示レジスタと、ラストルック・レジスタ
とを含むもので、並列試験の場合に、マルチ指示レジス
タにより並列アクセス指示がセットされ、試験回路3の
並列動作によって、各被試験回路101 〜10n に対す
る並列試験が行われる。又ラストルック・レジスタは、
1回前の試験結果のデータを蓄積・保持するから、デー
タ照合回路6からエラー信号が送出された時に、試験制
御部1は、個別アドレスによってラストルック・レジス
タの内容を読取ることにより、各被試験回路101 〜1
n の再試験を行うことなく、良否を判定することがで
きる。
【0016】又制御回路4は、共通レジスタ5,データ
照合回路6,アドレス照合回路7,個別アドレス設定部
8,オア回路部9等を含み、試験制御部1から個別アド
レスを送出することにより、個別アドレス設定部8に設
定された個別アドレスとアドレス照合回路7に於いて照
合し、照合一致の場合は、データバスDB又は制御バス
CBを介したデータ等を取り込むことになり、試験制御
部1からオール“0”等の特定アドレスがアドレスバス
ABに送出された時は、アドレス照合回路7は並列試験
の指示と判定し、又共通レジスタ5のマルチ指示レジス
タに並列アクセス指示がセットされる。
【0017】又試験制御部1は、データ照合回路6から
エラー信号線ESを介してエラー信号を読取った時は、
アドレスバスABを介して順次試験回路部を個別アドレ
スによって指定し、共通レジスタ5のラストルック・レ
ジスタの内容をデータバスDBを介して読取ることによ
り、試験回路部対応の何れの被試験回路が不良であるか
を容易にチェックすることができる。
【0018】
【実施例】図1は本発明の実施例の説明図であり、試験
制御部1は、マイクロプロセッサ等のプログラム制御に
よりプリント基板等の被試験回路101 〜10n の試験
を実行する為の制御機能を備え、この試験制御部1に対
して複数の試験回路部21〜2n がアドレスバスABと
制御バスCBとデータバスDBとエラー信号線ESとを
介して接続されている。各試験回路部21 〜2n は、試
験回路3と制御回路4とを含み、制御回路4は、共通レ
ジスタ5と、データ照合回路6と、アドレス照合回路7
と、個別アドレス設定部8と、オア接続部9とを含む構
成を有する。又各試験回路3は、インタフェース部等を
介してプリント基板等の各被試験回路101 〜10n
接続,切り離しが可能の構成を備えている。
【0019】試験回路3は、被試験回路101 〜10n
の構成に対応した試験データの発生や試験結果のデータ
の処理等の構成を備えている。又共通レジスタ5は、後
述のように、個別アドレスレジスタと、マルチ指示レジ
スタと、ラストルック・レジスタとを含み、試験制御部
1からの個別アドレスと、個別アドレス設定部8に設定
された試験回路部21 〜2n 対応の個別アドレスとを、
アドレス照合回路7に於いて照合し、照合一致の時に、
試験回路部3の個別指定や、他の指定情報の設定が行わ
れる。
【0020】又共通レジスタ5のマルチ指示レジスタに
並列アクセス指示が設定された時、又は試験制御部1か
らオール“0”等の特定アドレスが与えられた時に、試
験回路3は試験動作可能の状態となり、従って、各試験
回路部21 〜2n は並列的に被試験回路101 〜10n
の試験を行うことができる。
【0021】又被試験回路101 〜10n からの試験結
果のデータは、試験回路3から共通レジスタ5のラスト
ルック・レジスタ及びデータ照合回路6に加えられ、共
通レジスタ5とオア接続部9とを介してデータバスDB
上に試験結果のデータが送出され、そのデータバスDB
上のデータと、試験結果のデータとをデータ照合回路6
により照合し、照合不一致の時にエラー信号をエラー信
号線ESに送出する。
【0022】量産される被試験回路101 〜10n は、
殆どが良品であり、不良品が発生する確率は小さいもの
である。しかし、不良品を完全に零とすることは困難で
あるから、試験を行う必要がある。従って、良品の被試
験回路は、試験結果のデータが同一であるから、データ
バスDB上のデータと自試験回路部の試験結果のデータ
とは同一となる。若し、被試験回路101 〜10n に不
良品が含まれていると、試験結果のデータが異なること
になり、不良品の被試験回路が接続された試験回路部に
於いては、データバスDB上のデータと自試験回路部の
試験結果のデータと同一となるが、他の試験回路部に於
いては、データバスDB上のデータと自試験回路部の試
験結果のデータと異なるから、データ照合回路6からエ
ラー信号が送出される。
【0023】試験制御部1は、このエラー信号を割込信
号として異常処理を行い、不良品の被試験回路を探索す
ることになる。その場合、共通レジスタ5のラストルッ
ク・レジスタに1回前の試験結果のデータが蓄積・保持
されているから、試験制御部1は、このラストルック・
レジスタの内容を読取ることにより、被試験回路の再試
験を行うことなく、不良品の被試験回路を見つけること
ができる。
【0024】図2は本発明の実施例のフローチャートで
あり、被試験回路101 〜10n としてプリント基板P
CBを用いた場合を示し、以下被試験PCBとする。こ
の被試験PCBを試験回路部の試験回路3に接続し
(a)、共通レジスタ5に並列試験を設定する(b)。
試験回路部の試験回路3は、試験回路部制御レジスタの
内容に従って被試験PCBに対して試験を実行する
(c)。
【0025】そして、試験結果のデータとデータバスD
B上のデータと一致するか否かをデータ照合回路6で照
合する(d)。照合一致の場合は、並列試験を行った全
被試験PCBが良品であるから、被試験PCBを取り外
す(g)。又データ照合回路6に於いて照合不一致の場
合は、エラー信号を送出し(e)、試験制御部1は異常
処理(f)を行うことになる。
【0026】図3は本発明の実施例の試験回路部の説明
図であり、図1と同一符号は同一部分を示し、11は個
別アドレスレジスタ、12,13はマルチ指示レジスタ
を構成するマルチライト・フリップフロップ及びマルチ
リード・フリップフロップ、14はラストルック・レジ
スタ、15,16,17はアドレスデコーダ、18,1
9はアンド回路、20,21はオア回路、22,23,
25はゲート回路、24,27はインバータ、26はエ
ラー信号フリップフロップで、J−Kフリップフロップ
の場合を示す。又CKはクロック端子、Dはデータ端
子、Qは出力端子を示す。
【0027】又試験制御部1と試験回路部との間は、1
6ビット構成のアドレスバスADD0〜ADD15と、
8ビット構成のデータバスDB0〜DB7と、制御バス
としてのライト信号線WTとリード信号線RDと、エラ
ー信号線ESとを示す。試験回路3は、被試験PCBを
試験する為の試験データの発生や試験結果のデータの処
理等を行う構成を備えており、オア回路20からのライ
トイネーブル信号WTEN又はオア回路21からのリー
ドイネーブル信号RDENと、アドレスバスADD0〜
ADD15を介したアドレスと、データバスDB0〜D
B7を介したデータと、ライト信号線WTを介したライ
ト信号又はリード信号線RDを介したリード信号が入力
され、又リード制御信号RCを出力するものである。
【0028】個別アドレス設定部8は、スイッチ或いは
レジスタ等によって試験回路部対応の個別アドレスを設
定するもので、図示の場合は4ビット構成の“001
0”の場合を示す。又アドレスバスADD0〜ADD1
5にアドレスA0、ライト信号線WTにライト信号、デ
ータバスDB0〜DB7に個別アドレスが送出される
と、アドレスデコーダ15から個別アドレスレジスタ1
1のクロック端子CKにデコード出力信号が加えられ、
データバスDB0〜DB7を介した個別アドレスが個別
アドレスレジスタ11にセットされる。
【0029】アドレス照合回路7は、個別アドレス設定
部8に設定された個別アドレスと、個別アドレスレジス
タ11にセットされた個別アドレスとを照合し、照合一
致の時は、自試験回路部が指定された時であるから、
“1”の出力信号を、オア回路20,21とアンド回路
18,19とに加える。個別アドレス設定部8に設定さ
れた個別アドレスが“0010”であると、個別アドレ
スレジスタ11にセットされた個別アドレスが“001
0”の時に、アドレス照合回路7から“1”の信号が出
力される。
【0030】この時に、アドレスバスADD0〜ADD
15にアドレスA1、ライト信号線WTにライト信号、
データバスDB0〜DB7のDB0がフリップフロップ
12のデータ端子Dに、DB1がフリップフロップ13
のデータ端子Dに入力されると、アドレスデコーダ17
のデコード出力信号がフリップフロップ12,13のク
ロック端子CKに加えられて、それぞれマルチライトM
WとマルチリードMRとがセットされる。即ち、並列ア
クセス指示がセットされる。
【0031】又アドレスバスADD0〜ADD15にア
ドレスA2、リード信号線RDにリード信号が送出され
ると、アドレスデコーダ16のデコード出力信号がゲー
ト回路25に加えられ、ラストルック・レジスタ14の
データがデータバスDB0〜DB7に送出されて、試験
制御部1は1回前の試験結果のデータを読取ることがで
きる。
【0032】又オア接続部9は、ゲート回路22,23
とインバータ24とを含み、試験回路3からのリード制
御信号RCが“1”の時に、ゲート回路23が開いて試
験結果のデータがデータバスDB0〜DB7に送出さ
れ、“0”の時に、ゲート回路22が開いて、データバ
スDB0〜DB7のデータが個別アドレスレジスタ1
1,フリップフロップ12,13及び試験回路3に加え
られる。従って、試験回路3からのリード制御信号RC
が“1”の時に、データ照合回路6は、データバスDB
0〜DB7上のデータと、試験回路3からデータバスD
B0〜DB7に送出する試験結果のデータとを照合する
ことになる。そして、その時の試験結果のデータがラス
トルック・レジスタ14のデータ端子Dに加えられるか
ら、そのデータがラッチされる。
【0033】データ照合回路6は、照合一致の時に
“1”の信号を出力し、インバータ27により反転され
るから、エラー信号フリップフロップ26のJ端子に
“0”が加えられ、K端子は“0”であるから、クロッ
ク端子CKに“0”から“1”に立上るリード制御信号
RCが加えられると、Q端子(図示せず)出力信号は
“0”、*Q端子出力信号は“1”のままとなる。即
ち、初期設定をこの状態とすると、照合一致が継続すれ
ば、この状態が継続する。そして、データ照合回路6に
於いて照合不一致の時は、“0”の信号を出力するか
ら、エラー信号フリップフロップ26のJ端子にインバ
ータ27を介して“1”が加えられ、試験回路3から
“1”に立上るリード制御信号RCがクロック端子CK
に加えられると、*Q端子出力信号は“0”に反転す
る。
【0034】エラー信号線ESは、試験制御部1に於い
て例えば+5Vに抵抗を介してプルアップされており、
何れか一つの試験回路部のエラー信号フリップフロップ
26の*Q端子出力信号が“0”となると、エラー信号
線ESは“0”となる。それによって、試験制御部1で
は前述のように割込処理を行って不良品の被試験PCB
の探索を行うことになる。
【0035】即ち、試験制御部1は、順次試験回路部2
1 〜2n を指定するように、個別アドレスレジスタ11
に個別アドレスをセットし、次にアドレスバスADD0
〜ADD15にアドレスA2、リード信号線RDに
“1”を送出すると、アドレスデコーダ16のデコード
出力によってゲート回路25が開かれ、ラストルック・
レジスタ14に蓄積・保持された試験結果のデータがデ
ータバスDB0〜DB7に送出され、試験制御部1は、
試験回路部を指定して試験結果のデータを読取って、正
常か否かを判定することができる。
【0036】図4は本発明の実施例の試験回路の説明図
であり、被試験PCB10がメモリを搭載した構成の場
合について示し、31はライト動作制御回路、32はリ
ード動作制御回路、33,34はアドレスデコーダ、3
5,36はアンド回路、ADD0〜ADD15はアドレ
スバス、WTはライト信号線、RDはリード信号線、D
B0〜DB7はデータバス、WTENはライトイネーブ
ル信号、RDENはリードイネーブル信号、RCはリー
ド制御信号を示す。
【0037】個別アドレスにより指定された場合及びマ
ルチライト及びマルチリードのフリップフロップ12,
13がセットされた場合に、ライトイネーブル信号WT
EN及びリードイネーブル信号RDENが“1”とな
る。又試験制御部1からアドレスバスADD0〜ADD
15にアドレスA3〜Anが送出され、ライト信号線W
Tに“1”が送出され、データバスDB0〜DB7にラ
イトデータが送出されると、アンド回路35の出力信号
が“1”となり、アドレスデコーダ33のデコード出力
信号がライト動作制御回路31に加えられて起動され、
ライトデータが被試験PCBのメモリに書込まれる。
【0038】又アドレスバスADD0〜ADD15にア
ドレスA3〜Anが送出され、リード信号線RDに
“1”が送出されると、アンド回路36の出力信号が
“1”となり、アドレスデコーダ34のデコード出力信
号がリード動作制御回路32に加えられて起動され、被
試験PCBのメモリからデータが読出されて、データバ
スDB0〜DB7に送出される。その時のアンド回路3
6の出力信号がリード制御信号RCとなり、図3に於け
るゲート回路23が開かれ、又被試験PCBのメモリか
ら読出したデータがラストルック・レジスタ14に加え
られてラッチされると共に、データ照合回路6に加えら
れる。
【0039】図5は本発明の実施例のレジスタの説明図
であり、アドレスA0で指定される個別アドレスレジス
タ11は、下位4ビットに個別アドレスがセットされ
る。この個別アドレスをオール“0”とすると、アドレ
ス照合回路7は個別アドレスの照合一致の場合と同様に
“1”の信号を出力する。即ち、試験回路3を並列動作
させることができる。
【0040】又アドレスA1で指定されるマルチ指示レ
ジスタは、0ビット目のマルチライトMW指示はフリッ
プフロップ12に相当し、1ビット目のマルチリードM
R指示はフリップフロップ13に相当する。このマルチ
指示レジスタによって、試験回路3を並列動作させるこ
とができる。又アドレスA2によって指定されるラスト
ルック・レジスタ14は、8ビットの試験結果のデータ
をセットし、エラー信号が送出された時に、試験制御部
1によって読取ることにより、不良品の探索を行うこと
ができる。又試験回路部制御レジスタ40は、アドレス
A3〜Anによって指定され、ライト/リード動作制御
等を指示するものである。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、試験制
御部1と複数の試験回路部21 〜2nとをバスを介して
接続し、各試験回路部21 〜2n にプリント基板等の被
試験回路101 〜10n をそれぞれ接続して、個別或い
は並列に試験を実行するものであり、試験回路部21
n の制御回路4の共通レジスタ5によって個別試験か
並列試験かを指示し、試験結果のデータをバスに送出す
ると共に、バス上のデータと試験結果のデータとをデー
タ照合回路6で照合し、照合不一致の時にエラー信号を
試験制御部1に送出するもので、多数の被試験回路10
1 〜10n が正常であれば、エラー信号が送出されるこ
とはなく、並列試験の実行により試験時間を短縮するこ
とができる。又複数の試験回路部21 〜2n に対しても
1試験回路部分の制御アドレスの制御によって試験の指
示が可能となり、制御プログラムが簡単となる利点もあ
る。
【0042】又共通レジスタ5は、個別アドレスレジス
タとマルチ指示レジスタとラストルック・レジスタとを
含み、マルチ指示レジスタによって並列試験を指示する
ことにより、試験回路3による被試験回路101 〜10
n の並列試験を実行することができる。その試験結果の
データをラストルック・レジスタに蓄積・保持し、エラ
ー信号送出時に、被試験回路101 〜10n の再試験を
実行することなく、前の試験結果のデータを試験制御部
1で読取ることができる。
【0043】又アドレス照合回路7は、個別アドレスレ
ジスタに設定された個別アドレスと個別アドレス設定部
8に設定された個別アドレスとを照合し、照合一致によ
り試験回路3の動作や共通レジスタ5への指示情報の設
定等を行うと共に、個別アドレスレジスタにオール
“0”等の特定アドレスが設定された時は、試験回路3
の並列動作を行わせるもので、試験回路3の状態等に対
応して個別試験と並列試験とを選択制御することができ
る。
【0044】又試験制御部1は、データ照合回路6によ
りバス上のデータと試験結果のデータとを照合し、照合
不一致によるエラー信号を読取った時に、ラストルック
・レジスタに試験結果のデータが蓄積・保持されている
から、個別アドレスによって順次試験回路部21 〜2n
を指定して読取ることにより、再試験を行うことなく、
不良品の被試験回路を探索することができる。又既知の
不良品の被試験回路と既知の良品の被試験回路とを予め
定めた試験回路部に接続し、不良品の探索時に、個別ア
ドレスによって指定した既知の不良品の試験結果のデー
タ波形又は既知の良品の試験結果のデータ波形と、個別
アドレスによって指定した不良品探索を行う被試験回路
の試験結果のデータ波形とを比較することも可能であ
り、エラー信号発生時の不良品探索が容易となる利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の説明図である。
【図2】本発明の実施例のフローチャートである。
【図3】本発明の実施例の試験回路部の説明図である。
【図4】本発明の実施例の試験回路の説明図である。
【図5】本発明の実施例のレジスタの説明図である。
【図6】従来例の説明図である。
【図7】従来例のフローチャートである。
【図8】従来例のフローチャートである。
【符号の説明】
1 試験制御部 21 〜2n 試験回路部 3 試験回路 4 制御回路 5 共通レジスタ 6 データ照合回路 7 アドレス照合回路 8 個別アドレス設定部 9 オア接続部 101 〜10n 被試験回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試験制御部と複数の試験回路部とをバス
    を介して接続し、前記複数の試験回路部にそれぞれ被試
    験回路を接続して該被試験回路の試験を行う回路試験装
    置に於いて、 前記試験回路部は、前記被試験回路に対応した試験デー
    タの送出及び試験結果のデータを受信して処理する試験
    回路と、該試験回路を制御する制御回路とを含み、該制
    御回路は、個別試験か並列試験かを指示する共通レジス
    タと、前記試験結果のデータをデータバスにオア接続に
    よって送出し、該データバス上のデータと自試験回路部
    からの前記試験結果のデータとを照合し、照合不一致の
    時にエラー信号を送出するデータ照合回路とを備えたこ
    とを特徴とする回路試験装置。
  2. 【請求項2】 前記共通レジスタは、前記試験回路部を
    指定する個別アドレスレジスタと、並列アクセスを指示
    するマルチ指示レジスタと、1回前の試験結果のデータ
    を蓄積・保持するラストルック・レジスタとを含むこと
    を特徴とする請求項1記載の回路試験装置。
  3. 【請求項3】 前記制御回路は、個別アドレス設定部に
    設定された個別アドレスと、前記試験制御部からのアド
    レスとを照合し、照合一致により前記共通レジスタへの
    指示情報の設定及び前記試験回路の動作を可能とし、前
    記試験制御部からの特定アドレスの時に、前記試験回路
    を並列動作させるアドレス照合回路を備えたことを特徴
    とする請求項1又は2記載の回路試験装置。
  4. 【請求項4】 前記試験制御部は、前記エラー信号によ
    って前記共通レジスタのラストルック・レジスタからの
    データを読取って、前記被試験回路を個別にチェックす
    る機能を備えたことを特徴とする請求項1又は2又は3
    記載の回路試験装置。
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