JPH08110877A - Rom内容のコピー方式 - Google Patents

Rom内容のコピー方式

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JPH08110877A
JPH08110877A JP6246110A JP24611094A JPH08110877A JP H08110877 A JPH08110877 A JP H08110877A JP 6246110 A JP6246110 A JP 6246110A JP 24611094 A JP24611094 A JP 24611094A JP H08110877 A JPH08110877 A JP H08110877A
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ram
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JP6246110A
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Takayuki Oguri
孝之 小栗
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NEC AccessTechnica Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】情報処理装置において、RAMへのROMデー
タのコピーが失敗しても、復旧して使用することができ
るようにする。 【構成】ROM−RAMコピー検査手段106によりR
AMコピーデータ108をROMコピーエリア105に
コピーし、正常にコピーできたかを検査する。正常にコ
ピーができなかったときにはコピーミス探知/復旧/検
査手段109によりコピーできなかった箇所を特定し、
復旧してから再度検査する。もし復旧できなかったとき
にはROM検査手段112によりRAMコピーデータ1
08を検査してROMコピーデータ105の替わりにR
AMコピーデータ108を使用できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はROM内容のコピー方式
に関し、特に装置に内蔵されたROMに書き込まれたデ
ータまたはプログラムを装置に内蔵されたRAMにコピ
ーして使用する情報処理装置においてROMの内容をR
AMにコピーする復旧機能付きのROM内容のコピー方
式に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、装置に内蔵されたROMに書き
込まれたデータまたはプログラム(以後、ROMデータ
と称す)を装置に内蔵されたRAMにコピーして使用す
る情報処理装置においては、主にRAMは品質が安定し
ているにもかかわらず、製造企業の規格を超えた性能追
求または他の情報処理装置の処理等のさまざまな理由に
よってリセット直後の一定期間安定しない、つまりRA
Mが正常に機能を果たさない状態(以後、この状態をハ
ードウェア的に安定しない状態と称す)になることがあ
る。
【0003】この種のROMデータのコピー方式の一従
来例では、RAMが品質とともにハードウェア的にも安
定していることを前提としてROMデータのコピーをし
ていた。そして、ROMデータが正常にコピーされなく
てもそのままROMデータのコピーを終了させたり、ま
たは簡単なテストによって異常が発見されても単純にエ
ラーとして終了していた。
【0004】また、品質が安定しないRAMにROMデ
ータをコピーする別の従来例として特開昭60−181
861号公報に所載の「データ設定方式」を挙げると、
この発明は、多量のデータをRAMに設定する場合に、
誤動作からの速やかな復帰と効率よいデータの設定とを
行うことができるデータ設定方式を提供することを目的
とし、外部データ設定回路のROMから読出したデータ
をディジタル信号処理装置に転送してそのRAMに設定
するデータ設定方式において、ディジタル信号処理装置
に1処理周期ごとにカウントアップするカウンタを設
け、このカウンタのカウント値をアドレスとしてROM
から1ワードずつ読出したデータを、同じカウント値を
アドレスとしてRAMに格納している。
【0005】具体的には、その実施例の「第2図」に示
されているとおり、ディジタル信号処理回路(1)にお
けるカウンタ(2)は1処理周期ごとにカウントアップ
し、そのカウント値をアドレスとして通知された設定デ
ータ出力回路(4)ではこのアドレスに応じてROM
(5)から設定データを読出してディジタル信号処理回
路(1)に転送する。一方、カウンタ(2)のカウント
値はRAM(3)にアドレスとして与えられ、これによ
って設定データ出力回路(4)から転送されたデータは
カウンタ(2)によって指定されたアドレスに応じてR
AM(3)に格納される。
【0006】つまり、周期的に1ワードずつROMデー
タをRAMにコピーすることによりRAMにコピーした
ROMの内容を復旧しており、ROMの内容を何回も周
期的にRAMにコピーしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この一従来例のROM
データのコピー方式では、ROMの内容が正常にコピー
されなくてもそのままROMデータのコピーを終了させ
たり、または簡単なテストによって異常が発見されても
単純にエラーとして終了していたので、正常な動作を期
待することができないばかりでなく、ROMの内容を復
旧すれば使用できるときにも使えなくなっているため、
情報処理装置によっては電源を投入してもオペレーティ
ングシステム(OS)さえも動作できない状況が発生す
るという問題点があった。
【0008】また、別の従来例のデータ設定方式では、
ROMの内容を何回も周期的にコピーするので、アクセ
スした箇所がまだ復旧できていない可能性があり、情報
処理装置が誤動作したりまたは暴走する恐れがあるとい
う問題点があり、さらに、周期的にROMデータをRA
Mにコピーする場合には、情報処理装置の資源を周期的
にこの処理に割り当てなければならないので、情報処理
装置の性能がダウンするという問題点があった。
【0009】本発明の目的は、情報処理装置において、
RAMへのROMデータのコピーが失敗しても復旧して
使用することができるROMデータのコピー方式を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、装置に
内蔵されたROMに書き込まれた内容を前記装置に内蔵
されたRAMにコピーして使用する情報処理装置におい
て、前記ROMおよびRAMのいずれかに異常があった
ときにエラーメッセージを書き込む表示用メモリと、こ
の表示用メモリのエラーメッセージを表示する表示手段
と、前記ROMとRAMとを切り換えてアクセス可能と
するROM/RAM切換制御手段と、前記RAMの異常
の有無を検査するRAM検査手段と、前記ROMの内容
が前記RAMに正常にコピーされたことを確認するコピ
ー確認手段と、前記ROMの内容が前記RAMに正常に
コピーされなかったときにコピーに失敗した箇所を見付
けだして復旧と再検査とを行う再検査手段と、前記RA
Mへのコピーに失敗した箇所の復旧ができなかったとき
または前記RAMに異常が発見されたときに前記ROM
を検査するROM検査手段と、前記表示手段,ROM/
RAM切換制御手段,RAM検査手段,コピー確認手
段,再検査手段およびROM検査手段の少なくともいず
れかによって異常が発見されたときに前記情報処理装置
の利用者に警告またはエラー発生を通知する通知手段と
を備えることを特徴とするROM内容のコピー方式が得
られる。
【0011】また、前記再検査手段は前記ROMの内容
を複数のブロックに分割して一定の法則によって各ブロ
ックごとに演算した結果が書き込まれているRAMコピ
ーミスデータ探知データ部を備え、前記RAMコピーミ
スデータ探知データ部は前記ROMの内容が前記RAM
に正常にコピーできなかったときにこのコピー失敗箇所
を前記ブロック単位に見付けだしてそのブロックの前記
ROMの内容を前記RAMに再度転送することを特徴と
するROM内容のコピー方式が得られる。
【0012】さらに、前記再検査手段は前記ROMの内
容を2次元のマトリックスで分割して各行および各列に
対して一定の法則によって演算した結果がそれぞれ書き
込まれているテーブルであるRAMコピーミスデータ探
知/復旧データ部を備え、前記RAMコピーミスデータ
探知/復旧データ部は前記ROMの内容が前記RAMに
正常にコピーできなかったときにこのコピー失敗箇所を
前記行または列単位に行った前記演算によって見付けだ
して前記ROMの内容の1バイトのみを復旧することを
特徴とするROM内容のコピー方式が得られる。
【0013】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0014】図1は本発明のROM内容のコピー方式の
第1の実施例を示すブロック図である。
【0015】第1の実施例のROM内容のコピー方式
は、CPU100と、警告メッセージまたはエラーメッ
セージのデータを書き込む表示用メモリ101と、警告
メッセージまたはエラーメッセージを表示するディスプ
レイ102と、ROMデータをコピーして使用するRO
Mコピーエリア105を含むRAM107と、ROM1
15と、RAM107に含まれるROMコピーエリア1
05とROM115に含まれるRAMコピーデータ10
8とを切り換える制御を行うROM/RAM切換制御部
114とを備えている。
【0016】そして、ROM115は、ROMデータが
書き込まれているRAMコピーデータ108と、RAM
コピーデータ108とROMコピーエリア105のデー
タとが正常かどうかを簡易検査する時のチェックデータ
であるRAMコピーデータチェックデータ110と、正
常にコピーができなかったときにどこのブロックが壊れ
ているかをチェックするためのデータであるRAMコピ
ーミスデータ探知データ111とを含んでいる。
【0017】また、CPU100は、RAM107が正
常に機能を果たすことができるかどうかを検査するRA
M検査手段104と、RAM検査手段104が正常終了
したときにRAMコピーデータ108をROMコピーエ
リア105にコピーしてRAMコピーデータ108がこ
のROMコピーエリア105に正常にコピーできたかど
うかをRAMコピーデータチェックデータ110を使用
して確認するROM−RAMコピー/検査手段106
と、ROM−RAMコピー/検査手段106が異常終了
したときにRAMコピーミスデータ探知データ111か
らROMコピーエリア105を分割した複数ブロック内
のどのブロックで異常(コピーミス)が発生しているか
を探してRAMコピーデータ108をROMコピーエリ
ア105と同様に分割した時のROMコピーエリア10
5で異常が発生したブロックと同位置のブロックをRA
Mコピーデータ108からROMコピーエリア105に
再度コピーしてROMコピーエリア105のROMデー
タがRAMコピーデータチェックデータ110から復旧
できているかどうかを確認するコピーミス探知/復旧/
検査手段109と、RAM検査手段104またはコピー
ミス探知/復旧/検査手段109が異常終了したときに
RAMコピーデータ108をRAMコピーデータチェッ
クデータ110から検査してRAMコピーデータの内容
を保証するROM検査手段112と、RAM検査手段1
04またはコピーミス探知/復旧/検査手段109また
はROM検査手段112が異常終了したときに情報処理
装置のオペレータに異常を通知するデータを表示用メモ
リ101に設定する警告/エラー通知手段103と、R
OM−RAMコピー/検査手段106またはコピーミス
探知/復旧/検査手段109またはROM検査手段11
2が正常終了したときに制御が移行する次処理113と
を備えている。
【0018】そして、表示用メモリ101の出力はディ
スプレイ102の入力に接続され、警告/エラー通知手
段103の出力は表示用メモリ101に接続される。
【0019】RAM検査手段104の第1の出力はRO
Mコピーエリア105の第1の入力に接続され、第2の
出力はROM−RAMコピー/検査手段106の第1の
入力に接続され、第3の出力は警告/エラー通知手段1
03の第1の入力に接続され、第4の出力はROM検査
手段112の第2の入力に接続される。
【0020】ROMコピーエリア105の第1の出力は
RAM検査手段104の入力に接続され、第2の出力は
ROM−RAMコピー/検査手段106の第2の入力に
接続され、第3の出力はコピーミス探知/復旧/検査手
段109の第2の入力に接続される。
【0021】ROM−RAMコピー/検査手段106の
第1の出力はROMコピーエリア105の第2の入力に
接続され、第2の出力は次処理113の第1の入力に接
続され、第3の出力はコピーミス探知/復旧/検査手段
109の第1の入力に接続される。
【0022】RAMコピーデータ108の第1の出力は
ROM−RAMコピー/検査手段106の第3の入力に
接続され、第2の出力はコピーミス探知/復旧/検査手
段109の第3の入力に接続され、第3の出力はROM
検査手段112の第4の入力に接続される。
【0023】コピーミス探知/復旧/検査手段109の
第1の出力はROMコピーエリア105の第3の入力に
接続され、第2の出力は警告/エラー通知手段103の
第2の入力に接続され、第3の出力は次処理113の第
2の入力に接続され、第4の出力はROM検査手段11
2の第1の入力に接続される。
【0024】RAMコピーデータチェックデータ110
の第1の出力はROM−RAMコピー/検査手段106
の第4の入力に接続され、第2の出力はコピーミス探知
/復旧/検査手段109の第4の入力に接続され、第3
の出力はROM検査手段112の第3の入力に接続され
る。
【0025】RAMコピーミスデータ探知データ111
の出力はコピーミス探知/復旧/検査手段109の第5
の入力に接続される。
【0026】ROM検査手段112の第1の出力はRO
M/RAM切換制御部114の入力に接続され、第2の
出力は次処理113の第3の入力に接続され、第3の出
力は警告/エラー通知手段103の第3の入力に接続さ
れる。
【0027】次に、第1の実施例の動作について説明す
る。
【0028】図1を参照すると、ROM115に含まれ
るRAMコピーデータ108,RAMコピーデータチェ
ックデータ110およびRAMコピーミスデータ探知デ
ータ111はROMデータをRAMコピーデータ108
に書き込む製造工程において、ROMデータをバイナリ
データとして扱ったデータの総和をRAMコピーデータ
チェックデータ110へ書き込み、ROMデータを複数
(図2では4つ)のブロックに分割し、各ブロックのデ
ータをバイナリデータとして扱ったときのサム値がRA
Mコピーミスデータ探知データ111に書き込んでい
る。
【0029】本実施例のCPU100に制御が渡ると、
最初にRAM検査手段104が動作する。RAM検査手
段104はROMデータをコピーすべきRAM107内
のROMコピーエリア105を安定させるためにROM
コピーエリア105に任意のデータを書き込む。
【0030】ここで任意のデータは、RAM107がパ
リティメモリを含んでいるときにはROMコピーエリア
105のデータを読み込むことによりパリティメモリも
安定させる必要がある。
【0031】次にRAM107に含まれるROMコピー
エリア105の動作保証をするために、ROMコピーエ
リア105に任意のデータを書き込んでから読込み処理
を行う。
【0032】もし読み込んだデータの値が上記任意のデ
ータの値と同じであれば、ROM−RAMコピー/検査
手段106に制御が移行する。また読み込んだデータの
値が任意のデータの値と違うときには、警告/エラー通
知手段103にRAMが使用できない旨を表示するよう
に指示してROM検査手段112に制御が移行する。
【0033】警告/エラー通知手段103はRAM検査
手段104の指示を受けて表示用メモリ101に警告メ
ッセージを記入する。そして、表示用メモリ101に警
告メッセージが記入されると、ディスプレイ102に警
告メッセージが表示される。
【0034】ROM−RAMコピー/検査手段106は
RAMコピーデータ108からROMデータを読み込ん
でROMコピーエリア105に書き込む。
【0035】RAMコピーデータ108からROMコピ
ーエリア105にすべてのROMデータを書き込み終え
ると、コピーミス探知/復旧/検査手段109はROM
コピーエリア105に書き込んだデータを読み込み、こ
のデータをバイナリデータとして扱ってデータの値の総
和を計算する。
【0036】そして、計算した結果の総和とRAMコピ
ーデータチェックデータ110とを比較し、同じ値であ
れば次処理113に制御を移行して処理は終了する。ま
た、違う値であればコピーミス探知/復旧/検査手段1
09に制御を移行する。
【0037】次に、コピーミス探知/復旧/検査手段に
ついて図2および図3を併用して説明する。
【0038】図2は図1におけるROMコピーエリアと
RAMコピーミスデータ探知データとの関係を示す図、
図3は図1におけるコピーミス探知/復旧/検査手段の
処理の流れを示すフローチャートである。
【0039】図2を参照すると、ROMコピーエリア1
05は4つのブロックA,B,CおよびDに分割され、
各ブロック内のデータをバイナリデータとして扱った時
のデータの値の総和がRAMコピーミスデータ探知デー
タ111の中のテーブルに設定されている。
【0040】次に、図3を参照すると、コピーミス探知
/復旧/検査手段109においてROMコピーエリア1
05を例えば図2に示すように4つのブロックA,B,
CおよびDに分け、各ブロック内のデータをバイナリデ
ータとして扱ってデータの値の総和を計算する(ステッ
プS301)。
【0041】この計算した各ブロックの総和とRAMコ
ピーミスデータ探知データ111の各ブロックに対応す
るデータとを比較してチェックする(S302)。
【0042】もし、計算したブロックの総和とRAMコ
ピーミスデータ探知データ111の中のブロックに対応
するテーブルの中の値が同じであればコピーミス無し
(S303でNo)と判断して次処理113に制御が移
行する。しかし、この計算したブロックの総和とRAM
コピーミスデータ探知データ111の中のブロックに対
応するテーブルの中の値が同じ場合の処理は、ROM−
RAMコピー/検査手段106の検査によってエラーと
なり、コピーミス探知/復旧/検査手段109に制御が
移行した要因を考慮すれば発生しないはずである。
【0043】また、S302でチェックした結果、違う
ときにはコピーミス有り(S303でYes)と判断
し、ROMコピーデータ108をROMコピーエリア1
05と同様に分割し、違う値が発生したブロックの内容
を再度RAMコピーデータ108からROMコピーエリ
ア105にコピーする(これがコピーミスの復旧ステッ
プS304である)。
【0044】そして、違う値の発生したブロックのコピ
ーがすべて終了すると、ROMコピーエリア105の内
容が復旧できたかどうかを検査する(S305)ため、
ROMコピーエリア105のデータをバイナリデータと
して扱ってデータの値の総和を計算し、計算結果の総和
とRAMコピーデータチェックデータ110の値とを比
較する(S306)。
【0045】同じ値ならば復旧ができた(S306でY
es)と判断して次処理113に制御が移行する(S3
08)。もし違う値であれば復旧ができなかった(S3
06でNo)と判断して警告/エラー通知手段103へ
警告を表示するよう通知して(S307)ROM検査手
段112に制御が移行する(S309)。
【0046】再び図1を参照すると、警告/エラー通知
手段103はコピーミス探知/復旧/検査手段109の
指示を受け表示メモリ101に警告メッセージを記入す
る。そして、表示用メモリ101に警告メッセージが記
入されると、ディスプレイ102に警告メッセージが表
示される。
【0047】ROM検査手段112がROM/RAM切
換制御部114にROM115とRAM107とを切り
換えるように指示すると、ROM/RAM切換制御部1
14はRAM107に含まれるROMコピーエリア10
5とROM115に含まれるRAMコピーデータ108
とを切り換え、RAMコピーデータ108のROMデー
タをROMコピーエリア105の替わりに使用できるよ
うにする。
【0048】このROM/RAM切換制御部114はR
AMコピーデータ108のROMデータを使用できるよ
うにする機能を果たすことを目的としているため、RO
Mコピーエリア105とRAMコピーデータ108とを
切り換える手法についてはここでは詳述しないが、例え
ば特開平3−36627号公報に所載の「マイクロコン
ピュータ装置」に開示されているROMとRAMを同一
アドレスにする手法を挙げることができる。
【0049】この公報の発明は、ROMとRAMのアド
レス領域の一部又は全部を重複させ、データ読出し時に
は分離手段でROMとRAMのうち読出し対象とならな
い方を回路から分離することにより、ROMとRAMの
同一アドレス使用を可能とし、プログラムの修正・開発
を容易に行えるようにしている。
【0050】その「第1図」を参照すると、リードモー
ドレジスタ(8)とリード信号分配回路(9)によりR
AM(2)を切り離してROM(1)内のデータを読み
出して一旦DMAコントローラ(7)に記憶させた後R
AM(2)に転送し、この状態でRAM(2)のデータ
を修正,変更し、RAM(2)内のデータを読み出す場
合には、リードモードレジスタ(8)とリード信号分配
回路(9)によりROM(1)を切り離し、RAM
(2)のアドレスをROM(1)のアドレスと同一アド
レスとしても、何等支障なくRAM(2)からデータ読
出しを行うことができ、絶対アドレスでプログラムを作
成することができるものである。
【0051】再び本実施例の説明に戻り、コピーミス探
知/復旧/検査手段109はRAMコピーデータ108
をバイナリデータとして扱ってデータの値の総和を計算
し、RAMコピーデータチェックデータ110と比較す
る。
【0052】そして、両データが同じ値ならば次処理1
13に制御が移行して本実施例の処理は終了する。も
し、両データが違う値であれば警告/エラー通知手段1
03にエラーを表示するように指示して本実施例の処理
を停止する。
【0053】警告/エラー通知手段103はROM検査
手段112の指示を受けると、エラーメッセージを表示
用メモリ101に記入し、ディスプレイ102にエラー
メッセージが表示される。
【0054】なお、図2ではROMコピーエリア105
の復旧後の検査をROMコピーエリア105全体に対し
て行っているが、RAMコピーデータ108とRAMコ
ピーミスデータ探知データ111により復旧したブロッ
クのみに対して行ってもよい。この場合には、RAMコ
ピーデータチェックデータ110の替わりにRAMコピ
ーミスデータ探知データ111が使用される。
【0055】次に、図4は本発明のROM内容のコピー
方式の第2の実施例を示すブロック図である。
【0056】図4を参照すると、第2の実施例のROM
内容のコピー方式は、CPU400と、警告メッセージ
またはエラーメッセージのデータを書き込む表示用メモ
リ401と、警告メッセージまたはエラーメッセージを
表示するディスプレイ402と、ROMデータを複数ブ
ロックに分割した中の1ブロックをコピーして使用する
ROMコピーエリア405を含むRAM407と、RO
M415と、RAM407に含まれるROMコピーエリ
ア405とROM415に含まれるRAMコピーデータ
408とを切り換える制御を行うROM/RAM切換制
御部414とを備えている。
【0057】そして、ROM415は、ROMデータを
分割した複数ブロック内の1ブロックが書き込まれてい
るRAMコピーデータ408と、RAMコピーデータ4
08とROMコピーエリア405のデータとが正常かど
うかを簡易検査する時のチェックデータであるRAMコ
ピーデータチェックデータ410と、RAMコピーミス
データ探知/復旧データ411とを含んでいる。
【0058】このRAMコピーミスデータ探知/復旧デ
ータ411は、正常にコピーができなかったときにどこ
のブロックが壊れているかのチェックまたは復旧のため
のデータである縦ブロックサム値テーブル416と、こ
の縦ブロックサム値テーブル416といっしょに使用さ
れる横ブロックサム値テーブル417とから構成されて
いる。
【0059】また、CPU400は、RAMコピーデー
タ408をRAMコピーデータチェックデータ410か
ら検査してRAMコピーデータ内容を保証するROM検
査手段412と、RAM407のROMコピーエリア4
05が正常に機能を果たすことができるかどうかを検査
するRAM検査手段404と、RAM検査手段404が
正常終了したときにRAMコピーデータ408をROM
コピーエリア405にコピーしてROMコピーエリア4
05にRAMコピーデータ408が正常にコピーできた
かどうかをRAMコピーデータチェックデータ410を
使用して確認するROM−RAMコピー/検査手段40
6と、ROM−RAMコピー/検査手段406が異常終
了したときにRAMコピーミスデータ探知/復旧データ
411からROMコピーエリア405のどの位置のデー
タで異常(コピーミス)が発生しているかを探して計算
により異常が発生したデータを復旧してROMコピーエ
リア405のROMデータを分割した複数ブロック内の
1ブロックがRAMコピーデータチェックデータ410
から復旧できているかどうかを確認するコピーミス探知
/復旧/検査手段409と、RAM検査手段404また
はコピーミス探知/復旧/検査手段409またはROM
検査手段412が異常終了したときに情報処理装置のオ
ペレータに異常を通知するデータを表示用メモリ401
に設定する警告/エラー通知手段403と、RAM検査
手段404が異常終了したときまたはROM−RAMコ
ピー/検査手段406が正常終了したときまたはコピー
ミス探知/復旧/検査手段409が終了したときに制御
が移行する次処理413とを備えている。
【0060】なお、表示用メモリ401の出力はディス
プレイ402の入力に接続され、警告/エラー通知手段
403の出力は表示用メモリ401に接続される。
【0061】ROM検査手段412の第1の出力はRA
M検査手段404の第1の入力に接続され、第2の出力
は警告/エラー通知手段403の第1の入力に接続され
る。
【0062】RAM検査手段404の第1の出力はRO
Mコピーエリア405の第1の入力に接続され、第2の
出力はROM−RAMコピー/検査手段406の第1の
入力に接続され、第3の出力は次処理413の第1の入
力に接続され、第4の出力は警告/エラー通知手段40
3の第2の入力に接続される。
【0063】ROMコピーエリア405の第1の出力は
RAM検査手段404の第2の入力に接続され、第2の
出力はROM−RAMコピー検査手段406の第2の入
力に接続され、第3の出力はコピーミス探知/復旧/検
査手段409の第2の入力に接続される。
【0064】ROM−RAMコピー/検査手段406の
第1の出力はROMコピーエリア405の第2の入力に
接続され、第2の出力は次処理413の第2の入力に接
続され、第3の出力はコピーミス探知/復旧/検査手段
409の第1の入力に接続される。
【0065】RAMコピーデータ408の第1の出力は
ROM検査手段412の第1の入力に接続され、第2の
出力はROM−RAMコピー/検査手段406の第3の
入力に接続され、第3の出力はコピーミス探知/復旧/
検査手段409の第3の入力に接続される。
【0066】コピーミス探知/復旧/検査手段409の
第1の出力はROMコピーエリア405の第3の入力に
接続され、第2の出力は警告/エラー通知手段403の
第3の入力に接続され、第3の出力は次処理413の第
3の入力に接続され、第4の出力はROM/RAM切換
制御部414の入力に接続される。
【0067】RAMコピーデータチェックデータ410
の第1の出力はROM−RAMコピー/検査手段406
の第4の入力に接続され、第2の出力はコピーミス探知
/復旧/検査手段409の第4の入力に接続され、第3
の出力はROM検査手段412の第2の入力に接続され
る。
【0068】RAMコピーミス探知/復旧データ411
の出力はコピーミス探知/復旧/検査手段409の第5
の入力に接続される。
【0069】次に、第2の実施例の動作について説明す
る。
【0070】図4を参照すると、ROM415に含まれ
るRAMコピーデータ408,RAMコピーデータチェ
ックデータ410、およびRAMコピーミスデータ探知
/復旧データ411に含まれる縦ブロックサム値テーブ
ル416,横ブロックサム値テーブル417はROMデ
ータをRAMコピーデータ408に書き込む製造工程に
おいて、ROMデータのサム値をRAMコピーデータチ
ェックデータ410へ書き込み、ROMデータを分割し
た複数ブロック内の1ブロックのRAMコピーデータ4
08を2次元のマトリックスで表現し、各行および各列
のバイト内のデータをバイナリデータとして扱ってデー
タの値の総和を計算してサム値をRAMコピーミスデー
タ探知/復旧データ411に含まれる横ブロックサム値
テーブル417および縦ブロックサム値テーブル416
に書き込んでいる。
【0071】本実施例のCPU400に制御が渡ると、
最初にROM検査手段412が動作する。ROM検査手
段412はRAMコピーデータ408をバイナリデータ
として扱ってデータの値の総和を計算し、RAMコピー
データチェックデータ410と比較する。
【0072】ここで比較結果が同じ値ならばRAM検査
手段404に制御が移行する。もし、違う値であれば警
告/エラー通知手段403にエラーを表示するように指
示して処理を停止させる。
【0073】警告/エラー通知手段403はROM検査
手段412の指示を受けて表示用メモリ401にエラー
メッセージを記入する。そして、表示用メモリ401に
エラーメッセージが記入されると、ディスプレイ402
にエラーメッセージが表示される。
【0074】正常の場合、RAM検査手段404はRA
M407に含まれるROMデータを分割した複数ブロッ
ク内の1ブロックをコピーするROMコピーエリア40
5を安定させるためにROMコピーエリア405に任意
のデータを書き込む。
【0075】ここで任意のデータはRAM407がパリ
ティメモリを含んでいるならばROMコピーエリア40
5のデータを読み込むことによりパリティメモリも安定
させる必要がある。
【0076】次にRAM407に含まれるROMコピー
エリア405の動作保証をするためにROMコピーエリ
ア405に任意のデータを書き込んでから読込み処理を
行う。
【0077】もし読み込んだデータの値が上記任意のデ
ータの値と同じならば制御はROM−RAMコピー/検
査手段406に移行し、また読み込んだデータの値が任
意のデータの値と違うときには警告/エラー通知手段4
03にRAMが使用できない旨を表示するように指示
し、次処理413に制御が移行して処理は終了する。
【0078】ROM/RAMコピー/検査手段406は
RAMコピーデータ408からROMデータを分割した
複数ブロック内の1ブロックを読み込んでROMコピー
エリア405に書き込む。
【0079】ROMデータを分割した複数ブロック内の
1ブロックをすべてRAMコピーデータ408からRO
Mコピーエリア405に書き込み終えると、ROMコピ
ーエリア405に書き込んだデータを読み込み、このデ
ータをバイナリデータとして扱ってデータの値の総和を
計算する。
【0080】そして、計算した結果の総和とRAMコピ
ーデータチェックデータ410とを比較し、同じ値であ
れば次処理413に制御を移行して処理は終了する。ま
た、違う値であればコピーミス探知/復旧/検査手段4
09に制御を移行する。
【0081】図6は図4におけるRAMコピーデータと
RAMコピーミスデータ探知/復旧データに含まれる縦
ブロックサム値テーブルおよび横ブロックサム値テーブ
ルの関係を示す図である。
【0082】図6を参照すると、RAMコピーデータ4
08は16バイトのデータで4×4のマトリックスで示
されている。このマトリックスの行ごとに1行に含まれ
るデータをバイナリデータとして扱ったときのデータの
値の総和が横ブロックサム値テーブル417のテーブル
に期待値として設定されている。また、列も同様に、マ
トリックスの列ごとに1列に含まれるデータをバイナリ
データとして扱ったときのデータの値の総和が縦ブロッ
クサム値テーブル416のテーブルに期待値として設定
されている。
【0083】次に、図7および図8はそれぞれ図4にお
けるRAMコピーデータをROMコピーエリアに正常に
コピーができたときおよびコピーに失敗(コピーミス)
したときのROMコピーエリアのデータとRAMコピー
ミスデータ探知/復旧データに含まれる縦ブロックサム
値テーブルおよび横ブロックサム値テーブルの関係を示
す図である。
【0084】図7を参照すると、ROMコピーエリア4
05は図6と同様に、16バイトのデータで4×4のマ
トリックスで示されている。このマトリックスの行ごと
に1行に含まれるデータをバイナリデータとして扱った
ときのデータの値の総和が横ブロックサム値テーブル4
17のテーブルに設定されている。また、列も同様に、
マトリックスの列ごとに1列に含まれるデータをバイナ
リデータとして扱ったときのデータの値の総和が縦ブロ
ックサム値テーブル416のテーブルに設定されてい
る。
【0085】次に、図8を参照すると、ROMコピーエ
リア405は、図6,図7と同様に16バイトのデータ
で4×4のマトリックスで示されている。このマトリッ
クスの行ごとに1行に含まれるデータをバイナリデータ
として扱ったときのデータの値の総和が横ブロックサム
値テーブル417のテーブルに設定されている。また、
列も同様に、マトリックスの列ごとに1列に含まれるデ
ータをバイナリデータとして扱ったときのデータの値の
総和が縦ブロックサム値テーブル416のテーブルに設
定されている。サム計算結果と横ブロックサム値テーブ
ル417,縦ブロックサム値テーブル416の値を比較
すると、コピーミスの発生している行と列とが判定でき
る。
【0086】次に、図4に示した第2の実施例の動作に
ついて図5,…,図8を併用して説明する。
【0087】図5は図4におけるコピーミス探知/復旧
/検査手段の処理の流れを示すフローチャートである。
【0088】コピーミス探知/復旧/検査手段409に
おいて、図6に示すようにROMコピーエリア405を
2次元のマトリックスで表現して、各列ごとのバイト内
のデータをバイナリデータとして扱ってデータの値の総
和を計算する(S501)。
【0089】そして、図6に示した各列ごとのデータの
総和と縦ブロックサム値テーブル416との関係をふま
えて、S501で計算した各列ごとの総和の値と各列に
対応する縦ブロックサム値テーブル416のテーブル内
のデータの値とを比較する(S502)。
【0090】この各列ごとの総和と縦ブロックサム値テ
ーブル416の比較の結果、異常(コピーミス)の発生
した列が1列かどうかを調べる(S503)。そして、
S503でNo、つまり異常の発生した列が2列以上で
あればS512に進み、またS502でYes、つまり
異常が発生した列が1列であればS504に進む。
【0091】続いて、S504からS508までの処理
について図8に示す状態を例として説明する。
【0092】図8においては、ROMコピーエリア40
5のアドレス“4”の位置のデータがコピーミスをして
いる。したがって、各列ごとの総和と縦ブロックサム値
テーブル416との値を比較して、“+0”列の総和が
違っていることが判明し、異常の発生した列が特定され
る(S504)。
【0093】次に、S501の処理(図6におけるRA
Mコピーデータ408の処理)と同様に、ROMコピー
エリア405を2次元のマトリックスで表現し、各行の
バイトごとのデータをバイナリデータとして扱ったとき
のデータの値の総和を計算する(S505)。
【0094】そして、図6に示した各行のデータの総和
と横ブロックサム値テーブル417との関係をふまえ
て、この計算した各行ごとの総和の値と各行に対応する
横ブロックサム値テーブル417のテーブル内のデータ
とを比較する(S506)。
【0095】次に、S506の比較の結果により、異常
の発生した行が1行かどうかを確認する(S507)。
ここで、もしコピーミスが2行以上であれば(S507
でNo)S512に進み、1行であれば(S507でY
es)S508へ進む。
【0096】S508では、図8におけるROMコピー
エリア405の各行ごとの総和と横ブロックサム値テー
ブル417との値を比較すると、上から2番目(第2
行)の総和(サム計算結果)が横ブロックサム値テーブ
ル417の上から2番目の期待値と違っていることが判
明し、異常が発生した行は第2行と特定される。
【0097】図8の例では、第2行の総和は“28”で
あり、横ブロックサム値テーブル417のテーブルの期
待値は“22”であり、“+0”列2行目のデータ値が
“10”であることから、10−(28−22)=4と
なり、この値を“+0”列2行目に書き込む。この値
“4”は正常にコピーが行われた例を示す図7における
“+0”列2行目の値と等しいことは明らかである。
【0098】そして、S508の結果を受けてコピーミ
スが発生した箇所のデータを復旧する(S509)。
【0099】S510では、S509の処理で復旧した
データが復旧できているかどうかを検査する。すなわ
ち、ROMコピーエリア405に書き込んだデータを読
み込んで、バイナリデータとして扱ってデータの値の総
和を計算する。
【0100】S510の計算結果の総和とRAMコピー
データチェックデータ410とを比較して復旧できたか
どうかを判断する(S511)。ここで両方の値が同じ
値であれば復旧できたと判断して(S511でYes)
S514に進み、違う値であれば復旧できなかったと判
断して(S511でNo)S512に進む。
【0101】S512では、警告/エラー通知手段40
3へ警告メッセージを表示するよう指示を出し、またR
OM/RAM切換制御部414にROMコピーエリア4
05とRAMコピーデータ408とを切り換えるよう指
示を出す(S513)。
【0102】そして、最後に次処理413に制御を移行
して(S514)、本実施例におけるCPU400の処
理を終了する。
【0103】図4に戻って説明を続けると、警告/エラ
ー通知手段403はコピーミス探知/復旧/検査手段4
09の指示を受けて表示用メモリ401に警告メッセー
ジを記入し、この記入が終了するとディスプレイ402
に警告メッセージが表示される。
【0104】また、ROM/RAM切換制御部414は
RAM407に含まれるROMコピーエリア405とR
OM415に含まれるRAMコピーデータ408とを切
り換え、RAMコピーデータ408のROMデータを分
割した複数ブロック内の1ブロックをROMコピーエリ
ア405の替わりに使用できるようにする。
【0105】また、図5において、ROMコピーエリア
405の復旧後の検査をROMコピーエリア405の全
体に対して行っているが、RAMコピーデータ408と
RAMコピーミスデータ探知/復旧データ411に含ま
れる縦ブロックサム値テーブル416と横ブロックサム
値テーブル417とにより復旧した列または行のみに対
して行ってもよい。このときは、RAMコピーデータチ
ェックデータ410の替わりに縦ブロックサム値テーブ
ル416または横ブロックサム値テーブル417がチェ
ックデータとして使用される。
【0106】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ROMデ
ータがRAMに正常にコピーできなかったときにコピー
に失敗した箇所を見付けだして復旧および再検査をする
ことにより、ROMデータをRAMにコピーして使用す
るときのRAMが一時的に不安定な状態にあっても、R
OMデータを復旧することにより正常に使用することが
できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のROM内容のコピー方式の第1の実施
例を示すブロック図である。
【図2】図1におけるROMコピーエリアとRAMコピ
ーミスデータ探知データとの関係を示す図である。
【図3】図1におけるコピーミス探知/復旧/検査手段
の処理の流れを示すフローチャートである。
【図4】本発明のROM内容のコピー方式の第2の実施
例を示すブロック図である。
【図5】図4におけるコピーミス探知/復旧/検査手段
の処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】図4におけるRAMコピーデータとRAMコピ
ーミスデータ探知/復旧データに含まれる縦ブロックサ
ム値テーブルおよび横ブロックサム値テーブルの関係を
示す図である。
【図7】図4におけるRAMコピーデータをROMコピ
ーエリアに正常にコピーができたときのROMコピーエ
リアのデータとRAMコピーミスデータ探知/復旧デー
タに含まれる縦ブロックサム値テーブルおよび横ブロッ
クサム値テーブルの関係を示す図である。
【図8】図4におけるRAMコピーデータのROMコピ
ーエリアへのコピーに失敗したときのROMコピーエリ
アのデータとRAMコピーミスデータ探知/復旧データ
に含まれる縦ブロックサム値テーブルおよび横ブロック
サム値テーブルの関係を示す図である。
【符号の説明】
100,400 CPU 101,401 表示用メモリ 102,402 ディスプレイ 103,403 警告/エラー通知手段 104,404 RAM検査手段 105,405 ROMコピーエリア 106,406 ROM−RAMコピー/検査手段 107 407 RAM 108,408 RAMコピーデータ 109,409 コピーミス探知/復旧/検査手段 110,410 RAMコピーデータチェックデータ 111 RAMコピーミスデータ探知データ 112,412 ROM検査手段 113,413 次処理 114,414 ROM/RAM切換制御部 115,415 ROM 411 RAMコピーミスデータ探知/復旧データ 416 縦ブロックサム値テーブル 417 横ブロックサム値テーブル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置に内蔵されたROMに書き込まれた
    内容を前記装置に内蔵されたRAMにコピーして使用す
    る情報処理装置において、前記ROMおよびRAMのい
    ずれかに異常があったときにエラーメッセージを書き込
    む表示用メモリと、この表示用メモリのエラーメッセー
    ジを表示する表示手段と、前記ROMとRAMとを切り
    換えてアクセス可能とするROM/RAM切換制御手段
    と、前記RAMの異常の有無を検査するRAM検査手段
    と、前記ROMの内容が前記RAMに正常にコピーされ
    たことを確認するコピー確認手段と、前記ROMの内容
    が前記RAMに正常にコピーされなかったときにコピー
    に失敗した箇所を見付けだして復旧と再検査とを行う再
    検査手段と、前記RAMへのコピーに失敗した箇所の復
    旧ができなかったときまたは前記RAMに異常が発見さ
    れたときに前記ROMを検査するROM検査手段と、前
    記表示手段,ROM/RAM切換制御手段,RAM検査
    手段,コピー確認手段,再検査手段およびROM検査手
    段の少なくともいずれかによって異常が発見されたとき
    に前記情報処理装置の利用者に警告またはエラー発生を
    通知する通知手段とを備えることを特徴とするROM内
    容のコピー方式。
  2. 【請求項2】 前記再検査手段は前記ROMの内容を複
    数のブロックに分割して一定の法則によって各ブロック
    ごとに演算した結果が書き込まれているRAMコピーミ
    スデータ探知データ部を備え、前記RAMコピーミスデ
    ータ探知データ部は前記ROMの内容が前記RAMに正
    常にコピーできなかったときにこのコピー失敗箇所を前
    記ブロック単位に見付けだしてそのブロックの前記RO
    Mの内容を前記RAMに再度転送することを特徴とする
    請求項1記載のROM内容のコピー方式。
  3. 【請求項3】 前記再検査手段は前記ROMの内容を2
    次元のマトリックスで分割して各行および各列に対して
    一定の法則によって演算した結果がそれぞれ書き込まれ
    ているテーブルであるRAMコピーミスデータ探知/復
    旧データ部を備え、前記RAMコピーミスデータ探知/
    復旧データ部は前記ROMの内容が前記RAMに正常に
    コピーできなかったときにこのコピー失敗箇所を前記行
    または列単位に行った前記演算によって見付けだして前
    記ROMの内容の1バイトのみを復旧することを特徴と
    する請求項1記載のROM内容のコピー方式。
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