JPH08109353A - 水性フロアーポリッシュ組成物 - Google Patents

水性フロアーポリッシュ組成物

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JPH08109353A
JPH08109353A JP6245831A JP24583194A JPH08109353A JP H08109353 A JPH08109353 A JP H08109353A JP 6245831 A JP6245831 A JP 6245831A JP 24583194 A JP24583194 A JP 24583194A JP H08109353 A JPH08109353 A JP H08109353A
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JP
Japan
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polymer
floor polish
carboxylic acid
unsaturated carboxylic
water
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JP6245831A
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Inventor
Tadashi Gomi
正 五味
Kazuaki Nakahara
一哲 中原
Etsuko Yanase
恵津子 柳瀬
Kenichi Nakamura
健一 中村
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Yuho Chemicals Inc
Original Assignee
Yuho Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐久力に優れた皮膜を形成でき、皮膜が汚れ
た場合には化学的に簡易に剥離することができる水性フ
ロアーポリッシュ組成物を提供すること。 【構成】 分子内に(1) カルボキシル基又はその塩、及
び(2) カルボニル基とを有するα,β−不飽和カルボン
酸系ポリマー及び水性ウレタン系ポリマーからなる群か
ら選ばれるポリマーのエマルジョン又はディスパージョ
ン、及びこれらの架橋剤とを含有する水性フロアーポリ
ッシュ組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種床等に耐久力のあ
る皮膜を形成し、皮膜が汚れた場合には化学的に剥離す
ることができる床用被覆形成用組成物(フロアーポリッ
シュ組成物)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】これまでに、床等に耐久力のある皮膜を
形成することができるフロアーポリッシュ組成物が種々
提案されている。これらの組成物は、その使用特性上、
各種床上に耐水性の皮膜を形成し、皮膜が汚れた場合に
は化学的に剥離することができるようにするために、種
々の成分を組み合わせて使用している。一方、特開平5
−43821号公報には、カルボニル基含有共重合体水
分散エマルジョンに、架橋剤として1分子当たり少なく
とも2個のヒドラジン残基を有するヒドラジン化合物を
添加した組成物を樹脂主成分とする室内用水性塗料が記
載されている。この水性塗料によれば、たばこの煙や手
垢などで汚れた壁面に該塗料とを塗装した場合に、該汚
染物の染み出しを防止することができ、かつ塗装直後の
塗膜の脆弱さを改良できることが記載されている。この
ようにこの水性塗料は、たばこの煙や手垢などで汚れた
室内壁面や天井などを塗装するのに適したものであり、
フロアーポリッシュ組成物で要求される皮膜が汚れた場
合には化学的に剥離することができるといった剥離性を
具備していない。又、架橋剤として多価金属イオンを用
いて架橋する金属架橋も知られているが、この方法で得
られた皮膜は耐久力が十分でないという問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、耐久力に優
れた皮膜を形成でき、皮膜が汚れた場合には化学的に簡
易に剥離することができる水性フロアーポリッシュ組成
物を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来使用され
ているフロアーポリッシュのベースポリマーの分子中
に、カルボキシル基とカルボニル基とを導入したもの
に、その架橋剤を併用すると、上記問題を効率よく解決
できるとの知見に基づいてなされたのである。すなわ
ち、本発明は、分子内に(1) カルボキシル基又はその
塩、及び(2) カルボニル基とを有するα,β−不飽和カ
ルボン酸系ポリマー及び水性ウレタン系ポリマーからな
る群から選ばれるポリマーのエマルジョン又はディスパ
ージョン、及びこれらの架橋剤とを含有することを特徴
とする水性フロア−ポリッシュ組成物を提供する。
【0005】本発明で使用するα,β−不飽和カルボン
酸系ポリマーとしては、アクリル酸、メタクリル酸、マ
レイン酸やイタコン酸などの炭素数3〜10、好ましく
は3〜6のα,β−不飽和カルボン酸系モノマー若しく
はその塩(部分塩も含む)の一種又は二種以上の混合物
のポリマー又はこれらとスチレンやスチレンスルホン酸
塩などのスチレン系モノマー及び/又はα,β−エチレ
ン性不飽和カルボン酸アルキルエステルとのコポリマー
があげられる。このうち、酸価が、樹脂固形分当り20
〜130、好ましくは40〜100であるポリマーが好
ましい。尚、酸価は、尚、酸価とは樹脂固型分1gに対
するKOHのmg数であり、JIS−K−0070によ
り容易に求めることができる。α,β−エチレン性不飽
和カルボン酸アルキルエステルとしては、アルキル基の
炭素数が1〜12、好ましくは1〜4のアルキルエステ
ル、特に好ましくはアクリル酸アルキルエステル及び/
又はメタクリル酸アルキルエステルがあげられる。
【0006】α,β−不飽和カルボン酸系モノマー/共
重合性モノマーのモル比は任意とすることができるが、
3/97〜20/80とするのが好ましく、より好まし
く6/94〜12/88である。上記α,β−不飽和カ
ルボン酸系ポリマーは、モノマーであるアクリル酸、メ
タクリル酸、マレイン酸やイタコン酸などやそれらの塩
に由来するカルボキシル基又はその塩を分子内に有して
いる。これらのポリマーとして、本発明では、重量平均
分子量が50,000〜1,000,000、好ましくは60,
000〜500,000のものを使用するのがよい。
【0007】本発明では、水溶性ポリウレタン系樹脂を
用いることもできる。該水溶性ポリウレタン系樹脂とし
ては、ポリウレタン系樹脂の鎖中に、カルボン酸及び/
又はカルボン酸塩が結合して存在しているものである。
このようなものは、例えば、ポリウレタン系樹脂の製造
に際し、ジオール及びジイソシアネートにカルボン酸基
を有するジオール等を加え、(必要によりカルボン酸基
を中和し、)重合することによって得られる。このよう
にカルボン酸基を導入することによって、水分散型ある
いは水可溶性を有する水性ポリウレタン系樹脂にするこ
とができるのである。さらにまた、必要に応じて乳化剤
を加えて水性化することも可能である。ポリウレタン系
樹脂に含まれるカルボン酸及び/又はカルボン酸塩の量
は、酸価として表わすことができ、水性ポリウレタン系
樹脂の酸価の範囲は、樹脂固形分当り20〜130、好
ましくは40〜60のものが好ましい。又、重量平均分
子量が50,000〜1,000,000、好ましくは50,0
00〜200,000のものを使用するのがよい。
【0008】本発明で使用するα,β−不飽和カルボン
酸系ポリマー及び水性ウレタン系ポリマーには、分子内
にカルボキシル基又はその塩を有することに加えて、カ
ルボニル基をも有することが必要である。これらのポリ
マーにカルボニル基を導入する方法としては、特開平5
−43821号公報に記載の方法を使用することができ
る。つまり、α,β−不飽和カルボン酸系ポリマー及び
水性ウレタン系ポリマーの重合の際に、カルボニル基含
有モノマーを0.1〜30重量%程度含有させておくのが
よい。ここで、カルボニル基含有モノマーとしては、ア
クロレイン、ダイアセトンアクリルアミド、ダイアセト
ンメタクリルアミド、ホルミルスチレン、ビニルアルキ
ルケトンなどの一種又は二種以上の混合物があげられ
る。
【0009】従って、本発明で用いるα,β−不飽和カ
ルボン酸系ポリマーとしては、α,β−不飽和カルボン
酸系モノマー若しくはその塩1〜20重量%〔以下、%
と略称する〕(特に好ましくは8〜20%)、カルボニ
ル基含有モノマーを0.1〜30%及び残部がα,β−エ
チレン性不飽和カルボン酸アルキルエステルであるモノ
マー混合物のポリマーであるのが好ましく、さらにスチ
レンモノマー5〜60%(特に好ましくは8〜25
%)、α,β−不飽和カルボン酸系モノマー若しくはそ
の塩1〜20重量%(特に好ましくは8〜20%)、カ
ルボニル基含有モノマーを0.1〜30%及び残部がα,
β−エチレン性不飽和カルボン酸アルキルエステルであ
るモノマー混合物のポリマーであるのが好ましい。又、
水性ウレタン系ポリマーとしては、α,β−不飽和カル
ボン酸系モノマー若しくはその塩6〜20%、カルボニ
ル基含有モノマーを0.1〜30%及び残部がウレタン形
成性モノマーであるモノマー混合物のポリマーであるの
が好ましい。
【0010】本発明のフロアーポリッシュ組成物は、さ
らに上記ポリマーの架橋剤とを含有する。このような架
橋剤としては、分子内にヒドラジン基を2つ以上有する
化合物及び/又は多価金属塩又は多価金属錯体があげら
れる。分子内にヒドラジン基を2つ以上有するヒドラジ
ド化合物は、特開平5−43821号公報に記載されて
おり、このうち式H2N-NH-CO-(CH2) n -CO-NH-NH2(式中
nは8以下である)で表されるものが好ましい。上記ヒ
ドラジド化合物の使用量は任意とすることができるが、
上記ポリマー中に含まれるカルボニル基1モル当たりヒ
ドラジド化合物のヒドラジン基が0.02〜3モル、好ま
しくは0.1〜2モルとなるように使用するのがよい。
【0011】ポリマー中のカルボキシル基を架橋反応す
るための多価金属塩又は多価金属錯体として具体的に
は、多価金属とは2価以上の金属であり、例えばカルシ
ウム、マグネシウム、亜鉛、バリウム、アルミニウム、
ジルコニウム、ニッケル、鉄、カドミウム、ストロンチ
ウム、ビスマス、ベリリウム、コバルト、鉛、銅及びア
ンチモンを使用することができる。特にカルシウム、亜
鉛、アルミニウムは好ましい性能を発揮する。又、多価
金属錯体を形成するための配位子としては、例えば炭酸
イオン、酢酸イオン、シュウ酸イオン、リンゴ酸イオ
ン、ヒドロキシ酢酸イオン、酒石酸イオン、アクリル酸
イオン、乳酸イオン、オクトン酸イオン、ギ酸イオン、
サリチル酸イオン、安息香酸イオン、グルコン酸イオ
ン、及びグルタミン酸イオン、グリシン、アラニン、ア
ンモニア、モルホリン、エチレンジアミン、ジメチルア
ミノエタノール、ジエチルアミノエタノール、モノエタ
ノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールア
ミン又はこれらに類似した無機酸、有機酸、アミノ酸、
アミン等があげられる。又、酸化亜鉛、酸化カルシウ
ム、水酸化カルシウム、炭酸カルシウムなどがあげられ
る。これらのうち、例えば炭酸亜鉛アンモニア、炭酸カ
ルシウムエチレンジアミン−アンモニア、酢酸亜鉛アン
モニア、アクリル酸亜鉛アンモニア、リンゴ酸亜鉛アン
モニア、リンゴ酸ジルコニウムアンモニア、アミノ酢酸
亜鉛アンモニア、アラニンカルシウムアンモニア、酸化
カルシウム、水酸化カルシウム等の上記多価金属との塩
が好ましい。本発明の床用被覆形成用組成物中の架橋剤
の含有量は任意とすることができるが、上記ポリマーの
酸価に対して0.05〜0.9化学当量の多価金属化合物を
反応させるのが好ましく、より好ましくは0.2〜0.6化
学当量である。
【0012】本発明では、架橋剤としてヒドラジン化合
物や多価金属塩又は多価金属錯体を単独で使用すること
ができるが、ヒドラジン化合物でカルボニル基を架橋
し、さらに多価金属塩又は多価金属錯体でカルボキシル
基を架橋するのが好ましい。本発明のフロアーポリッシ
ュ組成物は、上記α,β−不飽和カルボン酸系ポリマー
及び水性ウレタン系ポリマーからなる群から選ばれるポ
リマーの水性エマルジョン又は水性ディスパージョンで
あり、これに架橋剤を含有することを基本とするが、こ
れらに加えて種々の添加剤を含有させることができる。
このうち、ワックスを含有させるのがよく、これにより
適度のスベリ性を得ることができ、かつ耐ブラックヒー
ルマーク性及び耐久力に優れたものとすることができ
る。
【0013】ワックスとしては、フロアーポリッシュに
慣用されている天然ワックスと合成ワックスを使用する
ことができる。具体的には、天然ワックスとしてはカル
ナバワックス、キャンデリラワックス、モンタンワック
ス、モンタン誘導ワックス、セレシンワックス、パラフ
ィンワックス等があげられ、合成ワックスとしては、ポ
リエチレンワックス、マイクロクリスタリンワックス、
フィッシャートロプシュワックス、アマイドワックス、
アクリル系ワックス等があげられる。これらのうちポリ
エチレンワックスとアクリル系ワックスが好ましい。本
発明の床用被覆形成用組成物中のワックスの含有量は任
意とすることができるが、5〜50%含有させるのが好
ましく、より好ましくは10〜25%である。
【0014】本発明のフロアーポリッシュ組成物に、ア
ルカリ可溶性樹脂を含有させることにより、レベリング
性、剥離性及び光沢性とを向上させることができる。ア
ルカリ可溶性樹脂としては、スチレン−マレイン酸共重
合樹脂、ロジン−マレイン酸共重合樹脂、水溶性アクリ
ル樹脂などがあげられる。その他に、水溶性ポリエステ
ル樹脂、水溶性エポキシ樹脂等を用いることができる。
アルカリ可溶性樹脂の含有量は任意とすることができる
が、2〜20%含有させるのが好ましく、より好ましく
は5〜10%である。又、分子内にカルボキシル基又は
その塩、やカルボニル基とを有しないα,β−不飽和カ
ルボン酸系ポリマーや水性ウレタン系ポリマーを含有さ
せることもできる。
【0015】本発明のフロアーポリッシュ組成物には可
塑剤及び/又は融合剤を含有させることができる。可塑
剤としては、ジブチルフタレート、ジオクチルフタレー
ト、2−ピロリドン、トリブトキシエチルホスフェー
ト、オクチルジフェニルホスヘート、トリクレジルホス
ヘート等が挙げられる。また融合剤としてはジエチレン
グリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコール
モノエチルエーテル、トリメチルペンタンジオール・モ
ノイソブチレン、N−2−メチルピロリドン、テキサノ
ール等が使用可能である。又、所望によりフッ素系界面
活性剤などの防腐剤を含有させることもできる。さら
に、本発明のフロアーポリッシュ組成物には、コロイダ
ルシリカ及び/又はアルミナゾルを含有させることがで
きる。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、従来のものよりも格段
に優れた耐磨耗性及び耐ヒートマーク性等の耐久力を有
する皮膜を形成することができ、さらに化学的に剥離が
可能なフロアーポリッシュ組成物を提供することができ
る。次に実施例により本発明を説明する。
【0017】
【実施例】
参考例1 還流冷却器、温度計、窒素導入管及び攪拌装置を備えた
反応容器に脱イオン水、乳化剤(ソジウムラウリルサル
フェート)を仕込み攪拌しながら80℃まで加温した。
80℃を保ちつつ、重合開始剤(過硫酸カリウム)を加
えた後、別の容器で均一に混合したモノマー(表−1に
組成を示す)を滴下し、常用の乳化重合を行いポリマー
エマルジョン1〜5を得た。これらのポリマーエマルジ
ョンはいずれもα,β−不飽和カルボン酸系重合体エマ
ルジョンであり、有効成分は40%であった。
【0018】参考例2 ジメチロールプロピオン酸、イソホロンジイソシアネー
ト3−メチル−1,5ペンタンジオール及びトルエンを
還流冷却器、温度計、攪拌装置を設けた反応器に取り8
0〜100℃に保ちながら、ウレタン反応を行いプレポ
リマーを製造した。次いで該プレポリマーにトリエチル
アミンを加え、蒸留水を添加しつつ、反応器内の温度を
35℃以下に保持しながら、さらにエチレンジアミンを
加え高分子化反応を行い、ポリマーエマルジョン6を得
た。このポリマーエマルジョン6は、水性ポリウレタン
系樹脂エマルジョンであり、有効成分は30%で樹脂固
形分当りの酸価は49であった。表−1に記載の成分を
用いた他は、同様にしてポリマーエマルジョン7を得
た。このポリマーエマルジョン7は、水性ポリウレタン
系樹脂エマルジョンであり、有効成分は30%で樹脂固
形分当りの酸価は49であった。
【0019】
【表1】 表−1 No. 1 2 3 4 5 6 7 ダイアセトンアクリルアミド 2 5 10 15 20 − − メタクリル酸 15 2 10 12 20 − − n−ブチルクリレート 28 30 28 27 35 − − メチルメタクリレート − 63 42 26 15 − − スチレン 55 − 10 20 10 − − ジメチロールプロピオン酸 − − − − − 3.5 7.0 イソホロンジイソシアネート − − − − − 11.4 17.6 3−メチル−1,5 −ペンタン − − − − − 14.6 − ジオール ポリ(β−メチルδ−バレラ − − − − − − 4.9 クトン) トルエン − − − − − 20.2 19.6 トリエチルアミン − − − − − 2.4 4.8エチレンジアミン − − − − − 0.5 0.5 酸 価 98 13 65 78 130 49 98 尚、表中の配合成分の量は重量部である。
【0020】実施例1 参考例1〜7で製造したポリマーエマルジョン1〜7を
用い、表−2に記載の組成を有する水性フロアーポリッ
シュ組成物を調製し、その性能を測定した。結果を表−
3に示す。尚、フロアーポリッシュ組成物No. 1〜8が
本発明であり、No. 9*及び10*は比較例である。
【0021】
【表2】 表−2 No. 1 2 3 4 5 ポリマーエマルジョン1 10.63 − − − − ポリマーエマルジョン2 − 7.50 − − − ポリマーエマルジョン3 − − 25.00 − − ポリマーエマルジョン4 − − 25.00 − − ポリマーエマルジョン5 − 22.50 − 75.00 −ポリマーエマルジョン6 − − − − 24.00 アジピン酸ジヒドラジド 0.04 − − − 0.07 セバチン酸ジヒドラジド − 0.35 − − − マロニルジヒドラジド − − 1.50 − −オキサリルジヒドラジド − − − 2.80 − 炭酸亜鉛アンモニウム 1.20 − − − − グリシン亜鉛アンモニウム − − − 14.19 −水酸化カルシウム − − 0.28 − − ポリオレフィン系ワックス 1.88 − 12.50 − − アクリル系ワックス − 5.63 − − − アルカリ可溶性レジン − 1.79 − − − 水性ウレタン − − − − 21.82 コロイダルシリカ − − − − 18.00 エチルカルビトール 1.33 2.00 4.50 4.00 1.00 ジプロピレングリコール − 2.00 2.50 2.00 − モノメチルエーテル トリブトキシエチルフォスフェート 0.50 1.00 1.67 0.50 2.00 ジブチルフタレート − − − 1.00 − 界面活性剤 0.10 0.10 0.10 0.10 0.10 水 84.32 57.13 26.95 0.41 33.01
【0022】
【表3】 表−2(続き) No. 6 7 8 9* 10* ポリマーエマルジョン2 − − − 30.00 − ポリマーエマルジョン3 − 30.00 − − − ポリマーエマルジョン4 − − 25.00 − − ポリマーエマルジョン5 − 30.00 − − − ポリマーエマルジョン6 − − 20.00 − −ポリマーエマルジョン7 66.67 11.67 − − 66.67 アジピン酸ジヒドラジド − 2.00 − − − セバチン酸ジヒドラジド 0.03 − − − −マロニルジヒドラジド − − 0.15 − − 炭酸亜鉛アンモニウム − 4.50 − − −グリシン亜鉛アンモニウム − 2.31 − − − ポリオレフィン系ワックス − 7.5 5.00 − − アクリル系ワックス − − − 5.63 − アルカリ可溶性レジン − − 2.38 1.79 − 水性ウレタン − − 3.03 − − エチルカルビトール − 4.00 − 2.00 − ジプロピレングリコール − − 1.00 2.00 − モノメチルエーテル トリブトキシエチルフォスフェート − 1.00 1.00 1.00 − ジブチルフタレート − 2.00 − − − 界面活性剤 0.50 0.10 0.10 0.10 0.50 水 32.80 4.92 67.34 57.36 32.83
【0023】表中の化合物は次のものを用いた。炭酸亜鉛アンモニウム 攪拌機付の容器に水54.0gを入れ、攪拌しながら酸化
亜鉛10gを徐々に加え、酸化亜鉛を水中に分散した。
次いで28%アンモニア水18g、炭酸アンモニア18
gを順次加えて溶解するまで攪拌をつづけ、炭酸亜鉛ア
ンモニア水溶液を得た。グリシン亜鉛アンモニウム 攪拌機付の容器に水47.9gを入れ、攪拌しながら水中
に酸化亜鉛10.0gを加え、分散し、次いで28%アン
モニア水23.6gを加えた後、グリシン18.5gを加
え、溶液が均一になるまで攪拌し、グリシン亜鉛アンモ
ニア水溶液を得た。
【0024】水酸化カルシウム 攪拌機及び加熱装置付の容器に一定量の参考例重合体エ
マルションを入れ、攪拌中に規定量の水酸化カルシウム
を徐々に添加し分散した後、重合体エマルションのTgよ
り10℃高い温度で3時間攪拌を続けカルシウム架橋重
合体エマルションを得た。ポリオレフィン系ワックス 米国アライドケミカル社製の低分子量ポリエチレンワッ
クス(商品名:AC−392)を東邦化学工業株式会社
でノニオン系界面活性剤を用いて乳化したもの(商品
名:ハイテックE−4B)、有効成分40%)を用い
た。
【0025】アクリル系ワックス 株式会社日本触媒製(商品名:CX−ST200、有効
成分40%)アルカリ可溶性レジン 米国ロームアンドハース社製の低分子量アクリルエマル
ション(商品名:プライマルB−644、有効成分42
%)水性ウレタン ゼネカ株式会社製(商品名:ネオレッツR−960、有
効成分33%)
【0026】コロイダルシリカ 日産化学工業株式会社製(商品名:スノーテックスC、
無水珪酸(SiO2) 含有量20〜21%、酸化ナトリウム
(Na2O)含有量0.1〜0.2%)界面活性剤 大日本インキ化学工業株式会社製の炭化フッ素系界面活
性剤(商品名:メガファックF−812有効成分15
%)
【0027】
【表4】 表−3 No. 1 2 3 4 5 6 7 8 9* 10* 除去性 優秀 良好 優秀 同左 同左 同左 同左 同左 不良 優秀 耐摩耗性 11.89 10.12 10.51 11.25 10.63 8.60 9.66 10.31 10.99 15. 21 耐ヒールマーク性 7 8 2 5 3 1 6 4 10 9 尚、フロアーポリッシュ組成物No. 1〜8が本発明であ
り、No. 9*及び10*は比較例である。表−3中の除
去性(剥離性)、耐摩耗性及び耐ヒールマーク性は次の
ようにして測定した。
【0028】除去性(剥離性) フロアーポリッシュ試験方法 JIS K 3920 、除去性 精
密法に準じて試験を行い評価した。耐摩耗性 フロアーポリッシュ試験方法 JIS K 3920 、試験片の作
製、ガーゼによる皮膜調整(水性フロアーポリッシュポ
リマータイプ)と同様な方法にて基材へ5回塗布する。
その後、試験片をさらに常温中に 168時間乾燥放置した
後、テーバー試験器(摩耗輪CS-17 、荷重 500g、サイ
クル数 300個)にて摩耗度を測定し、摩耗原料(mg)で示
した。耐ヒールマーク性 フロアーポリッシュ試験方法 JIS K 3920 、耐ヒールマ
ーク性に準じて試験を行い評価した。得られた数値が小
さい程、耐ヒールマーク性に優れている。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分子内に(1) カルボキシル基又はその
    塩、及び(2) カルボニル基とを有するα,β−不飽和カ
    ルボン酸系ポリマー及び水性ウレタン系ポリマーからな
    る群から選ばれるポリマーのエマルジョン又はディスパ
    ージョン、及びこれらの架橋剤とを含有することを特徴
    とする水性フロアーポリッシュ組成物。
  2. 【請求項2】 α,β−不飽和カルボン酸系ポリマー及
    び水性ウレタン系ポリマーの酸価が、樹脂固形分当り2
    0〜130である請求項1記載のフロアーポリッシュ組
    成物。
  3. 【請求項3】 架橋剤が、分子内にヒドラジン基を2つ
    以上有する化合物である請求項1又は2記載のフロアー
    ポリッシュ組成物。
  4. 【請求項4】 架橋剤として、2価以上の多価金属の錯
    体又は塩を含有する請求項3記載のフロアーポリッシュ
    組成物。
JP6245831A 1994-10-12 1994-10-12 水性フロアーポリッシュ組成物 Pending JPH08109353A (ja)

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