JPH0481406A - 樹脂水性エマルジョンの製造方法 - Google Patents

樹脂水性エマルジョンの製造方法

Info

Publication number
JPH0481406A
JPH0481406A JP19708790A JP19708790A JPH0481406A JP H0481406 A JPH0481406 A JP H0481406A JP 19708790 A JP19708790 A JP 19708790A JP 19708790 A JP19708790 A JP 19708790A JP H0481406 A JPH0481406 A JP H0481406A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
emulsion
group
polyurethane
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP19708790A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2771018B2 (ja
Inventor
Ryutaro Hayashi
林 隆太郎
Naoyuki Kato
直行 加藤
Yoshinori Kato
義則 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical BASF Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Chemical BASF Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Chemical BASF Co Ltd filed Critical Mitsubishi Chemical BASF Co Ltd
Priority to JP19708790A priority Critical patent/JP2771018B2/ja
Publication of JPH0481406A publication Critical patent/JPH0481406A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2771018B2 publication Critical patent/JP2771018B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Graft Or Block Polymers (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明の実施により得られた架橋性ポリウレタン・アク
リル樹脂水性エマルジョンは木、金属、皮革、紙等の基
材の被覆材や各種仕上剤として有用である。
〔従来技術〕
溶削型ポリウレタン塗料に代って水系のポリウレタン塗
料が環境衛生面上から1960年代より利用されている
。この水系ポリウレタン塗料は透明にも着色にても塗布
でき、光沢、耐磨耗性に優れた皮膜を与える。この水系
ポリウレタン塗料は主に木工製品や床材の被覆材として
使用されている。
しかしながらこの皮膜は、耐溶剤性、硬度と弾性のバラ
ンスの面でより向上が望まれていた。かかる欠点を改良
する手段として一般に水系ポリウレタンに多官能アジリ
ジン等の架橋剤を配合する方法あるいは(メタ)アクリ
ル酸アルキルエステル共重合体水性エマルジョンや(メ
タ)アクリル酸・スチレン共重合体水性エマルジョンを
ブレンドする方法が行なわれている〔グンゼ卒業(株)
のテクニカルデータシート“′サンカー・コーティング
用ポリウレタン゛′〕。このうち、架橋剤を使用する方
法は2液タイプあるいは架橋を進行させる為に100°
C以上の加熱を必要とする等作業性に劣る。また、ブレ
ンドによる方法では、同データシートおよび特開昭59
−138211号公報の比較例1および2に示されるよ
うに皮膜に曇りが生じる欠点が指摘されている。
かかる皮膜の曇防止と、皮膜の硬度を向上させる手段と
して特開昭59−138211号公報はジイソシアネー
トと分子量200〜4000のポリオールとから得られ
たウレタンプレポリマーを分子量300以下のウレタン
用鎖伸長剤で架橋したポリウレタン2〜40重量部を、
メタクリル酸メチル、アクリル酸ブチル、スチレン等の
エチレン性不飽和単量体100重量部と混合し、この重
合性溶液を水に分散させ、これを乳化重合してポリウレ
タン・アクリル樹脂水性エマルジョンを製造する方法が
提案された。
この方法によると、透明で、耐水性、硬度に優れた皮膜
を与える水性エマルジョン被覆材が得られる。しかしな
がら、得られる皮膜は耐ソルヘントが劣る欠点が残って
いる。
〔発明が解決しようとする課題〕
宴会の席でウィスキー、日本酒、ワイン、ビール等のア
ルコール類が飲まれる。これらが机上にこぼれたり、廊
下にこぼれると、これを布で拭き取った後、机、廊下に
アルコールによるしみ跡が残ることがある。本発明は、
耐水性は勿論のこと、この耐アルコール性も良好である
優れた光沢を持つ皮膜を与え、かつ作業性の高いポリウ
レタン・アクリル樹脂水性エマルジョンを提供すること
を目的とする。
〔課題を解決する具体的手段) アルコールによるしみ跡がつかず、優れた光沢を持つ皮
膜を与える作業性の高いエマルジョンは、常温架橋性の
ポリウレタン・アクリル樹脂水性エマルジョンにより与
えられる。
即ち本発明は、ポリウレタン樹脂の固型分100重量部
の存在下に次の(a)〜(d)のビニル単量体混合物 a)カルボニル基もしくはアルデヒド基含有エチレン性
不飽和単量体   1〜20重量%b)メタクリル酸ア
ルキルエステル(アルキル基の炭素数は1〜4)  2
5〜75重量%C)アクリル酸アルキルエステル(アル
キル基の炭素数は1〜8)   10〜55重量%d)
その他のエチレン性不飽和単量体 0〜40重量% (但し、a)、b)、c)及びd)成分の和は100重
量%である) を100〜1000重量部の割合で混合した重合性混合
物の水分散液を乳化重合して得たカルボニル基またはア
ルデヒド基含有ポリウレタン・アクリル樹脂水性乳化液
(A)に、ヒドラジド基(−NH−NH2)を2個以上
有する架橋剤(B)を配合することを特徴とする架橋性
ポリウレタン・アクリル樹脂水性エマルジョンの製造方
法を提供するものである。
(ポリウレタン樹脂] ポリウレタン樹脂としてはジャーナルオブコーティング
テクノロジーのvol 、  58. No、738゜
1986年7月刊49〜51頁及び特開昭59−138
211号公報に記載されるような、分子量が200〜4
000のポリオールとイソシアネート基(−NGO)を
2個以上有するポリイソシアネート化合物とを反応させ
て得られるウレタンプレポリマーをウレタン用鎖伸長剤
で更に高分子量化したものを酸またはアルカリでイオン
化したポリウレタンやウレタンプレポリマ− (OCN−R−NHCO−OCNH−R−NCO)を■ HOCHzCHz  N  CHzCHzOHC=O NHRNHC+0CHzCHz)X R’j で示されるポリエーテル基を有する鎖伸長剤で高分子量
化した次式で表わされるノニオン性グループを備えたポ
リウレタンが使用できる。
ポリウレタン原料のポリイソシアネートとしては芳香族
、脂肪族、脂環族系のジイソシアネート類で、例えば1
,5−ナフテンジイソシアネート、4.4゛−ジフェニ
ルメタンジイソシアネート、4,4゛ジフエニルジメチ
ルメタンジイソシアネート、ジ及びテトラアルキルジフ
ェニルメタンジイソシア名−ト、4,4゛−ジベンンル
ジイソシア不一ト、13−フェニレンジイソシアネート
、■、4−フェニレンジイソシアネート、トル1ルンジ
イソシアネート、塩素化ジイソシアネート類、臭素化ジ
イソシアネート類、■、4−ブチレンジイソシアネート
、1,6−ヘキサンジイソシアネートおよびキンリレン
ジイソシアネート、等測として挙げられる。
又、ポリオール類としては一般のウレタン製品に使用さ
れるものであり、例えばポリエーテル類、ポリエステル
類、ポリエステルアミド類、ポリチオエーテル類、ポリ
ブタジェングリコール類など、いずれも使用出来る。ポ
リエーテル類としては水、エチレングリコール、プロピ
レングリコール、グリセリン、ビスフェノールA、等活
性水素を有する化合物を開始側原料として通常、エチレ
ンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサ
イド、テトラヒドロフラン等を開環付加重合させて作ら
れる。
ポリエステル類としてはエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、1,3−ブタンジオール、■、4−ブタ
ンジオール、ネオペンチルグリコール、ベンタンジオー
ル、ヘキサンジオール、オクタンジオール、2−エチル
1.3−ヘキサンジオール、ビスフェノールA1ジエチ
レングリコール、ジプロピレングリコール等飽和及び不
飽和の低分子グリコールと三塩基性酸との縮合により得
られる。
その他ポリチオエーテル類、ポリアセタール類も使用出
来る、これらのウレタンポリマーを得るには通常ポリオ
ール類のCPRを低くL(CPRについてはJIS K
1557に準する)、30〜150°C程度の反応温度
で合成される、合成時のポリイソシアネート/ポリオー
ルの配合モル比はポリオール類の水酸基1個に対しイソ
シアネート基0.5〜2.5モル使用される。
鎖伸長剤としてはN−メチルジェタノールアミン、N−
エチルジェタノールアミン、N−オレイルジェタノール
アミン、ジメチロールプロピオン酸、エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、13
−ブチレングリコール、テトラメチレングリコール、ヘ
キサメチレングリコール、1,4−ブタンジオール、ネ
オペンチルグリコール、又ジアミノエタン、■、6−ジ
アミツヘキサン、ピペラジン、2,5−ジメチルピペラ
ジン、4,4゛−ジアミノジシクロヘキシルメタン、■
、2−プロピレンジアミン、ヒドラジン、等であり、単
独又は混合使用される。
酸としては塩酸等の無機酸及び酢酸等の有機酸が、アル
カリとしては第3級アミン類、アンモニア等が使用され
る。
なお、ウレタンプレポリマーの製造、ウレタンプレポリ
マーの高分子量化、アニオン化、カチオン化もしくはノ
ニオン化は、ポリウレタンの重合性混合液をつくる際、
ビニル単量体混合物内で行なってもよい。
〔ビニル単量体混合物〕
単量体混合物は、 a)カルボニル基もしくはアルデヒド基含有エチレン性
不飽和単量体   1〜20重量%b)メタクリル酸ア
ルキルエステル〔アルキル基の炭素数は1〜4)  2
5〜75重量%C)アクリル酸アルキルエステル(アル
キル基の炭素数は1〜8)    10〜55重量%d
)その他のエチレン性不飽和単量体 0〜40重量% (単量体a −dの合計は100重量%である)よりな
る。
a)成分は、乳化重合して得られる共重合体に架橋性の
カルボニル基もしくはアルデヒド基を導入するために用
いられるビニル単量体で、分子中に少なく、とも1個の
アルド基又はケト基と重合可能な二重結合を有する単量
体、すなわち重合可能なモノオレフィン性アルド化合物
又はケト化合物である。そして、カルボニル基としてエ
ステル結のみを有する化合物は、勿論その単量体には含
まれない。その単量体としては、たとえばアクロレイン
、ジアセトンアクリルアミド、ホルミルスチロール、4
〜7個の炭素原子を有するビニルアルキルケトン(たと
えばビニルメチルケトン、ビニルエチルケトン、ビニル
ブチルケトン)、一般式(式中、R’はH又はCH3、
R2はHまたは1〜3個の炭素原子を有するアルキル基
、R3は1〜3個の炭素原子を有するアルキル基、R4
は1〜4個の炭素原子を有するアルキル基を示す。) で表わされるアクリル(又はメタクリル)オキシアルキ
ルプロパナール、アセトニトリルアクリレート、ジアセ
トンアクリレート、ジアセトンメタクリレート、2−ヒ
ドロキシプロピルアクリレート−アセチルアセテート、
ブタンジオール−1,4アクリレート−アセチルアセテ
ート等があげられる。特に好ましいものはジアセトンア
クリルアミド、アクロンイン及びビニルメチルケトンで
ある。これらの単量体は、共重合体中に2種以上含まれ
ていてもよい。
b)成分のメタクリル酸アルキルエステルは、皮膜に硬
さ、強靭さを付与するもので、メタクリル酸メチル、メ
タクリル酸エチル、メタクリル酸イソプロピル、メタク
リル酸ノルマルプロピル、メタクリル酸−も−ブチル、
メタクリル酸ノルマル−ブチル、メタクリル酸イソブチ
ル、メタクリル酸−2−ブチルが使用される。
c)成分のアクリル酸アルキルエステルは、皮膜に可撓
性、弾力性を付与するもので、アクリル酸エチル、アク
リル酸プロピル、アクリル酸ノルマルブチル、アクリル
酸2エチルへキシル等が使用される。
d)成分としては、アクリル酸、メタクリル酸、イタコ
ン酸、フマル酸、マレイン酸等の不飽和カルボン酸、ア
クリロニトリル、アクリルアミド、メタクリルアミド、
スチレン、酢酸ビニル、αメチルスチレン、エチレン、
塩化ビニル等が’aAfられる。これらは得られる共重
合体エマルジョンの最低造膜温度の調整や、共重合体中
に官能基を導入する為に0〜40重量%の割合で使用さ
れる。
a)成分のカルボニル基もしくはアルデヒド基を有する
ビニル単量体の使用量が単量体混合物中の1重量%未満
では、皮膜の架橋密度が低く耐アルコール性の向上が無
い。逆に20重量%を越えては皮膜が硬くなりすぎたり
、耐候性が低下する。
b)成分のメタクリル酸アルキルエステルの使用量がビ
ニル単量体混合物中の25重量%未満では皮膜の硬さ向
上が望めず、皮膜が傷つき易い。
逆ムこ75重量%を越えては皮膜が脆いものとなり易い
C)成分のアクリル酸アルキルエステルの使用量が10
重量%未満では皮膜の弾性が損われる。
皮膜に弾性を与えるには酢酸ビニル、ブタジェン等を代
りに用いてもよいが、皮膜の耐水性、耐候性が低下する
ので少なくともアクリル酸アルキルエステルを単量体混
合物中10重量%以上用いる。
逆に55重量%を越えては皮膜の硬さが低下しすぎるの
で好ましくない。
〔乳化重合〕
乳化重合は、ポリウレタン水性分散液に、ビニル単量体
混合物をそのまま、又は界面活性剤を加えて混合、乳化
し、次いで40〜100°Cの温度で、重合開始剤を用
いて行なっても良いし、ポリウレタンとビニル単量体混
合物を界面活性剤を含有する水中に添加し、攪拌、混合
して行なっても良い。いろいろな方法が使用できる。
乳化重合後、温度を下げ、中和してpHを7前後として
後、架橋剤を加える。
架橋剤としては、分子中に少なくとも2個のヒドラジド
基(NHNth )を有するもので、たとえば2〜10
個特に4〜6個の炭素原子を含有する下記のジカルボン
酸ジヒドラジドがあげられる。
蓚酸ジヒドラジド、マロン酸ジヒドラジド、こはく酸ジ
ヒドラジド、グルタル酸ジヒドラジド、アジピン酸ジヒ
ドラジド、セバシン酸ジヒドラジド、マレイン酸ジヒド
ラジド、フマル酸ジヒドラジド及ヒ/又はイタコン酸ジ
ヒドラジド、2〜4個の炭素原子を有する脂肪族の水溶
性ジヒドラジン、たとえばエチレン−1,2−ジヒドラ
ジン、プロピレン−1,3−ジヒドラジン及びブチレン
−1,4ジヒドラジン。および、一般式 (式中、Xは水素原子又はカルボキシル基であり、Yは
水素原子又はメチル基であり、Aはアクリルアミド、メ
タクリルアミド、アクリル酸エステル、メタクリル酸エ
ステル又は無水マレイン酸の各単位であり、Bはアクリ
ルアミド、メタクリルアミド、アクリル酸エステル、メ
タクリル酸エステル又は無水マレイン酸と共重合可能な
他の単量体である。また、E、m及びnは下記の各式%
式% を満足せしめる数を示す。] で表わされる水溶性酸ヒドラジド系ポリマーが利用でき
る(特公平145497号、同113501号、特開昭
54−110248号)。
架橋剤は、共重合体を構成するビニル単量体混合物中の
a成分のカルボニル基および/又はアルデヒド基の合計
のモル数に対してヒドラジド基のモル数が0.01〜2
.5当量になる割合で配合される。
ポリウレタン100重量部に対し、ビニル単量体混合物
は100〜1000重量部、好ましくは200〜500
重量部の割合で使用される。100重量部未満では得ら
れる皮膜の耐アルコール性の向上が少なく、逆に100
0重量部を越えると皮膜の光沢が損われる。
〔常温架橋性ポリウレタン・アクリル樹脂水性エマルジョン〕
このようにして調整された水性エマルジョンは、必要に
より消泡剤、造膜助剤、可塑剤、増粘剤、染料、顔料、
充填剤、凍結防止剤等が配合されてクリアーコート剤、
トップコート剖、塗料、アンダーコート剤、布、紙の含
浸剤として利用される。
また、本発明の水性エマルジョンに、常温架橋性水性エ
マルジョン(特開昭54−110248号、同62−7
2742号、特公平113501号等)や常温架橋性を
阻害しない水性エマルジョンを本来の性能を損なわない
範囲で加えることは出来る。
〔実施例等〕
実施例1 フラスコ内を窒素シール下で、ポリエーテルBPX  
33 10.4grを、次いてキシリレンジイソシアネ
ート6.3grを仕込み温度を75−80°Cに上昇さ
せた。若干発熱反応であった。反応生成物のNC0%を
測定しつつ反応終了を確認した後、ジメチロールプロピ
オン酸7.4gr及び1,4−ブタンジオール10.9
grを加え、前工程と同様に反応温度を75°〜80°
Cに保った。粘度が次第に上昇し撹拌しずらくなった時
点でジオキサン80grを加え、さらに反応を継続し粘
度上昇の時点で赤外吸収スペクトルでNGO基の残存が
ほぼないことを確認した後、アンモニア水104grを
加え30分をかけ内温を35°Cに下げた。
上記ポリウレタンの入ったフラスコ内に、メタクリル酸
メチル228g、アクリル酸ノルマルブチル72g、ア
ク°Jル酸5gをよびアクロレインIOを加えた後、ポ
リエチレンオキサイドノニルフェニルエーテル硫酸ナト
リウム塩の25%水溶液16g及びラウリル硫酸ナトリ
ウム2.6gを水250gに溶解した液を更に加え、攪
拌、混合して乳化液とした。
この乳化液を80’Cまで1時間かけて昇温し同温度で
過硫酸カリウムの3%水溶液40gを3時間かけてフラ
スコ内に添加し、更に同温度で1時間保持して乳化重合
を終了した。これを20°Cまで冷却後、セハチン酸ジ
ヒドラジドの10%水溶液210gを加え、最低造膜温
度が約35°C1固型分約45%の常温架橋性ポリウレ
タン・アクリル樹脂エマルジョンを得た。
比較例1 実施例1で得たポリウレタンの入ったフラスコ内にメタ
クリル酸メチル192g、アクリル酸ノルマルブチル6
4g、およびアクリル酸4gを加えた後、以下実施例1
と同様に乳化重合を行なって非架橋性のポリウレタン・
アクリル樹脂水性エマルジョンを得た。
実施例2〜6.比較例2〜3 フラスコ内に米国サンカーインダストリーズ社(SAN
NCORINDtlSTRIES INC,)製ポリウ
レタン水分散液“サンキュアー・ウォーターボーン#8
98 ”(商品名、固型分35%)300gに水50g
を加えた。これを80″Cまで昇温後、表1に示したビ
ニル単量体混合物およびそのビニル単量体の合計と同重
量の3%ラウリル硫酸ナトリウム水溶液を混合して得た
乳化液とビニル単量体混合物に対して20重量%の3%
過硫酸カリウム水溶液を3時間で添加し、同温度で1時
間保持して乳化重合を終了した。ついで、常温まで冷却
後、アジピン酸ジヒドラジドの10%水溶液を表1の割
合で配合してポリウレタン・アクリル樹脂エマルジョン
を得た。
比較例4 ポリウレタン水分散液“サンキュアー・ウォーターボー
ン#898’“ (商品名)の35%水溶液を被覆材と
して用いた。
比較例5 サンキュアー#898(固型分35%)と非架橋性のメ
タクリル酸メチル、アクリル酸ノルマルブチル、アクリ
ル酸三元共重合体(組成比は表1中の(A)に示す)水
性エマルジョン(MFT50°C1固型分45%)を等
量混合して被覆材を調製した。
比較例6 メタクリル酸メチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸三
元共重合体(MFT35°C)を被覆材として用いた。
〔被覆材評価] 実施例1〜4、比較例1〜6で得た被覆材をナラ板、ス
テンレス銅板およびガラス板上に100ミクロンの皮膜
が得られるようにして塗布し、100°Cで10分間乾
燥させて皮膜を得、これを試料とした。
〔評価方法〕
実施例1〜6、比較例1〜6で得た被覆材を次の方法で
評価した。結果を表1!こ示す。
試料はいずれも100ミクロンの肉厚が得られるように
塗布し、100°Cで15分間乾燥したものを使用した
1)當着性 皮膜にナイフでマス目(100個/ ci )作り、こ
のマス目にニチハン(株)の粘着テープ“セロテープ”
(商品名)を貼着し、テープを押圧後、引きはがし、試
験板上に残ったマス目の数を調べるテストにより行なっ
た。結果は○(95%以上残る)、△(95〜50%残
る)、×(50%未満残る)の三段階で示した。
2)耐水白化性 前述の方法によりガラス板上塗布した試料を40°Cの
水中に48時間浸漬し、塗膜の白化度を目視により観察
して評価した。
○(白化認められず)、△(わずかに白化)、×(白化
)。
3)耐アルコール性 前述の方法によりガラス板上に塗布した試料を20°C
のアルコールに24時間浸漬して塗膜のフクレやハガレ
の異状を目視により観察した。
○(異状なし)、△(軽度の異状が見られる)、×(大
きな異状が見られる)。
4)耐ブロッキング性 前述の方法によりガラス板上に塗布し乾燥して得た皮膜
上に、さらし布を敷き、その上に500gの荷重をのせ
、40°Cの恒温室に一日放置した後、荷重とさらし布
を取り去り、皮膜上のさらしの跡の程度を観察した。○
(さらし跡無し)、△(わずかに有り)、×(明確に有
り) 5)光沢 前述の方法によりなら板上に塗布した試料の光沢を目視
により観察した。
○(光沢良)、△(やや劣る)、×(光沢不良)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)ポリウレタン樹脂の固型分100重量部の存在下に
    、次の(a)〜(d)のビニル単量体混合物a)カルボ
    ニル基もしくはアルデヒド基含有エチレン性不飽和単量
    体1〜20重量% b)メタクリル酸アルキルエステル(アルキル基の炭素
    数は1〜4)25〜75重量% c)アクリル酸アルキルエステル(アルキル基の炭素数
    は1〜8)10〜55重量% d)その他のエチレン性不飽和単量体 0〜40重量% (但し、a)、b)、c)及びd)成分の和は100重
    量%である) を100〜1000重量部の割合で混合した重合性混合
    物の水分散液を乳化重合して得たカルボニル基またはア
    ルデヒド基含有ポリウレタン・アクリル樹脂水性乳化液
    (A)に、ヒドラジド基(−NH・NH_2)を2個以
    上有する架橋剤(B)を配合することを特徴とする架橋
    性ポリウレタン・アクリル樹脂水性エマルジョンの製造
    方法。
JP19708790A 1990-07-25 1990-07-25 樹脂水性エマルジョンの製造方法 Expired - Fee Related JP2771018B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19708790A JP2771018B2 (ja) 1990-07-25 1990-07-25 樹脂水性エマルジョンの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19708790A JP2771018B2 (ja) 1990-07-25 1990-07-25 樹脂水性エマルジョンの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0481406A true JPH0481406A (ja) 1992-03-16
JP2771018B2 JP2771018B2 (ja) 1998-07-02

Family

ID=16368511

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19708790A Expired - Fee Related JP2771018B2 (ja) 1990-07-25 1990-07-25 樹脂水性エマルジョンの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2771018B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07233347A (ja) * 1993-10-23 1995-09-05 Hoechst Ag 自己架橋性のポリウレタン−ビニル−ハイブリッド水性分散物
JPH08109353A (ja) * 1994-10-12 1996-04-30 Yuho Chem Kk 水性フロアーポリッシュ組成物
JPH09328606A (ja) * 1996-06-07 1997-12-22 Nippon Paint Co Ltd 常温硬化性樹脂組成物およびシリコーン含有重合性界面活性剤
JPH10265735A (ja) * 1997-03-26 1998-10-06 Nippon Polyurethane Ind Co Ltd 水性ポリウレタン−アクリルエマルジョン組成物及びこれを用いた水性エマルジョン塗料
JP2001040272A (ja) * 1999-05-27 2001-02-13 Nippon Polyurethane Ind Co Ltd 水性無機塗料
JP2002105111A (ja) * 2000-09-28 2002-04-10 Chuo Rika Kogyo Corp 水性樹脂エマルジョン組成物
CN1098325C (zh) * 1999-12-07 2003-01-08 山东轻工业学院 涂布纸涂料用粘合剂及其制备方法
AT411998B (de) * 2002-01-02 2004-08-26 Surface Specialties Austria Oberflächenschutz für lackierte flächen
US6983571B2 (en) 2000-09-29 2006-01-10 Teel Plastics, Inc. Composite roofing panel
JP2019534913A (ja) * 2016-09-22 2019-12-05 ビーエーエスエフ コーティングス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングBASF Coatings GmbH 循環ライン安定性を高めた水性ベースコート

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07233347A (ja) * 1993-10-23 1995-09-05 Hoechst Ag 自己架橋性のポリウレタン−ビニル−ハイブリッド水性分散物
JPH08109353A (ja) * 1994-10-12 1996-04-30 Yuho Chem Kk 水性フロアーポリッシュ組成物
JPH09328606A (ja) * 1996-06-07 1997-12-22 Nippon Paint Co Ltd 常温硬化性樹脂組成物およびシリコーン含有重合性界面活性剤
JPH10265735A (ja) * 1997-03-26 1998-10-06 Nippon Polyurethane Ind Co Ltd 水性ポリウレタン−アクリルエマルジョン組成物及びこれを用いた水性エマルジョン塗料
JP2001040272A (ja) * 1999-05-27 2001-02-13 Nippon Polyurethane Ind Co Ltd 水性無機塗料
CN1098325C (zh) * 1999-12-07 2003-01-08 山东轻工业学院 涂布纸涂料用粘合剂及其制备方法
JP2002105111A (ja) * 2000-09-28 2002-04-10 Chuo Rika Kogyo Corp 水性樹脂エマルジョン組成物
US6983571B2 (en) 2000-09-29 2006-01-10 Teel Plastics, Inc. Composite roofing panel
AT411998B (de) * 2002-01-02 2004-08-26 Surface Specialties Austria Oberflächenschutz für lackierte flächen
JP2019534913A (ja) * 2016-09-22 2019-12-05 ビーエーエスエフ コーティングス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングBASF Coatings GmbH 循環ライン安定性を高めた水性ベースコート

Also Published As

Publication number Publication date
JP2771018B2 (ja) 1998-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4204121B2 (ja) 自己架橋性ポリウレタンポリアクリレートハイブリッド分散液
JP2837142B2 (ja) 水性アクリル−ウレタン複合体である常温硬化性水性樹脂組成物及びこれを用いたコーティング剤又はインキ
JP3489753B2 (ja) 水性ポリウレタン組成物
JP2822303B2 (ja) 水性塗料用樹脂組成物
AU2003275084B2 (en) Self-crosslinkable waterborne coating composition
JPH05320299A (ja) ポリウレタン・アクリル樹脂水性エマルジョンの製造方法
JPH07188353A (ja) 水性アクリル−ウレタン複合体にもとづく常温硬化性水性樹脂組成物及びこれを用いたコーティング剤又はインキ
JPH1053702A (ja) 水性ポリウレタン分散液、それを含有する被覆材料又は接着剤、及びそれを用いて接着、含浸又は被覆された製品
JPS6197318A (ja) 紫外線で架橋できるオリゴウレタンの水性分散液並びに該水性分散液を用いて革の上に光沢の高いラッカーコーティングを製造する方法
JPH0782456A (ja) 水性ウレタングラフト共重合体からなる常温硬化性水性樹脂組成物及びこれを用いたコーティング剤又はインキ
JPH0481406A (ja) 樹脂水性エマルジョンの製造方法
JP3572344B2 (ja) 二液型水性樹脂組成物及び該組成物を含有してなる塗工剤
JP2957654B2 (ja) 架橋性ポリウレタン・アクリル系樹脂水性エマルジョン組成物
JPH10259356A (ja) 水性塗料用樹脂組成物
JP2001521571A (ja) ポリウレタンおよび放射線硬化性のプレポリマー含有の分散液
JP2774234B2 (ja) 水性塗料用樹脂組成物
JP3127395B2 (ja) 水性塗料用樹脂組成物
JPH0457869A (ja) 塗料用樹脂組成物
US6197874B1 (en) Polyurethane-polyacrylate hybrid dispersions containing allophanate groups
JPS61120862A (ja) 被覆方法
JPS62131006A (ja) 光硬化性樹脂組成物
JPH10251361A (ja) 活性エネルギー線硬化性水性組成物
JP2742041B2 (ja) 複合水分散体の製法及び複合皮膜形成可能な水分散体
JPH10195313A (ja) 架橋型水性ラテックス組成物
JPH09111172A (ja) 水性印刷インキ組成物

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080417

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090417

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees