JP2001521571A - ポリウレタンおよび放射線硬化性のプレポリマー含有の分散液 - Google Patents

ポリウレタンおよび放射線硬化性のプレポリマー含有の分散液

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JP2001521571A JP54491998A JP54491998A JP2001521571A JP 2001521571 A JP2001521571 A JP 2001521571A JP 54491998 A JP54491998 A JP 54491998A JP 54491998 A JP54491998 A JP 54491998A JP 2001521571 A JP2001521571 A JP 2001521571A
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Abstract

(57)【要約】 基本的に保護コロイド又は乳化剤不含でA.ポリウレタンの水分散性をもたらす親水基を含むポリウレタン(A)、その際これらのポリウレタン(A)は主としてC−C二重結合不含であり、およびB.プレポリマー100gに対してラジカル重合可能なC−C二重結合0.1〜1モルの含有量を有するプレポリマーを分散された形で含む水性分散液。

Description

【発明の詳細な説明】 ポリウレタンおよび放射線硬化性のプレポリマー含有の分散液 本発明は、基本的に保護コロイドまたは乳化剤を含まず、 A.ポリウレタンの水分散性をもたらす親水基を含むポリウレタン(A)、その 際このポリウレタン(A)は主としてC−C二重結合不含であり、および B.プレポリマー100g当たりにラジカル重合可能なC−C二重結合0.1〜 1モルの含有量を有するプレポリマー を分散された形で含む水性分散液に関する。 さらに本発明は、それらの製造方法ならびに物品を被覆するためのそれらの使 用に関する。 物品を分散液で被覆し、引き続きこの被覆を光で照射することで硬化させるこ とにより、機械的応力に耐性でかつ溶剤による侵触に耐える表面を物品に付与す る水性分散液は、一般に公知である。 これに関して、ドイツ連邦共和国特許出願公開第4031732号明細書中で は、混合成分が親水基を有するポリウレタンの分散液であり、前記親水基が分散 助剤の不在でもポリウレタンの分散を可能にする水性分散液混合物が奨励されて いる。その他の分散液は、 ラジカル重合可能なC−C二重結合を有する分散したプレポリマーであり、この プレポリマーは自己分散性であるか又は乳化剤または保護コロイドの助けによっ て分散する。 ドイツ連邦共和国特許出願公開第4228713号明細書からは、放射線硬化 性結合剤が開示されている。その製造のために、アニオン基およびラジカル重合 可能な二重結合として(メタ)アクリロイル基を有するポリウレタン、(メタ) アクリレート基を含有している放射線硬化性結合剤とから成る混合物を水中で分 散させることを奨励している。ポリウレタンは、この場合乳化剤として働く。 ドイツ連邦共和国特許出願公開第3900257号明細書は、親水基およびラ ジカル重合可能な二重結合により変性されたポリウレタン、およびラジカルによ り硬化可能な合成樹脂(例えば(メタ)アクリロイル基を含むポリウレタン)、 およびそれらの水中での分散液を記載している。 しかしながら、これらの公知の放射線硬化性の水性分散液は不十分な貯蔵性を 示し、又はこれらの分散液から製造される照射または未照射の被覆は、硬度、化 学安定性、柔軟性、下地上での付着性、研磨性および表面品質などの特性に関し てなお改善が必要であり、特に他のポリマー分散液、例えばスチレン−アクリレ ート分散液又はスチレン−ブタジエン分散液と混合す る場合になお改善が必要である。 未照射の被覆の特性は同様に重要である、というのは複雑な形状を有する物品 に関して全ての部分が、被覆の硬化をもたらす照射により十分な範囲に到達しな いからである。未照射の被覆の機械的特性が、照射した被覆の高いレベルに達し なくても、未照射の被覆は少なくともダストフリーおよびタッチドライであるの がよい。この点を考慮しても公知の分散液は、なお改善を必要とする。 従って本発明の課題は、前記の欠点を除くことである。 従って、冒頭に定義した水性分散液が見出された。 分子混合物のポリウレタン成分(ポリウレタンA)は、有利には以下から成る a)4〜30個の炭素原子を有するジイソシアネート b)ジオール、その際 b1) ジオール(b)の全量に対して10〜100モル%が分子量500〜 5000を有し、および b2) ジオール(b)の全量に対して0〜90モル%が分子量60〜500 g/molを有する、 c)少なくとも1つのイソシアネート基またはイソシアネート基に対して少なく とも1つの反応性基を有し、さらにポリウレタンの水分散性をもたらす少なくと も1つの親水基又は潜在的な親水基を有する、モノマーa)およびb)とは異な るモノマー、 d)場合により反応性基であるアルコール性ヒドロキシル基、第1もしくは第2 アミノ基またはイソシアネート基を有するモノマー(a)〜(c)とは異なる多 価の化合物、および e)場合により反応性基であるアルコール性ヒドロキシル基、第1もしくは第2 アミノ基またはイソシアネート基を有する、モノマー(a)〜(d)とは異なる 1価の化合物。 モノマー(a)として、通常ポリウレタン化学で用いられる脂肪または芳香族 ジイソシアネートが挙げられる。ドイツ連邦共和国特許出願公開第195215 00号明細書中にもモノマー(a)として記載されているモノマー(a)または それらの混合物が有利である。 モノマー(b)および(d)として有利にはドイツ連邦共和国特許出願公開第 19521500号明細書中にモノマー(b)および(d)として記載されたも のが挙げられる。 ポリウレタンの水分散性を達成させるために、ポリウレタンは成分(a)、( b)、および(d)の他に成分(a)、(b)、および(d)とは異なるモノマ ー(c)から構成されており、このモノマー(c)は少なくとも1つのイソシア ネート基又はイソシアネート基に対して少なくとも1つの反応性基およびさらに 少なくとも1つの親水基又は親水基に変換することが できる少なくとも1つの基を有する。次の本文中で、“親水基または潜在的親水 基”という言葉を“(潜在的)親水基”に簡略化する。(潜在的)親水基は、基 本的にモノマーの官能基よりも本質的にゆっくりとイソシアネート基と反応し、 ポリマー主鎖を構成するために利用される。 有利なモノマー(c)は、同様にドイツ連邦共和国特許出願公開第19521 500号明細書にモノマー(c)として記載されている。 成分(a)、(b)、(c)、(d)および(e)の全量のうち、(潜在的) 親水基を有する成分の割合は、一般に全てのモノマー(a)〜(e)の重量に対 して、80〜1200、有利には140〜1000、特に有利には200〜80 0mmol/kgになるように調節する。 (潜在的)親水基は非イオン性又は有利には(潜在的)イオン性親水基である ことができる。有利には、有効量ではない非イオン性基を操作する。 非イオン性親水基の含有率は、非イオン性親水基が組み込まれる場合には、一 般に全てのモノマー(a)〜(e)の重量に対して5質量%まで、有利には3質 量%まで、特に有利には1質量%までである。 場合により一緒に使用されるモノマー(e)は、モノイソシアネート、モノア ルコールおよびモノ−第1およびモノ−第2アミンである。一般に、モノマーの 全モル量に対してそれらの割合は、最大10mol%である。これらの一官能価 の化合物は、通常さらに官能基たとえばカルボニル基を有しおよびポリウレタン の分散又は架橋さらに等重合度反応を可能にする官能基をポリウレタン中に導入 することに利用することができる。 少なくとも1つのイソシアネート基又は付加反応もしくは縮合反応中でイソシ アネート基と反応できる少なくとも1つの基およびその他にC−C二重結合を有 するモノマーは、全く使用されないかもしくは少量で、すなわち最終生成物の特 性に影響しない程度の量で使用される。 ポリウレタン化学の分野においては、相互に反応性のモノマーの割合の選択に よってならびに分子あたりの反応性官能基の数の算術的平均値によりポリウレタ ンの分子量を調節できることは一般に公知である。 通常、成分(a)〜(e)ならびにそれらのそれぞれのモル量は、割合A:B が0.5:1〜2:1、有利には0.8:1〜1.5、特に有利には0.9:1 〜1.2:1となるように選択され、その際、 A)はイソシアネート基のモル量を表し、 B)はヒドロキシル基のモル量と、付加反応においてイソシアネートと反応でき る官能基のモル量との合計を表す。殊に割合A:Bができる限り1:1に近いの が有利である。 さらに、モノマー(a)の割合は、モノマー(a)〜(e)中のモノマー(a )の割合が20〜70質量%になるように選択するのが有利である。 使用されるモノマー(a)〜(e)は、算術的平均値で一般にイソシアネート 基または付加反応においてイソシアネート基と反応することができる官能基1. 5〜2.5、有利には1.9〜2.1、特に有利には2.0を有する。 成分(a)〜(e)の重付加は、一般に常圧又は自発的圧力下で、反応温度2 0〜180℃、有利に50〜150℃で行う。 必要な反応時間は、数分から数時間におよぶ。ポリウレタン化学の分野におい ては、多数のパラメーター、たとえば温度、モノマーの濃度、モノマーの反応性 によりどのように反応時間が影響されるのかが公知である。 イソシアネートの反応を促進するために、通常の触媒、たとえばジブチルスズ ジラウレート、スズ−II−オクトエート又はジアザビシクロ−(2,2,2) −オクタンを一緒に使用することができる。 重合装置として、撹拌容器又はその他の通常の重合装置が公知である。 有利な溶媒は、常圧下で沸点40〜100℃を有し無制限に水と混合可能であ り、およびモノマーと全く反応しないかもしくはゆっくりと反応するにすぎない 。 大抵、分散液は以下の方法により製造される: “アセトン方法”により、水と混合可能で常圧下で100℃以下で沸騰する溶 媒中で、成分(a)〜(c)からイオン性のポリウレタンが製造される。分散液 が形成されるまで水を添加し、水中に凝集相が析出する。 “プレポリマー混合方法”は、完全に反応した(潜在的)イオン性のポリウレ タンではなく、イソシアネート基を有するプレポリマーが第一に製造される点で アセトン方法とは異なる。この際、成分に定義した割合A:Bが1.0〜3、有 利には1.05〜1.5より大きくなるように選択される。プレポリマーを最初 に水中で分散し、引き続きイソシアネート基をイソシアネートに対して反応性の 2つ以上のアミノ基を有するアミンとを反応させることにより架橋させるか、又 はイソシアネートに対して反応性の2つのアミノ基を有するアミンと連鎖延長さ せた。連鎖延長はアミンが添加されない場合にも生じる。これらの場合、イソシ アネート基はアミン基に加水分解され、このアミン基がなお残留するプレポリマ ーのイソシアネート基と連鎖延長下に反応する。 通常、ポリウレタンの製造の際に溶媒を一緒に使用する場合は、大部分の溶媒 は分散液から、例えば減圧下で蒸留によって除去される。有利な分散液は、10 質量%よりも少ない溶媒含有率を示し、特に有利には溶媒を含まない。 通常の分散助剤、つまり乳化剤又は保護コロイドを有効量で一緒に使用しなく てよい。通常、そのような溶媒を一緒に使用する場合、この量はプレポリマー( B)に対して10質量%より少なく、有利には5質量%より少なく、特に有利に は3質量%より少ない。 プレポリマー(B)として適しているのは、例えばドイツ連邦共和国特許出願 公開第4031732号明細書およびそこに成分(B)として記載されているも のか又はドイツ連邦共和国特許出願公開第1960271号明細書に述べられて いるものであり、その際自己乳化性のものは除かれる。このことは、それらが基 本的に親水基、たとえばイオン基又は非イオンの親水基、たとえばポリエチレン オキシド単位を含まないことを意味する。 プレポリマー(B)の場合は、ポリマー主鎖はエステル、エーテル又はウレタ ン繰り返し単位によって形成される。それらは、プレポリマー(B)100gに 対して一般にラジカル重合可能な二重結合0.1〜1、有利には0.1〜0.5 molを含み、その際メタクリロイル基又はアクリロイル基が特に有利である。 プレポリマー(B)は一般に数平均分子量300〜10000、有利には30 0〜3000、特に有利には300〜1500を有する。分子量は、例えばゲル 透過クロマトグラフィー(GPC)により、ポリスチレン標準に対して決定でき る。 プレポリマー(B)は、溶媒なしで又は30質量%以下の含有量の溶媒と一緒 に使用される。 ポリウレタン(A)対プレポリマー(B)の重量比は、適切には0.3:1〜 99:1、有利には1:1〜99:1、特に有利には2:1〜20:1である。 プレポリマーをポリウレタン(A)に、又はそのプレポリマーに分散の前に添 加するのが有利である。しかし同様に、最初にポリウレタン(A)の水性分散液 を製造し、引き続きこの分散液を分散液の使用の前の任意の時点でプレポリマー (B)と混合する、例えばプレポリマー(B)を水性分散液中へ撹拌することに より混合することも可能である。 ポリウレタン(A)およびプレポリマー(B)は、分散液中で分子混合物の形 で存在し、一方の不連続相中にポリウレタン(A)だけが含まれ、他方の不連続 相中にプレポリマー(B)だけが含まれる分散液の形では存在しないことが認め られた。 分散液は、通常固体含有率20〜70質量%、有利には25〜60質量%、特 に有利には35〜45質量%を有する。それらの粘度は、23℃、剪断速度25 0s-1で測定して、通常10〜1000mPasを有する。 分散液は、一般に溶媒10質量%未満を含み、有利 には事実上溶媒を含まない。 本発明による分散液は、市販の常用の助剤および添加剤、たとえば湿潤剤、消 泡剤、艶消剤、乳化剤、光開始剤、増粘剤、チキソトロープ剤、着色剤、たとえ ば染料および顔料を含むことができる。 さらにこれらの分散液は、他の水性ポリマー分散液と混合することができ、そ の際本発明の分散液の固体含有率に対するこれらの分散液の固体含有率は、1: 10〜10:1である。 これらの混合した分散液は、例えば周知のオレフィン、メタクリレート又はア クリレートからのコポリマー、たとえばスチレン−ブタジエンコポリマー又はス チレンアクリレートコポリマーの分散液又は通常のポリウレタン分散液である。 実施例 略語 RT=室温 MG=分子量 Tl=部 VE水=脱イオン水 A.分散液の製造 例1 MG2000のポリエステルジオール400Tl(モル比1:1のアジピン酸 およびイソフタル酸および1,6−ヘキサンジオールから)、ジメチロールプロ ピオン酸89.9Tl、エチレングリコール117.9Tlおよびトルイレンジ イソシアネートの異性体混合物(2,4−異性体 約80%および2,6−異性 体 約20%)を4時間90℃でメチルエチルケトン550Tl中で反応させた 。その後、ジブチルスズジラウレート0.4Tl、ジメチルヒドロキノン0.5 TlおよびLaromer(R)LR8945(BASF社製 1kgあたり二重 結合約5.6モルを有するポリエーテル−アクリレート樹脂)374Tlをポリ ウレタン溶液に入れ、さらに2時間90℃で反応させた。プレポリマー溶液をア セトン550Tlの添加により希釈し、冷却した。イソシアネート含有率は、0 .14質量%であった。30℃で50%濃度の水酸化ナトリウム水溶液53.6 Tlを添加した。分散させるためにVE水2400Tlを加えた。溶液の除去後 、固体含有率36.5%、pH値8.0および流出時間115秒を有する半透明 で殆ど透明な帯黄色の分散液が生じた。 分散液2〜5: 分散液2〜5を分散液1と同様に表1に挙げたように異なる量のLarome r LR 8945を用いて製造した。 分散液6: 分散液6は分散液3および4の変法であり、その際第1の反応段階の後アセト ンで希釈し、その後Lar omer LR 8945を添加した。ジブチルスズジラウレートおよびジメチ ルヒドロキノンは添加しなかった。 分散液7: 分散液7は分散液6の変法であり、その際メチルエチルケトンの代わりにアセ トンを溶剤として最初に反応段階で使用した。その際に自発的圧力下で金属容器 内で作業した。 分散液8 MG2000のポリエステルジオール400Tl(モル比1:1のアジピン酸 およびイソフタル酸および1,6−ヘキサンジオール)、ジメチロールプロピオ ン酸62.4Tl、1,4−ブタンジオール72.1Tlおよびイソホロンジイ ソシアネート356.8Tlをメチルエチルケトン50Tl中で3時間90℃で 反応させた。プレポリマー溶液をアセトン500Tlを添加することによって希 釈し、冷却した。イソシアネート含有率は0.86質量%であった。引き続き順 番に30℃でLaromer LR 8945 469Tl、N,N−ジメチル エタノールアミン33.2Tl、VE−水1400Tlおよびジエチレントリア ミン9.6Tl(VE水50Tl中に溶解)を混合した。 分散液9: 分散液9を分散液8と同様に以下の出発物質から製 造した:ポリエステル400Tl、DMPA 67.1Tl、1,4−ブタンジ オール144.2Tl、イソホロンジイソシアネート551.3Tl、Laro mer LR 8945 300Tl、50%濃度の水酸化ナトリウム水溶液3 2Tlおよびジエチレントリアミン12.4Tl(VE水50Tl中に溶解)。 B.塗料の製造 分散液をUV塗装の適用のためにそれらの適性について試験した。それぞれの 場合固体に対して光開始剤Irgacure(R)500(Ciba‐Geigy社製)3質量%を分散 液へ混入した。 B.1ガラス板上の塗料 200μm−スリットドクターブレードを用いて分散液からフィルムをガラス 板上に塗布した。フィルムを室温で約5〜10分間乾燥させた。引き続きフィル ムを60℃で2〜20分間乾燥棚中で処理した。 このように物理的に乾燥したフィルムを約550mJ/cm2(320〜39 0nm)、484mJ/cm2(280〜320nm)、50mJ/cm2(25 0〜260nm)および240mJ/cm2(395〜445nm)に分配した 波長による線量で水銀中圧ランプ(120Watt/cm)を用いて照射した。 試験結果を表2に示した。 B.2木材上の塗料 表3に記載した分散液および助剤を混合した。混合 物をそれぞれノズル1.3または1.6mmを備えたSATA−Jetフローカ ップガン(Fliessbecher-pistole)を用いて木材上に塗布した。操作圧力は約2 〜2.5barであった。その都度、約10〜40g/m2の2層を塗布した。 第1層と第2層の間でフィルム(2分間45℃で循環空気乾燥器および2分間6 0℃でノズル乾燥器を用いて)を乾燥し、引き続きB.1に記載したような同一 条件下で照射した。第2層の塗布の前に、層の間を研磨した(粒度約240)。 第2層は、第1層と同様に乾燥および照射した。 試験結果を表3に記載した。 C.試験方法 表面硬度 表面硬度は、DIN53157によるKoenig装置を用いて決定した。表中に往 復行程(DH)の数が示されている。 エリクセン押込み深さ 試験をISO1520により実施した。 接着試験 接着試験をDIN−EN−ISO2409により格子切断装置(Gitterschnit tgeraet)を用いて実施した。 耐薬品性 耐薬品性をDIN68861により実施した。しかし、全てのパッケージから 試験材料10個のみを使用 し、応力グループ1bをそれに応じて調整した。使用した比較試験材料は、炭酸 ナトリウム、赤ワイン、粉末珈琲、スグリ果汁、エチルブチルアセタール、マス タード、リップスティック、消毒剤、ボールペンインクペーストおよびクリーニ ング剤(0=最高値)である。 光沢度 光沢度の決定はDIN67530により入射/反射角60°で実施した。 貯蔵安定度 試料を3ヶ月間室温および60℃で貯蔵し、規則的に7日間の間隔をおいて試 験した。これに加えて試料をドクターを用いてガラス板上に塗布し、およびフィ ルムを曇りおよび斑点形成について査定した。さらに、粘度が一定に維持されて いるかを評価するために試験を行った。表1には、何週間まで粘度が一定でかつ 分散液に斑点が生じないでいるかを示している。 相容性 固体含有量に対して2:1の割合で分散液を、以下の分散液(BASF社製の 市販品)と混合し、それらの貯蔵安定度(“貯蔵安定度”に記載した方法で)を 試験し次に乾燥したフィルムが欠陥箇所を含んでいないかどうかを試験した。 −Acronal(R) 290D(スチレン−アクリレート−分散液) −Luhydran(R)LR848S(アクリレート分散液) −Styronal(R)8736X(スチレン−ブタジエン−分散液) 粘度 秒で表される流出時間の決定は、DIN4−カップを用いてDIN53211 により実施した。 外観 分散液をガラス板にナイフ塗布し、斑点およびクレーターのような欠陥箇所の 存在を視覚的に試験した。何も存在しない場合は分散液を“よい(i.o)”と記載 した。 * Henkel社製の消泡剤; ** Degussa社製の艶消剤; ***Ciba‐Geigy社製の光開始剤;
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴォルフガング ライヒ ドイツ連邦共和国 D―67133 マクスド ルフ リートブルクシュトラーセ 10アー

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 基本的に保護コロイド又は乳化剤を含まず A.ポリウレタンの水分散性をもたらす親水基を含むポリウレタン(A)、その 際このポリウレタン(A)は主としてC−C二重結合不含であり、および B.プレポリマー100gに対してラジカル重合可能なC−C二重結合0.1〜 1モルの含有量を有する自己分散不可能なプレポリマー を分散された形で含む水性分散液。 2. ポリウレタン(A)対プレポリマー(B)の重量比が0.3:1〜99: 1である、請求項1記載の水性分散液。 3. ポリウレタン(A)が a)4〜30個の炭素原子を有するジイソシアネート b)ジオール、その際 b1)ジオール(b)の全量に対して10〜100モル%が分子量500〜 5000を有し、および b2)ジオール(b)の全量に対して0〜90モル%が分子量60〜500 g/molを有する、 c)少なくとも1つのイソシアネート基又はイソシアネート基に対して少なくと も1つの反応性基を有し、およびさらにポリウレタンの水分散性をもたらす少な くとも1つの親水基又は潜在的な親水基を有する、モノマー(a)および(b) とは異なるモノマー、 d)場合により、反応性基であるアルコール性ヒドロキシル基、第1もしくは第 2アミノ基、又はイソシアネート基を有するモノマー(a)〜(c)とは異なる 多価の化合物、および e)場合により、反応性基であるアルコール性ヒドロキシル基、第1もしくは第 2アミノ基又はイソシアネート基を有するモノマー(a)〜(d)とは異なる一 価の化合物、 から成る請求項1又は2に記載の水性分散液。 4. モノマー(a)〜(e)中のモノマー(a)の割合が20〜70質量%で ある、請求項3に記載の水性分散液。 5. 23℃、剪断速度250s-1で測定した粘度が10〜1000mPasで ある、請求項1から4までのいずれか1項に記載の水性分散液。 6. Ia.工程Iaでプレポリマー(B)およびポリウレタン(A)又はそれ らのプレポリマーを含む溶融物又は溶液を製造し、 IIa.工程Iaで製造された溶融物又は溶液を水中で分散させることを特徴と する、請求項1から5までのいずれか1項に記載の水性分散液の製造方法。 7. ポリウレタンプレポリマーを分散の間もしくは分散後に反応させ、ポリウ レタンを製造することを特徴とする、請求項6記載の方法。 8. 木材、紙、繊維、金属又はプラスチックから成 る物品を被覆するにあたり、 Ib.請求項1から5までに記載の分散液のフィルムを前記の物品に塗布し、お よび IIb.工程Ibで製造したフィルムを照射させることを特徴とする物品の被覆 方法。 9. 工程Ibで製造したフィルムを工程IIbの前に乾燥させる、請求項8記 載の方法。 10.請求項8又は9に記載の方法によって被覆された木材、紙、繊維、金属又 はプラスチックから成る物品。
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