JPH0810077Y2 - バックパネルの振動防止装置 - Google Patents

バックパネルの振動防止装置

Info

Publication number
JPH0810077Y2
JPH0810077Y2 JP9374790U JP9374790U JPH0810077Y2 JP H0810077 Y2 JPH0810077 Y2 JP H0810077Y2 JP 9374790 U JP9374790 U JP 9374790U JP 9374790 U JP9374790 U JP 9374790U JP H0810077 Y2 JPH0810077 Y2 JP H0810077Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
back panel
vibration
panel
damping
cab
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP9374790U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0450584U (ja
Inventor
洋輔 松下
Original Assignee
日野自動車工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日野自動車工業株式会社 filed Critical 日野自動車工業株式会社
Priority to JP9374790U priority Critical patent/JPH0810077Y2/ja
Publication of JPH0450584U publication Critical patent/JPH0450584U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0810077Y2 publication Critical patent/JPH0810077Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はトラックのバックパネルの振動を防止する装
置に関するものである。
[従来の技術] トラックのバックパネルは薄い鋼板によりほぼ平面状
に形成され、かつ大面積を有するので、比較的低い周波
数の加振で共振する。バックパネルの加振源はエンジン
作動時の振動又は凹凸を有する路面の走行時に車体に伝
わる振動等があり、これらの周波数がバックパネルの共
振周波数に一致すると、パネルを大きく振動させる。こ
の結果、その共振によりキャブ内の空気を振動させ、乗
員に不快感を与えるこもり音が発生することがあった。
従来、この点を改善するために、バックパネルにリイ
ンフォースメントを固着し、又はバックパネルに凹凸を
形成することによりバックパネルの剛性を増大させて振
動を低減している。
[考案が解決しようとする課題] しかし、上記改善によりバックパネルの共振周波数は
ある程度高まるが、その剛性が十分でなく上記加振源の
振動周波数帯域にあり、未だバックパネルを共振させる
不具合があった。この結果、キャブ内にこもり音が発生
する問題点があった。
本考案の目的は、キャブ内のこもり音を抑え、かつキ
ャブ内スペースを有効に利用することのできるバックパ
ネルの振動防止装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案は、キャブのバックパネルの振動を防止するバ
ックパネル振動部材を備えたバックパネルの振動防止装
置の改良である。
その特徴ある構成は、前記制振部材が、車幅方向に所
定の間隔をあけて対面し各端縁が前記バックパネル及び
前記キャブのフロアパネルに固着された第1及び第2制
振パネルと、前記両制振パネルを連結し開口部を有する
連結パネルとを備え、前記開口部から前記両制振パネル
の間に車両用工具を収納可能に構成されたところにあ
る。
[作用] 連結パネルで連結された第1及び第2制振パネルがバ
ックパネルとフロアパネルとに固着されたので、バック
パネルの剛性が十分大きくなりバックパネルの共振周波
数を高くすることができる。また連結パネルの開口部よ
り車両用工具を挿入することにより、制振部材内に車両
用工具を収納することができる。
[実施例] 次に本考案の一実施例を図面に基づいて詳しく説明す
る。
第3図に示すように、ピックアップ形のトラック10の
キャブ11のバックパネル12とフロアパネル13に、バック
パネル12の振動を防止するバックパネル制振部材14が固
着される。第1図及び第2図に示すように、バックパネ
ル12の高さ方向のほぼ中央の内面に水平にリインフォー
スメント15が固着され、またバックパネル12にはプレス
により水平方向に凹凸部12aが形成される。制振部材14
は、車幅方向のほぼ中央に所定の間隔をあけて対面して
設けられた第1及び第2制振パネル21及び22と、両制振
パネル21及び22を連結する連結パネル16とを備える。
両制振パネル21及び22はほぼ三角形状に形成され、バ
ックパネル12及びフロアパネル13に当接する端縁は折り
曲げられてフランジ部21a及び22aが形成される。各フラ
ンジ部21a及び22aは溶接によりバックパネル12の下部及
びフロアパネル13の後部に固着される。連結パネル16は
この例では両制振パネル21及び22の傾斜端縁を連結し、
パネル全面にわたって開口部16aを有する。この開口部1
6aはバックパネル12aの近傍部分が幅広く形成され、そ
の他は狭い幅に形成される。この開口部16aの幅広部分
は車両用工具17を挿入可能な大きさを有する。両制振パ
ネル21及び22と連結パネル16はこの例では一体的に形成
され、制振部材14内の上部にはゴムバンド18がバックパ
ネル12にリング状に取付けられる。
このように構成されたバックパネル12は、リインフォ
ースメント15及びバックパネル12に形成された凹凸部12
aにより剛性が増大し、第1及び第2制振パネル21及び2
2により更に剛性が増大して、バックパネル12の共振周
波数が高くなる。この結果、エンジン作動時の振動又は
凹凸を有する路面走行時に車体に伝わる振動の周波数帯
域以上になるため、これらの加振源がバックパネル12を
共振させることがなく、キャブ11内にこもり音が発生す
ることがない。
また開口部16aより車両用工具17を挿入し、更にゴム
バンド18内に工具17を挿入して固定する。このように制
振部材14内に工具17を収納することによって、キャブ11
内スペースを有効に利用することができる。
なお、実施例では制振部材を車幅方向の中央に1個設
けたが、これは一例であってバックパネルの振動部位で
あれば車幅方向に等間隔に2個又は3個以上設けてもよ
い。
また、第1制振パネル、第2制振パネル及び連結パネ
ルとを一体的に形成したが、これに限らずこれらをそれ
ぞれ別部材で形成し連結パネルを両制振パネルの工具を
収納しやすい位置に溶接等により固着してもよい。
更に、実施例ではピックアップ型のトラックを挙げた
が、これに限らずキャブオーバ型のトラックに本考案の
装置を取付けてもよい。
[考案の効果] 以上述べたように、本考案によれば、制振部材をバッ
クパネルとフロアパネルとに固着し、バックパネルの共
振周波数を上昇させたので、バックパネルが共振するこ
とがなく、従ってキャブ内に不快なこもり音が発生する
ことがない。また連結パネルの開口部より工具を挿入
し、制振部材内に工具を収納することができるので、キ
ャブ内スペースの有効利用が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案一実施例のバックパネルの振動防止装置
を含む要部斜視図。 第2図は第3図のA部拡大断面図。 第3図はその振動防止装置を含む車両の側面図。 11:キャブ、12:バックパネル、13:フロアパネル、14:バ
ックパネル制振部材、16:連結パネル、16a:開口部、17:
車両用工具、21:第1制振パネル、22:第2制振パネル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャブのバックパネルの振動を防止するバ
    ックパネル制振部材を備えたバックパネルの振動防止装
    置において、 前記制振部材は、車幅方向に所定の間隔をあけて対面し
    各端縁が前記バックパネル及び前記キャブのフロアパネ
    ルに固着された第1及び第2制振パネルと、前記両制振
    パネルを連結し開口部を有する連結パネルとを備え、前
    記開口部から前記両制振パネルの間に車両用工具を収納
    可能に構成されたことを特徴とするバックパネルの振動
    防止装置。
JP9374790U 1990-09-06 1990-09-06 バックパネルの振動防止装置 Expired - Lifetime JPH0810077Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9374790U JPH0810077Y2 (ja) 1990-09-06 1990-09-06 バックパネルの振動防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9374790U JPH0810077Y2 (ja) 1990-09-06 1990-09-06 バックパネルの振動防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0450584U JPH0450584U (ja) 1992-04-28
JPH0810077Y2 true JPH0810077Y2 (ja) 1996-03-27

Family

ID=31831190

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9374790U Expired - Lifetime JPH0810077Y2 (ja) 1990-09-06 1990-09-06 バックパネルの振動防止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0810077Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10981608B2 (en) 2016-12-21 2021-04-20 Arcelormittal Reinforcement structure for the back face of a vehicle compartment

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022109419A (ja) * 2021-01-15 2022-07-28 東レ株式会社 織物

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10981608B2 (en) 2016-12-21 2021-04-20 Arcelormittal Reinforcement structure for the back face of a vehicle compartment

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0450584U (ja) 1992-04-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3726283B2 (ja) 車体のフロアパネル構造
US7104595B2 (en) Automotive floor panel structure
JPH0810077Y2 (ja) バックパネルの振動防止装置
US7503424B2 (en) Vehicle cab noise suppressing system
JP4019424B2 (ja) 自動車のフロアパネル構造
JP3064673B2 (ja) 車両用排気マニホルドカバー
JPS6237814Y2 (ja)
JPH08207833A (ja) 吸音機能付自動車用エンジンアンダーカバー
EP1508507B1 (en) Automotive floor panel structure
JPS6318251Y2 (ja)
JPH06107234A (ja) 車体床板構造
JPH0740860A (ja) トラクタのボンネット天板
JP3144188B2 (ja) ダッシュパネル構造
JPH0596584U (ja) 防振支持具
JPS6340014Y2 (ja)
JPH057907Y2 (ja)
JPS64385Y2 (ja)
JPS6241906Y2 (ja)
JPH0122785Y2 (ja)
JPH0740372U (ja) 車体の前部構造
JPH0218791Y2 (ja)
JPH0141633Y2 (ja)
JPH0558573U (ja) 車両リヤフロアの防振構造
JPH0710038Y2 (ja) エンジン・ミッション結合補強部材
JP4157667B2 (ja) 建設機械の騒音低減装置