JPH08100524A - コンクリート型枠による仕上表面の成形方法 と仕上表面成形用シート - Google Patents

コンクリート型枠による仕上表面の成形方法 と仕上表面成形用シート

Info

Publication number
JPH08100524A
JPH08100524A JP26210194A JP26210194A JPH08100524A JP H08100524 A JPH08100524 A JP H08100524A JP 26210194 A JP26210194 A JP 26210194A JP 26210194 A JP26210194 A JP 26210194A JP H08100524 A JPH08100524 A JP H08100524A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
concrete
formwork
uneven pattern
molding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26210194A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiichi Daimatsu
敏一 大松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP26210194A priority Critical patent/JPH08100524A/ja
Publication of JPH08100524A publication Critical patent/JPH08100524A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Forms Removed On Construction Sites Or Auxiliary Members Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 打放し仕上のコンクリート面に、意匠性に優
れた斬新なデザインを成形する。 【構成】 コンクリート型枠2の成形面に、シート状基
材11の表側面に凹凸模様12を形成し、その表面に剥
離層13を被覆形成する。シート状基材11の裏面側
に、低接着剤層14を形成して仕上表面成形シート1を
構成する。仕上表面形成シート1を予め貼着した状態で
コンクリート型枠2の枠組施工し、コンクリート型枠2
間に打設充填した生コンクリートが固化した後、型枠と
一緒に仕上表面成形シート1をコンクリート5壁面から
剥離して、その表面にシート基材11の表面に構成した
凹凸模様12を逆転した対称形状の凹凸模様を形成する
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンクリート型枠によっ
て仕上面を打放し状態で成形する表面仕上げ技術に係
り、殊に打放し仕上によって仕上面に意匠性に優れた斬
新なデザインを成形することができるコンクリート型枠
による仕上表面の成形方法と仕上表面成形用シートに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より建築構造物の表面をコンクリー
ト型枠による所謂「打放し仕上」にしたものがある。即
ち、このコンクリートの打放し仕上は、コンクリート型
枠によって囲った部分にコンクリートを打設充填して固
化せしめた後、該コンクリート型枠を剥離除去したコン
クリート表面状態の儘、これを表面仕上げとしたもので
ある。
【0003】そして近年において使用されているコンク
リート型枠としては、前世代の自然板材に代わる、ベニ
ヤ合板製のパネル材や金属板製のパネル材が一般的であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このため、前世代にお
いて使用されていた自然板材製のコンクリート型枠で
は、打放しコンクリートの仕上面に自然板材の板目模様
が、押圧転写模様として顕出したものがあったが、ベニ
ヤ合板製のパネル材や金属板製のパネル材からなる近年
使用のコンクリート型枠では、打放しコンクリートの仕
上面が略平滑な面となって、該面に型枠を一定の間隔で
固定するためのセパレータの小孔が残った構成となり、
意匠性に乏しいものであった。
【0005】また、ベニヤ合板製のパネル材や金属板製
のパネル材からなるコンクリート型枠は、使用後、打設
面に固化付着したコンクリート滓を、掻き取り除去する
煩雑な養生作業を要しており、多大な時間と労力が必要
となる問題を有していた。
【0006】本発明は上記問題に鑑みてなされたもので
あり、コンクリート型枠によって仕上面を打放し状態で
成形するに際して、打放し仕上によってコンクリートの
仕上面に、意匠性に優れた斬新なデザインを成形するこ
とができると共に、使用後の型枠の養生作業が簡単であ
り、且つ型枠の打設面を保護維持することができるコン
クリート型枠による仕上表面の成形方法を提唱すること
を目的とするものである。そして、本発明は、上記コン
クリート型枠による仕上表面の成形方法を実施するため
の仕上表面成形用シートを提供することを目的とするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち本発明に係るコンク
リート型枠による仕上表面の成形方法は、コンクリート
型枠を使用して、生コンクリートを打設固化するコンク
リート壁の構築に際して、コンクリート型枠の少なくと
も一部の成形面に、紙または合成樹脂フィルム等のシー
ト状基材の表側面に、筋状または面状の凹凸模様を形成
し、該シート状基材の表面を剥離性樹脂によって被覆し
た剥離層を前記凹凸模様が表面に現れるように被覆形成
すると共に、前記シート状基材の裏面側に、低接着性を
有する接着剤からなる低接着剤層を形成した仕上表面成
形シートを予め貼着した状態でコンクリート型枠の枠組
施工し、該コンクリート型枠間に打設充填した生コンク
リートが固化した後、型枠と一緒に前記仕上表面成形シ
ートをコンクリート壁面から剥離して該表面に、前記シ
ート基材の表面に構成した凹凸模様を逆転した対称形状
の凹凸模様を形成することを要旨とするものである。
【0008】また、上記コンクリート型枠による仕上表
面の成形方法を実施するための仕上表面成形用シート
は、紙または合成樹脂フィルム等のシート状基材の表側
面に、筋状または面状の凹凸模様を形成し、該シート状
基材の表面を剥離性樹脂によって被覆した剥離層を前記
凹凸模様が表面に現れるように被覆形成すると共に、前
記シート状基材の裏面側に、低接着性を有する接着剤か
らなる低接着剤層を形成したことを特徴とし、コンクリ
ート型枠に予め貼着した状態で枠組施工し、該コンクリ
ート型枠間に生コンクリートを打設充填し、固化したコ
ンクリート壁面に、前記シート基材の表面に構成した凹
凸模様を逆転した対称形状の凹凸模様を形成することを
要旨とする。
【0009】
【作用】上記仕上表面成形シートは、コンクリート型枠
の組付作業をする前に、シート基材から剥離紙を剥し
て、低接着性接着剤層により予めコンクリート型枠の成
形面に貼着した状態で、従来のコンクリート型枠と同様
に使用するものである。
【0010】枠組みを完了したコンクリート型枠間に生
コンクリートを流し込むと、該生コンクリートはコンク
リート型枠の成形面に貼着した仕上面成形シートの剥離
層に現れた凹凸模様に馴染んだ状態で充填され、そのま
ま固化した状態からコンクリート型枠を取り外すと、該
コンクリートの仕上面に、シート基材の表面に構成した
凹凸模様を逆転した対称形状の凹凸模様が形成される。
【0011】また、コンクリート型枠の成形面に残った
仕上面成形シートは、低接着性接着剤層によって接着し
てあるため、簡単に引き剥すことが可能となり、この剥
離作業によって該仕上表面成形シートの表面に付着固化
したコンクリート滓も同時に除去され、コンクリート型
枠の成形面を簡単に平滑化復帰させることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明に係るコンクリート型枠による
仕上表面の成形方法と該成形方法を実施するための仕上
表面成形用シートを、図面に従ってその一実施例を説明
する。
【0013】図1は、金属板製のコンクリート型枠2か
ら仕上表面成形シート1を外した状態とコンクリート壁
面5の状態を示す斜視図である。上記仕上表面成形シー
ト1は、紙または合成樹脂フィルムの薄いシート状基材
11の表側面に、例えば図面に示す「木目状の凹凸模
様」等の比較的高さの低い筋状または面状の凹凸模様1
2を形成すると共に、該シート状基材11の表面を剥離
性樹脂によって被覆してなる剥離層13を上記凹凸模様
12が表面に現れるように形成してなる。
【0014】また上記シート状基材11の裏面側には、
低接着性を有する接着剤を塗布被覆した低接着剤層14
を形成し、該低接着性接着剤層14の表面を剥離紙15
によって覆ってなるもので、使用時に該剥離紙15を剥
しコンクリート型枠2の成形面21に低接着性接着剤層
14の接着能により所要の接着力をもって剥離可能に接
着することができる。
【0015】上記構成の仕上表面成形シート1は、図2
に示すように、コンクリート型枠2の組付作業をする前
に、シート基材11から剥離紙15を剥して、低接着性
接着剤層14により予めコンクリート型枠2の成形面2
1に貼着した状態で、従来のコンクリート型枠と同様に
使用するものである。
【0016】枠組みを完了したコンクリート型枠2,2
間に生コンクリートを流し込むと、該生コンクリートは
コンクリート型枠2の成形面21に貼着した仕上面成形
シート1の剥離層13に現れた凹凸模様12に馴染んだ
状態で充填される。而して、そのまま固化した状態から
コンクリート型枠2を取り外すと、仕上表面成形シート
1の剥離層13によりコンクリート5の仕上面から簡単
に剥離除去することができる。
【0017】そして、該コンクリート5の仕上面には、
シート基材11の表面に構成した凹凸模様12を逆転し
た対称形状の凹凸模様51が形成される。また、コンク
リート型枠2の成形面21に残った仕上面成形シート1
は、低接着性接着剤層14によって接着してあるため、
簡単に引き剥すことが可能となり、この剥離作業によっ
て該仕上表面成形シート1の表面に付着固化したコンク
リート滓も同時に除去され、コンクリート型枠2の成形
面21が元の状態に平滑化復帰する。
【0018】上記説明した仕上面成形シート1の凹凸模
様12は、図4に示すように、木目模様(a)の他、市
松模様(b)や花柄(c)等、凹凸の線または面で現す
ことができる種々の絵柄を実施することが可能である。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係るコンク
リート型枠による仕上表面の成形方法と仕上表面成形用
シートによれば、コンクリート型枠によって仕上面を打
放し状態で成形するに際して、コンクリート型枠の成形
面に貼着した仕上表面成形シートの凹凸模様12に生コ
ンクリートが馴染んだ状態で充填され、そのまま固化す
るため、コンクリート型枠を取り外すと、コンクリート
の仕上面にシート基材の表面に構成した凹凸模様を逆転
した対称形状の凹凸模様を形成することができるため、
その凹凸模様を自在に設計することが可能となり、打放
し仕上によってコンクリートの仕上面に、意匠性に優れ
た斬新なデザインを成形することができる。
【0020】また、本発明の方法によれば、コンクリー
ト型枠の成形面に残った仕上面成形シートを剥離除去す
ることにより、仕上表面成形シートの表面に付着固化し
たコンクリート滓も同時に除去されるようになるため、
コンクリート型枠の成形面を簡単に元の状態に平滑化復
帰することが可能となり、使用後のコンクリート型枠の
養生作業が容易になる等の優れた特徴を有するものであ
り、本発明実施後の効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンクリート型枠による仕上表面
の成形方法と仕上表面成形用シートの一実施例を示す、
金属板製のコンクリート型枠から仕上表面成形シートを
外した状態とコンクリート壁面の状態を示す斜視図であ
る。
【図2】生コンクリート打設時の状態を示す拡大断面図
である。
【図3】コンクリート固化後、コンクリート型枠を外し
た状態の拡大断面図である。
【図4】仕上面成形シートの凹凸模様の正面図であり、
木目模様(a)、市松模様(b)及び花柄(c)の実施
例である。
【符号の説明】
1 仕上表面成形シート 11 シート状基材 12 凹凸模様 13 剥離層 14 低接着剤層 15 剥離紙 2 コンクリート型枠 21 成形面 5 コンクリート 51 凹凸模様
【手続補正書】
【提出日】平成7年1月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 コンクリート型枠による仕上表面
の成形方法と仕上表面成形用シート

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート型枠を使用して、生コンク
    リートを打設固化するコンクリート壁の構築に際して、
    コンクリート型枠の少なくとも一部の成形面に、紙また
    は合成樹脂フィルム等のシート状基材の表側面に、筋状
    または面状の凹凸模様を形成し、該シート状基材の表面
    を剥離性樹脂によって被覆した剥離層を前記凹凸模様が
    表面に現れるように被覆形成すると共に、前記シート状
    基材の裏面側に、低接着性を有する接着剤からなる低接
    着剤層を形成した仕上表面成形シートを予め貼着した状
    態でコンクリート型枠の枠組施工し、該コンクリート型
    枠間に打設充填した生コンクリートが固化した後、型枠
    と一緒に前記仕上表面成形シートをコンクリート壁面か
    ら剥離して該表面に、前記シート基材の表面に構成した
    凹凸模様を逆転した対称形状の凹凸模様が形成すること
    を特徴とするコンクリート型枠による仕上表面の成形方
    法。
  2. 【請求項2】 紙または合成樹脂フィルム等のシート状
    基材の表側面に、筋状または面状の凹凸模様を形成し、
    該シート状基材の表面を剥離性樹脂によって被覆した剥
    離層を前記凹凸模様が表面に現れるように被覆形成する
    と共に、前記シート状基材の裏面側に、低接着性を有す
    る接着剤からなる低接着剤層を形成したことを特徴と
    し、 コンクリート型枠に予め貼着した状態で枠組施工し、該
    コンクリート型枠間に生コンクリートを打設充填し、固
    化したコンクリート壁面に、前記シート基材の表面に構
    成した凹凸模様を逆転した対称形状の凹凸模様を形成す
    る仕上表面成形用シート。
JP26210194A 1994-09-29 1994-09-29 コンクリート型枠による仕上表面の成形方法 と仕上表面成形用シート Pending JPH08100524A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26210194A JPH08100524A (ja) 1994-09-29 1994-09-29 コンクリート型枠による仕上表面の成形方法 と仕上表面成形用シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26210194A JPH08100524A (ja) 1994-09-29 1994-09-29 コンクリート型枠による仕上表面の成形方法 と仕上表面成形用シート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08100524A true JPH08100524A (ja) 1996-04-16

Family

ID=17371055

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26210194A Pending JPH08100524A (ja) 1994-09-29 1994-09-29 コンクリート型枠による仕上表面の成形方法 と仕上表面成形用シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08100524A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040040560A (ko) * 2002-11-07 2004-05-13 임석규 콘크리트 벽체의 채색방법
KR102035221B1 (ko) * 2019-06-27 2019-10-22 주창종 나무무늬 노출콘크리트 표면 가공공법

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6397760A (ja) * 1986-10-15 1988-04-28 大日本印刷株式会社 化粧コンクリ−ト打設用型板の製造方法
JPH04209263A (ja) * 1990-11-30 1992-07-30 Tokai Rubber Ind Ltd 凹凸模様形成法およびそれに用いる化粧型枠

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6397760A (ja) * 1986-10-15 1988-04-28 大日本印刷株式会社 化粧コンクリ−ト打設用型板の製造方法
JPH04209263A (ja) * 1990-11-30 1992-07-30 Tokai Rubber Ind Ltd 凹凸模様形成法およびそれに用いる化粧型枠

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040040560A (ko) * 2002-11-07 2004-05-13 임석규 콘크리트 벽체의 채색방법
KR102035221B1 (ko) * 2019-06-27 2019-10-22 주창종 나무무늬 노출콘크리트 표면 가공공법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08100524A (ja) コンクリート型枠による仕上表面の成形方法 と仕上表面成形用シート
JPH06134736A (ja) コンクリートの骨材露出仕上げ方法
JP2867871B2 (ja) コンクリート打設用型枠及び型枠貼付用シート
JP2921357B2 (ja) コンクリートの養生シート
US4595543A (en) Method of forming photopolymeric molding pattern
JP3452407B2 (ja) コンクリート表面硬化遅延テープもしくはシート
JP3224707B2 (ja) 未硬化用フィルムおよびこのフィルムによるタイル一体化パネル製造方法
JPH04306357A (ja) コンクリート打設方法
JPH03158564A (ja) 型枠材及び建築物の表面処理方法
JP2512686B2 (ja) 表面装飾方法
JP2505706Y2 (ja) 配線用フロアパネル装置
JPS6036106A (ja) 剥離性組成物層による模様付けの方法
JPH0516130A (ja) ノンポスターポールの製造方法および装置
KR100388266B1 (ko) 특정물의 복제 방법
JP2000015619A (ja) コンクリートの表面仕上げ用シートおよび表面仕上げ方法
JPH08216124A (ja) 未硬化用フィルム、タイルキットおよびタイル一体化パネル製造方法
JP2856017B2 (ja) コンクリート表面に対する模様成形法
JP2000135709A (ja) 型 枠
JPH04333768A (ja) 壁コンクリートの打設方法
JPH08135179A (ja) コンクリート型枠及びコンクリート型枠成型用金型
JP2003211428A (ja) コンクリートブロック成型用型枠の凹凸模様板面の形成方法及び凹凸模様を有するコンクリートブロック成型用型枠
JPH0539666A (ja) 壁コンクリートの打設方法
JPH08312132A (ja) 堰 板
JPS6333553B2 (ja)
JPS63149112A (ja) マスタモデル粗型材の製造方法