JP2003211428A - コンクリートブロック成型用型枠の凹凸模様板面の形成方法及び凹凸模様を有するコンクリートブロック成型用型枠 - Google Patents

コンクリートブロック成型用型枠の凹凸模様板面の形成方法及び凹凸模様を有するコンクリートブロック成型用型枠

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JP2003211428A
JP2003211428A JP2002016977A JP2002016977A JP2003211428A JP 2003211428 A JP2003211428 A JP 2003211428A JP 2002016977 A JP2002016977 A JP 2002016977A JP 2002016977 A JP2002016977 A JP 2002016977A JP 2003211428 A JP2003211428 A JP 2003211428A
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frame
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JP2002016977A
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Fumio Ota
文夫 太田
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NAKANISHI TEKKOSHO KK
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NAKANISHI TEKKOSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 紫外線又は太陽光で露光した部分は硬化し、
非露光部分は水溶性を保ったままの感光性樹脂を使用
し、従来の型枠が利用でき、模様の変更も容易で、コス
トも低廉で済むコンクリートブロック成型用型枠の凹凸
模様板面の形成方法とする。 【解決手段】 型枠1の模様を形成しようとする板面に
接着用樹脂膜2を形成する。板面に枠3を設置し、枠3
内に感光性樹脂4を流し込む。感光性樹脂4の上面に図
柄5を表したネガフィルム6を密着する。ネガフィルム
6を紫外線又は太陽光で露光する。ネガフィルム6及び
枠3を取り除き、感光性樹脂4の非露光部分4Bを洗浄
して除去し、露光部分4Aを乾燥する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、凹凸模様を有する
L型擁壁、溝蓋等のコンクリートブロック製品を形成す
るために、感光性樹脂を利用した型枠の凹凸模様板面の
形成方法及び凹凸模様を有するコンクリートブロック成
型用型枠に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の凹凸模様を有するコンクリートブ
ロック製品を形成する方法を図8乃至図10を参照し説
明する。先ず、凹の模様型20を形成した模様付け用の
金型21により、凸の模様型22を有する所定の厚さの
ゴム板23を成型する(図8)。次に、ゴム板23をゴ
ム板23の周側縁部を囲む金属製の取り付け用枠24に
貼り付け、このゴム板23の取り付け用枠24を型枠の
模様を形成しようとする板面(図面ではL型擁壁の型枠
25の側板)に溶接等により固定し、型枠25の側板
と、取り付け用枠24に貼り付けた凸の模様型22を有
するゴム板23を一体化する(図9)。
【0003】そして、この一体化した型枠25を他の型
枠の板面と組み合わせて(図示せず)コンクリートを流
し込み成型すると、凹の模様26を有するコンクリート
ブロック製品27となる(図10)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記、従来の凹凸模様
を有するコンクリートブロック製品を形成する方法に使
用される型枠は、型枠の模様を形成しようとする板面が
模様型を有する取り付け用枠付きのゴム板と一体となっ
ているため、取り付け用枠の分の厚さが加わったことに
なり、従来通りの型枠を使用すると、組み合わされる他
の型枠の板面と合わせた場合、他の板面と寸法が合わな
くなるので、結局凹凸模様形成用の専用の型枠が別途に
必要となったのである。
【0005】又、模様が金型で決定されるので、新規模
様に変更する場合は、金型から製作しなければならず、
時間とコストが掛かる問題点を有していたのである。
【0006】上記点より本発明は、紫外線又は太陽光で
露光した部分は硬化し、非露光部分は水溶性を保ったま
まの感光性樹脂を使用し、従来の型枠が利用でき、模様
の変更も容易で、コストも低廉で済むコンクリートブロ
ック成型用型枠の凹凸模様板面の形成方法及び凹凸模様
を有するコンクリートブロック成型用型枠を提供しよう
とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1の本発明のコンクリートブロック成型用型枠の
凹凸模様板面の形成方法は、型枠の模様を形成しようと
する板面に接着用前処理を施した後、板面に枠を設置
し、この枠内に感光性樹脂を流し込み、この感光性樹脂
の上面に図柄を表したネガフィルムを密着させ、このネ
ガフィルムを紫外線又は太陽光で露光し、ネガフィルム
及び枠を取り除いた後、感光性樹脂の非露光部分を洗浄
して除去し、露光部分を乾燥することを特徴とするもの
である。
【0008】このような方法の本発明は、型枠の模様を
形成しようとする板面の枠内に流し込んだ感光性樹脂の
上面に図柄を表したネガフィルムを密着させ、このネガ
フィルムに紫外線又は太陽光を当てれば、感光性樹脂の
露光された部分が硬化し、非露光部分は水溶性を保った
ままとなるため、ネガフィルム及び枠を取り除いた後、
感光性樹脂の非露光部分を洗浄し洗い流せば、硬化部分
が模様型として板面に残る。又、この硬化部分は接着用
前処理を施してあるため板面に接着している。そして、
板面には模様型の厚さ分だけが製品部分が肉薄となるだ
けであるので、従来の型枠が使用可能である。
【0009】次に、請求項2の本発明の凹凸模様を有す
るコンクリートブロック成型用型枠は、型枠の模様を形
成しようとする板面に、感光性樹脂で作成した模様型が
着脱可能に貼着されていることを特徴とするものであ
る。
【0010】このような構成を有する本発明は、感光性
樹脂で模様型を形成するため、模様型の形成が従来の金
型に比べ容易で、これを型枠の模様を形成しようとする
板面に貼着するだけであるから、簡単に型枠が製作でき
る。そして、模様を新規なものに変更する時は、模様型
を剥がすだけで簡単に取り換えが可能であると共に、板
面には模様の厚さ分だけが、製品が肉薄となるだけであ
るので従来の型枠が使用可能である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づき説明する。図1乃至図3は本発明コンクリー
トブロック成型用型枠の凹凸模様板面の形成方法の作業
工を示す斜視図、図4は本発明方法の手順を示すフロー
チャート図、図5は本発明方法により形成した凹凸模様
を有するコンクリートブロック成型用型枠を使用してコ
ンクリートブロック製品を成型する工程の斜視図、図6
は請求項2の凹凸模様を有するコンクリートブロック成
型用型枠の一実施の形態を示す斜視図、図7は同上の型
枠を使用して成型した製品の斜視図である。
【0012】本発明のコンクリートブロック成型用型枠
の凹凸模様板面の形成方法の作業工程を図面及びフロー
チャートに基づき説明する。先ず、型枠1の模様を形成
しようとする板面に接着用前処理を施す。この接着用前
処理は後の感光性樹脂を板面に接着するためのもので、
薄い樹脂膜2を形成するか接着剤の塗布による(ステッ
プS1)。そして、接着用前処理を施した板面に方形の
枠3を載置し、枠3内に感光性樹脂4を流し込む(ステ
ップS2)(図1)。
【0013】次に、感光性樹脂4の上面に図柄5を表し
たネガフィルム6を密着させて載置し(ステップS
3)、上面より紫外線ランプ7を照射し露光する(ステ
ップS4)(図2)。製品の模様と鏡像関係にあるネガ
フィルム6に表される図柄5は、パーソナルコンピュー
タで簡単に作成できるため、予め作成しておき、この図
柄5をもとにネガフィルム6を作成する。ネガフィルム
6の作成方法は、従来通り熱溶融インクの転写等の方法
による。フィルムは紫外線を通し易いポリエチレンテレ
フタレート等が使用される。露光は太陽光によることも
できる。
【0014】そして、予め定められた時間だけ紫外線を
照射した後、ネガフィルム6及び枠3を取り除く(ステ
ップS5)。感光性樹脂4はネガフィルム6の透明部分
の紫外線で露光された部分4Aが硬化し、ネガフィルム
6の紫外線を透過しないインクにより印刷された非露光
部分4Bは水溶性を保ったままとなる。
【0015】次に、水、温水、溶剤等で感光性樹脂4の
非露光部分4B、即ち硬化していない部分を洗浄し除去
することにより、型枠1の板面に図柄5の凸の模様型8
として形成される(ステップS6)(図3)。その後は
水分を取り除き、露光部分4Aを太陽光等に当て、乾燥
させて定着する(ステップS7)。
【0016】このようにして形成された凸の模様型8を
有する型枠1を使用して他の型枠(図示せず)と組み合
わせてコンクリートブロックを成型すれば、凸の模様型
8によって、凹の模様9が形成されたコンクリートブロ
ック製品10が成型される(図5)。以上、コンクリー
トブロック製品10の凹の模様9の形成方法を説明した
が、凹と凸を逆にして凸の模様とすることも当然可能で
ある。
【0017】次に、図6は請求項2の本発明凹凸模様を
有するコンクリートブロック成型用型枠の一実施の形態
を示す斜視図、図7はコンクリートブロック製品の斜視
図である。而して、図中11は型枠であり、この型枠1
1の模様を形成しようとする板面に模様型12が接着剤
で着脱可能に貼着されている。模様型12は前同様の感
光性樹脂を硬化し作成したものである。模様型12の厚
さは8mm以下である。
【0018】このような模様型12を板面に接着剤で貼
着した型枠11を使用して他の型枠(図示せず)と組み
合わせてコンクリートブロックを成型すれば、模様型1
2によって前同様の凹の模様13が形成されたコンクリ
ートブロック製品14が成型される。尚、コンクリート
ブロック製品10の凹の模様13に変え、凸の模様を形
成する時は、模様をくり貫いた模様型を貼着する。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、型枠の模様形成に感光
性樹脂を使用したので、従来の工法に比べ金型等が不要
なため、自由な模様が簡単に形成できる。又、型枠も従
来のものが使用でき、凹凸模様形成用の専用の型枠が不
要であるため経済的である。そして、模様型は樹脂であ
るため容易に除去して元に戻せると共に、新規な模様に
変更が容易である。又、製品製作現場での模様付けが可
能なため、短期に施すことができる。このように本発明
型枠を使用することにより、L型擁壁化粧側面、溝蓋の
上面、法枠面等、コンクリートブロック製品のデザイン
化が促進されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の作業工程を示す斜視図である。
【図2】本発明方法の作業工程を示す斜視図である。
【図3】本発明方法の作業工程を示す斜視図である。
【図4】本発明方法の手順を示すフローチャート図であ
る。
【図5】本発明方法により製品を成型する工程を示す斜
視図である。
【図6】請求項2のコンクリート成型用型枠の一実施の
形態を示す斜視図である。
【図7】請求項2のコンクリート成型用型枠を使用して
成型した製品の斜視図である。
【図8】従来方法の作業工程を示す斜視図である。
【図9】従来方法の作業工程を示す斜視図である。
【図10】従来方法の作業工程を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 型枠 2 樹脂膜 3 枠 4 感光性樹脂 4A 露光部分 4B 非露光部分 5 図柄 6 ネガフィルム 7 紫外線ランプ 8 凸の模様型 9 凹の模様 10 コンクリートブロック製品 11 型枠 12 模様型 13 凹の模様 14 コンクリートブロック製品

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型枠の模様を形成しようとする板面に接
    着用前処理を施した後、板面に枠を設置し、この枠内に
    感光性樹脂を流し込み、この感光性樹脂の上面に図柄を
    表したネガフィルムを密着させ、このネガフィルムを紫
    外線又は太陽光で露光し、ネガフィルム及び枠を取り除
    いた後、感光性樹脂の非露光部分を洗浄して除去し、露
    光部分を乾燥することを特徴とするコンクリートブロッ
    ク成型用型枠の凹凸模様板面の形成方法。
  2. 【請求項2】 型枠の模様を形成しようとする板面に、
    感光性樹脂で作成した模様型が着脱可能に貼着されてい
    ることを特徴とする凹凸模様を有するコンクリートブロ
    ック成型用型枠。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100952683B1 (ko) 2008-03-14 2010-04-13 (주)장성산업 도형판이 장착된 거푸집 및 이의 제조방법과 이를 이용한콘크리트 블록
CN112649905A (zh) * 2020-12-28 2021-04-13 中国科学院长春光学精密机械与物理研究所 一种自由曲面基底的复眼透镜的制备方法
US20230111563A1 (en) * 2018-11-29 2023-04-13 Austin Concrete LLC Imprinting film for a building material and system and method for use of same

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