JPS6318024Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6318024Y2
JPS6318024Y2 JP1984177915U JP17791584U JPS6318024Y2 JP S6318024 Y2 JPS6318024 Y2 JP S6318024Y2 JP 1984177915 U JP1984177915 U JP 1984177915U JP 17791584 U JP17791584 U JP 17791584U JP S6318024 Y2 JPS6318024 Y2 JP S6318024Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
masking
masking film
transparent
base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1984177915U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6192945U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1984177915U priority Critical patent/JPS6318024Y2/ja
Publication of JPS6192945U publication Critical patent/JPS6192945U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6318024Y2 publication Critical patent/JPS6318024Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は光等のエネルギー線の照射により硬化
する樹脂液を用いて刷版を製作する際に使用する
エネルギー線照射用マスキングフイルムに関す
る。
従来の技術 近時、段ボール紙や新聞の印刷に際し、保存状
態では液状だが紫外線照射を受けると硬化する性
質を有するウレタン系光硬化性液体樹脂(商品
名:APR、製造元:旭化成工業株式会社)を使
用した刷版が使用されている。
斯種刷版の製作は第5図乃至第9図に示す工程
を経て行なわれている。
一例として第4図に示す如く「AB」の標章を
ダンボール紙に印刷するために用いる刷版1(標
章は刷版表面では裏返し標章9となつて表われ
る)を製造する従来の方法を説明する。
第5図は刷版の製作に用いるネガフイルム3と
マスキングフイルム4を示しており、ネガフイル
ム3上に前記標章9に対応する透光性パターン3
1が形成され、該パターン以外の斜線で示す部分
は完全遮光面となつている。
マスキングフイルム4はネガフイルム3上の上
記透光性パターン31に対応して該パターン31
よりも稍大きな輪郭の透光性パターン41を有
し、その他の斜線で示す部分は完全遮光面となつ
ている。
a工程 第6図に示す如く透明台板5上にネガフ
イルム3を置き、該ネガフイルム3の上に樹脂
に対し剥離可能な保護用の透明フイルム6を被
せる。
b工程 透明フイルム6の外周部に液体樹脂に対
して堰となる様に枠体7を配設して、ネガフイ
ルム3の全部の透光性パターン31を取り囲
み、枠体7によつて囲まれた内側の透明フイル
ム6上へ光硬化性液体樹脂を流し込んで光硬化
性液体樹脂層2を形成する(第6図)。
c工程 光硬化性液体樹脂層2の液面に透明ベー
スフイルム11を載せ、該ベースフイルム11
上にマスキングフイルム4を被せる(第6図)。
d工程 第7図の如くマスキングフイルム4及び
透明台板5の外側から紫外線ランプ51,52
を照射して液体樹脂層を露光する。マスキング
フイルム4及びネガフイルム3の夫々パターン
31,41に対応して露光部分は硬化を始め、
末露光部分は液体の侭で残り、ネガフイルム3
側の樹脂硬化部は前記標章9に一致するレリー
フ部21となり、マスキングフイルム4側の樹
脂硬化部は該レリーフ部21に太く繋がつて補
強となるマウント部22となる。
e工程 マスキングフイルム4を外して第8図の
如くベースフイルム11の外側から再び短時間
露光し、樹脂液層の上面全体を薄く硬化させベ
ースフイルム11と一体に接合したベース部2
3を形成する。
f工程 枠体7及び透明フイルム6を外し、未硬
化の樹脂液を回収する。
第9図に示す如く、レリーフ部21がマウン
ト部22によつて補強され、マウント部22が
ベースフイルム11のほぼ全面を覆うベース部
23に繋がつた刷版1が形成される。
上記刷版1はベースフイルム11が樹脂の接着
力によつてベース部23に接合して一様に覆つた
2層構造になつている。これをレリーフ部21、
マウント部22を含めて適当な大きさに裁断し、
第4図の如く印刷機用透明マウントフイルム8上
へ粘着テープ13等により位置決めして固定し、
印刷機の回転胴へ着脱可能に取り付けるものであ
る。
考案が解決しようとする問題点 上記方法ではマスキングフイルム4を通しての
露光によるマウント部22の形成と、マスキング
フイルム4を外してからの露光によるベース部2
3の形成、即ち露光を2回に分けて行なわねばな
らず手間が掛かる。更にベース部23の形成は短
時間の露光で急激に液体樹脂を硬化させるため、
ベース部では露光済みの部分と未露光部分の境界
附近に不完全露光部分ができる。この不完全露光
部分は原液として流れ落ちる部分と洗滌液で落す
部分があり、この両方の作業でとれない部分は、
後工程で水中に入れ乱反射をさせて仕上げている
が、表面が平坦に仕上がらず、然も軟質で粘着性
のある状態に仕上がつてしまう。このため、印刷
されるダンボールシートや新聞用紙から生じる塵
芥が刷版のベース部23に付着した侭、取れなく
なる問題がある。
問題を解決するための手段 本考案はマスキングフイルムに特別の工夫を施
し、前記問題を解決するものであつて、該マスキ
ングフイルムは紫外線の如く樹脂液を硬化させる
エネルギー線を素通りさせる透過性フイルム板上
にエネルギー線を一部遮断して通過させる半遮断
フイルムを剥離可能に設けている。
印刷する標章、模様等の合わせてマスキングフ
イルムの半遮断フイルムにマウント部形成用のパ
ターンを切抜き形成する。
エネルギー線はパターンを素通りするため、パ
ターンに対応する部分の樹脂が硬化してマウント
部を形成する。
パターンの外側部分は半遮断フイルムを通過し
た少量のエネルギー線が樹脂層に達するだけであ
るから樹脂層は薄く硬化してマウント部に連続す
るベース部を形成する。
他方、ネガフイルムパターンに対応して樹脂層
が硬化し前記マウント部に一体に繋がるレリーフ
部が形成される。
エネルギー線照射後、未硬化の液体樹脂をベー
スフイルムから除去して回収するとそれは再使用
可能である。
マスキングフイルムを被せて一度露光させるだ
けで、マウント部とベース部を同時に形成出来、
従来の様にマスキングフイルムを被せて一度露光
させ、次いでマスキングフイルムを外して再び露
光させ、マウント部とベース部を別工程で形成す
る方法に較べて、製作工程が簡素化され、製版の
能率化が画れる。
又、ベース部はマスキングフイルムの半遮断フ
イルムを通過した少量のエネルギー線によつて時
間を掛けて樹脂層を徐々に硬化させるため、ベー
ス部の表面は平坦且つ殆んど粘着性のない状態に
仕上り、従来の様にベース部に塵芥が付着する問
題は生じない。
実施例 実施例は前述の光硬化性樹脂を用いて前記第4
図に示す刷版1を作るマスキングフイルムについ
て説明するが、これに限定されることはなく、紫
外線以外のエネルギー線例えば遠赤外線、放射線
等によつて硬化する樹脂を用いての刷版製作用マ
スキングフイルムにも実施可能である。
第1図は刷版の製作に用いるネガフイルム3と
マスキングフイルム4を示している。
ネガフイルム3は前記標章9に対応する透光性
パターン31の他は斜線で示す如く完全遮光面と
なつている。
マスキングフイルム4は透明フイルム板42の
一方の面に遮光率80〜95%の半遮断フイルム43
を接着剤にて剥離可能に貼着したものである。
上記マスキングフイルム4の半遮断フイルム4
3には前記ネガフイルム3の透光性パターン31
に対応して該パターン31よりも稍大きな輪郭の
透光性マウント部用パターン44を切り抜いて形
成されている。
刷版製造工程 第1工程 第2図に示す如く透明台板5上にネガ
フイルム3を置き、ネガフイルム3の上に透明
フイルム6を被せる。更に透明フイルム6の外
周部に略長方形の枠体7を置き、枠体7内に光
硬化性液体樹脂を流し込み、透明フイルム6上
に光硬化性液体樹脂層2を形成する。
第2工程 光硬化性液体樹脂層2の上面に透明ベ
ースフイルム11を載せ、該フイルム11の上
に本考案に係るマスキングフイルム4を被せ
る。透明ベースフイルム11の下面には必要に
応じて予め光硬化性樹脂との接着性の良好な透
明接着剤(図示せず)を塗布しておく。
第3工程 第2図に示す如くマスキングフイルム
4の上方から第1光源51の光を当てる。上記
第1光源51による露光開始後、300〜400秒、
実施例では330秒経過後、第1光源からの照射
を続けた侭、第3図の如く透明台板5の下方か
ら第2光源52の光を400〜500秒、実施例では
450秒当てる。
従つてマスキングフイルム4側からは約780
秒露光することになる。
樹脂液層2の上部はマスキングフイルム4の
光が素通りするマウント部用パターン44に対
応する部分は厚く硬化してマウント部22を形
成し、該パターン44から外れた部分は半遮断
フイルム43によつて光が少量しか通過しない
ため、樹脂が薄く硬化するのみで、この薄く硬
化した部分がベース部23となる。
他方、樹脂層の下部はネガフイルム3のパタ
ーン31に対応する部分が硬化し、前記マウン
ト部22に連続するレリーフ部21となる。
上記の様にベース部23はマスキングフイル
ム4の半遮断フイルム43を通過した少量の光
によつて長時間掛けて硬化するため、ベース部
23表面は樹脂液の未硬化部分とは明確に区別
出来る様に固化し、該ベース部23の表面は平
坦且つ粘着性のない状態に仕上る。
第4工程 マスキングフイルム4、枠体7、透明
フイルム6を取り外し、未硬化の液体樹脂を回
収し刷版1が完成する。
尚、マスキングフイルム4の半遮光フイルム4
3の遮光率及び露光時間は形成すべき刷版の厚
み、光の強さによつて最適に決めれば可いのは勿
論である。
【図面の簡単な説明】
第1図はネガフイルム及びマスキングフイルム
の斜面図、第2図、第3図は刷版の製造工程図、
第4図は刷版をマウントフイルムに取り付けた状
態の斜面図、第5図は従来のマスキングフイルム
及びネガフイルムの斜面図、第6図、第7図、第
8図、第9図は従来方法の製造工程図である。 11……透明ベースフイルム、2……光硬化性
液体樹脂層、21……レリーフ部、22……マウ
ント部、4……マスキングフイルム、42……透
明フイルム、43……半遮断フイルム、45……
半遮断フイルム。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 エネルギー線の照射により樹脂液層の必要部
    分を硬化させて印刷用製版を製作するためのエ
    ネルギー線照射用のマスキングフイルムに於
    て、エネルギー線を素通させるフイルム板上に
    エネルギー線を一部遮断して通過させる半遮断
    フイルムを剥離可能に設けたことを特徴とする
    製版用マスキングフイルム。 半遮断フイルムの遮光率は80〜95%である実
    用新案登録請求の範囲第1項に記載の製版用マ
    スキングフイルム。 エネルギー線は紫外線であり、フイルム板は
    透明体である実用新案登録請求の範囲第1項又
    は第2項の何れかに記載の製版用マスキングフ
    イルム。
JP1984177915U 1984-11-21 1984-11-21 Expired JPS6318024Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984177915U JPS6318024Y2 (ja) 1984-11-21 1984-11-21

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984177915U JPS6318024Y2 (ja) 1984-11-21 1984-11-21

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6192945U JPS6192945U (ja) 1986-06-16
JPS6318024Y2 true JPS6318024Y2 (ja) 1988-05-20

Family

ID=30735485

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984177915U Expired JPS6318024Y2 (ja) 1984-11-21 1984-11-21

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6318024Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6192945U (ja) 1986-06-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4738886A (en) Resin printing plate and preparation thereof
US5259311A (en) Laser engraving of photopolymer printing plates
DE3565010D1 (en) Manufacture of diffraction gratings
JP2515521B2 (ja) 改良されたマスキング露光方法及びそれを用いた製版方法
JPH0327896B2 (ja)
US5972566A (en) Releasable photopolymer printing plate and method of forming same
JPS6318024Y2 (ja)
US4368245A (en) Method for making matt diffusion patterns
JP2988504B2 (ja) 光硬化性樹脂の製版方法
JPH0327895B2 (ja)
JPS6318023Y2 (ja)
ATE71011T1 (de) Verfahren zum herstellen einer scherplatte eines trockenrasiergeraetes.
JPS6318020Y2 (ja)
JP2580473B2 (ja) 印刷製版の製法
JPH08305006A (ja) 感光性樹脂版の製造方法
JPH0253780B2 (ja)
JPH0468618B2 (ja)
JPH11184097A (ja) 刷版の製法
JPH01270057A (ja) 刷版用ベース形成マスキングフィルムを使った刷版の製法
JPH0327894B2 (ja)
JP3183905B2 (ja) メタル印刷版の製造方法
JPH0389349A (ja) 凹凸画像の形成方法
JPH02116852A (ja) パターン形成方法
JPS61292602A (ja) 遮光板の製造方法
JPS6029939B2 (ja) 厚手ステンシルの製造方法