JP3165755B2 - 化粧板用賦形型の製造方法およびその方法に使用するマスクフィルム - Google Patents

化粧板用賦形型の製造方法およびその方法に使用するマスクフィルム

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、化粧板用賦形型の製造
方法およびその方法に使用するマスクフィルムに関し、
詳しくは、木材の木目や石材の地紋等の模様が人工的に
賦形され、かつ、紙や合成樹脂等の材料よりなる化粧板
のプレス工程において使用される賦形型の製造方法、お
よびその方法における露光工程で使用されるマスクフィ
ルムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえば木目模様を有する化粧板
の場合、木目を形成する導管の模様、すなわち凹状の無
数の線模様が一般に形成される。したがって、このよう
な化粧板を形成するための賦形型には木目(導管)に対応
した無数の凹状線模様が形成されることになる。従来、
このような賦形型を形成する方法として、図1に示した
ような天然の木材の木目(導管1)を写真フィルムに撮影
し、この写真フィルムを原版として、基板上に形成した
感光性樹脂膜に焼き付けを行い、その後ケミカルエッチ
ング手法を用いて導管に対応する部分を凸部として形成
する方法が知られている。
【0003】従来の製造方法は、このように、目的とす
る木目等の模様に対応して凹凸模様を形成するものであ
るが、従来方法によっては、写真階調のごとき階調のあ
る化粧板を作るための賦形型は実現不可能であった。
【0004】このような写真階調のごとき階調のある化
粧板を作るための賦形型は、化粧板に天然の導管とほぼ
同一の凹凸模様を賦形することがもっとも良い解決方法
であることは言うまでもない。すなわち、天然木材の導
管は図2,3に示されるように、浅い部分と深い部分と
を有しており、このような形状に対応した凸型を賦形型
に形成する必要があるのである。
【0005】図2,3について説明すれば、図2は天然
木材を示し、その木材表面に模式的に示した三角状の導
管1が無数に表れている。図においてA−B,C−Dは
各線分を含む平面で切断することを示している。この断
面状態を図3に示している。導管は樹体内の水分の通路
の働きをなすものであり、長いパイプ状のものである。
そして、切断された木材の表面には図2に示したような
導管切断端部が表れるのである。図3(I)では切断線A
−Bにおいては導管1が斜め方向に切断されている状態
が明らかである。また、(II)および(III)に示すよ
うに断面C−Dにおいては、導管1の上部あるいは上半
分程度が切断された状態が示されている。このように、
導管そのものは本来パイプ状のものであるため、木材表
面に表われる導管の切断部は周辺浅部1aとその中心側
の深部1bとで形成されているのである。そしてその深
さ変化は徐々に変化しているのである。
【0006】従来の賦形型製造方法において使用される
原版としての写真フィルムにはこのような導管の深さに
対応した階調は到底得られず、導管部全体がフィルムに
陰影部として撮影されるため(ポジフィルムの場合)、そ
のマスクフィルムを使用して製造した賦形型は必然的に
天然木材の導管の形状に正確には対応していなかったの
である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
解決しようとする技術的課題は、写真階調のごとき階調
のある化粧板を製作できる賦形型の製造方法、すなわ
ち、深い部分と浅い部分とで形成される天然導管にほぼ
正確に対応する凸版部を有する賦形型を製造する方法を
提供すると共に、その方法における製造方法の露光工程
において使用されるマスクフィルムを提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段・作用・効果】以下に、図
4〜17に従って、上記技術的課題を解決するための本
発明にかかる製造方法ならびにその方法に使用するマス
クフィルムについて詳細に説明する。
【0009】図4〜10は本発明にかかる化粧板用賦形
型の製造方法を図解している。この製造方法においては
本発明にかかるマスクフィルム2が使用される。図4に
従ってこのマスクフィルム2についてまず説明する。
【0010】このマスクフィルム2は、天然導管1の深
度の浅い部分から深い部分に対応して濃度が濃から淡に
変化する導管陰影部2aを有し、かつ導管陰影部2a以外
の地部2cがほぼ透明に形成されている。図4におい
て、符号2bの部分は導管陰影部2aの濃淡分布を示して
いる。すなわち、天然導管1の周辺浅部1aに対応する
部分(1a)の濃度は濃く、一方天然導管1の深部1bに対
応する中央部分(1b)は薄くなっている。
【0011】このマスクフィルムは、写真技術を利用し
て形成することも出来ようが、もっとも原始的方法とし
ては、導管の深部1bから周辺浅部1aに向かって濃度を
次第に濃くした手書き原稿をポジフィルムに撮影するこ
とにより作ることができる。
【0012】本発明方法においては、まず始めに上記マ
スクフィルム2を用いた露光工程が行なわれる。この露
光工程を図5に示している。図5に示されるように、マ
スクフィルム2を通して光硬化層3aに光Lを露光し
て、地部2cに対応する部分を十分光硬化させて周囲硬
化部3eを形成すると共に、導管陰影部2aに対応する部
分をその濃度に対応したプロフィールの深さで光硬化さ
せて周囲硬化部3eに囲まれた凸状硬化部3cを形成す
る。光硬化した部分を斜線で示している。図示の実施例
においては、カーボンティッシュ3が使用されている。
このカーボンティッシュ3自体は公知のものであって、
光硬化層3aとベース紙3bより形成されている。図5に
光Lの光線を矢印で示している。これより明らかなよう
に、マスクフィルム2の地部2cはほぼ透明であるから
光Lは光硬化層3aに対して十分深く浸透する一方、マ
スクフィルム2の導管陰影部2aの部分については、そ
の濃淡に応じた量だけ光Lが達する。すなわち導管陰影
部2aの周囲部分は濃い陰影となっているため光Lの透
過深さが小さく、一方導管陰影部2aの中心部分は濃度
が薄くなっているので周辺部分より深く光が達してい
る。したがって、凸状硬化部3cは天然導管1に対応す
る断面形状を呈している。なお、図において3dは光L
が達していない部分すなわち未硬化部を示している。
【0013】次いで、露光済のカーボンティッシュの光
硬化層3aを基板4、例えば銅板に貼りつけ、温湯にて
現像することにより未硬化部3dを除去しベース紙3b
を剥すことにより、基板4の表面にエッチング用の光硬
化膜を形成する。この状態を図6に示している。
【0014】図7は上記した第1エッチング工程を示し
ている。この工程では光硬化層3aの上から腐食液Qを
浸透させる。腐食液の浸透部分を点模様で示している。
そしてこれにより、基板4に、光硬化層3aの厚み形状
に対応したプロフィールの深さに、腐食液Qを浸透させ
て、金属基板4の上層を腐食すると共にその腐食部分を
除去する。すなわち、腐食液Qは光硬化層3aの中を上
から下に浸透していくわけであるが、その厚みの厚い部
分は浸透に時間がかかる一方その厚みが薄い部分はその
浸透時間が速いことになる。したがって、予め定められ
た時間が経過したとき、例えば図示のように腐食液Qが
周囲硬化部3eの底部付近に達したとき、このエッチン
グ工程を停止して腐食部分を洗浄すると、光硬化層3a
の形状とほぼ同一の形状が金属基板4に転写されること
になる。すなわち光硬化層3aの周囲硬化部3eに対応し
て金属基板4には周囲凸部4dが形成される。一方、光
硬化層3aの凸状硬化部3cと同形状の凸版部4cが形成
されることになる。このように形成された基板を図8に
示している。
【0015】上記第1エッチング工程において形成され
た金属基板4は、次いで第2エッチング工程が行なわれ
る。この第2エッチング工程を図9に示している。この
工程においては、第2エッチングを開始する前に、周囲
凸部4dに囲まれかつ、凸版部4cの上部に位置する空間
4g内に、腐食液Qが浸透しない非浸透性詰物5、例え
ばオフセットインキ、が充填される。このように詰物5
を充填した後に第2エッチングが開始される。そして、
この工程においては、金属基板4にその上方より腐食液
Qを浸透させて周囲凸部4dを腐食・除去して凸版部4c
より十分低い平坦部4hを形成する。このようにして形
成された化粧板用賦形型を図10に示している。上記し
た凸版部4cがいわゆる導管対応凸状部4eとして形成さ
れている。
【0016】このようにして形成された導管対応凸状部
4eは図3に図解した天然の導管の凹形状にきわめて近
似しており、従ってこの賦形型によりプレス工程で化粧
板にエンボス加工すれば天然導管に酷似した導管を形成
することが出来るのである。
【0017】ところで、上記製造方法の場合には、図1
1に示すように導管対応凸状部4eの下部4fが段状にな
る傾向がある。これは、上記製造方法における露光工程
において、凸状硬化部3cと周囲硬化部3eとの境目が完
全に分かれていないことに原因がある。このような問題
を解決するために第2の製造方法が提供される。
【0018】この第2の製造方法は基本的には第1の製
造方法と同一であるが、露光工程において用いられるマ
スクフィルムが改良されている。すなわちこの製造方法
においては、2枚のマスクフィルムすなわち第1の製造
方法において使用した第1マスクフィルム2と、今一つ
のマスクフィルム6とが重ね合わされて使用される。第
2マスクフィルムは、図12,13に示すように、天然
導管1の周囲輪郭部に相当する部分のみが濃い陰影で形
成された導管周囲輪郭陰影部6aを有している。この陰
影の濃度を6bで示している。この陰影部6a以外の地部
6dおよびその輪郭の内側部6cはいずれもほぼ透明に
形成されている。この第2方法は露光工程のみが第1の
製造方法と異なっているので、この工程を図14にした
がって説明する。
【0019】図14に示されるように、第1マスクフィ
ルム2と第2マスクフィルム6とを重ね合わせた状態で
光硬化層3aに光Lが露光される。この場合、各導管陰
影部2aと導管周囲輪郭陰影部6aとは一致せしめられて
いる。したがって、第1および第2のマスクフィルム全
体として導管陰影部の輪郭部分が非常に濃くなり、その
結果、露光した場合には、図14に示されるように、凸
状硬化部3cが周囲硬化部3eから完全に独立することに
なる。したがってこのようにして形成された光硬化性樹
脂を用いて第1および第2エッチングが行なわれてその
結果得られる賦形型は、図15に示すように導管対応凸
状部4eの足部4fに段部が生じないすっきりした形状に
なる。当然、この賦形型を用いて化粧板を形成すれば、
化粧板に形成される導管部の表面エッジ部は非常にきれ
いな形状となる。
【0020】ところで、図11に、導管対応凸状部4e
の下部4fが段状になる場合を示したが、場合によって
は、図16に示すように、これに加えて、導管対応凸状
部4eの頂部4iが平坦になる場合がある。これは、第2
エッチング工程において、エッチング時間が長くなった
場合、腐食液Qが詰物5にも次第に浸透して、詰物5の
薄い中央部分を中心として凸版部4cが腐食されるから
である。このような事態が発生する場合には、図17に
示した第3エッチング工程を実施することが好ましい。
第3エッチングでは図16の賦形型又は金属基板にその
上方より腐食液Qを吹き付けて浸透させる。そうすれ
ば、表面積の大きい凸版部4cの頂部角部4j及び段状下
部4fが早く腐食して凸版部4cが図17中実線で示した
形状に整形される。
【0021】
【実施例】以下に、本発明の好ましい実施例を示す。
【0022】(1)マスクフィルム2 マスクフィルム2の導管陰影部2aの濃度差すなわち階
調は、ハイライト部(明るい部分)で濃度(写真濃度の
透過濃度)0.6〜0.7、シャドウ部(暗い部分)で濃
度1.8〜2.0になるように設定する。この濃度差は、
より階調を出すためには上記値よりも大きくするのがよ
いが、導管陰影部のように狭い面積の部分で濃度差をさ
らに大きくすることは現実には困難である。
【0023】(2)露光工程 光源:水銀灯(4KW) 光源とカーボンティッシュとの間の距離:3〜4m 露光時間:4〜5分 ※一般のグラビア印刷版と異なり網目スクリーンは使用
しない。
【0024】(3)第1エッチング工程 腐食液は、一般のグラビア印刷版のエッチングに使用す
るものよりも濃度の高い39ボーメの塩化第2鉄溶液を
使用する。腐食液は、濃度が高い方がカーボンティッシ
ュ3への浸透性が弱く、腐食時間が長いという欠点はあ
るにしても、カーボンティッシュ3のプロフィールによ
り正確に対応した浸透深さが得られる。濃度の低い腐食
液を使用した場合には、得られるべき凸版部4cの頂部
が平坦となる欠点がある。
【0025】第1エッチングの終点は、多くの凸状硬化
部3cの中で最も高い部分の頂部下方における金属基板
4に浸透する浸透深さが10〜15ミクロン程度になっ
たときとする。この浸透深さは図9における空間4gの
最も浅いところに対応している。浸透深さがこれ以下で
あると、詰物5を空間4gに安定して保持し難く、つま
り詰物が空間4gを完全に埋めつくせない。一方、浸透
深さがこれ以上であると、エッチング時間が長くなりす
ぎ、その結果凸版部4cの頂部が平坦になる傾向があ
る。
【0026】前記濃度差を有するマスクフィルムを露光
工程で使用した場合は、図7において凸版部4cの頂部
上の浅い部分の浸透深さが10〜15ミクロンとすれ
ば、凸版部4cの両側の深い部分の浸透深さは40〜5
0ミクロンとなる。
【0027】(4)詰物 オフセットインキ(溶剤で希釈したもの)ないしは常温
硬化性の樹脂を使用する。常温硬化性の樹脂を使用する
のは腐食液の浸透を阻止するレジスト効果を高めるため
である。
【0028】詰物を行う方法は、常温硬化性の樹脂の溶
液を図9の金属基板4の上面全面に塗布し余分の樹脂を
スクイージーでかき取り、空間4gにのみ完全に樹脂を
詰める方法を採用する。その後24時間室温で放置して
樹脂を硬化させる。樹脂が完全に硬化した後に周囲凸部
4dのフラット面に付着している樹脂を砥石で研磨して
除去して、空間4g以外の部分に樹脂の付着がないよう
にする。
【0029】(5)第2エッチング工程 腐食液は第1エッチングと同様に39ボーメの濃い液を
使用してエッチングを行い、第1エッチングでエッチン
グされなかった空間4g以外の部分を除去する。第1エ
ッチングより遥かに広い面積をエッチングする必要があ
るため10分ぐらいの時間が必要である。
【0030】第1エッチングで形成された空間4g以外
の部分を完全に除去した後さらにエッチングを続行し
て、一番高い凸版部4cの頂部の高さが70〜80ミク
ロンになった時点でエッチングを停止する。
【0031】凸版部4cの高さが100ミクロン程度あ
る方がエンボス版としては好ましいのであるが、凸版部
4cの高さを高くするために長時間エッチングすると、
第1エッチングで形成された空間4gの一番浅い部分は
詰物によるレジスト膜の厚さが薄いのでエッチング液が
浸透するという事態が生じるため、山の頂部が平坦にな
り諧調が乏しくなってしまうという問題がある。
【0032】(6)詰物の除去 凸版部4cの頂部に残っている硬化性樹脂からなる詰物
を有機溶剤を使用してブラシにて拭き取り完全に除去す
る。
【0033】(7)第3エッチング 第3エッチングのエッチング時間は2〜3分間とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 導管模様を有する天然木材の表面を示す平面
図である。
【図2】 図1の天然木材の導管を模式的に示す図であ
る。
【図3】 図1,2の天然導管の断面を示す説明図であ
る。
【図4】 本発明にかかるマスクフィルムの側面図であ
る。
【図5】 本発明にかかる露光工程を示す断面図であ
る。
【図6】 本発明の製造方法において光硬化層と金属基
板とを積層した状態を示す断面図である。
【図7】 本発明における第1エッチング工程を示す図
である。
【図8】 上記第1エッチング工程及びその後の洗浄工
程の結果作られた基板を示す断面図である。
【図9】 本発明における第2エッチング工程を示す図
である。
【図10】 本発明の製造方法において形成された賦形
型を示す断面図である。
【図11】 図9の拡大断面図である。
【図12】 本発明の第2の製造方法において使用され
る第1および第2のマスクフィルムの平面図である。
【図13】 第2マスクフィルムの側面図である。
【図14】 本発明の第2製造方法における露光工程を
示す断面図である。
【図15】 本発明の第2製造方法によって作られた賦
形型の拡大断面図である。
【図16】 図9の他の拡大断面図である。
【図17】 本発明の製造方法における第3エッチング
工程を示す図である。
【符号の説明】
1 導管 1a 周辺浅部 1b 深部 2 マスクフィルム 2a 導管陰影部 2b 濃淡分布 2c 地部 3 カーボンティッ
シュ 3a 光硬化層 3b ベース紙 3c 凸状硬化部 3d 未硬化部 3e 周囲硬化部 4 金属基板 4c 凸版部 4d 周囲凸部 4e 導管対応凸状部 4f 下部 4g 空間 4h 平坦部 4i 頂部 4j 頂部角部 5 詰物 6 第2マスクフィ
ルム 6a 導管周囲輪郭陰影部 6b 濃淡分布 6c 内側部 6d 地部 L 光 Q 腐食液
フロントページの続き (72)発明者 小島 広起 東京都新宿区市谷加賀町1丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 朴井 俊治 東京都新宿区市谷加賀町1丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 青田 良明 東京都新宿区市谷加賀町1丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C23F 1/00 - 4/04 B29C 33/38 B44F 9/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天然導管(1)の深度の浅い部分から深い
    部分に対応して濃度が濃から淡に変化する導管陰影部
    (2a)を有しかつ導管陰影部(2a)以外の地部(2c)がほ
    ぼ透明である第1マスクフィルム(2)を通してカーボン
    ティッシュの光硬化層(3a)に露光して、地部(2c)に対
    応する部分を十分光硬化させて周囲硬化部(3e)を形成
    すると共に、導管陰影部(2a)に対応する部分をその濃
    度に対応したプロフィールの深さで光硬化させて周囲硬
    化部(3e)に囲まれた凸状硬化部(3c)を形成する露光工
    程と、 露光済の光硬化層(3a)を金属基板(4)に貼合せて
    温湯にて光硬化層(3a)の凸状硬化部(3c)に隣接する
    未硬化部(3d)を除去する現像工程と、 次いで、光硬化層(3a)の上から腐食液(Q)を浸透させ
    るとともに、その下方の金属基板(4)に光硬化層の厚み
    形状に対応したプロフィールの深さに腐食液(Q)を浸透
    させて金属基板(4)の上層を腐食・除去することによ
    り、光硬化層(3a)の凹凸形状に対応する凹凸形状を転
    写して、光硬化層(3a)の周囲硬化部(3e)に対応する
    周囲凸部(4d)と該周囲凸部(4d)に囲まれる凸版部(4
    c)とを形成する第1エッチング工程と、 次いで、第1エッチング工程で作られた金属基板(4)の
    周囲凸部(4d)に囲まれかつ凸版部(4c)上部に位置す
    る空間(4g)に非浸透性詰物(5)を充填した上で、金属
    基板(4)にその上方より腐食液(Q)を浸透させて周囲凸
    部(4d)を腐食・除去して凸版部(4c)より低い平坦部
    (4h)を形成する第2エッチング工程とを含むことを特
    徴とする化粧板用賦形型の製造方法。
  2. 【請求項2】 上記露光工程において、露光時に上記第
    1マスクフィルム(2)にさらに第2マスクフィルム(6)
    が重ねられ、第2マスクフィルム(6)は、上記導管陰影
    部(2a)の周囲輪郭部に相当する部分のみが濃い陰影で
    形成され、第1および第2マスクフィルムの各対応導管
    陰影部(2a)を一致させて露光することを特徴とする請
    求項1記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 第2エッチング工程で作られた賦形型に
    その上方より腐食液(Q)を浸透させて上記凸版部(4c)
    の頂部角部(4j)及び凸版部(4c)の段状下部(4f)を腐
    食・除去して凸版部(4c)を整形する第3エッチング工
    程をさらに含むことを特徴とする請求項1記載の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 天然導管(1)の深部の浅い部分から深い
    部分に対応して濃度が濃から淡に変化する導管陰影部
    (2a)を有し、かつ、導管陰影部(2a)以外の地部(2c)
    がほぼ透明であることを特徴とするマスクフィルム。
  5. 【請求項5】 天然導管(1)の周囲輪郭に相当する部分
    のみが濃い陰影で形成された導管周囲輪郭陰影部(6a)
    を有し、かつ、導管周囲輪郭陰影部(6a)以外の地部(2
    c)がほぼ透明であることを特徴とするマスクフィルム。
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