JPH0799688A - 多重伝送システム - Google Patents

多重伝送システム

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JPH0799688A
JPH0799688A JP5247094A JP24709493A JPH0799688A JP H0799688 A JPH0799688 A JP H0799688A JP 5247094 A JP5247094 A JP 5247094A JP 24709493 A JP24709493 A JP 24709493A JP H0799688 A JPH0799688 A JP H0799688A
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multiplex
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英司 一井
Mitsunori Katou
光規 加藤
Shigeki Itabashi
茂樹 板橋
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Furukawa Electric Co Ltd
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    • B60R2016/0322Temporary code for documents to be reclassified to G08C, H04L or H04Q

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 各ノードのサイクリック送信を可能にすると
ともに、I/Oノードの小型、低コスト化を図り、さら
にI/Oノードの故障検出を可能にする。 【構成】 共通の伝送路10を介して相互に接続された
多重伝送装置(カウルノード20、ドアノード30)間
でフレームを通信する多重伝送システムにおいて、カウ
ルノード20では、データ送信を行う際に、ベーシック
コントローラ22が、例えばフレーム内の少なくとも1
ビットデータを、少なくとも1フレーム毎にある周期で
反転させてサイクリック送信し、このフレームを受信し
たドアノード30では、I/Oコントローラ32が、こ
の1ビットデータの変化を出力回路33及び入力回路3
4を介してフィードバックし、外部(パワーシートスイ
ッチ35等)からの入力データを上記周期で伝送路にサ
イクリックに送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多重伝送化された自動
車の電気系統システムに用いられる多重伝送システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の多重伝送システムでは、
図14に示すように、例えば4つの多重伝送装置(以
下、「ノード」という。)11〜14が、ツイストペア
線等からなる伝送路10を介して接続されて、多重通信
ネットワークを構築していた。なお、図14では、ノー
ドの数を4つとしたが、この多重伝送システムでは、用
いられる自動車の電気系統システムの必要性に応じて、
伝送路に接続するノード数を任意に設定することが可能
である。
【0003】これらノードは、通信制御機能の実現方法
から大別すると、以下に述べる2つの種類に分けられ
る。すなわち、その1つは、多重通信制御機能を実現す
るために、ソフトウェアを必要とするノード(以下、
「ベーシックノード」という。)と、もう1つは、多重
通信制御機能を実現するために、ソフトウェアを必要と
しないノード(以下、「I/Oノード」という。)であ
る。
【0004】ベーシックノードは、マイクロコンピュー
タ(以下、「マイコン」という。)の制御機能によって
データ送信のタイミングを任意に設定可能であるため、
自発的にサイクリックなデータ送信を行うことも可能で
ある。自動車の電気系統システムでの上記ベーシックノ
ードの一例としては、メータ類の近隣に位置し、例えば
メータの機能を制御するインパネノードや、カウル位置
にあって、例えばタイマの機能と警報機能を制御するカ
ウルノードや、パワーシートのシート位置メモリ動作制
御を行うシートノード等のアプリケーション制御機能を
必要とするノードがある。
【0005】I/Oノードは、データの入出力制御機能
をハードウェアで実現し、またアプリケーション制御機
能が不要な場合には、マイコンが不要となり、ノードコ
ストを低減できるというメリットもある。しかし、その
反面、マイコンがないために、ベーシックノードのよう
にデータ送信のタイミングを任意に設定できないので、
自発的なサイクリック送信を行うことができず、入力信
号が変化したとき等にデータを伝送路に送出していた。
自動車の電気系統システムでの上記I/Oノードの一例
としては、ドアに配置されている補機に関連する信号の
送受信を行うドアノード等の、アプリケーション制御機
能を必要としないノードがある。
【0006】次に、図15において、ベーシックノード
とI/Oノードの内部構成について説明する。なお、ベ
ーシックノードの内部構成は、各ノードともほぼ同様で
あるので、代表してカウルノードについて説明する。ま
た、I/Oノードの内部構成に関しては、代表してドア
ノードについて説明する。図15において、カウルノー
ド20は、バスインターフェース回路(以下、「バスI
/F回路」という。)21を介して伝送路10と接続さ
れ、多重通信制御機能を有する通信コントローラ(以
下、「ベーシックコントローラ」という。)22と、上
記ベーシックコントローラ22と接続されるとともに、
図示しない負荷等と接続される出力回路23と、上記ベ
ーシックコントローラ22と接続されるとともに、例え
ばキーレススイッチ25やウォッシャスイッチ26等の
スイッチと接続される入力回路24とを有している。ベ
ーシックコントローラ22は、通信制御プログラムとそ
れ以外のアプリケーション制御プログラムを実行するマ
イコン22aと、他のノードとの間でデータフレームの
通信制御を行う通信制御回路22bとを有している。従
って、マイコン22a内の通信制御プログラムと通信制
御回路22bとによって、多重通信機能が実現され、通
信用のデータブロックであるフレームの送受信が行われ
る。
【0007】なお、上記フレームのフォーマットは、所
定の通信プロトコルにより定められている。フレーム
は、図16に示すように、フレームの始まりを示すSO
F(Start Of Frame)、フレームの優先度を示すPRI
(Priority)、フレームのタイプを示すTYPE、フレ
ーム中のデータ領域の内容を識別するための識別子I
D、データ領域のDATA、Cyclic Redundancy Check
等によるエラーチェックコードCRC、受信応答信号で
あるACK信号の返送領域であるACK領域と、フレー
ムの終了を示すEOF(End Of Frame)とから構成され
ている。
【0008】ここで、データの伝送誤りに対する耐フェ
ール性対策の1つとしてデータのサイクリック送信があ
り、これにより万一極めて小さい確率で伝送誤りが生じ
ても次に送られてくるフレームによって、正しい状態に
戻されるため、従来と同等以上の耐フェール性が実現さ
れる。必要に応じ、カウルノード20では、このサイク
リック送信も、マイコン22aの制御機能によって実現
が可能である。このサイクリック送信されるフレーム内
のデータ領域には、例えばドアノード宛のフレームで
は、ドアノードの駆動補機であるドアロックモータ37
の駆動信号のデータ等が割り当てられている。
【0009】ドアノード30は、バスI/F回路31を
介して伝送路10と接続され、通信制御機能を有する通
信コントローラ(以下、「I/Oコントローラ」とい
う。)32と、上記I/Oコントローラ32と接続され
るとともに、図示しない負荷等と接続される出力回路3
3と、上記I/Oコントローラ32と接続されるととも
に、例えばドア内に設定されたパワーシートスイッチ3
5等のスイッチと接続される入力回路34とを有してい
る。I/Oコントローラ32は、ソフトウェアを必要と
せずに入出力制御を行う入力制御回路32a及び出力制
御回路32bと、ソフトウェアを必要とせずに他のノー
ドとの間でフレームの通信制御を行う通信制御回路32
cとを有している。従って、ベーシックノードのように
マイコンと通信制御回路を組み合わせる必要がなく、マ
イコンなしに入出力制御機能と多重通信制御機能の実現
が可能な通信コントローラである。
【0010】ドアノード30では、I/Oコントローラ
32は、入力回路34を介して入力するパワーシートス
イッチ35等からのスイッチ信号により、上記I/Oコ
ントローラ32の入力ポート論理が変化した時等に、上
記スイッチ信号のデータ等をフレーム内のデータ領域に
割り当てて伝送路10に送出する。ところで、I/Oノ
ードは、マイコンを有さないため、上述した構成ではベ
ーシックノードのように自発的にサイクリック送信を行
うことができない。そこで、従来のI/Oノードでは、
図15に示すように、発振回路36を入力回路34に接
続させて、周期的なパルス信号を入力回路34に入力さ
せて、入力回路34に入力する入力信号を周期的に変化
させることにより、I/Oコントローラ32でフレーム
送信を行っていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記多重伝
送システムでは、I/Oノードがサイクリックにデータ
送信を行えるように、発振回路を備えているので、その
分のスペースが必要となり、ノードの大型化及びコスト
アップが生じるという問題点があった。また、I/Oノ
ードは、マイコンを有さないため、送受信回路等が故障
しても、その故障検出ができないという問題点があっ
た。
【0012】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、I/Oノードのサイクリック送信を可能にするとと
もに、I/Oノードの小型、低コスト化を図り、さらに
I/Oノードの故障を検出することができる多重伝送シ
ステムを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、共通の伝送路を介して相互に接続され
た多重伝送装置間でデータをフレーム構成で通信する多
重伝送システムにおいて、前記多重伝送装置のうちの少
なくとも1つの第1多重伝送装置であるベーシックノー
ドは、データをフレーム構成で多重通信する第1通信制
御手段であるベーシックコントローラを有し、ベーシッ
クコントローラは、該フレーム内の所定ビットデータを
変化させてフレームをサイクリックに送信し、前記多重
伝送装置のうちの少なくとも1つの第2多重伝送装置で
あるI/Oノードは、入力データの変化に応じてフレー
ムを送信する第2通信制御手段であるI/Oコントロー
ラを有し、I/Oコントローラは、ベーシックノードか
らのフレームを受信すると、前記所定ビットデータの変
化に応じてフレームをサイクリックに送信する多重伝送
システムが提供させる。また、ベーシックノードでは、
I/Oノードから返送されるフレームを監視し、フレー
ム内の所定ビットデータが所定値であるかどうか検出し
て、I/Oノードの故障を検出する。
【0014】
【作用】ベーシックノードでは、フレームのサイクリッ
ク送信を行うが、その際例えばフレーム内の少なくとも
1ビットデータを、少なくとも1フレーム毎に周期的に
反転させて送信する。このフレームを受信したI/Oノ
ードでは、周期的に反転するビットデータがI/Oコン
トローラの出力ポートから出力され、更に入力ポートを
介してI/Oコントローラに入力されるため、周期的に
反転するビットデータの変化に応じてI/Oコントロー
ラへの入力データが上記周期で伝送路にサイクリックに
送出される。
【0015】従って、I/Oノードでは、データをサイ
クリックに送信するための発振回路が不必要となる。ま
た、I/Oノードでは、入力ポートの値をフレーム内の
データとして送信するため、ベーシックノードからの周
期的に反転するビットデータに対応してフレーム内のデ
ータの一部を反転させてフレーム送信する。
【0016】このため、ベーシックノードでは、I/O
ノードからの送信周期、送信データを監視することで、
I/Oノードの故障を検出することが可能となる。
【0017】
【実施例】本発明の実施例を図1乃至図13の図面に基
づき説明する。 (第1実施例)図1は、本発明に係る多重伝送システム
の構成を示す構成図である。なお、以下に示す図では、
図15と同様に、ベーシックノードの代表例としてカウ
ルノードを、I/Oノードの代表例としてドアノードを
示し、上記図15と同様の構成部分については、説明の
都合上、同一符号とする。
【0018】図1において、カウルノード20は、従来
例と同様のバスI/F回路21と、ベーシックコントロ
ーラ22と、出力回路23と、入力回路24とを有して
いる。上記カウルノード20では、例えばドアノードの
駆動補機であるドアロックモータの駆動信号データ等を
含むフレームを、伝送路10を介してドアノード30宛
にサイクリックに送信する。この場合、ベーシックコン
トローラ22は、図2に示すフレームのフォーマットの
ように、データ領域内の少なくとも1ビット、この例で
は、例えばある1ビットをドアノード30への送信要求
用信号として、上記ビット(以下、「送信要求用ビッ
ト」という。)を少なくとも1フレーム、この実施例で
は、例えば1フレーム毎に周期的に変化(反転)させ
る。また、フレームのTYPEに当該フレームの種類を
指定してデータ領域が有効なフレームであることを示
し、さらにIDに送信先である、例えばI/Oノードの
ドアノード30を指定して、上記フレームを伝送路10
にサイクリック送信する。
【0019】ここで、例えばサイクリック送信の周期が
50msecで、1フレーム毎に送信要求用ビットを変
化させる場合には、現時点(現時点を0msecとす
る。)で送信しているフレーム内の送信要求用ビット
と、現時点から100msec及び200msec後に
送信するフレーム内の送信要求用ビットは、bit
“1”となり、現時点から50msec、150mse
c及び250msec後に送信するフレーム内の送信要
求用ビットは、bit“0”となる。この時、後述の様
にサイクリック送信の要求先であるドアノードからは、
50msec周期でサイクリック送信が行われる。
【0020】また、サイクリック送信の要求先ノードか
らの送信周期が、上述の実施例より長周期で構わない場
合には、例えば2フレーム周期か、3フレーム周期、或
いはそれ以上の周期で、送信するフレーム内の送信要求
用ビットを変化させることでの対応も可能である。これ
らフレームの送信方法は、ベーシックノード(実施例で
はカウルノード20)内のマイコン部分のソフトウェア
により制御される。
【0021】ドアノード30は、従来例と同様のバスI
/F回路31と、I/Oコントローラ32と、出力回路
33と、入力回路34とを有している。上記出力回路3
3の所定の出力端子と、入力回路34の所定の入力端子
とは、対になって接続されている。すなわち、本実施例
では、受信したフレーム内の送信要求用ビットは、1ビ
ットなので、そのビットが出力される出力回路33の一
本の出力端子と、入力回路34の一本の入力端子を1対
で接続させる。また、図4の様に送信要求用ビットが複
数ビット(実施例では、送信要求用ビット1,2)の場
合にはシステムの冗長性を高める事が可能となり、その
ビット数に対応させて、出力回路33の出力端子と、入
力回路34の入力端子を複数対で接続させる。ここで、
図3の様に、複数の送信要求用ビット1,2に対応した
出力回路33の出力端子を、いずれかの入力ビットデー
タの変化を検出した場合に出力を生ずる回路例えば、論
理和演算回路38に入力し、その出力信号を入力回路3
4の一本の入力端子に接続させる事で、I/Oノードの
入力ポートを節約でき、入力ポートの有効利用が可能と
なる。
【0022】上記ドアノード30において、I/Oコン
トローラ32では、受信したフレームのデータ領域内の
あるビット(送信要求用ビット)の論理に対応して、出
力回路33に接続される出力制御回路32bの出力端子
の状態(論理)が変化するものとし、さらに上記送信要
求用ビットの論理に対応して、入力回路34に接続され
る入力制御回路32aの入力端子の状態(論理)が変化
するものとする。
【0023】出力回路33は、送信要求用ビットに対応
した変化を出力端子を介して入力回路34に出力し、入
力回路34は、上記送信要求用ビットに対応した変化
を、入力制御回路32aの入力端子に出力する。なお、
本実施例では、送信要求用ビットに対応して、出力回路
の出力端子と入力回路の入力端子を接続させたが、本発
明はこれに限らず、上記送信要求用ビットに対応した出
力制御回路32bの出力端子と、入力制御回路32aの
入力端子とを接続させて、上記送信要求用ビットに対応
した論理変化を、出力制御回路32bから直接入力制御
回路32aに入力させることも可能である。
【0024】次に、図1に示した各ノード間でのサイク
リック送信の動作について説明する。まず、ベーシック
ノードであるカウルノード20は、I/Oノードである
ドアノード30宛に、送信すべきデータを含み、そのデ
ータ領域がドアノード30にとって有効なフレームを伝
送路10にサイクリックに送信する。
【0025】上記カウルノード20から送信先に指定さ
れたドアノード30では、I/Oコントローラ32の通
信制御回路32cが上記フレームを受信すると、必要に
応じて送信要求用ビットの論理に対応したデータを含む
データ領域内のデータを、出力制御回路32bを介して
出力回路33に出力する。出力回路33は、入力したデ
ータのうち、送信要求用ビットに対応したデータを出力
端子を介して入力回路34に出力するとともに、それ以
外のデータを図示しない負荷等に出力する。
【0026】入力回路34は、上記送信要求用ビットに
対応したデータと、接続されたパワーシートスイッチ3
5等から入力するスイッチ信号とを、入力制御回路32
aに出力する。すなわち、上記送信要求用ビットに対応
したデータは、I/Oコントローラ32から必要に応じ
て出力回路33及び入力回路34を経由して、再び上記
I/Oコントローラ32にフィードバックされる。上記
送信要求用ビットは、例えば1フレーム毎に変化してお
り、送信要求用ビットが変化した時には、I/Oコント
ローラ32は、入力データが変化したものと判断するの
で、その変化に応じて、通信制御回路32cは、送信要
求用ビットの変化と同一周期で、作成したフレームを伝
送路10にサイクリックに送信する。なお、上記送信さ
れるフレームには、例えばパワーシートスイッチ35等
からの入力データが含まれている。
【0027】従って、本実施例では、ベーシックノード
からデータの一部を変化させてI/Oノードにサイクリ
ック送信し、I/Oノードではこの一部データを、入力
データとしてI/Oコントローラにフィードバックさせ
るので、I/Oノードは、従来備えていた発振回路を使
用しなくても、入力データのサイクリック送信を実現す
ることが可能となり、I/Oノードの小型、低コスト化
が図られる。
【0028】また、本実施例では、I/OノードのI/
Oコントローラの機能としては、一般的な多重通信制御
機能と入出力制御機能のみにもかかわらず、入力データ
のサイクリック送信が可能なので、上記I/Oコントロ
ーラ自体も構造が複雑にならず、小型、低コスト化が図
られる。さらに、本実施例では、ベーシックノードから
I/Oノードへ送信すべきデータを含むフレーム、すな
わちI/Oノードにとって有効なフレームを活用して、
I/Oノードのサイクリック送信が行えるので、伝送路
上のトラフィックをベーシックノードからI/Oノード
へのサイクリック送信要求のためだけに増やすことがな
く、信号の伝送遅延時間の増加を防止できる。 (第2実施例)なお、上記実施例の他に本発明では、必
要に応じて、送信要求用ビットの送信元のベーシックノ
ード側で、サイクリック送信要求先のI/Oノードから
のフレームの受信時間間隔をカウントすることで、I/
Oノードの故障監視を行うことができる。
【0029】例えば、図1のシステム構成図におけるカ
ウルノード20のベーシックコントローラ内のマイコン
のソフトウェアにて、図5に示すフローチャートを実行
することにより、カウルノード20がドアノード30の
故障監視を行うことができる。すなわち、カウルノード
20は、ドアノード30からのフレーム受信時間間隔t
d のカウントを行い(ステップ101)、上記間隔td
が、カウルノード20からドアノード30への送信要求
ビットをサイクリックに変化させる時間Tc と、伝送路
10のトラフィック増加時等により発生する遅延時間を
考慮して予め決定された所定時間Tとを加えた時間(T
c +T)より長いかどうか判断する(ステップ10
2)。
【0030】ここで、カウルノード20は、フレーム受
信時間間隔td が時間(Tc +T)より短い場合には、
ステップ101に戻って、次のフレーム受信時間間隔t
d のカウントを行い、また上記間隔td が時間(Tc
T)より長い場合には、ドアノード30が故障と判断し
ている(ステップ103)。なお、この場合には、ドア
ノード30からのフレーム受信時間間隔をカウントする
代わりに、例えばカウルノード20から送信し、ドアノ
ード30経由でフィードバックして戻ってくる、カウル
ノード20からの送信要求用ビットに対応したデータの
ビット論理が反転する時間間隔をカウントしてもかまわ
ない。このように、監視が可能と考えられる故障には、
例えば受信回路の故障により出力回路がデータを出力で
きない場合、送信回路の故障により入力端子の状態が変
化しても送信できない場合等がある。
【0031】また、I/Oノードが数種類のフレームを
受信する場合、受信回路の故障により特定のタイプのフ
レームだけ受信できない場合も考えられるが、その場合
は、I/Oノードが受信するタイプのフレーム全てに関
して、上記実施例に述べた動作を実施することで、受信
できないフレームの種類を検出することも可能となる。
【0032】また、もちろん上記故障監視手段は、ハー
ドウェアで実現してもかまわない。ドアノード30の故
障が検出された場合には、例えば、故障を知らせるワー
ニングの発生や、不都合にならない挙動をとるような代
替動作への移行も可能となる。 (第3実施例)また、送信要求用ビットの送信元以外の
ノードで、前記送信要求用ビットデータの変化時間を確
認する確認手段として、該変化時間間隔のカウント機能
もしくは予め決められた該変化時間間隔の記憶機能等を
備えていれば、送信元ノードと同様にI/Oノードのサ
イクリック送信時間間隔をカウントする事によって、I
/Oノードの故障監視を行うことができる。
【0033】例えば、図6のシステム構成図では、図1
の構成に加え、ベーシックノードとしてシートノード4
0が追加されている。シートノード40には、シートノ
ードの駆動補機であるシートポジション移動用のモータ
46や、シート位置検出用のセンサ45等が接続されて
いる。ここで、シートノード40のベーシックコントロ
ーラ内のマイコンのソフトウェアにて、図7に示すフロ
ーチャートを実行することにより、シートノード40が
ドアノード30の故障監視を行うことができる。
【0034】すなわち、シートノード40は、カウルノ
ード20からドアノード30への送信要求用ビットが変
化する時間間隔tc のカウントと(ステップ201)、
ドアノード30からのフレーム受信時間間隔td のカウ
ントを行う(ステップ202)。そして、シートノード
40は、上記間隔td が、上記時間間隔tc と、伝送路
10のトラフィック増加等により発生する遅延時間を考
慮して予め決定された所定時間Tとを加えた時間(tc
+T)より長いかどうか判断する(ステップ203)。
【0035】ここで、シートノード40は、フレーム受
信時間間隔td が時間(tc +T)より短い場合には、
ステップ201,202に戻って、次の送信要求ビット
が変化する時間間隔tc とフレーム受信時間間隔td
カウントを行い、また上記間隔td が時間(tc +T)
より長い場合には、ドアノード30が故障と判断してい
る(ステップ204)。
【0036】なお、この場合には、送信要求用ビットデ
ータの変化時間を確認する確認手段として、カウルノー
ド20からドアノード30への送信要求用ビットが変化
する時間間隔tc をカウントする代わりに、シートノー
ドのベーシックコントローラ内のマイコンに記憶され
た、予め決められた該送信要求用ビットデータの変化時
間間隔を用いてもかまわない。
【0037】更に、ドアノードからのフレーム受信時間
間隔をカウントする代わりに、カウルノードから送信
し、ドアノード経由でフィードバックして戻ってくる、
カウルノードからの送信要求用ビットに対応したデータ
のビット論理が反転する時間間隔をカウントしてもかま
わない。また、もちろん上記の故障監視手段は、ハード
ウェアで実現してもかまわない。 (第4実施例)I/Oノードは、入力データの変化に応
じてフレームを送信するが、その送信フレームの中で予
め特定ビットデータの値を定めておき、ベーシックノー
ドは、その特定ビットデータを監視し、I/Oノードが
そのビットデータを異なる値でフレーム送信したときに
故障と判断することも可能である。
【0038】第1実施例において、I/Oノードの送信
フレームの構成は、例えば図4に示すものがあるが、例
えば図8に示すように、送信要求用ビットとして、デー
タ領域の一部のDATAの各ビットDi1〜Di8を、図9
に示すような入力回路の入力端子P0 〜Pn のうちの所
定の入力端子Pi1〜Pi8からの入力データDi1〜Di8
各々に対応させるものも考えられる。また、例えば図1
0に示すように、出力回路の出力端子P0 〜Pn のうち
の所定の出力端子Po1〜Po8は、例えば図11に示すよ
うに、I/Oノードの受信フレームにおけるデータ領域
の一部のDATAの各ビットDo1〜Do8の各々に対応さ
せ、出力データDo1〜Do8を出力するものが考えられ
る。
【0039】この場合、ベーシックノードでは、送信要
求用ビットDi1〜Di8を、例えば“0”、“1”、…と
変化させたフレームを受信する毎に、I/Oノードの送
信要求用ビットに対応した出力回路の出力端子は、
“0”、“1”、…と同じように変化することになる。
I/Oノードでは、この出力データを入力回路の入力端
子に入力することにより、送信フレームのDATAの一
部を、“0”、“1”、…と変化させながらフレーム送
信することになる。
【0040】ベーシックノードは、作成した送信フレー
ムの送信要求用ビットの論理値を、マイコン内の記憶装
置に記憶しておき、I/Oノードが返送するフレームの
DATAの送信要求用ビットに対応するビットを監視
し、上記記憶している送信要求用ビットの論理値と、I
/Oノードからの送信フレームの送信要求用ビットの論
理値を比較して、比較結果が所定関係、例えば同じ論理
になっているかどうか判断し、同じ論理でない場合に
は、上記I/Oノードの異常又は故障を検出する。
【0041】なお、上記送信要求用ビットは、単数でも
複数でもかまわない。また、ベーシックノードは、送信
要求用ビットだけでなく、他の複数のビットを記憶して
おき、I/Oノードの送信フレームと比較することも可
能である。また、I/Oノードは、所定回数の再送信機
能(同じフレームを所定回数送信する機能)を持つもの
も考えられるため、その再送信のフレームも考慮してI
/Oノードの故障を検出する場合もある。
【0042】このような場合、故障検出は、送信要求用
ビットを含んだフレームを送信するベーシックノードが
行う必要性はない。この場合には、例えば予め送信要求
用ビットを含んだフレームの種類をTYPE又はID等
で区別し、他のノードが識別できるようにすれば良い。
これにより、第3のノードは、受信したベーシックノー
ドの送信フレーム中の送信要求用ビットを記憶し、上記
送信要求用ビットを、その後、受信したI/Oノードの
送信フレームのDATAの送信要求用ビットの論理値と
比較して、所定関係となっているかどうか判断すること
によって、I/Oノードの異常又は故障を検出すること
が可能になる。
【0043】また、第2実施例で示したように、I/O
ノードが数種類のフレームを受信する場合には、各フレ
ーム毎に送信要求ビットを設けても良いが、例えばI/
Oノードが、2種類のフレームA,Bを受信する場合に
は、以下の図12に示すように設定することも可能であ
る。すなわち、この場合には、フレームAでは送信要求
ビットの論理を“0”に、フレームBでは送信要求ビッ
トの論理を“1”にし、これらフレームをそれぞれ交互
に送信するように設定する。そしてI/Oノードから
は、上記フレームA,Bに対応して、DATAの送信要
求用ビットの論理値が“0”と“1”のフレームを交互
に送信するように設定する。これにより、本実施例で
は、各送信フレーム中の送信要求ビットは、1つ設けれ
ば良いことになる。 (第5実施例)I/Oコントローラには、自ノードに必
要な受信すべきフレームだけを受信し、出力回路にデー
タを出力する、いわゆるフィルタリング機能を備えたも
のが考えられる。このフィルタリングは、例えば図4に
示した構成のフレームに対して、TYPEやID等でフ
レームを区別して行うものがある。しかし、このフィル
タリング機能が故障すると、I/Oノードは、全てのフ
レームを受信することになり、誤ったデータを出力する
ことが考えられる。
【0044】そこで、本実施例では、上記実情を回避す
るために、ベーシックノードは、I/Oノードが上記フ
ィルタリング機能によって受信しない種類のフレームの
送信に際し、上記フレーム中の送信要求ビットを所定
値、例えば“0”等に固定しておく。また、ベーシック
ノードは、I/Oノードに必要な受信すべきフレームの
送信に際しては、上記フレーム中の送信要求ビットを、
例えば上記第4実施例に示すように“0”、“1”を交
互に送信するものとする。
【0045】次に、本実施例のフレームの送信動作を、
図13の説明図に基づき説明する。図13(a) に示すベ
ーシックノードは、I/Oノードに必要な受信すべきフ
レーム中の送信要求ビットを、交互に“0”、“1”に
設定してサイクリック送信する。また、図13(b) に示
すベーシックノードは、I/Oノードに必要ないフレー
ム中の送信要求ビットを、“0”に固定してサイクリッ
ク送信する。また、I/Oノードは、送信時に入力ポー
トの値を読み込んで送信フレームのデータを構成するた
め、受信したフレームのうち、最新の受信フレームの送
信要求ビットに対応した送信要求ビットのフレームを送
信することになる。
【0046】正常時のI/Oノードは、フィルタリング
機能によってフレームのTYPEやID等をチェックし
て、自ノードに必要な受信すべきフレーム、すなわち図
13(a) に示す送信フレームだけを受信し、出力回路に
データを出力し、上記図13(a) に示す送信フレームの
送信要求ビットに対応したビットが“0”、“1”のフ
レームを交互に返送する(図13(c) 参照)。
【0047】フィルタリング機能が故障した異常時のI
/Oノードは、全てのフレームを受信するので、受信し
たフレームのうち、最新の受信フレームの送信要求ビッ
トに対応した送信要求ビットのフレームを返送する。従
って、図13(d) に示すように、I/Oノードは、図1
3(b) に示すベーシックノードからの送信フレームの送
信要求ビットに対応した“0”のフレームを返送するこ
ととなり、正常時の送信フレームと比べると、偶数番目
のフレームの送信要求ビットが異なってくる。
【0048】このため、ベーシックノードは、図13
(a) に示す送信フレームの送信要求ビットの論理値と、
I/Oノードから返送されたフレームの送信要求ビット
の論理値とを比較し、両者が一致するかどうかによって
I/Oノードの故障を検出することができる。なお、図
13(b) に示したベーシックノードでは、送信要求ビッ
トの論理値を“0”に固定したが、例えば図13(e) に
示すように、図13(a) の送信フレームの送信要求ビッ
トの論理値と異なる論理値の送信要求ビットのフレーム
を送信することも可能である。この場合には、図13
(a) において、1フレーム送信後、次のフレームを送信
するまでの間に、図13(e) に示したベーシックノード
が、異なる論理値の送信要求ビットのフレームを、図1
3(a) のフレームと同じ周期で送信すれば、ベーシック
ノードは、1周期毎にI/Oノードの故障をチェックす
ることが可能になる。
【0049】また、図13(a) と(b) 又は(e) のフレー
ム送信は、同一のベーシックノードが行う必要はなく、
他の第3のノードで実施することも可能である。この場
合、第3のノードは、図13(a) のフレームを受信し、
それに応じて図13(b) 又は(e) のフレームをサイクリ
ック送信しても良いし、また予め定められた周期で上記
図13(b) 又は(e) のフレームをサイクリック送信して
も良い。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、共通
の伝送路を介して相互に接続された多重伝送装置間でデ
ータをフレーム構成で通信する多重伝送システムにおい
て、前記多重伝送装置のうちの少なくとも1つの第1の
多重伝送装置はデータをフレーム構成で多重通信する第
1の通信制御手段を有し、当該第1の通信制御手段は該
フレーム内の所定ビットデータを変化させてサイクリッ
クに送信し、前記多重伝送装置のうちの少なくとも1つ
の第2の多重伝送装置は入力データの変化に応じてフレ
ームを送信する第2の通信制御手段を有し、当該第2の
通信制御手段は前記第1の多重伝送装置からの前記フレ
ームを受信すると、前記所定ビットデータの変化に応じ
てフレームを送信するので、各ノードのサイクリック送
信を可能にするとともに、I/Oノードの小型、低コス
ト化を図ることができる。また、本発明では、第1の多
重伝送装置が第2の多重伝送装置から返送されるフレー
ムを監視し、フレーム内の所定ビットデータが所定値で
あるかどうか判断するので、第2の多重伝送装置の故障
を検出することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る多重伝送システムの構成の一実施
例を示す構成図である。
【図2】本発明に係る多重伝送システムに用いるフレー
ムのデータフォーマットの一例を示す図である。
【図3】本発明に係る多重伝送システムの構成の他の実
施例を示す構成図である。
【図4】本発明に係る多重伝送システムに用いるフレー
ムのデータフォーマットの他の例を示す図である。
【図5】図1に示したカウルノードによるドアノードの
故障監視動作を説明するためのフローチャートである。
【図6】本発明に係る多重伝送システムの構成の他の実
施例を示す構成図である。
【図7】図6に示したシートノードによるドアノードの
故障監視動作を説明するためのフローチャートである。
【図8】図4に示したフレームのDATAの他の例を示
す図である。
【図9】本発明に係るI/Oノードの入力回路の一例を
示す図である。
【図10】本発明に係るI/Oノードの出力回路の一例
を示す図である。
【図11】図4に示したフレームのDATAの他の例を
示す図である。
【図12】本発明に係るフレームの送信動作の一例を説
明するための図である。
【図13】本発明に係るフレームの送信動作の他の例を
説明するための図である。
【図14】多重伝送システムの概念を説明するための図
である。
【図15】従来の多重伝送システムの構成の一例を示す
構成図である。
【図16】従来の多重伝送システムに用いるフレームの
データフォーマットの一例を示す図である。
【符号の説明】
10 伝送路 11〜14 多重伝送装置(ノード) 20 カウルノード(ベーシックノード) 21,31 バスインターフェース回路(バスI/F回
路) 22 通信コントローラ(ベーシックコントローラ) 23,33 出力回路 24,34 入力回路 30 ドアノード(I/Oノード) 32 通信コントローラ(I/Oコントローラ) 40 シートノード(ベーシックノード)
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 12/40 12/42 H04Q 9/00 311 W 7170−5K (72)発明者 溝口 拓 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共通の伝送路を介して相互に接続された
    多重伝送装置間でデータをフレーム構成で通信する多重
    伝送システムにおいて、前記多重伝送装置のうちの少な
    くとも1つの第1の多重伝送装置はデータをフレーム構
    成で多重通信する第1の通信制御手段を有し、当該第1
    の通信制御手段は該フレーム内の所定ビットデータを変
    化させてサイクリックに送信し、前記多重伝送装置のう
    ちの少なくとも1つの第2の多重伝送装置は入力データ
    の変化に応じてフレームを送信する第2の通信制御手段
    を有し、当該第2の通信制御手段は前記第1の多重伝送
    装置からの前記フレームを受信すると、前記所定ビット
    データの変化に応じてフレームを送信することを特徴と
    する多重伝送システム。
  2. 【請求項2】 前記第1の通信制御手段はフレーム内の
    少なくとも1ビットデータを少なくとも1フレーム毎に
    反転させて送信することを特徴とする請求項1記載の多
    重伝送システム。
  3. 【請求項3】 前記第2の多重伝送装置は前記入力デー
    タを取り込む入力手段と、受信したフレーム内のデータ
    を出力する出力手段とを有し、該出力手段は前記フレー
    ム内の所定ビットデータの変化に対応した所定信号を、
    前記入力手段に出力し、該入力手段は所定信号を含む入
    力データを前記第2の通信制御手段に出力し、該第2の
    通信制御手段は入力データの変化に応じてフレームをサ
    イクリックに送信することを特徴とする請求項1記載の
    多重伝送システム。
  4. 【請求項4】 前記第1の通信制御手段はフレーム内の
    複数ビットデータを少なくとも1フレーム毎に反転させ
    て送信し、前記第2の多重伝送装置は前記入力データを
    取り込む入力手段と、受信したフレーム内のデータを出
    力する出力手段と、複数ビットの入力データのうち、い
    ずれかのビットデータの変化を検出した場合に出力信号
    を変化させる検出手段を有し、前記出力手段は受信した
    前記フレーム内の複数の所定ビットデータの変化に対応
    した所定信号を前記検出手段に出力し、該検出手段はい
    ずれかの入力ビットデータの変化の検出信号を前記入力
    手段に出力し、該入力手段は前記検出信号を含む入力デ
    ータを前記第2の通信制御手段に出力し、該第2の通信
    制御手段は入力データの変化に応じてフレームを送信す
    ることを特徴とする請求項1記載の多重伝送システム。
  5. 【請求項5】 前記第1の多重伝送装置は前記第2の多
    重伝送装置からのフレーム受信時間間隔をカウントし、
    該カウント結果が前記所定ビットデータを変化させる時
    間間隔に対し所定時間以上越える場合に、前記第2の多
    重伝送装置を故障と判断することを特徴とする請求項
    1,2,3又は4記載の多重伝送システム。
  6. 【請求項6】 前記多重伝送装置は、少なくとも1つの
    第3の多重伝送装置を含み、該第3の多重伝送装置は前
    記第1及び第2の多重伝送装置と相互に多重通信が可能
    な通信制御手段と、前記第1の多重伝送装置の前記所定
    ビットデータの変化時間を認識する認識手段と、前記第
    2の多重伝送装置からのフレーム送信時間間隔をカウン
    トするカウント手段と、該カウント結果が前記認識結果
    に対し所定時間以上越える場合に、前記第2の多重伝送
    装置を故障と判断する故障監視手段とを備えたことを特
    徴とする請求項1,2,3又は4記載の多重伝送システ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記第1の多重伝送装置は前記第2の多
    重伝送装置からの受信フレーム内の少なくとも1つのビ
    ットデータが所定値であるかどうか監視し、該監視結果
    に応じて前記第2の多重伝送装置の故障を判断する故障
    監視手段を備えたことを特徴とする請求項1,2,3又
    は4記載の多重伝送システム。
  8. 【請求項8】 前記第1の多重伝送装置はフレーム送信
    の際に変化させているフレーム内の所定ビットデータ
    と、当該フレームに対応して前記第2の多重伝送装置か
    ら送信されるフレーム内の特定の少なくとも1つのビッ
    トデータとを比較する比較手段と、該比較結果に応じて
    前記第2の多重伝送装置の故障を判断する故障監視手段
    とを備えたことを特徴とする請求項7記載の多重伝送シ
    ステム。
  9. 【請求項9】 前記多重伝送装置は、少なくとも1つの
    第3の多重伝送装置を含み、該第3の多重伝送装置は前
    記第1及び第2の多重伝送装置と相互に多重通信が可能
    な通信制御手段と、前記第1の多重伝送装置がフレーム
    送信の際に変化させているフレーム内の所定ビットデー
    タと、当該フレームに対応して前記第2の多重伝送装置
    から送信されるフレーム内の特定の少なくとも1つのビ
    ットデータとを比較する比較手段と、該比較結果に応じ
    て前記第2の多重伝送装置の故障を判断する故障監視手
    段とを備えたことを特徴とする請求項7記載の多重伝送
    システム。
  10. 【請求項10】 前記第2の多重伝送装置は、フレーム
    送信に際し、受信したフレームのうちで最新のフレーム
    内の所定ビットデータに対応した特定のビットデータを
    有するフレームを送信することを特徴とする請求項1,
    3又は4記載の多重伝送システム。
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