JP3077610B2 - 装置内監視制御方式 - Google Patents

装置内監視制御方式

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JP3077610B2
JP3077610B2 JP08323861A JP32386196A JP3077610B2 JP 3077610 B2 JP3077610 B2 JP 3077610B2 JP 08323861 A JP08323861 A JP 08323861A JP 32386196 A JP32386196 A JP 32386196A JP 3077610 B2 JP3077610 B2 JP 3077610B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシリアルバスにより
複数の監視制御対象部の情報を監視する装置内監視制御
方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の装置内監視制御方式は、例えば特
開平3−195224号公報に示されているように、上
位にある監視制御部は、下位にある監視制御対象部に対
して個別に要求を送り、それに対する応答を1対1に得
ることにより、監視制御対象部の状態を監視していた。
【0003】図10は上記のような従来の装置内監視制
御方式を示ずブロック図、図11は図10内のシリアル
バス終端部1211のブロック図、図12は図10の従
来の装置内監視制御方式における要求パケットのデータ
構造を示す図、図13は図10の従来の装置内監視制御
方式における応答パケットのデータ構造を示す図であ
る。
【0004】この従来の装置内監視制御方式は、監視制
御部1101と、シリアルバス終端部111、1211
〜1215と、監視制御対象部1201〜1205とか
ら構成される。
【0005】監視制御部1101は、監視制御対象部が
ある一定周期で集めた自己の装置内の各種の状態の情報
である警報の収集を要求する警報収集要求パケットを一
定の周期の警報収集周期で出力し、シリアルバス10の
正常な動作を監視するためのシリアルバス監視要求パケ
ットを一定の周期であるシリアルバス監視周期で送信す
る。
【0006】シリアルバス終端部1111は、監視制御
部1101から送信された要求パケットをシリアルバス
10に送信するとともに、シリアルバス終端部1211
〜1215から送信された監視制御部1101宛の応答
パケットを受信し、監視制御部1101に伝達する。
【0007】シリアルバス終端部1211〜1215
は、シリアルバス10に接続され、それぞれ装置内バス
20により監視制御対象部1201〜1205と1対1
で接続され、シリアルバス終端部1111から出力され
た要求パケットをシリアルバス10を介して受信し、受
信した要求パケットが当該シリアルバス終端部に接続さ
れた監視制御対象部宛の要求パケットの場合、その要求
パケットを当該監視制御対象部に伝達する。そして、監
視制御対象部1201〜1205から出力された応答パ
ケットを装置内バス20を介して入力し、シリアルバス
10に送信する。
【0008】監視制御対象部1201〜1205は、一
定周期の装置内監視周期で自己の装置内の各種の状態の
情報である警報を集め保持しておき、装置内バス20を
介して伝達された要求パケットが警報収集要求パケット
の場合、保持している警報を応答パケットとして装置内
バス20に出力し、装置内バス20を介して伝達された
要求パケットがシリアルバス監視要求パケットの場合、
そのシリアルバス監視要求パケットが示す要求に応じた
パケットを組み立てて応答パケットとして装置内バス2
0に出力する。
【0009】図10中のシリアルバス終端部1211の
ブロック図を図11に示す。
【0010】シリアルバス終端部1211は、受信制御
部1233と、受信回路1231と、ID検出回路12
32と、受信バッファ1234と、送信バッファ124
2と、送信制御部1243と、送信回路1241とで構
成されている。
【0011】受信制御部1233は、装置内バス20を
介して伝達された監視制御対象部1201の指示により
シリアルバス10に出力された要求パケットを取り込む
よう受信回路1231を制御する。
【0012】受信回路1231は、受信制御部1233
によって制御され、シリアルバス10に出力された要求
パケットをID検出回路1232に出力する。
【0013】ID検出回路1232は、受信回路123
1から出力された要求パケットに含まれている送信先の
IDが、接続されている監視制御対象部のIDと一致す
る場合、受信した要求パケットを受信バッファ1234
に出力する。
【0014】受信バッファ1234は、ID検出回路1
232から出力された要求パケットを格納し、装置バス
20を介して伝達された監視制御対象部の指示により格
納した要求パケットを装置内バス20に出力する。
【0015】送信バッファ1242は、監視制御対象部
1201から出力された応答パケットを装置内バス20
を介して入力し格納する。
【0016】送信制御部1243は、装置内バス20を
介して監視制御対象部1201から応答パケットの送信
指示を受信すると、送信回路1241に対し送信バッフ
ァ1242が格納している応答パケットをシリアルバス
10に出力するよう制御する。
【0017】送信回路1241は、送信制御部1243
によって制御され送信バッファ1242が格納している
応答パケットをシリアルバス10に出力する。
【0018】シリアルバス終端部1111、1211〜
1215はシリアルバス終端部1211とその構成及び
動作は同様なため説明は省略する。
【0019】次に、監視制御部1101が出力する要求
パケットのデータ構造を図12に示す。
【0020】要求パケットは、要求を示すヘッダ部13
01と、送信先のID1302と、送信元のID130
3と、要求の内容1304とで構成されている。
【0021】要求を示すヘッダ部1301は、当該パケ
ットが要求パケットであることを示す。
【0022】送信先のID1302は、当該要求パケッ
トを送信したい相手先のIDを示し、図10の従来の装
置内監視制御方式においては監視制御対象部1201〜
1205のうちのどれか1つを示す。
【0023】送信元のID1303は、当該要求パケッ
トを送信した装置のIDを示し、図10の従来の装置内
監視制御方式においては監視制御部1101のIDを示
す。
【0024】要求の内容1304は、当該要求パケット
の種類及び送信元から送信先への要求内容を格納する。
【0025】要求パケットには、シリアルバス10の正
常な動作を監視するためのシリアルバス監視要求パケッ
トや、監視制御対象部1201〜1205が保持してい
る各種の警報の収集を目的とした警報収集要求パケット
などがある。
【0026】次に、監視制御対象部1201〜1205
から監視制御対象部1101へ送信する応答パケットの
データ構造を図13に示す。
【0027】応答パケットは、応答を示すヘッダ部13
11と、送信先のID1312と、送信元のID131
3と、応答の内容1314とで構成されている。
【0028】応答を示すヘッダ部1311は、当該パケ
ットが応答パケットであることを示す。
【0029】送信先のID1312は、当該応答パケッ
トを送信したい相手先のIDを示し、図10の従来の装
置内監視制御方式においては監視制御部1101のID
を示す。
【0030】送信元のID1313は、応答パケットを
送信した装置のIDを示し、図10の従来の装置内監視
制御方式においては監視制御対象部1201〜1205
のうちのどれか1つを示す。
【0031】応答の内容1314は、受信した要求パケ
ットの要求内容1304に対応した応答内容をデータと
して格納する。警報収集要求に対する応答の場合、応答
内容1314には全ての警報の情報が単純なビットマッ
プにより組立てられ格納される。
【0032】次に従来の装置内監視制御方式の動作につ
いて図を参照して説明する。
【0033】図14は図10の従来の装置内監視制御方
式の通信処理を示す図、図15は図10中における監視
制御部1101の処理を示すフローチャート、図16は
図10中の監視制御対象部1201〜1205の処理を
示すフローチャートである。
【0034】監視制御部1101と監視制御対象部12
01〜1205との間には制御上の上下関係が存在し、
監視制御部1101を上位、監視制御対象部1201〜
1205を下位とみなし、上位からの要求に対して下位
が応答することにより情報を伝達する。要求と応答は1
対1に対応していて、この通信処理方法を図14に示
す。
【0035】図14では、監視制御部1101が監視制
御対象部1201に対し要求を送信すると、その要求を
受信した監視制御対象部1201は受信した要求に対す
る応答を監視制御部1101に出力する。そして、監視
制御部1101は、1つの監視制御対象部の監視が終了
すると、順次要求を出力して行く。この動作を繰り返す
ことにより全ての監視制御対象部1201〜1205を
監視する。
【0036】上記従来の装置内監視制御方式の異常処理
を含めた動作を、図15および図16を用いて説明す
る。
【0037】まず監視制御部1101の動作について図
15を用いて説明する。
【0038】監視制御部1101では時間管理を行って
おり、シリアルバス監視周期の時間になった場合(ステ
ップ1501)、全ての監視制御対象部1201〜12
05を収集対象とし(ステップ1511)、シリアルバ
ス監視要求パケットを組み立てる(ステップ151
2)。
【0039】そして、まだどの収集対象にも要求を送信
していないため(ステップ1531)、収集対象である
監視制御対象部1201〜1205のうちの1つを選択
して要求パケットを送信する(ステップ1532)。そ
して、応答パケットを受信するとその応答の内容131
4をチェックし(ステップ1533)、応答の内容13
14が正常な場合(ステップ1534)、応答の内容1
314を格納し(ステップ1541)、応答の内容13
14が異常な場合または一定時間が経過しタイムアウト
となった場合(ステップ1534)、再送回数が設定回
数を越えていなければ(ステップ1535)、収集対象
である当該監視制御対象部に再送要求を送信し(ステッ
プ1536)、再送回数が設定回数を越えていれば(ス
テップ1535)、収集対象である当該監視制御対象部
を異常と見なす(ステップ1551)。そして、監視制
御対象部1201〜1205のうち次の収集対象のID
を設定し(ステップ1561)、同様の動作を続ける
が、収集すべき全ての監視制御対象部1201〜120
5に対する収集が完了すると最初の状態に戻る(ステッ
プ1531)。
【0040】また、警報収集周期の時間になった場合
(ステップ1502)、収集対象により警報収集周期が
異なる場合現在の警報収集周期の時間において要求パケ
ットを出力すべき収集対象、例えばここでは監視制御対
象部201〜203、を抽出し(ステップ1502)、
警報収集要求パケットを組み立てる(ステップ152
2)。そして、この後はシリアルバス監視要求パケット
の送信・応答のチェック・応答の内容の格納と同様の処
理方法を行い最初の状態に戻る。
【0041】そして、次のシリアルバス監視周期または
警報収集周期となるまでその他の処理を行う(ステップ
1503)。
【0042】次にシリアルバス終端部1211〜121
5と監視制御対象部1201〜1205の動作について
図16を用いて説明する。
【0043】シリアルバス終端部1211〜1215
は、受信した要求パケットの送信先のID1302が当
該シリアルバス終端部に接続された監視制御対象部のI
Dである場合(ステップ1601)、再送要求かどうか
の判断を行い、再送要求である場合(ステップ161
1)、送信バッファ1242に格納されている情報を送
信する(ステップ1621)。受信した要求パケットが
警報収集要求パケットの場合(ステップ1612)、そ
の時に保持している警報を元に、受信した警報収集要求
パケットに対する応答パケットを組み立てる(ステップ
1631)。受信した要求パケットがシリアルバス監視
要求パケットの場合(ステップ1613)、シリアルバ
ス監視要求パケットに対する応答パケットを組み立てる
(ステップ1641)。ステップ1631またはステッ
プ1641によって組み立てられた応答パケットは、送
信バッファ1242に複写され(ステップ1614)、
シリアルバス10に送信される(ステップ1615)。
【0044】受信した要求パケットの送信先のID13
02が該当するIDと一致しない場合(ステップ160
1)、装置内監視周期の時間になると(ステップ160
2)、装置内監視を行い(ステップ1603)、次の警
報収集要求がなされるまで装置内監視の結果である警報
を格納する。
【0045】そして、送信先のID1302が該当する
IDと一致する要求パケットを受信するまで、または装
置内監視周期となるまでは(ステップ1602)、その
他の処理を行う(ステップ1604)。
【0046】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の装置内
監視制御方式では、下記のような問題点があった。 (1)要求と応答という対で制御されているため、特定
の要求に対する応答が得られない場合、タイムアウトと
再送を繰り返すため、次の要求を送信することができ
ず、処理を先に進めることができないため、システム全
体としての処理能力が低下する。 (2)各種の警報が単純なビットマップにて送信されて
いるため、警報が無い場合でもシリアルバスのトラフィ
ックが常時大きくなる。
【0047】本発明の目的は、異常応答が生じた場合の
システム全体の処理能力の低下を回避し、シリアルバス
のトラフィックを低減することのできる装置内監視制御
方式を提供することである。
【0048】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の装置内監視制御方式は、監視制御対象部が
保持している警報の収集要求や、シリアルバスの正常な
動作を確認するために監視制御対象部に対して行う要求
を伝達するための要求パケットを一定の周期で出力する
監視制御部と、前記監視制御部から送信された要求パケ
ットをシリアルバスに送信するとともに、前記シリアル
バスに接続された他の装置から前記シリアルバスを介し
て前記監視制御部に送信された応答パケットを受信し、
前記監視制御部に伝達する第1のシリアルバス終端部
と、前記シリアルバスに接続され、それぞれ装置内バス
により複数の前記監視制御対象部と1対1で接続され、
第1のシリアルバス終端部から出力された要求パケット
を前記シリアルバスを介して受信し、受信した要求パケ
ットが接続された前記監視制御対象部に送信された要求
パケットの場合、当該要求パケットを当該監視制御対象
部に伝達し、前記監視制御対象部が出力した応答パケッ
トを前記装置内バスを介して入力し前記シリアルバスに
送信する複数の第2のシリアルバス終端部と、一定周期
で自己の装置内の各種の状態である警報を集め保持する
とともに、前記装置内バスを介して伝達された要求パケ
ットが警報の収集を要求する要求パケットの場合、保持
している警報を応答パケットとして前記装置内バスに出
力する複数の監視制御対象部とから構成される装置内監
視制御方式において、前記要求パケットが、グループ化
された複数の監視制御対象部に対して、一度に応答を要
求することができるマルチキャストパケットであること
を特徴とする。
【0049】本発明の実施態様によれば、前記各監視制
御対象部が、装置内バスを介して伝達された監視制御対
象部の指示によりシリアルバスに出力されたマルチキャ
ストパケットを取り込むよう受信回路を制御する受信制
御部と、前記受信制御部によって制御され、シリアルバ
スに出力されたマルチキャストパケットを受信し、受信
したマルチキャストを出力する受信回路と、前記受信回
路から出力されたマルチキャストパケットに含まれてい
る送信先のグループのIDが、接続されている監視制御
対象部が属するグループのIDと一致する場合、入力し
たマルチキャストパケットを出力するID検出回路と、
前記受信回路を介して前記シリアルバスの使用状態を検
出し、その結果を出力するコリジョン防止回路と、前記
ID検出回路から出力されたマルチキャストパケットを
格納し、前記装置バスを介して伝達された前記監視制御
対象部の指示により格納したマルチキャストパケットを
前記装置内バスに出力する受信バッファと、前記監視制
御対象部から出力された応答パケットを前記装置内バス
を介して入力し格納する送信バッファと、前記装置内バ
スを介して監視制御対象部から応答パケットの送信指示
を受信すると、前記コリジョン防止回路の出力により前
記シリアルバスの使用状態を確認し、前記シリアルバス
が未使用状態のときに送信回路に対し前記応答パケット
を送信する制御を行い、応答パケットの送信後に前記シ
リアルバスの状態を再度確認し、前記シリアルバスが送
信された複数のパケットが衝突した状態であるコリジョ
ン状態であることを検出すると、前記送信回路に対し前
記応答パケットを任意の時間後に再送する制御を行う送
信制御部と、前記送信制御部によって制御され前記送信
バッファが格納している応答パケットを前記シリアルバ
スに出力する送信回路とから構成される。
【0050】本発明は、監視制御部から監視制御対象部
へ警報の収集を要求する際に、単一のマルチキャストパ
ケットで複数の応答を要求するようにしたものである。
【0051】したがって、シリアルバスのトラフィック
を軽減することができる。
【0052】また、本発明の他の実施態様によれば、装
置内監視制御方式において、前記マルチキャストパケッ
トが、前回の警報収集の結果を示す情報を有し、前記監
視制御対象部が、前記マルチキャストパケットを受信し
た際、前記情報が前回の警報収集の結果が正常なことを
示している場合、今回送信すべき警報のみを応答パケッ
トにより送信し、前記情報が前回の警報収集の結果が異
常なことを示している場合、前回送信した警報と今回送
信すべき警報との論理和を演算し、当該演算結果を応答
パケットにより送信することを特徴とする。
【0053】本発明は、監視制御部から監視制御対象部
へ送信するマルチキャストパケットに前回の警報収集の
結果を付加するようにしたものである。そのため、監視
制御対象部から送信された警報収集のための応答パケッ
トが何らかの原因で監視制御部に伝達されなかった場
合、監視制御対象部は次に送信されたマルチキャストパ
ケットから前回の警報収集の結果が監視制御部に伝達さ
れなかったことを認識することができ、前回送信した警
報と今回送信する予定の警報との論理和を演算し、その
結果を応答パケットにより送信するようにしたものであ
る。
【0054】したがって、監視制御部は応答パケットの
受信待ちを行ったがタイムアウトにより受信できずに応
答パケットの再送要求を送信するという動作を繰り返さ
ずにすみ、また警報の取りこぼしを防ぐことができる。
【0055】また、本発明の他の実施態様によれば、装
置内監視制御方式において、前記各監視制御対象部が、
前記警報を応答パケットにより送信する際に、前記警報
の有無のみの情報である縮退情報と、前記警報が有る場
合の当該警報の詳細情報とを応答パケットにより送信
し、前記監視制御部は、前記応答パケットを受信する
と、前記縮退情報により有ると示された警報のみの処理
を行うことを特徴とする。本発明は、監視制御対象部か
ら監視制御部へ応答パケットを送信する際に、応答パケ
ットを警報の有無のみの情報である縮退情報と警報の詳
細情報とを組み合わせた可変長パケットとして送信する
ようにしたものである。
【0056】したがって、監視制御対象部が警報を発出
していない正常時には、縮退情報のみが応答パケットに
より送信されるため、シリアルバスのトラフィックを軽
減することができる。
【0057】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して詳細に説明する。
【0058】(第1の実施形態)図1は本発明の第1の
実施形態の装置内監視制御方式を示すブロック図、図2
は図1中のシリアルバス終端部211のブロック図、図
5は図1の装置内監視制御方式の通信処理を示す図、図
3は図1の装置内監視制御方式におけるマルチキャスト
パケットのデータ構造を示す図、図4は図1の装置内監
視制御方式における応答パケットのデータ構造を示す図
である。
【0059】本実施形態の装置内監視制御方式は、監視
制御部101と、シリアルバス終端部11、211〜2
15と、監視制御対象部201〜205とから構成され
る。
【0060】本発明の装置内監視制御方式は、制御上の
上位装置として、監視制御部101と制御上の下位装置
として監視制御対象部201〜205を有しており、そ
れぞれがシリアルバス終端部111、211〜215を
有している。
【0061】監視制御部101は、監視制御対象部があ
る一定周期で集めた自己の装置内の各種の状態の情報で
ある警報の収集の要求と、シリアルバス10の正常な動
作を監視するための要求とを行うマルチキャストパケッ
トをある一定の周期で送信する。
【0062】シリアルバス終端部111は、監視制御部
101から送信されたマルチキャストパケットをシリア
ルバス10に送信するとともに、シリアルバス終端部2
11〜215から送信された監視制御部101宛の応答
パケットを受信し、監視制御部101に伝達する。
【0063】シリアルバス終端部211〜215は、シ
リアルバス10に接続され、それぞれ装置内バス20に
より監視制御対象部201〜205と1対1で接続さ
れ、シリアルバス終端部111から出力されたマルチキ
ャストパケットをシリアルバス10を介して受信し、受
信したマルチキャストパケットが当該シリアルバス終端
部に接続された監視制御対象部の属するグループ宛のマ
ルチキャストパケットの場合、そのマルチキャストパケ
ットを当該監視制御対象部に伝達する。そして、監視制
御対象部201〜205から出力された応答パケットを
装置内バス20を介して入力し、シリアルバス10に送
信する。
【0064】監視制御対象部201〜205は、一定の
周期である装置内監視周期で自己の装置内の各種の状態
の情報である警報を集め保持しておき、装置内バス20
を介して伝達されたマルチキャストパケットにおける前
回の警報収集の結果が正常な場合、保持している警報を
応答パケットとして装置内バス20に出力し、装置内バ
ス20を介して伝達されたマルチキャストパケットにお
ける前回の警報収集の結果が異常な場合、前回送信した
警報と保持している警報の論理和を演算し、その結果を
装置内バス20に出力する。
【0065】本実施形態では、監視制御対象部201〜
205をグループ1とグループ2に分けてそれぞれごと
に警報を収集する。グループ1には監視制御対象部20
1、202、203が属し、グループ2には監視制御対
象部204、205が属している。
【0066】図2は図1中のシリアルバス終端部211
のブロック図である。
【0067】シリアルバス終端部211は、受信制御部
233と、受信回路231と、ID検出回路232と、
コリジョン防止回路235と、受信バッファ234と、
送信バッファ242と、送信制御部243と、送信回路
241とで構成されている。
【0068】受信制御部233は、装置内バス20を介
して伝達された監視制御対象部201の指示によりシリ
アルバス10に出力されたマルチキャストパケットを取
り込むよう受信回路231を制御する。
【0069】受信回路231は、受信制御部233によ
って制御され、シリアルバス10に出力されたマルチキ
ャストパケットをID検出回路232に出力する。
【0070】ID検出回路232は、受信回路231か
ら出力されたマルチキャストパケットに含まれているマ
ルチキャスト先のグループのIDが、接続されている監
視制御対象部が属するグループのIDと一致する場合、
受信したマルチキャストパケットを受信バッファ234
に出力する。
【0071】コリジョン防止回路235は、受信回路2
31を介してシリアルバス10の使用状態を検出し、そ
の結果を送信制御部243に出力する。
【0072】受信バッファ234は、ID検出回路23
2から出力されたマルチキャストパケットを格納し、装
置バス20を介して伝達された監視制御対象部の指示に
より格納したマルチキャストパケットを装置内バス20
に出力する。
【0073】送信バッファ242は、監視制御対象部2
01から出力された応答パケットを装置内バス20を介
して入力し格納する。
【0074】送信制御部243は、送信回路241を制
御し、装置内バス20を介して監視制御対象部201か
らの応答パケットの送信指示を受信すると、コリジョン
防止回路235の出力によりシリアルバス10が使用状
態を確認し、シリアルバス10が未使用状態のときに送
信回路241に対し応答パケットを送信する制御を行
い、応答パケットの送信後にシリアルバス10の状態を
再度確認し、シリアルバス10が送信された複数のパケ
ットが衝突した状態であるコリジョン状態であることを
検出すると、送信回路241に対し応答パケットをラン
ダム時間後に再送する制御を行う。
【0075】送信回路241は、送信制御部243によ
って制御され送信バッファ242が格納している応答パ
ケットをシリアルバス10に出力する。
【0076】図3に図1の装置内監視制御方式における
マルチキャストパケットのデータ構造を示す。
【0077】また、本発明のマルチキャストパケット
は、マルチキャストを示すヘッダ部301、マルチキャ
スト先のグループ302、マルチキャスト元のID30
3、マルチキャストの内容304、応答結果を示すビッ
ト311、312、313で構成される。
【0078】マルチキャストを示すヘッダ部301は、
当該パケットがマルチキャストパケットであることを示
す。
【0079】マルチキャスト先のグループ302は、当
該マルチキャストパケットを送信する相手のマルチキャ
ストグループを示す。
【0080】マルチキャスト元のID303は、当該マ
ルチキャストパケットを送信した装置のIDを示す。
【0081】マルチキャストの内容304は、当該マル
チキャストパケットの送信元から送信先への要求内容を
格納する。
【0082】応答結果を示すビット311、312、3
13は、監視制御対象部201〜205の前回の警報収
集が成功したか失敗したかという結果を示すビットであ
る。
【0083】図4に図1の装置内監視制御方式における
応答パケットのデータ構造を示す。
【0084】本発明の応答パケットは、応答を示すヘッ
ダ部321と、送信先を示すID322、送信元のID
323、警報の有無を示す縮退情報331〜334、警
報の詳細情報341、343とで構成される。
【0085】応答を示すヘッダ部321は、当該パケッ
トが応答パケットであることを示す。
【0086】送信先を示すID322は、当該応答パケ
ットを送信したい相手先のIDを示し、図1の本実施形
態の装置内監視制御方式においては監視制御部101の
IDを示す。
【0087】送信元のID323は、当該応答パケット
を送信した装置のIDを示し、図1の本実施形態の装置
内監視制御方式においては監視制御対象部201〜20
5のうちのどれか1つを示す。
【0088】警報の有無を示す縮退情報331〜334
は、何種類もの警報の有無のみの情報である。
【0089】警報の詳細情報341、343は、縮退情
報により警報があることが示される場合、その警報につ
いての詳細情報を格納するものである。
【0090】監視制御対象部201〜205はマルチキ
ャストグループ内での位置付けを認識する必要がある
が、この方法としては、事前に設定しておく方法や、監
視制御対象部201〜205とシリアルバス終端部21
0〜215が実装された物理的な位置などにより設定す
る方法や、ハードウェアのスイッチにより設定する方法
や、監視制御装置からの通信により設定する方法などが
ある。
【0091】また、監視制御対象部201〜205は、
何らかの方法により設定されたマルチキャストグループ
内での位置付けにより、マルチキャストパケットの応答
結果を示すビット311〜313のうちどの情報が当該
監視制御対象部のものであり、応答パケットのどこに警
報の有無を示す縮退情報331〜334を格納すればよ
いかを判断する。
【0092】次に、本発明の実施形態の動作について、
図面を参照して説明する。
【0093】図5は、図1の装置内監視制御方式の通信
処理を示す図である。
【0094】監視制御部101が監視制御対象部20
1、202、203の属するグループ1に対しマルチキ
ャストパケットを送信すると、そのマルチキャストパケ
ットを受信した監視制御対象部201、202、203
は受信した要求に対する応答パケットをそれぞれ監視制
御部101に出力する。そして、監視制御部101は、
1つのグループの監視が終了すると、グループ2に対す
るマルチキャストパケットを送信し、同様に監視を行
う。この動作を繰り返すことにより全ての監視制御対象
部1201〜1205を監視する。
【0095】図6は、図1中の監視制御部101の処理
の流れを示すフローチャートである。
【0096】監視制御部101での初期化処理として、
シリアル通信に必要なIDを設定し、監視制御対象部2
01〜205に関する情報を設定する(ステップ60
0)。
【0097】監視制御部101では、時間管理を行って
おり、警報収集周期の時間になった場合(ステップ60
1)、警報収集周期に応じて事前に指定されている収集
対象のグループのうちの1つを選択しマルチキャストグ
ループとして設定する(ステップ611)。次に、当該
マルチキャストグループに対するマルチキャストパケッ
トを前回の警報収集における応答の結果を付加して組み
立て(ステップ612)、そのマルチキャストパケット
を送信する(ステップ613)。
【0098】マルチキャストパケットを送信してから経
過した時間が設定時間以内であれば(ステップ62
1)、マルチキャストパケットによって応答すべき全て
の監視制御対象部から応答が返ってきていることを確認
し、応答が返ってきている監視制御対象部があれば(ス
テップ622)、その応答内容をチェックする(ステッ
プ623)。受信した応答パケットが正常応答であれば
(ステップ624)、警報の有無を示す縮退情報331
〜334を検索し(ステップ625)、警報が有ると示
されている場合、有ると示された警報の詳細情報を検索
し格納する。また、受信した応答パケットが異常応答で
あれば(ステップ624)、異常内容を格納する(ステ
ップ641)。
【0099】マルチキャストパケットを送信してから経
過した時間が設定時間経過を越えた場合(ステップ62
1)または、受信すべき全ての応答を受信し終わったと
きに(ステップ622)、応答が正常でなかった監視制
御部対象があれば、当該監視制御部対象を異常とみなし
て処理する(ステップ632)。
【0100】図7は、図1中のシリアルバス終端部21
1〜215と監視制御対象部201〜205の処理の流
れを示すフローチャートである。
【0101】先ず、監視制御対象部201〜205は初
期化処理として、シリアル通信に必要なIDを設定する
とともにマルチキャストグループ内での位置付けを設定
する(ステップ701)。
【0102】監視制御対象部201〜205は、時間管
理を行っており、受信したマルチキャストパケットのマ
ルチキャスト先のグループ302が当該監視制御対象部
の属するマルチキャストグループのIDである場合(ス
テップ702)、設定されたマルチキャストグループ内
での位置付けを元にして、マルチキャストパケットの応
答結果を示すビット311〜312のうち当該監視制御
対象部における前回の警報収集の結果を示すビットを抽
出し(ステップ706)、前回の警報収集が異常だった
かどうかの判断を行い、異常だった場合(ステップ70
7)、前回送信した警報情報と今回の装置内警報収集の
結果との論理和を演算し、その結果を応答パケットとし
て送信バッファ242に複写する(ステップ709)。
前回の警報収集の結果を示すビットが正常な場合(ステ
ップ707)、今回の装置内警報収集の結果のみを応答
パケットとして送信バッファ242に複写する(ステッ
プ708)。
【0103】送信バッファ242に複写された応答パケ
ットは、コリジョン防止回路235によってシリアルバ
ス10の未使用状態が確認されると(ステップ71
0)、送信バッファ242から送信回路241を介して
送信される(ステップ711)。その直後に、コリジョ
ン防止回路235によってシリアルバス10においてコ
リジョン状態が検出された場合(ステップ712)、再
送回数が指定回数以内であれば(ステップ713)、前
回の送信から任意の時間後に応答パケットの再送が行な
われる。(ステップ711)。再送回数が指定回数を越
えた場合(ステップ713)、または、コリジョン防止
回路235がコリジョン状態を検出しなかった場合(ス
テップ712)、処理を次に進める。
【0104】(第2の実施形態)本発明の第2の実施形
態の装置内監視制御方式を図8に示す。
【0105】第1の実施形態は、監視制御対象部が5つ
の場合であったが、監視制御対象部の数を図8の監視制
御対象部2001〜200nのようにn個に拡張すること
ができる。また、マルチキャストグループの数もM個に
拡張できる。この場合、1つのマルチキャストグループ
当たりの監視制御対象部の数が増えるほど、1つのマル
チキャストパケットで監視できる監視制御対象部の数が
増加するため、本発明の効果がより顕著になる。
【0106】(第3の実施形態)本発明の第3の実施形
態の装置内監視制御方式を図9に示す。
【0107】本実施形態は、図8の第2の実施形態にお
いて、監視制御部101と監視制御対象部2001〜2
00nの制御上の上下関係を無くし、監視制御部101
を監視制御対象部2001〜200nと同格とした構成と
するものである。
【0108】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、下記の
ような効果を有する。 (1)単一のマルチキャストパケットで、複数の監視制
御対象部からの応答を要求できるためシリアルバスのト
ラフィックを軽減することができる。 (2)マルチキャストパケットに、前回の警報収集の結
果を付加したため、前回の警報収集が何らかの原因で監
視制御部に伝達されなかった場合、制御監視対象部は次
に送信されたマルチキャストパケットによりそのことを
認識し、前回と今回の収集結果の論理和を送信するた
め、監視制御部は応答パケットの受信待ちを行ったがタ
イムアウトにより受信できずに応答パケットの再送要求
を送信するという動作を繰り返さずにすみ、警報の取り
こぼしを防ぐことができ、また警報収集の処理能力をシ
ステム全体として向上することができる。 (3)応答パケットを警報の縮退情報と詳細情報とを組
み合わせた可変長パケットとしているため、固定長パケ
ットに比ベて処理量を少なくすることができ、監視制御
対象部が警報を発出していない正常時には、縮退情報の
みが応答パケットにより送信され、シリアルバスのトラ
フィックを軽減することができる、また監視制御部で受
け取った応答パケットの処理にかかる負荷を軽減するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の装置内監視制御方式
を示すブロック図である。
【図2】図1中のシリアルバス終端部211のブロック
図である。
【図3】図1の装置内監視制御方式におけるマルチキャ
ストパケットのデータ構造を示す図である。
【図4】図1の装置内監視制御方式における応答パケッ
トのデータ構造を示す図である。
【図5】図1の装置内監視制御方式の通信処理を示す図
である。
【図6】図1中の監視制御部101の処理を示すフロー
チャートである。
【図7】図1中のシリアルバス終端部211〜215と
監視制御対象部201〜205の処理を示すフローチャ
ートである。
【図8】本発明の第2の実施形態の装置内監視制御方式
を示すブロック図である。
【図9】本発明の第3の実施形態の装置内監視制御方式
を示すブロック図である。
【図10】従来の装置内監視制御方式を示すブロック図
である。
【図11】図10中のシリアルバス終端部1211のブ
ロック図である。
【図12】図10の従来の装置内監視制御方式における
要求パケットのデータ構造を示す図である。
【図13】図10の従来の装置内監視制御方式における
応答パケットのデータ構造を示す図である。
【図14】図10の従来の装置内監視制御方式の通信処
理を示す図である。
【図15】図10中の監視制御部1101の処理を示す
フローチャートである。
【図16】図10中のシリアルバス終端部1211〜1
215と監視制御対象部1201〜1205の処理を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1、2 グループ 10 シリアルバス 20 装置内バス 101 監視制御部 111 シリアルバス終端部 2001〜200n 監視制御対象部 201〜205 監視制御対象部 2101〜210n シリアルバス終端部 211〜215 シリアルバス終端部 231 受信回路 232 ID検出回路 233 受信制御部 234 受信バッファ 235 コリジョン防止回路 241 送信回路 242 送信バッファ 243 送信制御部 301 マルチキャストを示すヘッダ部 302 マルチキャスト先のグループ 303 マルチキャスト元のID 304 マルチキャストの内容 311、312、313 応答結果を示すビット 321 応答を示すへッダ部 322 送信先のID 323 送信元のID 331〜334 警報の有無を示す縮退情報 341、343 警報の詳細情報 600〜602 ステップ 611〜613 ステップ 621〜626 ステップ 631、632、641 ステップ 701〜713 ステップ 1101 監視制御部 1111 シリアルバス終端部 1201〜1205 監視制御対象部 1211〜1215 シリアルバス終端部 1231 受信回路 1232 ID検出回路 1233 受信制御部 1234 受信バッファ 1241 送信回路 1242 送信バッファ 1243 送信制御部 1301 要求を示すヘッダ部 1302 送信先のID 1303 送信元のID 1304 要求の内容 1311 応答を示すヘッダ部 1312 送信先のID 1313 送信元のID 1314 応答の内容 1501〜1503 ステップ 1511、1512、1521、1522 ステップ 1531〜1536 ステップ 1541、1551、1561 ステップ 1601〜1604 ステップ 1611〜1615 ステップ 1621、1631、1641 ステップ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 監視制御対象部が保持している警報の収
    集の要求や、シリアルバスの正常な動作を確認するため
    に監視制御対象部に対して行う要求を伝達するための要
    求パケットを一定の周期で出力する監視制御部と、 前記監視制御部から送信された要求パケットをシリアル
    バスに送信するとともに、前記シリアルバスに接続され
    た他の装置から前記シリアルバスを介して前記監視制御
    部に送信された応答パケットを受信し、前記監視制御部
    に伝達する第1のシリアルバス終端部と、 前記シリアルバスに接続され、それぞれ装置内バスによ
    り複数の前記監視制御対象部と1対1で接続され、第1
    のシリアルバス終端部から出力された要求パケットを前
    記シリアルバスを介して受信し、受信した要求パケット
    が接続された前記監視制御対象部に送信された要求パケ
    ットの場合、当該要求パケットを当該監視制御対象部に
    伝達し、前記監視制御対象部が出力した応答パケットを
    前記装置内バスを介して入力し前記シリアルバスに送信
    する複数の第2のシリアルバス終端部と、 一定周期で自己の装置内の各種の状態である警報を集め
    保持するとともに、前記装置内バスを介して伝達された
    要求パケットが警報の収集を要求する要求パケットの場
    合、保持している警報を応答パケットとして前記装置内
    バスに出力する複数の監視制御対象部とから構成される
    装置内監視制御方式において、 前記要求パケットが、グループ化された複数の監視制御
    対象部に対して、一度に応答を要求することができるマ
    ルチキャストパケットであるとともに、 前記各監視制御対象部が、 装置内バスを介して伝達された監視制御対象部の指示に
    よりシリアルバスに出力されたマルチキャストパケット
    を取り込むよう受信回路を制御する受信制御部と、 前記受信制御部によって制御され、シリアルバスに出力
    されたマルチキャストパケットを受信し、受信したマル
    チキャストを出力する受信回路と、 前記受信回路から出力されたマルチキャストパケットに
    含まれている送信先のグループのIDが、接続されてい
    る監視制御対象部が属するグループのIDと一 致する場
    合、入力したマルチキャストパケットを出力するID検
    出回路と、 前記受信回路を介して前記シリアルバスの使用状態を検
    出し、その結果を出力するコリジョン防止回路と、 前記ID検出回路から出力されたマルチキャストパケッ
    トを格納し、前記装置バスを介して伝達された前記監視
    制御対象部の指示により格納したマルチキャストパケッ
    トを前記装置内バスに出力する受信バッファと、 前記監視制御対象部から出力された応答パケットを前記
    装置内バスを介して入力し格納する送信バッファと、 前記装置内バスを介して監視制御対象部から応答パケッ
    トの送信指示を受信すると、前記コリジョン防止回路の
    出力により前記シリアルバスの使用状態を確認し、前記
    シリアルバスが未使用状態のときに送信回路に対し前記
    応答パケットを送信する制御を行い、応答パケットの送
    信後に前記シリアルバスの状態を再度確認し、前記シリ
    アルバスが送信された複数のパケットが衝突した状態で
    あるコリジョン状態であることを検出すると、前記送信
    回路に対し前記応答パケットを任意の時間後に再送する
    制御を行う送信制御部と、 前記送信制御部によって制御され前記送信バッファが格
    納している応答パケットを前記シリアルバスに出力する
    送信回路とから構成されている ことを特徴とする装置内
    監視制御方式。
  2. 【請求項2】 監視制御対象部が保持している警報の収
    集の要求や、シリアルバスの正常な動作を確認するため
    に監視制御対象部に対して行う要求を伝達するための要
    求パケットを一定の周期で出力する監視制御部と、 前記監視制御部から送信された要求パケットをシリアル
    バスに送信するとともに、前記シリアルバスに接続され
    た他の装置から前記シリアルバスを介して前記監視制御
    部に送信された応答パケットを受信し、前記監視制御部
    に伝達する第1のシリアルバス終端部と、 前記シリアルバスに接続され、それぞれ装置内バスによ
    り複数の前記監視制御対象部と1対1で接続され、第1
    のシリアルバス終端部から出力された要求パケットを前
    記シリアルバスを介して受信し、受信した要求パケット
    が接続された前記監視制御対象部に送信された要求パケ
    ットの場合、当該要求パケットを当該監視制御対象部に
    伝達し、前記監視制御対象部が出力した応答パケットを
    前記装置内バスを介して入力し前記シリアルバスに送信
    する複数の第2のシリアルバス終端部と、 一定周期で自己の装置内の各種の状態である警報を集め
    保持するとともに、前記装置内バスを介して伝達された
    要求パケットが警報の収集を要求する要求パケットの場
    合、保持している警報を応答パケットとして前記装置内
    バスに出力する複数の監視制御対象部とから構成される
    装置内監視制御方式において、 前記要求パケットが、グループ化された複数の監視制御
    対象部に対して、一度に応答を要求することができるマ
    ルチキャストパケットであるとともに、 前記マルチキャストパケットが、前回の警報収集の結果
    を示す情報を有し、前記監視制御対象部が、前記マルチ
    キャストパケットを受信した際、前記情報が前回の警報
    収集の結果が正常なことを示している場合、今回送信す
    べき警報のみを応答パケットにより送信し、前記情報が
    前回の警報収集の結果が異常なことを示している場合、
    前回送信した警報と今回送信すべき警報との論理和を演
    算し、当該演算結果を応答パケットにより送信すること
    を特徴とする装置内監視制御方式。
  3. 【請求項3】 監視制御対象部が保持している警報の収
    集の要求や、シリアルバスの正常な動作を確認するため
    に監視制御対象部に対して行う要求を伝達するための要
    求パケットを一定の周期で出力する監視制御部と、 前記監視制御部から送信された要求パケットをシリアル
    バスに送信するとともに、前記シリアルバスに接続され
    た他の装置から前記シリアルバスを介して前記監視制御
    部に送信された応答パケットを受信し、前記監視制御部
    に伝達する第1のシリアルバス終端部と、 前記シリアルバスに接続され、それぞれ装置内バスによ
    り複数の前記監視制御対象部と1対1で接続され、第1
    のシリアルバス終端部から出力された要求パケットを前
    記シリアルバスを介して受信し、受信した要求パケット
    が接続された前記監視制御対象部に送信された要求パケ
    ットの場合、当該要求パケットを当該監視制御対象部に
    伝達し、前記監視制御対象部が出力した応答パケットを
    前記装置内バスを介して入力し前記シリアルバスに送信
    する複数の第2のシリアルバス終端部と、 一定周期で自己の装置内の各種の状態である警報を集め
    保持するとともに、前記装置内バスを介して伝達された
    要求パケットが警報の収集を要求する要求パケットの場
    合、保持している警報を応答パケットとして前記装置内
    バスに出力する複数の監視制御対象部とから構成される
    装置内監視制御方式において、 前記要求パケットが、グループ化された複数の監視制御
    対象部に対して、一度に応答を要求することができるマ
    ルチキャストパケットであるとともに、 前記各監視制御対象部が、前記警報を応答パケットによ
    り送信する際に、前記警報の有無のみの情報である縮退
    情報と、前記警報が有る場合の当該警報の詳細情報とを
    応答パケットにより送信し、 前記監視制御部は、前記応答パケットを受信すると、前
    記縮退情報により有ると示された警報のみの処理を行う
    ことを特徴とする装置内監視制御方式。
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