JPH0792650A - 切り抜き画像の輪郭線探索方法及び装置 - Google Patents

切り抜き画像の輪郭線探索方法及び装置

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JPH0792650A
JPH0792650A JP23691193A JP23691193A JPH0792650A JP H0792650 A JPH0792650 A JP H0792650A JP 23691193 A JP23691193 A JP 23691193A JP 23691193 A JP23691193 A JP 23691193A JP H0792650 A JPH0792650 A JP H0792650A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】切り抜き画像の輪郭線探索の操作性,精度向上
を図る。 【構成】表示された画像から切り抜き画像の輪郭線に沿
って帯状の領域を設定し (S1) 、帯幅方向の画像デー
タを抽出するトレーサにより輪郭点を算出しつつ (S2
〜S4) 、帯の長手方向にトレーサを単位長さずつ移動
して同様の操作を繰り返し (S5〜S6) 、帯状領域の
長手方向に沿って得られた各輪郭点をベクトル化して輪
郭線を探索する (S7) 。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、画像から必要とする画
像領域のみを切り抜いて抽出するために、切り抜き画像
の輪郭線を探索する方法及び装置に関する。
【従来の技術】例えば、商品カタログを印刷する場合、
印刷原画として使用される商品写真は必要な商品画像部
の周囲に背景が撮影されるため、印刷物としては、これ
らの背景部分を消去して商品のみを表示することを要求
される場合が多い。そのため、必要な画像部のみを透明
とし、それ以外の部分を不透明としたマスクフィルムを
形成し、これを原画に重ね合わせて写真的に複製するこ
とにより、不要な背景部を消去し、商品のみが表示され
た画像を得ることができる。前記マスクフィルムを形成
する技術として、従来、以下のような技術が知られてい
る。 製版スキャナにより、読み取られたカラー原画像の
Y (イエロー) 、M (マゼンタ) 、C (シアン) 、K
(ブラック) の色別の画像データのうち、Kの画像デー
タを利用してマスクフィルムを作成する。 ピールオフフィルムを、Y,M,C,Kの色分解版
上に重ねて、専門の熟練者が切り抜きを所望する画像の
輪郭に沿ってカッターにより、マスクフィルムを作成す
る。 デジタル化されたデータを画像処理ワークステーシ
ョン上で、オペレーターがディスプレイに表示された画
像上をポイントデバイスでトレースする。 しかしながら、かかる従来の技術においては、次のよう
な問題点を生じていた。の技術では、濃度差だけで、
画像全体から所望の切り抜き画像を抽出することに無理
があり、正確に抽出することができない。の技術で
は、マスクフィルムの作成に時間が掛り、目を凝らす作
業となるため作業環境が悪い。また、熟練者が不足して
おり、作業者間で仕上がりにムラがある。の技術で
は、人の判断で切り抜く点でと同様であるため、同様
の問題があり、自動化の要望がある。しかしながら、か
かる従来の技術においては、次のような問題点を生じて
いた。の技術では、濃度差だけで、画像全体から所望
の切り抜き画像を抽出することに無理があり、正確に抽
出することができない。の技術では、マスクフィルム
の作成に時間が掛り、目を凝らす作業となるため作業環
境が悪い。また、熟練者が不足しており、作業者間で仕
上がりにムラがある。の技術では、人の判断で切り抜
く点でと同様であるため、同様の問題があり、自動化
の要望がある。このように、切り抜き画像抽出の精度を
上げるためには人手だけに頼ることも問題がある。そこ
で、かかる切り抜き画像の自動化に関して、切り抜きた
い画像領域と背景領域との濃度差、色差を利用して切り
抜き画像の輪郭線を自動的に求め、この輪郭線に基づい
て所望の画像の切り抜きを行わせる装置が提案されてい
る (特公昭63−5745号公報参照) 。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように濃度差や色差に基づいて切り抜き領域の輪郭線を
求めるに当たって、切り抜きを行なわせる原画像は千差
万別であり、切り抜きたい領域と背景領域との間の差が
近い場合もあるため、安定的に所望画像を精度良く切り
抜くことは困難であった。即ち、従来では一定のアルゴ
リズムに従って画像データから切り抜き画像の輪郭線を
求める構成であり、例えば原画像の背景設定の変化など
に対応することができず、ある特定の原画像では高精度
な切り抜きができたとしても、種々の原画像で安定的な
切り抜きが行なえるものではなかった。本発明は、この
ような従来の問題点に鑑みなされたもので、大まかな判
断・操作のみを人手に任せ、後は自動的に高精度に切り
抜き画像の輪郭線を精度よく探索でき、かつ、短時間で
輪郭線全体を効率的に探索できるようにした切り抜き画
像の輪郭線探索方法及び装置を提供することを目的とす
る。
【課題を解決するための手段】このため、本発明に係る
切り抜き画像の輪郭線探索方法は、原画像を光電変換走
査して得られた画像を表示手段に表示させ、該表示され
た画像上の切り抜きを所望する画像の輪郭線に沿って指
定された位置に帯状の領域を設定し、該設定された帯状
領域内の画像データを処理することにより前記切り抜き
画像の輪郭線を探索することを特徴とする。また、本発
明に係る切り抜き画像の輪郭線探索装置は、図1に実線
で示すように、原画像を光電変換走査して得られた画像
を表示する表示手段と、前記表示手段に表示された画像
上の切り抜きを所望する画像の輪郭線に沿って指定され
た位置に帯状の領域を設定する帯状領域設定手段と、前
記帯状領域設定手段により設定された帯状領域内の画像
データを処理して前記切り抜き画像の輪郭線を探索する
輪郭線探索処理手段と、を含んで構成したことを特徴と
する。ここで、前記輪郭線探索処理手段は、帯状領域の
帯幅方向の画像データに基づいて画像の輪郭線上にある
輪郭点を抽出するトレーサを備え、該トレーサを帯の長
手方向に移動させて連続的に輪郭点を抽出していくこと
により、輪郭線を探索する構成としてもよい。また、前
記帯状領域設定手段は、帯状領域の幅を前記表示手段に
表示される切り抜き画像のサイズに基づいた比率で設定
する構成としてもよい。また、前記帯状領域設定手段
は、帯状領域の形状を指定された2点間を移動させた円
形の外郭軌跡の形状に設定する構成としてもよい。ま
た、前記帯状領域設定手段は、帯状領域の帯幅方向に前
記トレーサによる輪郭点決定の重み分布を設定した構成
としてもよい。また、前記帯状領域設定手段は、帯状領
域の形状を長手方向に湾曲可能に設定する構成としても
よい。また、図1に点線で示すように、前記トレーサが
帯状領域の外側に輪郭点を決定した場合は輪郭線の探索
を中止し、手動の切り抜き輪郭線設定モードに自動切り
換えするモード切換手段を含んで構成してもよい。ま
た、前記輪郭線探索処理手段は、前記トレーサが輪郭点
を抽出できなくなったときに、帯状領域の長手方向に沿
って外挿により輪郭線を設定する構成としてもよい。
【作用】かかる切り抜き画像の輪郭線探索方法又は装置
によれば、表示された画像をみながら、マウス等を用い
て所望の切り抜き画像の輪郭線に沿って指定された位置
に帯状領域を設定すると、帯状領域内の画像データを処
理して該領域内に含まれる切り抜き画像の輪郭線が探索
される。即ち、ある幅を持った帯状領域内に切り抜き画
像の輪郭線を含ませるだけの簡単な設定操作で輪郭線を
自動的に探索することができ、かつ、帯状の長さを任意
に設定することで、少ない設定回数で輪郭線全体を探索
することができる。また、トレーサを移動しつつ輪郭点
を連続的に抽出しつつ輪郭線を探索する構成とすること
により、高精度に輪郭線を探索することができる。ま
た、帯状領域の幅を切り抜き画像の表示サイズに基づい
た比率で設定する構成とすることにより、帯状領域から
輪郭線が外れたり、幅方向に2本以上の輪郭線が含まれ
たりすることを抑制でき、帯状領域の設定をより容易に
行うことができる。また、帯状領域の形状を指定された
2点間を移動させた円形の外郭軌跡の形状に設定する構
成とすることにより、帯状領域がどの方向に向けて設定
された場合でも帯幅を一定とすることができ、輪郭線探
索精度が安定化する。また、帯状領域の帯幅方向に前記
トレーサによる輪郭点決定の重み分布を設定した構成と
することにより、帯幅の中心を輪郭線近傍に指定する確
率の高さ等を加味して輪郭点を抽出できるので、輪郭点
の誤抽出を抑制できる。また、帯状領域の形状を長手方
向に湾曲可能に設定する構成とすることにより、曲率の
高い輪郭線部分に対しては帯状領域を湾曲化して輪郭線
を含ませることができ、領域の設定回数の減少,輪郭線
探索精度の向上を図れる。また、前記トレーサが帯状領
域の外側に輪郭点を決定した場合は輪郭線の探索を中止
し、手動の切り抜き輪郭線設定モードに自動切り換えす
る構成とすることにより、帯状領域から輪郭線が外れて
探索不能になった場合に対処できる。また、前記トレー
サが輪郭点を抽出できなくなったときに、帯状領域の長
手方向に沿って外挿により輪郭線を設定する構成とする
ことにより、高い確率で輪郭線を推定することができ
る。
【実施例】以下に本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図2は、本発明に係る切り抜き画像の輪郭線探索方
法が実施される画像処理システムのハードウエアを示
し、画像入力手段1,入力手段2,演算手段3,画像表
示メモリ4,表示手段5,内部記憶手段6,外部記憶手
段7及びマスク生成手段8を備えて構成されている。画
像入力手段1は、原画像を走査して光電変換し、R,
G,BあるいはY,M,C,Kに色分解された画像デー
タとして入力する。なお、本実施例では、R,G,Bに
色分解された例で説明する。前記画像データは演算手段
3により、演算処理され1画像分の画像データが画像表
示メモリ (フレームメモリ) 4に記憶され、該画像表示
メモリ4からの画像データを入力して表示手段 (CR
T) 5に画像が表示される。入力手段2は、マウスやキ
ーボード等で構成され、前記演算手段3に演算に必要な
データを与えたり、必要な指示を与えたりする。特に本
実施例の場合、マウス等の操作により表示された画像を
みて切り抜きを所望する画像の輪郭線に沿って帯状領域
を設定したり、輪郭線の設定を手動で行う場合に使用さ
れる。従って、帯状領域設定手段は、該入力手段2及び
演算手段3により構成される。そして、前記設定された
帯状領域内で後述するようにして切り抜き画像の輪郭線
を探索して得られた切り抜き画像に対する切り抜き処理
データ (例えば切り抜き画像以外の部分を塗り潰してマ
スク画像とする) が内部記憶手段 (RAM) 6に記憶さ
れる。また、前記切り抜き処理データを外部記憶手段7
に記憶して保存しておくこともできる。尚、前記輪郭線
の探索は演算手段3が画像データを演算処理して行うの
で、輪郭線探索処理手段も演算手段3により構成され
る。マスク作成手段は、前記切り抜き処理データに従っ
て、切り抜き画像部分以外の不要部分を塗り潰したり、
マスクデータを拡大・縮小演算し、集版演算に使用する
マスクデータを作成する (かかるマスクデータを用いて
マスクフィルムを作成してもよい) 。次に、前記システ
ムを用いた、切り抜き画像の輪郭線探索方法の基本的な
実施例を図4に示したフローチャートに従って説明す
る。ステップ (図ではSと記す。以下同様) 1では、図
3に示すように表示された画像に対し、切り抜きを所望
する画像の輪郭線に沿って2点 (始点と終点) を設定
し、それによって該2点間を結ぶ帯状領域を設定する。
この帯状領域は、画面上に表示される。このように、帯
状領域を筆で描く場合と同様な間隔で設定することがで
き、人の感性に従った操作感が得られる。ステップ2で
は、輪郭線の探索に必要な複数の画像データの正規化定
数を決定する。具体的には、後述するようにして得られ
るR (赤) ,G (緑) ,B (青)データとH (色相) ,
S (彩度) ,L (明度) データとの評価値を同等とする
ように正規化定数を設定する。即ち、得られたR,G,
Bデータを公知の方法によりH,S,Lデータに変換
し、後述する輪郭を求める際に比較 (評価) を同等に行
うために、これらデータ (R,G,B,H,S,L) 各
々に対する最大値と最小値との幅を、同じ幅になるよう
に、例えば、X=X/ (Xmax −Xmin )×100 によっ
て正規化する (ここで、X=R,G,B,H,S,L)
。ステップ3では、帯状領域の前記始点と終点とを結
ぶ中心線と交差する幅方向に画像データを走査し、画素
毎にR,G,Bデータを得る一方、該R,G,Bデータ
をH,S,Lデータに変換して1画素当り6つのデータ
を得る。尚、この走査は始点を通る方向から開始され
る。ステップ4では、前記6つのデータに基づいて、当
該走査線上で所望の切り抜き画像の輪郭線と交差する輪
郭点を算出する。具体的には、前記6つのデータ毎に隣
接する画素間のデータ値の差分を求め、該差分から輪郭
点候補を抽出する。そして、移動前のトレーサが抽出し
た輪郭点候補との連続性 (連結性) を評価し、輪郭点候
補を選択する。尚、前記ステップ3の帯幅方向の画像デ
ータの獲得機能と、このステップ4の画像データに基づ
く輪郭点の算出機能とが輪郭線探索処理手段のトレーサ
を構成する。ステップ5では、前記トレーサを帯状領域
の長手方向に移動する。つまり、帯幅方向走査における
中心線上の点に対して終点方向に単位長さだけ移動した
点 (1画素単位長さで行うと切り抜き精度が向上し、複
数画素長さで行うと処理能力が向上する) を次の走査に
おける中心線上の点として設定する。ステップ6では、
前記設定点が終点を通過しているか否かを判別する。そ
して、終点でない場合は、ステップ2へ戻って前記新た
な設定点を通って中心線と交差する方向に走査を行い、
該走査線上での輪郭点を算出する。このようにして、始
点から終点まで徐々にトレーサを移動させつつ、輪郭点
を求めていき、終点に達すると、ステップ7へ進み、前
記各輪郭点をベクトル化 (各輪郭点を連結) して輪郭線
を得る。ステップ8では、輪郭線探索を終了するか否か
を読み込む。これは、オペレーターの指示によって読み
込ませるか、終点が探索開始時の始点の近傍に位置して
輪郭線がループ状に繋がったときに輪郭線探索が終了し
たと判断して自動的に終了させる構成としてもよい。終
了しない場合は、ステップ1に戻って新たな帯状領域を
設定して輪郭線の探索を行う。次に、前記ルーチンを基
本としたより好ましい態様を、図に基づいて説明する。
まず、前記ステップ1で設定される帯状領域の形状を、
円形の中心を前記設定された始点と終点との間で移動し
たときの円形外郭の軌跡形状として設定し、基本的には
2つの円を直線状に結んだ形状とする (図3参照) 。こ
のような設定の仕方により、帯状領域の方向によらず、
一定の幅 (円形の直径) に設定されるので輪郭線の探索
精度を一定に保持できる。ここで、該帯状領域の幅は、
可変に設定されるのが好ましく、次のように自動的に設
定することで、輪郭線の探索精度を高めることができ
る。例えば、帯幅設定方式としては、帯幅を表示された
切り抜き対象画像の大きさに対して所定の比率 (画素数
比) 、例えば1/20となるように設定する。これは、画
像の読み込み解像度によって画像の像構造を表示する画
素値の空間的変化が異なるため、帯幅が画像の切り抜き
主体と一定の割合となるように設定する。例えば、同一
画像を等倍で読み込んだ画像と、400 %で読み込んだ画
像において、同じ輪郭線を構成する隣接画素値の並びは
大きく異なる。本実施例では、オペレータが指定する被
切り抜き画像領域と画像サイズから切り抜きに適切な帯
幅を選択する (1:20) 。なお画素比は、1:15〜1:
25が好ましく、これより下方ではキズ等のノイズの影響
を受けやすく推定輪郭線が迷走し、これより上方では適
切な輪郭点を抽出しずらくなり、特に1:18〜1:22が
好ましい。この場合、表示された切り抜き画像の大きさ
(表示画素数) は当該画像の輪郭線を知らないと得られ
ないので、例えば切り抜き画像に略外接する方形領域を
設定し、該領域の大きさ (画素数) に基づいて帯幅を設
定するような構成とすればよい。かかる実施例 (ステッ
プ1のサブルーチン) を図5に示す。図において、ステ
ップ21で、切り抜き画像の表示サイズSを読み込み、ス
テップ22で、帯幅Wを1/20・S (画素数比) として設
定し、ステップ23で該設定された帯幅Wで始点と終点と
を結ぶ帯状領域を設定すると共に、該帯状領域を表示手
段5に表示する。また、同じ大きさの画像でも局所的に
輪郭線の変化率が大きくなる部分もあることを考慮し
て、手動でも設定できるようにしておくのがよい。とこ
ろで、帯状領域を直線形状のみに設定すると、曲率の大
きい輪郭線に対して、始点,終点間の短い帯状領域で繋
げて何回も設定する必要がある。そこで、帯状領域を湾
曲化して設定することにより、1つの帯状領域の中に長
い輪郭線を含ませることができ、設定回数を減らすこと
ができる。具体的な湾曲化方法としては、例えば、ベジ
ェー関数を用いることができる。かかる実施例 (ステッ
プ1のサブルーチン) を図6に示す。図において、ステ
ップ31では、前記した方法等により帯幅Wを設定し、ス
テップ32で、帯状領域を湾曲させるか否かのオペレータ
ーの指示を読み込み、湾曲しない場合は、そのままステ
ップ34へ進んで直線状の帯状領域を表示し、湾曲させる
場合は、ステップ33で前記ベジェー関数等を用いた湾曲
処理を行い切り抜き画像の輪郭線を含ませるようにステ
ップ35で帯状領域を表示させながら湾曲させ、ステップ
36でOK判断を行い、OKとなるまで湾曲処理を続け、
OKとなれば、ステップ37へ進んで該湾曲された帯状領
域を設定する。次に、前記ステップ4での輪郭点の基本
的な探索方法に加えられる各種の方法について説明す
る。即ち、前記のように6つのデータで隣接する画素値
の差分を求め、最大のものを選択する場合に、例えば、
差分の最大値が略等しいものが複数見つけられたような
場合は、輪郭点の候補を複数考え、その中から真に所望
する輪郭点を決定する必要がある。そこで、複数の輪郭
点候補から正しく輪郭点を決定する方法として、帯状領
域の幅方向に予め重みを付けておく。具体的には、オペ
レーターが帯状領域を設定する際、無意識に帯状領域の
中心線を所望の切り抜き輪郭線に近づけて設定する確率
が高いことを考慮して、帯状領域の幅方向の中心近傍の
重みを大きく、端の方では重みを小さく設定し、前記複
数の輪郭点候補がある場合は重みの大きい方を選択す
る。但し、始点と終点では、輪郭線が帯幅の中心近傍に
ある確率が高いが、中間部では中心から離れる可能性も
高まるので、始点及び終点に近い部分のみ重み付けする
ようにしてもよい。また、帯幅走査方向の濃度や色の変
化が小さく前記各データの差分の最大値が所定レベル以
下であって実質上輪郭点を判別不能であるような場合
は、帯状領域の経路に従って図7に示すように外挿によ
り輪郭線を決定する。次に、決定された輪郭点を前回の
走査で決定された輪郭点の近傍にあるか否かを判定し、
近傍に無い場合は、輪郭点の決定が誤っていると判断し
て前記同様外挿により輪郭点を決定する。あるいは、輪
郭点候補が複数ある場合は、2番目の候補を前回決定さ
れた輪郭点と比較し、その近傍にあれば、これに選択し
直すようにしてもよい。更に、以上のようにして決定さ
れた輪郭点が図8に示すように帯状領域の中心から離れ
ていって帯幅の端まで達したときには、その段階で輪郭
線が帯状領域から外れると判断して切り抜き画像の輪郭
線を手動で設定するモードに自動的に切り換える。その
場合は、オペレーターは帯状領域から外れた部分につい
て画面上をポイントデバイス走査により輪郭線をトレー
スしていけばよく、再び輪郭線が帯状領域内に入ったと
きに自動モードに切り換えるようにすればよい。以上示
した各輪郭線探索処理方法を含んだ実施例 (ステップ4
のサブルーチン) を図9に示す。図において、ステップ
41では、帯幅方向の輪郭点決定の重み分布を設定する。
ステップ42では、前記ステップ3で得られた6つの画像
データに基づいて、輪郭点を算出し、複数の輪郭点候補
を算出した場合は、前記重み分布に従って輪郭点を決定
する。ステップ43では、前記処理で輪郭点が算出された
か否かを判定する。前記したように差分の最大値のレベ
ルが小さすぎて算出不能であるか否かを判定する。そし
て、算出不能であった場合は、ステップ44へ進み、前述
した外挿処理を行って輪郭線を設定する。輪郭点を算出
できたときはステップ45へ進み、算出された輪郭点が前
回の走査で決定された輪郭点の近傍に位置するか否かを
判定し、離れている場合にはステップ44で前記外挿処理
を行い、近傍に位置する場合はステップ46へ進む。ステ
ップ46では、算出された輪郭点が帯状領域の幅方向の端
に位置して、領域外に外れると予測されるか否かを判別
する。そして、領域から外れると判別されたときはステ
ップ47へ進み、輪郭線を手動で設定するモードに切り換
える。次いでステップ48で、前記手動モードによる輪郭
線の設定が終了したか否かを判別し、終了した時点、つ
まり帯状領域内に戻った時点でステップ49へ進み自動探
索モードに切り換えた後、ステップ3へ戻る。また、ス
テップ46で輪郭点が帯状領域から外れないと判定された
ときは、ステップ50へ進み、算出された輪郭点を真の輪
郭点として確定する。
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、表示画像上の切り抜き画像の輪郭線に沿って人の感
性に従った操作感で帯状領域を設定するという簡単な操
作を行うだけで、かつ、帯状領域の長さを任意に指定す
ることにより、少ない設定回数で輪郭線全体を精度よく
探索することができる。また、輪郭点を抽出するトレー
サを移動させながら輪郭線を探索することにより探索精
度が向上する。また、帯状領域の幅を切り抜き画像の表
示サイズに基づいた比率で設定する構成とすることによ
り、帯状領域の設定をより容易に行うことができる。ま
た、帯状領域の形状を指定された2点間を移動させた円
形の外郭軌跡の形状に設定する構成とすることにより、
領域の方向によらず輪郭線探索精度が安定化する。ま
た、帯状領域の帯幅方向に前記トレーサによる輪郭点決
定の重み分布を設定することにより、輪郭点の誤抽出を
抑制できる。また、帯状領域の形状を長手方向に湾曲可
能に設定することにより、領域の設定回数をより減少で
き、輪郭線探索精度の向上も図れる。また、前記トレー
サが帯状領域の外側に輪郭点を決定した場合は輪郭線の
探索を中止し、手動の切り抜き輪郭線設定モードに自動
切り換えることにより、帯状領域から輪郭線が外れて探
索不能になった場合に対処できる。また、前記トレーサ
が輪郭点を抽出できなくなったときに、帯状領域の長手
方向に沿って外挿により輪郭線を設定する構成とするこ
とにより、高い確率で輪郭線を推定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成・機能を示すブロック図。
【図2】本発明の一実施例のシステム構成を示す図。
【図3】同上実施例において設定される帯状領域の形状
を示す図。
【図4】同上実施例の基本的な切り抜き画像の輪郭線探
索ルーチンを示すフローチャート。
【図5】帯状領域設定のサブルーチンの第1の実施例を
示すフローチャート。
【図6】同じく帯状領域設定のサブルーチンの第2の実
施例を示すフローチャート。
【図7】同上実施例の輪郭線の外挿処理を説明するため
の図。
【図8】同じく手動モード切換時の様子を説明するため
の図。
【図9】同上実施例における輪郭線探索処理のサブルー
チンを示すフローチャート。
【符号の説明】
1 画像入力手段 2 入力手段 3 演算手段 4 画像表示メモリ 5 表示手段 6 内部記憶手段 7 外部記憶手段 8 マスク作成手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年7月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】明細書
【発明の名称】切り抜き画像の輪郭線探索方法及び装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像から必要とする画
像領域のみを切り抜いて抽出するために、切り抜き画像
の輪郭線を探索する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、商品カタログを印刷する場合、
印刷原画として使用される商品写真は必要な商品画像部
の周囲に背景が撮影されるため、印刷物としては、これ
らの背景部分を消去して商品のみを表示することを要求
される場合が多い。そのため、必要な画像部のみを透明
とし、それ以外の部分を不透明としたマスクフィルムを
形成し、これを原画に重ね合わせて写真的に複製するこ
とにより、不要な背景部を消去し、商品のみが表示され
た画像を得ることができる。
【0003】前記マスクフィルムを形成する技術とし
て、従来、以下のような技術が知られている。 製版スキャナにより、読み取られたカラー原画像の
Y (イエロー) 、M (マゼンタ) 、C (シアン) 、K
(ブラック) の色別の画像データのうち、Kの画像デー
タを利用してマスクフィルムを作成する。
【0004】 ピールオフフィルムを、Y,M,C,
Kの色分解版上に重ねて、専門の熟練者が切り抜きを所
望する画像の輪郭に沿ってカッターにより、マスクフィ
ルムを作成する。 デジタル化されたデータを画像処理ワークステーシ
ョン上で、オペレーターがディスプレイに表示された画
像上をポイントデバイスでトレースする。
【0005】しかしながら、かかる従来の技術において
は、次のような問題点を生じていた。の技術では、濃
度差だけで、画像全体から所望の切り抜き画像を抽出す
ることに無理があり、正確に抽出することができない。
の技術では、マスクフィルムの作成に時間が掛り、目
を凝らす作業となるため作業環境が悪い。また、熟練者
が不足しており、作業者間で仕上がりにムラがある。
【0006】の技術では、人の判断で切り抜く点で
と同様であるため、同様の問題があり、自動化の要望が
ある。しかしながら、かかる従来の技術においては、次
のような問題点を生じていた。の技術では、濃度差だ
けで、画像全体から所望の切り抜き画像を抽出すること
に無理があり、正確に抽出することができない。
【0007】の技術では、マスクフィルムの作成に時
間が掛り、目を凝らす作業となるため作業環境が悪い。
また、熟練者が不足しており、作業者間で仕上がりにム
ラがある。の技術では、人の判断で切り抜く点でと
同様であるため、同様の問題があり、自動化の要望があ
る。
【0008】このように、切り抜き画像抽出の精度を上
げるためには人手だけに頼ることも問題がある。そこ
で、かかる切り抜き画像の自動化に関して、切り抜きた
い画像領域と背景領域との濃度差、色差を利用して切り
抜き画像の輪郭線を自動的に求め、この輪郭線に基づい
て所望の画像の切り抜きを行わせる装置が提案されてい
る (特公昭63−5745号公報参照) 。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように濃度差や色差に基づいて切り抜き領域の輪郭線を
求めるに当たって、切り抜きを行なわせる原画像は千差
万別であり、切り抜きたい領域と背景領域との間の差が
近い場合もあるため、安定的に所望画像を精度良く切り
抜くことは困難であった。
【0010】即ち、従来では一定のアルゴリズムに従っ
て画像データから切り抜き画像の輪郭線を求める構成で
あり、例えば原画像の背景設定の変化などに対応するこ
とができず、ある特定の原画像では高精度な切り抜きが
できたとしても、種々の原画像で安定的な切り抜きが行
なえるものではなかった。本発明は、このような従来の
問題点に鑑みなされたもので、大まかな判断・操作のみ
を人手に任せ、後は自動的に高精度に切り抜き画像の輪
郭線を精度よく探索でき、かつ、短時間で輪郭線全体を
効率的に探索できるようにした切り抜き画像の輪郭線探
索方法及び装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】このため、本発明に係る
切り抜き画像の輪郭線探索方法は、原画像を光電変換走
査して得られた画像を表示手段に表示させ、該表示され
た画像上の切り抜きを所望する画像の輪郭線に沿って指
定された位置に帯状の領域を設定し、該設定された帯状
領域内の画像データを処理することにより前記切り抜き
画像の輪郭線を探索することを特徴とする。
【0012】また、本発明に係る切り抜き画像の輪郭線
探索装置は、図1に実線で示すように、原画像を光電変
換走査して得られた画像を表示する表示手段と、前記表
示手段に表示された画像上の切り抜きを所望する画像の
輪郭線に沿って指定された位置に帯状の領域を設定する
帯状領域設定手段と、前記帯状領域設定手段により設定
された帯状領域内の画像データを処理して前記切り抜き
画像の輪郭線を探索する輪郭線探索処理手段と、を含ん
で構成したことを特徴とする。
【0013】ここで、前記輪郭線探索処理手段は、帯状
領域の帯幅方向の画像データに基づいて画像の輪郭線上
にある輪郭点を抽出するトレーサを備え、該トレーサを
帯の長手方向に移動させて連続的に輪郭点を抽出してい
くことにより、輪郭線を探索する構成としてもよい。ま
た、前記帯状領域設定手段は、帯状領域の幅を前記表示
手段に表示される切り抜き画像のサイズに基づいた比率
で設定する構成としてもよい。
【0014】また、前記帯状領域設定手段は、帯状領域
の形状を指定された2点間を移動させた円形の外郭軌跡
の形状に設定する構成としてもよい。また、前記帯状領
域設定手段は、帯状領域の帯幅方向に前記トレーサによ
る輪郭点決定の重み分布を設定した構成としてもよい。
また、前記帯状領域設定手段は、帯状領域の形状を長手
方向に湾曲可能に設定する構成としてもよい。
【0015】また、図1に点線で示すように、前記トレ
ーサが帯状領域の外側に輪郭点を決定した場合は輪郭線
の探索を中止し、手動の切り抜き輪郭線設定モードに自
動切り換えするモード切換手段を含んで構成してもよ
い。また、前記輪郭線探索処理手段は、前記トレーサが
輪郭点を抽出できなくなったときに、帯状領域の長手方
向に沿って外挿により輪郭線を設定する構成としてもよ
い。
【0016】
【作用】かかる切り抜き画像の輪郭線探索方法又は装置
によれば、表示された画像をみながら、マウス等を用い
て所望の切り抜き画像の輪郭線に沿って指定された位置
に帯状領域を設定すると、帯状領域内の画像データを処
理して該領域内に含まれる切り抜き画像の輪郭線が探索
される。
【0017】即ち、ある幅を持った帯状領域内に切り抜
き画像の輪郭線を含ませるだけの簡単な設定操作で輪郭
線を自動的に探索することができ、かつ、帯状の長さを
任意に設定することで、少ない設定回数で輪郭線全体を
探索することができる。また、トレーサを移動しつつ輪
郭点を連続的に抽出しつつ輪郭線を探索する構成とする
ことにより、高精度に輪郭線を探索することができる。
【0018】また、帯状領域の幅を切り抜き画像の表示
サイズに基づいた比率で設定する構成とすることによ
り、帯状領域から輪郭線が外れたり、幅方向に2本以上
の輪郭線が含まれたりすることを抑制でき、帯状領域の
設定をより容易に行うことができる。また、帯状領域の
形状を指定された2点間を移動させた円形の外郭軌跡の
形状に設定する構成とすることにより、帯状領域がどの
方向に向けて設定された場合でも帯幅を一定とすること
ができ、輪郭線探索精度が安定化する。
【0019】また、帯状領域の帯幅方向に前記トレーサ
による輪郭点決定の重み分布を設定した構成とすること
により、帯幅の中心を輪郭線近傍に指定する確率の高さ
等を加味して輪郭点を抽出できるので、輪郭点の誤抽出
を抑制できる。また、帯状領域の形状を長手方向に湾曲
可能に設定する構成とすることにより、曲率の高い輪郭
線部分に対しては帯状領域を湾曲化して輪郭線を含ませ
ることができ、領域の設定回数の減少,輪郭線探索精度
の向上を図れる。
【0020】また、前記トレーサが帯状領域の外側に輪
郭点を決定した場合は輪郭線の探索を中止し、手動の切
り抜き輪郭線設定モードに自動切り換えする構成とする
ことにより、帯状領域から輪郭線が外れて探索不能にな
った場合に対処できる。また、前記トレーサが輪郭点を
抽出できなくなったときに、帯状領域の長手方向に沿っ
て外挿により輪郭線を設定する構成とすることにより、
高い確率で輪郭線を推定することができる。
【0021】
【実施例】以下に本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図2は、本発明に係る切り抜き画像の輪郭線探索方
法が実施される画像処理システムのハードウエアを示
し、画像入力手段1,入力手段2,演算手段3,画像表
示メモリ4,表示手段5,内部記憶手段6,外部記憶手
段7及びマスク生成手段8を備えて構成されている。
【0022】画像入力手段1は、原画像を走査して光電
変換し、R,G,BあるいはY,M,C,Kに色分解さ
れた画像データとして入力する。なお、本実施例では、
R,G,Bに色分解された例で説明する。前記画像デー
タは演算手段3により、演算処理され1画像分の画像デ
ータが画像表示メモリ (フレームメモリ) 4に記憶さ
れ、該画像表示メモリ4からの画像データを入力して表
示手段 (CRT) 5に画像が表示される。
【0023】入力手段2は、マウスやキーボード等で構
成され、前記演算手段3に演算に必要なデータを与えた
り、必要な指示を与えたりする。特に本実施例の場合、
マウス等の操作により表示された画像をみて切り抜きを
所望する画像の輪郭線に沿って帯状領域を設定したり、
輪郭線の設定を手動で行う場合に使用される。従って、
帯状領域設定手段は、該入力手段2及び演算手段3によ
り構成される。
【0024】そして、前記設定された帯状領域内で後述
するようにして切り抜き画像の輪郭線を探索して得られ
た切り抜き画像に対する切り抜き処理データ (例えば切
り抜き画像以外の部分を塗り潰してマスク画像とする)
が内部記憶手段 (RAM) 6に記憶される。また、前記
切り抜き処理データを外部記憶手段7に記憶して保存し
ておくこともできる。尚、前記輪郭線の探索は演算手段
3が画像データを演算処理して行うので、輪郭線探索処
理手段も演算手段3により構成される。
【0025】マスク作成手段は、前記切り抜き処理デー
タに従って、切り抜き画像部分以外の不要部分を塗り潰
したり、マスクデータを拡大・縮小演算し、集版演算に
使用するマスクデータを作成する (かかるマスクデータ
を用いてマスクフィルムを作成してもよい) 。次に、前
記システムを用いた、切り抜き画像の輪郭線探索方法の
基本的な実施例を図4に示したフローチャートに従って
説明する。
【0026】ステップ (図ではSと記す。以下同様) 1
では、図3に示すように表示された画像に対し、切り抜
きを所望する画像の輪郭線に沿って2点 (始点と終点)
を設定し、それによって該2点間を結ぶ帯状領域を設定
する。この帯状領域は、画面上に表示される。このよう
に、帯状領域を筆で描く場合と同様な間隔で設定するこ
とができ、人の感性に従った操作感が得られる。
【0027】ステップ2では、輪郭線の探索に必要な複
数の画像データの正規化定数を決定する。具体的には、
後述するようにして得られるR (赤) ,G (緑) ,B
(青)データとH (色相) ,S (彩度) ,L (明度) デー
タとの評価値を同等とするように正規化定数を設定す
る。即ち、得られたR,G,Bデータを公知の方法によ
りH,S,Lデータに変換し、後述する輪郭を求める際
に比較 (評価) を同等に行うために、これらデータ
(R,G,B,H,S,L) 各々に対する最大値と最小
値との幅を、同じ幅になるように、例えば、X=X/
(Xmax −Xmin )×100 によって正規化する (ここ
で、X=R,G,B,H,S,L) 。
【0028】ステップ3では、帯状領域の前記始点と終
点とを結ぶ中心線と交差する幅方向に画像データを走査
し、画素毎にR,G,Bデータを得る一方、該R,G,
BデータをH,S,Lデータに変換して1画素当り6つ
のデータを得る。尚、この走査は始点を通る方向から開
始される。ステップ4では、前記6つのデータに基づい
て、当該走査線上で所望の切り抜き画像の輪郭線と交差
する輪郭点を算出する。具体的には、前記6つのデータ
毎に隣接する画素間のデータ値の差分を求め、該差分か
ら輪郭点候補を抽出する。そして、移動前のトレーサが
抽出した輪郭点候補との連続性 (連結性) を評価し、輪
郭点候補を選択する。尚、前記ステップ3の帯幅方向の
画像データの獲得機能と、このステップ4の画像データ
に基づく輪郭点の算出機能とが輪郭線探索処理手段のト
レーサを構成する。
【0029】ステップ5では、前記トレーサを帯状領域
の長手方向に移動する。つまり、帯幅方向走査における
中心線上の点に対して終点方向に単位長さだけ移動した
点 (1画素単位長さで行うと切り抜き精度が向上し、複
数画素長さで行うと処理能力が向上する) を次の走査に
おける中心線上の点として設定する。ステップ6では、
前記設定点が終点を通過しているか否かを判別する。
【0030】そして、終点でない場合は、ステップ2へ
戻って前記新たな設定点を通って中心線と交差する方向
に走査を行い、該走査線上での輪郭点を算出する。この
ようにして、始点から終点まで徐々にトレーサを移動さ
せつつ、輪郭点を求めていき、終点に達すると、ステッ
プ7へ進み、前記各輪郭点をベクトル化 (各輪郭点を連
結) して輪郭線を得る。
【0031】ステップ8では、輪郭線探索を終了するか
否かを読み込む。これは、オペレーターの指示によって
読み込ませるか、終点が探索開始時の始点の近傍に位置
して輪郭線がループ状に繋がったときに輪郭線探索が終
了したと判断して自動的に終了させる構成としてもよ
い。終了しない場合は、ステップ1に戻って新たな帯状
領域を設定して輪郭線の探索を行う。
【0032】次に、前記ルーチンを基本としたより好ま
しい態様を、図に基づいて説明する。まず、前記ステッ
プ1で設定される帯状領域の形状を、円形の中心を前記
設定された始点と終点との間で移動したときの円形外郭
の軌跡形状として設定し、基本的には2つの円を直線状
に結んだ形状とする (図3参照) 。このような設定の仕
方により、帯状領域の方向によらず、一定の幅 (円形の
直径) に設定されるので輪郭線の探索精度を一定に保持
できる。ここで、該帯状領域の幅は、可変に設定される
のが好ましく、次のように自動的に設定することで、輪
郭線の探索精度を高めることができる。
【0033】例えば、帯幅設定方式としては、帯幅を表
示された切り抜き対象画像の大きさに対して所定の比率
(画素数比) 、例えば1/20となるように設定する。こ
れは、画像の読み込み解像度によって画像の像構造を表
示する画素値の空間的変化が異なるため、帯幅が画像の
切り抜き主体と一定の割合となるように設定する。例え
ば、同一画像を等倍で読み込んだ画像と、400 %で読み
込んだ画像において、同じ輪郭線を構成する隣接画素値
の並びは大きく異なる。本実施例では、オペレータが指
定する被切り抜き画像領域と画像サイズから切り抜きに
適切な帯幅を選択する (1:20) 。なお画素比は、1:
15〜1:25が好ましく、これより下方ではキズ等のノイ
ズの影響を受けやすく推定輪郭線が迷走し、これより上
方では適切な輪郭点を抽出しずらくなり、特に1:18〜
1:22が好ましい。この場合、表示された切り抜き画像
の大きさ (表示画素数) は当該画像の輪郭線を知らない
と得られないので、例えば切り抜き画像に略外接する方
形領域を設定し、該領域の大きさ (画素数) に基づいて
帯幅を設定するような構成とすればよい。
【0034】かかる実施例 (ステップ1のサブルーチ
ン) を図5に示す。図において、ステップ21で、切り抜
き画像の表示サイズSを読み込み、ステップ22で、帯幅
Wを1/20・S (画素数比) として設定し、ステップ23
で該設定された帯幅Wで始点と終点とを結ぶ帯状領域を
設定すると共に、該帯状領域を表示手段5に表示する。
【0035】また、同じ大きさの画像でも局所的に輪郭
線の変化率が大きくなる部分もあることを考慮して、手
動でも設定できるようにしておくのがよい。ところで、
帯状領域を直線形状のみに設定すると、曲率の大きい輪
郭線に対して、始点,終点間の短い帯状領域で繋げて何
回も設定する必要がある。そこで、帯状領域を湾曲化し
て設定することにより、1つの帯状領域の中に長い輪郭
線を含ませることができ、設定回数を減らすことができ
る。具体的な湾曲化方法としては、例えば、ベジェー関
数を用いることができる。
【0036】かかる実施例 (ステップ1のサブルーチ
ン) を図6に示す。図において、ステップ31では、前記
した方法等により帯幅Wを設定し、ステップ32で、帯状
領域を湾曲させるか否かのオペレーターの指示を読み込
み、湾曲しない場合は、そのままステップ34へ進んで直
線状の帯状領域を表示し、湾曲させる場合は、ステップ
33で前記ベジェー関数等を用いた湾曲処理を行い切り抜
き画像の輪郭線を含ませるようにステップ35で帯状領域
を表示させながら湾曲させ、ステップ36でOK判断を行
い、OKとなるまで湾曲処理を続け、OKとなれば、ス
テップ37へ進んで該湾曲された帯状領域を設定する。
【0037】次に、前記ステップ4での輪郭点の基本的
な探索方法に加えられる各種の方法について説明する。
即ち、前記のように6つのデータで隣接する画素値の差
分を求め、最大のものを選択する場合に、例えば、差分
の最大値が略等しいものが複数見つけられたような場合
は、輪郭点の候補を複数考え、その中から真に所望する
輪郭点を決定する必要がある。
【0038】そこで、複数の輪郭点候補から正しく輪郭
点を決定する方法として、帯状領域の幅方向に予め重み
を付けておく。具体的には、オペレーターが帯状領域を
設定する際、無意識に帯状領域の中心線を所望の切り抜
き輪郭線に近づけて設定する確率が高いことを考慮し
て、帯状領域の幅方向の中心近傍の重みを大きく、端の
方では重みを小さく設定し、前記複数の輪郭点候補があ
る場合は重みの大きい方を選択する。但し、始点と終点
では、輪郭線が帯幅の中心近傍にある確率が高いが、中
間部では中心から離れる可能性も高まるので、始点及び
終点に近い部分のみ重み付けするようにしてもよい。
【0039】また、帯幅走査方向の濃度や色の変化が小
さく前記各データの差分の最大値が所定レベル以下であ
って実質上輪郭点を判別不能であるような場合は、帯状
領域の経路に従って図7に示すように外挿により輪郭線
を決定する。次に、決定された輪郭点を前回の走査で決
定された輪郭点の近傍にあるか否かを判定し、近傍に無
い場合は、輪郭点の決定が誤っていると判断して前記同
様外挿により輪郭点を決定する。あるいは、輪郭点候補
が複数ある場合は、2番目の候補を前回決定された輪郭
点と比較し、その近傍にあれば、これに選択し直すよう
にしてもよい。
【0040】更に、以上のようにして決定された輪郭点
が図8に示すように帯状領域の中心から離れていって帯
幅の端まで達したときには、その段階で輪郭線が帯状領
域から外れると判断して切り抜き画像の輪郭線を手動で
設定するモードに自動的に切り換える。その場合は、オ
ペレーターは帯状領域から外れた部分について画面上を
ポイントデバイス走査により輪郭線をトレースしていけ
ばよく、再び輪郭線が帯状領域内に入ったときに自動モ
ードに切り換えるようにすればよい。
【0041】以上示した各輪郭線探索処理方法を含んだ
実施例 (ステップ4のサブルーチン) を図9に示す。図
において、ステップ41では、帯幅方向の輪郭点決定の重
み分布を設定する。ステップ42では、前記ステップ3で
得られた6つの画像データに基づいて、輪郭点を算出
し、複数の輪郭点候補を算出した場合は、前記重み分布
に従って輪郭点を決定する。
【0042】ステップ43では、前記処理で輪郭点が算出
されたか否かを判定する。前記したように差分の最大値
のレベルが小さすぎて算出不能であるか否かを判定す
る。そして、算出不能であった場合は、ステップ44へ進
み、前述した外挿処理を行って輪郭線を設定する。輪郭
点を算出できたときはステップ45へ進み、算出された輪
郭点が前回の走査で決定された輪郭点の近傍に位置する
か否かを判定し、離れている場合にはステップ44で前記
外挿処理を行い、近傍に位置する場合はステップ46へ進
む。
【0043】ステップ46では、算出された輪郭点が帯状
領域の幅方向の端に位置して、領域外に外れると予測さ
れるか否かを判別する。そして、領域から外れると判別
されたときはステップ47へ進み、輪郭線を手動で設定す
るモードに切り換える。次いでステップ48で、前記手動
モードによる輪郭線の設定が終了したか否かを判別し、
終了した時点、つまり帯状領域内に戻った時点でステッ
プ49へ進み自動探索モードに切り換えた後、ステップ3
へ戻る。
【0044】また、ステップ46で輪郭点が帯状領域から
外れないと判定されたときは、ステップ50へ進み、算出
された輪郭点を真の輪郭点として確定する。
【0045】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、表示画像上の切り抜き画像の輪郭線に沿って人の感
性に従った操作感で帯状領域を設定するという簡単な操
作を行うだけで、かつ、帯状領域の長さを任意に指定す
ることにより、少ない設定回数で輪郭線全体を精度よく
探索することができる。
【0046】また、輪郭点を抽出するトレーサを移動さ
せながら輪郭線を探索することにより探索精度が向上す
る。また、帯状領域の幅を切り抜き画像の表示サイズに
基づいた比率で設定する構成とすることにより、帯状領
域の設定をより容易に行うことができる。また、帯状領
域の形状を指定された2点間を移動させた円形の外郭軌
跡の形状に設定する構成とすることにより、領域の方向
によらず輪郭線探索精度が安定化する。
【0047】また、帯状領域の帯幅方向に前記トレーサ
による輪郭点決定の重み分布を設定することにより、輪
郭点の誤抽出を抑制できる。また、帯状領域の形状を長
手方向に湾曲可能に設定することにより、領域の設定回
数をより減少でき、輪郭線探索精度の向上も図れる。ま
た、前記トレーサが帯状領域の外側に輪郭点を決定した
場合は輪郭線の探索を中止し、手動の切り抜き輪郭線設
定モードに自動切り換えることにより、帯状領域から輪
郭線が外れて探索不能になった場合に対処できる。
【0048】また、前記トレーサが輪郭点を抽出できな
くなったときに、帯状領域の長手方向に沿って外挿によ
り輪郭線を設定する構成とすることにより、高い確率で
輪郭線を推定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成・機能を示すブロック図。
【図2】本発明の一実施例のシステム構成を示す図。
【図3】同上実施例において設定される帯状領域の形状
を示す図。
【図4】同上実施例の基本的な切り抜き画像の輪郭線探
索ルーチンを示すフローチャート。
【図5】帯状領域設定のサブルーチンの第1の実施例を
示すフローチャート。
【図6】同じく帯状領域設定のサブルーチンの第2の実
施例を示すフローチャート。
【図7】同上実施例の輪郭線の外挿処理を説明するため
の図。
【図8】同じく手動モード切換時の様子を説明するため
の図。
【図9】同上実施例における輪郭線探索処理のサブルー
チンを示すフローチャート。
【符号の説明】 1 画像入力手段 2 入力手段 3 演算手段 4 画像表示メモリ 5 表示手段 6 内部記憶手段 7 外部記憶手段 8 マスク作成手段

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原画像を光電変換走査して得られた画像
    を表示手段に表示させ、該表示された画像上の切り抜き
    を所望する画像の輪郭線に沿って指定された位置に帯状
    の領域を設定し、該設定された帯状領域内の画像データ
    を処理することにより前記切り抜き画像の輪郭線を探索
    することを特徴とする切り抜き画像の輪郭線探索方法。
  2. 【請求項2】 原画像を光電変換走査して得られた画像
    を表示する表示手段と、 前記表示手段に表示された画像上の切り抜きを所望する
    画像の輪郭線に沿って指定された位置に帯状の領域を設
    定する帯状領域設定手段と、 前記帯状領域設定手段により設定された帯状領域内の画
    像データを処理して前記切り抜き画像の輪郭線を探索す
    る輪郭線探索処理手段と、 を含んで構成したことを特徴とする切り抜き画像の輪郭
    線探索装置。
  3. 【請求項3】 前記輪郭線探索処理手段は、帯状領域の
    帯幅方向の画像データに基づいて画像の輪郭線上にある
    輪郭点を抽出するトレーサを備え、該トレーサを帯の長
    手方向に移動させて連続的に輪郭点を抽出していくこと
    により、輪郭線を探索することを特徴とする請求項2に
    記載の切り抜き画像の輪郭線探索装置。
  4. 【請求項4】 前記帯状領域設定手段は、帯状領域の幅
    を前記表示手段に表示される切り抜き画像のサイズに基
    づいた比率で設定することを特徴とする請求項2又は請
    求項3に記載の切り抜き画像の輪郭線探索装置。
  5. 【請求項5】 前記帯状領域設定手段は、帯状領域の形
    状を指定された2点間を移動させた円形の外郭軌跡の形
    状に設定することを特徴とする請求項2〜請求項4のい
    ずれか1つに記載の切り抜き画像の輪郭線探索装置。
  6. 【請求項6】 前記帯状領域設定手段は、帯状領域の帯
    幅方向に前記トレーサによる輪郭点決定の重み分布を設
    定したことを特徴とする請求項3〜請求項5のいずれか
    1つに記載の切り抜き画像の輪郭線探索装置。
  7. 【請求項7】 前記帯状領域設定手段は、帯状領域の形
    状を長手方向に湾曲可能に設定することを特徴とする請
    求項2〜請求項6のいずれか1つに記載の切り抜き画像
    の輪郭線探索装置。
  8. 【請求項8】 前記トレーサが帯状領域の外側に輪郭点
    を決定した場合は輪郭線の探索を中止し、手動の切り抜
    き輪郭線設定モードに自動切り換えするモード切換手段
    を含んで構成したことを特徴とする請求項3〜請求項7
    のいずれか1つに記載の切り抜き画像の輪郭線探索装
    置。
  9. 【請求項9】 前記輪郭線探索処理手段は、前記トレー
    サが輪郭点を抽出できなくなったときに、帯状領域の長
    手方向に沿って外挿により輪郭線を設定することを特徴
    とする請求項3〜請求項8のいずれか1つに記載の切り
    抜き画像の輪郭線探索装置。
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