JP3449836B2 - 画像切り抜き方法及び装置 - Google Patents

画像切り抜き方法及び装置

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JP3449836B2 JP23867295A JP23867295A JP3449836B2 JP 3449836 B2 JP3449836 B2 JP 3449836B2 JP 23867295 A JP23867295 A JP 23867295A JP 23867295 A JP23867295 A JP 23867295A JP 3449836 B2 JP3449836 B2 JP 3449836B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原画像を光電変換
して得た表示画像上で特定画像をその輪郭を抽出して切
り抜く方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、商品カタログを印刷する場合、
印刷原画として使用される商品写真は必要な商品画像部
の周囲に背景が撮影されるため、印刷物としては、これ
らの背景部分を消去して商品のみを表示することを要求
される場合が多い。そのため、必要な画像部のみを透明
とし、それ以外の部分を不透明としたマスクフィルムを
形成し、これを原画に重ね合わせて写真的に複製するこ
とにより、不要な背景部を消去し、商品のみが表示され
た画像を得ることができる。
【0003】前記マスクフィルムを形成する技術とし
て、従来、以下のような技術が知られている。 製版スキャナにより、読み取られたカラー原画像の
Y (イエロー) 、M (マゼンタ) 、C (シアン) 、K
(ブラック) の色別の画像データのうち、Kの画像デー
タを利用してマスクフィルムを作成する。
【0004】 ピールオフフィルムを、Y,M,C,
Kの色分解版上に重ねて、専門の熟練者が切り抜きを所
望する画像の輪郭に沿ってカッターにより、マスクフィ
ルムを作成する。 デジタル化されたデータを画像処理ワークステーシ
ョン上で、オペレーターがディスプレイに表示された画
像上をポイントデバイスでトレースする。
【0005】しかしながら、かかる従来の技術において
は、次のような問題点を生じていた。の技術では、濃
度差だけで、画像全体から所望の切り抜き画像を抽出す
ることに無理があり、正確に抽出することができない。
の技術では、マスクフィルムの作成に時間が掛り、目
を凝らす作業となるため作業環境が悪い。また、熟練者
が不足しており、作業者間で仕上がりにムラがある。
【0006】の技術では、人の判断で切り抜く点で
と同様であるため、同様の問題があり、自動化の要望が
ある。このように、切り抜き画像抽出の精度を上げるた
めには人手だけに頼ることも問題がある。そこで、かか
る切り抜き画像の自動化に関して、切り抜きたい画像の
輪郭付近を局部領域で指定し、濃度差、色差を利用して
局部領域内の特定画像と背景画像との境界を自動的に求
め、この境界に基づいて切り抜き画像の輪郭を決定する
装置が提案されている (特公昭63−5745号公報参
照) 。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように濃度差や色差に基づいて切り抜き領域の輪郭を求
めるに当たって、切り抜きを行なわせる原画像の背景は
千差万別であり、原画像の背景領域が変化している場合
には、安定的に所望画像を精度良く切り抜くことは困難
であった。
【0008】例えば、原画像の背景の濃度変化が大きい
場合には、局部領域を小さくとり背景の濃度変化の影響
を小さくしていた。しかし、この場合、輪郭に沿って局
部領域を移動させる頻度が増し、オペレータの負荷が増
した。また、原画像の背景の濃度変化が小さい場合に
は、局部領域を大きくとり、一度に長い輪郭線を抽出す
る構成になっているが、この場合においては、各画素の
濃度差演算の処理時間が増大する問題があった。
【0009】さらに、濃度差、色差による特定画像と背
景領域の分類においては、特定画像と背景領域との間に
明るい輝度を持つエッジが存在する場合や画像の影など
がある場合には、うまく分類するのは困難であった。本
発明は、このような従来の問題点に鑑みなされたもの
で、大まかな判断・操作のみをオペレータに任せ、後は
自動的に切り抜き画像の輪郭を抽出し、精度よく安定的
な画像の自動切り抜き処理が行えるようにすることを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1の係
る発明に係る画像切り抜き方法は、原画像を光電変換走
査して得られた画像を表示手段に表示させ、該表示され
た画像から特定画像を切り抜く画像切り抜き方法であっ
て、前記切り抜きを所望する特定画像の輪郭付近に輪郭
抽出を開始するための輪郭抽出開始点を設定し、前記輪
郭抽出開始点を中心とし、前記特定画像領域側と背景領
域側をまたがるように、第1サンプル領域を指定し、前
記表示された画像上に所定の第2サンプル領域を指定
し、前記第1サンプル領域と第2サンプル領域とを連続
した帯状の領域として同時に指定し、前記第2サンプル
領域内の画像の基準となる基準特徴量を設定し、前記第
1サンプル領域内の各画素の特徴量と前記基準特徴量と
の類似度を算出し、該類似度に基づいて各画素を相互に
特徴量が類似する同士の画素群からなる複数のクラスタ
に分類し、前記複数に分類されたクラスタを、前記特定
画像領域側と、特定画像外側の背景領域側とに分類し、
前記特定画像領域側と背景領域側との分類に基づいて、
前記輪郭抽出開始点近傍から前記帯状領域内において輪
郭を抽出することを特徴とする。
【0011】かかる画像切り抜き方法の作用を説明す
る。第2サンプル領域を指定して、その基準となる特徴
量を設定した後、切り抜きを所望する特定画像の輪郭を
含んで指定した領域の各画素が、第2サンプル領域の基
準特徴量からの類似度に基づいて該類似度が高いクラス
タから類似度が低いクラスタまで複数のクラスタに分類
される。
【0012】これら複数に分類されたクラスタは、相互
の類似度に基づいて特定画像側と背景領域側とに2分類
される。このようにして、特定画像の輪郭を含ませて指
定された領域の各画素が、特定画像側のクラスタと背景
領域側のクラスタとに分類され、これら両クラスタの境
界部分を特定画像切り抜き用の輪郭として抽出する。
【0013】また、第1サンプル領域と第2サンプル領
域とを連続した帯状の領域として同時に指定する構成で
あるため、領域の指定を簡単に行えると同時に、例えば
特定画像の画素値に近い画素値を持つ影等が外側に存在
した場合、第2サンプル領域を前記影部分を含ませるよ
うに移動させて、該第2サンプル領域にて背景領域側の
初期クラスタを作成するようにすれば、影の部分は背景
領域側クラスタに属するように分類されて、正しく輪郭
の抽出を行うことができる。
【0014】また、請求項2の発明に係る画像切り抜き
方法のように、前記サンプル領域を背景領域に含まれる
ように指定してもよく、このようにすれば、基準となる
特徴量は背景領域の特徴量となり、該特徴量に類似度の
高いクラスタを背景領域側、類似度が低いクラスタを特
定画像側として精度良く分類することができる。また、
請求項3の発明に係る画像切り抜き方法のように、前記
サンプル領域の基準となる特徴量を、各画素値を平均化
処理して得るようにしてもよく、特に、背景領域等のよ
うに分散度の小さい領域をサンプル領域として指定した
場合には、該領域の特徴がよく表れた基準特徴量を得る
ことができる。
【0015】また、請求項4の発明に係る画像切り抜き
方法のように、前記複数のクラスタの特定画像領域側と
背景領域側との分類を、特定画像領域側である確度の高
いクラスタと背景領域側である確度が高いクラスタ以外
とに分類し、それ以外のクラスタが存在する場合は、各
クラスタの幾何学的配置に基づいて分類するようにして
もよい。
【0016】例えば、切り抜き対象となる特定画像やそ
の背景画像が複雑であったり、特定画像の輪郭付近に影
やエッジ強調された領域が存在する場合には、特定画像
領域側と背景領域側とのいずれに属するかが明確でない
クラスタが存在する。そこで、該クラスタを特定画像領
域側と背景領域側とのいずれかに分類する必要がある
が、各クラスタの幾何学的配置によって前記不明確なク
ラスタを特定画像領域側と背景領域側とに分類すること
ができる。
【0017】また、請求項5の発明に係る画像切り抜き
方法のように、前記切り抜きを所望する特定画像の輪郭
を含む領域の指定は、輪郭に沿って帯状の領域に指定
し、前記特定画像の輪郭の抽出は、前記帯状の指定領域
の一端部について複数のクラスタの分類及び特定領域側
と背景領域側との分類を行った後、輪郭近傍から抽出を
進行し、進行方向前方の画素と該画素に隣接する近傍の
画素について夫々前記特定領域側と背景領域側とに分類
し、該近傍の複数画素の分類のパターンにしたがって輪
郭の抽出を行うようにしてもよい。
【0018】このようにすれば、前記帯状の指定領域の
一端部についてのみ各画素を複数のクラスタに分類し、
それ以外の領域では輪郭の抽出方向近傍の画素のみにつ
いて分類すればよいので、該抽出時間を短縮できる。ま
た、請求項6の発明に係る画像切り抜き装置は、図1に
示すように、原画像を光電変換走査して得られた画像を
表示手段に表示させ、該表示された画像から特定画像を
切り抜く画像切り抜き装置であって、特定画像の輪郭付
近に輪郭抽出を開始するための輪郭抽出開始点を指定す
る開始点指定手段と、該輪郭抽出開始点を中心とする前
記特定画像領域と背景領域とをまたがるように第1サン
プル領域を指定する第1サンプル領域指定手段と、前記
特定画像上に所定の第2サンプル領域を指定する第2サ
ンプル領域指定手段と、前記第1サンプル領域と第2サ
ンプル領域とを連続した帯状の領域として同時に指定す
る帯状領域指定手段と、前記第2サンプル領域内の画像
の基準となる特徴量を設定する基準特徴量設定手段と、
前記第1サンプル領域内の各画素の特徴量と前記基準特
徴量との類似度を算出し、該類似度に基づいて各画素を
相互に特徴量が類似する同士の画素群からなる複数のク
ラスタに分類するクラスタリング手段と、前記複数に分
類されたクラスタを、前記特定画像領域側と、特定画像
外側の背景領域とに分類する領域分類手段と、前記特定
画像領域側と背景領域画像側との分類に基づいて前記輪
郭抽出開始点近傍から前記帯状領域内において輪郭を抽
出する輪郭抽出手段と、を含んで構成したことを特徴と
する。
【0019】かかる画像切り抜き装置の作用を説明す
る。第2サンプル領域指定手段により指定した第2サン
プル領域に対して基準特徴量抽出手段が、該第2サンプ
ル領域内画像の基準となる基準特徴量を算出する。第1
サンプル領域指定手段により切り抜きを所望する特定画
像の輪郭に沿って指定された第1サンプル領域の各画素
に対して、クラスタリング手段がサンプル領域の基準特
徴量からの類似度に基づいて複数のクラスタに分類す
る。
【0020】これら複数に分類されたクラスタを、領域
分類手段がクラスタ相互の類似度に基づいて特定画像側
と背景領域側とに2分類する。このようにして、特定画
像の輪郭を含ませて指定された領域の各画素が、特定画
像側のクラスタと背景領域側のクラスタとに分類され、
輪郭抽出手段は、これら分類された両クラスタの境界部
分を特定画像の輪郭として抽出することができ、該輪郭
に沿って特定画像を切り抜くことができる。
【0021】また、請求項7の発明に係る画像切り抜き
装置のように、前記帯状領域指定手段が、始点と終点と
の指定により所定形状の領域が前記始点から終点まで移
動したときに通過する領域の軌跡として帯状に指定する
ことが可能に構成してもよい。このようにすれば、特定
画像の輪郭に沿って帯状の領域を容易に指定することが
できる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。図2は、本発明に係る切り抜き画像
の輪郭抽出方法が実施される画像処理システムのハード
ウエアを示し、画像入力手段1,入力手段2,演算手段
3,画像表示メモリ4,表示手段5,内部記憶手段6,
外部記憶手段7及びマスク生成手段8を備えて構成され
ている。
【0023】画像入力手段1は、原画像を走査して光電
変換し、R,G,BやY,M,C,Kその他Lab,X
YZ等の色座標系で色分解された画像データとして入力
する。なお、本実施例では、R,G,Bに色分解された
例で説明する。前記画像データは演算手段3により、演
算処理され1画像分の画像データが画像表示メモリ (フ
レームメモリ) 4に記憶され、該画像表示メモリ4から
の画像データを入力して表示手段 (CRT) 5に画像が
表示される。
【0024】入力手段2は、マウスやキーボード等で構
成され、前記演算手段3に演算に必要なデータを与えた
り、必要な指示を与えたりする。特に本実施例の場合、
マウス等の操作により表示された画像をみて切り抜きを
所望する画像の輪郭付近に輪郭抽出開始点や第1サンプ
ル領域を指定する。また、背景領域の第2サンプル領域
の指定、同時に帯状領域の指定、輪郭線の手動設定等に
も使用される。従って、請求項6の発明に係る領域指定
手段は、該入力手段2及び演算手段3により構成され
る。
【0025】そして、前記指定された帯状領域内で後述
する複数のクラスタへの分類を行い、さらに該複数のク
ラスタを切り抜きを所望する特定画像側のクラスタと背
景領域側のクラスタに分類した後、該分類に基づいて前
記特定画像の輪郭を抽出して得られた切り抜き画像に対
する切り抜き処理データ (例えば切り抜き画像以外の部
分を塗り潰してマスク画像とする) が内部記憶手段 (R
AM) 6に記憶される。また、前記切り抜き処理データ
を外部記憶手段7に記憶して保存しておくこともでき
る。尚、前記複数のクラスタへの分類,特定画像側のク
ラスタと背景領域側のクラスタとの分類及び輪郭の抽出
は演算手段3が画像データを演算処理して行うので、請
求項6の発明に係るクラスタリング手段,領域分類手段
及び輪郭抽出手段も演算手段3により構成される。
【0026】マスク作成手段は、前記切り抜き処理デー
タに従って、切り抜き画像部分以外の不要部分を塗り潰
したり、マスクデータを拡大・縮小演算し、集版演算に
使用するマスクデータを作成する (かかるマスクデータ
を用いてマスクフィルムを作成してもよい) 。次に、前
記システムを用いた、画像切り抜き処理の基本的な実施
例を図3に示したフローチャートに従い図4〜図6を参
照しつつ説明する。
【0027】ステップ (図ではSと記す。以下同様) 1
では、図4に示すように、表示された画像に対して切り
抜きを所望する特定画像の輪郭を含む領域を指定する。
該領域の指定は、始点と終点とを指定することにより、
所定形状 (実施例では円形)の領域 (の中心) が前記始
点から終点まで移動したときに通過する領域の軌跡とし
て帯状の領域に指定することができる。
【0028】そして、前記始点となる第1ポイントつま
り輪郭抽出開始点は、前記切り抜きを所望する特定画像
の領域内の背景領域との境界つまり輪郭付近に位置する
ように指定し、輪郭抽出開始点を中心とする第1サンプ
ル領域は、特定画像と背景領域とをつたがる位置に指定
する。一方終点となる第2ポイントは、背景領域内に含
まれるように指定し、後述する第2ポイントを中心とす
る所定形状の領域も背景領域内に含まれるようにする。
【0029】次にステップ2では、前記第2ポイントを
中心とする所定形状の領域 (以下第2サンプル領域とい
う) つまり背景領域の基準となる特徴量を求める。具体
的には、前記第2サンプル領域内の全画素 (n) の画素
値Pki (k=R,G,B、i=1〜n) の平均値Pk
mを基準特徴量として次式のように算出する。尚、R,
G,Bの代わりに、Y,M,C,Kその他Lab,XY
Z等の色座標系を用いる場合は、k=Y,M,C,K、
k=L,a,b、k=X,Y,Z等となる。
【0030】
【数1】
【0031】ステップ3では、前記第2サンプル領域内
の画素値の平均値Pkmと、第2サンプル領域内の各画
素の画素値Pkiとのユークリッド距離 (以下単に距離
という) を求め、それらの距離の中で最大の距離Tを次
式のようにして求め、該最大距離Tを後述するクラスタ
リング処理の初期閾値T0 とする。また、ここでクラス
タの重心に前記平均値Pkmを持ち、閾値Tの距離の大
きさを持つクラスタC B0を作成し、該クラスタCB0を背
景領域の初期クラスタとする。
【0032】
【数2】
【0033】ステップ4では、前記第1ポイントを中心
とする所定形状の領域 (以下第1サンプル領域という)
内で、前記クラスタCB0に属する画素の存在を調べる。
具体的には、第1サンプル領域の各画素と、前記クラス
タCB0の重心との距離を算出し、該距離が前記閾値T以
内であれば、該画素はクラスタCB0に属し、距離が閾値
Tより大のときは該画素はクラスタCB0に属していない
と判定する。
【0034】そして、クラスタCB0に属する画素が存在
した場合は、ステップ5において、該クラスタCB0に属
する画素を重心とし、閾値を前記初期閾値T0 とするク
ラスタを第1サンプル領域内で背景領域に属するクラス
タCB1 (請求項4に係る発明における背景領域に属する
確度の高いクラスタ) とし、第1サンプル領域内で該ク
ラスタCB1に属する画素を抽出する。具体的には各画素
と前記クラスタCB1の重心の画素との距離が閾値T0
内にある画素を抽出する。
【0035】ステップ4で、前記クラスタCB0に属する
画素が存在しなかった場合には、ステップ6へ進んで、
該クラスタCB0の閾値Tを所定量ΔT増大した後、再度
ステップ4に戻って該閾値Tを増大されたクラスタCB0
に対して、該クラスタCB0に属する画素の存在を調べ
る。そして、クラスタCB0に属する画素が抽出された時
点で、該画素を重心とし、閾値Tを前記初期閾値T0
するクラスタを第1サンプル領域内で背景領域に属する
(確度の高い) クラスタCB1とし、該クラスタCB1に属
する画素を抽出する。尚、閾値Tの一度の所定量ΔTの
増大でクラスタCB0に属する画素が抽出されない場合
は、クラスタCB0に属する画素が抽出されるまで閾値T
の増大を繰り返す。
【0036】また、ステップ4で最初にクラスタCB0
属する画素の存在を調べるときに、クラスタCB0の重心
からの距離が最小となる画素を記憶しておき (前に調べ
た画素の距離と比較して小さい方の画素を記憶すればよ
い) 、クラスタCB0に属する画素が存在しなかった場合
は、全ての画素の中で重心からの距離が最小となる画素
を重心として閾値Tを初期閾値T0 とするクラスタを第
1サンプル領域内で背景領域に属するクラスタCB1とす
る。このようにすれば、最大でも第1サンプル領域内の
全画素につき1回クラスタCB0に属するか否かを判定す
るだけで新規のクラスタCB1を作成でき、かつ、最初の
調べでクラスタCB0に属する画素が抽出されなかった場
合でも、背景領域の初期クラスタCB0の重心と新規のク
ラスタC B1の重心とが最も接近した、つまり背景領域に
属する確度がより高いクラスタC B1を作成することがで
きる。これにより、後述する他のクラスタを背景領域側
と切り抜きを行う特定画像側とに分類するときの精度が
高められる。
【0037】以上のようにして、第1サンプル領域内で
背景領域に属するクラスタCB1に属する画素の抽出を行
った後ステップ7へ進み、今度は、第1サンプル領域内
で特定画像側に属する確度の高いクラスタCP1を設定
し、該クラスタCP1に属する画素を抽出する。具体的に
は、前記第1ポイントが特定画像側に含まれるように設
定しているので該第1ポイントを重心として、閾値Tを
前記初期閾値T0 とするクラスタを特定画像側に属する
確度の高いクラスタCP1として設定し、第1サンプル領
域内で該クラスタCP1に属する画素を抽出する。
【0038】このようにして、第1サンプル領域内で背
景領域に属する確度の高い (クラスタCB1に属する) 画
素の抽出と、特定画像に属する確度の高い (クラスタC
P1に属する) 画素の抽出とを行った後、ステップ8へ進
んで第1サンプル領域内で残った画素つまりクラスタC
B1とクラスタCP1のいずれにも属しない画素が存在する
か否かを判定する。
【0039】そして、クラスタCB1とクラスタCP1のい
ずれにも属しない画素が存在する場合には、ステップ9
へ進んで該画素の中の任意の画素 (最初に抽出された画
素でよい) を重心として前記初期閾値T0 とするクラス
タCX1を設定し、第1サンプル領域で該クラスタCX1
属する画素を抽出する。次に、ステップ10へ進んで、新
たに第1サンプル領域内で残った画素が存在するか否か
を判定し、残っている場合にはステップ9へ進んで新た
に残存する画素の1つを重心として初期閾値T0 とする
クラスタCX2を設定し、第1サンプル領域で該クラスタ
X2に属する画素を抽出する。
【0040】このようにして第1サンプル領域内の全て
の画素がクラスタCB1, P1, Xi(i=1, , ・・
・) のいずれかに属するまでクラスタを作成して分類
し、残存する画素が無くなったときに、ステップ11へ進
む。ステップ11では、背景領域側のクラスタCB1と特定
画像側のクラスタCP1以外のクラスタCXiを背景領域側
のクラスタCBi (i=2, , ・・・) と特定画像側の
クラスタCPi (i=2, , ・・・) とに分類する。
【0041】前記クラスタCXiを背景領域側のクラスタ
Biと特定画像側のクラスタCPiとに幾何学的配置に基
づいて分類する方法を図5を参照して説明する。図5
(A) で背景領域側のクラスタCB1と特定画像側のクラ
スタCP1が図示のように存在する場合、同図 (B) に示
すように、特定画像側のクラスタCP1の重心である第1
ポイントP1から背景領域側のクラスタCB1に属する領
域に接する2本の接線L1, L2を引く。
【0042】同図 (C) に示すように、該2本の接線L
, L2と背景領域側のクラスタC B1とで囲まれる領域
に存在する画素を含むクラスタCXiについては、該クラ
スタCXiは背景領域側のクラスタCBiとして分類し、前
記領域に存在する画素を含まないクラスタCXiについて
は、該クラスタCXiは特定画像側のクラスタCPiとして
分類する。
【0043】例えば、図示のようにクラスタCP1, B1
以外にクラスタCX1〜CX6が存在し、その中でクラスタ
X4,CX5, X6が接線L1, L2と背景領域側のクラ
スタCB1とで囲まれる領域に存在する画素を含んでいる
場合、該クラスタCX4,CX5 , X6は背景領域側のクラ
スタCB2〜CB4として分類し、他のクラスタCX1〜C X3
は特定領域側のクラスタCP2〜CP4として分類する。
【0044】このようにして全てのクラスタを、背景領
域側クラスタCB と特定画像側クラスタCP とに分類し
た後、ステップ12へ進んで特定画像の輪郭つまり切り抜
き線の抽出を行う。尚、第1サンプル領域内の全ての画
素が、最初の背景領域側クラスタCB1と特定画像側クラ
スタCP1とのいずれかに含まれる場合は、ステップ9〜
ステップ11をジャンプしてステップ12へ進む。
【0045】前記輪郭の抽出な具体的な方法を説明す
る。輪郭の抽出は、第1ポイントP1からスタートす
る。第1ポイントP1は特定画像領域内の輪郭近傍にあ
るので、輪郭に沿う方向に進行させる。そして、以下の
ルールに従って図6に示すように、輪郭を抽出する。 進行方向の前方に隣接する画素Paと、その左側の
画素Pbが共に背景領域側のクラスタCB に属する場合
には、左折する。 (図6A) 。
【0046】 画素Paが背景領域側のクラスタCB
に属し、画素Pbが特定画像側のクラスタCP に属する
場合は、進行方向を変更せず、直進する (図6B) 。 画素Pa, 画素Pbが共に特定画像側のクラスタC
P に属する場合には、右折する。このルールに従えば、
第1ポイントP1から背景領域側に出た後、左側に特定
画像の画素が隣接するように背景領域側の画素に沿って
進行するため、特定画像の最外側の画素に隣接する背景
領域の画素を特定画像の輪郭として抽出することにな
る。
【0047】尚、第1サンプル領域内では、前記画素P
aと画素Pbとは先に背景領域側のクラスタCB と特定
画像側のクラスタCP とのいずれかに分類されているの
で、該分類に従えばよい。また、第1サンプル領域内側
から外側の帯状領域に出て輪郭を抽出するときには、前
記同様のルールに従い、前記2つの画素Paと画素Pb
とについてのみ、背景領域側のクラスタCB と特定画像
側のクラスタCP とに分類しつつ、輪郭の抽出を行えば
よい。画素Paと画素Pbの分類は、各画素Pa, Pb
と第1サンプル領域で分類された複数のクラスタの重心
との距離を算出し、該距離が閾値T0 以内にある場合
に、画素Pa,Pbが当該クラスタに属すると分類する
ことができ、そのクラスタが前記背景領域側のクラスタ
B と特定画像側のクラスタCP とのいずれであるかに
よって分類することができる。
【0048】このようにすれば、第1サンプル領域内に
ついてのみ、該領域内の全ての画素を複数のクラスタに
分類し、第1サンプル領域外側の領域については、輪郭
の抽出と同時に2画素ずつ判定して分類するだけでよい
ため、輪郭に沿った帯状領域の全ての画素を分類する場
合に比較して、抽出時間を大幅に短縮できる。以上のよ
うにして、最初に指定した帯状領域内の輪郭の抽出を終
了した後は、ステップ13へ進んで前回の輪郭の抽出の最
終点を第1ポイントとし、画面上で第2ポイントを新た
に背景領域に指定し、抽出を行う。この操作を繰り返し
最後に最初の第1ポイントに連結するようにすれば、特
定画像の切り抜き線を得ることができる。なお、自動輪
郭抽出が困難な場合には手動の輪郭線設定に切り換え、
自動輪郭抽出が可能な場合には再度第1ポイントを指定
し、帯状領域を指定してもよい。
【0049】また、本実施例の方法では、第2サンプル
領域から背景領域側クラスタCB0に属する画素が第1サ
ンプル領域内で見つからない場合に、閾値Tを増大して
いって抽出する構成としたことにより、次のような場合
に有効である。例えば、第2サンプル領域から作成した
背景領域の (平均的な) 画素値から第1サンプル領域内
における背景領域の画素値に徐々に変化するような場合
(グラデーション) 、閾値Tを増大しなければ、第1サ
ンプル領域内で背景領域側クラスタCB0に属する画素が
第1サンプル領域内で見つからないので、クラスタCB1
を作成することもできないが、閾値を増大することによ
り第1サンプル領域内に背景領域側のクラスタCB1を作
成することができると同時に、第1サンプル領域と第2
サンプル領域とを結ぶ帯状領域内の背景領域部分を背景
領域側のクラスタCB1に含ませることができ、それによ
って輪郭の抽出が可能となる。
【0050】また、背景領域側のクラスタCB1及び特定
画像側のクラスタCP1のいずれにも属さないクラスタC
Xiが存在する場合に、前記の幾何学的配置に基づいて前
記クラスタCXiを背景領域側のクラスタCB と特定画像
側のクラスタCP とのいずれかに分類する方法は、特に
次のような場合に有効である。即ち、特定画像 (絵柄)
と背景領域との間にはエッジ強調による白いエッジが存
在したり、影が存在する場合がある。
【0051】そのような白いエッジや影の領域は、通常
背景領域側クラスタCB1及び特定画像側クラスタCP1
いずれにも属さず、新たなクラスタCXiに属することと
なるが、白いエッジや影の領域は、特定画像の輪郭外側
に隣接する、つまり特定画像と背景領域との間に存在す
るため、第1ポイントP1と背景領域側クラスタCB1
で囲まれる領域内に少なくとも一部が存在する可能性が
高く、それによって背景領域側のクラスタCB に分類す
ることができ、該白いエッジや影に影響されることな
く、正しい輪郭の抽出を行うことができる。
【0052】以上示した本発明に係る画像切り抜き方法
(装置) を用いれば、切り抜きを所望する特定画像の輪
郭近傍の画素を、複数のクラスタに分類し、かつ、該ク
ラスタを背景領域側と特定画像側とに分類することによ
り、精度よく輪郭を抽出することができる。また、クラ
スタへの分類において、閾値の設定回数が少ないため分
類に要する時間を短縮できる。
【0053】尚、特定画像の画素値に近い画素値を持つ
影等が外側に存在した場合、上記のような幾何学的方法
を用いない場合、前記影の部分を特定画像側に分類して
輪郭が誤判断されるようなことがあるが、その場合に
は、第2サンプル領域を前記影部分を含ませるように移
動して、該第2サンプル領域にて背景領域側の初期クラ
スタCB0を作成し、該クラスタCB0から第1サンプル領
域内の背景領域側クラスタCB1を作成すれば、影の部分
は該背景領域側クラスタCB1に属するように分類され
て、正しく輪郭の抽出を行うことができる。このよう
に、マンマシンの工夫でも影等の影響を回避することが
できる。
【0054】その他、画像の形態等によって部分的に本
発明に係る方法では輪郭の抽出を正しく行えないような
ところは、マンマシンで抽出すればよい。
【0055】
【発明の効果】以上説明してきたように請求項1の発明
に係る画像切り抜き方法によれば、切り抜きを所望する
特定画像の輪郭近傍の画素を、複数のクラスタに分類
し、かつ、該クラスタを背景領域側と特定画像側とに分
類することにより、精度よく輪郭を抽出することがで
き、クラスタの閾値の設定回数も少なくて済むため短時
間で輪郭の抽出を行うことができる。
【0056】また、請求項2の発明に係る画像切り抜き
方法によれば、前記第2サンプル領域を背景領域に含ま
れるように指定することにより、基準となる特徴量は背
景領域の特徴量となり、該特徴量に類似度の高いクラス
タを背景領域側、類似度が低いクラスタを特定画像側と
して精度良く分類することができる。
【0057】また、請求項3の発明に係る画像切り抜き
方法によれば、前記第2サンプル領域の基準となる特徴
量を、各画素値を平均化処理して得ることにより、特
に、背景領域等のように分散度の小さい領域を第2サン
プル領域として指定した場合には、該領域の特徴がよく
表れた基準特徴量を得ることができる。
【0058】また、請求項4の発明に係る画像切り抜き
方法によれば、背景領域側クラスタと特定画像側クラス
タのいずれに属するのかが不明確なクラスタを、各クラ
スタの幾何学的配置に基づいて特定画像領域側と背景領
域側とに分類することができる。また、請求項5の発明
に係る画像切り抜き方法によれば、前記帯状の指定領域
の一端部についてのみ各画素を複数のクラスタに分類
し、それ以外の領域では輪郭の抽出方向近傍の画素のみ
について分類すればよいので、該抽出時間を短縮でき
る。
【0059】また、請求項6の発明に係る画像切り抜き
装置によれば、特定画像の輪郭を含ませて指定された領
域の各画素が、特定画像側のクラスタと背景領域側のク
ラスタとに精度良く分類され、該分類に基づいて特定画
像の輪郭を精度よく、かつ、短時間で抽出することがで
き、以て該輪郭に沿って特定画像を切り抜くことができ
る。
【0060】また、請求項7の発明に係る画像切り抜き
装置によれば、特定画像の輪郭に沿って帯状の領域を容
易に指定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成・機能を示すブロック図。
【図2】本発明の一実施形態のシステム構成を示す図。
【図3】同上実施形態における特定画像の輪郭抽出ルー
チンを示すフローチャート。
【図4】同じく帯状領域を指定した状態を示す図。
【図5】同じく第1サンプル領域内のクラスタリングの
様子を示す図。
【図6】同じく輪郭の抽出のルールを示す図。
【符号の説明】
1 画像入力手段 2 入力手段 3 演算手段 4 画像表示メモリ 5 表示手段 6 内部記憶手段 7 外部記憶手段 8 マスク作成手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/38 - 1/393 G06T 1/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原画像を光電変換走査して得られた画像を
    表示手段に表示させ、該表示された画像から特定画像を
    切り抜く画像切り抜き方法であって、 前記切り抜きを所望する特定画像の輪郭付近に輪郭抽出
    を開始するための輪郭抽出開始点を設定し、 前記輪郭抽出開始点を中心とし、前記特定画像領域側と
    背景領域側をまたがるように、第1サンプル領域を指定
    し、 前記表示された画像上に所定の第2サンプル領域を指定
    し、 前記第1サンプル領域と第2サンプル領域とを連続した
    帯状の領域として同時に指定し、 前記第2サンプル領域内の画像の基準となる基準特徴量
    を設定し、 前記第1サンプル領域内の各画素の特徴量と前記基準特
    徴量との類似度を算出し、該類似度に基づいて各画素を
    相互に特徴量が類似する同士の画素群からなる複数のク
    ラスタに分類し、 前記複数に分類されたクラスタを、前記特定画像領域側
    と、特定画像外側の背景領域側とに分類し、 前記特定画像領域側と背景領域側との分類に基づいて、
    前記輪郭抽出開始点近傍から前記帯状領域内において輪
    郭を抽出することを特徴とする画像切り抜き方法。
  2. 【請求項2】前記第2サンプル領域は、背景領域に含ま
    れるように指定することを特徴とする請求項1に記載の
    画像切り抜き方法。
  3. 【請求項3】前記第2サンプル領域の基準となる特徴量
    は、各画素値を平均化処理して得ることを特徴とする請
    求項1又は請求項2に記載の画像切り抜き方法。
  4. 【請求項4】前記複数のクラスタの特定画像領域側と背
    景領域側との分類は、特定画像領域側である確度の高い
    クラスタと背景領域側である確度の高いクラスタ以外と
    に分類し、それ以外のクラスタが存在する場合は、各ク
    ラスタの幾何学的配置に基づいて分類することを特徴と
    する請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の画像の
    切り抜き方法。
  5. 【請求項5】前記切り抜きを所望する特定画像の輪郭を
    含む領域の指定は、輪郭に沿って帯状の領域に指定し、 前記特定画像の輪郭の抽出は、前記帯状の指定領域の一
    端部について複数のクラスタの分類及び特定領域側と背
    景領域側との分類を行った後、輪郭近傍から抽出を進行
    し、進行方向前方の画素と該画素に隣接する近傍の画素
    について夫々前記特定領域側と背景領域側とに分類し、
    該近傍の複数画素の分類のパターンにしたがって輪郭の
    抽出を行うことを特徴とする請求項1〜請求項4のいず
    れか1つに記載の画像の切り抜き方法。
  6. 【請求項6】原画像を光電変換走査して得られた画像を
    表示手段に表示させ、該表示された画像から特定画像を
    切り抜く画像切り抜き装置であって、 特定画像の輪郭付近に輪郭抽出を開始するための輪郭抽
    出開始点を指定する開始点指定手段と、 該輪郭抽出開始点を中心とする前記特定画像領域と背景
    領域とをまたがるように第1サンプル領域を指定する第
    1サンプル領域指定手段と、 前記特定画像上に所定の第2サンプル領域を指定する第
    2サンプル領域指定手段と、 前記第1サンプル領域と第2サンプル領域とを連続した
    帯状の領域として同時に指定する帯状領域指定手段と、 前記第2サンプル領域内の画像の基準となる特徴量を設
    定する基準特徴量設定手段と、 前記第1サンプル領域内の各画素の特徴量と前記基準特
    徴量との類似度を算出し、該類似度に基づいて各画素を
    相互に特徴量が類似する同士の画素群からなる複数のク
    ラスタに分類するクラスタリング手段と、 前記複数に分類されたクラスタを、前記特定画像領域側
    と、特定画像外側の背景領域とに分類する領域分類手段
    と、 前記特定画像領域側と背景領域画像側との分類に基づい
    て前記輪郭抽出開始点近傍から前記帯状領域内において
    輪郭を抽出する輪郭抽出手段と、 を含んで構成したことを特徴とする画像切り抜き装置。
  7. 【請求項7】前記帯状領域指定手段は、始点と終点との
    指定により所定形状の領域が前記始点から終点まで移動
    したときに通過する領域の軌跡として帯状に指定するこ
    とが可能である請求項6に記載の画像切り抜き装置。
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