JP2001052183A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2001052183A
JP2001052183A JP2000221390A JP2000221390A JP2001052183A JP 2001052183 A JP2001052183 A JP 2001052183A JP 2000221390 A JP2000221390 A JP 2000221390A JP 2000221390 A JP2000221390 A JP 2000221390A JP 2001052183 A JP2001052183 A JP 2001052183A
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Miwako Hirooka
美和子 広岡
Kazuhiko Washimi
和彦 鷲見
Manabu Hashimoto
橋本  学
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像処理における演算に多大な時間がかかる
という課題があった。 【解決手段】 原画像をよく似た属性の部分領域である
セグメントに予め分割するセグメント化部と、原画像及
びセグメントの画像の表示を行う画像表示部と、テンプ
レート画像として選択したいセグメントを指定する入力
装置と、指定されたセグメントに外接する外接長方形を
生成する外接長方形生成部と、原画像から外接長方形で
囲まれた領域を切り出す画像切出部と、切り出された画
像をテンプレート画像として登録するパターン登録部と
を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ロボットや産業
機械の位置制御及び検査などに使われる視覚装置におけ
る画像処理装置および画像処理方法に関するものであ
り、特にテンプレートマッチング法のためのテンプレー
ト画像の生成、およびテンプレートマッチング方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の画像処理装置の説明をはじめる前
に、先ず、基本的なテンプレートマッチング手法につい
て説明する。テンプレートマッチング法(Template Mat
ching=TM手法)は、ティーチング・バイ・ショーイ
ング、即ち、対象毎にプログラムを組まなくても対象の
画像を登録するだけで、自動的にその対象を再認識する
ことができることを特徴とし、画像処理に関する知識の
ないユーザでも簡単に使いこなせるため、ユーザのニー
ズが高い位置合わせ手法である。また、最近のファクト
リーオートメーション(以下FAという)分野における
画像処理装置への要求として2値化処理だけで対応でき
ないような複雑な検査や位置決めを高速に精度よく行う
ことが要求されており、正規化相互相関係数に基づいた
位置合わせを行なう濃淡テンプレートマッチングへの期
待は大きい。しかし、濃淡テンプレートマッチングはそ
の膨大な計算量のために、従来専用ハードウエアなしに
は、実現不可能とされてきた。そのため、画像処理装置
が高価になり、市場開拓の障害となっていた。
【0003】図16は従来の濃淡テンプレートマッチン
グ処理を説明する説明図である。図に示すように、濃淡
テンプレートマッチングは位置(x,y)から開始され
るテンプレートと同じ大きさの局所領域Sx,y を順にず
らしながら、テンプレート画像Gi,j と探索画像Fi,j
の相関値Mx,y を計算し、相関値が最も高い位置(x,
y)をテンプレートが発見された位置として出力する。
なお、この相関値Mx, y は次の式(1)で与えられる。
【0004】
【数1】
【0005】ただし、上記式(1)において、
探索画像あるいはテンプレート画像の局所領域内におけ
る画像の輝度の平均値、nは局所領域Sx,y に含まれる
画素の個数である。また、この式(1)には分母側に画
像の輝度分散を表す項が含まれていることからもわかる
ように、この相関値Mx,y は、画像の明るさの線形的な
変動F’i,j =Fi,j ×k1+k2に全く影響を受けな
いことがわかる。従って、濃淡テンプレートマッチング
を用いることによってテンプレート画像と検査画像との
コントラストが変化したり、画像全体の明るさの変化や
ノイズへの余裕度が大きい。
【0006】しかしながら、このような濃淡テンプレー
トマッチングは相関値演算に時間がかかり、FA分野な
ど、高速化が要求される場合には時間の制限から実用的
に対応できなかった。たとえば、512×512の検査
画像中、128×128のテンプレート画像のサーチを
行う場合、次の式(2)による回数の積和演算が必要で
あり、100Mipsクラスの計算機をもってしても1
0秒以上の計算時間を要することとなる。
【0007】 128×128×(512−128)×(512−128) =2.4×109 ・・・(2)
【0008】これに対して、よく知られた高速化手法と
して粗精サーチ法がある。図17は粗精サーチ法による
処理の概要を説明する説明図である。図に示すように、
粗精サーチ法は、第1ステップとして原画像を1/4や
1/8に縮退した画像(粗画像)を作り、粗画像のテン
プレート画像でだいたいの位置をサーチし、その周辺だ
けを原画像で精サーチして正確な位置を求めるという方
法である。この方法で先ほどの例と同じ結果を得るのに
必要な演算量は、粗精サーチの比率を1:Nとすれば、
下記式(3)で与えられる回数で済む。
【0009】
【数2】
【0010】図18は図17で説明した粗精サーチ法に
おける式(3)の精サーチ量Nと粗精比との関係を示す
グラフ図である。図18に示すように、Nを変化させる
と、Nが極小となる最適な粗精比が存在するが、このよ
うな場合にも、FAラインでの実用化レベルとして目安
にされる0.1sec以内の認識を達成するには、まだ
数百倍の時間短縮を達成しなければならない。
【0011】このように、従来の粗精サーチによるテン
プレートマッチング法では、処理速度が遅く実用的でな
いという問題点があった。
【0012】このようなテンプレートマッチング技術に
対して、いくつかの技術が開発されている。図19は、
例えば特公平2−642号公報に示された従来の部分テ
ンプレートマッチング法を示す説明図である。図におい
て、11はパターン位置検出対象である半導体ペレット
の回路素子形成領域であり、12は回路素子形成領域1
1の2辺に規則的に配列された接続パッドである。13
a,13bはパターン位置検出に際して探索されるパタ
ーン探索領域(目標パターン)である。
【0013】ここでは目標パターンとそれぞれ一致する
テンプレートを持ち、予め教示していた位置関係を利用
して、真のピークを検出しようとするものである。この
場合、対象としたいテンプレートを部分に分けて、それ
ぞれの部分でパターン探索領域13a,13bとテンプ
レートマッチングすることによって、同一の特徴を持っ
たパターンが複数個等間隔に配列されている場合でも、
目標パターンを識別できる。また、目標パターンを部分
に分けて撮像できるので、分解能を高めることができ
る。
【0014】しかしながら、この方式ではどの部分をテ
ンプレートとすれば良いのか、ユーザが判断しなければ
ならず、ノウハウが必要とされた。
【0015】一方、テンプレートの自己評価方法を使用
する画像処理装置として、特開昭61−74082号公
報に開示されるものがある。図20は前述した従来の画
像処理装置の構成を示すブロック図である。図におい
て、14は検出対象を撮像する撮像手段、15は撮像さ
れた画像データを2値化する2値化回路、16は2値化
された画像データを格納する画像メモリ、17はシフト
メモリ18、並列切出しレジスタ19、標準パターンレ
ジスタ20、パターン照合回路21より成り、画像デー
タより切り出した部分パターンを標準パターンと照合す
るマッチング回路、22はパターン照合回路21の出力
の最小値を検出する最小値検出回路、23は領域限定回
路、24はそれらに所定のタイミングを与えるタイミン
グ発生回路、25は当該システムの全体制御を行う計算
機である。
【0016】次に動作について説明する。撮像手段14
で撮像された検出対象の画像から、求めるべき標準パタ
ーンの大きさの部分パターンを切り出して、標準パター
ンの候補とし、順次切り出された部分パターンあるいは
部分パターンと検出対象の画像から標準パターンとして
の適性を表す評価値を求め、その値に基づいて標準パタ
ーンを決定するように動作する。このように、画面内か
ら自動的にパターンマッチングに適した標準パターンを
選択できるので、ユーザのノウハウが不要となる。
【0017】しかしながら、上記画像処理装置では入力
画像の中からテンプレートを選択するのに、ユーザは予
めテンプレートの大きさを決定しておかなければなら
ず、せっかく自己評価して最適なテンプレートが自動的
に登録されるとしても最適な大きさが選択されているか
どうかは評価できない。
【0018】また、入力画像全面をテンプレートの候補
として順次切り出して、それぞれについて評価しなけれ
ばならないので、時間もかかる。多くのテンプレートマ
ッチングを用いて認識を行なう場合、ユーザが認識した
い対象物は自明であることが多いのに、そのユーザの知
識が活かせず、評価値のみでテンプレートが決定されて
しまうので、不必要な処理にかかる時間が多く、ユーザ
の意図も反映しにくいという問題点があった。
【0019】図21は特開平4−359388号公報に
開示される従来の画像処理装置の構成を示すブロック図
である。図において、26はサーチ画像を保存する探索
画像用記憶装置、27はテンプレート画像を保存してお
くテンプレート画像用記憶装置、28は両画像の0値を
処理する0値データ処理回路で、29は両画像値の比を
求める割算器である。30は割算器29の計算値を保存
する計算値保存用記憶装置、31は割算器29の出力値
と計算値保存用記憶装置30の保存値との差の絶対値を
求める絶対値計算回路、32は今回得られた絶対値と前
回得られた絶対値を加算する加算回路、33はしきい値
を保存するしきい値保存回路で、34は加算回路32に
よる加算値としきい値とを比較する比較回路である。ま
た、この画像処理装置では、残差逐次検定法(Suquenti
al Similarity Ditection Algorithm =SSDA法)に
よる打ち切りを、画像間に明るさの差があっても達成で
きるように変形している。従って、画像取得時の周囲の
明るさなどの制限がなくなって、常時環境が変化するよ
うな状況でのアプリケーションに用いることができる。
【0020】この画像処理装置では、入力画像全体の明
るさのコントラストの幅が変化しても対応できるように
なっているが、画像全体の明るさがシフトアップもしく
はシフトダウンしたときには、両画像の比はテンプレー
トの位置によって変化するので対応できない。また、し
きい値処理をしており、このしきい値を決定するにはノ
ウハウを要する。
【0021】また、サブピクセルの精度を求める方法と
して、特開平5−120436号公報に開示されるもの
が提案されている。図22は前述した特開平5−120
436号公報に開示された従来の画像処理方法を示すフ
ロー図である。概要について説明すると、画素位置を画
素単位でずらしつつ被検出画像とテンプレート画像との
相関値を算出し、その相関値が最大となる画素位置を探
索し(第1段階)、その8近傍画素の位置と相関値を求
め(第2段階)、これらの座標と相関値から多変数多項
式回帰曲面を決定し(第3段階)、その曲面のピークか
らサブピクセル精度のピーク検出を行なう(第4段階)
ものである。このように、多変数多項式回帰曲面から、
高精度でピーク位置の変化に連続な推定ピーク位置を求
めることができるので、画素単位を超越したサブピクセ
ル精度で位置検出することができる。
【0022】しかしながら、中心と8近傍の全9点の相
関値を最初に計算しなければならず、処理時間がかか
る。また、XY平面と相関値の関係が2次の曲面を形成
することが仮定となっているが、実際の相関値のピーク
と近傍の形状は2次曲面よりもするどいピークを描くこ
とが多いので、2次曲面の近似では正確にピークを求め
ることができない。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】従来の画像処理装置は
以上のように構成されているので、通常の濃淡テンプレ
ートマッチングでは相関値の演算に多大な時間がかかる
ため実用的ではなく、粗精サーチによるテンプレートマ
ッチングでも処理時間の短縮は充分とはいえず、FAな
どの高速処理が要求される分野には時間の制約から実用
的に対応することができないものであり、さらに、部分
テンプレートマッチング法によるものでは、どの部分を
テンプレートとするかをユーザが判断するためのノウハ
ウが必要であり、テンプレートの自己評価を行う方式で
は評価値のみでテンプレートが決定されてしまうため、
ユーザの知識を生かせず、不必要な処理にかかる時間が
多く、ユーザの意図も反映しにくいものであり、SSD
A法によるものでは画像全体の明るさのシフトアップや
ダウンに対応できず、しきい値処理のためのしきい値の
決定にノウハウが必要であり、サブピクセル精度で位置
検出するものでは、中心と8近傍の相関値の計算に時間
がかかり、2次曲面の近似では正確にピークを求めるこ
とができないなどの課題があった。
【0024】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、特別なノウハウを必要とせず、認
識精度を低下させることなく処理時間を短縮できる画像
処理装置を得ることを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】この発明に係る画像処理
装置は、原画像をよく似た属性の部分領域であるセグメ
ントに予め分割するセグメント化部と、原画像及びセグ
メント化部にて分割されたセグメントの画像の表示を行
う画像表示部と、テンプレート画像として選択したいセ
グメントを指定するための情報が入力される入力装置
と、この入力装置に入力された情報にて指定されたセグ
メントに外接する外接長方形を生成する外接長方形生成
部と、原画像から外接長方形で囲まれた領域を切り出す
画像切出部と、この画像切出部によって切り出された画
像をテンプレート画像として登録するパターン登録部と
を備えるものである。
【0026】この発明に係る画像処理装置は、原画像を
よく似た属性の部分領域であるセグメントに予め分割す
るセグメント化部と、原画像及びセグメント化部にて分
割されたセグメントの画像を表示する画像表示部と、テ
ンプレート画像として選択したいセグメントを指定する
情報が入力される入力装置と、原画像から入力装置に入
力された情報にて指定されたセグメントを含む領域の切
り出しを行う画像切出部と、この画像切出部によって切
り出された画像をテンプレートマッチングに使用する領
域とそれには使用しない領域とに分け、テンプレートマ
ッチングには使用されない領域にマスクを生成するマス
ク生成部と、このマスク生成部にて生成されたマスクも
テンプレート画像として登録するパターン登録部とを備
えるものである。
【0027】この発明に係る画像処理装置は、入力画像
に空間バンドパスフィルタを作用させるフィルタリング
部と、このフィルタリング部の出力に対して2種類のし
きい値を用いたしきい値処理を行って3値の画像表現を
得る3値化部と、この3値化部の出力する3値化された
中間画像と、同様にして作成したテンプレート画像との
間で近似的な相互相関演算を行い、その相関値に基づい
て最良の重ね合わせが得られる位置を得る3値テンプレ
ートマッチング部と、重ね合わせた入力画像のフィルタ
リング部の出力中の、テンプレートデータの中から予め
選び出した着目画素に対応する画素を参照して、その画
素がテンプレートデータに保存されている要件を満たし
ているか否かを判定する適合度判定部と、要件を満たし
ていると判定された画素の集まりから、入力画像の小数
点以下の位置ずれ量を算出する位置ずれ量算出部と、こ
の位置ずれ量算出部の算出した小数点以下の位置ずれ量
とテンプレートデータに保存されている小数点以下の位
置ずれ量とを比較して最終の位置合わせ結果を得る演算
部とを備えるものである。
【0028】この発明に係る画像処理装置は、原画像よ
り切り出された指定領域の画像と、その開始点や姿勢を
変えながら取り出した指定領域と同じ大きさの領域の画
像との類似度を評価する類似度評価部と、この類似度評
価部の評価結果に基づいて、指定領域の画像がテンプレ
ート画像として適切であるか否かを判定する判定部とを
備えるものである。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による画
像処理装置の構成を示すブロック図である。図におい
て、80は画像入力部より入力された原画像であり、8
1はこの原画像80に予めよく似た属性の部分領域であ
るセグメントに分割するセグメント化部である。82は
原画像80とセグメント化部81によって分割されたセ
グメントの画像の表示を行う画像表示部であり、83は
ユーザがこの画像表示部82の表示を参照してテンプレ
ート画像として選択したいセグメントを指定する情報の
入力を行う入力装置である。84はこの入力装置83よ
り入力された情報によって指定されたセグメントに外接
する外接長方形を生成する外接長方形生成部であり、8
5は原画像80よりこの外接長方形生成部84の生成し
た外接長方形で囲まれた領域を切り出す画像切出部、8
6はこの画像切出部85によって切り出された画像をテ
ンプレート画像として登録するパターン登録部である。
【0030】次に動作について説明する。ここで、図2
はこの実施の形態1による画像処理装置の動作を示すフ
ロー図であり、図3は実施の形態1の画像処理装置によ
る画像処理の過程をイメージ的に示した説明図である。
このように構成された画像処理装置を用いたテンプレー
トパターンの登録を次のように行われる。ユーザは登録
したい対象物をカメラなどの画像入力部を用いて撮像す
る(ステップST121)。入力された原画像80は一
旦画像メモリに格納される。次にこの原画像80をセグ
メント化部81によって領域分けする(ステップST1
22)。領域分けは様々な方法で行なえることが知られ
ている。例えば、次のような方法がある。入力画像をあ
るしきい値で2値化して2値画像を生成し、ラベリング
を行なうことによって領域分けを行う。この他に、入力
画像に空間バンドパスフィルタであるディファレンス・
オブ・ガウシアン・フィルタ( Difference of Gaussia
n filter;以下、DOGフィルタという)をかけ、2つ
のしきい値でしきい値処理を行ない、3値画像を生成
し、ラベリングすることによって領域分けする。なお、
これら以外の手法を用いてセグメント化してもよい。
【0031】次に、どのように領域分けされたかをユー
ザにわかるように画像表示部82に領域分けされた画像
を表示する(ステップST123)。ユーザはそれを見
て、自分が登録したい対象物の領域を選択し、マウスや
キーボードなどの入力装置83を用いて入力する(ステ
ップST124)。図3に示した例では対象物は全体が
ひとつの領域に入っており、ユーザもそのひとつの領域
を選択するように描かれているが、対象物が2つ以上の
領域に分けられているときなど、複数個の領域を同時に
選択することもできる。また、ユーザが選択しやすいよ
うに領域に番号をつけ番号を指定してもよいし、面積や
コーナー数を一緒に表示してもよい。なお、この実施の
形態1ではユーザが対象物の領域を選択する例を示した
が、予めユーザが登録したい対象物の特徴、即ち、面積
や形状的特徴などを入力しておき、それに最も近い領域
を自動的に選択したり、ユーザに示すなどしてユーザの
プログラミングを補助するようにしても良い。
【0032】入力装置83から入力された情報によって
原画像80中の対象物に対応したセグメントが選択され
(ステップST125)、選択された領域が決定した
後、そのセグメントに外接する外接長方形が外接長方形
生成部84によって生成される(ステップST12
6)。なお、複数の領域が同時に選択された場合は、そ
のすべての領域を含む外接長方形を生成する。外接長方
形は着目領域中すべての画素の位置のXの最小値、Yの
最小値と、Xの最大値、Yの最大値の二点を対角とする
長方形で、X軸に平行な辺とY軸に平行な辺とで構成さ
れる。最後に画像切出部85によって原画像80より、
この外接長方形によって囲まれた領域の切り出しを行い
(ステップST127)、パターン登録部86にてそれ
をテンプレート画像として登録する(ステップST12
8)。
【0033】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、ユーザの指定したセグメントに外接する長方形で囲
まれた領域の画像をテンプレート画像とするように構成
したので、パターンマッチングの原理を熟知していない
ユーザでも、少ない操作で適切な基準パターンを選ぶこ
とができる。
【0034】実施の形態2.この実施の形態2は、テン
プレートマッチングに使用しない領域に対してマスクを
生成するものである。
【0035】図4はこの発明の実施の形態2による画像
処理装置の構成を示すブロック図である。図において、
87は画像切出部85によって原画像80から切り出さ
れた画像を、テンプレートマッチングに使用する領域と
それには使用しない領域とに分け、テンプレートマッチ
ングには使用されない領域にマスクを生成するマスク生
成部である。なお、図1と同一構成要素には同一符号を
付して重複する説明を省略する。
【0036】次に動作について説明する。図5は実施の
形態2の画像処理装置による動作を示すフロー図であ
り、図6は実施の形態2の画像処理装置による画像処理
の過程をイメージ的に示した説明図である。図5に示す
ように構成された実施の形態2による画像処理装置を用
いたテンプレートパターンの登録は以下に示す手順で行
われる。登録手順のうち、画像入力(ステップST12
1)から画像切り出し(ステップST127)までの手
順は上記実施の形態1と同じやり方で行なうので重複す
る説明を省略する。ただし、上記実施の形態1のように
セグメントの外接長方形を切り出すもののみではなく、
ユーザが自由に好きな形に指定した領域を切り出すよう
にしてもよい。
【0037】これらいずれかの方法で領域を切り出した
後、マスク生成部87は切り出した領域をテンプレート
マッチングに使用する領域と使用しない領域とに自動的
に分ける。この領域分けは上記実施の形態1で行なった
ような領域分けの方法がある。また、上記実施の形態1
のようにテンプレート領域を決定するときに、原画像8
0の全体を領域分けしてから、ユーザが領域を選択する
ことによって、テンプレート領域を決定した場合、対象
物の領域は既知であるので、対象物の領域はテンプレー
トとして使用する領域とし、その他の領域、主に背景で
あることが多い領域は使用しない領域として分けること
ができる。この使用しない領域はマスク領域としてマス
クを生成し(ステップST129)、マスク領域の画像
データはテンプレートマッチング動作時に参照しないよ
うにテンプレートデータに記録しておく(ステップST
130)。なお、テンプレートマッチングを実行すると
きには、マッチングに使用する領域のみを使用してサー
チを行なう。
【0038】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、テンプレートマッチングに使用しない領域に対して
マスクを生成するように構成したので、登録した矩形パ
ターンの面積に比べて認識対象物体が小さい場合でも信
頼性の高いマッチングが可能になる。
【0039】実施の形態3.この実施の形態3は、着目
画素がテンプレートデータに保存されている要件を満た
しているか否かを判定して、満たしている着目画素のみ
を採用し、採用画素の集まりから入力画像の小数点以下
の位置ずれ量を計算するものである。
【0040】図7はこの発明の実施の形態3による画像
処理装置の構成を示すブロック図である。図において、
41はこの対象物を撮像して原画像の入力を行うテレビ
カメラなどの画像入力部、90は画像入力部41より入
力されたサーチ画像を縮小する画像縮小部、91はこの
画像縮小部90にて縮小された画像と画像入力部41か
らの縮小されていない画像とを切り替える切替部であ
り、92はこの切替部91より出力される画像に空間バ
ンドパスフィルタを作用させるフィルタリング部であ
る。このフィルタリング部92でも上記実施の形態1の
場合と同様に、空間バンドパスフィルタとしてDOGフ
ィルタが用いられている。93はこのフィルタリング部
92の出力に対して2種類のしきい値を用いたしきい値
処理を行って、3値表現された多重解像度のシーン表現
である3値画像を得る3値化部であり、94はこの3値
化部93でしきい値処理に用いる2種類のしきい値の最
適値を決定する最適しきい値決定部である。
【0041】また、95はこの3値化部93の出力する
3値画像と3値表現された2次元テンプレート画像との
間でテンプレートマッチングを行って近似的な相互相関
の演算を行って、得られた相関値に基づいて最良の重ね
合わせが得られる位置を算出する3値テンプレートマッ
チング部である。96は記憶されているテンプレートデ
ータの中から予め選び出した着目画素について、重ね合
わせた入力画像のフィルタリング部92の出力中の対応
する画素を参照して、その画素がそのテンプレートデー
タに保存されている要件を満たしているか否かを判定す
る適合度判定部である。97はこの適合度判定部96に
おいて前記要件を満たしていると判定された画素の集ま
りから、入力画像の小数点以下の位置ずれ量を計算する
位置ずれ量算出部であり、98はこの位置ずれ量算出部
97の算出した小数点以下の位置ずれ量を前記テンプレ
ートデータに保存されている小数点以下の位置ずれ量と
比較して最終位置合わせ結果を得る演算部である。
【0042】次に動作について説明する。図8は実施の
形態3の画像処理装置によるテンプレート生成処理を示
すフロー図、図9は図8に示したテンプレート生成処理
における小数点以下位置ずれ量の計算方法を示す説明
図、図10は実施の形態3の画像処理装置による画像処
理の流れを示すフロー図、図11は実施の形態3の画像
処理装置による画像処理の過程をイメージ的に示した説
明図である。
【0043】先ず、図8に従ってテンプレートデータの
生成について説明する。ユーザは対象物を撮像して入力
し、テンプレート領域としての対象物の部分を切り出す
ように操作する(ステップST131)。切り出された
画像はフィルタリング部92において、自動的にDOG
フィルタでフィルタリングされてフィルタリング画像を
生成する(ステップST132)。3値化部93はこの
フィルタリング画像を2つのしきい値で3値化し、3値
画像を生成する(ステップST133)。この3値画像
はテンプレート画像として保存する(ステップST13
4)。一方、その3値画像の中で正領域と負領域が隣あ
っている位置をいくつか選びだし(ステップST13
5)、着目点としてその座標と属性をテンプレートデー
タとして保存する(ステップST136)。ここで、こ
の属性とは正領域と負領域の位置関係のことで、正領域
の右に負領域がある組合せ、反対の位置関係にある組合
せ、上下関係にある組合せなどがある。場合によって
は、右上、右下、左上、左下というような斜め方向の属
性を含んでもよいが、ここでは簡単に説明するため、上
下左右の位置関係のみを扱う。
【0044】次に各着目点における小数点以下の位置ず
れ量を計算する(ステップST137)。この計算方法
を図9を用いて説明する。この位置ずれ量計算は3値化
する前のフィルタリング画像を用いて行なう。着目点が
正領域、負領域に相当するフィルタリング画像の値をも
とに、その2点を結んだグラフが0点、すなわち、X軸
と交差する位置のX座標を計算で求める。ここでは、2
点間は線形であると仮定して、計算しているが、その他
の補間手法を用いても良い。算出された小数点以下の位
置ずれ量はテンプレートデータとして保存される(ステ
ップST138)。このようにして、テンプレートデー
タには3値画像によるテンプレート画像、着目点の座標
と属性、小数点以下の位置ずれ量の標準値などが保存さ
れる。
【0045】次にサーチ手順を図10に従って説明す
る。先ず、画像入力部41よりサーチ画像を入力し(ス
テップST141)、そのサーチ画像をデジタル化して
フィルタリング部92に送り、DOGフィルタを作用さ
せ、フィルタリング画像を生成する(ステップST14
2)。そのフィルタリング画像を3値化部93に送り、
二つのしきい値でしきい値処理して3値画像を得る(ス
テップST143)。このようにして得られた3値化さ
れた中間画像を3値テンプレートマッチング部95に送
り、同様にして作成してテンプレートデータとして記憶
されているテンプレート画像との間で近似的な相互相関
演算を行ない(ステップST144,ST145)、そ
の相関値に基づいて最良の重ね合わせを得る位置を算出
する(ステップST146)。
【0046】ついで適合度判定部96において、記憶さ
れているテンプレートデータの中からあらかじめ選び出
した着目画素について、サーチ画像のフィルタリング画
像と重ね合わせを行い(ステップST147)、その画
素の符号が一致するか否かをチェックする(ステップS
T148)。すなわち、着目点の位置において、テンプ
レート画像の正領域の位置にはサーチ画像の対応する点
においても正領域の領域になっており、その組合せにお
ける負領域の位置にはサーチ画像でも負領域が存在する
というように+−の組合せでどちらでも一致する場合、
その着目点は採用するものと判定して位置ずれ量算出部
97に送る。位置ずれ量算出部97はこの採用すると判
定された着目点について小数点以下の位置ずれ量を計算
する(ステップST150)。この小数点以下の位置ず
れ量の計算方法はテンプレートデータ生成のときと同様
に、フィルタリング画像の正負のそれぞれの値から0を
通る位置を推定する方法である。小数点以下の位置ずれ
量はX,Yの方向別に加算されて記録され(ステップS
T151)、そのときデータ数もインクリメントする
(ステップST149)。さきほどの着目点での+−が
一致しなかった着目点については、そのデータは使わず
に捨てる。
【0047】すべての着目点について上記小数点以下の
位置ずれ量の処理が行われた後、演算部98は方向別に
それらの平均を求め、これをサーチ画像の小数点以下の
位置ずれ量とする(ステップST152)。次に、それ
をテンプレートとして記憶されている固有の位置ずれ量
と比較し、その差と3値画像の近似的相互相関のピーク
で求めた対象物の位置とを加算して、その位置を対象物
の正確な位置とする(ステップST153)。
【0048】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、テンプレートマッチングに使用しない領域に対して
マスクを生成するように構成したので、登録した矩形パ
ターンの面積に比べて認識対象物体が小さい場合でも信
頼性の高いマッチングが可能になる。
【0049】実施の形態4.この実施の形態4は、指定
領域の画像と、開始点や姿勢をずらしながら切り出した
領域の画像の類似度を評価し、その評価結果に基づいて
指定領域のテンプレート画像として適当かを判定するも
のである。
【0050】図12はこの発明の実施の形態4による画
像処理装置の構成を示すブロック図である。図におい
て、99は画像入力部から入力された原画像80よりユ
ーザの指定する指定領域を切り出す第1画像切出部であ
り、100はこの第1画像切出部99の切り出した画像
が一旦登録されるパターン登録部である。101は原画
像80を回転および平行移動させる回転/平行移動部で
あり、102はこの回転/平行移動部101にて回転あ
るいは平行移動された原画像80より前記指定画像と同
一の大きさの領域を切り出す第2画像切出部である。1
03はこの第2画像切出部102によって切り出された
領域の画像と前記指定領域の画像との類似度を評価する
類似度評価部であり、104はこの類似度評価部103
の評価結果に基づいて、パターン登録部100に登録さ
れている指定領域の画像がテンプレート画像として適切
であるか否かを判定する判定部である。なお、図1と同
一構成要素には同一符号を付して重複する説明を省略す
る。
【0051】次に動作について説明する。図13は実施
の形態4の画像処理装置による動作を示すフロー図であ
り、図14は実施の形態4の画像処理装置による画像処
理の過程をイメージ的に示した説明図、図15は実施の
形態4の画像処理装置によるテンプレート画像の回転処
理を示す説明図である。なお、この実施の形態4の画像
処理装置はテンプレートを登録する方法を使用するもの
である。
【0052】ユーザは登録したい対象物をカメラで撮像
して原画像80として入力し、その原画像80の中で自
分が登録したい領域を第1画像切出部99に指示してそ
れを切りとり、テンプレートとしてパターン登録部10
0に一旦登録する(ステップST161)。なお、この
テンプレートを仮テンプレートと呼ぶ。次に、類似度評
価部103はこの仮テンプレートを用いて、回転/平行
移動部101および第2画像切出部102によって領域
の開始点や姿勢をずらしながら切り出されてくる領域の
画像と、この仮テンプレートとの相互相関値を求め(ス
テップST162)、スコアマップを生成する(ステッ
プST163)。
【0053】次に判定部104によってマップ形状の解
析を行なう(ステップST164)。このマップ形状の
解析は図14に示すように行われる。即ち、真の対象物
の位置にマップ上でピークがあらわれるか、同じような
ピークが複数個でないか、ノイズに埋もれないか、など
の安定性のチェック(ステップST165)やユニーク
ネスのチェック(ステップST166)である。もし、
同じ画像に対象物とおなじようなパターンが複数個あ
り、ピークがいくつもあらわれるような場合にはユーザ
に警告を発する(ステップST167)。ユーザが画面
中に複数個の対象物を撮像しているためにピークが複数
ある場合は正しい認識を行なっていると判断できるの
で、このテンプレートを本登録する(ステップST16
8)。しかし、ユーザが意図しないでピークが現れる場
合は、テンプレート画像そのものがテンプレートマッチ
ングに適していないとして、別のアルゴリズムによる認
識を行なうか、テンプレートの形状を変えるようにアド
バイスする。また、対象物の背景が複雑で真のピークが
ノイズに埋もれてしまう場合は、テンプレートマッチン
グに向いていないとして、再度登録しなおすように指示
する(ステップST169)。
【0054】また、テンプレート画像自身を回転させた
り、X,Y方向にずらしたときの画像ともとのテンプレ
ート画像との相互相関や特徴量空間を比較し、類似して
いると判断された場合はユーザに警告する。例えば、図
15の右のテンプレート(例2)では、0°のテンプレ
ート画像と180°回転させたときのテンプレート画像
は似ているので、この対象物は180°ごとに回転を区
別できないことをユーザに知らせる。
【0055】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、指定領域の画像と、開始点や姿勢をずらしながら切
り出した領域の画像の類似度を評価し、その評価結果に
基づいて指定領域のテンプレート画像として適当かを判
定するように構成したので、パターンマッチングの原理
を熟知していないユーザでも、適切な基準パターンを選
ぶことができる。
【0056】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、原画
像をよく似た属性の部分領域であるセグメントに予め分
割するセグメント化部と、原画像及びセグメント化部に
て分割されたセグメントの画像の表示を行う画像表示部
と、テンプレート画像として選択したいセグメントを指
定するための情報が入力される入力装置と、この入力装
置に入力された情報にて指定されたセグメントに外接す
る外接長方形を生成する外接長方形生成部と、原画像か
ら外接長方形で囲まれた領域を切り出す画像切出部と、
この画像切出部によって切り出された画像をテンプレー
ト画像として登録するパターン登録部とを備えるので、
パターンマッチングの原理を熟知していないユーザで
も、少ない操作で適切な基準パターンを選ぶことができ
るという効果がある。
【0057】この発明によれば、原画像をよく似た属性
の部分領域であるセグメントに予め分割するセグメント
化部と、原画像及びセグメント化部にて分割されたセグ
メントの画像を表示する画像表示部と、テンプレート画
像として選択したいセグメントを指定する情報が入力さ
れる入力装置と、原画像から入力装置に入力された情報
にて指定されたセグメントを含む領域の切り出しを行う
画像切出部と、この画像切出部によって切り出された画
像をテンプレートマッチングに使用する領域とそれには
使用しない領域とに分け、テンプレートマッチングには
使用されない領域にマスクを生成するマスク生成部と、
このマスク生成部にて生成されたマスクもテンプレート
画像として登録するパターン登録部とを備えるので、登
録した矩形パターンの面積に比べて認識対象物体が小さ
い場合でも信頼性の高いマッチングが可能になるという
効果がある。
【0058】この発明によれば、入力画像に空間バンド
パスフィルタを作用させるフィルタリング部と、このフ
ィルタリング部の出力に対して2種類のしきい値を用い
たしきい値処理を行って3値の画像表現を得る3値化部
と、この3値化部の出力する3値化された中間画像と、
同様にして作成したテンプレート画像との間で近似的な
相互相関演算を行い、その相関値に基づいて最良の重ね
合わせが得られる位置を得る3値テンプレートマッチン
グ部と、重ね合わせた入力画像のフィルタリング部の出
力中の、テンプレートデータの中から予め選び出した着
目画素に対応する画素を参照して、その画素がテンプレ
ートデータに保存されている要件を満たしているか否か
を判定する適合度判定部と、要件を満たしていると判定
された画素の集まりから、入力画像の小数点以下の位置
ずれ量を算出する位置ずれ量算出部と、この位置ずれ量
算出部の算出した小数点以下の位置ずれ量とテンプレー
トデータに保存されている小数点以下の位置ずれ量とを
比較して最終の位置合わせ結果を得る演算部とを備える
ので、画素単位の位置合わせを高速に行うことができ、
さらに画素の小数点以下の精度での位置合わせが可能に
なるという効果がある。
【0059】この発明によれば、原画像より切り出され
た指定領域の画像と、その開始点や姿勢を変えながら取
り出した指定領域と同じ大きさの領域の画像との類似度
を評価する類似度評価部と、この類似度評価部の評価結
果に基づいて、指定領域の画像がテンプレート画像とし
て適切であるか否かを判定する判定部とを備えるので、
パターンマッチングの原理を熟知していないユーザで
も、適切な基準パターンを選ぶことができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による画像処理装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】 実施の形態1による画像処理装置の動作を示
すフロー図である。
【図3】 実施の形態1の画像処理装置による画像処理
の過程をイメージ的に示した説明図である。
【図4】 この発明の実施の形態2による画像処理装置
の構成を示すブロック図である。
【図5】 実施の形態2の画像処理装置による動作を示
すフロー図である。
【図6】 実施の形態2の画像処理装置による画像処理
の過程をイメージ的に示した説明図である。
【図7】 この発明の実施の形態3による画像処理装置
の構成を示すブロック図である。
【図8】 実施の形態3の画像処理装置によるテンプレ
ート生成処理を示すフロー図である。
【図9】 図8に示したテンプレート生成処理における
小数点以下位置ずれ量の計算方法を示す説明図である。
【図10】 実施の形態3の画像処理装置による画像処
理の流れを示すフロー図である。
【図11】 実施の形態3の画像処理装置による画像処
理の過程をイメージ的に示した説明図である。
【図12】 この発明の実施の形態4による画像処理装
置の構成を示すブロック図である。
【図13】 実施の形態4の画像処理装置による動作を
示すフロー図である。
【図14】 実施の形態4の画像処理装置による画像処
理の過程をイメージ的に示した説明図である。
【図15】 実施の形態4の画像処理装置によるテンプ
レート画像の回転処理を示す説明図である。
【図16】 従来の濃淡テンプレートマッチング処理を
説明する説明図である。
【図17】 粗精サーチ法による処理の概要を説明する
説明図である。
【図18】 図17で説明した粗精サーチ法における式
(3)の精サーチ量Nと粗精比との関係を示すグラフ図
である。
【図19】 従来の部分テンプレートマッチング法を示
す説明図である。
【図20】 従来の画像処理装置の構成を示すブロック
図である。
【図21】 従来の画像処理装置の構成を示すブロック
図である。
【図22】 従来の画像処理方法を示すフロー図であ
る。
【符号の説明】
41 画像入力部、80 原画像、81 セグメント化
部、82 画像表示部、83 入力装置、84 外接長
方形生成部、85 画像切出部、86 パターン登録
部、87 マスク生成部、90 画像縮小部、91 切
替部、92 フィルタリング部、93 3値化部、94
最適しきい値決定部、95 3値テンプレートマッチ
ング部、96 適合度判定部、97 位置ずれ量算出
部、98 演算部、99 第1画像切出部、100 パ
ターン登録部、101 回転/平行移動部、102 第
2画像切出部、103 類似度評価部、104 判定
部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原画像をよく似た属性の部分領域である
    セグメントに予め分割するセグメント化部と、 上記原画像及び上記セグメント化部にて分割されたセグ
    メントの画像の表示を行う画像表示部と、 テンプレート画像として選択したい上記セグメントを指
    定するための情報が入力される入力装置と、 この入力装置に入力された情報にて指定された上記セグ
    メントに外接する外接長方形を生成する外接長方形生成
    部と、 上記原画像から上記外接長方形で囲まれた領域を切り出
    す画像切出部と、 この画像切出部によって切り出された画像をテンプレー
    ト画像として登録するパターン登録部とを備えた画像処
    理装置。
  2. 【請求項2】 原画像をよく似た属性の部分領域である
    セグメントに予め分割するセグメント化部と、 上記原画像及び上記セグメント化部にて分割されたセグ
    メントの画像を表示する画像表示部と、 テンプレート画像として選択したい上記セグメントを指
    定する情報が入力される入力装置と、 上記原画像から上記入力装置に入力された情報にて指定
    された上記セグメントを含む領域の切り出しを行う画像
    切出部と、 この画像切出部によって切り出された画像をテンプレー
    トマッチングに使用する領域とそれには使用しない領域
    とに分け、上記テンプレートマッチングには使用されな
    い領域にマスクを生成するマスク生成部と、 このマスク生成部にて生成されたマスクもテンプレート
    画像として登録するパターン登録部とを備えた画像処理
    装置。
  3. 【請求項3】 入力画像に空間バンドパスフィルタを作
    用させるフィルタリング部と、 このフィルタリング部の出力に対して2種類のしきい値
    を用いたしきい値処理を行って3値の画像表現を得る3
    値化部と、 この3値化部の出力する3値化された中間画像と、同様
    にして作成したテンプレート画像との間で近似的な相互
    相関演算を行い、その相関値に基づいて最良の重ね合わ
    せが得られる位置を得る3値テンプレートマッチング部
    と、 重ね合わせた上記入力画像の上記フィルタリング部の出
    力中の、テンプレートデータの中から予め選び出した着
    目画素に対応する画素を参照して、その画素が上記テン
    プレートデータに保存されている要件を満たしているか
    否かを判定する適合度判定部と、 上記要件を満たしていると判定された画素の集まりか
    ら、上記入力画像の小数点以下の位置ずれ量を算出する
    位置ずれ量算出部と、 この位置ずれ量算出部の算出した小数点以下の位置ずれ
    量と上記テンプレートデータに保存されている小数点以
    下の位置ずれ量とを比較して最終の位置合わせ結果を得
    る演算部とを備えた画像処理装置。
  4. 【請求項4】 原画像より切り出された指定領域の画像
    と、その開始点や姿勢を変えながら取り出した上記指定
    領域と同じ大きさの領域の画像との類似度を評価する類
    似度評価部と、 この類似度評価部の評価結果に基づいて、上記指定領域
    の画像がテンプレート画像として適切であるか否かを判
    定する判定部とを備えた画像処理装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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