JPH0790783B2 - ステアリングコラム支持構造 - Google Patents

ステアリングコラム支持構造

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JPH0790783B2
JPH0790783B2 JP61157081A JP15708186A JPH0790783B2 JP H0790783 B2 JPH0790783 B2 JP H0790783B2 JP 61157081 A JP61157081 A JP 61157081A JP 15708186 A JP15708186 A JP 15708186A JP H0790783 B2 JPH0790783 B2 JP H0790783B2
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JP
Japan
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bracket
steering column
upper panel
panel
dash
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JP61157081A
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JPS6313862A (ja
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克己 中村
定春 佐藤
光彦 山下
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、自動車のステアリングコラム支持構造に関
する。
従来の技術 第4,5図は従来のステアリングコラム支持構造を示すも
ので、カウルトツプパネル1とダツシユアツパパネル2
とで閉断面構造に形成されたカウルボツクス部3の後方
には、ダツシユサイドパネル4とダツシユロアパネル5
とに両端が固定され、車幅方向に延びるステアリングメ
ンバ6を配設してある。
7は、上記カウルボツクス部3に接合されたポストブラ
ケツトを示し、このポストブラケツト7の後端部は上記
ステアリングメンバ6に支持してある。
そして、上記ポストブラケツト7の下面7aとダツシユロ
アパネル5には断面コの字状のロアマウントブラケツト
8の各端部を取付けてあり、ロアマウントブラケツト8
とポストブラケツト7とに各々ステアリングコラム9の
下端部と上端部とをヒンジ部材10と傾き調整部材11を介
して各々支持するようになつている(この類似構造は、
例えば実開昭59−157966号公報に示されている)。
発明が解決しようとする問題点 上記ロアマウントブラケツト8およびポストブラケツト
7とによつてステアリングコラム9の支持剛性は高まる
が、ダツシユロアパネル5にエンジンEの振動が伝達さ
れた場合には、ダツシユロアパネル5の振動がロアマウ
ントブラケツト8を介してステアリングコラム9に伝達
され、運転者に不快感を与えてしまうことがある点が指
摘されている。
そこで、この発明は支持剛性を充分に確保しつつエンジ
ン振動が運転者に伝達させることを防止したステアリン
グコラム支持構造を提供するものである。
問題点を解決するための手段 ダッシュロアパネルに接続するダッシュアッパパネルに
ロアマウントブラケットを固定する一方、上記ダッシュ
アッパパネルの後方に車幅方向にステアリングメンバを
配設してこのステアリングメンバにポストブラケットを
取付け、ポストブラケットにステアリングコラムの上端
部を取付けると共に上記ロアマウントブラケットにステ
アリングコラムの下端部を取付け、上記ダッシュアッパ
パネルの後方には、ポストブラケットとの間にダッシュ
アッパパネルの後方移動を可能とする移動許容代が設定
され、ロマウントブラケットに、上記ダッシュアッパパ
ネルが後方へ衝撃荷重を受けた際に変形してダッシュア
ッパパネルの後方移動を許容する脆弱部が設けられてい
る。
作用 ダツシユロアパネルが振動した場合であつても、この振
動はエアボツクス部により伝達を阻止されて、ステアリ
ングコラムを支持するロアマウントブラケツトとポスト
ブラケツトへ伝達されることはない。
また、車両前面衝突時にエンジンルーム内機能部品が後
方移動してダッシュアッパパネルが後方に荷重を受ける
とロアマウントブラケットの脆弱部が変形し、ダッシュ
アッパパネルの後方移動を許容する。よって、上記脆弱
部が変形することによりロマウントブラケットに取付け
られたステアリングコラムの下端部には後方への荷重は
作用せず、ステアリングコラムは後方移動しない。ま
た、後方に移動するダッシュアッパパネルは後方に位置
するポストブラケットとの間に設定された移動許容代に
よってポストブラケットには至らず、ポストブラケット
に取付けられたステアリングコラムの上端部を後方に移
動させることはない。
実施例 以下、この発明の実施例を図面と共に前記従来の構成と
同一部分に同一符号を付して詳述する。
第1,2図において、ダツシユロアパネル5の上部に、カ
ウルトツプパネル1とダツシユアツパパネル2とで閉断
面構造に形成されたカウルボツクス部3の前側フランジ
部3aを接合してある基本的構造は前記従来と同様であ
る。
ここで、上記ダツシユアツパパネル2には、その後面2a
と下面2bに渡り、ブラケツト7aを接合してあり、このブ
ラケツト7aの両側面にはロアマウントブラケツト8Aを接
合してある(尚、ロアマウントブラケツト8Aを直接取付
けても良い)。したがつて、ロアマウントブラケツト8A
の前端部とダツシユロアパネル5との間には、車両の前
面衝突時におけるダツシユロアパネル5の移動許容代l1
が確保されている。
尚、上記ロアマウントブラケツト8Aには脆弱部8aを形成
してある。
一方、上記ダツシユアツパパネル2の後方には、強度ア
ツプした両端フランジ部6a,6bを介してダツシユロアパ
ネル5とダツシユサイド4とに固定されると共にフロア
パネル12に立設するインストルメントステイ13に支持さ
れたパイプ状のステアリングメンバ6Aを車幅方向に配設
してあり、このステアリングメンバ6Aにはポストブラケ
ツト7Aを取付けてある。
尚、上記ステアリングメンバ6Aは前記従来のものよりも
直径の大きいものを使用して、更に剛性アツプを図つて
いる。
そして、上記ポストブラケツト7Aとロアマウントブラケ
ツト8Aとに各々傾き調整部材11とヒンジ部材10を介して
ステアリングコラム9の上端部と下端部を各々図外のボ
ルト・ナツトにより取付けてある。
したがつて、上記ブラケツト7aとポストブラケツト7Aと
の間には、車両の前面衝突時におけるダツシユアツパパ
ネル2等の移動許容代l2が確保されることとなる。
以上の実施例構造によれば、ダツシユロアパネル5の振
動は、ステアリングコラム9へ伝達されることはない。
さらに車両の前面衝突時にエンジンルーム内の機能部品
の後退によつてダツシユロアパネル5が後退移動する
と、この移動量がロアマウントブラケツト8Aの前端とダ
ツシユロアパネル5との間に設けられた移動許容代l1
範囲内であれば、ダツシユロアパネル5によるロアマウ
ントブラケツト8Aの2次的移動は阻止されるためステア
リングコラム9の移動は阻止あるいは最少限に抑えら
れ、運転者前方の車室空間を十分に確保することができ
る。
また、仮に車両の前面衝突によるエンジンルーム内の機
能部品の後退移動によりカウルボックス部3が後方に荷
重を受け、ロアマウントブラケット8Aの脆弱部8aが変形
し、これによって、カウルボツクス部3が後退移動した
場合であつても、上記ブラケツト7aとポストブラケツト
7Aとの間にはエアボツクス部3の後退移動に伴なうブラ
ケツト7aの移動許容代l2を形成してあるため、これによ
りブラケツト7aによるポストブラケツト7Aの2次的移動
は十分に阻止できしたがつて、ステアリングコラム9の
後退移動を阻止してあるいは最少限に抑えて運転者前方
の車室空間を十分に確保できる。
このようにして、前記第4図に示す従来のポストブラケ
ツト7を分断すると共にロアマウントブラケット8Aをダ
ツシユロアパネル5に取付けずにダツシユアツパパネル
2に支持することでステアリングコラム9へのエンジン
Eの振動伝達を抑えると共にステアリングコラム9の車
両前面衝突時における後退移動を阻止し、あるいは最少
限に食い止めて運転者前方の車室空間の確保を図り、さ
らに、ステアリングコラム9の直径を大きくし、かつ、
インストルメントステイ13による補強、取付フランジ6
a,6bの強度アツプ化によりポストブラケツト7Aの支持剛
性の低下に対処するのである。
次に、第3図に示す実施例は、レイアウト等の関係上上
記実施例のようにステアリングメンバ6Aの直径を大きく
することができない場合の補強の一例を示すもので、ス
テアリングメンバ6Bを支持するインストルメントステイ
13とステアリングメンバ6Bとで囲まれるコーナ部にバツ
フルプレート14を接合すると共に、ステアリングメンバ
6Bとダツシユサイド4とのコーナ部に両者を跨いでステ
イ15を取付けて支持剛性を確保してあり、この実施例に
おいてもダツシユロアパネル5の振動はステアリングコ
ラム9へ伝達されることはない。さらに車両の前面衝突
時にステアリングコラム9の後退移動の阻止等を行ない
運転者前方の車室空間を確保することができる。尚、前
記実施例と同様の構成部分については同一符号を付して
説明を省略する。
発明の効果 以上のようにこの発明によれば、ステアリングコラムの
支持剛性を十分に確保すると共に、ステアリングコラム
にエンジンの振動が伝達されず、信頼性をより一層高め
ることができると共に快適な運転を可能にすることがで
きるという実用上多大な効果を有する。
また、車両前面衝突時にエンジンルーム内機能部品が後
方移動してダッシュアッパパネルが後方に荷重を受ける
とロアマウントブラケットの脆弱部が変形して、ダッシ
ュアッパパネルの後方移動を許容する。よって、ロアマ
ウントブラケットに取付けられたステアリングコラムの
下端部には後方への荷重は作用せず、また、後方に移動
するダッシュアッパパネルは移動許容部によってポスト
ブラケットに荷重を作用させることはないため、ステア
リングコラムが後方移動するのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図はこの発明の実施例を示し、第1図は斜視
図、第2図は第1図のII−II線に沿う断面図、第3図は
他の実施例の斜視図、第4図は従来技術の斜視図、第5
図は第4図のV−V線に沿う断面図である。 2……ダツシユアツパパネル、5……ダツシユロアパネ
ル、6A,6B……ステアリングメンバ、7A……ポストブラ
ケツト、8A……ロアマウントブラケツト、8a……脆弱
部、9……ステアリングコラム、l2……移動許容代。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダッシュロアパネルに接続するダッシュア
    ッパパネルにロアマウントブラケットを固定する一方、
    上記ダッシュアッパパネルの後方に車幅方向にステアリ
    ングメンバを配設してこのステアリングメンバにポスト
    ブラケットを取付け、ポストブラケットにステアリング
    コラムの上端部を取付けると共に上記ロアマウントブラ
    ケットにステアリングコラムの下端部を取付け、上記ダ
    ッシュアッパパネルの後方には、ポストブラケットとの
    間にダッシュアッパパネルの後方移動を可能とする移動
    許容代が設定され、ロマウントブラケットに、上記ダッ
    シュアッパパネルが後方へ衝撃荷重を受けた際に変形し
    てダッシュアッパパネルの後方移動を許容する脆弱部が
    設けられていることを特徴とするステアリングコラム支
    持構造。
JP61157081A 1986-07-03 1986-07-03 ステアリングコラム支持構造 Expired - Lifetime JPH0790783B2 (ja)

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JP61157081A JPH0790783B2 (ja) 1986-07-03 1986-07-03 ステアリングコラム支持構造

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JP61157081A JPH0790783B2 (ja) 1986-07-03 1986-07-03 ステアリングコラム支持構造

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JPS6313862A JPS6313862A (ja) 1988-01-21
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0825460B2 (ja) * 1989-11-13 1996-03-13 日産自動車株式会社 ステアリングシャフト支持構造
JP4485992B2 (ja) * 2005-05-26 2010-06-23 本田技研工業株式会社 ステアリングコラムの取付部構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6313862A (ja) 1988-01-21

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