JPH0783851A - 不良品検出処理方法 - Google Patents

不良品検出処理方法

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JPH0783851A
JPH0783851A JP5182227A JP18222793A JPH0783851A JP H0783851 A JPH0783851 A JP H0783851A JP 5182227 A JP5182227 A JP 5182227A JP 18222793 A JP18222793 A JP 18222793A JP H0783851 A JPH0783851 A JP H0783851A
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JP
Japan
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JP5182227A
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English (en)
Inventor
Hirokatsu Abe
洋克 安部
Hideo Amatatsu
秀生 天辰
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LION ENG KK
Original Assignee
LION ENG KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】検査対象物を連続して画像処理して良否判断す
るのに自動補正基準機能を持たせ、検出判断ミスを防止
し、安価で高速に自動検査作業する。 【構成】画像処理部によって、画像信号にリアルタイム
演算処理を施し、画像を単純2値化して画像処理すると
共に、データ入力設定操作部で初期設定した判断基準値
で検査対象物の良否を判定する方法において、該判断基
準値を連続したn個ごとの商品についての測定値の平均
基準値の上下補正限界値に許容誤差値を加えた範囲を良
品範囲とし、この良品範囲の平均基準値をリアルタイム
での変化量に基づいて自動補正して補正基準値とし、該
補正基準値に基づいた判定基準値に移行させた補正許容
値を良品範囲として検査対象物の良否判断をすること
で、画像処理の演算処理を簡便で、かつ高能率に処理し
て著しく安価で高速で実用的な優れた自動検査ができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医薬錠剤,カプセル,
ラベル,その他検査対象物の外観をCCDカメラなどの
カメラで画像として取り込み、該画像信号を処理して初
期設定基準値と比較する画像処理で検査対象物の良否を
検出するための不良品検出処理方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、カメラを用い画像処理を利用し
た自動検査では、商品のラベル検査や異品種混入の検査
には、商品の欠落による一部損傷や形状的異常や表面の
キズ、汚れ並びに異物付着による外観不良品を生産ライ
ンから排除するために行われるが、この画像処理による
不良品の検出では、任意設定されてエリア内の2値化処
理を行い面積計測を行わせ、あらかじめ設定しておいた
良品基準値および許容値と比較し、良否の判定を行う方
法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来では、生産ライン
を遅らせることがなく、しかも判定範囲を大巾に拡げる
ことや検査の精度やスピードもより高いレベルのものが
品質管理上要請されているが、検査対象物の外観検査で
あるため、例えば、商品のラベル等の印刷ロットの違い
により同じ良品においても、印刷濃度が多少異なる場
合、単純な2値化処理では良品の許容範囲を越えてしま
って不良品としてしまうことがあり、これを、解決する
手法として最適2値化等があるが処理時間が長くなり、
2値化による面積判定のメリットである高速性を欠くこ
とになるし、また、図柄等のパターンそのもののライン
太さが多少異なる良品についても、初期設定範囲を越え
て不良品となってしまって対応することができなく問題
があった。殊に生産ラインでは連続して測定している
と、経時的に測定値の平均値は変化し、初期設定した判
定基準値からかなりずれてしまうことがあって、本来良
品であるのに不良品として判断して排除してしまう欠点
があった。本発明は、これら従来の欠点を排除しようと
するもので、画像処理を単純2値化で処理を行い、検査
結果が良品となったn個の測定値より判定用の基準値を
算出し補正する自動補正基準機能をもたせ、また、自動
補正された新たな判定基準が初期に設定された判定基準
から逸脱しないうに補正の限界値も設定可能とし、画像
処理の演算処理を簡便で、かつ高能率に処理して、著し
く安価で高速に判定ができ、判断ミスも容易に防止でき
る不良品検査処理方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、検査対象物の
画像入力を行なうカメラからの画像データを取り込み、
メモリーに記録する画像処理部によって、画像信号にリ
アルタイム演算処理を施し、画像を単純2値化して画像
処理すると共に、データ入力設定操作部で初期設定した
判断基準値で検査対象物の良否を判定する方法におい
て、該判断基準値を連続したn個ごとの商品についての
測定値の平均基準値の上下補正限界値に許容誤差値を加
えた範囲を良品範囲とし、この良品範囲の平均基準値を
リアルタイムでの変化量に基づいて自動補正して補正基
準値とし、該補正基準値に基づいた判定基準値に移行さ
せた補正許容値を良品範囲として検査対象物の良否判断
をすることを特徴とする不良品検出処理方法である。
【0005】
【作用】一定姿勢に規制された検査対象物、例えばラベ
ル粘着ボトルをカメラによって撮影した画像と予め記憶
させた初期設定の判断基準値とを画像処理部で比較処理
させて良否を判断させるのに際し、検査開始に先だっ
て、予め用意したn個の良品について測定し、その測定
値から得た平均値を判定基準値の初期設定値とし、これ
を入力することで補正限界値と許容誤差値とを加えた許
容値の判定基準値として自動設定しておく。次いで、検
査対象物の画像入力を行うカメラからの画像データを取
り込みフリーズ像メモリーを経てメモリーに記録する画
像処理部によって、画像信号にリアルタイム演算処理を
施し、画像を単純2値化して画像処理すると共に、デー
タ入力設定操作部で初期設定した前記判断基準値で検査
対象物の良否を判定する。即ち、良品判断基準値を連続
したn個ごとの商品についての測定値の平均基準値の上
下補正限界値に許容誤差値を加えた範囲を良品範囲と
し、この良品範囲の平均基準値をリアルタイムでの変化
量に基づいて自動補正して補正基準値とし、該補正基準
値に基づいた判定基準値に移行させた補正許容値を良品
範囲として検査対象物の良否判断を高速度で能率よく行
うことができる。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を図1及び図2の例で説明す
ると、検査対象物、例えばラベル貼着ボトル1の商品検
査の例では、該商品をカメラ2で画像として取り込み、
その画像信号を画像処理部3によって、リアルタイム演
算処理を施し、画像を単純2値化して画像処理すると共
に、データ入力設定部4で初期設定した判断基準値Aで
検査対象物の良否を判定するものであって、図3のよう
に前記該判断基準値Aを連続したn個ごとの商品につい
ての測定値の平均基準値の上下補正限界値B,Bに許容
誤差値C,Cを加えた範囲を良品範囲Gとし、この良品
範囲Gの平均基準値Aを運転中のリアルタイムでも変化
量に基づいて自動補正して補正基準値A1 とし、該補正
基準値A1 に基づいた判定基準値に自動的に移行させた
補正許容値C1 ,C1 を良品範囲G1 として検査対象物
の良否判断をする良品検出処理方法でるあ。
【0007】即ち、同期発生部9により発生された同期
でカメラコントロール8により制御されるカメラ2より
入力されたアナログ映像をA/D変換器10,11によ
りデジタルの多値画像に変換し、ルックアップテーブル
15,16により任意の階調の多値映像を2値映像に
し、ウィンドウ記憶部5,6に設定操作部4により操作
し、記憶された任意形状のウィンドウ内の面積値を計測
させ、カウンタ17,18内に記憶する。この計測され
たカウンタデータはコントロールバス13を通じてマイ
クロプロセッサー14により、予め設定操作部4により
操作し設定されたもしくは自動設定された判定値と演算
比較されるようになっている。また、ルックアップテー
ブル15により処理された映像をウィンドウ記憶部5及
びウィンドウ記憶部6に対して同時に計測され、コント
ロールバス13を通じてマイクロプロセッサー14によ
り、予め設定操作部4により操作し設定されたもしくは
自動設定された判定値と演算比較される。各処理段階の
映像はフリーズ像メモリー21,22及び多値画メモリ
ー23を経てモニター8に任意に選択表示されるほか、
RAMカード19による設定データの迅速な変更やRS
−232Cによる上位コンピュータ20とのデータ通信
も活用できるようにしてある。
【0008】この場合、前記画像処理部3としては、リ
アルタイム演算処理部31 を備え、検体を個別に設定さ
れたルックアップテーブル15,16及び判定基準を持
つ複数のウインド記憶部5,6を同一画面上で検査でき
るようにしてもよく、また、この画像処理部3には必要
に応じ、モニターケーブルを介してモニターTV7を接
続して用いて目視検査システムに役立たせることも配慮
されていて、モニター接続部25,データ通信接続部2
6が備えられている。
【0009】前記データ入力設定操作部4においては、
初期設定値の良品範囲が、検査開始に際して、予め用意
したn個の良品について測定し、その測定値から得た平
均値を判定基準値の初期設定値とし、それに測定値より
求めた標準偏差σの3倍を許容誤差として加えたものと
して処理するのがよく、また、前記データ入力設定操作
部4としては、初期設定値を入力することで補正限界値
と許容誤差値とを加えた許容値を判定基準値として自動
設定して処理することができるようになっている。
【0010】なお、前記データ設定操作部4では、パー
ソナルコンピュータとのデータ通信も可能で検査対象物
の位置補正機能を持たせてあり、角形ウインドウの他に
自由形状のパターンの設定ができ、しかもパターン或い
はウインドウの拡散,収縮,反転処理もできるほか、R
AMカード挿入部24を備えていて、設定データの保存
と再生もでき迅速な品種切り替えも出来るように、前記
パターン認識部の画像処理部3に接続して構成してあ
る。
【0011】
【発明の効果】本発明は、カメラからの画像データを画
像処理部によって、画像信号にリアルタイム演算処理を
施し、画像を単純2値化して画像処理すると共に、デー
タ入力設定操作部で初期設定した判断基準値で検査対象
物の良否を判定する方法において、該判断基準値を連続
したn個ごとの商品についての測定値の平均基準値の上
下補正限界値に許容誤差値を加えた範囲を良品範囲と
し、この良品範囲の平均基準値をリアルタイムでの変化
量に基づいて自動補正して補正基準値とし、該補正基準
値に基づいた判定基準値に移行させた補正許容値を良品
範囲として検査対象物の良否判断をすることにより、不
良品検査において、生産ラインを遅らせることがなく、
連続して測定しても自動補正して信頼性が高く判定範囲
をも大巾に拡大でき、優れた品質管理ができると共に、
照明条件など周囲環境に影響されないで画像データをリ
アルタイムで処理でき、検査結果が良品となったn個の
測定値より判定用の基準値を算出し補正する自動補正基
準機能をもたせ、また、自動補正された新たな判定基準
が初期に設定された判定基準から逸脱しないうに補正の
限界値も設定可能とし、画像処理の演算処理を簡便で、
かつ高能率に処理して、著しく安価で高速に判定がで
き、判断ミスも容易に防止できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す系統説明図である。
【図2】図1の例の自動検査装置の要部回路図である。
【図3】初期設定と自動補正基準との良品範囲を示す関
係図である。
【符号の説明】
1 ボトル 2 カメラ 3 画像処理部 4 データ入力設定操作部 5 ウィンドウ記憶部 6 ウィンドウ記憶部 7 モニターTV 8 カメラ制御部 9 同期発生部 10 A/D変換器 11 A/D変換器 13 コントロールバス 14 マイクロプロセッサー 15 ルックアップテーブル 16 ルックアップテーブル 17 カウンタ 18 カウンタ 21 フリーズ像メモリー 22 フリーズ像メモリー 23 多値画メモリー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検査対象物の画像入力を行なうカメラか
    らの画像データを取り込み、メモリーに記録する画像処
    理部によって、画像信号にリアルタイム演算処理を施
    し、画像を単純2値化して画像処理すると共に、データ
    入力設定操作部で初期設定した判断基準値で検査対象物
    の良否を判定する方法において、該判断基準値を連続し
    たn個ごとの商品についての測定値の平均基準値の上下
    補正限界値に許容誤差値を加えた範囲を良品範囲とし、
    この良品範囲の平均基準値をリアルタイムでの変化量に
    基づいて自動補正して補正基準値とし、該補正基準値に
    基づいた判定基準値に移行させた補正許容値を良品範囲
    として検査対象物の良否判断をすることを特徴とする不
    良品検出処理方法。
  2. 【請求項2】 前記初期設置値の良品範囲が、検査開始
    に際して、予め用意したn個の良品について測定し、そ
    の測定値から得た平均値を判定基準値の初期設定値と
    し、それに測定値より求めた標準偏差σの3倍を許容誤
    差として加えたものとして処理する請求項1記載の不良
    品検出処理方法。
  3. 【請求項3】 前記データ入力設定操作部が、初期設定
    値を入力することで補正限界値と許容誤差値とを加えた
    許容値を判定基準値として自動設定して処理する請求項
    1または2記載の不良品処理方法。
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Effective date: 19990706