JP2006170941A - 海苔の包装体の検査方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】検査結果の信頼性を向上させることができるとともに、海苔の厚みが変化することがあっても所定枚数の海苔が積層して包装されていることを検査することができる海苔の包装体の検査方法及び装置を提供する。
【解決手段】所定枚数の海苔束の包装体が連結された海苔の包装体をコンベア上に載置して前記海苔束の積層枚数を検査するに際して、コンベアの下方に下部照明を配置して前記海苔の包装体に光を照射し、前記下部照明によって照射されて前記海苔の包装体を透過した光を前記コンベアの上方に配置したカメラによって検出して検査画像を作成し、前記検査画像に基づいて前記海苔束の包装体を透過した光の透過輝度を算出し、前記透過輝度を予め設定した基準値と対比して前記海苔束の積層枚数の適否を検査する。
【選択図】図3

Description

この発明は、海苔の包装体の検査方法及び装置に関する。
一般に、海苔は、格付けを表す等級が定められている。この等級は、十分に経験を積んだ能力の高い検査員が目視等によって定めていることが多いが、海苔を透過あるいは反射した光のスペクトルを調べることによって定められることも知られている(特許文献1及び特許文献2参照。)。
例えば、食用海苔の包装のように、海苔の包装体は、所定枚数の海苔束の包装体が連結されて形成されている。この海苔の包装体は、各海苔束が所定の枚数積層されているか否かが検査される。積層枚数は、検査員が目視によって確認したり、天秤によって測定した重さや公知のキャリパによって測定した積層厚みに基づいて適否が判断される。
しかしながら、この積層枚数の検査は、検査員が測定を誤ることがあり、検査結果の信頼性が低下するおそれがある。検査員は、高齢化する傾向にあり、自らの経験を 後継者に十分に伝えることが難しい。
また、この積層枚数の検査は、海苔の厚みが生産地等の違いによって変化して一定とはならず、重さや測定した積層厚みに基づく判断が信頼性を欠くものであった。
特開2003−47445号公報 特開平9−152375号公報
この発明は、このような状況に鑑み提案されたものであって、検査結果の信頼性を向上させることができるとともに、海苔の厚みが変化することがあっても所定枚数の海苔が積層して包装されていることを検査することができる海苔の包装体の検査方法及び装置を提供することを目的とする。
すなわち、請求項1の発明は、所定枚数の海苔束の包装体が連結された海苔の包装体をコンベア上に載置して前記海苔束の積層枚数を検査するに際して、コンベアの下方に下部照明を配置して前記海苔の包装体に光を照射し、前記下部照明によって照射されて前記海苔の包装体を透過した光を前記コンベアの上方に配置したカメラによって検出して検査画像を作成し、前記検査画像に基づいて前記海苔束の包装体を透過した光の透過輝度を算出し、前記透過輝度を予め設定した基準値と対比して前記海苔束の積層枚数の適否を検査することを特徴とする海苔の包装体の検査方法に係る。
請求項2の発明は、請求項1において、前記下部照明が赤外光によって構成される海苔の包装体の検査方法に係る。
請求項3の発明は、請求項1又は2において、前記検査画像は、前記下部照明によって照射される光が前記海苔の包装体の内の一部の海苔束の包装体を透過して生成される画像である海苔の包装体の検査方法に係る。
請求項4の発明は、請求項1ないし3の何れか1項において、前記透過輝度と対比する基準値は、前記海苔束の包装体の透過輝度を所定数に亘り順次加算して平均を取り所定値を加えたものである海苔の包装体の検査方法に係る。
請求項5の発明は、所定枚数の海苔束の包装体が連結された海苔の包装体をコンベア上に載置して前記海苔束の積層枚数を検査するに際して、コンベア下方に配置して所定枚数の海苔束の包装体が連結された海苔の包装体に光を照射する下部照明手段と、前記海苔の包装体が前記コンベア上の検査位置に到達したことを検出する検出手段と、前記コンベアの上方に配置し前記検出手段からの検出信号に同期して前記下部照明手段によって照射される光が前記海苔の包装体を透過して生成される画像を取り込む撮像手段と、前記撮像手段によって取り込まれた画像に基づいて検査画像を作成する検査画像作成手段と、前記検査画像に基づいて前記海苔束の包装体を透過した光の透過輝度を算出する透過輝度算出手段と、前記透過輝度と対比する基準値を算出する基準値算出手段と、前記基準値を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された基準値と前記透過輝度とを対比して前記海苔束の積層枚数の適否を判定する判定手段とを有することを特徴とする海苔の包装体の検査装置に係る。
請求項6の発明は、請求項5において、前記下部照明手段が赤外光を照射するものである海苔の包装体の検査装置に係る。
請求項7の発明は、請求項5又は6において、前記検査画像作成手段が、前記下部照明手段によって照射される光が前記海苔の包装体の内の一部の海苔束の包装体を透過して生成される検査画像を作成する海苔の包装体の検査装置に係る。
請求項8の発明は、請求項5ないし7の何れか1項において、前記基準値算出手段が、前記海苔束の包装体の透過輝度を所定数に亘り順次加算して平均を取り所定値を加えた基準値を算出する海苔の包装体の検査装置に係る。
請求項1の発明に係る海苔の包装体の検査方法によれば、所定枚数の海苔束の包装体が連結された海苔の包装体をコンベア上に載置して前記海苔束の積層枚数を検査するに際して、コンベアの下方に下部照明を配置して前記海苔の包装体に光を照射し、前記下部照明によって照射されて前記海苔の包装体を透過した光を前記コンベアの上方に配置したカメラによって検出して検査画像を作成し、前記検査画像に基づいて前記海苔束の包装体を透過した光の透過輝度を算出し、前記透過輝度を予め設定した基準値と対比して前記海苔束の積層枚数の適否を検査することから、前記透過輝度と前記基準値とを対比して所定枚数の海苔が積層して包装されていることを検査することができ、海苔の包装体の検査結果の信頼性を向上させることができる。
請求項2に係る発明によれば、請求項1において、前記下部照明が赤外光によって構成されることから、前記海苔の包装体を透過した赤外光によって前記検査画像を鮮明にすることができ、該検査画像に基づいて算出した海苔束の包装体を透過した光の透過輝度と基準値とを対比し、海苔の包装体の検査結果の信頼性を向上させることができる。
請求項3に係る発明によれば、請求項1又は2において、前記検査画像は、前記下部照明によって照射される光が前記海苔の包装体の内の一部の海苔束の包装体を透過して生成される画像であることから、海苔の包装体の良否を、一部の海苔束の包装体の検査画像に基づいて算出された透過輝度と基準値とを対比して判定し、海苔の包装体の検査の効率を高めることができる。
請求項4に係る発明によれば、請求項1ないし3の何れか1項において、前記透過輝度と対比する基準値は、前記海苔束の包装体の透過輝度を所定数に亘り順次加算して平均を取り所定値を加えたものであることから、この基準値を海苔の厚みの変化に対応させて算出することができ、海苔の厚みが変化することがあっても所定枚数の海苔が積層して包装されていることを確実に検査することができる。
請求項5の発明に係る海苔の包装体の検査装置によれば、所定枚数の海苔束の包装体が連結された海苔の包装体をコンベア上に載置して前記海苔束の積層枚数を検査するに際して、コンベア下方に配置して所定枚数の海苔束の包装体が連結された海苔の包装体に光を照射する下部照明手段と、前記海苔の包装体が前記コンベア上の検査位置に到達したことを検出する検出手段と、前記コンベアの上方に配置し前記検出手段からの検出信号に同期して前記下部照明手段によって照射される光が前記海苔の包装体を透過して生成される画像を取り込む撮像手段と、前記撮像手段によって取り込まれた画像に基づいて検査画像を作成する検査画像作成手段と、前記検査画像に基づいて前記海苔束の包装体を透過した光の透過輝度を算出する透過輝度算出手段と、前記透過輝度と対比する基準値を算出する基準値算出手段と、前記基準値を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された基準値と前記透過輝度とを対比して前記海苔束の積層枚数の適否を判定する判定手段とを有することから、前記透過輝度と前記基準値とを対比して所定枚数の海苔が積層して包装されていることを検査することができ、海苔の包装体の検査結果の信頼性を向上させる海苔の包装体の検査装置とすることができる。
請求項6に係る発明によれば、請求項5において、前記下部照明手段が赤外光を照射するものであることから、海苔の包装体の検査装置が、前記海苔の包装体を透過した赤外光によって前記検査画像を鮮明にすることができ、該検査画像に基づいて算出した海苔束の包装体を透過した光の透過輝度と基準値とを対比し、海苔の包装体の検査結果の信頼性を向上させることができる。
請求項7に係る発明によれば、請求項5又は6において、前記検査画像作成手段が、前記下部照明手段によって照射される光が前記海苔の包装体の内の一部の海苔束の包装体を透過して生成される検査画像を作成することから、海苔の包装体の検査装置が、海苔の包装体の良否を一部の海苔束の包装体の検査画像によって判定し、海苔の包装体の検査の効率を高めることができる。
請求項8に係る発明によれば、請求項5ないし7の何れか1項において、前記基準値算出手段が、前記海苔束の包装体の透過輝度を所定数に亘り順次加算して平均を取り所定値を加えた基準値を算出することから、海苔の包装体の検査装置が、前記基準値を海苔の厚みの変化に対応させて算出することができ、海苔の厚みが変化することがあっても所定枚数の海苔が積層して包装されていることを確実に検査することができる。
以下添付の図面に従ってこの発明を詳細に説明する。図1はこの発明の一実施例に係る海苔の包装体の検査方法を説明する概略側面図、図2は同検査方法を説明する概略平面図、図3は同検査方法の基準値が変化する様子を示すグラフ、図4はこの発明の一実施例に係る海苔の包装体の検査装置の概略構成図である。
図1及び図2は、請求項1の発明の海苔の包装体の検査方法の一実施例を示すものである。この海苔の包装体の検査方法は、所定枚数の海苔束の包装体5が連結された海苔の包装体10をコンベア2上に載置して海苔束6の積層枚数を検査するに際して、コンベア2の下方に下部照明21を配置して海苔の包装体10に光を照射するものである。実施例では、各コンベア2A,2Bが、所定の間隔(ここでは35mm)を隔てて配置される。海苔の包装体10は、図2に図示するように、光が、両コンベア2A,2Bの間を通過してA方向から照射される。符号Sはスプロケットである。
この海苔の包装体の検査方法は、下部照明21によって照射されて海苔の包装体10を透過した光をコンベア2の上方に配置したカメラ40によって検出して検査画像を作成するものである。実施例では、カメラ40が、図2に図示するように、コンベア2の上方に配置される。海苔の包装体10を透過した光はB方向へ進行する。カメラ40は、B方向へ進行する光を検出する。この検査方法は、カメラ40が検出した像を検査画像として作成するものである。符号30は検出手段、35は制御装置、S1,S2は信号線である。
この海苔の包装体の検査方法は、前記検査画像に基づいて海苔の包装体10を透過した光の透過輝度を算出し、該透過輝度を予め設定した基準値と対比して海苔束6の積層枚数の適否を検査するものである。透過輝度は、海苔束6の積層枚数が増加するにつれて低くなる。実施例では、基準値が、海苔束6の積層枚数に応じて適宜に設定される。この検査方法は、透過輝度の値が基準値よりも高いときは、海苔束6の積層枚数が適当ではないと判定する。一方、この検査方法は、透過輝度の値が基準値よりも低いときは、海苔束6の積層枚数が適当であると判定する。
実施例では、請求項2の発明として規定したように、下部照明21が赤外光によって構成される。赤外光は、図1に図示するように、海苔の包装体10を透過し、カメラ40が検出する像(検査画像)を鮮明にする。この赤外光は、照射強度を強くすることにより、外乱光の影響を受けることを防いで検査画像を鮮明にすることができる。この海苔の包装体の検査方法は、鮮明な検査画像に基づいて海苔束の包装体5を透過した光の透過輝度を算出し、この透過輝度と基準値とを対比して海苔束6の積層枚数の検査結果の信頼性を向上させることができる。
この海苔の包装体の検査方法においては、請求項3の発明として規定したように、前記検査画像が、下部照明21によって照射される光が海苔の包装体10の内の一部の海苔束の包装体5を透過して生成される画像である。
ここでは、図2に図示するように、海苔の包装体10が、6枚の海苔束の包装体5が連結されて形成される。この実施例では、検査画像Gを、図中の鎖線部のように、外乱光の影響を受けることを防ぐため、海苔の包装体10の中心部付近の2枚の包装体5を透過して生成される画像とした。この検査方法は、海苔の包装体10の良否を、2枚の海苔束の包装体5の画像に基づいて算出された透過輝度と基準値とを対比して判定し、海苔の包装体10の検査の効率を高めることができる。
この海苔の包装体の検査方法は、請求項4の発明として規定したように、前記透過輝度と対比する基準値が、前記海苔束の包装体5の透過輝度を所定数に亘り順次加算して平均を取り所定値を加えたものである。一般に、海苔は、厚みが生産地等によって変化して一定ではない。海苔束6は、異なる厚みの海苔が積層されると、積層枚数の適否を正確に判定することが困難となる。実施例では、前記透過輝度と対比する基準値を、海苔束の包装体5の透過輝度を20個に亘り順次加算して平均を取り所定値を加えたものとした。この実施例では、所定値を20cd/m2とした。
例えば、検査を開始してから21番目の海苔の包装体10は、透過輝度が基準値(1番目から20番目の海苔の包装体10の透過輝度を加算して平均を取り所定値を加えたもの)と対比され、海苔束6の積層枚数の適否が判定される。なお、前記透過輝度と対比される基準値は、20個の透過輝度に限らず、適宜の数の透過輝度を所定数に亘り順次加算して平均を取り所定値を加えたものとすることができる。
図3は、基準値が変化する様子を示すグラフである。22番目以降の海苔の包装体10も、21番目の海苔の包装体10を検査するときと同様に、各透過輝度が変化する基準値と対比され、各海苔束6の積層枚数の適否が判定される。この検査方法は、図示するように、各透過輝度の値が各基準値よりも高いときは、海苔束6の積層枚数が適当ではない(不良)と判定するものである。一方、この検査方法は、各透過輝度の値が各基準値よりも低いときは、海苔束6の積層枚数が適当であると判定するものである。この検査方法は、図示するように、基準値を海苔の厚みの変化に対応させて算出することができ、海苔の厚みが変化することがあっても所定枚数の海苔が積層して包装されていることを確実に検査することができる。
次に、上述した検査方法を実施する海苔の包装体の検査装置について説明する。実施例の検査装置1は、図4に図示し請求項5の発明として規定したように、下部照明手段20と、検出手段30と、撮像手段40と、検査画像作成手段50と、透過輝度算出手段60と、基準値算出手段70と、記憶手段80と、判定手段90とを有する。
下部照明手段20は、図2及び図4に図示するように、コンベア2の下方に配置して所定枚数の海苔束の包装体5が連結された海苔の包装体10に光を照射するものである。ここでは、下部照明手段20が公知のLED22によって構成される。このLED22は、図示するように、複数配置される。
海苔の包装体10は、図示するように、コンベア2Aによって検査位置Pに移動する。この海苔の包装体10は、検査位置Pに到達し、光が下部照明手段20によってA方向から照射される。
検出手段30は、海苔の包装体10がコンベア2上の検査位置Pに到達したことを検出するものである。ここでは、検出手段30が、公知の反射型光電スイッチによって構成される。検出手段30は、図示するように、コンベア2Aの上方に配置される。この検出手段30は、海苔の包装体10に反射した光を検出し、海苔の包装体10が検査位置Pに到達したことを検出することができる。この検出手段30は、海苔の包装体10の検出信号を公知の制御装置35に送信する。符号S1は信号線である。
撮像手段40は、コンベア2の上方に配置し検出手段30からの検出信号に同期して下部照明手段20によって照射される光が海苔の包装体10を透過して生成される画像を取り込むものである。ここでは、撮像手段40が、公知のCCDカメラによって構成される。実施例では、40万画像のCCDカメラを用いた。
この実施例では、請求項6の発明として規定したように、下部照明手段20が赤外光を照射するものである。赤外光は、海苔の包装体10を透過し、生成される画像を鮮明にすることができる。
海苔の包装体10は、図4に図示するように、光が下部照明手段20によってA方向から照射される。照射された光は、海苔の包装体10を透過してB方向へ進行し画像を生成する。前記制御装置35は、海苔の包装体10の検出信号と同期した操作信号を撮像手段40に送信する。この撮像手段40は、この操作信号を信号線S2によって受信し、生成された画像を取り込む。
検査画像作成手段50は、撮像手段40によって取り込まれた画像に基づいて検査画像を作成するものである。ここでは、検査画像作成手段50が、公知の画像処理装置Dによって構成される。検査画像作成手段50は、図示するように、信号線S3によって、撮像手段40が取り込んだ画像を受信する。この検査画像作成手段50は、受信した画像に基づいて検査画像を作成する。
実施例の検査画像作成手段50は、図2及び図4に図示し請求項7の発明として規定したように、下部照明手段20によって照射される光が海苔の包装体10の内の一部の海苔束の包装体5を透過して生成される検査画像を作成するものである。
検査画像作成手段50は、図2の鎖線部に示すように、検査画像Gを作成する。この検査画像Gは、海苔の包装体10の中心部付近の2枚の包装体5を透過して生成されるものである。これによって、検査装置1は、検査画像Gを、海苔の包装体10の端部から進入する外乱光の影響を受けることを防いで作成することができる。
透過輝度算出手段60は、前記検査画像に基づいて海苔束の包装体5を透過した光の透過輝度を算出するものである。ここでは、透過輝度算出手段60が、公知の画像処理装置Dによって構成される。
この透過輝度算出手段60は、図示するように、信号線S4によって、検査画像作成手段50が作成した検査画像を受信する。実施例では、透過輝度算出手段60が、図2に図示するように、透過輝度算出領域Wを、受信した検査画像に設定する。ここでは、透過輝度算出領域Wを、2枚の海苔束の包装体5にそれぞれ1箇所ずつ設定する。透過輝度算出手段60は、透過輝度算出領域Wに基づき、海苔の包装体5を透過した光の透過輝度を算出する。この透過輝度は、透過輝度算出手段60に入力されたプログラムによって算出される。各透過輝度算出領域Wは、各海苔の包装体5に広い範囲で設定することが望ましい。これによって、透過輝度を、各包装体5に印刷された文字等の影響を受けることを防いで算出することができる。
基準値算出手段70は、前記透過輝度と対比する基準値を算出するものである。ここでは、基準値算出手段70が、公知の画像処理装置Dによって構成される。基準値算出手段70は、基準値を海苔束6の積層枚数に応じて算出する。この基準値算出手段70は、プログラムが入力されている。基準値は、このプログラムによって算出される。
実施例の基準値算出手段70は、請求項8の発明として規定したように、海苔束の包装体5の透過輝度を所定数に亘り順次加算して平均を取り所定値を加えた基準値を算出するものである。この基準値算出手段70は、信号線S5によって、透過輝度データを順次受信する。この基準値算出手段70は、プログラムが入力されている。このプログラムは、所定数の海苔束の包装体5の透過輝度を順次加算して平均を取り所定値を加えるものである。
この実施例では、基準値算出手段70が、基準値を、海苔束の包装体5の透過輝度を20個に亘り順次加算して平均を取り所定値を加えて算出する。ここでは、所定値を20cd/m2とした。例えば、検査を開始してから21番目の海苔の包装体10を検査するに際しては、基準値算出手段70が、基準値を、1番目から20番目の海苔束の包装体の透過輝度を加算して平均を取り所定値(20cd/m2)を加えて算出する。一般に、海苔は、厚みが生産地等によって変化して一定ではない。この基準値算出手段70は、基準値を、1番目から20番目の海苔束の包装体の透過輝度を加算して平均を取り所定値を加えて算出し、海苔の厚みの変化に対応させて算出することができる。この基準値算出手段70は、22番目以降の海苔の包装体を検査するに際しても、21番目の海苔の包装体10を検査するときと同様に、基準値を、2番目から21番目の透過輝度等を加算して平均を取り所定値を加えて算出する。
記憶手段80は、基準値算出手段70によって算出された基準値を記憶するものである。ここでは、記憶手段80が、半導体メモリ等の公知の記憶装置によって構成される。この記憶手段80は、図4に図示するように、公知の画像処理装置Dに内蔵される。記憶装置80は、信号線S6によって、基準値データを順次受信する。この記憶手段80は、基準値を、基準値データを受信する毎に書き換えて記憶する。
判定手段90は、記憶手段80に記憶された基準値と前記透過輝度とを対比して海苔束6の積層枚数の適否を判定するものである。ここでは、判定手段90が、公知の画像処理装置Dによって構成される。判定手段90は、図3及び図4から理解できるように、信号線S7,S8によって、透過輝度データと基準値データを順次受信する。この判定手段90は、受信した透過輝度と受信した基準値とを対比して海苔束6の積層枚数の適否を判定する。この判定手段90は、各透過輝度の値が各基準値よりも高いときは、海苔束6の積層枚数が適当ではない(不良)と判定する。一方、この判定手段90は、各透過輝度の値が各基準値よりも低いときは、海苔束6の積層枚数が適当であると判定する。符号95は画像表示装置(モニター)、S9は信号線である。
画像表示装置95は、検査画像、透過輝度の値、基準値等を表示する。検査員は、この画像表示装置95の表示を見ながら海苔束6の積層枚数の適否を確認することができる。
海苔の包装体10は、海苔束6の積層枚数が適当ではない(不良)と判断されると、公知の自動排出装置によってコンベア2B上の所定位置から排出される。実施例では、自動排出装置が、エアーを噴出して不良な海苔の包装体10をコンベア2B上から排出するものである。一方、良好な海苔の包装体10は、コンベア2Bによって搬送されて搬出部から取り出される。
実施例の検査装置1は、前記基準値を海苔の厚みの変化に対応させて算出することができ、海苔の厚みが変化することがあっても所定枚数の海苔が積層して包装されていることを確実に検査することができる。加えて、この検査装置1は、海苔の包装体10の良否を2枚の海苔束の包装体5の検査画像によって判定し、海苔の包装体10の検査の効率を高めることができる。
この発明の一実施例に係る海苔の包装体の検査方法を説明する概略側面図である。 同検査方法を説明する概略平面図である。 同検査方法の基準値が変化する様子を示すグラフである。 この発明の一実施例に係る海苔の包装体の検査装置の概略構成図である。
符号の説明
1 海苔の包装体の検査装置
2A,2B コンベア
5 海苔束の包装体
6 海苔束
10 海苔の包装体
20 下部照明手段
21 下部照明
30 検出手段
40 撮像手段(カメラ)
50 検査画像作成手段
60 透過輝度算出手段
70 基準値算出手段
80 記憶手段
90 判定手段
G 検査画像

Claims (8)

  1. 所定枚数の海苔束の包装体が連結された海苔の包装体をコンベア上に載置して前記海苔束の積層枚数を検査するに際して、
    コンベアの下方に下部照明を配置して前記海苔の包装体に光を照射し、
    前記下部照明によって照射されて前記海苔の包装体を透過した光を前記コンベアの上方に配置したカメラによって検出して検査画像を作成し、
    前記検査画像に基づいて前記海苔束の包装体を透過した光の透過輝度を算出し、
    前記透過輝度を予め設定した基準値と対比して前記海苔束の積層枚数の適否を検査することを特徴とする海苔の包装体の検査方法。
  2. 前記下部照明が赤外光によって構成される請求項1に記載の海苔の包装体の検査方法。
  3. 前記検査画像は、前記下部照明によって照射される光が前記海苔の包装体の内の一部の海苔束の包装体を透過して生成される画像である請求項1又は2に記載の海苔の包装体の検査方法。
  4. 前記透過輝度と対比する基準値は、前記海苔束の包装体の透過輝度を所定数に亘り順次加算して平均を取り所定値を加えたものである請求項1ないし3の何れか1項に記載の海苔の包装体の検査方法。
  5. 所定枚数の海苔束の包装体が連結された海苔の包装体をコンベア上に載置して前記海苔束の積層枚数を検査するに際して、
    コンベア下方に配置して所定枚数の海苔束の包装体が連結された海苔の包装体に光を照射する下部照明手段と、
    前記海苔の包装体が前記コンベア上の検査位置に到達したことを検出する検出手段と、
    前記コンベアの上方に配置し前記検出手段からの検出信号に同期して前記下部照明手段によって照射される光が前記海苔の包装体を透過して生成される画像を取り込む撮像手段と、
    前記撮像手段によって取り込まれた画像に基づいて検査画像を作成する検査画像作成手段と、
    前記検査画像に基づいて前記海苔束の包装体を透過した光の透過輝度を算出する透過輝度算出手段と、
    前記透過輝度と対比する基準値を算出する基準値算出手段と、
    前記基準値を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された基準値と前記透過輝度とを対比して前記海苔束の積層枚数の適否を判定する判定手段
    とを有することを特徴とする海苔の包装体の検査装置。
  6. 前記下部照明手段が赤外光を照射するものである請求項5に記載の海苔の包装体の検査装置。
  7. 前記検査画像作成手段が、前記下部照明手段によって照射される光が前記海苔の包装体の内の一部の海苔束の包装体を透過して生成される検査画像を作成する請求項5又は6に記載の海苔の包装体の検査装置。
  8. 前記基準値算出手段が、前記海苔束の包装体の透過輝度を所定数に亘り順次加算して平均を取り所定値を加えた基準値を算出する請求項5ないし7の何れか1項に記載の海苔の包装体の検査装置。
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