JP2017067549A - 物品検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被検査物のシール領域全体を精度良く検査する。【解決手段】光源部3は、被検査物Wに対し、発光領域Eの領域E1からの光と、領域E1と領域E2からの光とをラインセンサ4の1フレームの取り込み周期t1の間隔で繰り返し照射する。ラインセンサ4は、光源部3から照射されて被検査物Wを通過してくる光を、光源部3の照射タイミングに同期して受光し、受光した光の透過量に基づく検出信号を出力する。そして、ラインセンサ4の検出信号に基づく検出情報から線光源画像と面光源画像とを別々に画像化して2種類の透過画像を取得し、これら2種類の透過画像を用いて被検査物Wにおけるシール部のシール領域を特定し、シール領域内の異常の有無を判別する。【選択図】図3

Description

本発明は、透光性を有する包装材に内容物が包まれた被検査物のシール領域における異常(例えば、内容物、内容物のかす、異物の噛み込み、シール不良(しわ発生による接着不良や破損)など)を検査する物品検査装置に関する。
例えば袋状の包装材に内容物を収容した製品の場合、包装材への内容物の収容後に開口部分にシールが施される。その際、包装材のシール領域に内容物、内容物のかす、異物が噛み込まれることがあり、このシール不良の製品は不良品として排除する必要がある。
特に、透光性を有する包装材に内容物が包まれてシールが施された製品を被検査物とし、この被検査物のシール不良の有無を光を用いて検査するシール部不良検出装置としては、例えば下記特許文献1に開示されるものが知られている。
特許文献1に開示されるシール部不良検出装置は、投光手段と複数の光強度検出手段を設け、2個の光強度検出手段からの出力に基づく差分画像を用いたものである。
さらに説明すると、特許文献1に開示されるシール部不良検出装置51は、図4に示すように、投光手段52、複数の光強度検出手段53(53a,53b)、基準値設定手段54、差検出手段55、比較判定手段56を備えている。投光手段52は、包装物57のシール部28に光を投射している。複数の光強度検出手段53(53a,53b)は、包装物57のシール部58を間にして投光手段52と対向した位置に設けられる。この光強度検出手段53(53a,53b)は、投光手段52からの光の投射により包装物57のシール部58を透過した光を検出している。基準値設定手段54は、包装物57のシール部58における内容物の噛み込みの有無を判別するための基準値を予め設定している。差検出手段55は、複数の光強度検出手段53a,53bのうちの2個からの出力の差を算出している。比較判定手段56は、積分回路56aとコンパレータ56bを備えて構成され、差検出手段55からの出力を積分回路56aにより積分し、この積分出力と基準値設定手段54からの基準値とを比較し、積分出力が基準値設定手段54からの基準値よりも大きければ、包装物57のシール部58における内容物の噛み込みがあると判定している。
このように、上述した特許文献1に開示されるシール部不良検出装置51では、差検出手段55において複数の光強度検出手段53a,53bのうちの2個からの出力の差をとり、比較判定手段56が基準値設定手段54からの基準値と差検出手段55からの出力とを比較し、その比較結果に基づいて包装物57のシール部58における内容物の噛み込みの有無を判定している。
特開平7−146251号公報
しかしながら、上述した特許文献1に開示されるシール部不良検出装置51は、包装物57の搬送方向に平行な方向の特定の高さ(位置)において、複数の光強度検出手段53a,53bのうちの2個からの出力の差と基準値との比較に基づいてシール部58における内容物の噛み込みの有無を判定する構成なので、シール部58の一部のみの検査であり、シール部58のシール領域を特定してシール領域全体における内容物の噛み込みの有無を検査することができなかった。
そこで、本件発明者等は、搬送される被検査物Wの上述したシール部のシール領域の特定とシール領域全体における内容物の噛み込みの有無を検査するため、光源とラインセンサによるイメージング技術を採用し、被検査物W(被検査物Wが搬送される搬送面)に対し発光面積が異なる面光源と線光源の2種類の光源を用いて噛み込み検査の実験を試みた。この実験によって得られた透過画像の一例を図5(a),(b)に示す。なお、面光源は面状の光を被検査物Wに向かって照射し、線光源は面光源よりも発光面積が小さい線状の光を被検査物Wに向かって照射するものである。図5(a)は光源を面光源にしたときの透過画像であり、図5(b)は光源を線光線にしたときの透過画像である。光源を面光源にした場合は、図5(a)に示すように、被検査物Wの内容物Wbやシール部Wcのシール領域に噛み込んだ異物Wdが鮮明に写る反面、包装材Waのシール部Wcの境界Weが判りにくいという特徴を示すことが判った。これに対し、光源を線光源にした場合は、図5(b)に示すように、被検査物Wのシール部Wcが鮮明に写り、シール領域の境界Weが明確に区別できる反面、シール部Wcのシール領域に噛み込んだ異物Wdとライン状のノイズXとの区別が付きにくいという特徴を示すことが判った。
ところで、搬送ラインにおいて、搬送方向と垂直をなす方向にシール部が施された被検査物を搬送させながら検査する場合、上述したイメージング技術を採用することが可能である。その際、一般的には、被検査物に拡散した面状の光を照射し、シール性を高めるためのシール部の凹凸の影響を減らして異物検出の精度をあげることになる。ところが、上述した面光源の特徴を示す実験結果からも判るように、シール部の境界が判りにくくシール領域が特定できなくなる。一方、被検査物のシール領域が特定できるように線光源を用いると、上述した線光源の特徴を示す実験結果からも判るように、今度はシール領域における異常の検出精度が低下するという問題が生じる。
このため、被検査物のシール領域全体を精度良く検査するにあたって、面光源と線光源の両方を使用し、上述した両者の特徴の利点を活かすことも考えられるが、面光源と線光源のそれぞれからの光を受光するためのラインセンサも複数必要になり、機長(装置サイズ)やコスト面において問題があった。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであって、機長やコスト面の問題を解消しつつ、被検査物のシール領域全体を精度良く検査することができる物品検査装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に記載された物品検査装置は、包装材Waに内容物Wbが包まれた被検査物Wを搬送させて該被検査物に光を照射し、その透過光を検出して得られる透過画像に基づいて前記包装材のシール領域内の検査を行う物品検査装置1であって、
前記透過光を検出する複数の素子が前記被検査物の搬送方向Aと交差する方向に配列されるラインセンサ4と、
前記ラインセンサの各素子を横切る面であって前記被検査物が搬送される搬送面2cに対して垂直方向の面を基準面Lとし、該基準面を中心として該基準面を含む前記搬送面に対する異なる複数の角度で入射するように光を照射する光源部3と、
前記基準面を含む異なる複数の角度の光から選択的に光を照射するように前記光源部をオン・オフ制御する駆動制御部6と、
前記駆動制御部にてオン・オフ制御される前記光源部から照射される光に応じて前記ラインセンサから得られる検出情報に基づいて前記シール領域を特定し、該シール領域内の異常の有無を判定する処理部7と、を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載された物品検査装置は、請求項1の物品検査装置において、
前記駆動制御部6は、少なくとも前記基準面Lに対応する光が他の光より長く点灯するように前記光源部3をオン・オフ制御することを特徴とする。
請求項3に記載された物品検査装置は、請求項1又は2の物品検査装置において、
前記処理部7は、前記ラインセンサ4が前記基準面Lの光のみ受光したときの検出情報から前記シール領域を特定することを特徴とする。
本発明に係る物品検査装置によれば、光源部は、ラインセンサの各素子を横切る面であって被検査物が搬送される搬送面に対して垂直方向の面を基準面とし、この基準面を中心として基準面を含む搬送面に対する異なる複数の角度で入射するように光を照射する。そして、光源部から照射される光のうち、基準面に沿った光が被検査物のシール部のシール領域の凹凸により散乱して透過する光の量が減少することを利用してシール部のシール領域を特定する。また、光源部の発光領域全体から照射される光によってシール部のシール領域の凹凸の影響を低減させ、シール部のシール領域に異物があった場合のみ遮光され、ラインセンサの素子が受光する受光量が減ることを利用してシール部のシール領域における異常を検出する。かかる構成により、光源部の種類(線光源、面光源)毎にラインセンサを用意する必要がなく、機長を短くして装置の大型化を回避するとともにコスト削減を図りつつ、被検査物のシール領域全体を精度良く検査することができる。
本発明に係る物品検査装置の概略構成を示すブロック図である。 (a),(b)本発明に係る物品検査装置における光源部の切替動作の説明図である。 本発明に係る物品検査装置における光源部の動作とラインセンサのデータ取得のタイミングチャートである。 従来技術として特許文献1に開示されるシール部不良検出装置の一構成例を示すブロック図である。 (a)光源部として線光源を用いたときの透過画像の一例を示す図である。 (b)光源部として面光源を用いたときの透過画像の一例を示す図である。
本発明に係る物品検査装置は、搬送ラインの一部や包装装置に組み込まれ、包装材に内容物が包まれた被検査物(物品)を搬送しながら光を照射し、その透過光を検出して得られる透過画像に基づいて包装材のシール領域内の異常(例えば、内容物、内容物のかす、異物の噛み込み、シール不良(しわ発生による接着不良や破損)など)の有無を検査するものである。
図1に示すように、物品検査装置1は、搬送部2、光源部3、ラインセンサ4、操作部5、駆動制御部6、処理部7、表示部8を備えて概略構成される。
搬送部2は、例えばベルトコンベアで構成され、導入側コンベア2aと排出側コンベア2bとが所定の空隙Sをおいて搬送ライン上に配置される。搬送部2は、検査対象の被検査物Wを導入側コンベア2aにて導入搬送し、検査を終えた被検査物Wを排出側コンベア2bにて排出搬送する。
検査対象の被検査物Wは、図2(a),(b)に示すように、光源部3から照射される光が透過可能な透光性を有する包装材Waに内容物Wbが収容される。被検査物Wは、包装材Waの対向する両端から所定幅だけ内側部分をシールし、包装材Waの両端からシール部分までの領域をシール部Wcのシール領域としている。被検査物Wは、図1に示すように、包装材Waの両側が搬送方向Aと垂直方向(紙面奥行き方向)にシールされた状態で搬送部2にて搬送される。
なお、検査対象の被検査物Wとしては、内容物Wbを収容した包装材Waがシール部Wcを介して複数連続して並ぶ、いわゆる連包品であってもよい。
光源部3は、図1に示すように、空隙Sを介してラインセンサ4と対向して搬送部2の上方に設けられ、搬送部2にて搬送される被検査物Wに向けて例えば近赤外光や可視光などの光を照射する。光源部3は、例えばハロゲンランプからの光が入射される複数の光ファイバを束ねて矩形状の発光面(後述する発光領域E:領域E1と領域E2に相当)を形成して構成することができる。
光源部3は、ラインセンサ4における長手(素子配列)方向の各素子(全ての素子)を横切る線を通る被検査物Wが搬送される搬送面2cに対して垂直方向の面を基準面L(図2の点線で示す面)にしたときに、基準面Lを中心として基準面Lを含む異なる角度(図1の搬送面2cに対する入射角度θ)の光を照射する。
光源部3は、図2(a),(b)や図3に示すように、発光領域Eが領域E1と領域E2とからなり、発光領域Eの中央部分を領域E1とし、この領域E1の両側を領域E2としている。また、図2(a),(b)及び図3における各領域E1,E2の斜線はその領域が発光状態であることを示している。そして、図2(a)及び図3の斜線で示す光源部3の領域E1のみからの光は、被検査物Wのシール部Wcのシール領域が特定可能な基準面L1を中心とする所定の入射角度範囲の線光源として機能する。また、図2(b)及び図3の斜線で示す光源部3の発光領域E全体の領域E1と領域E2の両方からの光は、被検査物Wのシール部Wcのシール領域内の異常を判別するための所定の入射角度範囲の面光源として機能する。
なお、上述した面光源と線光線は、被検査物Wに向かって照射される光の発光面積が異なり、線光源は面光源よりも発光面積が小さい線状の光を照射し、被検査物Wを透過した光がラインセンサ4の受光面4aに到達する。
光源部3は、領域E1と領域E2が予め決められた照射タイミングで光を照射するように駆動制御部6にてオン・オフ制御される。すなわち、光源部3は、図3に示すように、発光領域Eの領域E1が常時点灯する照射タイミングで駆動制御部6によりオン制御される。また、光源部3は、図3に示すように、発光領域Eの領域E2が時間t1毎に消灯と点灯を繰り返す照射タイミングで駆動制御部6によりオン・オフ制御される。これにより、発光領域Eの領域E1から光を照射する時間は、領域E2から光を照射する時間よりも長くなる。
このように、光源部3は、図3に示すように、搬送方向Aに対して発光領域Eを領域E1と領域E2に分け、領域E1のみから光を照射する時間T1と、発光領域E全体の領域E1と領域E2の両方から光を照射する時間T2とを周期的に繰り返すように駆動制御部6にてオン・オフ制御される。
なお、光源部3は、上述した面光源として機能する部分(領域E2の全体又は一部)を複数の線光源で構成してもよい。その際の線光源は、検査条件に応じて領域E2の範囲内の任意の位置に任意の数だけ設けることができる。また、光源部3における発光領域Eの搬送方向Aと直交する幅方向の長さは、少なくとも被検査物Wの検知領域以上あればよい。
ラインセンサ4は、図1に示すように、空隙Sを介して光源部3と対向して搬送部2の下方に設けられる。ラインセンサ4は、例えば集光レンズとフォトダイオード(フォトトランジスタ)からなる素子を複数備えて構成され、被検査物Wの搬送方向(図1の矢印A)と直交する方向(搬送部2の搬送面2cと直交する面(基準面L)方向)に複数の素子が所定ピッチでライン状に配列される。
ラインセンサ4は、駆動制御部6からの光源部3の照射タイミングに同期した検出タイミングにより被検査物Wを通過してくる光を検出する。具体的には、図3に示すように、発光領域Eの領域E1のみから光を照射しているときに、発光領域Eの領域E2が消灯してから点灯する照射タイミングに同期した検出タイミングで被検査物Wを通過してくる光を受光し、受光した光の透過量に基づく検出信号を出力する。また、ラインセンサ4は、発光領域Eの領域E1と領域E2の両方から光を照射しているときに、発光領域Eの領域E2が点灯してから消灯する照射タイミングに同期した検出タイミングで被検査物Wを通過してくる光を受光し、受光した光の透過量に基づく検出信号を出力する。
操作部5は、例えばユーザが操作する複数のキー、スイッチ、表示部9の表示画面上のソフトキーなどで構成される。操作部5は、物品検査装置1の運転の開始や停止の指示、被検査物Wの品種や検査数などの設定、搬送部2の搬送速度の設定、駆動制御部6や処理部7の起動などを行う際に操作される。
駆動制御部6は、光源部3における発光領域Eの領域E1と領域E2から選択的に光を照射するように光源部3をオン・オフ制御する。具体的には、図3に示すように、光源部3における発光領域Eの領域E1については、常時点灯する照射タイミングで光源部3をオン制御する。また、光源部3における発光領域Eの領域E2については、時間t1の間隔の照射タイミングで消灯と点灯を繰り返すように光源部3をオン・オフ制御する。
また、駆動制御部6は、光源部3の照射タイミングに同期した検出タイミングでラインセンサ4を制御する。具体的には、図3の時間t1をラインセンサ4の1フレームの取り込み周期(例えば250μsec(4kHz))とし、光源部3における発光領域Eの領域E2が消灯しているときに、領域E2が消灯してから点灯する照射タイミングに同期した検出タイミング、(図3の例では領域E2が消灯している間の中間から点灯するまでの間の検出タイミング)で被検査物Wを通過してくる光を受光するようにラインセンサ4を制御する。また、光源部3における発光領域Eの領域2が点灯しているときに、領域E2が点灯から消灯する照射タイミングに同期した検出タイミング(図3の例では領域E2が点灯している間の中間から消灯するまでの間の検出タイミング)で被検査物Wを通過してくる光を受光するようにラインセンサ4を制御する。
上述した光源部3における領域E2の点灯と消灯の切替周期は、光源部3の応答時間とラインセンサ4の1フレームの取り込み周期を考慮してできるだけ短く設定するのが好ましい。すなわち、光源部3における領域E2の点灯と消灯の切替周期は、被検査物Wが搬送部2にて光源部3とラインセンサ4との間を通過して排出されるまでの間に後述する2種類の透過画像が得られるように、ラインセンサ4の取り込み周期を設定するのが好ましい。なお、ラインセンサ4の1フレームの取り込み周期は、被検査物Wの搬送速度が速ければ短く、遅ければ長く設定される。
処理部7は、ラインセンサ4からの検出信号に基づく2種類の透過画像の取得、被検査物Wにおけるシール部Wcのシール領域の特定、シール領域内における異常の有無の判定、検査結果の表示などの各種処理を行うもので、記憶部7a、画像取得部7b、シール領域特定部7c、異常判定部7d、表示制御部7eを備えている。
記憶部7aは、ラインセンサ4からの検出信号に基づく検出情報を逐次記憶する。すなわち、記憶部7aは、光源部3における発光領域Eの領域E1のみから照射される光を受光したときの光の透過量をラインセンサ4の線光源検出情報とし、光源部3における発光領域Eの領域E1と領域E2の両方から照射される光をラインセンサ4が受光したときの光の透過量をラインセンサ4の面光源検出情報として逐次記憶する。
画像取得部7bは、記憶部7aに記憶されたラインセンサ4の検出情報(線光源検出情報、面光源検出情報)から2種類の透過画像を別々に画像化して取得する。2種類の透過画像は、被検査物Wにおけるシール部Wcのシール領域を特定するための線光源画像と、被検査物Wにおけるシール部Wcのシール領域内の異常(内容物Wb、内容物Wbのかす、異物の噛み込み、しわ発生によるシール不良など)の有無を判定するための面光源画像である。画像取得部7bは、記憶部7aに記憶された線光源検出情報を読み出して画像化することで線光源画像を取得する。また、画像取得部7bは、記憶部7aに記憶された面光源検出情報を読み出して画像化することで面光源画像を取得する。
シール領域特定部7cは、画像取得部7bが取得した線光源画像から被検査物Wにおけるシール部Wcのシール領域を特定する。具体的には、画像取得部7bが取得した線光源画像(搬送方向を横軸とし、搬送方向と垂直で搬送面2cに並行な方向を縦軸とした画像)の各画素の濃淡値(輝度値)を2値化処理し、被検査物Wの輪郭と境界線を求め、輪郭から境界線までの領域をシール部Wcのシール領域として特定する。シール領域が例えば横方向の両端にある場合は、輪郭内に出現する縦線のうち一番内側の縦線から所定の距離(境界調整値)だけ内側に引いた縦線を境界線としそれぞれ求めてシール領域を特定する。
異常判定部7dは、画像取得部7bが取得した面光源画像から異常部分を検出し、この検出した異常部分が被検査物Wのシール部Wcのシール領域内に存在するか否かによりシール領域内の異常の有無を判定する。具体的には、画像取得部7bが取得した面光源画像の各画素の濃淡値(輝度値)を2値化処理し、「1」の画素の領域を異常部分として検出し、線光源画像からシール領域が特定された画像と面光源画像とを重ね合わせた重ね合わせ画像において、異常部分がシール領域特定部7cにて特定されたシール領域に存在するか否かに基づいてシール領域内の異常の有無を判定する。
なお、被検査物Wにおけるシール部Wcのシール領域内の異常の有無を異常判定部7dで判定するにあたっては、シール部Wcのシール領域を特定するための閾値、境界調整値、シール部Wcのシール領域内の異常の有無を判定するため異常内容に応じた判定基準値を予め設定して記憶部7aに記憶させておくこともできる。この場合、シール領域特定部7cは、画像取得部7bが取得した線光源画像の各画素の濃淡値(輝度値)と閾値とを比較し、閾値を超える画素の画像から被検査物Wの輪郭と輪郭内に出現する縦線を抽出し、一番内側の縦線から境界調整値だけ内側を境界線として求め、輪郭から境界線までの領域をシール部Wcのシール領域として特定する。そして、異常判定部7dは、画像取得部7bが取得した線光源画像からシール領域が特定された画像と面光源画像とを重ね合わせた重ね合わせ画像において、シール領域特定部7cにて特定されたシール領域内に判定基準値を超える画素が存在するか否かに基づいてシール領域内の異常の有無を判定する。なお、境界調整値は、輪郭内に出現する縦線の間隔から統計的手法(平均、最大値、中央値等)で算出するようにしてもよい。
表示制御部7eは、例えば画像取得部7bが取得した被検査物Wの2種類の透過画像(線光源画像、面光源画像)、異常判定部7dの判定に基づく被検査物Wの検査結果、総検査数、良品数、NG総数などの各種情報を表示するように表示部9の表示を制御する。
表示部9は、例えば液晶表示器などの表示装置で構成され、表示制御部7eの制御により被検査物Wの検査結果を含む各種情報を表示する。
次に、上記構成による物品検査装置1によって被検査物Wのシール部Wcの検査を行う場合の動作について説明する。
検査対象の被検査物Wが搬送部2の導入側コンベア2aにて導入搬送されると、この被検査物Wに対して光源部3から光が照射される。その際、光源部3は、駆動制御部6の制御により、発光領域Eの領域E1が常時点灯し、発光領域Eの領域E2が時間t1の間隔で消灯と点灯を繰り返す。これにより、被検査物Wには、搬送部2の導入側コンベア2aにて導入搬送されて排出側コンベア2bにて排出搬送される搬送過程において、図3に示すように、光源部3の発光領域Eの領域E1からの光と、領域E1と領域E2からの光とがラインセンサ4の1フレームの取り込み周期t1の間隔で繰り返し照射される。
そして、ラインセンサ4は、光源部3からの光が被検査物Wに照射されると、被検査物Wを通過してくる光を受光し、受光した光の透過量に基づく検出信号を処理部7に出力する。すなわち、ラインセンサ4は、図3に示すように、光源部3が発光領域Eの領域E1のみから光を照射しているときに、発光領域Eの領域E2が消灯してから点灯するまでの間に被検査物Wを通過してくる光を受光し、この受光した光の透過量に基づく検出信号を処理部7に出力する。また、ラインセンサ4は、光源部3の発光領域E全体の領域E1と領域E2の両方から光を照射しているときに、発光領域Eの領域E2が点灯してから消灯するまでの間に被検査物Wを通過してくる光を受光し、この受光した光の透過量に基づく検出信号を処理部7に出力する。
処理部7では、光源部3における発光領域Eの領域E1のみから照射されて被検査物Wを通過してくる光をラインセンサ4が受光したときの光の透過量をラインセンサ4の線光源検出情報として記憶部7aに逐次記憶する。また、光源部3における発光領域Eの領域E1と領域E2の両方から照射されて被検査物Wを通過してくる光をラインセンサ4が受光したときの光の透過量をラインセンサ4の面光源検出情報として記憶部7aに逐次記憶する。
そして、画像取得部7bは、記憶部7aに記憶された線光源検出情報から線光源画像を取得し、記憶部7aに記憶された面光源検出情報から面光源画像を取得する。
続いて、シール領域特定部7cは、画像取得部7bが取得した線光源画像から被検査物Wにおけるシール部Wcのシール領域を特定する。
次に、異常判定部7dは、画像取得部7bが取得した面光源画像から異常部分を検出し、この検出した異常部分がシール領域特定部7cで特定したシール部Wcのシール領域内に存在するか否かによりシール領域内の異常の有無を判定する。
そして、表示制御部7eは、異常判定部8cの判定に基づく被検査物Wの検査結果、総検査数、良品数、NG総数などの情報を表示するように表示部8の表示を制御する。
このように、本実施の形態の物品検査装置1では、1つの光源部3の発光領域Eを搬送方向Aに対して領域E1と領域E2とに分け、領域E1のみから光を照射する時間T1と、領域E1と領域E2の両方から光を照射する時間T2とを周期的に繰り返す。そして、1つのラインセンサ4は、光源部3から照射されて被検査物Wを通過してくる光を、光源部3の照射タイミングに同期して受光し、受光した光の透過量に基づく検出信号を処理部7に出力する。続いて、処理部7は、ラインセンサ4からの検出信号に基づく検出情報から線光源画像と面光源画像とを別々に画像化して2種類の透過画像を取得する。そして、処理部7は、これら2種類の透過画像を用いて被検査物Wにおけるシール部Wcのシール領域の特定し、シール領域内の異常の有無を判別する。これにより、光源部の種類(線光源、面光源)毎にラインセンサを用意する必要がなく、機長を短くして装置の大型化を回避するとともにコスト削減を図りつつ、被検査物のシール領域の検査を精度良く行うことができる。
その際、光源部3から照射される光のうち、基準面Lに沿った領域E1の光が被検査物Wのシール部Wcのシール領域の凹凸により散乱して透過する光の量が減少(ラインセンサ4の素子に光が到達せずに暗くなる)することを利用するので、シール部Wcのシール領域を高精度に特定することができる。
また、光源部3から照射される基準面Lを含む複数の角度方向からの光、すなわち、光源部3の発光領域E全体の光(領域E1と領域E2の光)によってシール部Wcのシール領域の凹凸の影響を低減させ、シール部Wcのシール領域に異物があった場合のみ遮光され、ラインセンサ4の素子が受光する受光量が減ることを利用するので、シール部Wcのシール領域の異常を検出し、シール領域全体の異常の有無の検査を行うことができる。
以上、本発明に係る物品検査装置の最良の形態について説明したが、この形態による記述及び図面により本発明が限定されることはない。すなわち、この形態に基づいて当業者等によりなされる他の形態、実施例及び運用技術などはすべて本発明の範疇に含まれることは勿論である。
1 物品検査装置
2 搬送部
2a 導入側コンベア
2b 排出側コンベア
2c 搬送面
3 光源部
4 ラインセンサ
4a 受光面
5 操作部
6 駆動制御部
7 処理部
7a 記憶部
7b 画像取得部
7c シール領域特定部
7d 異常判定部
7e 表示制御部
8 表示部
A 搬送方向
E 発光領域
E1,E2 領域
L 基準面
S 空隙
t1 ラインセンサの1フレームの取り込み周期
T1 領域E1のみから光を照射する時間
T2 発光領域E全体の領域E1と領域E2の両方から光を照射する時間
W 被検査物
Wa 包装材
Wb 内容物
Wc シール部
Wd 異物
We 境界
X ノイズ
θ 搬送面に対する入射角度

Claims (3)

  1. 包装材(Wa)に内容物(Wb)が包まれた被検査物(W)を搬送させて該被検査物に光を照射し、その透過光を検出して得られる透過画像に基づいて前記包装材のシール領域内の検査を行う物品検査装置(1)であって、
    前記透過光を検出する複数の素子が前記被検査物の搬送方向(A)と交差する方向に配列されるラインセンサ(4)と、
    前記ラインセンサの各素子を横切る面であって前記被検査物が搬送される搬送面(2c)に対して垂直方向の面を基準面(L)とし、該基準面を中心として該基準面を含む前記搬送面に対する異なる複数の角度で入射するように光を照射する光源部(3)と、
    前記基準面を含む異なる複数の角度の光から選択的に光を照射するように前記光源部をオン・オフ制御する駆動制御部(6)と、
    前記駆動制御部にてオン・オフ制御される前記光源部から照射される光に応じて前記ラインセンサから得られる検出情報に基づいて前記シール領域を特定し、該シール領域内の異常の有無を判定する処理部(7)と、を備えたことを特徴とする物品検査装置。
  2. 前記駆動制御部(6)は、少なくとも前記基準面(L)に対応する光が他の光より長く点灯するように前記光源部(3)をオン・オフ制御することを特徴とする請求項1記載の物品検査装置。
  3. 前記処理部(7)は、前記ラインセンサ(4)が前記基準面(L)の光のみ受光したときの検出情報から前記シール領域を特定することを特徴とする請求項1又は2記載の物品検査装置。
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