JPH0778428A - ディスク装置のアクセス方向検知回路 - Google Patents

ディスク装置のアクセス方向検知回路

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JPH0778428A
JPH0778428A JP5221601A JP22160193A JPH0778428A JP H0778428 A JPH0778428 A JP H0778428A JP 5221601 A JP5221601 A JP 5221601A JP 22160193 A JP22160193 A JP 22160193A JP H0778428 A JPH0778428 A JP H0778428A
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JP
Japan
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signal
track
circuit
land
groove
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JP5221601A
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English (en)
Inventor
Makoto Katsumata
信 勝間田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/007Arrangement of the information on the record carrier, e.g. form of tracks, actual track shape, e.g. wobbled, or cross-section, e.g. v-shaped; Sequential information structures, e.g. sectoring or header formats within a track
    • G11B7/00718Groove and land recording, i.e. user data recorded both in the grooves and on the lands
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/085Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam into, or out of, its operative position or across tracks, otherwise than during the transducing operation, e.g. for adjustment or preliminary positioning or track change or selection
    • G11B7/08505Methods for track change, selection or preliminary positioning by moving the head
    • G11B7/08541Methods for track change, selection or preliminary positioning by moving the head involving track counting to determine position

Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、光学ヘッド3のディスク1に対す
る移動方向が正確かつ確実に検知できることを目的とす
る。 【構成】この発明は、光学ヘッド3がディスク1の半径
方向へ移動されるとともに、この光学ヘッド3の移動に
ともなってディスク1からの光を検出することにより得
られるトラッキング誤差信号とトラック和信号とを発生
するディスク装置において、上記トラック和信号に乗っ
ている高速ノイズ信号をハイパスフィルタHFで取出
し、データ検知回路54で高速ノイズ信号の部分を検知
して、高速ノイズ信号の影響を取り除き、正しい方向を
検知するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえば、光ディス
クに対して情報を記録したり光ディスクから情報を再生
する光ディスク装置に用いられる光学ヘッドのレーザ光
と光ディスクとの相対的な移動方向を検知するディスク
装置のアクセス方向検知回路に関する。
【0002】
【従来の技術】画像ファイリングシステムにおいては、
光ディスク装置が用いられる。この光ディスク装置で
は、スパイラル状または同心円状に溝とランド(記録ト
ラック)とが形成されている光ディスクを回転させなが
らトラック上にデ―タが記録され、またはそれから記録
データが再生される。
【0003】上記光ディスクのランドには、あらかじめ
プリピットがプリフォーマットされているヘッダ部があ
り、このヘッダ部に続いてピットを形成することにより
データが記録されるようになっている。
【0004】このような装置では、従来、光学ヘッドの
ディスクに対する移動方向を検知するものが提案されて
いる(特願平3−250687号参照)。すなわち、光
学ヘッドが光ディスクの半径方向へ移動されるととも
に、この光学ヘッドの移動にともなって光ディスクから
の光を検出することにより得られるトラッキング誤差信
号とトラック和信号とを発生する光ディスク装置におい
て、上記トラック和信号に応答して、溝検出パルスを出
力し、上記トラッキング誤差信号に応答して、トラック
検出パルスを出力し、上記溝検出パルスと上記トラック
検出パルスとに応答して、光学ヘッドの移動方向を検知
するものである。
【0005】しかしながら、上記のような検知回路で
は、光ディスク上にプリフォーマット信号として、反射
率が低い信号と、記録データ信号として、反射率が高い
信号及び、プリフォーマット部に溝が途切れた部分があ
る場合、トラック和信号から、これらの信号を除去し
て、正確な溝検出信号を出力することが難しく、誤った
方向信号を出すことがある。すなわち、光ディスク上の
溝以外のピットや凹凸などによる影響により、光学ヘッ
ドのディスクに対する移動方向を誤って検知してしまう
可能性があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来は、光学ヘッドの
ディスクに対する移動方向が正確に検知できない場合が
あるという問題があった。この発明は上記の点に鑑みて
なされたもので、光学ヘッドのディスクに対する移動方
向が正確かつ確実に検知できるディスク装置のアクセス
方向検知回路を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明のディスク装置
のアクセス方向検知回路は、溝と記録トラックとしての
ランドとが隣り合った状態で同心円状あるいはスパイラ
ル状にもうけられているディスク上に光を集光させる集
光手段と、上記ディスクからの光が検出される検出手段
とを有する光学ヘッド、この光学ヘッドの集光手段をそ
の光軸と直交する方向へ移動させる移動手段、上記検出
手段からの検出信号により、上記ディスクのトラックに
対するトラッキング誤差信号を発生させる第1の発生手
段、上記検出手段からの検出信号により、上記ディスク
のトラックに対するトラック和信号を発生させる第2の
発生手段を有するディスク装置において、上記第1の発
生手段からのトラッキング誤差信号と上記第2の発生手
段からのトラック和信号に応答して、トラック検出信号
を出力する第1の出力手段、この第1の出力手段からの
トラック検出信号に応答して、トラックパルス信号を出
力する第2の出力手段、上記第2の発生手段からのトラ
ック和信号の高周波成分のデータ信号だけを出力する第
3の出力手段、この第3の出力手段からのデータ信号の
上端と下端の包絡線を検波し、上端と下端の差が所定値
以上の場合にデータ検知信号を出力する第4の出力手
段、この第4の出力手段からのデータ検知信号と上記第
2の発生手段からのトラック和信号に応答して、上記溝
とランドとの切換わり目を示す溝・ランド信号を出力す
る第5の出力手段、およびこの第5の出力手段からの溝
・ランド信号と上記第2の出力手段からのトラックパル
ス信号とに応答して、上記ディスクに対する上記光学ヘ
ッドの移動方向を検知する検知手段から構成されてい
る。
【0008】この発明のディスク装置のアクセス方向検
知回路は、溝と記録トラックとしてのランドとが隣り合
った状態で同心円状あるいはスパイラル状にもうけられ
ているディスク上に光を集光させる集光手段と、上記デ
ィスクからの光が検出される検出手段とを有する光学ヘ
ッド、この光学ヘッドの集光手段をその光軸と直交する
方向へ移動させる移動手段、上記検出手段からの検出信
号により、上記ディスクのトラックに対するトラッキン
グ誤差信号を発生させる第1の発生手段、上記検出手段
からの検出信号により、上記ディスクのトラックに対す
るトラック和信号を発生させる第2の発生手段を有する
ディスク装置において、上記第1の発生手段からのトラ
ッキング誤差信号と上記第2の発生手段からのトラック
和信号に応答して、トラック検出信号を出力する第1の
出力手段、この第1の出力手段からのトラック検出信号
に応答して、トラックパルス信号を出力する第2の出力
手段、上記第2の発生手段からのトラック和信号の高周
波成分のデータ信号だけを出力する第3の出力手段、こ
の第3の出力手段からのデータ信号の上端と下端の包絡
線を検波し、上端と下端の差が所定値以上の場合にデー
タ検知信号を出力する第4の出力手段、この第4の出力
手段からのデータ検知信号と上記第2の発生手段からの
トラック和信号に応答して、上記溝とランドとの切換わ
り目を示す溝・ランド信号を出力する第5の出力手段、
この第5の出力手段からの溝・ランド信号と上記第2の
出力手段からのトラックパルス信号とに応答して、溝位
置信号、ランド位置信号、トラッキング誤差信号の正の
ピーク位置信号、トラッキング誤差信号の負のピーク位
置信号を発生する第3の発生手段、およびこの第3の発
生手段からの各信号の発生順に応じて、上記ディスクに
対する上記光学ヘッドの移動方向を検知する検知手段か
ら構成されている。
【0009】この発明のディスク装置のアクセス方向検
知回路は、トラックを有する光ディスク上に光を集光さ
せる集光手段と上記光ディスクからの反射光を検出する
検出手段とを有する光学ヘッド、上記光学ヘッドの集光
手段をその光軸と直交し且つ前記光ディスクのトラック
を横切る方向へ移動させる移動手段、上記検出手段から
の検出信号を電流一電圧変換するプリアンプ部、このプ
リアンプ部よりローパスフィルタと通して、トラックエ
ラー信号を生成する第1の生成手段、上記プリアンプ部
よりローパスフィルタを通して、トラック和信号を生成
する第2の生成手段、上記プリアンプ部からの信号を高
域まで加算する第3の生成手段とを有するディスク装置
において、上記第1の生成手段からのトラックエラー信
号と上記第2の生成手段からのトラック和信号とを用い
て、上記トラックエラー信号から高速データ信号による
ノイズ成分を除去したトラック検出信号を出力する第1
の出力手段、この第1の出力手段からのトラック検出信
号をゼロレベルで2値化したトラックパルス信号を出力
する第1の2値化手段、上記第2の生成手段からのトラ
ック和信号を高速データ信号のない部分の信号の正のピ
ークと、負のピークの間の予め定められた値で2値化し
たトラック和パルス信号を出力し、上記第3の生成手段
からの信号をハイパスフィルタを通して、高速データ信
号だけを取り出し、その上端と下端とを包絡線検波し、
その差信号を予め定められた値で2値化したデータ検出
信号を出力する第2の出力手段、上記第2の出力手段か
らのデータ信号で、上記トラック和パルス信号にマスク
をし、高速データ信号による誤った信号を除去した溝・
ランド信号を出力する第2の2値化手段、および上記第
1の2値化手段からのトラックパルス信号と、上記第2
の2値化手段からの溝・ランド信号とから、溝とランド
の中心と、トラックエラー信号の正のピーク、負のピー
ク、つまり溝とランドの切り変り目検出し、その順番に
より、方向信号を出力する第3の出力手段から構成され
ている。
【0010】この発明のディスク装置のアクセス方向検
知回路は、溝と記録トラックとしてのランドとが隣り合
った状態で同心円状あるいはスパイラル状にもうけられ
ているディスク上に光を集光させる集光手段と、上記デ
ィスクからの光が検出される検出手段とを有する光学ヘ
ッド、この光学ヘッドの集光手段をその光軸と直交する
方向へ移動させる移動手段、上記検出手段からの検出信
号により、上記ディスクのトラックに対するトラッキン
グ誤差信号を発生させる第1の発生手段、上記検出手段
からの検出信号により、上記ディスクのトラックに対す
るトラック和信号を発生させる第2の発生手段を有する
ディスク装置において、上記第1の発生手段からのトラ
ッキング誤差信号と上記第2の発生手段からのトラック
和信号に応答して、溝位置信号、ランド位置信号、トラ
ッキング誤差信号の正のピーク位置信号、トラッキング
誤差信号の負のピーク位置信号を発生する第3の発生手
段、およびこの第3の発生手段からの各信号の発生順に
応じて、上記ディスクに対する上記光学ヘッドの移動方
向を検知する検知手段から構成されている。
【0011】
【作用】この発明は、上記のような構成において、溝と
記録トラックとしてのランドとが隣り合った状態で同心
円状あるいはスパイラル状にもうけられているディスク
上に光を集光させる集光手段と、上記ディスクからの光
が検出される検出手段とを有する光学ヘッド、この光学
ヘッドの集光手段をその光軸と直交する方向へ移動させ
る移動手段、上記検出手段からの検出信号により、上記
ディスクのトラックに対するトラッキング誤差信号を発
生させる第1の発生手段、上記検出手段からの検出信号
により、上記ディスクのトラックに対するトラック和信
号を発生させる第2の発生手段を有するものにおいて、
上記第1の発生手段からのトラッキング誤差信号と上記
第2の発生手段からのトラック和信号に応答して、溝位
置信号、ランド位置信号、トラッキング誤差信号の正の
ピーク位置信号、トラッキング誤差信号の負のピーク位
置信号を発生し、この発生される各信号の発生順に応じ
て、上記ディスクに対する上記光学ヘッドの移動方向を
検知するようにしたものである。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の一実施例に
ついて説明する。図1、図2は、この発明のアクセス方
向検知回路を有するディスク装置を示すものである。す
なわち、光ディスクなどで構成されるディスク(記録媒
体)1の表面には、図3、図4に示すように、スパイラ
ル状あるいは同心円状に溝とランド(記録トラック)と
が形成されており、このディスク1は、モータ2によっ
て例えば一定の速度で回転される。このモータ2は、モ
ータ制御回路18によって制御されている。
【0013】上記ディスク1のランドには、あらかじめ
プリピットがプリフォーマットされているヘッダ部があ
り、このヘッダ部に続いてピットを形成することにより
データが記録されるようになっている。
【0014】上記ディスク1に対する情報の記録再生
は、上記ディスク1の下部に設けられている光学ヘッド
3によって行われる。なお、上記ディスク1では穴開き
によりピットを形成する記録膜が用いられているもので
あるが、相変化を利用している記録膜や多層記録膜のも
のを用いても良い、またディスクとして光磁気ディスク
等を用いても良い。上記の場合、光学ヘッド等の構成も
同様に変更される。
【0015】上記光学ヘッド3には、対物レンズ6が図
示しないワイヤあるいは板ばねによって保持されてお
り、この対物レンズ6は、駆動コイル5によってフォー
カシング方向(レンズの光軸方向)に移動され、駆動コ
イル4によってトラッキング方向(レンズの光軸と直交
方向)に移動可能とされている。
【0016】また、レーザ制御回路14によって駆動さ
れる半導体レーザ発振器9より発生されたレーザ光は、
コリメータレンズ11a、ハーフプリズム11b、対物
レンズ6を介してディスク1上に照射され、このディス
ク1からの反射光は、対物レンズ6、ハーフプリズム1
1b、集光レンズ10a、およびシリンドリカルレンズ
10bを介して光検出器8に導かれる。
【0017】上記光検出器8は、4分割の光検出セル8
a、8b、8c、8dによって構成されている。上記光
検出器8の光検出セル8aの出力信号は、増幅器12a
を介して加算器30a、30cの一端に供給され、光検
出セル8bの出力信号は、増幅器12bを介して加算器
30b、30dの一端に供給され、光検出セル8cの出
力信号は、増幅器12cを介して加算器30b、30c
の他端に供給され、光検出セル8dの出力信号は、増幅
器12dを介して加算器30a、30dの他端に供給さ
れるようになっている。
【0018】ここで、図2に示すように、増幅器12
a、…、12dによりヘッドアンプ部12が構成され、
加算器30a、30b、30c、30dにより加算部3
0が構成されている。
【0019】また、上記光検出器8の光検出セル8a、
8b、8c、8dの出力信号は、それぞれ増幅器12
a、12b、12c、12dを介して高速加算器41に
供給されるようになっている。この高速加算器41から
の出力信号は、トラック上に形成されたピット(記録情
報)からの反射率の変化が反映されている。この信号
は、信号処理回路19に供給されるとともに、ハイパス
フィルタHFを介してアクセス方向検知回路35に供給
されるようになっている。
【0020】上記加算器30aの出力信号はローパスフ
ィルタLF1を介してトラックエラー信号回路42を構
成する差動増幅器OP1の反転入力端に供給され、この
差動増幅器OP1の非反転入力端には上記加算器30b
の出力信号がローパスフィルタLF2を介して供給され
る。これにより、差動増幅器OP1は、上記加算器30
a、30bの低周波域の信号差に応じて、図5の
(a)、図6の(a)に示すような、トラックエラー信
号(トラッキング誤差信号)をトラッキング制御回路1
6、およびアクセス方向検知回路35に供給するように
なっている。
【0021】また、上記加算器30a、30bの出力信
号は、それぞれローパスフィルタLF1、LF2を介し
て加算器で構成されるトラック和信号回路43に供給さ
れる。これにより、トラック和信号回路43は、上記加
算器30a、30bの低周波域の和に応じて、図5の
(b)、図6の(b)に示すような、トラック和信号を
フォーカッシング制御回路15、トラッキング制御回路
16、およびアクセス方向検知回路35に供給するよう
になっている。トラック和信号回路43から出力される
トラック和信号は、ディスク1のディスク面の反射率の
違いと溝とランドを横切るときの回析を反映した波形と
なっている。
【0022】トラックエラー信号とトラック和信号の関
係は、図5の(a)(b)に示すように、トラックエラ
ー信号が振幅の中心で、トラック和信号が振幅中心より
上のとき、ランド位置A、トラック和信号が振幅の中心
で、トラックエラー信号が振幅中心より上のとき、トラ
ックエラー信号の正のピーク位置つまり、ハイレベル位
置(TrH)B、トラックエラー信号が振幅の中心で、
トラック和信号が振幅中心より下のとき、溝位置C、ト
ラック和信号が振幅の中心で、トラックエラー信号が振
幅中心より下のとき、トラックエラー信号の負のピーク
位置つまり、ローレベル位置(TrL)Dとなってい
る。
【0023】そして、このA→B→C→D→A、…とD
→C→B→A→D、…の2つの方向があり、たとえばA
の次にBが来るか、Dが来るかにより、後述するアクセ
ス方向検知回路35でアクセス方向を検知するようにな
っている。
【0024】上記トラッキング制御回路16は、差動増
幅器OP1から供給されるトラックエラー信号とトラッ
ク和信号回路43から供給されるトラック和信号とに応
じてトラック駆動信号を作成するものである。
【0025】上記トラッキング制御回路16から出力さ
れるトラック駆動信号は、前記トラッキング方向の駆動
コイル4に供給される。また、上記トラッキング制御回
路16で用いられたトラック駆動信号は、リニアモータ
制御回路17に供給されるようになっている。
【0026】上記アクセス方向検知回路35は、差動増
幅器OP1から供給されるトラックエラー信号とトラッ
ク和信号回路43から供給されるトラック和信号とハイ
パスフィルタHFから供給される高速データ信号に応じ
て対物レンズ6によるビーム光が照射されているディス
ク1上のアクセス方向を検知し、方向信号を出力するも
のである。このアクセス方向検知回路35からはトラッ
クを乗り越えるごとにトラックパルス信号が出力される
ようになっている。
【0027】上記アクセス方向検知回路35からの方向
信号とトラックパルス信号は、トラックカウンタ回路3
6に供給される。このトラックカウンタ回路36は、上
記アクセス方向検知回路35からの方向信号とトラック
パルス信号とに応じて対物レンズ6によるビーム光が照
射されているディスク1上のトラック位置を計数するも
のである。たとえば、トラックカウンタ回路36は、方
向信号がハイレベルの場合、トラックパルス信号が供給
されるごとにカウントアップし、方向信号がローレベル
の場合、トラックパルス信号が供給されるごとにダウン
カウントするようになっている。このトラックカウンタ
回路36により計数されたトラック位置はCPU23へ
出力される。
【0028】リニアモータ制御回路17は、トラッキン
グ制御回路16からのトラックエラー信号やCPU23
からの移動制御信号に応じて後述するリニアモータ31
内の駆動コイル(導線体)13に移動速度に対応した電
流を流すものである。
【0029】リニアモータ制御回路17には、たとえば
リニアモータ31内の駆動コイル13aが磁気部材(磁
性材料)より発生する磁束を横切る瞬間に生じる速度検
出用コイルの内部の電気的変化を利用して、駆動コイル
と磁気部材との相対速度つまりリニアモータ31による
光学ヘッド3の移動速度(ビーム光とディスク1との相
対速度)を検知する速度検知回路40が設けられてい
る。
【0030】また、上記加算器30cの出力信号は差動
増幅器OP2の反転入力端に供給され、この差動増幅器
OP2の非反転入力端には上記加算器30dの出力信号
が供給される。これにより、差動増幅器OP2は、上記
加算器30c、30dの差に応じてフォーカス点に関す
る信号をフォーカシング制御回路15に供給するように
なっている。このフォーカシング制御回路15の出力信
号は、フォーカシング駆動コイル5に供給され、レーザ
光がディスク1上で常時ジャストフォーカスとなるよう
に制御される。
【0031】上記のようにフォーカシング、トラッキン
グを行った状態での光検出器8の各光検出セル8a、〜
8dの出力の和信号、つまり高速加算器41からの出力
信号(トラック上に形成されたピット(記録情報)から
の反射率の変化が反映されている信号)は、信号処理回
路19に供給され、この信号処理回路19において記録
情報、アドレス情報(トラック番号、セクタ番号等)が
再生される。
【0032】上記信号処理回路19で再生された再生信
号(再生情報)はインターフェース回路32を介して外
部装置としてのディスク制御装置33に出力されるよう
になっている。
【0033】また、レーザ制御回路14の前段には記録
信号を変調する変調回路としての記録信号作成回路34
が設けられている。また、このディスク装置にはそれぞ
れフォーカシング制御回路15、トラッキング制御回路
16、リニアモータ制御回路17とCPU23との間で
情報の授受を行うために用いられるD/A変換器22が
設けられている。
【0034】また、上記トラッキング制御回路16は、
上記CPU23からD/A変換器22を介して供給され
るトラックジャンプ信号に応じて対物レンズ6を移動さ
せ、1トラック分、ビーム光を移動させるようになって
いる。
【0035】上記レーザ制御回路14、フォーカシング
制御回路15、トラッキング制御回路16、リニアモー
タ制御回路17、モータ制御回路18、信号処理回路1
9、記録信号作成回路34、トラックカウンタ回路36
等は、バスライン20を介してCPU23によって制御
されるようになっており、このCPU23はメモリ24
に記憶されたプログラムによって所定の動作を行うよう
になされている。
【0036】上記アクセス方向検知回路35は、図7に
示すように、AGC(オート ゲイン コントロール)
回路51、トラックパルス回路52、データ検知回路5
4、溝・ランド信号回路55、および方向検知回路56
によって構成されている。
【0037】上記AGC回路51は、トラックエラー信
号回路42から供給されるトラックエラー信号とトラッ
ク和信号回路43からのトラック和信号とを用いて、ト
ラックエラー信号からトラックに形成されたピットや凹
凸、ごみ、汚れ、傷等によって生じたノイズ信号を除去
したトラック検出信号を出力するものである。この場
合、トラックエラー信号に乗って来る高速データ信号の
ノイズをトラック和信号を分母に割算することにより取
り除いている。
【0038】すなわち、トラックエラー信号には、図6
の(a)に示すように、トラックに形成されたピットや
凹凸、ごみ、汚れ、傷等によって生じたノイズ信号ND
1、ND2が重畳されるようになっている。ノイズ信号
ND1は反射率が低い部分や凹凸等の信号であり、ノイ
ズ信号ND2は反射率が高い部分の信号である。
【0039】また、トラック和信号には、図6の(b)
に示すように、ノイズ信号ND1、ND2に同期してノ
イズ信号ND´1、ND´2が重畳されるようになって
いる。
【0040】たとえば図4に示すように、上記ND1
は、左側のランドから反射率の下がるピットで形成され
ているプリフォーマットされたトラック部分を通過して
右側のランドへ移動した場合であり、上記ND2は、右
側のランドから反射率の上がるピット(記録データ)で
形成されているトラック部分を通過して左側のランドへ
移動した場合である。
【0041】これにより、AGC回路51は、トラック
和信号回路43からのトラック和信号の信号レベルに応
じて、トラックエラー信号回路42から供給されるトラ
ックエラー信号を増幅する増幅器(図示しない)の増幅
率(ゲイン)を制御することにより、図6の(c)に示
すような、ノイズ信号を除去したトラック検出信号を出
力する。この結果、各トラックに対応した正負のピーク
値が略一定値に修正されて出力される。
【0042】AGC回路51からのトラック検出信号
は、トラックパルス回路52に出力される。トラックパ
ルス回路52は、図8に示すように、比較器52aとイ
ンバータ回路52bとにより構成され、AGC回路51
から供給されるトラック検出信号をゼロレベル付近で比
較することにより2値化し、図5の(c)と図6の
(e)に示す溝とランドの中心を通るタイミングを検出
するトラックパルス信号を出力するものである。このト
ラックパルス回路52からのトラックパルス信号は方向
検知回路56とトラックカウンタ回路36に出力され
る。
【0043】データ検知回路54は、図9に示すよう
に、積分回路とダイオードとオペアンプとからなる上端
検波回路54a、積分回路とダイオードとオペアンプと
からなる下端検波回路54b、オペアンプからなる差動
増幅器54c、およびコンパレータからなる比較器54
dによって構成されている。
【0044】上端検波回路54aは、ハイパスフィルタ
HFからの高速データ信号の上端を検波するものであ
る。下端検波回路54bは、ハイパスフィルタHFから
の高速データ信号の下端を検波するものである。差動増
幅器54cは、上端検波回路54aからの上端検波信号
と下端検波回路54bからの下端検波信号との差信号を
出力するものである。比較器54dは、差動増幅器54
cからの差信号を所定値でコンパレートすることによ
り、差信号が所定値以上の場合に、データがある部分と
判定して対応する信号(データ検知信号)を出力するも
のである。
【0045】データ検知回路54は、図6の(d)に示
すような、上記高速加算器41からの加算値の高速デー
タ信号だけがハイパスフィルタHFを介して供給される
ことにより、その高速データ信号上端と下端を包絡線検
波し、その差が予め定められた電圧を越えると図6の
(g)に示すようなデータ検知信号を溝・ランド信号回
路55へ出力するものである。
【0046】溝・ランド信号回路55は、図10に示す
ように、コンパレータ55a、およびオア回路55bに
よって構成されている。溝・ランド信号回路55は、ト
ラック和信号回路43からのトラック和信号の低下をコ
ンパレータ55aにより除去した図6の(f)に示すト
ラック和パルス信号を得、このトラック和パルス信号と
データ検知回路54から供給されるデータ検知信号のオ
アをとることにより、反射率が下がっている部分を補正
することにより図6の(b)に示すND´1の影響によ
るノイズ信号を除去し、図5の(d)、図6の(h)に
示すような、ランドと溝の切換わり目に対する正しい信
号(溝・ランド信号)を出力するものである。上記コン
パレータ55aは、ピットや凹凸等の信号がない部分の
トラック和信号の中心で比較して2値化を行っているも
のである。
【0047】上記方向検知回路56は、トラックパルス
信号がハイレベルのとき、溝・ランド信号のエッジが来
ると、上記トラックエラー信号の正のピーク、トラック
パルス信号がローレベルのとき、溝・ランド信号のエッ
ジが来ると、上記トラックエラー信号の負のピーク、溝
・ランド信号がハイレベルのとき、トラックパルス信号
のエッジが来るとランドの中心、溝・ランド信号がロー
レベルの時、トラックパルス信号のエッジが来ると溝の
中心と4つに分類し、この4つの信号が来る順番によっ
て方向を検知し、図5の(q)、図6の(i)に示す方
向信号を上記トラックカウンタ回路36に出力するもの
である。
【0048】上記方向検知回路56は、位置信号発生部
56aと方向判定部56bから構成されるものである。
位置信号発生部56aは、トラックパルス回路52から
のトラックパルス信号と溝・ランド信号回路55からの
溝・ランド信号とに応じて、溝位置信号、ランド位置信
号、トラックエラー信号の正のピーク位置信号、トラッ
クエラー信号の負のピーク位置信号を発生するものであ
る。
【0049】上記位置信号発生部56aから発生される
溝位置信号、ランド位置信号、トラックエラー信号の正
のピーク位置信号、トラックエラー信号の負のピーク位
置信号は、方向判定部56bに供給される。
【0050】上記方向判定部56bは、位置信号発生部
56aから供給される溝位置信号、ランド位置信号、ト
ラックエラー信号の正のピーク位置信号、トラックエラ
ー信号の負のピーク位置信号の各信号の発生順に応じ
て、上記ディスク1に対する上記光学ヘッド3の移動方
向を検知するものである。
【0051】上記位置信号発生部56aは、図11に示
すように、4つのモノステーブルマルチバイブレータ
(モノマルチ)61、62、63、64、オア回路6
5、66、アンド回路67、68、69、70、および
インバータ回路71、72によって構成されている。
【0052】上記モノマルチ61は、トラックパルス回
路52からのトラックパルス信号の立上がり時に一定幅
の短いパルスを出力し、上記モノマルチ62は、トラッ
クパルス回路52からのトラックパルス信号の立下がり
時に一定幅の短いパルスを出力するものである。上記モ
ノマルチ61、62の出力はオア回路65を介して、ア
ンド回路67、68の一端に供給され、アンド回路67
の他端には上記溝・ランド信号回路55からの溝・ラン
ド信号が供給され、アンド回路68の他端には上記溝・
ランド信号回路55からの溝・ランド信号がインバータ
回路71で反転されて供給される。上記オア回路65か
らは、図5の(e)に示すように、図5の(c)に示す
トラックパルス信号の立上がり時と立下がり時に、パル
スを出力している。
【0053】これにより、アンド回路67は、上記モノ
マルチ61、62の出力と上記溝・ランド信号回路55
からの溝・ランド信号とのアンドをとることにより、図
5の(g)に示すように、トラックエラー信号が振幅の
中心で、トラック和信号が振幅中心より上のとき、ラン
ド位置信号(A)を出力するものである。また、アンド
回路68は、上記モノマルチ61、62の出力と上記溝
・ランド信号回路55からの溝・ランド信号を反転した
信号とのアンドをとることにより、図5の(h)に示す
ように、トラックエラー信号が振幅の中心で、トラック
和信号が振幅中心より下のとき、溝位置信号(C)を出
力するものである。
【0054】上記モノマルチ63は、溝・ランド信号回
路55からの溝・ランド信号の立上がり時に一定幅の短
いパルスを出力し、上記モノマルチ64は、溝・ランド
信号回路55からの溝・ランド信号の立下がり時に一定
幅の短いパルスを出力するものである。上記モノマルチ
63、64の出力はオア回路66を介して、アンド回路
69、70の一端に供給され、アンド回路69の他端に
は上記トラックパルス回路52からのトラックパルス信
号が供給され、アンド回路68の他端には上記トラック
パルス回路52からのトラックパルス信号がインバータ
回路72で反転されて供給される。上記オア回路66か
らは、図5の(f)に示すように、図5の(d)に示す
溝・ランド信号の立上がり時と立下がり時に、パルスを
出力している。
【0055】これにより、アンド回路69は、上記モノ
マルチ63、64の出力と上記トラックパルス回路52
からのトラックパルス信号とのアンドをとることによ
り、図5の(i)に示すように、トラック和信号が振幅
の中心で、トラックエラー信号が振幅中心より上のと
き、トラックエラー信号の正のピーク位置信号としての
トラックエラー信号ハイレベル位置信号(TrH:B)
を出力するものである。また、アンド回路70は、上記
モノマルチ63、64の出力と上記トラックパルス回路
52からのトラックパルス信号を反転した信号とのアン
ドをとることにより、図5の(j)に示すように、トラ
ック和信号が振幅の中心で、トラックエラー信号が振幅
中心より下のとき、トラックエラー信号の負のピーク位
置信号としてのトラックエラー信号ローレベル位置信号
(TrL:D)を出力するものである。
【0056】上記方向判定部56bは、図12に示すよ
うに、4つのD形フリップフロップ(FF回路)81、
82、83、84、ゲート回路85、86、87、8
8、および第1、第2のパルス発生部89、90、D形
フリップフロップ(FF回路)91、インバータ回路9
2、およびアンド回路93によって構成されている。
【0057】FF回路81、82、83、84の各クロ
ック入力端には、それぞれ上記アンド回路67、68、
69、70からのランド位置信号(A)、ハイレベル位
置信号(B)、溝位置信号(C)、ローレベル位置信号
(D)が供給され、FF回路81、82、83、84の
各リセット入力端には、それぞれ対応するクロック入力
端に供給されている信号以外の信号がゲート回路85、
86、87、88を介して供給され、各データ入力端は
ハイレベルとなっている。上記ゲート回路85、86、
87、88は、それぞれオア回路とインバータ回路とア
ンド回路により構成されている。
【0058】上記FF回路81は、図5の(k)に示す
ように、上記アンド回路67からのランド位置信号
(A)によりセットし、他の信号(B、C、D)により
リセットされ、上記FF回路82は、図5の(l)に示
すように、上記アンド回路68からのハイレベル位置信
号(B)によりセットし、他の信号(A、C、D)によ
りリセットされ、上記FF回路83は、図5の(m)に
示すように、上記アンド回路69からの溝位置信号
(C)によりセットし、他の信号(A、B、D)により
リセットされ、上記FF回路84は、図5の(n)に示
すように、上記アンド回路70からのローレベル位置信
号(D)によりセットし、他の信号(A、B、C)によ
りリセットされるようになっている。
【0059】上記各FF回路81、…では、クリア入力
端側に、上記構成のゲート回路85、…があるため、各
信号の間隔よりも、回路の遅れ分、長い間、セットされ
ている。
【0060】上記第1のパルス発生部89は、FF回路
81、82、83、84のセット出力と上記アンド回路
67、68、69、70からのランド位置信号(A)、
ハイレベル位置信号(B)、溝位置信号(C)、ローレ
ベル位置信号(D)とのアンドをとることにより、「A
→B→C→D→A、…」と順方向に、光学ヘッド3のレ
ーザビームの照射位置がディスク1上を移動した際に、
図5の(o)に示すようなパルスを出力するものであ
る。図5の破線(方向切換り位置)より左側の場合であ
る。
【0061】上記第1のパルス発生部89は、4つのア
ンド回路89a、89b、89c、89dとオア回路8
9eにより構成されている。アンド回路89aにより、
FF回路81のセット出力(ランド位置信号Aに対する
セット出力)と上記アンド回路69からのハイレベル位
置信号(B)とのアンドがとられ、アンド回路89bに
より、FF回路82のセット出力(ハイレベル位置信号
Bに対するセット出力)と上記アンド回路68からの溝
位置信号(C)とのアンドがとられ、アンド回路89c
により、FF回路83のセット出力(溝位置信号Cに対
するセット出力)と上記アンド回路70からのローレベ
ル位置信号(D)とのアンドがとられ、アンド回路89
dにより、FF回路84のセット出力(ローレベル位置
信号Dに対するセット出力)と上記アンド回路67から
のランド位置信号(A)とのアンドがとられるようにな
っている。
【0062】上記第2のパルス発生部90は、FF回路
81、82、83、84のセット出力と上記アンド回路
67、68、69、70からのランド位置信号(A)、
ハイレベル位置信号(B)、溝位置信号(C)、ローレ
ベル位置信号(D)とのアンドをとることにより、「D
→C→B→A→D、…」と順方向と逆方向に、光学ヘッ
ド3のレーザビームの照射位置がディスク1上を移動し
た際に、図5の(p)に示すようなパルスを出力するも
のである。図5の破線(方向切換り位置)より右側の場
合である。
【0063】アンド回路90aにより、FF回路81の
セット出力(ランド位置信号Aに対するセット出力)と
上記アンド回路70からのローレベル位置信号(D)と
のアンドがとられ、アンド回路90bにより、FF回路
82のセット出力(ハイレベル位置信号Bに対するセッ
ト出力)と上記アンド回路67からのランド位置信号
(A)とのアンドがとられ、アンド回路90cにより、
FF回路83のセット出力(溝位置信号Cに対するセッ
ト出力)と上記アンド回路69からのハイレベル位置信
号(B)とのアンドがとられ、アンド回路90dによ
り、FF回路84のセット出力(ローレベル位置信号D
に対するセット出力)と上記アンド回路68からの溝位
置信号(C)とのアンドがとられるようになっている。
【0064】上記第1のパルス発生部89からのパルス
はFF回路91のクロック入力端に供給され、上記第2
のパルス発生部90からのパルスはインバータ回路92
で反転された後アンド回路93を介してFF回路91の
リセット入力端に供給される。なお、上記FF回路91
のデータ入力端はハイレベルとなっている。
【0065】上記FF回路91は、図5の(q)に示す
ように、上記第1のパルス発生部89からのパルスが供
給されている際、セットされ、セット出力(方向信号)
がハイレベルとなり、上記第2のパルス発生部90から
のパルスが供給されている際、リセットされ、セット出
力(方向信号)がローレベルとなる。上記FF回路91
からの出力、つまり方向判定部56b(方向検知回路5
6)からの方向信号はトラックカウンタ回路36に供給
される。
【0066】トラックカウンタ回路36は方向検知回路
56からの方向信号によりアップ/ダウンを切換え、こ
の切換えられた状態で上記トラックパルス回路52から
のトラックパルス信号が供給されるごとにアップカウン
トあるいはダウンカウントが行われるものである。たと
えば、方向信号がハイレベルの場合、アップカウントを
行い、方向信号がローレベルの場合、ダウンカウントを
行うようになっている。
【0067】この結果、トラックカウンタ回路36のカ
ウント値は、光学ヘッド3が低速で移動しているとき
に、ディスク1の偏心などにより、光学ヘッド3のディ
スク1に対する移動方向が反対になった場合でも、方向
検知回路56からの正確な方向信号によりアップ/ダウ
ンを切換えることにより、正確にトラックパルス信号を
計数することができる。
【0068】上記したように、光学ヘッド3がディスク
1の半径方向へ移動されるとともに、この光学ヘッド3
の移動にともなってディスク1からの光を検出すること
により得られるトラッキング誤差信号とトラック和信号
とを発生するディスク装置において、上記トラック和信
号に乗っている高速ノイズ信号をハイパスフィルタHF
で取出し、データ検知回路54で高速ノイズ信号の部分
を検知して、高速ノイズ信号の影響を取り除き、正しい
方向を検知するようにしたものである。
【0069】これにより、ディスク1上の溝以外のピッ
トや凹凸などによる影響により、光学ヘッド3のディス
ク1に対する移動方向を誤って検知してしまうことをな
くすことができ、その移動方向つまりアクセス方向を正
確かつ確実に検知できる。
【0070】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
光学ヘッドのディスクに対する移動方向が正確かつ確実
に検知できるディスク装置のアクセス方向検知回路を提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例におけるディスク装置の回
路構成を示すブロック図。
【図2】図1の光検出器、ヘッドアンプ部、加算部を説
明するための図。
【図3】図1のディスクの構成を説明するための斜視
図。
【図4】図1のディスクの構成を説明するための平面
図。
【図5】図1のアクセス方向検知回路の波形を説明する
ための図。
【図6】図1のアクセス方向検知回路の波形を説明する
ための図。
【図7】図1のアクセス方向検知回路の回路構成を示す
ブロック図。
【図8】図7のトラックパルス回路の回路構成を示す
図。
【図9】図7のデータ検知回路の回路構成を示す図。
【図10】図7の溝・ランド信号の回路構成を示す図。
【図11】図7の方向検知回路内の位置信号発生部の回
路構成を示す図。
【図12】図7の方向検知回路内の方向判定部の回路構
成を示す図。
【符号の説明】
1…ディスク 3…光学ヘッド 6…対物レンズ 8…光検出器 LF1、LF2…ローパスフィルタ 23…CPU 35…アクセス方向検知回路 36…トラックカウンタ回路 41…高速加算器 HF…ハイパスフィルタ 42…トラックエラー信号回路 43…トラック和信号回路 51…AGC回路 52…トラックパルス回路 54…データ検知回路 55…溝・ランド信号回路 56…方向検知回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溝と記録トラックとしてのランドとが隣
    り合った状態で同心円状あるいはスパイラル状にもうけ
    られているディスク上に光を集光させる集光手段と、上
    記ディスクからの光が検出される検出手段とを有する光
    学ヘッドと、 この光学ヘッドの集光手段をその光軸と直交する方向へ
    移動させる移動手段と、 上記検出手段からの検出信号により、上記ディスクのト
    ラックに対するトラッキング誤差信号を発生させる第1
    の発生手段と、 上記検出手段からの検出信号により、上記ディスクのト
    ラックに対するトラック和信号を発生させる第2の発生
    手段と、 を有するディスク装置において、 上記第1の発生手段からのトラッキング誤差信号と上記
    第2の発生手段からのトラック和信号に応答して、トラ
    ック検出信号を出力する第1の出力手段と、 この第1の出力手段からのトラック検出信号に応答し
    て、トラックパルス信号を出力する第2の出力手段と、 上記第2の発生手段からのトラック和信号の高周波成分
    のデータ信号だけを出力する第3の出力手段と、 この第3の出力手段からのデータ信号の上端と下端の包
    絡線を検波し、上端と下端の差が所定値以上の場合にデ
    ータ検知信号を出力する第4の出力手段と、 この第4の出力手段からのデータ検知信号と上記第2の
    発生手段からのトラック和信号に応答して、上記溝とラ
    ンドとの切換わり目を示す溝・ランド信号を出力する第
    5の出力手段と、 この第5の出力手段からの溝・ランド信号と上記第2の
    出力手段からのトラックパルス信号とに応答して、上記
    ディスクに対する上記光学ヘッドの移動方向を検知する
    検知手段と、 を具備したことを特徴とするディスク装置のアクセス方
    向検知回路。
  2. 【請求項2】 溝と記録トラックとしてのランドとが隣
    り合った状態で同心円状あるいはスパイラル状にもうけ
    られているディスク上に光を集光させる集光手段と、上
    記ディスクからの光が検出される検出手段とを有する光
    学ヘッドと、 この光学ヘッドの集光手段をその光軸と直交する方向へ
    移動させる移動手段と、 上記検出手段からの検出信号により、上記ディスクのト
    ラックに対するトラッキング誤差信号を発生させる第1
    の発生手段と、 上記検出手段からの検出信号により、上記ディスクのト
    ラックに対するトラック和信号を発生させる第2の発生
    手段と、 を有するディスク装置において、 上記第1の発生手段からのトラッキング誤差信号と上記
    第2の発生手段からのトラック和信号に応答して、トラ
    ック検出信号を出力する第1の出力手段と、 この第1の出力手段からのトラック検出信号に応答し
    て、トラックパルス信号を出力する第2の出力手段と、 上記第2の発生手段からのトラック和信号の高周波成分
    のデータ信号だけを出力する第3の出力手段と、 この第3の出力手段からのデータ信号の上端と下端の包
    絡線を検波し、上端と下端の差が所定値以上の場合にデ
    ータ検知信号を出力する第4の出力手段と、 この第4の出力手段からのデータ検知信号と上記第2の
    発生手段からのトラック和信号に応答して、上記溝とラ
    ンドとの切換わり目を示す溝・ランド信号を出力する第
    5の出力手段と、 この第5の出力手段からの溝・ランド信号と上記第2の
    出力手段からのトラックパルス信号とに応答して、溝位
    置信号、ランド位置信号、トラッキング誤差信号の正の
    ピーク位置信号、トラッキング誤差信号の負のピーク位
    置信号を発生する第3の発生手段と、 この第3の発生手段からの各信号の発生順に応じて、上
    記ディスクに対する上記光学ヘッドの移動方向を検知す
    る検知手段と、 を具備したことを特徴とするディスク装置のアクセス方
    向検知回路。
  3. 【請求項3】 トラックを有する光ディスク上に光を集
    光させる集光手段と上記光ディスクからの反射光を検出
    する検出手段とを有する光学ヘッドと、 上記光学ヘッドの集光手段をその光軸と直交し且つ前記
    光ディスクのトラックを横切る方向へ移動させる移動手
    段と、 上記検出手段からの検出信号を電流一電圧変換するプリ
    アンプ部と、 このプリアンプ部よりローパスフィルタと通して、トラ
    ックエラー信号を生成する第1の生成手段と、 上記プリアンプ部よりローパスフィルタを通して、トラ
    ック和信号を生成する第2の生成手段と、 上記プリアンプ部からの信号を高域まで加算する第3の
    生成手段とを有するディスク装置において、 上記第1の生成手段からのトラックエラー信号と上記第
    2の生成手段からのトラック和信号とを用いて、上記ト
    ラックエラー信号から高速データ信号によるノイズ成分
    を除去したトラック検出信号を出力する第1の出力手段
    と、 この第1の出力手段からのトラック検出信号をゼロレベ
    ルで2値化したトラックパルス信号を出力する第1の2
    値化手段と、 上記第2の生成手段からのトラック和信号を高速データ
    信号のない部分の信号の正のピークと、負のピークの間
    の予め定められた値で2値化したトラック和パルス信号
    を出力し、上記第3の生成手段からの信号をハイパスフ
    ィルタを通して、高速データ信号だけを取り出し、その
    上端と下端とを包絡線検波し、その差信号を予め定めら
    れた値で2値化したデータ検出信号を出力する第2の出
    力手段と、 上記第2の出力手段からのデータ信号で、上記トラック
    和パルス信号にマスクをし、高速データ信号による誤っ
    た信号を除去した溝・ランド信号を出力する第2の2値
    化手段と、 上記第1の2値化手段からのトラックパルス信号と、上
    記第2の2値化手段からの溝・ランド信号とから、溝と
    ランドの中心と、トラックエラー信号の正のピーク、負
    のピーク、つまり溝とランドの切り変り目検出し、その
    順番により、方向信号を出力する第3の出力手段と、 を具備したことを特徴とする光ディスク装置のアクセス
    方向検知回路。
  4. 【請求項4】 溝と記録トラックとしてのランドとが隣
    り合った状態で同心円状あるいはスパイラル状にもうけ
    られているディスク上に光を集光させる集光手段と、上
    記ディスクからの光が検出される検出手段とを有する光
    学ヘッドと、 この光学ヘッドの集光手段をその光軸と直交する方向へ
    移動させる移動手段と、 上記検出手段からの検出信号により、上記ディスクのト
    ラックに対するトラッキング誤差信号を発生させる第1
    の発生手段と、 上記検出手段からの検出信号により、上記ディスクのト
    ラックに対するトラック和信号を発生させる第2の発生
    手段と、 を有するディスク装置において、 上記第1の発生手段からのトラッキング誤差信号と上記
    第2の発生手段からのトラック和信号に応答して、溝位
    置信号、ランド位置信号、トラッキング誤差信号の正の
    ピーク位置信号、トラッキング誤差信号の負のピーク位
    置信号を発生する第3の発生手段と、 この第3の発生手段からの各信号の発生順に応じて、上
    記ディスクに対する上記光学ヘッドの移動方向を検知す
    る検知手段と、 を具備したことを特徴とするディスク装置のアクセス方
    向検知回路。
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