JPH0641958B2 - 移動速度検出回路 - Google Patents

移動速度検出回路

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JPH0641958B2
JPH0641958B2 JP63024690A JP2469088A JPH0641958B2 JP H0641958 B2 JPH0641958 B2 JP H0641958B2 JP 63024690 A JP63024690 A JP 63024690A JP 2469088 A JP2469088 A JP 2469088A JP H0641958 B2 JPH0641958 B2 JP H0641958B2
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signal
shaping
voltage
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circuit
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剛二 打越
敏彦 大友
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Nakamichi Corp
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/085Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam into, or out of, its operative position or across tracks, otherwise than during the transducing operation, e.g. for adjustment or preliminary positioning or track change or selection
    • G11B7/08505Methods for track change, selection or preliminary positioning by moving the head
    • G11B7/08529Methods and circuits to control the velocity of the head as it traverses the tracks

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、検出される2相信号に基づき、移動速度、及
び移動方向を検出するための移動速度検出回路に関す
る。
(従来の技術) 従来、移動方向によって位相の進みが逆転し、且つその
周期が移動速度に反比例するような略正弦波状の2相信
号から、移動速度、及び移動方向を検出する場合、周波
数/電圧(F/V)変換器を用いて移動速度を電圧値と
して検出し、また位相比較器を用いて移動方向を2値信
号として検出していた。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記の方法によると、F/V変換器、位
相比較器が必要になりコストが高くなる欠点があった。
更に、上記の検出信号を用いて負帰還制御による速度制
御回路を構成する場合、移動方向に応じてその信号経路
を切換える必要があり、制御回路自体の構成が複雑にな
る欠点があった。
(問題点を解決するための手段) 移動速度に反比例して周期が変化し、且つ互いに位相が
90度ずれるも、移動方向に応じて位相の進みが逆転す
る第1と第2の正弦波状信号を入力し、 この第1と第2の正弦波状信号をそれぞれ微分した第1
の微分信号と第2の微分信号を得る微分手段と、 ”H”、”L”の各状態からなり、前記第1の正弦波状
信号がその振幅中心レベルと交叉するタイミングで状態
変化する第1の整形信号と、前記第2の正弦波状信号が
その振幅中心レベルと交叉するタイミングで状態変化す
る第2の整形信号を得る信号整形手段と、 前記第2の整形信号に基づいて前記第1の微分信号の、
また前記第1の整形信号に基づいて前記第2の微分信号
の各一周期のうち、前半波信号と後半波信号を得る半波
信号形成手段と、 該前半波信号と後半波信号を所定の組合せで加減算した
加減算信号を得る加減算手段とからなる。
(作用) 前記加減算信号は、その極性が移動方向を示し、且つそ
の絶対値レベルが移動速度を示す信号となる。
(実施例) 第1図は、本発明回路の構成の一実施例を示す回路図で
ある。同図中、4分割ディテクタ1は、光ディスクに同
心状或いは渦巻状に形成された記録トラックに略円形状
の光スポットを照射しつつ走査するピックアップ内に配
置され、この光ディスクからの反射光を検出して光電変
換するものである。更に各ディテクタは、光スポットを
記録トラック方向に2分割したとき、ディテクタ11
2が一方の半部の、またディテクタ13と14が他方の
半部の反射光を検出するように配置されている。
加算器2はディテクタ11と12から出力される電圧信号
1、s2を加算した電圧信号(s1+s2)を出力し、加算器
3はディテクタ13と14から出力される電圧信号s3
4を加算した電圧信号(s3+s4)を出力する。加算器4は
これら電圧信号を更に加算し、(s1+s2+s3+s4)となる光
量電圧信号s5を出力する。一方、引き算器5は、(s3+s
4)−(s1+s2)となるトラッキングエラー信号s6を出力す
る。
第2図は、これ等の形成された光量電圧信号s5、トラ
ッキングエラー信号s6と光ディスク100との対応関
係を示す波形図である。光ピックアップ(図示せず)
が、所定形状のグルーブ1001が等間隔に形成された
照射面を矢印A、B方向、即ち光ディスクの半径方向に
移動する時、各移動位置に対応して変化する光量電圧信
号s5、トラッキングエラー信号s6は、同図に示す如く
略サイン波状の信号となる。更に光量電圧信号s5は、
各記録トラック1002の中心位置で最大となり、逆に
各グルーブ1001の中心位置で最小となる。一方、ト
ラッキングエラー信号s6は、光量電圧信号s5に対して
90度位相がずれた波形を示し、記録トラック1002
及びグルーブ1001の各中心位置でゼロクロスする。
何故ならば、電圧信号(s1+s2)と(s3+s4)は、振幅が略等
しく、互いに適当な位相差を持つからである。即ち、振
幅が等しく位相の異なる2つの正弦波の和信号と差信号
の間には正確に90度の位相差が生ずるからである。
第1図に示す如く、このトラッキングエラー信号s
6は、波形整形回路部11を構成する比較器6のマイナ
ス入力端子、及び比較器7のプラス入力端子にそれぞれ
入力すると共に、比較器9のプラス入力端子に入力す
る。一方、光量電圧信号s5は、比較器10のプラス入
力端子に入力すると共に、スイッチSW1の可動端子に
入力する。スイッチSW1の固定端子は、コンデンサC
1及び抵抗R1、R2を介してそれぞれグランドに接続
されている。比較器6、7、10の各出力端子は、それ
ぞれAND回路8の各入力端子に接続され、このAND
回路8の出力端子は、スイッチSW1の制御端子に接続
されている。スイッチSW1は、制御端子に入力する制
御信号が”H”状態のときのみ閉成されるものである。
比較器6のプラス入力端子、及び比較器6のマイナス入
力端子には、それぞれ基準電圧Vr1、Vr2が印加されて
いる。更に、比較器9、10の各マイナス入力端子はグ
ランド、及び抵抗R1とR2の接続点にそれぞれ接続さ
れている。
以上の如く構成された波形整形回路部11は、トラッキ
ングエラー信号s6と光量電圧信号s5の波形整形を行う
が、第1図、第2図を参照しながら以下にその動作を説
明する。
電圧信号(s3+s4)と電圧信号(s1+s2)との差信号であるト
ラッキングエラー信号s6を、比較器9でグランドレベ
ル(0V)と比較することにより、”H”と”L”のレ
ベル反転ポイントが、光ディスク100の記録トラック
1002及びグルーブ1001の各中心位置と一致する2
値の整形信号s8が得られる。
一方、光量電圧信号s5は、電圧信号(s1+s2)と電圧信号
(s3+s4)との和信号であるため、整形信号s8と90度位
相のずれた2値信号を得るには、平均レベル電圧近傍の
所定の比較電圧Vfと比較する必要がある。
今、光スポットがポシションPに位置すべく、光ピック
アップがトラッキング制御されていると仮定すると、比
較器10の出力信号である整形信号s7は、後述するご
とく”H”状態となる。この時、AND回路8は、トラ
ッキングエラー信号s6のレベルが0V近傍に設定され
た基準電圧Vr1(プラス側に設定)とVr2(マイナス側
に設定)の間のレベル領域Veに有るために”H”信号
を出力し、スイッチSW1を閉成状態とする。従って、
比較器10は、光量電圧信号s5の電圧Vs5とこの電圧
を抵抗R1、R2で分圧した電圧α・Vs5とを比較す
るため、その整形信号s7は”H”状態を維持する。
尚、αは分圧比を示し、 α=R2/(R1+R2)となる。
この状態から、光スポットを例えば矢印A方向に移動さ
せた場合、トラッキングエラー信号s6の電圧レベルが
基準電圧Vr1より高くなった時点でスイッチSW1が開
放し、コンデンサC1がこの時の光量電圧信号s5のサ
ンプル電圧Vpをサンプルホールドするので、比較器1
0はこの時点から電圧値α・Vpと光量電圧信号s5
比較する。
尚、分圧比αは、この電圧α・Vpが前記した比較電圧
Vfと同レベルになるよう予め設定されるものである。
従って、光スポットが矢印A方向移動を続けると、ポシ
ションP1で整形信号s7の状態が”H”から”L”に反
転し、ポジションP2近傍でトラッキングエラー信号s6
の電圧Vs6が前記レベル領域Ve内に入る。しかしこ
の時、整形信号s7が”L”状態のためにAND回路8
は”L”出力を保って光量電圧信号s5のサンプリング
は行われない。ポジションP3に至ると整形信号s7の状
態が”L”から”H”に反転し、更にポジションP4
傍ではトラッキングエラー信号s6の電圧Vs6が再びレ
ベル領域Ve内に入る。この時には整形信号s7が”
H”状態になっているため、この間SW1が閉成して再
び光量電圧信号s5をサンプリングし、新たなサンプル
電圧Vpがホールドされる。以後同様の動作が繰り返さ
れるため、光量電圧信号s5は一周期毎にピーク近傍の
サンプル電圧Vpがサンプリングされ、これを分圧した
比較電圧Vfと比較される。また光ピックアップが矢印
B方向に移動した時の動作も同様であるためその説明を
省略するが、比較器7から出力される整形信号s7は、
第2図(a)に示すように光量電圧信号s5と同期し、且つ
整形信号s8と90度位相がずれた波形となる。以上の
如く、比較電圧Vfはサンプル電圧Vpよりもレベルが
低いため、光ピックアップがポジションPのような記録
トラック位置にトラッキング制御されている場合、整形
信号s7は常に”H”状態を維持する。
次に、光ディスク100の反射率のばらつき、或いは光
スポット光量の変動等により、反射光量レベルが異なる
時の光量電圧信号s5、トラッキングエラー信号s6の様
子を第2図(b)に示す。
この時、光量電圧信号s5、トラッキングエラー信号s6
の各電圧レベルは、反射光量レベルに比例して変動す
る。従って、比較電圧Vfもこれに比例して設定すれ
ば、常に同条件で比較することになる。上記実施例によ
れば、比較電圧Vfがα・Vpで設定され、更にサンプ
ル電圧Vpが一周期毎に更新されているので、この比較
電圧Vfは常に光量レベルに比例し、常に同条件での比
較が可能となるものである。
次に、第1図に示す光スポットの移動速度を検出するた
めの速度検出回路部16について説明する。
演算増幅器12のマイナス入力端子には、コンデンサC
2を介してトラッキングエラー信号s6が印加され、演
算増幅器13のマイナス入力端子には、コンデンサC3
を介して光量電圧信号s5が印加されている。演算増幅
器12の出力端子は、スイッチSW2、SW3の各可動
端子に直接接続されると共に、抵抗R3を介してそのマ
イナス入力端子に接続されている。演算増幅器13の出
力端子は、スイッチSW4、SW5の各可動端子に直接
接続されると共に、抵抗R6を介してそのマイナス入力
端子に接続されている。スイッチSW2、SW4の各固
定端子は、それぞれ抵抗R4、R7を介して演算増幅器
14のマイナス入力端子に接続され、またスイッチSW
3、SW5の各固定端子は、それぞれ抵抗R5、R8を
介して演算増幅器15のマイナス入力端子に接続されて
いる。演算増幅器15の出力端子は、抵抗R9を介して
そのマイナス入力端子に接続されると共に抵抗R10を
介して演算増幅器14のマイナス入力端子に接続され、
演算増幅器14の出力端子は抵抗R11を介してそのマ
イナス入力端子に接続されている。更に、各演算増幅器
12〜15のプラス入力端子はそれぞれグランドに接続
されている。
以上の構成において、第3図の波形図を参照しながらそ
の動作を説明する。
この第3図の波形図は、光スポットがポジションPの位
置から矢印A方向に所定の移動速度vで移動したときに
回路の各個所で検出される電圧波形を実線で示し、また
横軸に経過時間tを示す。
但し、光量電圧信号s5は交流成分のみが示され、また
説明の簡単のために光量電圧信号s5とトラッキングエ
ラー信号s6の振幅が等しく設定されている。
コンデンサC3、抵抗R6と共に微分器を構成する演算
増幅器13は、光量電圧信号s5を微分して反転した微
分信号s9を出力し、一方コンデンサC2、抵抗R3と
共に微分器を構成する演算増幅器12は、トラッキング
エラー信号s6を微分して反転した微分信号s10を出力
する。スイッチSW5は、整形信号s8で制御され、そ
の”H”、”L”の各状態に応じて閉成、又は開放す
る。従って、その固定端子には、微分信号s9のプラス
側の半波信号s11が現れる。一方、スイッチSW4は、
インバータ29から出力される整形信号 によって制御されるため、その固定端子には微分信号s
9のマイナス側の半波信号s12が現れる。同様にして各
整形信号 でそれぞれ制御されるスイッチSW2、SW3の各固定
端子には、微分信号s10のマイナス側の半波信号s14
及びプラス側の半波信号s13がそれぞれ現れる。
抵抗R5、R8、R9と共に反転型の加算器を構成する
演算増幅器15は、プラス側の半波信号s11とs13を加
算して反転した加算信号s15を出力する。更に、抵抗R
4、R7、R10、R11と共に反転型の加算器を構成
する演算増幅器14は、マイナス側の半波信号s12、s
14と加算信号s15を加算して反転した加算信号s16を出
力する。従って、この加算信号s16の絶対値は、微分信
号s9、s10をそれぞれ全波整流して加算した値とな
り、この平均レベルは、光スポットの移動速度vに比例
する。
次に光スポットがポジションPの位置から矢印B方向に
移動速度vで移動する場合について説明する。この時、
トラッキングエラー信号s6は、第3図の点線で示す如
く、光量電圧信号s5に対して位相が90度進んで現れ
る。更に、各スイッチSW2〜SW5の固定端子には、
同図の点線で示す半波信号s11〜s14が現れ、これ等が
加算された加算信号s16は、前記した光スポットが矢印
A方向に移動速度vで移動したときと極性が逆になる。
従って、この加算信号s16の絶対値レベルは光スポット
の移動速度vの大きさを示し、またその極性が移動方向
を示すことになるため、この加算信号s16により光スポ
ットの移動状態を知ることが出来る。
尚、上述の説明では、トラッキングエラー信号s6と光
量電圧信号s5の振幅を等しくしたが、これ等の振幅が
異なる場合にも、予め図中の各抵抗値を適当に設定する
ことにより、同波形の加算信号s16が得られることは明
らかである。また加算信号s16に現われるリップルを除
去するため、必要に応じて平滑回路28を演算増幅器1
4の後段に設けてもよい。更に、上記実施例では、スイ
ッチSW1〜SW5に可動端子と固定端子を有するリレ
ー方式のスイッチを示したが、これ等の代わりにアナロ
グスイッチ等の電子スイッチを用いてもよいことは明ら
かである。
次に、第1図に示す光ディスク上の光スポットのトラッ
ク位置を検出するための位置検出回路部24について説
明する。
D型フリップフロップ回路(以下DFF回路と称す)1
7のD入力端子は、整形信号s8を入力し、そのQ出力
端子はイクスクルーシブ・オア回路(以下E−OR回路
と称す)21、22の各一方の入力端子に接続されると
共に、DFF回路18のD入力端子に接続されている。
整形信号s8の最小周期よりも短い周期のクロックパル
ス信号(以下CP信号と称す)s17を入力する入力端子
241は、直接DFF回路17のCP入力端子に接続さ
れると共に、インバータ19を介してDFF回路18の
CP入力端子に接続されている。整形信号s7は、E−
OR回路22の他方の入力端子に印加されると共に、イ
ンバータ20に印加される。E−OR回路21の他方の
入力端子は、DFF回路18のQ出力端子に接続され、
8ビットのバイナリアップダウンカウンタ(以下アップ
ダウンカウンタと称す)23のパルス信号入力端子23
1、アップダウン信号入力端子232、及びENABLE入力端
子233は、それぞれE−OR回路21の出力端子、D
FF回路18の出力端子、インバータ20の出力端子
に接続されている。
以上の構成において、第1図、第2図(a)及び第4図
の波形図を参照しながらその動作を説明する。
第4図(a)は、光スポットが第2図(a)に示す矢印
A方向に移動したとき、位置検出回路部24の各部で検
出される信号波形を示している。この時、光量電圧信号
5を整形した整形信号s7は、トラッキングエラー信号
6を整形した整形信号s8より位相が90度進む。
尚、同図の各整形信号の状態反転時には、ノイズが発生
しているものとする。
DFF回路17は、CP信号s17の立上がりに同期して
整形信号s8を取り込み、そのQ出力端子から取り込み
信号s18を逐次出力する。従って、この取り込み信号s
18は、整形信号s8のノイズが発生している状態反転時
には、取り込みタイミングに応じて”H”、”L”の各
状態を繰り返すが、他の時には整形信号s8と同じ状態
となる。DFF回路18は、この取り込み信号s18をC
P信号s17の反転信号 で更に取り込むため、これをCP信号s17の半周期だけ
遅延した遅延信号s19を出力する。E−OR回路21
は、これ等の取り込み信号s18と遅延信号s19とのE−
OR信号である反転パルス信号s20を出力するが、この
反転パルス信号s20は、取り込み信号s18の状態反転に
同期し、且つこの反転数と同数のパルスを有することに
なる。従って、この反転パルス信号s20のパルスは、整
形信号s8の状態反転時に発生し、且つノイズの発生状
態によって発生パルス数が変わるものの、各反転時に発
生する各パルス群Gが有するパルス数は必ず奇数とな
る。また、DFF回路18は、その出力端子から遅延
信号s19と逆相のアップダウン信号 を出力するが、このアップダウン信号 の状態反転は、反転パルス信号s20のパルス発生に対し
て遅れて現れる。アップダウンカウンタ23は、これ等
のアップダウン信号 反転パルス信号s20と、整形信号s7の反転信号である
禁止信号 をそれぞれ入力し、アップダウン信号 が”H”状態の時には反転パルス信号s20のパルス入力
毎にダウンカウントし、逆にアップダウン信号 が”L”状態の時にはこのパルス入力毎にアップカウン
トする。但し、これ等のカウント動作は、禁止信号 が”H”状態のときのみ行われ、”L”状態時には行わ
れない構成と成っている。
整形信号s8の状態反転時に発生する反転パルス信号s
20は、整形信号s8の”H”から”L”への状態変化に
伴って発生し、且つ最初のパルスがアップダウン信号 の”L”状態時に発生するパルス群Gaと、整形信号s
8の”L”から”H”への状態変化に伴って発生し、且
つ最初のパルスがアップダウン信号 の”H”状態時に発生するパルス群Gbとが交互に現れ
る。然し乍ら、光スポットが矢印A方向に移動する時、
このパルス群Gbは常に禁止信号 が”L”状態の時に現れるので、このパルス群Gbのパ
ルスはカウントされない。従って、アップダウンカウン
タ23は、パルス群Gaの各パルスのみカウントし、ア
ップダウン信号 の各状態に応じてそのカウント数をアップダウンさせる
も、このパルス群Gaを入力するごと、即ち整形信号s
8の一周期ごとにそのカウント数を1つアップし、この
カウント結果をバイナリ8ビット信号としてその出力端
子234〜2311から制御回路27に逐次出力する。
尚、各出力端子のうち、出力端子234、2311がそれ
ぞれMSB、LSBに対応している。
更にこの制御回路27は、取り込み信号s18と、この取
り込み信号s18と整形信号s7のE−OR信号である反
転信号s21を出力している。取り込み信号s18は、反転
パルス信号s20のパルス群Gaの発生終了時点で”L”
状態を保ち、パルス群Gbの発生終了時点で”H”状態
を保っている。一方、反転信号s21は、取り込み信号s
18と整形信号s7の各状態反転ごとにその状態反転を繰
り返す。従って、この状態反転は、各整形信号s7、s8
のノイズに基づく反転を除くと、整形信号s8の一周期
間に略等間隔に4回反転を繰返し、而もパルス群Gaの
発生終了時点では”L”状態となる。従って、これ等の
反転信号s21と取り込み信号s18の表すバイナリ2ビッ
ト信号は、アップダウンカウンタ23が1アップカウン
トする間に、0、1、2、3の順に変化する。
一方、第4図(b)には、光スポットが第2図の矢印B
方向に移動したとき、位置検出回路部24の各部で検出
される信号波形を示している。この時、光量電圧信号s
5を整形した整形信号s7は、トラッキングエラー信号s
6を整形した整形信号s8より位相が90度遅れる。
尚、同図の各整形信号の状態反転時には、チャタリング
ノイズが発生しているものとする。
この場合、各回路の動作条件は、上記した回路動作と全
く同じなのでその詳しい説明は省略するが、パルス群G
a、Gbが現れるとき、禁止信号 はそれぞれ”L”状態、”H”状態と成っている。従っ
て、アップダウンカウンタ23は、パルス群Gbの各パ
ルスのみカウントし、アップダウン信号 の各状態に応じてそのカウント数をアップダウンさせる
も、このパルス群Gbを入力する毎、即ち整形信号s8
の一周期毎にそのカウント数を1つダウンする。更に、
この時の取り込み信号s18は、各パルス群Ga、Gbの
発生終了時点でそれぞれ”H”状態、”L”状態を保
ち、一方整形信号s8の一周期間に4回反転する反転信
号s21は、パルス群Gbの発生終了時点で”H”状態と
なる。従って、これ等の反転信号s21と取り込み信号s
18の表わすバイナリ2ビット信号は、アップダウンカウ
ンタ23が1ダウンカウントする間に3、2、1、0の
順に変化する。
以上の如く、信号検出回路部24のアップダウンカウン
タ23は、光スポットが光ディスク上の記録トラックを
A方向に横切った時にはその数だけアップカウントし、
逆にB方向に横切った時にはその数だけダウンカウント
する。更に、反転信号s21と取り込み信号s18からなる
2ビットのバイナリ信号の表す数値は、第2図(a)に
示すごとく、各記録トラック1001間を略4分割した
各領域に於ける光スポットの存在領域を示している。ま
た光スポットが一方向に移動しながら整形信号s8の状
態反転時に発生するノイズ領域を通過するときは、必ず
奇数のパルスを有するパルス群を発生するが、ノイズ領
域の途中で光スポットが他方向移動に変わる場合、その
ノイズ領域のみ偶数のパルスを有するパルス群を発生す
る。然もカウントは必ずアップとダウンが交互に行われ
るため、このような過渡的な状態にあっても誤カウント
を起こすことはない。
従って、制御回路27は、アップダウンカウンタ23か
ら出力されるバイナリ8ビット信号群s22を入力するこ
とにより、光スポットが存在する記録トラック位置を知
ることが出来、更に反転信号s21と取り込み信号s18
らなるバイナリ2ビット信号群s23を入力することによ
り、光スポットが存在する前記領域を知ることが出来
る。
また制御回路27は、光スポットのトラックジャンプ時
には、所望の方向、速度に応じた速度設定信号s24を移
動速度制御回路25に出力すると共に、トラッキング制
御と移動制御とを切り換えるための制御切換え信号s25
をトラッキング制御装置26に出力する。
一方、移動速度制御回路25は、この速度設定信号s24
と、光スポットの移動方向及び速度を示す加算信号s16
を入力し、速度設定信号s24に基づく所望の状態で光ス
ポットを移動制御するための速度制御信号s26をトラッ
キング制御装置26に出力する。
更に、トラッキング制御装置26は、トラッキング制御
時にはトラッキングエラー信号s6に基づき、光スポッ
トを記録トラック1002の中心部にトラッキングすべ
く光ピックアップをゼロクロス制御し、また光スポット
のトラックジャンプを行う移動制御時には速度制御信号
26に基づいて光ピックアップを移動駆動する。
尚、制御装置27の制御切換え信号s25による移動制御
からトラッキング制御への切換えは、前記したバイナリ
2ビット信号群s23が1、又は2を示す状態の時に行わ
れる。このことにより、トラッキング制御の引き込み領
域を第2図(a)に示す領域Eに設定でき、制御切換え
時の誤動作をなくすことが出来る。
また、光スポットのトラッキング制御位置は、バイナリ
2ビット信号群s23が表す1と2の各領域の境に対応
し、アップダウンカウンタ23のカウントは、0の領域
と3の領域との境を光スポットが移動する時に行われ
る。従って、アップダウンカウンタ23から出力される
バイナリ8ビット信号群s22の示す数値を図示しない表
示手段で表示するように構成した場合にも、トラッキン
グ制御時の表示値がアップダウン変動することはない。
更に、アップダウンカウンタ23が誤カウントした場
合、カウントしたトラック数はずれるが、バイナリ2ビ
ット信号群s23が表す数値と各領域の対応関係は不変で
あるため、常に誤動作のない制御切換えが可能となる。
尚、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、ス
イッチSW2〜SW5とこれ等を制御する整形信号
7、s7、s8、s8との対応関係は、加算器を構成する
演算増幅器14、15、及び微分器を構成する演算増幅
器12、13の反転特性等の設定により適時変更すべき
ものである。
(発明の効果) 本発明によれば、検出される速度信号(実施例では加算
信号s16が相当する)の絶対値レベルが移動速度の大き
さを示し、且つその極性が移動方向を示すため、この信
号を用いて負帰還制御による速度制御回路を構成する場
合、移動方向に応じてその信号経路を切換える必要がな
く、構成の簡単の制御回路が可能となる。またF/V変
換器、位相比較器を必要としない上に、比較的安価な演
算増幅器、アナログスイッチと抵抗、コンデンサのみで
構成できるため、低コスト化が可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す回路図、第2図〜第4
図は本発明の説明に供する波形図である。 1…4分割ディテクタ、2〜4…加算器、5…引算器、
6、7、9、10…比較器、8…AND回路、12〜1
5…演算増幅器、17、18…D型フリップフロップ回
路、19、20…インバータ、21、22…イクスクル
ーシブ・オア回路、23…8ビットのバイナリアップダ
ウンカウンタ、SW1〜SW4…スイッチ、C1〜C3
…コンデンサ、R1〜R10…抵抗、11…波形整形回
路部、16…速度検出回路部、24…位置検出回路部、
25…移動速度制御回路、26…トラッキング制御装
置、27…制御装置。100…光ディスク、1001
グルーブ、1002…記録トラック。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動速度に反比例して周期が変化し、且つ
    互いに位相が90度ずれるも、移動方向に応じて位相の
    進みが逆転する第1と第2の正弦波状信号を入力して移
    動速度及び移動方向を検出する移動速度検出回路であ
    り、 前記第1と第2の正弦波状信号をそれぞれ微分した第1
    の微分信号と第2の微分信号を得る微分手段と、 ”H”、”L”の各状態からなり、前記第1の正弦波状
    信号がその振幅中心レベルと交叉するタイミングで状態
    変化する第1の整形信号と、前記第2の正弦波状信号が
    その振幅中心レベルと交叉するタイミングで状態変化す
    る第2の整形信号を得る信号整形手段と、 前記第2の整形信号に基づいて前記第1の微分信号の、
    また前記第1の整形信号に基づいて前記第2の微分信号
    の各一周期のうち、前半波信号と後半波信号を得る半波
    信号形成手段と、 該前半波信号と後半波信号を所定の組合せで加減算した
    加減算信号を得る加減算手段とからなり、 前記加減算信号は、その極性が移動方向を示し、且つそ
    の絶対値レベルが移動速度を示すように構成したことを
    特徴とする移動速度検出回路。
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