JPS62143269A - 欠陥トラツク代替処理機能を有する情報記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、磁気ディスク装置、光ディスク装置等圧いに
同心的な多数のトラックに情報を記録する円板状の記録
媒体を備えた情報記録装置に関するものであり、特に、
記録媒体が欠陥の有るトラツクを含む場合にその欠陥の
有るトラックに記録すべき情報を代替トラックに記録す
る機能を有する情報記録装置に関するものである。

従来の技術 磁気ディスク、光ディスク等の情報記録媒体には欠陥が
ないのが理想であるが、欠陥の発生を完全に回避するこ
とは現段階では困難である。磁気ディスクを例にとれば
、サブストレートの表面精度の悪さ、磁性材料の塗布む
ら、あるいは塗膜のピンホール等に起因する欠陥が発生
することを避は得ないのである。そして、製品の歩留り
を考慮すれば少数の欠陥が存する程度の記録媒体は良品
として使用せざるを得ないのが現状である。

そのため、従来は、例えばトラック２００と２５０とに
欠陥があるとすれば、トラック０等特定のトラックに、
トラック３０４をトラック２００に、またトラック３０
５をトラック２５０に代替する旨の代替トラック情報を
記録しておいて、記録装置の起動時にその代替トラック
情報を記録装置のコントローラに転送し、ホストコンピ
ュータによりトラック２００がアクセスされた場合には
自りＪ的にトラック３０４が、またトラック２５０がア
クセスされた場合にはトラック３０５がシークされるよ
うに構成することが行われていた。このようにすれば欠
陥の有る記録媒体も使用し得、しかも起動後においては
ホストコンピュータが欠陥個所を毎回確認する必要が無
く、スループットタイムを短縮することができる。

発明が解決しようとする問題点 しかし、この場合には情報記録装置のメーカは欠陥の有
るトラックの番号を表にして製品に添付しなければなら
ず、ユーザであるコンピュータメーカ等はその表に基づ
いて代替トラック情報をトラック０等特定のトラックに
登録したり、コントローラボードに実装されたＲＯＭに
書き込んだりして使用しなければならない。また、ある
コンピュータに組み込まれていた情報記録装置を別のコ
ンピュータに組み込む場合や、情報記録媒体をフォーマ
ットし直す場合には、代替トラック情報の登録を再度行
わなければならず、余分な手間が掛かるという問題があ
った。

また、トラック０のように代替トラック情報を登録すべ
き特定トラック自体に欠陥が存することは許されず、特
定トラックに欠陥の有る記録媒体は必然的に不良品とせ
ざるを得ないという問題もあった・ さらに、情報の書込みや読み出しはトラック番号の順に
行われることが多いのであるが、上記のように欠陥の有
るトラックの代替トラックとして最も内側のトラック（
あるいは最も外側のトラック）が使用される場合には、
欠陥の有るトラックがアクセスされるたびに、書込・読
取ヘッドを代替トラックの位置まで大きく移動させるこ
とが必要であり、スループットタイムが長くなってしま
うという不都合も生じていた。

問題点を解決するための手段 本発明は、上記の問題を解決するために情報記録装置自
体に欠陥トラック代替処理機能を持たせ、ホストコンピ
ュータ側からはあたかも欠陥のない記録媒体のみが使用
されている情報記録装置であるかのように扱い得るよう
にするとともに、欠陥の有るトラックにも欠陥に関する
情報を登録し得るようにし、かつ、欠陥トラックから代
替トラックへの書込・読取ヘッドの大きな移動を不要と
するために為されたものである。

すなわち、本発明は、（ａｌ互いに同心的な多数のトラ
ックに情報を記録し得る少なくとも１枚の円板状情報記
録媒体と、（ｂ）すべでの情報記録媒体を一体的に回転
させる記録媒体回転装置と、（Ｃ）情報記録媒体の面に
沿ってほぼ半径方向に移動可能な少なくとも１個の書込
・読取ヘッドと、（ｄ）その書込・読取ヘッドを移動さ
せるヘッド移動装置と、（ｅｌ書込・読取ヘッドの各々
に情報の書込みおよび読取りを行わせる書込・読取制御
装置とを含む情報記録装置において、情報記録媒体に外
部からアクセスし得ない特設トラックを設け、その特設
トラックに前記情報記録媒体の各トラックに対応した分
割ブロックを設けて、欠陥の有るトラックを含む欠陥シ
リンダに対応する分割ブロックと、欠陥の有るトラック
を含まない正常シリンダに対応する分割ブロックとのい
ずれか一方にバースト信号を記録するとともに、ヘッド
移すＪ装置を特設トラックに書込・読取ヘッドを移動さ
せ得るものとし、かつ、特設トラックから書込・読取ヘ
ッドが読み出したバースト信号に基づき欠陥シリンダの
番号を調べてその番号を記憶する欠陥シリンダ記４．１
手段と、外部から任意の番号のシリンダがアクセスされ
た際、それ以下の番号のシリンダのうち欠陥の有るもの
の個数だけ大きい番号のシリンダを該当シリンダとして
シークするようにヘッド移動装置を制御するシーク制御
手段とを設けたものである。

なお、特設トラックは、外部からアクセスし得るトラッ
クが設けられている領域より外周側に設けることも、内
周側に設けることも可能であり、また、シリンダ番号（
トラック番号）は外周側のシリンダから内周側のシリン
ダに向かって増大するように付けられるのが普通である
が、逆に内周側から外周側へ増大するように番号を付け
ることも可能である。

作用および効果 以上のように構成された情報記録装置においては、情報
記録媒体が１枚の場合は勿論、複数枚である場合でも、
それらのうちの１枚に欠陥トラックが有れば、その欠陥
トラックを含むシリンダは欠陥シリンダであるとして使
用されないこととなる。欠陥シリンダに関する情報は、
ホストコンピュータ側からはアクセスし得ない特設トラ
ックに記録されており、情報記録装置自身がその欠陥シ
リンダ情報から欠陥シリンダの番号を調べて記（、ａす
る記１．ａ手段を備えていて、ホストコンピュータによ
り任意の番号のシリンダがアクセスされた場合に、ホス
トコンピュータによって指定された番号が、その番号以
下のシリンダに含まれる欠陥シリンダの個数だけ大きい
番号に自動的に変換され、その変換された番号のシリン
ダの位置へ書込・読取ヘッドが移動させられるのである
。

しかも、この欠陥トラック代替処理は、ホストコンピュ
ータとは全く無関係に情報記録装置の内部において行わ
れるため、これをホストコンピュータ側から見れば、情
報記録媒体がいくつかの欠陥シリンダを有するものであ
る場合には、あたかもシリンダ番号が欠陥シリンダを除
外して正常シリンダのみに割り当てられており、通常通
りシリンダ番号を指定すれば書込・読取ヘッドが欠陥シ
リンダを自動的にスキップして目的とするシリンダ番号
が割り当てられているシリンダの位置に位置決めされる
のに等しいこととなる。つまり、本発明に係る情報記録
装置は、欠陥の有る情報記録媒体を使用しながら、あた
かも完全無欠の情報記録媒体のみを使用しているかのよ
うに取り扱い得ることとなるのである。

したがって、情報記録装置のメーカは欠陥の有るトラッ
クの番号を表にして製品に添付する必要が無くなり、一
方、コンピュータメーカはその情報記録装置をコンピュ
ータに組み込んだり、あるコンピュータから他のコンピ
ュータに組み替えたり、フォーマントを変更したりする
たびに、欠陥シリンダ情報の登録を行う必要がなくなっ
て、情報記録装置の使い読手が著しく向上する効果が得
られる。

また、本発明においては、従来のように欠陥トラックの
番号と代替トラックの番号とが関連付けて情報記録媒体
に記録されるわけではなく、バースト信号によって欠陥
シリンダ情報が記録されるようになっているため、特設
トラックに欠陥が存在してもバースト信号が消えてしま
う程大きな欠陥でなければ差支えなく、そのような情報
記録媒体も良品として使用することが可能となって、製
品の歩留りが向上する効果が得られる。

また、欠陥シリンダが存在する場合にも、従来のように
書込・読取ヘッドが欠陥シリンダの位置から代替シリン
ダの位置まで大きく移動する必要がなく、スループット
タイムが短縮される効果も得られる。

実施例 以下、本発明を磁気ディスク装置に通用した場合を例と
して、図面に基づいて詳細に説明する。

第２図および第３図は、本発明の一実施例である磁気デ
ィスク装置の機構部を示す図であり、図において符号１
０はケーシングを示している。ケーシング１０内には、
情報記録媒体たる複数枚の磁気ディスク１２が一定の間
隔を隔てて同心的に配設されており、記録媒体回転装置
としてのスピン）・ルモータ１４によって一体的に回転
させられるようになっている。各磁気ディスク１２０表
裏両而るこ対向して１個ずつの磁気ヘッド１６が書込読
取ヘッドとし２配設されており、これら磁気ヘッド１６
はそれぞれ支持片１８によって、軸２０の回りに旋回す
るスイングアーム２２に取り付けられている。スイング
アーム２２には板ばね２４が取り付けられ、この板ばね
２４とスイングアーム２２との間に張り渡されたスチー
ルハンド２６が、ヘッド移動モータ２８の出力軸に取り
つけられたプーリ３０に巻き付けられている。この状態
においては、板ばね２４が弾性変形させられており、そ
の弾性力に基づいてスチールバンド２６に発生する張力
によってスチールバンド２６がブー　！Ｊ　３０を締め
付けており、ヘッド移動モータ２８が回転するときスイ
ングアーム２０が旋回し、磁気ヘット川６が磁気ディス
ク１２のほぼ半径方向に移動させられる。軸２０．スイ
ングアーム２２、板ばね２４．スチールバンド２６．ヘ
ッド移動モータ２８．プーリ３０等によってヘッド移動
装置が構成されているのである。

上記スピンドルモータ１４．ＶＡ気ヘンド１６およびヘ
ッド移動モータ２８の制御装置を第４図に示す。制御装
置の主体は、マイクロプロセッサ３４、ＲＯＭ３６およ
びＲＡＭ３８から成るコントローラ４０であり、このコ
ントローラ４０がスピンドルモータ駆動回路４２．ヘッ
ド移動モータ制御回路４４．磁気ヘッド制御回路４６を
介して、それぞれスピンドルモータ１４．ヘッド移動モ
ータ２８．磁気ヘッド１６を制御するようになっている
。スピンドルモータ１４は、スピンドルモータ駆動回路
４２に接続された水晶発振回路４７からのクロックパル
スに基づいて一定の速度で回転させられるようになって
おり、そのスピンドルモータ１４のロータが一定の回転
位相に達する毎に、インデックスセンサ４８からインデ
ックス信号がマイクロプロセ／す３４．スピンドルモー
タ駆動回路４２およびヘッド移動モータ制御回路４４に
供給されるようになっている。

前記磁気ディスク１２の表裏両面には、情報を記録する
ためのトラックが多数同心的に設定されているのである
が、ここにおいては、仮に第２図においてＸ印で示され
ている箇所に欠陥が存在するものとする。さらに具体的
には、１枚の磁気ディスク１２のトラックｍと、別の磁
気ディスク１２のトラックｎとに欠陥が存在するものと
すれば、本磁気ディスク装置においては、これら欠陥を
存するｍ番およびｎ番のトラックを含むｍ番およびｎ番
のシリンダは欠陥シリンダであるとして情報の記録には
使用されないようになっている。すなわち、第１図に示
すようにｍ番およびｎ番のシリンダが欠陥シリンダであ
る場合には、磁気ディスク装置自体の内部においてこれ
ら欠陥シリンダをスキップする処理が行われ、ホストコ
ンビエータ（Ｉｌｌからはあたかも欠陥シリンダは除外
して正常シリンダのみに括弧付きの番号がシリンダ番号
として割り当てられているかのようにｔＲ報の書込み。

続出しを行い得るようになっているのである。

上記スキップ処理のための回路を第５図に示す。

第５図において、前記磁気ヘッド１６は左上隅に、また
ヘッド移動モータ２８は右端に示されている。

また、前記ヘッド移動モータ制御回路４４および磁気ヘ
ッド制御回路４６がそれぞれ破線で示されているが、第
５図にはさらに本磁気ディスク装置の製造設備の一つで
ある欠陥シリンダ記録装置５０も説明の都合上−緒に示
されている。

複数の磁気ヘッド１６は、ヘッド切換回路６０に接続さ
れており、コントローラ４０からのヘッド切換信号ＳＧ
２に基づいて、いずれかの磁気ヘッド１６が選択的に有
効化されるようになっている。ホストコンピュータから
コントローラ４０を経て供給される書込データＳＧ４は
、マイクロプロセッサ３４からのライトゲート信号ＳＧ
６により記録回路６２のライトゲートが開かれた時、ヘ
ッド切換回路６０により有効化された磁気ヘッド１６に
供給され、磁気ディスク１２に書き込まれる。また、有
効化された磁気へ、ド１６からの読取信号は、増幅器６
４．フィルタ６６、微分回路６８、ゼロクロス検出回路
７０およびパルス生成回路７２によってパルス信号であ
る読取データＳＧ８に変換され、コントローラ４０を経
てホストコンピュータに供給される。磁気ヘッド制御回
路４６が書込・読取制御装置を構成しているのである。

前記磁気ディスク１２の、特定の磁気ヘッド１６、例え
ば０番の磁気ヘッドに対応する面には、トラック−２が
、欠陥を有するシリンダの情報を記録するための特別の
トラックとして設定されている。そして、このホストコ
ンピュータによってアクセスできない特設トラックとし
てのトラック−２が、データシリンダ数と最大許容欠陥
シリンダ数との和である総シリンダ数に分割された分割
ブロックの各々が各シリンダに割り当てられ、各欠陥シ
リンダに対応する分割ブロックにバースト信号が記録さ
れている。勿論、トラック−２の一部分のみを総シリン
ダ数に分割することも可能であって、要するに特設ｉ−
ラックに、各シリンダにそれぞれ対応する分割ブロック
を設ければよいのである。磁気ヘット１６は通常はトラ
ック０の位置までしか移動しないようにされているが、
本磁気ディスク装置の作動開始時には、キャリプレート
の後、このトラック−２の位置に位置決めされ、バース
ト信号を検出することによって欠陥シリンダの有無、お
よび有ればその番号を調べ得るようにされているのであ
る。この点を第６図を参照しつつ、さらに詳細に説明す
る。

前記インデックスセンサ４８からのインデックス信号５
ＧＩＯが微分回路７４に供給され、この微分回路７４の
出力信号５Ｇ１２が分周器７６とカウンタ７８とに供給
されて、これらをリセットする。分周器７６はクロック
パルス５Ｇ１４を分周して、前記トラック−２の各分割
ブロックに１個ずつのパルスが対応する出力信号５Ｇ１
６を発生させるものであり、カウンタ７８はインデック
ス信号５ＧＩＯに基づいてリセットされた後に供給され
る分周器出力信号５Ｇ１６のパルス数をカウントするも
のである。したがって、カウンタ７８のカウント内容は
トラック−２の分割ブロックの番号、すなわちシリンダ
の番号を表すこととなる。

一方、磁気ヘッド１６は、インデックス信号５ＧＩＯの
立ち下がりから ｔ２＝Ｎｔ１ 但し、Ｎ；欠陥シリンダの番号 ｔｌ　；１個の分割ブロックが磁気ヘッド１６を通過す
るのに要する時間 で表される時間ｔ２後にバースト信号を検出することと
なる。第６図においては、フィルタ６６を通過した後の
再生信号ＳＣ；１８が図示されており、この再生信号５
Ｇ１８は実際には第６図の上から４番目に時間軸を拡大
して示されているようなものである。この再生信号５Ｇ
１８は、コンパレータ８０において、レファレンス電圧
５Ｇ２０と比較され、再生信号５Ｇ１８がレファレンス
電圧５Ｇ２０より高いとき、コンパレータ８０の出力信
号５Ｇ２２がハイレベルとなる。

したがって、コンパレータ８０の出力信号５Ｇ２２がハ
イレベルとなるか否かによって、欠陥シリンダが存在す
るか否かを判定し得るのであるが、この判定を各分割ブ
ロックの中央部において行うために、第一および第二の
モノマルチバイブレーク８２．８４およびラッチ８６が
設けられている。

第一七ノマルチバイブレーク８２は、分周器７６の出力
信号５Ｇ１６の立ち上がりに応じて出力信号５Ｇ２４が
ハイレベルとなり、一定時間後にローレベルとなるもの
であって、この第一七ノマルチバイブレーク８２の出力
信号ＳＧ２４の立ち下がりに応じて、第二モノマルチバ
イブレーク８４の出力信号５Ｇ２６がハイレベルとなる
。そして、ラッチ８６は、クロック端子ＣＬＫに供給さ
れるコンパレータ８０の出力信号５Ｇ２２がハイレベル
となったとき、第二七ノマルチバイブレーク８４の出力
信号５Ｇ２６をラッチするようにされている。

上記ランチ８６はマイクロコンピュータ８８に接続され
ている。マイクロコンピュータ８８は前記インデックス
信号５ＣＩＯに応じて作動を開始し、ラッチ８６の出力
信号５Ｇ２８がハイレベルである間の適宜の時期に、カ
ウンタ７８の出力信号５Ｇ３０を取り込んでメモリに記
憶し、かつ第二モノマルチハイブレーク８４の出力信号
５Ｇ２６がオフになっているのを石ｆＪ忍してから、リ
セット信号５Ｇ３２をラッチ８６に供給してこれをリセ
ットする。すなわち、磁気ヘッド１６がバースト信号を
検出した際におけるカウンタ７８のカウント内容、つま
り欠陥シリンダの番号がマイクロコンピュータ８８のメ
モリに４順次記（［されることとなるのである。

なお、第二モノマルチハイブレーク８４の出力信号５Ｇ
２６の立ち下がりに応じて、ラッチ８６がリセットされ
るようにすることも可能であるが、この場合にはマイク
ロコンピュータ８８によるカウンタ７８の出力信号３０
３０の取込みを確認することができない。マイクロコン
ピュータ８８は、別の処理を行っている間はカウンタ７
８の出力信号５Ｇ３０を取り込み得ないため、まだ出力
信号ＳＣ；３０の取込みが行われないうちに第二モノマ
ルチハイブレーク８４の出力信号Ｓ’Ｇ２６が立ち下が
ってランチ８６がリセットされてしまう恐れがあり、こ
の場合には磁気ヘッド１６がバースト信号を検出したに
も拘らず、マイクロコンピュータ８８には欠陥シリンダ
の番号が記憶されないこととなる。これに対して、マイ
クロコンピュータ８８がカウンタ７８の出力信号、Ｓ　
Ｇ　３０の取込みを完了した後に、自らラッチ８６をリ
セットするようにすれば、上記のような不都合は生じな
いのである。

磁気ヘッド１６がバースト信号を検出する毎に以上の作
動が繰り返され、すべての欠陥シリンダ番号がマイクロ
コンピュータ８８に記憶されれば、本磁気ディスク装置
はデータの書込み、読取りを行い得る状態となる。ヘッ
ド移動モータ制御回路４４からモータドライバ９２を除
いた部分が以上の作動を行うとき、欠陥シリンダ記憶手
段として機能することとなるのである。

そして、ホストコンピュータによりコントローラ４０を
介して任意の番号のシリンダがアクセスされた場合には
、マイクロコンピュータ８８はその番号以下の欠陥シリ
ンダ番号がメモリに記憶されているか否かを調べ、記憶
されていればその欠陥シリンダの個数に等しい数をアク
セスされたシリンダ番号に加える。そして、得られた数
と等しい番号のシリンダの位置へ磁気ヘッド１６を位置
決めするに必要な量だけへ・ノド移動モータ２８を回転
させることを、モータドライバ９２に指令する。これに
より、ホストコンピュータによりアクセスされたシリン
ダ番号により欠陥シリンダの数（アクセスされた番号以
下の欠陥シリンダの数）だけ大きい番号のシリンダがシ
ークされることとなり、マイクロコンピュータ８８がシ
ーク制御手段として機能することとなる。そして、これ
をホストコンピュータ側から見れば、磁気ディスク１２
の外周側から欠陥シリンダを無視して正常シリンダのみ
に順次割り当てられているシリンダ番号の位置に磁気ヘ
ット１６が位置決めされるに等しいこととなるのである
。

以上が、本磁気ディスク装置の作動であるが、磁気ディ
スク１２のトラック−２に対するバースト信号の記録は
、本磁気ディスク装置の製造過程の最終段階において、
次のように行われる。

まず、図示しない検査装置によって全ての磁気ディスク
１２の各トラックに欠陥が存在するか否かが検査され、
欠陥の有るトラックを含む欠陥シリンダの番号が調べら
れる。この検査の後、磁気ディスク装置が欠陥シリンダ
記録装置５０に接続され、調べられた欠陥シリンダ番号
がテンキーを含む操作盤１００の操作によって、マイク
ロコンピュータ１０２のメモリに記憶させられる。これ
に伴って、マイクロコンピュータ１０２はドライバ１０
４を介して表示器１０６を制御しミ゛操作侃１００から
入力された欠陥シリンダ番号を表示させる。

磁気ディスク装置がキャリプレートされた後、磁気ヘッ
ド１６がトラック−２の位置に位置決めされる。この状
態において、インデックスセンサ４８からのインデック
ス信号５ＧＩＯが発せられれば、カウンタ７８が磁気ヘ
ット川６を通過する分割ブロックの数をカウントし始め
るのであるが、それとともにインデックス信号５ＧＩＯ
はマイクロコンピュータ１０２にも供給され、これに応
してマイクロコンピュータ１０２はレジスタ１０８乙こ
最小の欠陥シリンダ番号を登録する。このレジスタ１０
８の出力信号５Ｇ３４はカウンタ７８の出力信号５Ｇ３
０とともに一致検出回路１１０に供給され、一致検出回
路１１０は両信号５Ｇ３０゜５Ｇ３４が一致している間
、一致検出信号５Ｇ３６を記録回路６２に供給する。そ
の結果、記録回路６２のライトゲートが開かれ、バース
ト信号５Ｇ３Ｂが記録回路６２．ヘッド切換回路６０を
経て０番の磁気ヘッド１６に供給され、欠陥シリンダ番
号と等しい番号の分割ブロックにバースト信号５Ｇ３８
が記録される。

一致検出信号５Ｇ３６は、マイクロコンピュータ１０２
にも供給されるようになっており、マイクロコンピュー
タ１０２は一致検出信号５Ｇ３６の立ち下がりに応じて
、第二番目の欠陥シリンダ番号をレジスタ１０８に登録
する。そして、レジスタ１０８の出力信号ＳＧ３／Ｉと
カウンタ７８の出力信号５Ｇ３０とが一致したとき再び
一致検出回路１１０から一致険出信号５Ｇ３６が出力さ
れて、バースト信号５Ｇ３８がトラック−２に記録され
るのであり、以下同様の作動が繰り返されることにより
、欠陥シリンダ番号と同一の番号を有する分割ブロック
のすべてにバースト信号５Ｇ３８が記録されることとな
る。

以上の説明から明らかなように、欠陥シリンダ記録装置
５０は磁気ディスク装置の構成要素であるインデックス
センサ４８．微分回路７４２分周器７６、カウンタ７８
等を利用して欠陥シリンダ情報を磁気ディスク１２のト
ラック−２に記録するようにされているのであり、欠陥
シリンダ情報の記録終了後、磁気ディスク装置が欠陥シ
リンダ記録装置５０から取り外されることによって磁気
ディスク装置の製造が完了し、あたかも無欠陥の磁気デ
ィスク１２のみを内蔵しているかのように取り扱い（与
る磁気ディスク装置が得られることとなる。

以上、詳記した実施例においては、バースト信号５Ｇ３
８による欠陥シリンダ情報のトラ・ツク−２に対する書
込み、およびそこからの読出しが、いずれも磁気ディス
ク１２が一回転する間にすべて完了するようにされてい
るが、これは不可欠なことではなく、磁気ディスク１２
が一回転する毎に１分割ブロックに対するバースト信号
５Ｇ３８の記録、またはそこからの読出しが行われ、磁
気ディスク１２が欠陥シリンダの数だけ回転する間に欠
陥シリンダ情報の書込みまたは読出しが行われるように
することも可能である。

また、欠陥シリンダ記録装置５０はテンキーを含む操作
盤１００から入力されるようになっているが、検出装置
とのリンクによって自動的に欠陥シリンダの記録を行う
ものとすることも可能である。

また、上記実施例においては、欠陥シリンダに対応する
分割ブロックにバースト信号が記録されるようになって
いるが、逆に正常シリンダに対応する分割ブロックにバ
ースト信号が記録されるようにすることも可能である。

また、ヘッド移動モーフ制御回路４４．磁気ヘッド制御
回路４６等の構成を、当業者の知識に基づいて適宜変更
することも可能であり、欠陥シリンダ情報を記録するた
めの特設トラックも、■トラックに固定されるわけでは
ない。そして、１枚の磁気ディスク１２に複数本の特設
トラックを設けることも可能であり、また複数枚の磁気
ディスク１２に１本ずつの特設トラックを設定すること
も可能である。

さらに、光デイスク装置に本発明を適用するなど、当業
者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した態様で本
発明を実施し得ることは勿論である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例である磁気ディスク装置にお
ける磁気ディスクのシリンダイメージを示す説明図であ
る。第２図は上記磁気ディスク装置の正面断面図であり
、第３図は同じく平面断面図である。第４図は、上記磁
気ディスク装置の制御装置の概略を示すブロック図であ
り、第５図はその制御装置のうち本発明に関連の深い部
分の詳細を示すブロック図である。第６図は第５図の各
部における信号のタイムチャートである。 １２　：　ｖＬ気ディスク　　１４ニスピンドルモータ
１６：磁気ヘット　　　２８：ヘソト移動モータ４０：
コントローラ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 互いに同心的な多数のトラックに情報を記録し得る少な
   くとも１枚の円板状情報記録媒体と、すべての情報記録
   媒体を一体的に回転させる記録媒体回転装置と、 前記情報記録媒体の面に沿ってほぼ半径方向に移動可能
   な少なくとも１個の書込・読取ヘッドと、その書込・読
   取ヘッドを移動させるヘッド移動装置と、 前記書込・読取ヘッドの各々に情報の書込みおよび読取
   りを行わせる書込・読取制御装置とを含む情報記録装置
   において、 前記情報記録媒体に外部からアクセスし得ない特設トラ
   ックを設け、その特設トラックに前記情報記録媒体の各
   トラックに対応した分割ブロックを設けて、欠陥の有る
   トラックを含む欠陥シリンダに対応する分割ブロックと
   、欠陥の有るトラックを含まない正常シリンダに対応す
   る分割ブロックとのいずれか一方にバースト信号を記録
   するとともに、前記ヘッド移動装置を前記特設トラック
   に前記書込・読取ヘッドを移動させ得るものとし、かつ
   、特設トラックから書込・読取ヘッドが読み出したバー
   スト信号に基づき欠陥シリンダの番号を調べてその番号
   を記憶する欠陥シリンダ記憶手段と、外部から任意の番
   号のシリンダがアクセスされた際、それ以下の番号のシ
   リンダのうち欠陥の有るものの個数だけ大きい番号のシ
   リンダを該当シリンダとしてシークするように前記ヘッ
   ド移動装置を制御するシーク制御手段とを設けたことを
   特徴とする欠陥トラック代替処理機能を有する情報記録
   装置。