JPH0373406A - 磁気ディスク装置のサーボ情報書き込み方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 コンピュータシステムのファイル装置として使用する磁
気ディスク装置において、磁気ヘッド位置決め制御のた
めに使用するサーボ情報を、磁気ディスク媒体に書き込
む方法に関し、 磁気ディスク媒体の単板状態でサーボ情報を書き込むこ
とによって、磁気ディスク媒体の不良あるいは磁気ディ
スク装置の回転駆動系の不良によって生じる損失工数を
無くし、かつ、書き込み装置の汎用性を高めることによ
って、低コストの磁気ディスク装置を実現することを目
的とし、磁気ディスク媒体に記録したサーボ情報に基づ
いて磁気ヘッドの位置を制御し、該磁気ヘッドを所定の
データトラック上に位置決めする磁気ディスク装置にお
いて、先ず、磁気ディスク媒体が単板の状態でサーボ情
報を書き込み、次に、前記サーボ情報の書き込みが完了
した磁気ディスク媒体を、磁気ディスク装置のスピンド
ルに組み込むように構成する。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、コンピュータシステムのファイル装置として
使用する磁気ディスク装置において、磁気ヘッド位置決
め制御のために使用するサーボ情報を、磁気ディスク媒
体に書き込む方法に関する。

〔従来の技術〕

（１）ｌ気ディスク装置とサーボ情報 磁気ディスク装置は、高速で回転する磁気ディスク媒体
に、磁気ヘッドを介して磁気的にデータを記録するもの
で、通常、複数の磁気ディスク媒体をスピンドルに取り
付けて使用し、必要とする記憶容量を得るようにしてい
る。

他方、各磁気ディスク媒体に対向する磁気ヘッドの位置
は、磁気ディスク媒体に記録したサーボ情報に基づいて
制御し、磁気ディスク媒体の所定位置に対してデータの
読み出し／書き込みを行う仕組みである。

また、前記磁気ヘッドの位置決め方法には、大別してサ
ーボ面サーボ方式とデータ面サーボ方式とがある。

サーボ面サーボ方式は、磁気ディスク媒体のうちの１枚
をサーボディスク専用として使用し、その一方の面にサ
ーボ情報を記録したサーボトラックを形成するもので、
該サーボトラックの位置を基準位置として、磁気ヘッド
の位置決め制御を行うものである。

データ面サーボ方式は、磁気ディスク媒体の特定の記録
セクタ（サーボセクタ）にサーボ情報を記録し、該サー
ボ情報と該サーボセクタ中のサーボトラックの位置を基
にして、磁気ヘッドの位置決め制御を行うものである。

したがって、磁気ディスク媒体には、サーボ情報とワー
クデータとが所定の規則にしたがって共存している。

（２）従来のサーボ情報書き込み方法 サーボ情報と該サーボ情報を記録したサーボトラックと
は、磁気ヘッドの位置決め制御の基準となるため、偏心
が少なく高い精度で位置決めされている必要がある。

そのため従来は、基本的に磁気ディスク装置が完成した
状態、あるいは磁気ディスク媒体をスピンドルに組み込
んだ状態でサーボ情報を書き込んでいる。

すなわち、磁気ディスク媒体が実際に回転駆動される状
態でサーボ情報を書き込むことによって、偏心等の少な
いサーボトラックを得ようとするものである。

第３図は、書き込み装置の全容を説明する図である。

該装置は、磁気ディスク装置１を装置搭載部４に載せ、
磁気ヘッド駆動用のアクチュエータの回転角度を検出す
る回転角検出器３を取り付け、また、レファレンスヘッ
ド駆動装置５からレファレンスヘッドを挿入するように
なっている。

第４図は、従来のサーボトラック書き込み方法を説明す
る図で、磁気ディスク装置のケーシングを、磁気ディス
ク媒体の回転軸に沿って切断した断面図である。

レファレンスヘッド１６は、レファレンスヘッド駆動装
置５によって位置決めし、該レファレンスヘッド駆動装
置５はサーボ情報書き込み装置２によって制御する。

また、サーボ情報書き込み装置２は、スピンドル用モー
タ６、アクチュエータ用モータｌＯ１を回転制御すると
共に、アクチュエータの回転軸１１に取り付けた回転角
検出器３から角度信号を得、磁気ヘッド１３の位置を検
出している。

サーボ情報は、ケーシング１４に設けた開口部１５から
レファレンスヘッド１６を挿入し、サーボ情報書き込み
装置２がレファレンス−＼ラド１６、磁気ヘッド１３を
介して書き込む。

次にその手順を略説する。

■レファレンスヘッド１６を、開口部１５から挿入し、
サーボ信号の元信号となるレファレンス信号を、磁気デ
ィスク媒体９に書き込む。

■磁気ディスク媒体９のレファレンス信号を磁気ヘッド
１３で読み出し、波形整形した後に、再度磁気ヘッド１
３で書き込む。

以上の手順である。

このように、レファレンスヘッド１６で書き込んだレフ
ァレンス信号を、−旦磁気ヘッドエ３で読み出した後に
再書き込みする。それによって、安定なサーボ情報を磁
気ディスク媒体に書き込むことができる。

また、磁気ディスク媒体をスピンドルに組み立てた状態
でサーボ情報を書き込む方法があるが、この場合は、レ
ファレンスヘッドでサーボ情報を直接に書き込んでいる
。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、磁気ディスク装置が完成した状態、あるいは磁
気ディスク媒体をスピンドルに組み立てた状態でサーボ
情報を書き込む方法では、次に掲げるような問題点を有
している。

■磁気ディスク装置あるいはスピンドルに組み立てた磁
気ディスク媒体は、その外形が大きく、そのため、サー
ボ情報書き込み用の設備が大きくなる。

■磁気ディスク媒体の径が等しい磁気ディスク装置であ
っても、スピンドルや装置の構造が機種により異なる場
合は、該機種専用の設備が必要となり、書き込み装置の
汎用性が低く、新たな設備投資を必要とする。

■サーボ情報の書き込みの際に、磁気ディスク媒体に磁
気特性の欠陥や傷、あるいは、磁気ディスク媒体の回転
駆動系に起因する振れ回り等が発覚した場合は、磁気デ
ィスク装置あるいはスピンドルに組み立てた磁気ディス
ク媒体を分解し、修理する必要があり、そのための工数
が全て損失工数となる。

以上のように、従来のサーボ情報書き込み方法では、書
き込み装置の汎用性が低くその大きさも大きくなり、書
き込み不良に対する損失工数が大きくなっている。

他方、磁気ヘッドやその駆動系は小型軽量化が進み、磁
気ヘッドの位置決め制御に対する応答性が向上し、特に
データ面す−ボ方式においては多少の振れ回りが有っで
も良好な位置決め制御が可能となってきている。そのた
め、従来のサーボ情報書き込み方法における前記短所が
目立つようになってきた。

本発明の技術的課題は、従来のサーボ情報書き込み方法
における以上のような問題を解消し、磁気ディスク媒体
の単板状態でサーボ情報を書き込むことによって、磁気
ディスク媒体の不良あるいは磁気ディスク装置の回転駆
動系の不良によって生じる損失工数を無くし、かつ、書
き込み装置の汎用性を高めることによって、低コストの
磁気ディスク装置を実現することにある。

（課題を解決するための手段〕 第１図は、本発明の基本原理を説明する図で、（ａ）は
作業手順を説明するフローチャート、（ｈ）（ｃ）は（
ａ）の作業手順を概念的に表した図、である。

本発明は、磁気ディスク装置のスピンドルに磁気ディス
ク媒体を組み込む前に、該磁気ディスク媒体にサーボ情
報を書き込むところに特徴がある。

すなわち、磁気ディスク媒体に記録したサーボ情報に基
づいて磁気ヘッドの位置を制御し、該磁気ヘッドを所定
のデータトラック上に位置決めする磁気ディスク装置に
おいて、先ず、磁気ディスク媒体が単板の状態でサーボ
情報を書き込み、次に、前記サーボ情報の書き込みが完
了した磁気ディスク媒体を、磁気ディスク装置のスピン
ドルに組み込むようにしたサーボ情報の書き込み方法で
ある。

（作用） 第１図（ｂ）　（ｅ）に依って作用を説明する。

本発明のサーボ情報書き込み方法は、従来の方法に対し
その手Ｉ＠を全く逆にしたものである。

すなわち、回転する単板の磁気ディスク媒体９に、磁気
ヘッド１３ａでサーボ情報を書き込み、サーボ情報の書
き込みが完了した磁気ディスク媒体９ａを、磁気ディス
ク装置のスピンドル８に組み込むものである。

したがって、磁気ディスク媒体９に、磁気特性の欠陥や
傷等によるサーボ情報の書き込み不良が有った場合は、
該磁気ディスク媒体９をスピンドル８に組み込まずに、
該磁気ディスク媒体９を不良として除外することができ
る。

また、磁気ディスク装置の機種が相違することによるサ
ーボ情報の様式の相違には、図に示されないサーボ情報
書き込み装置のソフトウェアを変更することにより、直
ちに対応することができる。

さらに、磁気ディスク媒体９にサーボ情報を書き込む際
に、磁気ディスク装置における磁気ディスク媒体回転駆
動系の振れ回りに、影響されなくなる。

〔実施例〕

本発明のサーボ情報書き込み方法が、実際上どのように
具体化されるかを実施例で説明する。

第２図は、実施例を説明する図で、（ａ）は書き込み装
置を説明するブロック図、（ｂ）はサーボ面サーボ方式
のサーボトラックを説明する図、（ｃ）はデータ面サー
ボ方式のサーボセクタを説明する図、である。

本実施例の書き込み装置は、磁気ディスク媒体９を回転
するスピンドル用モータ６ａ、磁気ディスク媒体９を取
り付けるスピンドル８　ａ　ｓ磁気ディスク媒体９をス
ピンドル８ａに固定するチャック１７、から成る磁気デ
ィスク媒体の回転駆動系と、磁気ヘッド１３ａと該磁気
ヘッド１３ａを磁気ディスク媒体９の所定位置に駆動す
るアクチュエータ１８、から成る書き込み系と、スピン
ドル用モータ６ａおよびアクチュエータ１８を制御し、
磁気ヘッド１３ａを介してサーボ情報の書き込み／読み
出しを行うサーボ情報書き込み装置２ａ、から成る書き
込み制御系とから成る。また、保持台１９は、前記回転
ＷＩＡ動系と書き込み系とを固定するためのものである
。

すなわち、サーボ情報を書き込みたい磁気ディスク媒体
９を、スピンドル８ａにチャック１７を用いて取り付け
・固定し、サーボ情報書き込み装Ｆ２ａにプログラムし
た手順にしたがってスピンドル用モータ６ａ、アクチュ
エータ１８を制御し、磁気ヘッド１３ａを介してサーボ
情報を書き込む。

前記書き込みに際し、磁気ディスク媒体９へのサーボ情
報の書き込み様式は、サーボ情報書き込み装置２ａに予
め記憶させたプログラムによって決めることができる。

そのため、多種の書き込み様式に対して幅広く対応する
ことができる。

第２図（ｂ）　（ｃ）はその−例で、（ｂ）はサーボ面
サーボ方式の磁気ディスク媒体９ｂで、サーボトラック
２０が同心円状に存在する。（Ｃ）はデータ面サーボ方
式の磁気ディスク媒体９ｃで、サーボセクタ２１とデー
タセクタ２２とが交互に存在している。勿論、前記サー
ボトラック２０やサーボセクタ２１中のサーボトランク
の種々の書き込み様式にも対応する。

また、スピンドル８ａおよびチャック１７に合致する内
径の磁気ディスク媒体は、全て取り付け・固定が可能で
あるため、該合致条件を満足する磁気ディスク媒体は全
て、同一の書き込み装置でサーボ情報の書き込みが可能
である。

〔発明の効果〕

以上のように本発明によるサーボ情報の書き込み方法に
よれば、磁気ディスク媒体を単板状態でサーボ情報の書
き込みを行い、その後に磁気ディスク装置のスピンドル
に組み込むものである。

したがって、磁気ディスク装置の機種が相違しても同一
の書き込み装置で書き込むことが可能であり、磁気ディ
スク装置の型式の相違、サーボ情報の書き込み様式の相
違、に対する書き込み装置の汎用性が極めて高くなる。

また、サーボ情報のエラー品質が良好な磁気ディスク媒
体のみをスピンドルに組み込むので、磁気ディスク装置
宛威後の、サーボ情報のエラー品質が不十分であること
による不良率が極めて低くなり、該不良によって生じる
損失コストが極めて小さくなる。

その結果、高品質の磁気ディスク装置を低コストで実現
することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の基本原理を説明する図で、（ａ）は
作業手順を説明するフローチャート、（ｂ）（ｃ）は（
ａ）の作業手順を概念的に表した図、第２図は、実施例
を説明する図で、（ａ）は書き込み装置を説明するブロ
ック図、（ｂ）はサーボ面サーボ方式のサーボトラック
を説明する図、（ｃ）はデータ面サーボ方式のサーボセ
クタを説明する図、 第３図は、書き込み装置の全容を説明する図、第４図は
、従来のサーボトラック書き込み方法を説明する図で、
磁気ディスク装置のケーシングを、磁気ディスク媒体の
回転軸に沿って切断した断面図、である。 図において、１は磁気ディスク装置、２，２ａはサーボ
情報書き込み装置、３は回転角検出器、４は装置搭載部
、５はレファレンスヘッド駆動装置、６．６ａはスピン
ドル用モータ、７はスピンドル用モータの回転軸、８，
８ａはスピンドル、９は磁気ディスク媒体、９ａはサー
ボ情報を書き込んだ磁気ディスク媒体、９ｂはサーボ面
サーボ方式用のサーボディスク、９Ｃはデータ面サーボ
方式用の磁気ディスク媒体、１０はアクチュエータ用モ
ータ、１１はアクチュエータ用モータの回転軸、１２は
キャリッジ、１３は磁気ヘッド、１３ａはサーボ情報書
き込み用磁気ヘッド、１４はケーシング、１５は開口部
、１６はレファレンスヘッド、１７はチャック、１８は
アクチュエータ、１９は保持台、２０はサーボトラック
、２１はサーボセクタ、２２はデータセクタ、をそれぞ
れ示している。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 磁気ディスク媒体に記録したサーボ情報に基づいて磁気
   ヘッドの位置を制御し、該磁気ヘッドを所定のデータト
   ラック上に位置決めする磁気ディスク装置において、 先ず、磁気ディスク媒体が単板の状態でサーボ情報を書
   き込み、 次に、前記サーボ情報の書き込みが完了した磁気ディス
   ク媒体を、磁気ディスク装置のスピンドルに組み込むこ
   と、 を特徴とする磁気ディスク装置のサーボ情報書き込み方
   法。